猪名川キャンプツーリング(2日目)


 さてお天気の方は相変わらず下り坂の予報なのですが、1泊2日に短縮して今日引き上げるか、明日降られる事は覚悟の上で予定通り一庫(ひとくら)ダム上流の千軒キャンプ場に移動してもう1泊するのか悩ましい処です。幹事役のD女史も折角の休暇を有効に使いたいし、私も昨日の今日で100キロ余りをトンボ帰りするのは辛いものがあります。相談の結果少なくとも今日一日は天気は良いと云う勢いで2泊3日と云う事に。
 大野アルプスランドキャンプ場にて。さて撤収を済ませ、キャンプ装備の4名4台で記念撮影。

 まずは標高差300mのダウンヒルです、一方通行になっているので対向車がやってくる心配はないのですが、下りルートは最初稜線に沿っているのでアップダウンがあります。
 杉生まで下ってきて県道12号へ、キャンピングを連ねて走ります。しかしつっちーさんのアルプスローバー良いですね、新品同様の白のサイドバック4つが眩しいです。
 笹尾まで下ってきたのですが、ここでデポ地の三田まで戻るつっちーさんとはお別れです。
 休日とあってコースに恵まれるこの界隈、ローディが非常に多いのですが、ガチに走っている人が多いかして、挨拶しても無視される事が多くちょっと寂しいですね。
 一旦所用で三宮へ帰るタモさんともお別れですが、千軒キャンプ場の利用許可証を取りに行って下さったサポート役のsyokaraさんと、ブログレスの三島さんと合流し、4人は4人ですが面子が入れ替わって走る事に。地元の三島さんに案内して頂けると云う事なのですが、「自転車コースガイド(関西エリア)」の著者であるのは良いとして、知る人ぞ知る2004アテネオリンピックトライアスロンコーチ、何か悪い予感が…
 県道12号を引き返して篠山方面へ、このまま西峠へ連れて行かれるのかと思いきや、奥猪名健康の郷で小休止、この先は県道601号杉生能勢線で篭の坊(泉郷)峠を越えるとの事。交通量の少ない道へ入るのは有り難いのですが結構な斜度、それに今朝から時々後ろのマッドガードがタイヤをこすって具合が良くありません。syokoraさんにも見て貰ったのですが、リムの振れとかではない様です、元より32Cを履かせるタイトなセッティングなのですが、どうもパニア台の上の荷物を固定しているショックコードがマッドガードを押さえてしまっている様です。
 案の定、篠山へ連れて行かれました、未踏の峠だったのですが写真がありません。しかし今日は移動日のはずだったんですがネェ… (Photo : syokoraさん)
 一旦は篠山市に入りますが川沿いの気持ちの良い道を走って大阪府へ、R173に沿って走り旧はらがたわ峠へ、ここは一昨々年に「山の釜飯 北摂サイク」で越えているので多少記憶に残っています。
 旧道ではありますが、峠にお洒落なカフェがある事もあって、今風なローディも登ってくる様です。丁度1組のペアが、女性の方が早かったかして三島コーチの喝が入ったとか。
 お洒落なカフェではなくがっつりいきたいと云う私のリクエストで国道沿いのお店へ。がっつりトンカツ定食を頂きました。しかし熊、鹿、猪って結構良いお値段が。
 三島さんの案内で国道を避けて気持ちの良い里山の中の道を行きます。
 今夜の野営地千軒キャンプ場に到着。ここは無料のキャンプ場ですが事前に猪名川町に申し込んで許可証を貰っておく必要があります。比較的綺麗に整備されていますが、管理人のおばあちゃんがなかなか曲者なのと、対岸の国道173号を通る車がうるさいのが欠点です。ただ他に利用者がいなくて貸切状態、ちゃっかり炊事棟の屋根の下にテントを張って雨対策はばっちりです。
 荷物を下ろし身軽になったasuka号を駆って、道の駅「能勢くりの郷」近くの「汐の湯温泉」へ、レトロな旅館のお風呂(1,000円)、ここもほぼ貸切状態でにごり湯もあってゆっくりさせて貰いました。
 タモさんも車で戻ってきて今夜はギンタロウさんに三島さんも加わって宴会です。本日の走行50.9キロ、明日は雨が降ろうが桜井まで100キロ余りを走って帰らなくてはなりません。
 
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猪名川キャンプツーリング(前日)

