「「轍」」カテゴリーアーカイブ

どこがポタやねん「奥河内グルメポタ」

千早駅裏「大地の里 友邦」にて

 QCRの方でなにやら「奥河内グルメポタ」なる企画が持ち上がったので参加する事にしたのですが、コースについては柏原市役所前に集合した後、千早赤阪村界隈まで往復すると云う事位しか把握していません、TSRで行こうかななんて御仁もいる事ですし、タカを括っていたのです。ポタなら久しぶりに延陽伯号も良いかな、流石に柏原市役所まで往復自走は辛い、でも輪行も邪魔くさいし、なんて考えていたら休憩に考えていた喫茶店か何かがお休み、お天気も良さそうだし、だったら外でやろう、ほな火器や水やら準備せなアカン。と云う訳で結局はキャンピング装備から武装解除しかけていたasuka号で出かける事になってしまいました。

  そうこうしていると参加を予定していた隣町のつっちーさんから一緒に走って行こうとのお誘い、先日に続いて八木札の辻で7時半に落ち合う事に。
 合流後、関屋(田尻峠)経由にするか亀の瀬(王寺)経由するか悩んだものの、なんとなく飛鳥川沿いの自転車道経由で王寺に向かいます。ほんと気持ちの良い朝です、写真右は大和川べりに出て関西線の踏切にて、沈下橋をバックに。
 9時には待ちあわせ場所の柏原市役所前に、京都組が既に車で到着しています。7月から柏原市役所の改築工事が始まっていて、完成は再来年(2021年3月)とか、そのせいで駐車場が狭くなってしまっています。
 そんなこんなで長時間車を停めておくのも顰蹙ものですので車を移動する算段を、来月には年末恒例の「石川ポタ」もある事ですし、車載組は予め考えておかなくてはなりませんね。
 1015 どうにかスタート、石川沿いの八尾河内長野自転車道線(南河内サイクルライン)を南下します。

 

 早速一度目の休憩、この辺り「石川ポタ」と変わらないペースです、今日はサンジェが3台。Photo : UG兄氏
 続いてサイクル橋でも休憩。
 サイクル橋を渡り石川べりを離れると土地勘がないのでひたすら着いて行くだけ、なにやら旧道とおぼしき道を徐々に登って行きます。

 

 国道309号を跨いで広域農道と思しき道に入ると斜度が凶暴に、「グリーンロード」って界隈のローディの練習コースちゃいまんの(*_*)

 

 「ラ・フォレスタ」大阪府森林組合がやっているショールームを兼ねたカフェかな?の前で休憩

 

 凶悪なアップダウンはまだ続きます、しかし復活したばかりのなおちゃんの元気な事。国道310号に出る頃には迷子になってしまい、GoogleMapで千早口駅へのルートを確認する始末。
 1245 南海高野線千早口駅裏の「大地の里 友邦」に到着、グルメって地元のあばさん達がやっている野菜とか売っているお店でお弁当やないですか、まぁ若者向けやないけど美味しくてリーズナブルだから文句はないか。
 千早口からはお馴染み南海の廃線跡と高野街道で帰途に就きます。1984年(昭和59年)の複線化までこんな処を走っていたのです、当時は堺に住んでいて和歌山線のSLを撮りに橋本まで高野線を利用したので、何となく記憶が残っています。
 河内長野でショコラさん御用達の「天野酒」へ。
 自転車道に戻って右岸の秘密のポイントへ。要するに火器や水の入ったフロントサイドをぶら下げてグリーンロードをハアハアしてぐるっとまわってきただけなんです。
 陽の傾き始めた自転車道を急ぎますが例によって次の休憩が、暗くならない内に亀の瀬を通過したいのでつっちーさんと私はここでお別れさせて貰います。
 飛鳥川まで来た処でつっちーさんともお別れし大和川沿いの道を桜井へ急ぎます。写真は田原本辺りから見る二上山の夕景。本日の走行118.2キロ。


 なお集合写真を含む写真をアップしております「CanCanHomePage」の「BICYCLE」→「TOURING REPORT」→「2019」からご覧下さい、参加の方は再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧頂けません。ログイン名は’2019’、パスワードは2019年CanCan謹製卓上カレンダーの裏側右下の4桁の数字です。

秋の齋藤電鉄氏迎撃サイク(2日目)


