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笠置キャンプ 2022(1日目)

恭仁(くに)大橋で木津川を渡ります(写真 : タックさん)

 「月うさぎキャンプ」が無くなった後、現地集合キャンプツーリングで何度か行った「笠置キャンプ」、コロナ禍以後暫く途絶えていたのですが、急でしたが久しぶりにやろうと募った処、何人かが手を挙げてくれました。

 今日21日は勤務明けですので、昨日準備してそのまま出勤、勤務明けで橿原の職場をを9時には出発、大和八木から寺川沿いに下ッ道を北上し、佐保川沿いの京奈和自転車道へ、秋篠川沿いへは入らずショートカットして平城宮跡を経て佐紀交番で京奈和自転車道に戻ります。
 若草山をバックに水上池を巡って京都府側へ越えます。
 まだ食材の用意ができていないので木津駅前のスーパーで買い出しを、そうこうしているとタックさんと今回初参加のWさんが木津川沿いの自転車道を南下しているとの事ですので、樋門公園(三角公園)で待ち構える事にします。
 Facebookへの書き込みからタックさん(写真右)が先に来ると思っていたらWさん(写真左)が、どうやら流れ橋で写真を撮っているうちに抜かしていた様です。

 ここから笠置まで3人一緒に走る事に。タックさんは大阪市内から、Wさんは箕面市から走ってきています。

 


 木津川左岸の府道47号と右岸のR163を恭仁大橋で継いで走ります。(写真:タックさん)

 大型車の多いR163はなかなか大変ですが、樋門公園から50分程 1405 には笠置大橋北詰に到着。

 笠置大橋から望む「笠置キャンプ場」、平日とは云えこれだけのテントが。料金は500円/日、1泊なら1,000円、2泊なら1.500円と至ってシンプル、以前は300円/日だったのですがね、近くの「しらさぎ温泉」が休業中なのが残念ですが。

 ほぼ思い通りの場所に設営する事が、明日来るメンバーの事も考えて広めに場所取りもできました。(写真左 : タックさん)
 ところがテーブルを持ってくるのを忘れてしまいました、椅子が役にたたずマットを敷いて久しぶりの地べたキャンプです。今は色々と良い機材を持ってきますので、何か懐かしい感じも。タックさんのプラ板のテーブルと焚火台が大活躍。(写真左 : タックさん)

本日の走行 54.4キロ。

 1日目 2日目 3日目 おまけ

大隅半島キャンプツーリング2022(3日目)

鹿児島県肝属郡錦江町 神川ビーチにて


 今日も良いお天気です、真夏だと陽が登ると暑くてやってられないのですが、10月ともなるとのんびりと撤収作業を… いやちょっとのんびりし過ぎ。
 神川ビーチは桜島と開門岳の両方が見えるのも売りにしているのですが、正直云ってどっちも中途半端、特に桜島は海岸線に隠れて全容は見えません。

 神川キャンプ場を後にしたのは8時、それが立ち寄るつもりだった「神川大滝」の事はすっかり忘れていました。海岸に沿ってR269を北上するのですが、結構なアップダウンです。展望塔のある「錦江湾パノラマパーク」で一息入れていると、同じモニターツアーで来ているロードの一行が気持ちよさそうに下ってきます、暫くすると出口さんと角野さんも、さてどこまで南下するのかな。県道68号に入り昭和62年国鉄民営化と同時に廃線となった国鉄大隅線のガードの下をくぐります、塗り直されているのか廃線の鉄橋と思えませんが。(写真右) 

 大隅高須駅跡、廃線跡は「フィットネスパース」と云う自転車歩行者専用道路になっています。前回2019年には垂水市から廃線跡に沿ってここまで南下してきました。


 駅跡から廃線跡の自転車道を鹿屋市街へ向かいます。大隅半島東岸に沿う高隈山地の南端が丁度この辺りで、佐多岬へと続く肝属山地との間は半島を横断するには一番標高の低い部分になっていて、一番楽に志布志方面へ戻る事のできるルートです。なお大隅線の前身の南隅軽便鉄道は港のあった高須から大隅地域の中心地だった鹿屋の間が最初に開通しています。

