「自転車」カテゴリーアーカイブ

明日香ご案内ポタ

 今日は神戸から満棒さんが三輪山登山に来られると云う事で、下山後明日香村を少しご案内する事に。 三輪神社の御神体である三輪山は入山は制限されていて、狭井神社で許可と入山料を払って、指定されたルートで山頂までの往復が許されてます。 桜井に10数年居ながら、展望もないと云う話なのであえて行く事もないだろうと、私自身は登った事はありません。 下山する頃を見計らって、お昼に三輪神社近くの適当なお店でにゅーめんでも頂こうかと思っていたのですが、連絡があったのが下山後だったので、桜井駅まで来て貰い、そのまま明日香村へ行く事になりました。

 大官廃寺跡から水落遺跡といつものルートを抜け飛鳥寺裏の曽我入鹿の首塚まで、付近では遺跡の発掘説明会が、明日香村は母方所縁の土地ですし、桜井も箸墓古墳とかがあって、考古学ファンには魅力的な処なんでしょうか、私はトンとそちら方面に興味はないのです。

 

 

お昼はにゅうめんを頂こうと云う事になっていたので、御馴染み明日香村岡の「めんどや」へ、何と店の前は自転車だらけ、観光客のレンタサイクルに加えて、来週のヒルクライムに試走の人達でしょうか。 店内も上に団体が入る様で大わらわ、「あすか鍋」の話どころでは。 店の親爺に「一体何人連れて来たんや」と云われる始末、スポーツサイクルに乗ってのん、みんなうちの身内ちゃうわ!!  とにかく具沢山にゅうめんと柿の葉寿司とわらび餅のセットを注文。

昨日に続いて輪童さんから連絡があり「めんどや」で合流して案山子ロードへ、あちこちに来週の「明日香ヒルクライム」の交通規制を知らせる立看板が。

稲渕の棚田も、案山子コンテストの時の賑わいはなく今が一番殺風景な季節、火器を持ってきていたのでベンチでコーヒーブレイク。 この後、橘寺まで出てきた処でkiki君のツィートを捕捉、輪童さんと二手に別れて石舞台で挟み撃ちに、やっと4人が揃いました。

 輪童さんと別れた後、飛鳥川沿いの自転車道を走り、輪行で帰る満棒さんを大和八木駅まで送り、自走のkiki君を昨日行ったばかりの大和川御幸橋まで案内して、昨日とは逆回りに大和川に沿って帰ってきました。 本日の走行53.5キロ。

2012年版CanCan謹製卓上カレンダー完成

毎年暮に、かれこれもう10年以上にわたって、その年に自転車遊びでご一緒して皆さんへのお礼にとお配りしている卓上カレンダー、2012年版が完成しました。 主に「あすか鍋サイク」や「石川ポタ」の折にでもお配りする予定で鋭意生産中です、お楽しみに。
 2012年版は2,12月にskuram氏、表紙裏表紙になべちゃんとまえださんの写真をお借りしました。
 また写真の被写体になってしまった方と年間ご一緒ベスト10の方には別にプレミアムバージョンをお渡しいたします。

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峠の上のそば屋へ

 なべちゃんから女寄峠の「韃靼そば」を食べ、「月うさぎ」へやってきた山羊を見に行こうと云うリクエストがあり、喜んでお供させていただく事に。 しかしいずれのコースにせよわが町桜井を通る訳なのですが、女寄峠のそば屋へ行くわけですから、女寄を登る以外の選択肢はない訳で、桜井から一緒に走り出そうものなら、かつて乗鞍入賞経験のある彼女についてゆける訳がありませんので、卑怯にも峠直前の女寄交差点で待ち合わせる事にします。 ただ東吉野村の「月うさぎ」まで行く時間はありませんので、大宇陀を経て大峠で戻る事に。

 当然、私の事ですから粟原集落の中の旧道を行ける処まで行き、R166の下をくぐって回り込めば、登坂車線の始まる直前に出て、女寄トンネル手前の信号まで残り1キロ足らずです。 それでも中女寄のバス停で一息入れさせて貰います。 しかし今日は最高のお天気ですわ。

