「奈良県」カテゴリーアーカイブ

琵琶湖キャンプツーリング(1日目)

 滋賀県草津市 湖岸緑地志那1

 予定通り9時前に勤務先をスタート、下ッ道を菩提仙川を渡る番条橋まで北上し左岸を西へ、佐保川べりの京奈和自転車道へ入ります。

 京奈和自転車道を北上しようやく通れる様になった地蔵院川の導流堤上(写真左)を走ります。秋篠川沿いに入る自転車道をたどると遠回りになりますので、打合橋から佐保川右岸を走り、みやと通りへ入り平城宮跡を抜けて佐紀町交差点から再び京奈和自転車道へ、平城駅前を経て府県境を越えます、京都府下への一番楽なコースになります。
 木津川べりに出て左岸を東へ、ただこの辺りから向かい風に苦しめられる事に、ようやく 1140 恭仁大橋を越えます。

 和束のローソンで補給の後、ひたすら府道5号を走り 1355 に京都滋賀府県境になる峠を越え 1428 には信楽駅前へ。前回前々回は湯舟から下朝宮へ越えたのですが、今回は少し遠回りになりますが貴生川経由のコースをとります。
 雲井駅付近まで線路沿いの裏道を走りR307へ、小野峠旧道への入り口まで3キロ程が交通量が多く我慢の区間です。踏切を渡り広徳寺への参道と別れると元国道とは云え今では4輪の通行は難しい道となっています。貴生川へ下ったのは15時半、JR草津線に沿って走り旧東海道石部宿で地酒を購入。時間が推しているので旧中仙道をたどる事は諦めひたすらR1を走りますがリアから異音が…
 なんとリアキャリア右側のサイド枠が破断しているではありませんか。とりあえず振れを抑える様にショックコードで補強し走り続けます。

 草津市街で酒の肴と飲料水を調達し葉山川沿いのサイクリングロードを走り湖岸道路へ 1750 ようやく「湖岸緑地志那1」に到着、本日の走行111.8キロ、やはり奈良阪と瀬田を経由するより20数キロ遠回りになり、膝と腰の具合も心配ですので「頑張らず」に走ってアベレージは前回より1.2km/hダウン。既に着いている皆さんで宴が始っていますが、日が暮れるまでにとまずはテントの設営を済ませます。

 タープと大きなテーブルは地元のショコラさんが朝から車で来て準備してくれました、持ち寄った酒を並べるのが恒例行事です。(写真 : タックさん)

 夜遅くになって今日も仕事だった地元のSさんが到着、宴はまだまだ続きます。昨夜は皆目仮眠ができなかったのと、話題が南アルプス登山の方に行ってしまったので、お先にテントに潜り込みます。(写真 : タックさん)

1日目(5月6日)  2日目(5月7日) 3日目(5月8日)

遠回り通勤ポタ「サイクルトレインと筋違道」

 ここ暫く左膝と腰の調子が良くありません、軽い痺れと云う感じで我慢できない程でもないのですが… 自転車通勤をやめる訳には行かず、左膝は踏み込むと痛むので、踏み出しは意識して右で、坂道は控えています。先月末の「伊那路ツーリング」は2日で206キロ、今月2日の「いわっし村」は96キロと走ったので、疲れかなと最初は思っていたのですが、もう2週間になります、自分的には「伊那路」の時からサドルが低い様なと思いつつ邪魔臭くてそのまま走っていたのが原因の様な気がするのですが。腰もどちらかと云うと左だしうちのPT(理学療法士)に訊いたら神経系を疑ってみるのも、と云われると左つま先まで痺れてきた様な。来週には松阪~賢島のサイクルトレイン絡みで走りたいのと、来月GW明けに琵琶湖キャンプツーリングを計画しているのですがネェ。しかし体重が80キロを切ると事故に遭ったり故障している様な、お陰で減量プログラムが捗りません。
 さて前置きが長くなりましたが、お天気も良いので勤務明けから軽く平地を流して帰る事にします。先週乗った田原本線の期間限定サイクルトレインが今日最終日ですので、前回とは逆に西田原本から新王寺まで乗車し、いわゆる筋違道で帰ってる事にしました、まず飛鳥川沿いから下ッ道(中街道)へ。