 自転車歩行者専用道路と云っても利用者の殆どはランニングやウォーキングの人で、所々落ち葉に埋まっている様な部分もありますが、切り通しなど廃線跡を感じさせる道筋が続き緩やかに登って行きます、昨日鹿屋へ向かうこにたんさんにこのルートを教えたのですが、荒平天神まで行っているので「フィットネスパース」への入り口を見つけられなかったのか、反対向きに走ってしまったのか。

 標高70m程で鹿屋市郊外の住宅地と云った趣の中の大隅野里駅跡へ、残念ながらこの先は車止めが多くて自転車には走りづらいのですが、一般道が並行しています。今回は鹿屋航空基地の南西端で左折し市街へ向かいます。

 海上自衛隊鹿屋航空基地の中にある鹿屋航空基地資料館、回りに所縁の航空機が展示されてます。「CanCanさ~ん!」と呼ぶ声、どうやらこにたんさん達も来ている様です、帰りのルートをどうしようかと迷っているとか、来る時はR220だったそうですが、地元の人に聞いてもやはりR220だと云われるそうで、夕方に志布志を出るフェリーに乗らないといけないサイクリングの女性2人に尋ねられたら、それ以外に答え様がないですよね。
 私の予定はルート探索を兼ねて肝属川沿いに下り、昨日のコースと重ならない様に途中から前回しくじった廃線跡を辿るつもりだったのですが、結果的にお二人と一緒に志布志までの帰途に就く事に、クロス、キャンピング、ミニベロの珍道中。(写真 : こにたんさん)

 鹿屋航空基地は鹿屋市中心市街の西側の高台にあるので、取り敢えず鹿屋駅跡の方に下ろうとして早速ミスコース、なんと「神徳稲荷神社」の前へ、これも御導きと見学を、ガラス製の鳥居と云い、何とも面白いお稲荷さんです。

 国鉄鹿屋駅跡の鹿屋市鉄道記念館、キハ20とかつての大隅線の各駅の駅名標が並んでいます。後で知ったのですが、廃線前鹿屋駅前後はΩ状に線路が敷かれていて、今もその跡を道路で辿る事ができます。Ω状になっているのは標高を稼ぐためのものだとばかり思っていたのですが、大隅鉄道時代の鹿屋駅はスイッチバッグ状になっていて、国有化後改軌とともに折り返しをしなくてよい様に付け替えてしまったのだとか。
 鹿屋駅跡から廃線跡の自転車道を少し走り、肝属川の支流下谷川を渡った処から右岸を走るとすんなり肝属川にでる事が。とにかく志布志港に15~16時の間に戻らなくてはなりません、万が一にも乗り遅れると自腹で帰らなくてなりません、帰阪が火曜の朝になっても構わない人は明日の「さんふらわあ」でしょうが、少しでも早く帰らないといけない人には、輪行袋を手に入れて鹿児島で1泊、明日の新幹線と大変な出費になってしまいます。その上台風被害でJR日南線は一部運休で南郷以南がバス代行、でも南郷まで走って日南線で宮崎回りする位なら、都城へ走った方が得策、とにかく船に乗り遅れると大変な事になる訳です。
 さてお二人のペースも判りませんし、距離的には多少遠回りにはなりますが、昨日走った肝属川沿いと海岸よりの道を走るのが賢明かと。

 肝属川沿いに走ると広々とした風景の中、車は来ないし、信号もない快適コース、ただ途中には食事のできる処かコンビニすらありません。しかも肝属川べりは河口に近づくにつれて向かい風が強くなります、まして抵抗の大きい4サイドでは油断をすると13km/hまでスローダウン。どうにか柏原海岸まで帰ってきて暫しトイレと自販機休憩。その後昨日同様に防砂林の中の道へ、一本道なので先頭を交替して貰い牽いて貰うつもりが、途端に20km/h超、そうお二人はE-Bikeだったのです。志布志市域に入りR448からR220へ、さすがにこのまま昼飯抜きではと、夜のバイキングまでの虫養いにファミマへ突撃。

 ともあれ 1452 無事に志布志港に到着、既に何台かは戻ってきてはいるのですが、佐多岬でキャンプをしていたT君は大丈夫かな。
 さて今回の参加条件にアンケートへの記入があるのですが、前回より進歩してネットでの回答なのですが、結構なボリュームがあります。