京都八幡木津自転車道を行く

 2日目は氏が投宿している八木町の近く八木札の辻がスタートです。春は桜井から山之辺道と上ッ道(上街道)をご案内しながら猿沢池までご一緒したのですが、今回は下ッ道(中街道)を北上する事に。ここは下ッ道は横大路(竹内街道~初瀬街道)が交差していて、元の旅籠の東の平田家が「八木札の辻交流館」として公開されています。
 上ッ道も下ッ道も奈良盆地を南北に結ぶ古代官道で、多少のルートの差はありますが、近世には上街道、中街道と呼ばれる様になり、現在の国道169号と国道25号のルーツでもあります。なお中ッ道は失われてしまっています。
 春もこの宿だったのですが、橿原市では「宿泊割引キャンペーン」とやらをやっていて、市内の何ヶ所かの宿が割引になるとか、残念ながら今回は割引期間ではなかったのですが、次回は2019年11月25日から2020年2月29日宿泊分までだそうです(予算に達し次第終了)。
 下ッ道を暫く北上しますが、ルートとしては途中で失われているのと、平日の朝方は地元の車が狭い旧街道を行き来するので、大和川に出た処から大和郡山方面へ、三郷橋から京奈和自転車道へ入ります。名前は立派ですが佐保川べりの数キロが自転車歩行者専用道として供用されているだけで、あとは既成の自転車道の焼き直しに一般道にペンキを塗っただけのお粗末さ、京都府や和歌山県の整備状況とは比べ物になりません。
 筒井付近から下街道へ入り、郡山市街へ進むと古くからの商店街である柳町通りとなります。以前は「金魚電話ボックス」が話題のスポットだったのですが、著作権侵害騒ぎで撤去されていまいまいました。
 奈良と云えば歴史のある古刹巡りなんでしょうが、大和郡山は戦国時代以降に発展して「金魚とお城の町」、時間調整を兼ねて、ちょとディープなポイントを巡ります、まずは源九郎稲荷神社に立ち寄ります。
 奈良三大遊郭の一つだった洞泉寺遊郭に残る「旧川本家住宅」、現在は「町屋物語館」として保存されています。
 再び柳町通りに戻り北へ、大和郡山市役所に突き当たった角にある本家菊屋で「城之口餅」を頂きます。
 大和郡山を後にし奈良口から秋篠川沿いの奈良自転車道へ、来春に向けて解体修理中の薬師寺東塔の覆いの撤去工事が始まっています。

 三条通りに出た処で国道308号を東へ、みやと通りに入って平城宮址の真ん中を抜けて歌姫街道を北上します、狭い割りに車が多いのですが南側からは歌姫峠で楽に京都府側に越える事ができます。
 10時過ぎには木津川べりの京都八幡木津自転車道へ。
 追い風に乗って自転車道を北上します。
 向こうから手を振ってやってきたのは地元のMさん、2台目のロシニョールロッシンで登場です。齋藤氏とはFacebookで友達だそうですが、リアルには初対面とか。
 自転車道は京田辺市で近鉄京都線をアンダークロスしますが、タイミングを見計らっていると、やってきたのは特急でした。
 木津川流れ橋(上津屋橋)は先日の台風で流されています。
 奈良三条通りのコンビニで調達しておいた弁当でお昼にします、ただ私は夕方までには戻らなくてはなりませんので、ご一緒できるのはここまで、
 1220 齋藤氏と再会を約束して自転車道を引き返します、Mさんに云われた様に案の定帰りは向かい風、巡航速度5km/hは違います、気持ち良さそうに走るトライクに抜かされてしまいながらも、どうにか 1330 には木津へ。
 いつもなら奈良阪を越えるのですが、今日は橿原へ戻らなければならないので、関西本線沿いに越えます、京奈和道沿いで工事をやっていて東側に迂回させられる事に、迷走の挙句に不退寺から佐保川べりに抜けますが、京奈和自転車道でも何でもお題目は何でも構いませんが、この辺り判りやすく整備して貰いたいものです。それとサイドバッグでは通れない車止めも(写真右)。ともあれ陽が暮れる前には戻ってきました。本日の走行112.2キロ、齋藤氏来訪のおかげで久しぶりに800キロ台/月に。

アリオリ自転車部「笠置キャンプ」(2日目)

京都府相楽郡笠置町 笠置キャンプ場にて

 歳のせいか季節を問わず場所を問わず4時半前後に眼が醒めてしまいます、さて今日のお天気は… どうやら夕方位までは持ちそうな塩梅、慌てて撤収をする必要もなさそうです、「梅雨の合間の野外宴会」と題した今回のキャンプ、合間どころか未だ梅雨入りもしていません… と考えながら二度寝。
 自分では何も作らないうちに朝食?を済ませ、撤収開始。アリオリ自走組は岩船寺の紫陽花が身頃とかで、そちらと奈良阪の少年刑務所跡と植村牧場を回って帰途に就くとか、大阪から何度もキャンプ装備で東吉野村(当時)の「月うさぎ」へ来られているのですが、相変わらずパワフルです。今回キャンプ装備の自転車は6台、私(写真右)を除けはクロスバイクやMTBにオルトリーブと云う今風スタイルです。
 0845「笠置キャンプ場」を出発、安い、予約が要らないが充分なキャパ、日帰り温泉が近くにある、近所で買い物が出来る(対岸の国道に出ますがローソンまで1.8キロ)とロケーションの良さで人気なのですが、ただサイクリストには悪名高いR163を走らなければならない事が、と云う訳で時間が許せばす南(山)側からのルートを利用しています、柳生へは府県道4号笠置山添線、奈良市街へは府県道33号奈良笠置線がありますが、前者はかなりの激坂が続きますので、遠回りですが白砂川沿いに県道33~173号(但し悪路)~R369と経由するのがお勧めです。
 岩船寺へはR163で加茂まで行き浄瑠璃寺経由で登るのが一般的ですが、府県道33~47号を利用して山(裏)側から行く事ができ、さらに安郷川に沿った渓流沿いの道をご案内する事にします。(写真左 : 竹元さん)
 一応舗装はされていますが、荒れていて部分や木っ端が散乱していますのでロードバイクには不向きです。
  それでも須川からの激坂をパスできて、夏には快適な森林浴ルートです
 奈良市北村町の集落に出て処分場のある峠を越えるとミロク辻、ここで岩船寺へ下る皆さんとお別れです、2日間お世話になりました。
 県道33号とR369を継いで奈良市街へ下り、上街道をひた走り、お昼前には帰宅する事ができました。本日の走行37.4キロ。
 来週はまとまった休みが取れるので紀伊半島方面へキャンプツーリングへ行きたかったのですが、さすがにそろそろ梅雨入りしそうなので少々難しそうです、現在サイドバッグのリニューアルを企てていて、色々と手を入れながら20年近く使ってきたオーストリッチS-5サイドバッグでの4サイドスタイルは今回が最後になりそうです。

