石舞台古墳(奈良県高市郡明日香村)にて 続きを読む サイドバッグのリニューアル(其の四)
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サイドバッグのリニューアル(其の参)
今日は一日曇りの予報で降られる心配もなさそうです、献血を兼ねてサイドバッグ装着での試運転に出掛ける事にします。途中で前後を付け替えるつもりですが、ただ中身はAMAZONの空き箱を押し込んで膨らませたはりぼて、ほぼ空の状態です。あとこのパニアバッグを手配した時点で想定していた事ですが、サイドバッグ化して取り付けると普通自転車の基準(道路交通法施行規則第9条の2)である幅60cmを超える可能性がある事、実際中身を詰め込むと前後とも60cmを超えてしまいます、加えてリアキャリアのサイド枠が逆ハの字状に前方向へ拡がっているためリアは確実に60cmを超えてしまいます。そうなると普通自転車が許可される歩道や自転車道の走行ができなくなります、また一方通行制限も「自転車を除く」または「軽車両を除く」の付記次第で通行の可否が変わってくる事になるかと。
まずはフロント2サイドで走り出しますがこのバッグは引き足との干渉を避けるために片側が欠けたデザインになっていますが、フロントサイドの場合は前後どちらでも構わないのですが、とりあえず反射材の付いた方を前としておきます。ところでバッグの生地そのものが撥水加工がされているのですが、やはり別途レインカバーが必要でしょうね、さすがにS-5用は小さいですし、手持ちのザックカバーにも間に合いそうなものがありません、今後の課題ですね。
大和川べりから下ッ道、佐保川沿いの自転車道を少し走り、近鉄筒井駅西側の赤十字センターへ。20キロばかり走って特に問題はなさそうです。車に乗らない私は、買い物とか荷物を載せられる自転車は生活必需品でもあります、献血で粗品にティッシュ5箱なんて頂くと、ちょっと困りますもんね。
帰りの浄化センターから大和に中央自転車道へ入り、福祉パークでリア2サイドに入れ替える事に、この場合フックの位置調整が必要になります。日頃リアのみの2サイドで走る事がないので、フロントサイドが見えていないと、ついついリアサイドバッグの存在を忘れてしまい少々危ないです。以前に「あなたはフロント派、リア派?」と云う話題がありましたが、全く同じバッグを付け替えてみると、後から引っ張られる感があります、やはり私はフロント派ですね。
八木から横大路に入り、せっかくですので買い物をしたりしながら、サイドバッグをほぼ満タンにして帰宅、キャンプツーリング本番の様な重量ではありませんが、とりあえずの試運転は無事終了、本日の走行41.9キロ。
丁度、外側パネル用の3mm厚アルミ板が届いていました、MDF合板と同じ5mm厚までも要らないでしょうし、3mm厚であればM6までの必要な雌ねじがタップできます。幅に関してはキャリアを触らない限りどうしようもありませんが、後1組パニアバッグのサイドバッグ化はGOサインですね。
サイドバッグのリニューアル(其の弐)
6月25日、2週間足らずですが待ちに待った荷物が到着、日本郵便かなと思っていたら佐川急便での配達でした、関税はなし、詳しい事は判りませんが、皮革製品でもないし1点が1万円未満からでしょうかね。
取り出してみて第一印象、デカい、重い。OutdoorLocalLion(写真右)の方は約1,300gしかありませんが、ROSWEEL(写真左)の方は約2,150g、生地の違いに拠る処が大きいです。
せっかくですのでパニアバッグとしての使い心地を試してみますが、NITTOキャンピー3の小さなパニア台に対してROSWHELLは大き過ぎます。サイド枠を外すとマッドガードやホイールとかに干渉しそうですので、付けたまま。
特にパニア台に固定する金具の様なものはなく、前後に滑らない様にベルトがついています。ほぼワンタッチで外してバッグの様に持てるのがパニアバッグの魅力ですね。