 1548 出口さんと角野さんも無事到着(写真左)、Tさんも無事に佐多岬から帰ってきました(写真右)、しかし皆さん与えられた時間目一杯走ってますね。前回と云い余裕で志布志に帰ってきたと云うより私が心配性なのかな…

 乗り遅れる人もなく参加者全員が無事に乗船できた様です。帰りは船が変わって「さつま」で3階甲板にサイクルラックが用意されていて、ラックに掛けられないキャンピングやミニベロは柱に固定して貰う事に、フェリーではそれが当たり前の光景だったのですがね。

 昨日に比べて坂と云える様な坂はなかったですし、距離も僅かに短いのですが些か疲れました。船室に上がると速攻で風呂に入ってバイキングの夕食に。本日の走行61.2キロ。

 

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

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大隅半島キャンプツーリング2022(2日目)

鹿児島県肝属郡錦江町 神川キャンプ場にて

 志布志行きの航路、今の季節ですと宮崎沖で明るくなり、右舷側では日南海岸から都井岬を望む事ができます。志布志港に着くのは0855ですので、朝食バイキングとか、サイクリストにはゆっくり過ぎる朝を過ごします。

 自転車が下船できるのは乗船とは逆に最後で、そのから参加者が全員揃った処で記念写真を撮ってからのスタートとなります。フロントバッグは西大寺の自転車工房「Delft」製のお揃です。(写真左)

写真提供 : ヴァンズ凸


 志布志港から皆さん思い思いのコースで走り出します。出口さんと角野さんは3年前に私が行けなかった中茶屋公園経由で垂水市へ、「大和川CC」の4人は雄川の滝経由で「財宝」がやっている垂水市の宿へ、「ゆるゆるCC」のこにたんさんは鹿屋市の宿へ、「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のT君は今時のパッキングとは云えなんと佐多岬でキャンプ。港から一人旅の私は市街に寄り道の必要もないので10時過ぎには志布志を離れ、R220からR448へ、R448へ入ると交通量は少なくなり走り易くなります。ほぼ先頭を走っていたのですが、足の違いで休憩していると次々と抜かされてしまいます、R448を南の方へ行くグループが多い様ですね。
 東串良町に入った処で海岸寄りの防砂林の中の道へ、海側の展望は殆どないのですが車の殆ど来ない道を数キロ走る事ができます。柏原海岸沖の人工島には志布志国家石油備蓄基地があるのですが、タンクは全くと云って良い程見えません。なお柏原海岸には休憩所やキャンプ場があります。


 肝属川河口から支流の姶良川を経て吾平山上陵まで約20キロの県道東串良吾平自転車道線(肝属川河畔自転車道)が通じているのですが、先日の台風で河川敷の区間がご覧の有様、堤防上を河川管理道路が通じているので、そちらを走らせてもらいます。

 自転車道の案内板と分岐とかで路面の案内が幾つかあるのですが、四阿やベンチと云った設備は見かけませんでしたし、日陰が全くないので夏場はちょっと大変かも…


 支流の姶良川べりへと入り前回2019年には端折った「吾平鉄道記念公園」へ立ち寄ります。元の大隅線吾平駅跡地で、かなり傷んでいますがキハ20とヨ8000が保存されています。
 写真は「吾平麓の田の神」九州地方南部の薩摩、大隅、日向の一部には田の神(タノカンサァ)と呼ばれる石像が多く残っていて、年代の特定できたものだけで100以上あり、なかなかユニークな姿のものもあります。
 海岸沿いから川べりと走ってきたのですが、R220を離れてからはコンビニの類は全くありませんでしたので「吾平鉄道記念公園」の近くでファミマに立ち寄り補給、ここを外すと錦江湾側に出るまで補給はできません、自販機も関西の感覚からすると少ない様です。
 自転車道は支流の姶良川沿いに、ここまで来て地元ローディとすれ違います。さらに支流の苫野川沿いの県道561号神之川内之浦線に入り自転車道とはお別れです。ところが県道は途中で通行止、迂回路の標識が判り難く行き過ぎて引き返した上に激坂を登らされる事に。
 今回神川キャンプ場まで神川大滝経由と雄川の滝経由の2つのプランを考えていたのですが、雄川の滝が下流側から滝壺への遊歩道が通行止になっているとの事で神川大滝経由にする事にしたのですが。県道68号鹿屋吾平佐多線から肝属グリーンロードへの道、標高で200m程度の山越えなのですが、4サイドには結構堪える道筋です、10月に入ったとは云え結構暑かったですしね。広域農道の様な肝属グリーンロードと並行する旧道もある様なのですが、ルートファインディング不足で踏み込めませんでした、宿利原農村公園の四阿で一息入れてルートは錦江湾に向かっての下りへ、神川大滝は明朝にでもと端折って神川キャンプ場へ。