 道路元標は旧街道沿いに残っている事が多いので、下ッ道沿いに走るとも幾つかの道路元標を見る事ができます、気が付けばの話ですが、磯城郡の多村道路元標(写真左)、田原本町道路元標(写真右、かさ上げされているのが判りますね)。

 他所者には迷路の様な田原本の街中を抜けて西田原本駅へ、1014発に乗車します。
 ところで一見他の路線と繋がっていない様に見える近鉄田原本線って、どこから車両の出し入れをしているのか。橿原線の田原本駅と田原本線の西田原本駅の北側、住宅に囲まれる様に渡り線があるんですね、朝夕に通勤通学時間帯のダイヤで田原本線内を走っている編成が増減する折に通過するみたいです。

 今日は私1人(台)かなと思っていたら3両目に御夫婦と思しき2人が、自転車利用は中間の2両目と云う事になっていたと思うのですが、あまり周知されていない様で、ただあまり徹底されると困る事もあるかも。なお新王寺駅は西田原本駅と同様に頭端式(櫛形)ホームなのですが、1線2面で昇降扉が別になるので自転車の昇降がし易いです。
 休日で賑わう駅前を避けて線路沿いを東へ。新王寺駅のある王寺駅からはJR関西本線と和歌山線と近鉄田原本線が東側へ出ているのですが、田原本線は関西本線を跨いで和歌山線との間に出ます、手前の踏切が和歌山線です。
 少し寄り道して菜の花が水面に映える大和川べりに出て昭和橋まで戻り対岸の右岸を走る事にします。北側になる右岸の道は竜田川と富雄川が合流する処で迂回するので少し遠回りになるのですがね。
 右岸を遡り馬場尻橋を渡り寺川左岸に入ります。聖徳太子が法隆寺建立の為に通ったされる筋違道(太子道とも法隆寺街道とも)は多くが失われているのですが、寺川以南三宅町から田原本町にかけてその道筋を辿る事ができます、地図を見ると東西南北に整備された道に対してこの道が斜行している事が良く判ります、それが「筋違」の謂れなのですが。

 三宅町では数少ない観光資源?なのであちこちに案内が整備されています。
 三宅町屏風の杵築神社、門前に磯城郡の三宅村道路元標が。

 田原本町域に入り筋違道は黒田駅の西側で田原本線と交差します。地形図を見ると条里制の名残りを残す奈良盆地の中で斜行する田原本線と寺川水運と筋違道には妙な共通点が見えてきます。
 京奈和自動車道と交差すると都村道路元標(田原本町宮古)が残っています、実はこの十字路の北東角から南東角に最近移転してかさ上げされています、このロケーションまですのでいつまで建っていられるのか心配しているのですが、少なくとも田原本町は道路元標の歴史的価値を認識してくれている様です。最近では住宅の一角にあった高市郡の真菅村道路元標(橿原市)が失われてしまいました。
 残念ながらこの先で筋違道はぷっつりと途切れてしまいます、適当に走ると飛鳥川沿いの自転車道に出てしまいましたので、八木札の辻を経て横大路で帰途に就きました。本日の走行38.9キロ。

田原本線のサイクルトレインに…

 今日4月9日(土)から17日(日)までの1週間余り近鉄田原本線で運行されるサイクルトレインに乗ってきました。貸切りではなくいつもの電車に他の乗客と一緒に自転車をそのまま載せて貰える訳です(自転車は3両編成の2両目へ)。
 田原本線は新王寺駅から西田原本駅の間約10キロの路線、新王寺駅はJR関西本線王寺駅を北側に出て東側にあります。なお西側にある近鉄生駒線とは繋がっていません。

 サイクルトレインとして自転車をそのまま車内に持ち込めるのは期間内の平日日祝日問わず9時~15時台に発車する全列車ですが、大輪田駅と佐味田川駅では昇降できません。なお田原本線は自動改札機などで改札口が狭くなっているのでサイドバッグを付けていると幅によっては通れませんので注意。
 サイクルトレインの1番電車とあって近鉄の方と県道路環境課(今は名前が変わったらしいが失念)が乗り込んでアンケートを求められます、記入して記念品を頂いたのですが… 折り曲げられないクリアファイルとかの入ったA4封筒ってサイクリストにはお荷物なんですけど、中味は「京奈和自転車道」の案内以外は「リニア新幹線」とか自転車とは関係ないものばかり、この辺り「ならくる」同様に自転車目線じゃないのですよね、でも3色ボールペンとか有難く使わせて頂きます、鉄な人には「ひのとり」のクリアファイルは嬉しいかも。
 箸尾駅の手前で満開の桜並木の高田川を渡りますが、昨日川べりから撮った写真はこちら