蓋と云うかカバー部分は写真の様な構造になっていて、2リッターのペットボトルが片側に余裕で6本入る容量があり、それに耐えるだけの丈夫さもあります、試しに近くまで烏龍茶8本を買いに行ってきました。ただ全長が35cmを超えるこのバッグはロングテールでもなければ似合わない様な。
OutdoorLocalLionの方は黒色を買ったので写真では判り難いのですが、後側にと側面にファスナーの付いたポケットが、さらに側面にはメッシュのポケットも。ただROSWEELの45リッターに対して50リッターを謳っている割に容量がなく2リッターペットボトル5本が限界です。蓋はかぶせてマジックテープで固定するのみです、S-5の様に内側に巾着状になっていれば申し分ないのですが。パニア台へは樹脂製のフックで固定する構造になっています。パニアバッグとしてはこちらの方が使い勝手は良さそうです。なお左右一体のレインカバーが付属していました。
結論として構造的に改造の可否も考えてROSWHEELの方をサイドバッグ化する事に決定、サイド枠への固定は現在S-5で使っているリクセンカールのものを流用する事にしました。一応モノタロウでこの様(写真右)なものを見つけておいたのですが、耐久性や使い勝手に疑問もあるので、まだ使える2つのS-5かモンベルに流用しようかと。
改造は左右のバッグを繋いでいる鞍の部分を真ん中で切断し、自作のパネルを挟んでバッグの背の部分に折込みます。背の部分には元々樹脂板が挟み込まれているのですが、寝袋やマットと云ったものを押し込むと変形してサイド枠に対してフックが平行にならず破損の原因になりかねないので、曲がらないだけの強度を持たすために5.5mm厚のMDF合板を仕込む事にしました。MDF合板は安価で曲げ強度の割りに加工性が良いのですが、水には弱いと云う欠点があります。ただ既に出来上がっているバッグに芯材を入れるのですから、この作業が一番大変だったりします。
モンベル製品がそうなのですがバッグ内側にナットとかの突起が飛び出していて、これが邪魔になったり内容物を傷付けたりするのですが、内側に突起のでない工夫をします、厚手のアルミ板ならタップも立てられるのですが、コストが合いません、木工用の鬼目ナットや爪付きナットではMDF合板も5.5mm厚では薄くて上手く行かないので、3mm厚のM6角ナットを3ヶ所に埋め込む事にしました。基本的にキャリアやフックが変わっても外側のパネルで対応させバッグそのものに新たな穴を開けて防水性能を低下させない様に3ヶ所の穴に留めておきます。
最終的に3mmか5mm厚のアルミ板で外側のパネルを作るつもりなのですが、この世代のキャンピー3のサイド枠が前後で異なり、フックの架かる位置も異なってきます、引き足とリアサイドの干渉も可能な限りバッグを後退させたくないので現物合わせで行う事になり、シュミレーション用にMDF合板で仮のパネルを製作します。
仮と云ってもいつまで使うか判らないので塗装だけはしておきます、下地処理からきっちりとすれば結構綺麗なものができるのですがね。
フックの取り付け位置は前後で変わるのですが、よくよくバッグを取り外して運ぶシチエーションを想像してみると、フロント2つやリア2つを纏めて運ぶより(写真左)、片側前後をまとめるケース(写真右)の方が自然だと。
手提げ用のベルトですが、こんなものでも無いとバッグの取り外しが不自由ですので、とりあえず元々付いていたものを片側だけ縫い付け直しました、当然1つしかないものなのでもう1つ自作する必要がありますね。縫い付けてあったROSWHELLのロゴは取り外しました、オリーブ色の生地にこれはさすがにいけませんわ。
MDF合板の加工だけでも結構工具類が、仮パネルの爪付きナットを逃がすためのホールソーは余計でしたが。切断した布部分ですが当然ロックミシンなどないので布用接着材を利用、内側に折り込む部分ですから多少汚くても大丈夫、ベルトは中綴製本用ホッチキスで仮止めして手縫いです。
空梅雨を期待して取っておいた連休、梅雨入りすると毎日雨、キャンツー処か何処にも出られませんでしたが、お陰で作業は捗り、改造サイドバッグは一応の完成、重量は1つで1,480g、4つだと6キロになる計算ですネェ、これを重いと感じるか軽いとは感じ… ないよね、明日は晴れずとも降らない予報、絶好の試運転日和です。(つづく)
