野迫川~奥千丈キャンプツーリング(3日目)

奥千丈林道 十津川村杉清

 標高1,000m超とは云え昨夜同様、特に寒い思いをせずに休む事ができたものの、1日目の高野山への無理が効いたのか疲れが残ったままの案配、それに明後日4日目のお天気が思わしくなく、その日の夕方までには帰らなくてはならないのに、奥千丈林道をR168まで走り抜けても何処まで足を進められるやら、「自撮り」の為に積んできた様なミラーレスの予備バッテリを忘れてきて、思い通り行かないかも知れないし、さてどうしたもか。現在地は有田川流域と日高川流域の源流部ですから、余裕で有田や御坊に下る事ができます、もし輪行袋を持ってきていたら「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」の残りのポイント巡りをして楽に帰途に就けたのにと。
 奥千丈林道への入り口は「道の駅 ごまさん」の直ぐ手前にあります、ここから林道と県道を継いでR168に合流する川津まで40キロ、標高差800m程の下り基調とは云え幾つかの登り返しがあり、護摩壇山を出ると30キロ余り人家はなく補給も困難です、三田谷から三浦にかけては熊野古道小辺路と並行するので民宿とか自販機が1台あるのですのみです。現在では全線が舗装されていますが、落石片や道路の傷んだ部分も少なくありません、最近は軽装備のロードバイクで林道を走る人がいますが、気軽にソロで走る様な処ではありません。
 私が奥千丈林道を自転車で踏み込むのは今回は3度目、最初は1994年、そして2度目は2016年7月にRRCBのメンバーとランドナーで走りましたが、7名中5名がパンクの憂き目に、
  2枚の写真は1994年当時の奥千丈林道、県道となる30キロ近い先までガードレールも整備されていないダートが続いていました。ARAYAのMuddyFoxで護摩壇山から川津大橋まで3時間余りで走っていますが、当時40歳とは云え無茶をしたものです。
 護摩壇山から望む奥千丈林道、伯母子岳に繋がる稜線沿いに見え隠れしています。
 伯母子岳登山道の分岐まで十津川村と野迫川村の稜線沿いを行きます。DMC-TZ85で「自撮り」に挑戦してみますが、1秒間隔のインターバル撮影ができますが、撮影開始を何秒後からと云う設定ができず、何時何分と云った時刻指定か即時開始のいずれかの方法になってしまいます、バルブ機能を使って連写なんて技も使えません(この辺りの蘊蓄はSelfy Photo「自撮りのすゝめ」でどうぞ)。元はタイムラプス撮影の為の機能ですからね、ですから連続した静止画を動画にする機能が備わっています。
 標高1,200m超とあって落葉樹は葉を落としているものが多くて、紅葉と云うよりススキが美しいです。
 スカイラインの分岐から7キロ弱で伯母子岳(1,344m)への登山道への分岐へ、平日ですが登山者と思しき車が駐車していました。
 標高1,100m位まで下った処でなかなか面白いポイントがあったので「自撮り」にトライ、林道脇の広場への進入路なのですが、周りのススキと背後の色付いた木々とのコントラストが面白いです。ただ雲が多くなってきてなかなか背後の木々に陽射しが入ってくれません。15分位待ちましたかね、方角的にはもう少し遅い時間が良いかな。
 標高1,000m辺りから見上げる神納川の深い谷。
 標高840m辺りまで下ってきて「自撮り」も兼ねてお昼の休憩。
 奥千丈林道は全体的には十津川に向かって下り基調ですか、幾つか登り返しがあります。まずは標高で70m程ですが、これが結構堪えます。

 

 2つ目は東又谷、ここでも70mばかり登り返しがあります。
 スカイライン分岐から約23キロで唐突に奥千丈林道の起点の標識が、ここから県道733号川津高野線となります、この県道は昨日通った野迫川村大股からここまで未開通の県道として設定されています。十津川村営バスの杉清停留所、1日3往復設定されているのですが三田谷からこちらは「予約運行」となっていて申し込まないとバスはやってきてくれません。
 16時過ぎに無事に風屋ダム湖のかかる川津大橋まで下ってきました、R168に出た処で食料を調達、食料と云ってもパンとカップ麺程度のものしかありませんが。ここまで出遭った車は数台、R168を走る車が多く感じます。
 何処まで走れるか判りませんが1645に川津を後に17時過ぎには谷瀬の吊り橋のある上野地へ、すっかり暗くなります。国道の温度表示が15℃を示していますので、11月としては暖かいですね。
 五條市域に入って1830には猿谷ダムへ、トイレの横に結構広い休憩所があります、見回りにきたダムの人に了解を貰えたので、ここで暫く休む事に。いつまで休むかは雨雲レーダーの予報次第と云う事で。本日の走行63.9キロ。

 1日目 2日目 3日目 4日目 おまけ(装備篇)

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