 女寄の信号を榛原側と云うか旧道側へ入ってR166を見下ろす土手の上で待つ事にしますが、どうやら途中で道を間違えた様な内容のメールが届いたので、到着までは結構時間がかかりそうですが、日差しがポカポカと暖くて快適です。 好天の休日とあって何組かツーリングとおぼしき自転車が通って行きます、この時間にしては珍しく下りの3人組も。

 遠路枚方からなべちゃん到着。 残念ながら交差点で車が錯綜するので、この場所からはなかなか上手いタイミングには写真が撮れません。

 ところで「韃靼そば」の会津屋さん、「よろづ」のmillonさんによると東吉野から、大宇陀、此処と移ってきていて、そう云えば東吉野のお店は入った事はありませんが、何度も前を通っていました。 現在の場所は確か以前「楡」と云う名の喫茶店で、お姉ちゃんが一人でやっていたのですが、店の前に自転車単車嫌いの犬が放し飼いにされていて、お店はともかく自転車乗りには悪名高い店で、国道まで出張って追いかけてくるので側溝に落ちた人もいるとかいないとか、なお現在は黒い仔猫がいます。

 肝心の苦そばを使っているだろう「韃靼そば」は予約制で、普通のざるとおろしそばだけ、暖かいつゆそばの類はありません。 お値段も大中小、量にかかわらず1,000円均一、特大だけ別料金。 2番目の中サイズを頂きましたが、先にそばがきが出てきたので女子には多かった様な。 Yahooや食べログで高評価のお店ですが、見た目はかなりワイルド、私は決してそば通ではないのでエラそうな事はよう言いませんが、美味しかったですよ。

 今日の目的は他にまだ決まっていないカレンダーの写真の穴を埋める事だったのですが、そばで時間も食ってしまい、その上今日はNCTCの総会で夜には京都市内へ行かなくてはならないとの事で、写真を撮りつつも駆け足?で宇陀市を走り抜けます。 写真は火曜日にもSORAさんと走った、新しく舗装された宇陀川沿いの道で、後ろの急坂を登る訳ではありません。 今「おごぽご」の対岸も工事中なので、完成すれば、車の多い国道を走らずに榛原から大宇陀まで行けます。

 大宇陀の古い街並みで写真を撮ってから宮奥ダムを経て大峠トンネルまで登ります。
 大峠トンネルを越えて一気に八井内まで下ります、紅葉の多武峰を越えて飛鳥経由で帰る事も考えたのですが、やはり時間が足らないので桜井へ下り大和川沿いに帰途に就いて貰う事にします。 一昨年に明日香村への県道<155>多武峰見瀬線が開通したので、この時期の紅葉見物の混雑、たいぶマシになった様ですが、やはり桜井からの県道<37>桜井吉野線はあちこちで渋滞していました。 なべちゃんを大和川御幸橋まで送り、携帯に着信のあった輪童さんへ電話を、鉄人児玉さんと加茂屋さんがご一緒でどうやら明日香で迎撃を企んでいた様です、「よろづ」で晩御飯をご一緒する事になり、今度は飛鳥川沿いの自転車道を南下して橿原神宮を目指します。

「よろづ」での晩御飯の後、加茂屋さんを近鉄大和八木駅までお送りして帰途に、本日の走行78.9キロ也。

 

 

久しぶりのカメラポタ

 仕事の方が一段落ついたので天気の良さそうな平日に走ろうかと企んでいて、先月末に雨の中行った伊勢本街道へでもとD女史を誘ったのですが、見事にふられたので久しぶりに鳥見山へ向う事にして、その後は榛原に下って「おごぽご」~宮奥~大峠~多武峰~と考えてみました。 一人でもつまらないのでTwitterでSORAさんに声を掛けておいたのですが。

 旧都祁村の三陵墓古墳に10時と云う事にしておき、初瀬ダムから小夫と針へ向ういつものコースを登って行きます、標高400mを越えるだけに結構冷えてきます。 三陵墓古墳は地元の幼稚園の遠足? 賑やかな事です、10時丁度にはSORAさんは現れませんがTwitterによると既に福住を通過していますから、まもなく現れるでしょう。