サイドバッグのリニューアル(其の壱)
かれこれ20年近く使ってきたオ-ストリッチのサイドバッグS-5ですが、あちこち破れたりちぎれたりと少なくとも2つは使用に耐えられなくなってきました。もともと決して使い勝手の良い製品でもなかったのですが、勿体無い話ですが後から買ったモンベルのサイドバッグのマウント(リクセンカール製)を移植したりと、どうにか自分なりに工夫して使ってきました。昨年頃からリニューアルを検討していたのですが、S-5は既に廃番、サイドバッグと云えば何といってもオルトリーブのシェアが高いのですが、どうもあのビニールぽい素材感とデザインが今一つ好きになれずに躊躇っていたのですが、溶着部分が剥がれてバラバラになったり、走行中に金具が破損したりするのを眼にしたり、素材が擦れに対して弱いとかの話を聞くと、それ程良いものでもなさそうと云う結論に、ジルベルーソー(ソローニュ)と云う選択肢もありますが、あまりに高いのが難点。国内外の製品を色々と検討してみますが、いずれも帯に短し襷に長しと云う感じでなかなか適当な製品が見つかりません、高い防水性能とクラシックなデザイン、バッグに入らない長尺物を固定する工夫とか、重宝しているソフトクーラーボックスが入るサイズ、と無いものねだりですね。
たまたま海外の通販サイトを探していて見つけたのがこれ、ROSWHEELと云うメーカーの45リッターのパニアバッグ(世間では用語が曖昧になっていますが、以下ここではパニアバッグとは左右のバッグが繋がっていて馬の鞍の様にリアキャリアに跨らせて使うバッグの事と定義します)が手頃な価格ででています。ROSWHELL製品は今風のバイクパッキング製品が日本国内でも流通していて、37リッターのパニアバッグなら国内の通販サイトや実店舗でも入手が可能な様で、現物もちらっとですが見た事があります。ただこの45リッターモデルは国内には入ってきておらず通販サイト以外は情報も皆無です、ただ色々調べてみるとROSWHEELと云うメーカー、パニアバッグに関して過去を含め色々とラインナップしてきた実績がある様です。
ただ個人的にパニアバッグがあまり好きではありません、左右のバッグが一体になっていて取り外しや持ち運びに優れる点、引き足との干渉を考えるとやや上方に配置されるパニアバッグのメリットは重々理解できるのですが、前後が対照で低重心の4サイドのスタイルへの愛着がある訳です。
そこで思いついたのがパニアバッグを左右にぶった切ってサイドバッグにしてしまったらどうだろう、掛ける手間と上手く行くかどうかのリスクはありますが、送料や関税を別にして7千円までで入手できるのですから、上手く行けば安い買い物です、現物を見て構造的にサイドバッグ化が難しいとなれば、買い物用パニアバッグとして使っても良いし、ヤフオクかメルカリで叩き打っても良いかと。
決して海外通販サイトでの購入に精通している訳でもないのですが、安心できそうな米AMAZONのサイトに在庫があったのですが、何故かメンバー登録が上手く行きません、中国のLightTheBoxと云う聞いたことのない通販サイトに少し割高ですが見つける事ができました、ただググってみるとやれ「詐欺サイト」だとかの書き込みも見られます、ただ嫌がらせや営業妨害とかも少なくないので悪評すらも信用ならないのが彼の国、まぁちゃんとした日本語サイトとスマホアプリもあるし、僅かな割高分も送料や配達日数を考えると高くはないかもと、とりあえず1つをLightTheBoxで購入する事にします。
あとLightTheBoxのサイト以外では見かけないのですがOutdoorLocalLionと云うメーカーが50リッターのサイドバッグを出していて、ROSWHEELがカラーが緑一色なのにこちらはポケットが多くて4色展開となかなか魅力的、ただ自転車関連の製品は殆どないのですがアウトドア用のバッグ類は国内でも色々と流通している様です、ついでにこちらもポチる事になってしまいました。
