野迫川~奥千丈キャンプツーリング(1日目)

 来年3月まで行なわれている「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」、45ヶ所のチェックポイント走破を目指しているのですが。5つある山岳賞ポイントにもなってる「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」(標高1,232m)はなかなかの難所、過去何度かは行っているのですが、私の脚力ではとても1日で走って行ける処ではありません、そこで前回の「おくとろ」同様キャンピングで向かい、ついで未収の「道の駅 水の郷日高川龍游」(田辺市)と「奥真妻活々倶楽部」(印南町)もついでに回って、前回同様宅急便と輪行で帰って来ようかとも考えたのですが、この季節になかなか行けない周辺の紅葉スポットを見逃す訳のも勿体無いので、野迫川村川原樋川沿いと奥千丈林道を経由して自力で戻って来ようと企ててみたのです、それに18きっぷの時期でもないし宅急便の費用も馬鹿にならないので、今回は節約モードで。

 コースはざっとこんな感じなんですが、3泊の予定ですし距離は知れていますがルートラボによると獲得標高3,300m近いとか。なお帰途五條市大塔町阪本からのコースは未定ですが、含めると二山越えないと帰ってこれないので都合獲得標高4,000mになったりして。
 所用を片付け12時には出発したかったのですが、結局スタートできたのは14時過ぎ、明日香村から吉野口駅経由のいつものルートで重阪峠を越えます。
 五條のオークワで買出しの後、紀ノ川左岸の県道55号橋本五條線に入り、橋本橋の手前から自転車道に入ります、九度山に着いた頃には既に真っ暗。R370に入り途中から細川から極楽橋の手前を通るルートに入りますが、闇夜とあってもう完全に真っ暗。
 いつも休憩する八坂神社の大木がライトアップされていますが、休憩している気持ちの余裕などありません、細川と神谷の集落を過ぎると再び闇の中、ただこの時間だと地元の人が通勤に使うのか通る車は昼間より多い様な、それと時折南海高野線の電車の音が谷にこだまします。所々で押しも入ったりしましたがどうにか標高800mを超え、高野山中学とか住宅地の明かりが、20時過ぎには高野山役場の前に。

 山内に入るとあちこちの寺院がライトアップされていたり、門前の大きな提灯の明かりとかなかなか良い雰囲気です。野迫川村へは左折して東へ、奥の院の方へ向うのですが、ちょっとファミマへ、高野山にもコンビニがある時代なんです。
 この先、飲み水の補給できる場所はありませんので、1リッターのペットボトルの水を調達、コーヒーで一息入れます。ほんとファミマがなければ夜の高野山では何も手に入らないと云っても過言では。奥の院の公衆トイレで湯たんぽとボイル用の水を調達して野迫川村へ。県道53号高野天川線に入ると再び闇の中、桜峠下の三叉路から桜峠、天狗木峠(990m)を経由して高野辻まで7キロ程なのですが、一台の車にもすれ違う事はありませんでした。
 2233 標高1,000mを少し超える高野辻休憩所に到着、ここで野営するのは2015年10月2017年10月に続いて3回目、四阿と仮設トイレがあります。今夜はオークワで買った弁当とカップ麺で済ませ、寒さは昨年程でもないのですが、おニューの寝袋にもぐりごみ早々に休む事にします。本日の走行84.0キロ、しかしくたびれました。

 1日目 2日目 3日目 4日目 おまけ(装備篇)