 SORAさん到着、少し桜井側に戻り白木街道へ入ります。 白木街道の詳しい由緒は判らないのですが、都祁から榛原へと鳥見山の中腹を西側から南側へとアップダウンを繰り返しながら幾つかの集落を継いでいます。 地元の車しか通らないご覧の様な1.5斜線路です。

 鳥見山公園は鳥見山の南腹、標高600mあたりにあってちょっとマイナーな紅葉の名所になってます。

 今日は久しぶりにバーナーとコッフェルを積んできました、冬はやはりカレーヌードルです。 ここにはテーブルやベンチも整備されているので、以前みんなで「きりたんぽ鍋」なんかもやりましたね、ただ水道は飲料に使えないので、積んでくる必要がありますが、

 一時間程写真を撮って榛原へ下ります、中腹から上に新しい道ができていましたね。 元南都銀行の建物の前に榛原町道路元標が建っていますが、この辻は伊勢本街道と阿保越伊勢街道の分岐でもあります。 「左あをご江みち」「右いせ本かい道」の道標もあります。 (写真:SORAさん)

 宇陀川沿いの道を野依の「おごぽご」へ向います、宇陀川の右岸路もカラー舗装され自転車にぴったりのコースになりました、後ろに見えるのは大和富士とも呼ばれる額井岳。 しかし「おごぽご」は休み、他に行く処もないし宮奥から大峠を越える余力もないので、素直に女寄峠を下り宇陀ヶ辻でSORAさんと別れ、えらく早く帰ってきました、走行約52キロ、SORAさんお付き合い有難うございました。

串柿は鬼門

 11月13日は輪童さん主催の恒例「串柿ポタ」の予定、ポタとは名ばかりの激坂ばかりのコース、あまり気乗りもしてなかったのですが。 前日の土曜日に「よろづ」でお昼を戴いた後T御大の御宅へ、怪しげなプロジェクトが進行しているのですが、私のasukaの調子の良くないリアメカを交換して貰っていると、極端にリムが振ってきています、ここまで問題なく走ってきたのに….

写真ではかなりずれてしまっていますが、スポークでテンションがかかってますから、クラックが入っているくらいでは走ってられるもんです、気がついていなかったとは恐ろしいもんです。 埃をかぶったままになっていたディ-プリムのホイールに交換して、帰途輪行に備えてガードを外して、出撃準備を。

まぁ朝起きる事ができたら「串柿ポタ」に参加してみようかと、軽く考えてたら目が醒めるもんです。 集合はJR和歌山線高野口駅9時ですから6時半がタイムリミットでしょう、6時10分に出発し明日香村から吉野口駅、重阪峠を目指す事にします。 ところが明日香村甘橿丘の手前まで来た処で財布とスペアチュープを忘れてきた事に気がつきます。 おサイフケータイがあればコンビニで食料は調達できるし、集合場所の高野口駅まで行けばどうにかなるかとは思いましたが、昨日のハブ破損とどうやら「串柿」方面は方角が悪いとのお告げの様で、途中でパンクでもしてパッチ当てでもしてたらまず間に合いませんので、諦めて引き返し、今日は方角をかえて出直す事にしました。

結局「猫カレンダー」の残り15部を「月うさぎ」に届ける事にして、9時過ぎに多武峰から大峠ルートへ、11時開店になった大宇陀のアナンダへ立ち寄るにも早いなと思いながら写真を撮りながら宮奥へ下り、田原のパン工房「のら」へ向う事にします。 こちらも11時頃からなんですが、関戸峠を越え<135>宇太三茶屋線を登り返して「のら」へ着いたのは11時に10分前、尋ねると焼きあがるまで後25分との事、表でのんびり日向ぼっこしながら待つことにします。 そうこうしていると何台か車でお客さんがやってきて、焼きあがるのを待ってます。 2個買ってサドルバッグに押し込みます、焼いている数からするとあっと云う間に売り切れなんでしょうね。  