 なお集合写真を含む写真を順次アップしております「ツーリングの記録」→「2019」からご覧下さい、参加の方は再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧頂けません。ログイン名は’2019’、パスワードは2019年CanCan謹製卓上カレンダーの裏側右下の4桁の数字です。

信楽~伊賀上野ツーリング

御斉(おとぎ)峠にて

 今月はお天気と休みの巡り合わせが良くて既に走行1,300キロ/月超、さて今日30日はお天気も良さそうで何処へ行こうかと考え、Facebookで募ってみた処、F1氏が釣れましたね。ただ「ここ数ヶ月、ほとんど自転車に乗れておりませんし、乗ったとしても、坂道をパスしたユルユルなコースばかり… 手柔らかなコースでしたら、ご一緒させていただきたく思います(^^)」とか何とか、ブルベ400ライダーにそう云われてましてもね、和束のローソン合流で信楽から御斉(おとぎ)峠を越えて伊賀上野なんて如何と提案しましたら、「承知しました! では、8時半までに到着できるよう頑張ります!? 加茂あたりまで輪行も視野に入れて…よろしくお願いします」と約束成立、私も和束まで自走してぐるっと回って帰ってくれば約140キロ、なかなか良い距離になります。

 和束から信楽は先月にもキャンピングで走ったばかり、40キロ程の距離、余裕をみて5時台にスタートします。先週からの季節外れの猛暑と云っても早朝は結構寒くて、さりとて昼間の温度を考えると厚着もできず、ロードでは余計な荷物も持ちたくありません、ほんとこの季節はウェアの選択が難しいです。いつもの様に上街道を北上しますが、温まるまでと天理~奈良と頑張りますと、えらく早く奈良に着いてしまいました、暫し奈良公園で時間調整をば。既にご出勤している鹿どもは、餌をくれる輩かどうかちゃんと見極めができるかして、ちゃんとシカトされてます、なおヴィンディングシューズで踏まぬ様、地雷にはくれぐれもご注意をば。
 のんびりと奈良阪を越え、大仏線跡から木津川河畔へ出て恭仁大橋を渡ります。井平尾から府道5号木津信楽線に入りますが、さすがに平日のこの時間帯は車が多い様で、8時前には約束のローソン和束南店に到着しますが、既にF1氏は到着済、始発を乗り継いで輪行で来たのかと思いきや、大阪から約60キロ自走との由、おいおい。
 「アリオリ組」にも声をかけておいたので、約束の時間までイートインコーナーでマチカフェしますが、平日ですし他に付き合って頂ける物好きは居ない様です。ところで期せずして今日はF1氏のバースディなんですね、もう10数年のお付き合いになるそうですが、Facebookからのお知らせの画像がこれ、2007年7月ですからなんと懐かしい事(写真中央はtantanさん、ご無沙汰してますが、お元気にされてるのでしょうかね)。
 さて8時半ぴったりにスタートし、まずは信楽へ、加茂から信楽への府県道は近隣に限らずサイクリストに人気のコース、R307に比べて車が少なく、特に湯舟の清水橋以東は神山口までは更に車は少なくなります。清水橋の少し先の小杉までは奈良交通の路線バスがやってきますが、最盛期は奈良から水口まで結んでいた国鉄バス近城線の名残ですね。さて今日は「車の少ない道を縫ってのんびり走ります」がコンセプトですので、府県境まで茶畑が続く中の緩やかな登りを20km/h前後のペースでゆったりと行きます、信楽和束~信楽 (スライドショー5枚)。
 ちょっとちぎれたり、2,3台のローディに抜かされたりしながら、無名の京滋県境の峠を跨いで信楽へ、コースから少し外れますがせっかくですので信楽駅へ。
 先月21日にも立ち寄ったばかりですが、お馴染み巨大狸が出迎えてくれます。しかし50年近く思い出の多い駅です「古いネガから(1971年2月7日)」
 信楽~御斉(おとぎ)峠 (スライドショー5枚)、信楽から伊賀上野へは県道138号信楽上野線が一般的ですが、小峠の手前のだらだら登りが鬱陶しいので県道334号神山多羅尾線を行きます。信楽からは信楽高校の前を越えて大戸川沿いに殆ど国道を走る事なく神山へ抜ける事ができ、県道に入ると離合困難な1車線路もあるため殆ど車はやってきません、但し通行止になる事が多いので、道路情報要確認。
 「徳川家康伊賀越の道」御斉峠は本能寺の変の折に徳川家康が遁走したルートとして知られる道、司馬遼太郎の「梟の城」の舞台にもなった伊賀甲賀を分ける峠でもあります。「信楽代官所 仕置場跡」(刑場跡)の案内も、実は「月ヶ瀬村女子高生殺人事件」の死体遺棄現場だったりもします。 滋賀三重県境の御斉峠(570m)に到着、県道の峠は眺望は悪いですが、少し伊賀市側に下ると上野盆地を見渡せるポイントがあります。余談「御斎峠なのか御斉峠なのか」。

