朽木~マキノ~琵琶湖キャンプツーリング(3日目)

野洲市 中主(ちゅうず)吉川公園にて


 M.K.君は7時過ぎには出発、ここでお見送りします。これから琵琶湖東岸を北上し、順調に進めば敦賀まで行きたいとの事、パワーを分けて貰った私も7時半には帰途に就きます。
 ところで中主吉川公園、正しくは「緑地公園 中主吉川地区」とかで元の野洲川北流を改修したものだそうです、無料とは信じられない位に綺麗に維持整備されています、欠点と云えばただ琵琶湖に近いのに湖が見えるとか横を野洲川が流れている訳でもなく、木立に囲まれただけのただの広い公園なのです。なおトイレは自動音声でアナウンスが流れますんで、テントを設営するなら少し離れた方が良いかも、周りが静かだけに。こういった施設が各所にあれば良いのですがね、無料キャンプ場と云えば、先日「しまなみ海道」の見付島のキャンプ場がGWでゴミが一杯になったなったとか、残念な話も聞こえてきます。
 さて今日は夕方から仕事なのですが、帰宅している時間がなくなるかも知れませんし、草津のスーパー銭湯に立ち寄って昨日一昨日の汗を流してから「茶丈藤村」で軽くお昼を頂いて行く事に。
 琵琶湖々岸から瀬田川左岸へ、漕艇場があって気持ちの良い風景が続きます、少し停まって写真を撮っていると、何か様子が違うので振り返ると、先日保育園の散歩中の幼児2人が死亡した痛ましい交通事故の現場だったのです、見通しの良いこんな三叉路が事故現場だとはちょっと信じられません。
 予定通り11時少し前に「茶丈藤村」へ、「藤おこわ」を頂いてからお菓子を頂き気忙しいですが夕方には帰らなければならないので11時半過ぎには石山を後にします、奈良への最短コースはR422~府県道783号宇治田原大石東線~R307で井手町へ下り南下、奈良時代以前の官道東山道と重なるのも納得できますが、禅定寺峠を越えなくてはなりません。一般的なのはR422から宇治川沿いに府県道3号大津南郷宇治線、琵琶湖の水はこのルートで大阪湾に流れて行く訳ですから、楽なのですが、天ヶ瀬ダムから宇治市街に下ってしまうと奈良へは遠回りになるのと信号が多い事、4月は時間があったのでこのルートで木津川の自転車道へ出たのですが、やはり遠回りになるだけに時間が掛かります、今日は天ヶ瀬ダムの手前の宵待橋で府道62号宇治木屋線に入ります。
 一息入れようと宇治田原のセブイレへ、リア2サイドのMTBの先客、なかなか興味深いバッグ類がと思っていると、お店が出てきたのは外人さんのペアでした。キャンピングで走っているとローディには何やら冷ややかな視線で見られる事もあるのですが、外人サイクリストは好意的に声を掛けてくれます、オーストラリアから来たお二人、なぜ宇治田原なのか良く判らないのですが、これから京都~大津と回って琵琶湖を時計周りするそうです、「びわいち」の言葉は知ってられましたが、アドバイスしたくとも私の語学力でこれが限界です。
 さてR307を井手町に下るか、このまま府道62号で犬打峠を越えて和束に出るか悩む処、激坂で知られる犬打峠ですが北側はそうでもなかった様な曖昧な記憶が(2007年7月以来)、1998年にはチューブラーのロードで和束へ下っていてタイヤがフラップから剥がれてくると云う大変な目に、安モンのチューブラー履くならとWO転向にきっかけになりました。はただR307を行きかうダンプやトラックを見ていると犬打峠へ向かう事に。確かに暫くは長閑な山道でしたが、最後の500mはやはり凶悪でした、もちろん下りは凶暴。和束のローソンで一息入れて加茂から大仏線跡沿いに走り奈良阪を越え、やはり桜井に戻るのは厳しいので天理から幻の中ッ道に沿って南下する事に。まぁこの辺りも織り込み済みでしたのでNo Problem、本日の走行106.3キロ、3日連続100キロ超、紀伊半島へ向かう事を思えば楽ですが、中日位はゆっくりしたかったと、反省しきり。

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