アウトドアグッズ3題

 冬キャンプで重宝しているのが「湯たんぽ」、ホカロンやハクキンカイロなんて人もいますが、ホカロンじゃちょっと心許ないですよね。最初の頃は百均で売っているプラスチック製のものを使ったりしていたのですが、容量が小さい割りに嵩高くて今一自転車キャンプツーリング向きではありません、たまたまAMAZONで見つけた西独フーゴフロッシュ社製の「湯たんぽ」、柔らかい樹脂製で半分位には畳めます。昔からあるゴム製の水枕をイメージして貰ったら良いかと。たっぷり2リッター近い容量がありますので、寝る前にお湯を沸かして満タンにして寝袋に入れてやれば、安全快適に寝付けます。しっかりとねじ込める栓が付いていて外れる様な心配はなく、口が漏斗状になってお湯を注ぐのも安全です。ただ一つ欠点は、無害なのでしょうが独特の甘い匂いがあって、冷めたお湯の飲用への再利用はちょっとね、それとお湯を沸かす為にケトルを一回り大きいのに買い換えをました。なおニットの専用袋が付属しています。
 別に私のアイデアでも何でも無いのですが、skuram翁に教えて貰ったアイデア。自転車キャンツーで大型の三脚を積んで行く物好きは「自撮り」がライフワークの私位のものかも知れませんが。仕掛けは簡単、サイドバッグに入る大きさの板を探して来て天板に、三脚のネジに合うナットを取り付けてやるだけなんですが、一般的な三脚のネジは1/4インチ(大型のものには3/8と云う規格もあります。)、単にナットだけならホームセンターで売っていますが、板にどうやって固定するかが問題です、埋め込んだだけでは空回りしそうです。ただそこは写真右上の様な板付きナットと云うのが市販されていて、JISならホームセンターやAMAZONで手に入るのですが、流石にインチねじの板付きナットは見かけません。モノタロウ辺りならきっとあるのでしょうが、幸いYahoo!ショッピングであるホームセンターの通販サイトでメール便対応で入手する事ができました、後は木ネジ4本人で固定すればばっちり。アルカスイス互換のクイックシューが余っていたので、取り付けてやればワンタッチで天板を三脚に固定する事も可能になりました。


 冬キャンプの快適さに慣れてしまってもやはり寒さには、流石に自転車キャンプツーリングに薪ストーブは積んで行けませんし(トレーラーに載っけて引っ張って行く御仁がいるとかいないとか)、そろそろ高性能でコンパクトなダウンの寝袋、mont-bell辺りに買い換えを考えていた処、先日の宮川キャンプで達人vivvaさんに薦められたのが、ナンガ製のオーロラライト450DX、一旦心は決まったのですが、やはり高いわぁ。
 いざシーズン入りしてポチろうとすると、人気商品だけに欲しいカラーの即納が見当たらない、それに純粋冬専用と考えてみると上のモデルにも食指は動くけど、所詮自転車キャンツーで行けるエリアは限られてはいるのですが。
 シェルの撥水性を考えるとナンガ社のオーロラシリーズ以外に選択肢はなさそうなんで…

品番 収納サイズ 重量 快適使用温/限界温度
450DX  Φ14×29cm 865g 0/-5℃
500DX Φ18×30cm 1150g 0/-5℃(センタージップ)
600STD Φ17×31cm 1200g  6/-12℃

 の三択になって、価格との兼ね合い、ダウンのグレードは落ちて一番収納寸法の小さくない600STDをポチる事に、そらぁ600DX欲しいですよでも5万超ではネ。まぁそれでもサイドバッグまるまる一つを占領する今のに比べて十分に十分にコンパクトなんですがね。
 さて高野辻の雲海~野迫川の紅葉~護摩壇山でWAKAYAMA800のポイント~奥千丈林道と計画を練って6日の午後から9日に掛けて時間を取ったのですが、どうもお天気が…

来年のCanCan謹製卓上カレンダー

 毎年恒例の「CanCan謹製卓上カレンダー」ですが、年毎に3.5吋フロッピーディスクケースが入手(廉価で)しにくくなる中、ある方からA4/3サイズのカレンダー用ケースを大量に頂きました。10数年続いた今までのデザインですが、現在新デザインで製作中です。
 2~3年分は間に合う量があるのですが、206×105mmと云うサイズが微妙なんですね、A4サイズのプリンターで効率よく印刷できないので、ネット印刷にトライしてます、コスト削減の為にカットは今迄通り手作業です。
 左が試作品、従来サイズの倍です。色々と検討しなくてはならない事が多くて「笠置キャンプ」にはちょっと間に合いそうにはありませんが…