 標高差400m超の峠を下り伊賀(上野)市街へ、そろそろお昼前ですのでJR駅前近くの「伊賀路」へ、私の仲間では色々と伝説の多いお店、久しぶりに「牛タンとろろ」を頂きます。

 国道を避けて伊賀(上野)市街の旧街道を縫って走ります、写真は名阪国道と伊賀鉄道、猪田道駅近くから木津川を渡ります。

 

 長閑な上野盆地の田園風景の中を、近鉄大阪線伊賀神戸駅付近からは県道57号上野名張線に入ります。名張までは初瀬街道(阿保越伊勢街道)をなぞったルートで、そのまま赤目、三本松、大野と旧街道を継いで走り、室生ダム湖畔から榛原へ抜けます。伊賀市~室生ダム湖畔 (スライドショー10枚)。
 F1氏とは女寄(みより)峠を下って桜井でお別れしますが、大阪市東住吉区から走って既に2府3県を走っている訳で、橋本経由で2府4県走破になるよと炊きつけてみたのですが、さすがに柏原経由で帰途に就いた様です(写真参照)、200キロに後一息だったのですね、40云歳のバースデー・サイク、無事に有意義に過ごされてなにより。さて私のほうは本日の走行149.9キロ、1,500キロ/月まで後9.6キロです。

「美山川酒池肉輪会」キャンプツーリング(2日目)

大阪、奈良、滋賀から自走の3人 Photo : 鈴鹿のあびさん

  キャンプの朝
 すっかり明るくなった6時過ぎにようやくテントから這い出してきて、皆さんの朝食をつまみ食いしながら撤収を始めます、お天気は予報に反して良い様で朝の陽射しが眩しいです。一応は今日帰途に就く予定ですが、明夕までに帰れば良いので、昨日niwa-chanさんが走ってきたルートが魅力的なので、佐々里峠~久多(能見)峠と逆に走り滋賀県に出てもう1泊、それも明日からは工事通行止になるとか、なんてプランも考えてみたのですが、明日も天気が持つかどうか、やはり帰路はR162周山街道しかなさそうです。
 syokoraさんとniwa-chanさんはせっかくだからと「かやぶきの里」へ寄ってから帰途に就くと云う事ですので、道の駅「美山ふれあい広場」までご一緒する事に。
 0842 自走組は出発です。(写真左 : shokoraさん)
 道の駅「美山ふれあい広場」にて。
 美山を出ると分水嶺の深見峠、2001年9月に供用された深見トンネル(1,034m)を通るのは初めて、旧道トンネルは閉鎖されているとの事ですが、しっかりしたゲートがあって旧道へすら入れなくなっています。
 北上してくる車や単車に混じってロードバイクの多い事には驚かされます。こちらは時間的に南下する車は少ないのが多少の救いですが、美山はともかくとして車の排気ガスと単車の爆音の中、走りにくる様なルートなのでしょうか、向かい風の中、10時半には道の駅「ウッディ京北」に到着。
 栗尾峠の下に開通した京北トンネル(2,313m)、こちらも初めて通りますが広い歩道があるとは云え延々と登らされます、トンネルと云うより斜坑と云った方が良い様な。京見峠への分岐を過ぎた処で中川トンネルを避けて清滝川に沿った旧道へ、今の周山街道で唯一ほっとできる区間かも(すみません写真がありません)。
 高雄からの登り返しをこなして12時過ぎには御経坂峠に到着、周山街道最後の峠です。鳴滝本町でR162と別れ南下、太秦駅映画村の前を通って桂川に架かる上野橋北詰に出ます。
 上野橋では京都八幡木津自転車道は対岸(右岸)を走っていますので、暫く左岸の一般道を走って桂大橋で自転車道に入りますが、ここから再び風に苦しめられる事に、1358に御幸橋の「さくらであい館」に到着、土曜とあってローディの多い事、4サイドは怪訝そうな視線を浴びます、海外からのサイクリストには日本の今風ローディは■■■■ーだそうなんですがね。
 流れ橋で「四季彩館」に寄り道したものの、木津についたの1638、30分は余計に掛かった計算です。奈良阪を越え上ッ道をひた走り桜井に辿り着く頃には暗くなってしまいました、走行118.9キロ、周山街道を走ってもストレスになるだけで距離は殆ど変わらない様な、それに向かい風のせいかAVSは15km/hを切ってしまいました。しかし今回も弾丸キャンツーになってしまった様な、のんびりキャンプを愉しむツーリングを愉しみたい今日この頃であります。

 1日目 2日目

syokoraさんのレポートはこちら

「美山川酒池肉輪会」キャンプツーリング(1日目)