 20分前後で西田原本に到着、さすがに自転車の方が早いなんて事はないです。西田原本駅は近鉄橿原線田原本駅とは道路で隔てられて繋がっていません、昔を知っているだけに駅前ロータリーができてとても綺麗になっているのが、地上駅でスロープがあるので自転車を推して出入りできます。今回は1週間余りの実証実験的な運行、サイクリングのコースに組み入れる様な区間でもありませんが、日中に限られても何時でも利用できる様に定期運行にしてほしいですね、それに二つの自転車道と交差するんだから「伊勢志摩お魚図鑑」みたいにラッピング車両にしたら良いかも。王寺駅前の西友に買い物に行く沿線のおばちゃん達が利用するかも、でも一般化したらしたで学生とかのマナーやトラブルと云った問題も出てくるやろね。

 さてお昼には桜井に戻りたいのですが、せっかくですので上り下りのサイクルトレインの交換風景を撮ろうと急ぎ箸尾駅まで走る事に、サイクルトレインのヘッドマークは色違いになっているのですね、日中は2編成が往復しているだけなので2組だけなのかな。
 帰り道橿原線の踏み切りで出会ったのはクラブツーリズム専用貸切車両「かぎろひ」、デッキが狭くて乗り降りしにくい特急車両は遠慮しますが、JR東日本の「B.B.BASE」の様な専用列車で大都市圏とサイクリングに適した土地とを結んでほしいですね、大阪上本町駅と榛原や伊賀神戸なんて需要はあると思いますが。さて来週は三重県の松阪駅と賢島駅の間で同様のサイクルトレインが運行されますが、乗ってみようにも松阪までは輪行しなくてはなりません。そんなこんなで本日の走行は43.1キロ。

国中の桜も終盤「自撮りポタ」

京奈和自転車道(広陵町)にて

 月曜から雨と云う事で国中(くんなか)の桜もこの週末が最後かと、勤務明けですが一昨々日に続き「自撮り」の準備をして出掛けます。実は膝の調子があまり良くありませんので暫くはポタリングペースで… さて花筏の浮かぶ飛鳥川沿いを北上し大和八木から横大路を走って京奈和自転車道(飛鳥葛城自転車道)に入ります。


 葛城川左岸の飛鳥葛城自転車道。
 明日9日から期間限定でサイクルトレインが始まる近鉄田原本線の手前を西に入り、高田川に出ます。大和高田と並んで箸尾の桜並木も良く知られています、2021年3月27日2018年3月31日

 とてもタイミングを合わせられないので Image Composite Editor による合成です。
 田原本線は単線でここ箸尾駅と大輪田駅で交換が可能です、日中は1時間2本、朝夕は3本程度運行されています。サイクルトレインについてはこちらを。

 箸尾から大和川左岸まで北上し寺川を遡り、川西町の「結崎面塚」の桜並木へ、桜の季節「面塚公園」の横はぼんぼりが提がるのが… 向こうに見える高架は京奈和自動車道です。

 大和川の支流寺川は談山神社のある桜井市多武峰が源流です、結崎付近から西側を望む。近鉄橿原線と京奈和自転車道をくぐって天理市庵冶町へ、再び大和川べりに出て帰途に就きました、本日の走行38.9キロ。

遠回り通勤ポタ「風の森」

御所市鴨神にて

 今日は「自撮り」の準備をして出掛けます、実は先日の「伊那路ツーリング」でも準備をして行ったのですが、結局は重くて嵩張る三脚は使わず仕舞い… しかし国中はいずこも桜が満開、写真は曽我川にて。


