MICROSOFT PROJECT

ジャンルを『CanCanがらくたミュージアム』に入れようかと迷ってしまった... 先日から狭い部屋を少しでも片付けようと古いソフトウェアのパッケージも含めガラクタの処分を進めているが、色々と思い入れのあるもののあってなかなか捗らないのだか。
「MICROSOFT PROJECT」このパッケージを見て頷ける方は... 1985年当時、マイクロソフトの代理店として言語製品とコンシューマ向けアプリケーションとしてマルチプラン(今では表計算ソフトと念を押さなければならないか)を売っていた「アスキー」のパッケージである。 いわゆるプロジェックト管理ソフトで、当時から生産管理関連のソフトウェアに関わっていた私は、興味津々で飛びついて、結局使いこなせず、製品そのものも泣かず飛ばずといった感じだった。 ちなみにPC9800シリーズ用で必要メモリは256KB以上(キロですよ)、\58,000也、マルチプランも同じ価格だったろうし、「一太郎」?が4万円で話題になった頃では。


その後忘れられてしまった様な「Microsoft Project」、アスキーとマイクロソフトが手切れ、Windows95の時代になって「Microsoft Project 95」として復活、その後も「98」「2000」?とバージョンアップだけは続いているのだが...
 MSに行って当時は部長だった東貴彦から相談があって「Microsoft Project」が売れないで担当部署も困っていると云う。 本来はエンドユーザーアプリケーションなのだが、操作そのものより運用ノウハウを持っている人間が少ない。 MSのセールストークが日本で本来この手のソフトに興味を持っている人を見据えていない、しかし生産管理分野ではプロジェックト管理はカスタムアプリケーションに組み込んだ方が得策では、なんてエラそうな意見だけ伝えておいた。 本でも書くなら出版社紹介するよと云ってくれたが、自信も無いし、正直使いこなせていないし、回りに適当なテーマもなかった。


しかし今もバージョンアップは続けちゃんとマシンにはインストールされている、初代の頃と比べると格段に機能も向上し、サーバーとの連携までできるののだが、大規模なシステムでこいつをフロントエンドとして使おうとするデータのカスタマイズにどれ程の労力が... で個人的には客先には紹介はしても勧めない、カスタムアプリにガントチャートを出せるOCXを組み込んでやった方が余程商売になるし世話もかからない。 で20年の間愛着すら持って見守り続けているこのソフトは今もはばたかない。


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