京都府道443号佐々木京北線

 先週も2泊3日で滋賀までキャンプツーリングに行ったばかりなのですが、この週末は3月のカルディアに続いて美山で「酒池肉輪会」のキャンプです。ただ家族の事情でなかなか参加表明ができなかったのですが、ようやく前々日になって参加を決め、急ぎ準備を始めます。ここ2度ばかりフロント2サイドが続いていたのですが、実は4つのサイドバッグの内2つの巾着部分が解れてきて、さすがオーストリッチ品質、ただこいつは20年使っているので致し方ないかと(解れてきた2つは裏地が異なりロット違いの様ですが)、既にこのS-5は廃番で入手は不可能、間尺に合う適当なモデルもないし4つ揃える予算もなし、下手な針仕事で応急処置をしてとにかく使えるようにした次第。
 さて美山へのルートですが、一般的なのがR162周山街道、坂は仕方がないとしても、交通量は多いは長大トンネルがあるはと、自転車ツーリングには決して向いているとは云えないルートです、そこで過去何度か走っている嵐山から六丁峠と神明峠を越える府道50号京都日吉美山線とR477他を経由して向かう事にします。嵐山までは京都八幡木津自転車、その先は車の少ない道を選んで行く事ができます、最近では2007年7月に丹後由良まで走った折に利用しています。なお京都日吉美山線としては旧日吉町~旧美山町間の鏡峠部分が未開通のままです。

 まだ暗い3時過ぎに桜井を出発します。従来からナイトランや長大トンネル通過が想定される時にはサイドバッグにジョガーなどが夜間のランニング等に使っているいわゆるクリップライトを取り付けています、なかなか効果的で車が追い越し等で充分な間隔を取ってくれる事請け合います。赤、緑、青、白がラインナップされていますが、残念ながら黄色が無いようです。ただバッグによってどのように固定するかが課題になりますが。
 0443少し明るくなってきた県庁前を通過、鹿たちはまだご出勤前の様です。
 奈良阪を越えて0524には木津川沿いの京都八幡木津自転車道に入ります。
 東風が強くて殆どが堤防上の自転車道は少々難渋します。山城大橋で合流してきたロード、適当なペースなので引っ張って貰おうかと企んでいたら、風にあおられてハンチングを飛ばされてしまいます、結構速度も出ていますし、キャンピングでは咄嗟に目で追う事ができないものです。とにかくasuka号を土手に寝かせて飛んでいった辺りの斜面を探してみますが、これは見つかりそうにありません、汗をかく夏用にとAMAZONでポチった廉価品ですので早々に諦める事にします。流れ橋0638、御幸橋の「さくらであい館」0732と休憩をしながら自転車道は桂川河畔へ入ります。
 ただ雲行きが怪しくで雨雲レーダーを確認しながら前に進んでいる様な状況です、時々パラっと来ますが本降りになる事もなく、天気そのものは快方に向かっている様です。0901 嵐山着、観光客がうろうろしだす前に渡月橋を渡って嵯峨野を抜けたかったのですがね。ここまで73.5キロ、距離的だけは既に2/3を走っている事になるのですが、俄然道のりは険しくなります。この先いわゆるコンビニの類はありませんので、ローソンで軽くお昼になるものを調達しておきます。
 鳥居本から六丁峠へ、嵐山側は短いものの相当の激坂です、車さえ来なければと蛇行しながら頑張ってみますが、有難い事に来るんですよね、さっさと諦めて降ります、一旦降りると峠まではもう推すしかありません、六丁峠 1010着(正しくは下六丁峠だそうですが)。
 六丁峠は一旦清滝川に架かる橋の高さまで下ります、途中では嵯峨野観光鉄道(旧山陰本線)を見下ろす事ができるのですが、タイミング良くトロッコ列車がやってきてくれました、運転日でも1時間1往復ですから峠越えのご褒美ですね。
 保津峡駅への三叉路から再び登りが始まります、停まっていると肌寒い位の気温ですし、前回のロードの時の様に嵐山まで無理してない事もあってか、結構楽に水尾まで登ってきました。実は結構追い風に助けられていた様な神明峠(400m)の手前で南向きに回り込む辺りでしっぺ返しを食らう事に。
 1145 神明峠に到着、峠と云っても亀岡に下る愛宕谷林道での峠であって、府道50号は更に標高で100m少しだらだらと登らなくてはなりません。
 ここで終わりかなと云うのに何度もだまされてやっと標高513m程のピークとも云えない様な区間を通過します。
 R477と合流してすぐに南丹市域に入ります、古い石標には「丹波国桑田郡 山城国葛野郡」とあります。葛野郡は昭和23年に消滅してしまったので馴染みがありませんが、現在の京都市右京区の大部分と北区、中京区、下京区、南区、西京区の一部を含んでいました。
 神吉小学校跡前の北桑田郡神吉村道路元標も健在です。
 R477は神吉から府道50号と別れて北上するのですが、なにやら通行止の案内が、途中で分岐する府道363号宮ノ辻神吉線が崩土のため通行止と云うのははっきりしているのですが良く判りません、ゲートもないので入ってみると少し下って府道363号との分岐で両方にしっかりゲートが、R477側へ下りたいのですが、強行突破しても最悪登り返さなければならないのは辛いものがあります、ここで1303。
 結局諦めて日吉周りするしかありません、府道50号に入って日吉方面に向かいますが、ここにも通行止の案内が「日吉方面へは通り抜けできません」「京北町宇津方面通り抜け出来ます」、あまり土地勘がないだけにこの辺りの位置関係が今一つピンときません。結局は日吉ダムに殆ど沈んでしまった世木ダムの上流側まで下って理解できたのですが、日吉ダム方面へは行けないが、桂川上流の弓削川沿いに京都市道大向線をR477方面に抜ける事ができる訳です。
 結果的には数キロ遠回りしただけで府道365号中地熊田線~市道~府道443号佐々江京北線(写真上)と継いで 1435 には再び南丹市域(巻頭写真)に入る事ができました。無名の峠ですが鄙びた山道が心地良かったです。
 1505 府道19号園部平屋線の神楽坂トンネルへ、抜けると同じ南丹市でも由良川水系の旧美山町になります。