 例によって曽大根の「松のや」で朝食を済ませてR24を南へ向かいます、概ね旧街道を行きます。左は忍海(おしみ)村道路元標。

 御所の旧い街中を抜けてJR和歌山線を跨ぎます。


 葛城川の支流。

 風の森峠にやってきました、R24と旧道が並行して鞍部を越えています。峠と云ってR24は交差点になっていて信号が、西側へ登って行くと金剛山の展望が開けます。


 「風の森」は大和川水系と紀の川水系の分水嶺なのですが、扇状地に田畑が拡っています。

 以前から目を付けていたポイント、立派な民家の庭先に桜と木蓮が満開です、SNSやブログのヘッダー用の横長の写真を狙います。久しぶりの「自撮り」秒針の付いた腕時計を忘れてきてしまって、タイミングが取れずロスが多くなってしまいました。(Image Composite Editorによるパノラマ合成)


 葛城山麓を回って帰ろうかとも思ったのですが、脚の調子が良くないので、重阪に下り、吉野口駅から明日香村経由で帰ってきました、本日の走行49.9キロ。

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「いわっし村」へ


 今日明日と泊り込みで宇陀市菟田野岩端で行われる「いわっし村 さくら祭」へ行く予定だったのですが、明日予定ができてしまい今日1日だけの参加になってしまいましたが、Nちゃんが来ると云う事で榛原駅で合流する事にして西峠へ向かいます。R165をひたすら登るだけですが、対向車がしきりにパッシングをするので誰か知り合いかなと思っていたら「ねずみ捕り」をやっているんですね、下り方の方を取り締まってほしい気がするんですが。

 予定のスジでNちゃんが到着、久しぶりの輪行って云ってますが、手馴れたものです。

 宇陀川沿いの桜並木「猟路の桜」やはりまだ早いですね、宇陀の桜は来週末が見頃でしょうか。

 菟田野への芳野川沿いに走るのが一番楽で早いのですが、宇陀川と芳野川の間をショートカットするルートを開拓します、平尾の水分神社から八咫烏神社へ抜ける感じです。判り難いですが県道217号や榛原西小の前を越えたりするより楽チンで車も来ません。途中「北畠親房終焉の地」なる石碑がありますが、賀名生にあるのは?

 芳野川沿いに出て「カエデの郷ひらら」に寄ったりしながら岩端を目指します、恒例の鯉のぼりが見えてきました。


 コロナ禍で中止が続いた「いわっし村さくら祭」今年は賑わってます。「月の宝箱」では手打ちそばをやっているのて50分待ちだとか。「月うさぎ」での食事の後は「4’season 」とコラボの「菊芋スィーツ」も、相変わらず職業意識のない「月うさぎ」の猫たち、大木さんのトゥクトゥクは大忙し。
 ところで今回、関東からEさんが来ていて明日香村からvivvaさん一行と芋~吉野~東吉野回りでこちらに向かっています。2018年2月の「御前崎オフ」以来ですから是非お目に掛かってから帰りたいと思っているので、どこまで来ているのかと14時頃にvivvaさんに連絡してみると…  「いまどこ」「かしお」「かしお?」「焼肉食ってる」「樫尾、それって吉野やん!」なんと一行はR169の中山トンネルと五社トンネルの間、吉野町樫尾の焼肉屋にいるのです。
 Nちゃんに一谷峠登って吉野に向かって下り、皆と出逢って上市駅あたりから帰る?って聞いてみると、あっさりOKサインが、確かに一谷峠さえ登ってしまえば後は川沿いを延々と下り基調ではありますが。

 差し入れの酒を預けて「月うさぎ」を後に、下るばかりで一谷峠を登るのは何年ぶりでしょう、と云うか吉野町~東吉野村~宇陀市の定番コースをフルに逆回りするのは初めてかも。1456 意外にあっさり一谷峠に到着、 1516 にはR166を跨いで高見山を見上げるいつものポイントへ。
 県道221号へ、時間的にそろそろすれ違うはずなんですが… 「よしの庵」の向かい「空木(うつぎ)」の桜が満開です。

 蟻通橋を過ぎて県道220号へ、ようやく「麦笑」の前の橋を渡る一行を発見!
 「麦笑」にて、Mt.なおじさんとNちゃん(写真左)は2015年5月の「 スズカ8時間エンデューロ 」以来、パンは取り置き以外は殆ど売り切れ、それでも塩パンとNちゃんはパンズをゲット。