「のら」のある宇陀市田原は吉野側に少し下った処なので、<219>佐倉大宇陀線で一旦佐倉峠へ登りR166を北へ少し下ると、宇賀志から芳野側へ越える道がある様なので探索がてらは入ってみます、2つのピークがあって北側の小さなピークをトンネルで越えます。 ここを通れば松井橋の信号をショートカットできますが、短いものの結構な坂もあるので自転車では時間的には短縮できない様ですね。 でも文殊峠と組み合わせると面白いので、次回の「月うさぎキャンプ」に組み込むのも良いかも。

お腹がすいてきたので缶コーヒーを買って岩端の公園で1個戴く事に、火器一式持ってきても良かったなぁ。

 

一谷峠を越えて12時半「月うさぎ」到着、コーヒーをお願いして残りの1個… 腹持ちの良い「のら」のパン、そうは2個目は入りません半分齧って持ち帰る事に。  

日差しが入ると外でもポカポカと暖かく、あの騒がしい犬どもはゴロゴロと… 「月うさぎ」は「SAVVY」に紹介された事もあって休日は予約でお忙しい様で、猫たちは接客で忙しそうで、ももたろう店長は挨拶にも現れず。

そうそう新しくやってきた山羊の家族、おとうさんのペーターです、油断してると頭でお尻をツンツンしてきます。  しかし山羊の食欲は… まわりは見事に草刈りされてました、雪が積もる冬が心配です。 

 

明るい内に女寄を下りてきて、本日の走行79.5キロ。

スズカ8時間エンデューロ

 鈴鹿サーキットで行われた「8時間エンデューロ」に昨年秋に続いて参加する「関西クラシックレーサーズ」の応援に行ってきました。 一応広報部長と云う名の写真係でして、一緒に走ろうと云う気は毛頭ありませんが、今回は揃いのチームジャージを作ると云う事で、私もお願いして一着。 着替えて記念写真に収まってきました。

 朝7時半に桜井線櫟本駅で大黒屋さんの車に拾って貰い満棒さんと3人で鈴鹿へ向います、心配だったお天気ですが、現地でもスタートする頃には止んで、お昼前にはコースの路面も乾きだしてきました。 私は2時間ほどホームストレートを登り切った処にへたりこんで写真を撮ってましたが、今年は揃いのジャージを目印にラップを計算しながら、皆さんの走っている処を一通り抑える事ができました。 写真の方は例によって、うちのHPの「ツーリングの記録」の方に既にアップしてあります(要認証)。
 成績は8時間ロード535チーム中がっつりAチーム(5名)が119位(48周 Avs34.8km/h)、まったりBチーム(4名)が287位(43周 Avs30.9km/h)と云う事です。

 エンデューロと云え、毎年色々と趣向のある参加者がギャラリーを愉しまさせてくれます、今年は天気のせいもあって少し寂しかったかも。 その中、何と云っても私たちの間で話題だったのが彼、最初はフロント2サイドだったのですが、4サイドになり、銀マットが載せられ、最後は鍋と、だんだん荷物が増えてくるという仕掛けです。 リザルトを見ると1人じゃなかった様ですが43周してます。
 そして締めは鈴鹿「みさきや」で全く反省のない反省会です。 来年はレディースを加えて3チームになるとか….

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伊勢本街道ツーリング

 昨日は一旦は晴れマークが少し出ていた三重県の天気予報、今朝になると再び悪くなってます。 相棒は既に現地で待機していますので、たとえ雪が降ろうともとにかく集合場所の榊原温泉口駅までは行かなくてはなりません。 雨仕度を少し強化して0754発の宇治山田行き快速急行に乗車します。

 榊原温泉口0853着、既に鈴鹿のあびさん他3名の方が駅前に待っておられ、東京から始発の新幹線と近鉄特急を乗り継いで来られる田村氏の到着を待ちます。 輪行袋から出てきたのはシクロツーリスト誌でお馴染みのスポルティーフですね。

 今日のコースのテーマは伊勢本街道なのですが、途中の多気宿から走りだすために、近鉄の榊原温泉口駅からのスタートとなっていて30キロ近く南下しなくてはなりません、一昨年の台風禍で不通になったままの、JR名松線が運休中でなければ終点の伊勢奥津駅からのスタートも考えられるのですが。 <28>亀山白山線を南下し、名松線沿いの<15>久居美杉線を走り、伊勢竹原駅付近から<29>松阪青山線に入り君ヶ野ダムへの登りへ、しかし日頃ご一緒していないメンバーですし、結構ええペースなんで大変です。