 

 嵐山を出てからお店とかのない処を縫ってきたのですが、貴重なヤマザキショップ、今夜の食料とか充分に準備してこれなかったのでここで調達しておきます。
 川西デポ、園部、日吉ダム経由でこちらに向かっているsyokoraさんも神楽坂トンネルの向こうまで来ているとの事ですので、ここで待ち構える事にします。1533 無事に合流、揃って今日の野営地に向かう事に。
 途中でH団長がお出迎えに、なおじ嬢のお出迎えをリクエストしてあったのですが、お昼から飲んで既に出来上がっているとか。
 1553 通称「たつやんランド」に到着です、本日の走行128.6キロ。滋賀県湖南市から自走のniwa-chanさんも花折峠~久多(能見)峠~佐々里経由で既に到着。
 「酒池肉輪会」恒例の…
 川西から60キロ余りを明石焼き用のたこ焼プレートと「燗銅壺(かんどうこ)」(野点でお酒を燗する道具)を積んで走ってきたsyokoraさんには脱帽、暗くなってからの事は良く覚えていませんです、ハイ(^_^;)。

 1日目 2日目

syokoraさんのレポートはこちら

滝畑ダムから蔵王峠

滝畑ダムにて

 今日はいつもとは趣の違ったコースを走ってきました。
穴虫峠で大阪府へ入り、滝畑ダムから源流部の蔵王峠(約560m)を越えて和歌山県へ向かいます。実は昨年度の「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」で道の駅「くしがきの里」を回るコースとして考えていたのですが果たせず終い、今年度「2nd Season」として始まったのでリベンジです。
 さて穴虫峠の県道703号香芝太子線は拡幅改良されてからは初めて、近鉄南大阪線と並行していて峠で線路をオーバークロスするのですが、横を電車が走っている割には登らされる様な。
  大和川の支流石川に沿って、毎年暮れの「石川ポタ」でお馴染みの南河内サイクルラインを行きます。しかし休日とあって河原や公園でバーベキューを愉しむグループだらけです。
 河内長野の市街を抜けて府道218号河内長野かつらぎ線へ、緑が眩しいです、そして藤の花も。
 滝畑ダムに来たのは2015年11月の「光滝キャンプ」以来になります。ダムの天端道路で右岸に渡ります、車が入れないので静かな事この上なし。ダム湖が終わる辺りで府道61号堺かつらぎ線と合流します。
 石川の流れは再び渓流となります、光滝キャンプ場を過ぎるとキャンプ客の喧騒はなくなりますが道の方は凶悪に、例のドーナツ型の滑り止めがされたコンクリート舗装の激坂が断続的に続きます、峠まで緩急があるのは良いのですが、ここのは些か極端過ぎます。ただれっきとした地方主要道、休日とあって物好きな車が数台やってきます。
 峠まで渓流沿いに登り最後の橋を渡り小さな切通を過ぎると和歌山県かつらぎ町となり「蔵王峠」と記した立派な案内板が立っています。せせらぎの音の聴こえる峠は他にもありましたが、先の橋はその名も「蔵王峠橋」、峠の名を冠した橋は他に例を見ないかと。大阪府側からは今回は2度目ですが、和歌山県側からは何度か登ってきていて、2009年に行った峠おやじナワールド氏の「二千峠達成記念サイク」もここと七越峠、鍋谷峠の縦走コースでした。
 蔵王峠からはそのまま下らずに、堀越観音への稜線沿いの道をさらに登ります。いつもは三国山から鍋谷峠へ下る道(ダートあり)を走っているのですが、今回は四郷の道の駅「くしがきの里」が目的地ですので、堀越観音から下る事になります。
 和泉山脈の南斜面、東谷を挟んで平集落を望む絶景です。

 

 道の駅「くしがきの里」へ下ると凄い人出に圧倒されます、やはり世間は十連休なんだ。「WAKAYAMA800 2nd  Season」最初のポイント獲得、その後は紀の川べりのサイクリングロードへ出ます。

 「紀の川 万葉の里」「柿の郷くどやま」と回って帰途に就くのですが、些か雲行きが怪しくなってきました。
 結果的には雨雲を追っかけて走っていた様で、阿太を越えたあたりから路面は結構濡れていたのですが、そこはそのマッドガード付きの強み、全く濡れる事もなく帰ってきました。本日の走行137.7キロ。

和歌山と石川 今年のスタンプラリー

 昨年度参加した2つのスタンプラリー、今年度も開催が発表されていますね。
 和歌山県の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」は2nd Seasonとして2019年4月27日(土)~2020年3月22日(日)の間に開催されます。昨年は8月1日スタートでしたから開催期間が3ヶ月以上長くなっています。