ただ念のために決済は必要以上の残高のないデビットカード用口座とログインやパスワードを使いまわししていないもので会員登録を行います。その準備の為にカートに入れてから2,3日ほおっておいたら「早く買いな」とばかりに10%オフのクーポンが送られてきました。まぁ新規会員登録は初回購入は割引なんてのは良くある話です。結果的に商品代金12,880円、送料424円、輸送保険341円、クーポン割引1,280円の計12,357円、6月13日に決済され土日を挟んだ19日に出荷した旨の連絡がきました。(つづく)
フロントバッグを新調
新調と云ってもヤフオクに出ていた新古品を手に入れたのですが。8年余り使ってきたTOPEAK Tour Guide HandleBar Bag DX、ファスナー部分がやぶれてきたので代わり考えていたのですが、結局は使い勝手の良い同製品を入手する事にしました。ヤフオクで1ヶ月程使用の新古品を送料込みで4,100円で手に入れる事ができました、新品ならアマゾンで7,776円、前回は在庫処分品を4,480円(送料別)で手に入れてましたから良いお買い物でしょう。写真左側が古いもの、芯材を抜く改造をしている事もありますが、かなりくたびれていますね。
この製品は専用のマウントでハンドルバーに固定するものですが、キャリアのないロードヤクロスバイクでもお辞儀をして前輪に干渉しない様にかなり頑丈な構造になっています。前回の改造の折にも解説していますが、この金具だけでも結構な重量になります。しかしマウント部のハンドル中心からバッグ底面まで13cm程あるので、キャリアのない自転車で使うのはかなり厳しいでしょうね、バッグそのものはしっかりした構造なので、前輪とのクリアランスのある小径車でカメラなどを入れて走るには丁度良いかとは思うのですが。実際私もKHSに付けていた時期もありました。
早速、先代の部材を流用っして改造します。オリジナルのマウントを外し、まっちゃん謹製のプレートを取り付けます。
飛び出し防止用にEB金具を1個前側に取り付けます。本来EB金具は2個1組で左右から挟み込む様に取り付けるのですが、バッグ全体の固定と云うよりも飛び出し防止のためですし、左右はライトが邪魔して取り外しがやりずらいので前側に1個だけ取り付けています。ただキャリアとバッグの寸法から取り付け方向が逆になっているので些か使いにくくなってしまっています。
あなたはフロント派、リア派?
昨年10月の事ですが、私がお世話しているFacbookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」で表記の様なアンケート「2サイドで出掛ける時、フロント派ですか、リア派ですか?」を集めてみました。サイドバッグ装備で走る時にフロント派、リア派と云う設問なのですが、せっかくですから伝統的なスタイルの自転車の仲間が集う「マッドガード付き自転車を愛する会」でも同様のアンケートを。 SNSはどんどん記事が先に行ってしまい、あの話題はと云う時に探すのが大変だったりしますので、思い出した機会に探しだしてここへ再掲しておく事にしました。結果はご覧の通りなのですが、画面のコピーでは判り難いのでまとめてみると…
キャンプツーリング を愉しむ会 | マッドガード付き 自転車を愛する会 | |
フロント派 | 19 | 22 |
リア派 | 12 | 7 |
意地でも4サイドで行く! | 4 | 4 |
サイドバックは使わない、 サドルバック等だけで コンパクトが信条。 | 0 | 2 |
その他 | 0 | 1 |
両グループへの重複回答もあるかとは思うのですが、圧倒的にフロント派が優勢、ただクロスバイクやMTBと云った車種が含まれる「自転車キャンプ…」と伝統的なツーリング車の多い「マッドガード付き…」との間で、多少の傾向の差が見られるかと。 ※ Facbookグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」は非公開グループですので、Facebookに参加しているだけでは内容はご覧になれません。私と鈴鹿のあびさんが管理人を勤めさせて貰っています。