 君ヶ野ダムの天端道路から暫く対岸路を走った以外は、いずれも走った事のある道で、ずいぶん久しぶりですが、八手俣川沿いの道はあまり変っていません。 お天気は小雨程度がが降ったり止んだりと云う感じで雨具を出す程でもない程度です、下之川の清水峠への分岐にある大清館の前で一服。

途中で少し雨が酷くなってきたので北畠神社前で少し雨宿りしたあといよいよ伊勢本街道へ、古い宿場の趣きを残す多気宿で写真を。 この後丁度良い時間ですので道の駅「美杉」でお昼にします。 食事の後も雨は止むこともなさそうなので、いよいよポンチョをかぶって雨仕度です。

 

伊勢本街道のこの辺りを走るのも随分久しぶりですが、仁柿峠まで道路改良がすすんでいて峠も大きく切り下げられる工事が始まっています。 ただ松阪市側は昔と変わらず延々と林間の下りが続きます。 おかげでブレーキシューがかなりちびってしまいました。

 

 

峠を下りたら少しは雨も収まっているかと淡い期待を持っていたのですが、そうは思い通りには。 R166に入り昨日走った立梅用水沿いの道のこちら側を黙々と走り、小片野から櫛田川寄りの道をとります。 今回はあびさんがコースリーダーで私はゲストなので、すべてはお任せして安心して後をついて行って楽させて貰っていたのですが、津留の渡しのところでコースミスをしかけたので、ついつい口をはさむ事に。 津田村道路元標の横を通り、四疋田の常夜灯から相可の道標広場へと伊勢本街道をなぞって行きます。

 

 

今日のあびさんはTOEIのパスハンターでの出撃だったのですが、道の駅でトップチューブに傷をつけた上に、フロントディレーラーとチェーンのトラブルに見舞われる事に。



 

 

 途中からダートに入ります、伏拝坂と云う処で、私はまったく始めての道です。 濡れたダートにちびって効きの悪くなったブレーキとかなり厳しかったですが、お天気の良い日に再び走ってみたいルートです。

この後、田丸を過ぎてから信号でちぎれてしまった私が、予定のコースを忠実になぞってしまったために、どこかで待ってくれていた皆さんを抜かして先に度会橋に着いてしまうと云うアクシデントがありましたが、16時40分目的地の伊勢神宮外宮に無事到着しました。

 伊勢市駅に到着、ここからそれぞれ輪行で帰途に就きますが、皆さん名古屋線方面なのでここでお別れに、今日は有難うございました。 本日の走行86.1キロ、昨日と合わせて227キロと久しぶりに連荘で良く走りました。
 輪行で桜井駅に降り立つと土砂降り、いまさらドロドロの自転車を組み立てる気力もないので、10分とは掛かりませんが雨の中を輪行袋を担いで帰宅、今日一番の「濡れ場」でした。

R166旧道脇道裏道回送ツーリング

 明日30日は鈴鹿のあびさんから「伊勢本街道ツーリング」のお誘いを受けているのですが、集合場所は近鉄大阪線の榊原温泉口駅に午前9時との事、自走では桜井からR165を走れば約60キロ、一本道なのですが、交通量が多い上に青山峠の白山トンネルが控えていると云う、自転車にとっては何も愉しくないコース、それを日も短くなってきたこの季節に走って、本番のツーリング80キロは些か大変過ぎます。 輪行なら急行乗り換えなしで1時間と楽勝なのですが、あまりに芸がないのと輪行仕度も邪魔臭いので、前日の今日かなり遠回りですがR166で高見峠を越えて松阪の手前から北上し榊原温泉口駅を目指す段取りです。

 西峠を上り榛原から芳野川沿いの道へ、ご覧の様に最高のお天気です。 ただ昨日の時点で明日の予報が思わしくなかったので、今朝の天気予報をみて改めて明日のツーリングを決定すると云う事ですので、中止ならば中止で回送はやめて旧道の高見峠まで往復してみようかと。