 ポイントは新たに「市民スポーツ広場」(和歌山市/紀北)、「いわで御殿」(岩出市/紀北)、「はなぞの温泉 花圃の里」(かつらぎ町/紀北)、「広川町立ふれあい館」(広川町/紀中)、「平佐館」(由良町/紀中)、「道の駅 Sanpin中津」(日高川町/紀中)、「道の駅 龍神」(田辺市/紀南)、「道の駅 紀州備長炭記念公園」(田辺市/紀南)、「えびね温泉」(白浜町/紀南)、「佐本渓谷(佐本公衆トイレ)」(すさみ町/紀南)、「道の駅 虫喰岩」(古座川町/紀南)、「小和瀬の渡し場跡」(新宮市/紀南)、12ヶ所が増えて、「稲むらの火の館」と台風禍で閉鎖され番外となった「道の駅 白崎海岸」が外れ都合55ヶ所ですが、山岳ポイント5ヶ所(従来通り)が分離して、紀北・紀中・紀南エリアの50ヶ所クリアでパーフェクト賞の抽選対象になる様です。しかし県外や近畿圏外からの参加者を考慮するとポイントがあまり増えるのも何だし、コースを考えるのに毎年同じコース取りになるのも面白くないので、継続的に行われるなら幾つかは年度替りにして減らす事も考えてほしいものですね。

 今年で4年目になる石川県の「いしかわ里山里海サイクリングルート」は同じく2019年4月27日(土)からのスタートですが雪国とあって11月30日(土)までの期間となっています。

 毎年増えてきたポイントですが、さすがに多いかして昨年と同じ内容の68ヶ所のポイントで行われます。
  昨年「能登半島キャンプツーリング」他で少し回って20ヶ所をGET、幸運な事に「エリアクリア賞(羽咋)」の抽選に当たりました。ところでWAKAYAMA800の方「パーフェクト賞」とかの資格はないのですが、いまだに当選者の発表がありません、ステッカーくらい貰えないかと待っているのですがね。

 と云う感じで今年も挑戦するかは決めかねているのですが、車を持っていない事もあり、少なくとも往路自走か輪行に拘る事には変わりはありません。ところでなんと参加料8,000円(オリジナルジャージが貰えますが)が必要ですが四国4県を舞台に「四国一周サイクリング CHALLENGE 1,000km PROJECT」のスタンプラリー行われているのです、エントリー後3年以内に29ヶ所(いずれも道の駅)のうち、愛媛県内3カ所以上・香川県内3カ所以上・徳島県内2カ所以上・高知県内3カ所以上の合計15カ所以上または四国4県を通過している500キロ以上のGPSデータ(TCX形式)の提出が完走証を貰える条件です。

参加料8,000円払って私の場合あまり着る事もないだろうロードジャージを貰って、和歌山や石川の様な賞品がある訳でもないのに、参加はちょっとあり得ないですね。まぁ四国一周1,000キロと云うのはなかなか魅力的なテーマですがね。
 3つの「轍マップ」からポイントのGPXデータをダウンロードする事が可能です。なお個人的作成したもので、内容の正確さを保証するものではありませんので、ご了承下さい。

平成最後の東吉野サイク

 先日の琵琶湖から帰ってきた時点で今月の走行距離は893キロ、予報では27日の天気予報が良かったので早駆けでロングライドを企てていたのですが、予報はだんだん悪くなってきて…
 朝まで雨が残るようなお天気になってしまい、ゆっくりとスタートする事に。ここ最近は毎月恒例でなくなってしまったのですが、定番コースの「東吉野サイク」へ、早朝なら散り始めている奥千本を覗いてからと云う案もあったのですが、自転車を置いて雨上がりの地道を歩いて行かなければならないので今年は諦める事に。
 まずは芋ヶ峠を越えて吉野へ向かうのですが、リアディレーラーの調整がしっくりいってなくてチェーンを落としたり、フロントバッグのマップケースにはさんでおいたハンチングを落として引き返したり、その上指ぬきのグローブを持ってきていて、下りで寒いやら冷たいやら、あまけに雨粒が…
 本降りにはならなかったのですが、吉野川沿いのローソンで軍手を買う事に、新品の軍手は仕上げ用の樹脂かが残っていて少々滑りやすいのですが、帰りのダウンヒルの事を考えると指ぬきグローブでは持ちません。
 やはり連休とあってR169の交通量は予想通り、いつもの様に左岸の県道39号五條吉野線を走って宮滝まで、R169を南下する車は多いですが、意外に東吉野方面への車は少ない様です。高見川の川面を渡るカジカガエルの声が涼やかなはずなのですが、些か寒々しいです。これからの新緑の季節の東吉野が一番好きなのですがね。
 この先雨の心配はなさそうなのですが風の強い事、その上冷たくてとても4月下旬とは。11時にはニホンオオカミ像に到着、お昼を予定している「よしの庵」に予約を入れておきます。
 小(おむら)にて、お馴染みの「麦笑」で大きなカンパーニュを一つ買って帰ります。
 高見川沿いに走って行きますが、これからの時期路傍に見かける白い花が「シャガ」。

 


 12時前に「よしの庵」に到着、いつもの「変わりご飯とのセット」をお願いしますが、昨年の「最後の月うさぎキャンプ」以来ご無沙汰していた様な… やはり美味しいですよね。こごみ、たらのめ、こしあぶら、季節ならではの山菜の天ぷらも最高。
 お昼を回り少し青空も見えてきたのですが、相変わらず風が強いです。

 