 貴重な組み合わせの記念写真を撮って、それぞれの方角にお別れです、しかし明るい内に着けるのだろうか…
 中山トンネルでショートカットしようとして道を間違えたりしましたが、17時過ぎには無事吉野神宮駅に。Nちゃんと別れたら途端に雨が降りだしてきました。
 吉野川を渡り雨仕度をしたら小降りに、ポンチョまで被らずともバッグカバーだけで走って行けそうです、1826 芋ヶ峠を越え明日香村へ下った頃にはすっかり暗くなってしまいました。本日の走行96.6キロ。

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近鉄田原本線でサイクルトレイン運行

 4月9日(土)より17日(日)までの間、近鉄田原本線(西田原本~新王寺間 10.1キロ)でサイクルトレインが運行されます。地理的には私のサイクリングのルートとしては使いにくいですが、この機会に近鉄の他の路線にも拡大して貰える様になれば良いですね。近くの馬見丘陵公園では「チューリップフェア」が開かれていますが、箸尾駅近くの高田川の桜並木には間に合わないかな。

20220324cycletrain

 

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恒例「東吉野サイク」(後半)


高見山を望む 東吉野村木津(こつ)にて


 津風呂湖畔を後にし入野(しおの)峠を下り窪垣内の三叉路を左へ、県道16号吉野東吉野線に入り高見川沿いの快走ルートを行きます(写真左 : タックさん)。
 12時には東吉野村小川の「ニホンオオカミ像」前に到着。お昼を予約している「よしの庵」に13~14時の予定ですので、暫し時間調整。

 東吉野村役場のある小川からは車の少ない左岸、県道220号大又小川線の対岸を行きます(写真 : タックさん)。残念ながら自然酵母のパン屋「麦笑」さんは今日はお休みです。
 小(おむら)丹生川上神社中社にて。川上村にあるのが上社、下市町丹生にあるのが下社ですね、GoogleMapで「丹生川上神社」とかで検索すると「おんだ祭り」で有名な明日香村の飛鳥坐神社(旧丹生川上神社~)と表示される事がありますが、丹生川神社上社が大滝ダムに沈む事になった時に旧社殿を老朽化していた飛鳥坐神社に譲ったと云う事で、飛鳥坐神社は丹生神社ではないです。さて蟻通橋手前の三叉路を左、県道221号小村木津(こつ)線に入ります。地名は「小」一文字で「おむら」と読ませるのですが、県道名は小村となっています。
 13時前には「よしの庵」に到着、少々早かったですがすぐに入る事ができました、ほぼ満席状態です。みんな揃って「変わりご飯とお蕎麦のセット」を頂きます。

 「よしの庵」を後にし、県道221号小村木津線を高見川に沿って更に北上、R166に出る直前で、関西のマッターホルン高見山を望むポイントへ。朝のうちは曇り空でしたが、次第に雲が晴れてきて高見山の全容を見る事ができました、高見山って西側から見ると見事な山容ですが他の方角から見るとどうって事ないのですのよね。集合写真はたまたま通りがかったサイクリストの方に撮って頂きました、感謝。(写真左: タックさん)

 木津集落の中を抜けて旧R166を少し走り、県道251号谷尻(たんじり)木津線へ、県道標識には「tanijiri」と記されていますが、正しくは「tanjiri」です。地名は文化なんですから、難読だからってむやみにさわるのは、谷尻集落を抜けて一谷峠へ最後の登り。(写真: タックさん)
 1455 吉野郡東吉野村と宇陀市との境界になる分水嶺の一谷峠(609m)に到着、本日の最高標高地点です。登りも下りもなんて云っていたMikaさんですが、ここまでしっかり走ってきました、もうどこへでも行けますね。

 来々週には一谷峠を下った処の岩端で「いわっし村さくら祭り2022」が行われるのでもう鯉のぼりが上がっているかと思ったのですが、まだ早かったようで…  芳野川べりの長閑な道を行きます。
 芳野川河畔にて(旧伊那佐村域)、桜にはまだまだ早いですが4月上旬にも見事な桜並木となります。

 

