A Haapy New Year

あけましておめでとうございます

(左上) 奈良県宇陀郡室生村 Photo:レオナルホドさん
(右上) 京都府北桑田郡美山町 Photo:レオナルホドさん
(左下) 滋賀県甲賀郡信楽町 Photo:skuram翁
 写真使わせて頂きました、今年も宜しく。 写っているのはもちろんcancan本人です。
過去の年賀状/暑中見舞コレクション

PS:甲賀郡信楽町は2004年10月9日付けで「甲賀市」となっていますが、写真を撮ったときは「信楽町」です。 しかし写真の場所はいずれ全て名前だけは市になってしまいます。



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悪行「平成の大合併」

少なくとも巷では悪名高き「平成の大合併」により今日1月1日付けで79市町村が21市町になり、その後も来年にかけて施行が目白押しである。 村や郡の消滅する都道府県も幾つかある。 私にも身近な処では三重県飯南郡飯高町他3町が松阪市と合併、信州では長野県で鬼無里村、戸隠村他が長野市に編入される。 今日から高見峠を越えるとそこは松阪市なのである。
 行財政改革や地方自治云々はその筋の方に任せておくとして、どう考えても過疎化を助長し、地名と云う文化遺産と、地理学上での符号としての地名をないがしろするのが私には気に入らない。 生まれてから「市」と名の付く処で育ってきた私には判らないのかも知れないが、住んでいる人達はそんなに「町」や「村」が嫌なのだろうか (村会議員さんは市会議員さんになれるかも知れないので嬉しいのかもネ)、確かにかつては被差別部落の地域を明確にしてしまう弊害も無くは無かったが、仮に「村」である事に劣等感を持っている人が多いのだとしたら、「都会指向」「田舎蔑視」と云う幻想と、日本中を都会にしたかった某首相の亡霊から逃れられないでいる日本人が情けない。
 明治22年の市町村制施行で15,859あった市町村は2,900を切った、交通機関の進歩と過疎化により減少する事は当然だし自然な事だが、反旗を翻して隣の明日香村の様に秀でた観光基盤を持っていない処を除けば、とにかく日本中が名前だけは「市」になる日も近い。 しかし市町村の区別は原則的に人口を基準としているのだが、一次産業と二次三次産業別人口を基準にするべきである、「村」が幾つも集まって「市」になった処で構造は「村」以外の何物でもない、都市に対する行政を行っても上手く行くとはとても思えない。
 参考→市町村合併、市町村の廃置分合 予定・目標