 木津(こつ)でR166と旧道を結んでいた橋の北詰の崩落、ようやく通れる様になってました、さて何処経由で帰ろうか。
 たかすみ温泉の前から染谷峠(713m)を越える事に。
 R369を榛原へ下るのも寒いだけなので、室生寺からダム経由で、意外に遠回りじゃないのです、ダムまで登り返す必要はありますが。栂坂バイパスの温度表示が5℃になっています、カメラを構えてりるうちに6℃になりましたが。
 石楠花の季節が始まったので人の多い室生寺門前をすり抜けて
室生ダムへ、先日とは反対の寒々しい湖面の風景です。
 すっかり緑色になった「猟路の桜」の並木を抜けて女寄を下り。ちょっと寄り道をしてから無事に桜井へ帰投しました、本日の走行114.7キロ。8ヶ月ぶりに月間1,000キロ超となりました。

琵琶湖へ (2日目)

大津市小松浜にて

 さすがに昨日の疲れで夜中に一度目が醒めただけで4時過ぎまで爆睡、なにやらキャンプに来ている方がソロの時は睡眠時間が長い様な、今回テントのインナーがメッシュですし、冬用の寝袋を持ってきたのですが、標高が低いだけに少々暑かった位でした。
 さて今日の予定は石山寺の「茶丈藤村」でお昼を頂くと云うミッション以外は、走って帰るだけです。明るくなる前に撤収を始め、琵琶湖に朝日が昇るのを期待したのですが、雲が取れそうにもないので日の出時刻を回った5時20分には針江湖岸緑地公園を後にします。目の前が「びわいち」のルートなのですが、少し内陸側に入ります。
 目的は昨日Facebookのグループで知ったばかりの「針江 生水の郷」、早朝なので人影も見えず静かすぎる佇まいでした。
 安曇川大橋を渡り旧R161の県道558号高島大津線を南下、近江高島駅近くでびわ湖レイクサイド自転車道(県道601号守山大津志賀自転車道線)に戻りますが、R161との区間は時間帯にもよるのでしょうが交通量が多くストレスになりますね、逃げるように小松浜へ。ここにもキャンプ場があるのですが、やはり一人だと2,000円になってしまう計算です。
 湖水浴で賑わう季節を除けは釣り客だけの静かな処です。「自撮り」にも挑戦してみたのですが、雲がなかなか取れずに8時には小松浜を後にします。
 自転車道のカラー舗装や案内が良く整備されているのですが、素直に従って行くと右へ左へ結構ウロウロさせられます。
 9時過ぎには琵琶湖大橋を渡り東岸へ。
 昨日からサイドバッグやパニアバッグを付けた旅支度の自転車に出遭ったのは2,3台、日本一周中の1台を発見「三重県伊勢発538日目」と読めますが、2年も走っているの。この後オルトリーブのサイドバッグの外人さんのペアともすれ違いますが、クロスバイクとかばかりでマッドガード付きは1台も見かけませんでした。
 11時少し前に「茶丈藤村」に到着、ローディ御用達の甘味処です。お昼に「ふじおこわ」を確実に頂こうとすると、時間を狙い澄ましての到着です。奈良からもローディの皆さんが来れらているのですが、天ヶ瀬ダムは嫌、R307は嫌、犬打峠を南からは嫌と我儘を云っている私はなかなか来れなかったのです。
 大粒の丹波黒豆の入ったおこわと地元食材の「ふじおこわ」のお菓子を付けて貰って1,200円、自転車で来るとお菓子のサービスも。
 さて目的は果たしたので帰途に就きます、桜井へは宇治川沿いから田原へ抜けてR307を山城大橋に下るのが最短最速なのでしょうが、宇治川沿いに宇治へ下ります。時間的に12時台はトラックとかが比較的少なくなるのでね。
 緩やかに下り基調の道を快走し小1時間で天ヶ瀬ダムへ、ところがダムを下り出した辺りで前輪に違和感が、どうやらスローパンクした様です、下りきるまで安全に停まれる処がないのですよね、とにかく運動公園への三叉路でエアーを足し、宇治市街へ入る手前でチューブ交換をする事にしたのですが。5,300キロをパンクは後1回だけと云うパセラジャケットを先日新調したばかりで走ったのは正味2日、それもフロント2サイドの時に前輪とはね。それに前輪のクイックレリーズがサイド枠に当たって起こせません(写真右上)。スローパンクの原因はタイヤ交換した時にチューブに貼ったパッチが剥がれかけていたのかも知れませんね。
 とにかくチューブ交換を済ませて再び走り出しますが、宇治市街まで下ってくると奈良へ帰るにはどこかを登るか北西側に迂回するかなのですが。小倉駅前から大久保バイパスへ、信号も車も多くて結構時間を食われます、ここまで来たのですからと、新元号できっと忙しいだろうY氏のお店へ邪魔しに行くと、世間話と自転車談義ですっかり遅くなってしまいました。久津川病院の裏から木津川右岸に取り付き自転車道をぶっ飛ばし、お陰で木津に着いた時にAVSが20km/hを超えていたのは内緒。奈良坂を越えて上街道をひた走り日没直後に無事桜井に帰投しました。本日の走行141.2キロ、3日連続100キロ超とかありますが、140キロ以上連荘は記録にないです、まぁ4サイドで荷物満載でもなかったし、コース的に峠と云う峠はなかったですからね。300キロコースをキャンピングで1泊2日ですから駈け足は仕方がないですが、せめて2泊3日で2日目に余呉湖なんかも絡めて魅力的な湖北を走りたいものです。