 菟田野町の大きな旧家の前にて。 この後松井橋のローソンで食料を買い込み一谷峠への道へ、本来R166は佐倉峠~木津峠を経て高見峠へ向うのですが、せっかく東吉野村を通るのですから「月うさぎ」へできたての「猫カレンダー」を少しでも届けようと持ってきているので、今日はこちらのコースをとります。 最高のお天気の下、ご機嫌で走っていると追い越しざま幅寄せする車が、….と運転手を睨み付けると「月うさぎ」のオーナーでした(^_^) 「載って行きますか」とのお言葉は遠慮させて貰ってもちろん走ります。 一谷峠への途中であびさんからメールが、明日は予報も多少良くなっているので決行との事、確かに三重県だけ晴れマークが少し。

 「月うさぎ」にカレンダーを届けて先を急ぐ事にします。 高見峠への旧道ですが3週間前は通れないとの情報でしたが、現在は「通行止」などの案内はありませんでした、まぁ旧道峠を越える余裕はなく紅葉にも少し早いので今日は素直にトンネルを抜けてループ橋を下る事に。 しかしR166の交通量が増えた様な気がします、台風禍以降長島、尾鷲方面への車がR169を避けてこちらへ流れる様になったのでしょうか。 今では高見峠を越えると三重県松阪市になってますが、まだまだ市街へは60キロ以上あります。

 R166は東吉野村鷲家で紀ノ川筋を遡ってきた和歌山街道となります、紀州徳川公が江戸初期に参勤交代に利用した街道で、松阪で参宮街道に繋がります。 ここ数年でずいぶん道が整備されましたが、雰囲気の良い旧道も残っていますので、自転車向きのマニアックな旧道脇道裏道を縫って行きます、このコースは2007年に2度ばかり、皆さんを案内して走っているのでご存知の方も多いのです。 「R166旧道脇道裏道ツーリング」でググると天五さんの動画とか一杯でてきますし、SORAさんのブログもお勧めです。

 まずは車が渡れない様に規制された橋を渡り波瀬の集落へ、現在の国道から離れているために、ここだけ時間が止まってしまった様な佇まいの家並みが、和歌山街道波瀬宿、本陣や旅籠跡に建つ旧家が並び、そして里程標や丸ポストなんかも立っています。

 R166は高見峠を越えてから小片野まで櫛田川に沿っていますが、新しく整備された道はバイパスとなっている処が多く、この様に川沿いに雰囲気の良い旧道が昔のまま残されています、車も地元の人が行き交うだけです。 写真は乙栗子を過ぎた辺り。

 和歌山街道で外せないのはやはり珍布(めずらし)峠、最近はウォーキングコ-スとして案内板が整備されたりしていますが、 やはり判りにくいです。 旧R166(今は一応R422に)の赤桶橋の下をくぐって行きます。

 見事な切通しの珍布峠、前後には色々と曰くありげな案内もあります。 なおこの峠を東に下ると宮前集落に出ますが、R166沿いの道の駅「飯高駅」を通り過ぎた処ですので、あてにしている方は注意が必要です。
一度国道に出ますがすぐに櫛田川に架かる黄色い橋で対岸(右岸)へ渡り、県道<745>片野飯高線に入ります。 高見山から東に延びる山塊の東端にあたる局ヶ岳をバックに櫛田川に架かる新旧の橋、なかなかのビュ-ポイントなのです。 ちなみに櫛田川の北岸には中央構造線が知っているために、それに関係する案内も見られます。

 片野飯高線はR166の対岸を走るのですが、R368を越えて立梅辺りから先は、地形図で点線道になっていますが、最近グーグルマップを見ていると、幅員はないものの舗装はされている立梅用水沿いの区間より、しっかり書かれていますのでどうやら整備されたのかと、いままで踏み込んでいない貴重な道だけに、これは行くしかありません。  しかし行く手には「通行困難」の案内板と未舗装路が。