 上井足(かみいだに)から榛原西小の前を越えて篠楽へ、ここで山王ことS氏とばったり、ようやく2022年のカレンダーをお渡しする事ができました。県道198号粟原榛原線で宇陀市を後に、R166の女寄峠(トンネル)の桜井側に出ます、緩やかな登りが続きますがR165西峠やR166に比べて自転車に快適なルートです。現在の市境は分水になっている無名の峠ですが、写真左の榛原笠間地区は昭和29年までは初瀬町(現在は桜井市)でした。ところが分水より桜井側の角柄と柳は昭和44年にもなって榛原町に編入されているのですね。
 R166に入り交通量の多い女寄の下りは2組に別れて走り粟原で旧道?(写真右 : タックさん)」に入ります。桜井駅近くで明日香村へ戻る一行をつっちーさんにお任せして輪行で帰られるタックさんを桜井駅南口までお送りして本日のミッションは終了、走行89.9キロ。起終点は異なりますが、タックさん以外は同様の距離を走られた事になるかと。

 集合写真を含む大きなサイズの画像をうちのHP「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です、2021年版の組み合わせも3月末まで使用可能です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

 

 

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恒例「東吉野サイク」(前半)


吉野町吉野町窪垣内 入野峠にて

 月曜祝日と云う事で定番コースで東吉野へ走り「よしの庵」でお蕎麦を頂こうと休みにしてあったのですが、某女史に振られたので他に同行者を募ったら「ゆるるゆるCC」から6名も釣れてしまいました、コースは決して「ゆるゆる」ではないのですが…
 車載組みのデポ地「国営飛鳥 歴史公園甘樫丘地区」の駐車場へ寄ってみると自転車工房「Delft」の皆さんとばったり「Delft」さんも月曜定休ですもんね。偶然「ゆるゆるCC」のMikaさんと仕様違いのARAYA Federalでの女性参加者が。(写真右 : Mikaさん)
 集合場所の亀石前のセブイレに移動、大阪から輪行のタックさんを待ちます。今日はすみれちゃんではなく久しぶりにダイスケさんの登場です。
 いつものコースで栢森(かやのもり)へ。ここから芋ヶ峠(497m)への本格的な登りになります。

 「ゆるゆる」の皆さん、昨日に続いての連投ご苦労様です。
 行者辻で一息入れます。
 やはりもりやすさんとつっちーさんが速いですね。(写真左 : もりやすさん)
 芋ヶ峠を下り 1025 には吉野町千股(ちまた)の水辺公園へ。この先吉野川べりのR169まで下るかどうしようかと考えていたのです、結構良いペースで走ってきたので津風呂湖畔を走る事にします。
 みかえり橋で津風呂湖北岸へ渡ります、動画を撮るつもりだったのですがTZ85G3との操作方法を勘違いしていて失敗。まあこんな感じです。

 みかえり橋を渡った処にある「木の子広場」と対岸に見える津風呂ダム堰堤。
 対岸を県道256号入野河原屋線が走っているのですが、こちらは入り組んだ湖岸をなぞって走るので結構遠回りになります。幅員がないので入ってくる車は少ないのですが、落石や道路から釣りをしている人がいたりしますの注意が必要です。

 概ね湖岸を巡る平坦なコースなのですが、1ヶ所激坂の峠?があります。(写真左 : タックさん)
 峠を越えると再び湖岸を行きます。

 木の子広場から湖岸を7~8キロ走ると津風呂湖上流の入野(しおの)集落へ。
 入野には桜並木があるのですが、例年ですと来月上旬頃で、定番のお花見スポットだったのですが、老木で以前の勢いはない様です。
 写真は2013年3月30日の様子。

 R370に取り付き入野トンネル(385m)を抜けると吉野のビューポイントに到着、蛇行する吉野川と紙漉きの里を望む事ができます。(後半につづく)

 

 

「let’s ポタリング宇陀」2日目

  「let’s ポタリング宇陀」2日目は室生口大野の「宇陀市室生振興センター」に集合し「室生龍穴神社」を経て下田口の「ふるさと元気村」まで県道28号吉野室生寺針線を往復する約20キロのコースです。
 2日続けて交通量の多い西峠を登って行くのもなんですので、少し早めに出て初瀬ダムから旧都祁村を経て「都祁山の道」を東へ走り大野へ下るコースをとる事にします。R165を走って行くのと比べて12キロ程遠回りな上に標高480mまで登らなくてはなりませんが、車の少ない快適なコースです。
 都祁村は2005年に奈良市と合併していますが、桜井から室生に行くのに奈良市域経由とは、まぁ十津川から新宮に行くのに田辺市を経由する様なもので。ずいぶん暖かくなったとは朝の大和高原はさすがに寒いです。