 今月下旬に仕事のローテーションの関係でまとまった日にちが休める事に、しかしよりによって梅雨時はないだろうと思うのですが、懸案のヨサク(知る人ぞ知る四国を横断する酷道439号線)やら暫く行っていない能登半島とかを画策してみたものの、連続したお天気は望むべくもなく「18きっぷ」のシーズンでもないので、復路輪行の費用もバカにならない事もあって今一つ気乗りがしない中、D女史が兵庫県の猪名川町と篠山市に跨る大野(おおや)山(756.3m)にある大野アルプスランドキャンプ場へ行こうと云う話を持ってきました。周辺は道路元標とかで何度かは走っているものの、あまり土地勘のない地域。キャンプ場までは最短距離で88キロ、但しこれは大阪市内を突っ切ってでの話、車と信号ばかりでとてもキャンピングでのんびりと走って行ける様なルートでもありません、そこで思いついたのは上街道と木津川沿いの自転車道で御幸(ごこう)橋まで北上し、西国街道もちろん現在のR171ではなく旧街道を辿って行く事ができれば、遠回りですがストレスのないルートを走って行く事ができそうです。西国街道に関する情報を色々と調べて出来上がったのが距離で約120キロのルート、キャンピングで100キロ以上は過去にも走っているのでさして問題はないのですが、大野山へ登る最後の3キロ余りは標高差320m、平均斜度10%超、100キロを走ってきた後だけに流石にこれは。
 現在asuka号には28Tのスプロケットがついていて昨年四国ツーリングでも倉羅峠を越えてはいるのですが100キロ走った先の激坂の事を思うと、そこで昔使っていた34Tが目に留まり、リアディレラーのキャパシティには問題はないので早速交換してみる事に。
 念のために明日香村まで試運転に出掛けて取りあえず問題はなかったのですが、キャンピング用に交換していたパセラ32Cがバースト、直したもののビートが微妙に変形してしまっている様でもとよりクリアランスのないマッドガードと少しの事で干渉してしまい、もとよりグランボアのパピヨンとの緩い組み合わせが不安で、急遽新品を手配し本日到着、商品代金だけだとアサヒの方が安かったのですが。しかし雨中走行が判っていて新品のアメクロサイドのタイヤを下ろすのも、ビンディングとかワイヤー内蔵とか特にクラシックに拘っていないasuka号ですからアメクロでなくても良いのかも。
 ところでお天気の方はと云えば3日目の日曜日に崩れそうな按配、最悪1泊2日で帰ってくるか、3日目に荷物を宅急便にして輪行で帰ってこれる準備もしておく事にします。


 西国街道の旧道は全く走った事がないので、ルートラボで作ったデータをGARMINとスマホのGoogleMapで見られる様に設定しておきます。ナビゲーションまでの必要はなく、予定ルートと現在地が把握できれば充分です、と云うよりナビまでは余計なお世話、紙の地図がディスプレーでの情報になっても、現在地とコースを把握しながら走るのが鉄則です、ナビ頼りで走ったりすると後から何処をどう走ったのかも把握できません、最近どうも読図力のない人が多い様でナビ依存の弊害かと。スマホはあまり出番のなかったスマホホルダーを使用、着脱が簡単なので未踏の御幸橋以降の西国街道で使用しましたが、形がいびつなので取り外すとなおしておくスペースが。
 今回はルート上に補給できるポイントは幾らでもありますので、食料や飲料は猪名川町へ入ってから調達する事にしますが、キャンプ場の標高が700m以上あるのでテント、寝袋、衣類は5月、10月の「月うさぎキャンプ」並みの装備になってしまい、その上雨支度もしっかりしておかなくてはならないので、それなりの荷物の量になってしまいました。今回は記念写真用にゴリラポッドこそ持って行きますが、G1(ミラーレス)は持って行かない事に、まぁこの行程では「自撮り」をしている余裕もありませんし、スマホカメラとTZ60(コンデジ)で充分です。
 休憩を含めて所要時間12時間とし、明るくなった頃に木津八幡嵐山自転車道に入るべく未明3時に桜井を出発する事としました。

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西の海へ「ゆる風」ライド ①

橋本市清水 紀の川左岸

 梅雨入りが発表された日こそ降ったもののその後は全く降らず、とても梅雨とは思えない爽やかなお天気の続く毎日、まぁ陽も長い事ですしロングライドにはうってつけの季節ですね。さて先月15日の「東の海へ」に続いて「西の海」を目指します。出そびれたり挫けたりで3度目の正直と云う事なのですが。
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