 意外とダート区間は短く、その先は道路と云うか堰堤というかコンクリートの回廊が、小匠ダムを彷彿とさせ、その上洞門まで。 危険なので殆ど押してましたが、MTBなら99%乗車可能です。
 一キロ足らずでガードレールが見えてまともな道に、振り返るとこんな感じです。
 どうやら文政年間に開削された立梅用水は昭和に入ってトンネルでショートカットされるまでは、このルートに沿っていて、洞門はその時の名残の様です。

 ようやく立梅用水の快適な疎水沿いの道へ、対岸のR166は深野の街並みの中で路肩が狭く走りにくいのですが、こちら走ると格段に快適です。
 小片野で櫛田川と離れR166で瀬戸峠を越えて、辻原から北上し、近鉄大阪線川合高岡駅を目指します、ただ「旧道脇道裏道」を縫って走っていたのですっかり遅くなってしまい、五輪峠を越える頃には16時をまわってしまいました。
 それでも川合高岡駅辺りまで良かったのですが、そろそろ暗くなってくるので、雲出川北岸の道を避け様と考えているうちに名松線の伊勢川口駅方面に入ってしまい、計画より5~6キロ程遠回りして、19時前にようやく榊原温泉口駅に到着しました。 予定では駅の自転車置き場に相棒をしっかり括り付けて、明朝まで置き去りにするつもりでしたが、その適当な自転車置場がこの榊原温泉口駅にはありません、これは一つ東の大三駅まで戻るしかないかと少し引き返すと、単車自転車預かり所の看板が、ここなら100%安心とその上おばあちゃんは一泊200円にまけてくれて、フロントバッグだけ担いで再び駅へ戻ったのです。 本日の走行141.6キロ。

3th「月うさぎ」キャンプ (3日目)

今朝も烏の羽音で目が醒めました。 あの騒がしい犬だちは相変わらず夜中じゅう誰かが用足しに行くたびに吠えていた様ですが、すみません私はあまり気にならず寝ていました(^_^;) さて今日の朝食はなんやよう覚えていません、昨夜の「ラタトゥイユ」やウィンナがいっぱいあったり、パン以外にUG兄さんは昨日頂いた餅を次から次と焼いて、色々なトッピングで出してきてくれます。 実は今回の「月うさぎキャンプ」、後の9~10日は私とskuramさんの共通の古い仲間、今はなきパソコン通信の日経MIX(1987-1997)のフォーラムkansai会議のメンバーでのオフ会「アウトドア宴会」と抱き合わせで行わせて貰いました。 そちらは私を別にして5名の参加者、料理は別メニューだったのですが、酒や一品を交換しながら交流。 ところで日経MIXでは私はoutdoor会議の議長を勤めさせて頂いてました。 日経MIX組を加えた2日目キャンプ組から、早立ちのnanaさんが抜けてオーナー夫妻が加わって記念写真を、しかしチロちゃん亡き今、看板犬のはずのココロはなかなかポーズをとってくれません。 「月うさぎキャンプ」は建前上はキャンピング装備の自転車での自走が基本ですから、これが本隊です。 12時丁度に「月うさぎ」を後にし帰途に就く事に、和歌山方面へ帰る九度山人さんは鉄人児玉さんを介添役に吉野経由、私と大阪組はなべちゃんのサポートで宇陀から女寄を下り自転車道経由で王寺を目指します。 4サイドが4台も連なって走る機会はそうはありませんから、しっかり写真を撮りました、一谷峠を下ってきたこの写真と上の集合写真はなべちゃんです。 と云う訳で2泊3日の「月うさぎキャンプ」を無事に愉しく終えさせて貰いました、参加の皆さん、「月うさぎ」の滝口オーナーご夫妻、有難うございました。 今回は参加できなかった皆さんも含めて次の機会も、お目にかかれる事を愉しみしています。 本日の走行29.3キロ、地元で幹事役とは云え3日間で100キロ走ってません。 ちなみに大阪市内の山内さんは南回りの往路約105キロ、帰途約75キロだったそうです、お疲れ様でした。