 「都祁山の道」と呼ばれる県道781号都祁名張線は東大寺二月堂修二会のいわゆる「お水取り」の松明を赤目から運ぶ由緒ある古道で、現在は広域農道が並行しているので車が少なく自転車には快適なコースです。
 宇陀市域に入り室生多田の満寿寺薬師堂に立ち寄ります。夏の盛りには百日紅が出迎えてくれますが、毎年付ける花が少なくなっている様に思えるので、ちょうどお堂の掃除に来られたおばさんに尋ねると、ちゃんと剪定をしていないからとの事でした。向渕から標高差200m快走ダウンヒルで大野へ、約束の時間直前に「宇陀市室生振興センター」に到着。

 さて前置きが長くなりましたがここからが今日の本題、2日目の参加者は私を含めて5名、昨日に続いてのIさんと高齢(私より)の男性とご夫婦、ミニベロでの参加です。出発後すぐに大野寺の前で昨日の座学で教えて貰った水港(みずみなと)があったとされる河原と磨崖仏を見学、後1ヶ月もすると大野寺の桜が満開なんですが。すみません、この前後の写真がありません。

 県道28号線を南へ、緩やかな登りが続きます。予定には入ってませんが、せっかくですので室生寺門前で記念撮影を。個人的には室生寺って見学の間安心して駐輪しておける場所を知らないので、この機会にゆっくり見学したかったのですが。

 最近はパワースポットと知られる様になった「龍穴神社」へ、昨日同様にボランティアガイドの方の解説付き「流血神社ではない」と云うのがここのガイドの掴みの様でして。今日は私たちの為にいつもは閉ざされている神殿の扉を開けてくれていて、ガイドさんもびっくりのVIP待遇とか。40分近く案内をして頂いて「龍穴神社」を後に、再び県道を南下します。
  下田口の「宇陀市文化芸術活動体験交流施設」ふるさと元気村へ、元の田口小学校の跡を利用した施設で、絵画 木工 陶芸 きりえ 藍・草木染 七宝焼 サンドブラスト
着物リフォーム 手紡ぎ 手織り フェルト雑貨と云った体験教室が随時開かれ、作品の販売も行われています。「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントにもなっていたので昨年7月15日にも訪れていて、その日は休館日でしたので校門が閉ざされていて見学はできませんでしたが、今日は案内付きで各機教室を拝見させて頂きます。
 「龍穴神社」と「室生ふるさと村」の見学時間が長くなってしまったので「振興センター」へ戻る時間が押してしまってしまいました。

 室生寺門前にて、時間が押してますがここの「よもぎ入り回転焼」を外す訳にはいきませんよね、案の定おばさんの声が掛かります。
 遅刻しましたが無事「振興センター」へ。当初大野から県道を往復するだけのコースが少々気に入らなかったのですが、立ち寄るポイントも充実していて、復路を緩やかなダウンヒルで快走できるのも良いかなと思った次第。

 お昼を近くの「うだ夢創の里」で準備して頂いてますので移動しますが、ここが本日最大の激坂でした。写真は初瀬街道(阿保越伊勢街道)にて。

 室生大野「うだ夢創の里」にて。
 午後は「振興センター」で講話があるのですが、夕方に所用と勤務と予定が詰まっているので、申し訳ないのですが13時半には「夢創の里」で参加の皆さんとスタッフの方々とお別れし、室生ダムから榛原、笠間辻経由で帰途に就きました。
 2日間、宇陀市の「おためし研修支援事業」の「let’s ポタリング宇陀」に声を掛けて頂き、日頃通り過ぎる事があってもなかなか立ち寄るきっかけのない処を満喫する事ができました。今回は定員に対して参加者がかなり少なかったのですが、市の「研修支援事業」と云う事から具体的なイメージが思い浮かばず、加えて「コロナ禍」のな渦中とあって、私も声を掛ける範囲が限られてしまって、あまりお力になれなかったのが残念です。
 本日の走行78.3キロ、内「振興センター」~「ふるさと元気村」の往復は約20キロ。

「let’s ポタリング宇陀」1日目 2日目

※ 一部の写真を主催側の方から頂きました。