紀伊半島ツーリング 2018秋(2日目)

国道169号旧道 新宮市熊野川町九重にて

  予報に反して未明まで雨が降っていて、9時過ぎまでのんびりしていた割にはテントを乾かしきれずに、濡れたまま袋に押し込む事に。ただずっと曇り空だった昨日とは異なり、今日は青空の一日が期待できそうです。
 ヤマザキストアで飲み物と菓子パン、それに今回はサイドバッグに多少のゆとりがあるので北山村特産のじゃばら製品のお土産を仕入れてR169を西へ、この先R168に出るまで何も手に入らない、確か四滝辺りまで行ってやっと自動販売機があった様な、従って夏場は注意。
 「おくとろ公園」を出るとR169は暫く1.5車線の隘路となります、小森ダムがある辺りがピークとなっていて小森トンネル(260m)を抜けると、木々の間から見える北山川の風景はダム湖から渓谷に一変します。
 暫く下ると展望台になっている四阿がある三叉路に出ます。おくとろ道路ができるまではR169は此処で行き止まりになっていて、初めて北山村へ来た30年程前には北山川べりにある小松集落に架かる吊り橋を渡って対岸の三重県側に渡るしか道はありませんでした。写真右は1988年に完成した小松トンネル。
 小松トンネル(734m)を抜けると奈良県十津川村になるのですが、続く有蔵トンネル(306m)、東野トンネル(1,389m)を抜けてようやく他の道と繋がります、ここまでが従来は車の通れる道のなかった部分で、この区間が供用されたのは1996年になってからです。右折すると玉置山、左折すると瀞峡へ行く事ができます。カフェとして営業を再開した瀞ホテルを覗いてみたかったのですが、時間も早いですし今日は定休日でした、
 葛川大橋を渡ると再び和歌山県(熊野川町→新宮市)となり、2008年に供用された瀞峡トンネル(2,049m)、玉置口橋、玉置口トンネル(138m)(写真)、竹筒トンネル(967.8m)を経て再び奈良県へ。
 十津川村竹筒でR311と合流し、2015年に供用された葛山トンネル(699m)で再々度和歌山県へ。旧道がトンネル上に見えます。しかし県境の蟻越峠とかは難所でしたが、これだけの高規格な道路が必要だったのでしょうかね、竹筒以東のR169の交通量を考えると些か疑問です。
 九重トンネル(367m)を抜けると川幅の広く穏やかに流れるな北山川を見ながら走ります。
 四瀧トンネル(1,212m)ではいつも川べりの旧道を行きます。ここで「自撮り」に挑戦してみたのですが、どうにも明暗差が大き過ぎて上手くは行きません。
 1205 宮井大橋に到着、ここからR168となります。スタートが遅かった事もありますが、今日の予定の1/4を走っただけとは、先が思いやられます。ただキャンプ支度の強みでいざとなれば何処でも店を拡げるさと云う開き直りも。
 請川から大塔川沿いの県道241号静川請川線へ入り川湯温泉へ、8月の台風20号の被害が大きかったそうですが、道路は通行できるまでには回復して、公衆浴場も営業しています。

 R311に入ってから小広峠まで5つのトンネルがあるのですが、交通量が多い割りに何れも旧いトンネル、できるなら旧道を経由したかったのですが、旧道が通行止めだったりと迂回できたのは皆地トンネルと大瀬トンネルだけ、結構川沿いの雰囲気の良い道があったのですがねぇ。写真は皆地トンネルの旧道区間、かなり荒れています。
 旧道峠へあがる余力も時間もなく小広峠のバス停に辿り付いたのが1520、そのまま新道を近露へ下り、逢坂峠に向って再び登り返します。

 1548 今回2つ目のポイント「道の駅 熊野古道 中辺路」に到着。
 逢坂トンネル(1,402m)を抜け延々とR311を走り、次のポイント「稲葉根王子」に着いたのは17時、暗くならない内に田辺はおろか白浜へも辿り着くのは無理な時間になってしまいました。無理に海岸まで行った処で目当てがある訳でもないので、富田川沿いで適当な野営地を探すのが一番賢そうです。一旦少し手前のコンビニまで戻って必要なものを調達しておきます。稲葉根王子跡と道路を挟んだ川岸には水垢離場跡があってスペースがあるのですが、些か民家が近すぎます。富田川左岸の堤防は道路が続いていて主に通学路になっているのですが、暫く行くと河原がスポーツ公園の様になっていて四阿やトイレがあるのですが、その途中に県道219号下川上牟婁線の岩田橋が架かっています、下流にも生馬橋とかR42の郵便橋とかあるのですが、県道と云ってもこの岩田橋の下が一番静かなのは間違いないはずです。結構死角にもなっていてゲートボール場のベンチとかもあって、今夜はここにゲリキャンと決定。本日の走行85.1キロ。

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「紀伊半島ツーリング 2018秋(2日目)」への1件のフィードバック

  1. Manohiroと申します。
    ブログランキングから訪問させて頂きました。

    紀伊半島はいいですなあ。

    私は、五条から紀伊田辺まで走ったことがあります。

    奥深い良いところですなあ。

    今後も訪問させていただきます。
    応援、完了しました。
    よろしくお願い致します

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