MOの行方

 MOすなわち光磁気ディスク、最近はめっきり影が薄くなってしまい、ドライブもメディアも生産から撤退するメーカーが続いた。 第一価格的にもブルーレイのドライブもメディアも変わらなくなりつつある。 ところがしっかり今も愛用して頂けるクライアントがいるもので、それも至って環境の悪いNC工場のCADCAMのデータ運用用としてである、読み書きでエラーのでてくるドライブの交換依頼が年に1,2台、お買い上げ頂けるのだから有難い話だが... サーバーでのデータの一元管理だとかDNCだとかを20年来やってきたので、以前から話はしてたがラチがあかない。 せめて現場ではUSBメモリにでもと話をするのだが、紙テープ以来の伝統か目に見えて管理ができてメモ書きもできる、どうにもMOの使い勝手の良さが手放せない様である。

 ドライブ交換とともについでに中も外もドロドロのマシンを掃除してあげるのだが、立ち上げてみるとBeep音5発を発して起動しない、メモリエラー也、まぁこんなマシンをゴソゴソ触って良い事があろうはずもない、幸いメモリを差し直してやったら見事に起動したが、リスキーな仕事である。

このHPのマシン、もうリースアップして格安で延長しているが、結構スペックが良いので既存ソフトまだまだ使える。 今提案しているのは、防塵性能の高いケースに組み直し、内圧が高めになるエアーフローにしてMO前面からのホコリの吸い込みを押さえれば、良くなるのではと... ソフト的にもこのクラスXPマシンを大事に使い続けたいと思惑もあるし、さて...

 

 

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「MOの行方」への2件のフィードバック

  1. 僕は仕事でMOをよく使っています。
    先日、家電量販店にディスクを買いに行ってびっくりでした。
    ほとんど置いていません・・・
    ショックでした。

  2. dendenさんこぶさたしてます。
     個人用よりもCADCAMやデザイン関係の業務用として結構使われていたのですが、今では家電量販店の店頭からは姿を消しつつありますが、いわゆる企業向けの文具通販(ASKULやKawnet)のカタログにはちゃんと載ってます。
    MOが普及したのは日本だけって感じもありますが、ZIPやJAZも衰退しましたからね。
    OS標準で安価な光メディアを書き込みできる時代ですから衰退するのは...

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