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SORAさんのブログ鈴鹿のあびさんのブログ九度山人さんのブログだいすけさんのブログ niwa-chanさんのブログ 「月うさぎ」のブログ いつもの様に「月うさぎキャンプ」の写真をうちのHPにUPしています。 TOPから「BICYCLE」→「ツーリングの記録」→「2011」とたどって下さい、集合写真他大きなサイズの画像を落とす事も可能です。 なお認証が必要です、ユーザー名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダーの奥付等をご覧下さい。 また申し訳ありませんがIE6以前のプラウザでは正常に表示できない場合があります。

3th「月うさぎ」キャンプ (2日目)

朝6時少し前に烏の羽音で目が覚めました、お天気は最高、その分寒いです、10度少し切った位でしょうか。 今日から参加するメンバーや日帰り組が11時頃までには揃う予定ですので、それまでのんびりと朝食を。 遅刻常習犯のnana魔女が本日一番乗り、夜勤明けで走ってきて車で仮眠していたのかな。 つづいてあの「ランドナー補完計画」のだいすけさんが夫人同伴で到着、もちろん奥さんもばっちり走ります。

今日のサイクリングは「月うさぎ」を出て滝野側へ越え平野川沿いに下り、旧R166で木津峠を越えて、鷲家から東吉野村役場のある小川まで下り、高見川から谷尻川沿いに戻ってくる約37キロのコースです。 前半は下り基調、知れてはいますが比較的交通量が多いので2班に分けました。 先発8名は弁当持ちで、後発6名は「月うさぎ」のランチをリクエストされたグループです。 ところが鈴鹿のあびさんはアクシデントで遅れながらもどうにか到着されたのですが、UG兄さんが一向に姿を現しません。 これ以上待つと先発組に追いつけなくなるので、UG兄さんのランチを私が頂く事にして、12時を回った頃にどうにか出発。

私は後発組に加わっていたのですが「月うさぎ」を出るなりメカトラブルで一人遅れる事に、かなり危なっかしいですが、どうにか走る事が可能になり、追っかけますが、「たかすみ温泉」まで下っても一向に待っている気配がありません。 ようやく平野出合で鈴鹿のあびさんを補足、ようやくR166旧道で捕まえる事ができました。 木津峠の旧道トンネルを出て鷲家まで下りた処で先発組の九度山人さんから電話、どうやら秋祭で蟻通橋のベンチは使えそうにありません。 私が祭は明日10日と勘違いしていた様です。 高見川を少し上流に遡って貰い、河原かどこか適当なところで食事休憩をして貰う事にして追いかけます。 先発組は「投石の滝」へ寄ったり、みたらし団子の「豊田旭堂」に寄ったりと結構、ご機嫌なポタペースだった様です。 この辺は先発組のSORAさんのブログだいすけさんのブログが詳しいのでそちらをどうぞ。

途中から鉄人児玉さんを加えた先発組に合流し総勢15名の大部隊になり、高見川沿いに<221>小村木津線を北上しR166に合流する処で、高見山をバッグに記念撮影を。

R166を跨いで<251>谷尻木津線に入ります、緩やかとは云え谷尻集落まで標高差150mの登り基調の道ですが、なぜか先頭グループがどんどんペースを上げて行きます、日之前神社で一旦休憩を入れてしんがりの九度山人さんの到着を待ちますが、再び走り出すと、修行と云ってサイドバッグを付けて走っていたkiki君と唯一の小径車のniwa-chanさんが「月うさぎ」までのバトルを演じていました。

今日で帰途に就く yururli君と niwa-chanさんを見送ります。 暫くして南回り(吉野経由)の山内さんが到着。 テントとサイドバッグを下ろしたままて行方が知れなかったUG兄さんも帰ってきて、今夜のメンバーも揃い、交代で車で「たかすみ温泉」まで往復し、夕食の準備を進めます。

今夜のメニューは現地「月うさぎ」で調達の栗の入った「栗ごはん」に「ラタトゥイユ」、昨夜好評でアンコールの満棒さんお四国風「芋煮」その他色々、それに先の日之前神社で行われていた秋祭りの餅撒きのお餅までが加わります。

今夜も昨夜に続いて月と星を見上げながらキャンプファイアーが夜遅くまで続きます。 <つづく>

本日の走行37.2キロ

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