 16時過ぎには影絵のモニュメントとかで人気の「神川ビーチ 影絵の祭典」に到着。

 前後して鹿屋泊りのこにたんさん一行と「大和川CC」のHさん一行が神川ビーチに。しかしこにたんさん明るいうちに鹿屋へ戻れるのかなぁ、Hさん一行は宿に18時に入らなければならないのに… この先アップダウンがあるのに、皆さん目一杯走っている様です。
 神川キャンプ場、料金は1人1張で1,500円也、週末とは云え十数張程度で余裕があります、ただ国道と海岸の間で車の音が結構煩いのが、国道を挟んでローソンがありますし、ベンチとかをテーブル代わりできるのでもっと荷物を絞れたかと。錦江湾を挟んで開聞岳がかすかに見えます、写真を撮ったりしながらのんびりテントの設営を。本日の走行57.4キロ。
 一旦休んで23時頃目を覚ましてごそごそしていたのですが日付の変わった 0003 スマホに緊急地震放送が、暫くして揺れが来たのですが、大隅半島東方沖でマグニチュード5.8の地震が、宮崎市では震度5弱だとか、海岸だけに津波の心配が、有線で「おおじしん」と放送が流れます。「津波の心配なし」が出るまで4分間、貴重品と自転車だけで逃げる段取りを考えていましたが、旅先で災害に出遭う事を考えるとぞっとしますね。

※ こにたんさんこと京猫さんのブログ

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大隅半島へ船の旅

 この週末は台風襲来で色々と計画が吹き飛ばされて残念な事になりそうですが、先月ご紹介した大阪南港から九州志布志港まで往復タダで連れてって貰える企画「目指せ!自転車の聖地 大隅半島を走ろう!!」、先日「現地1泊プラン」9月30日~10月3日の日程で当選の連絡を受けました、3年前は一部定員割れしていたそうなんですが、今回は「現地1泊プラン」も「弾丸プラン」も定員の25名を上回る応募あったそうで、抽選の結果「ゆるゆるCC」の方から4名応募して2名が、私の聞いた範囲ではFacebookの「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」の方で1名、「大和川CC」の方では4名が当選している様です、前回は見知った顔が全くいなかったので往復の船の旅は些か寂しかったのですが、今回は賑やかな事になりそうです。ただ私同様にキャンプツーリングの予定で申し込んでいたタックさんが外れたので現地では前回同様ソロツーリングになりそうです。
 前回の2019年10月は道の駅「すえよし」を回らなくてはならないと云う条件があったので、志布志から半時計回りに旧国鉄志布志線の廃線跡に沿って北上してから錦江湾沿いまで走り、桜島の見える道の駅「たるみず湯っ足り館」でゲリキャンして翌日には同じく一部が自転車道となっている大隅線の廃線跡を辿って志布志港へ戻りました。今回も現地での時間を考えると佐多岬は少々難しいので、飫肥や都井岬を考えてみたのですが、鹿児島県大隅地域振興局に主催して頂いているのにそれはないだろうと、前回見えなかった開聞岳を期待して根占方面へ向かう事にしました。ただ復路は前回同様としても往路はR448でしょうかね、鹿児島県道74号内之浦佐多線なんて魅力的な険道もあるのですが…
 ここからは前回の反省と参加される方には船旅で参考になりそうな点をご紹介… 
 前回志布志港到着後、自転車の下船が最後だったり出発のセレモニーがあった上に志布志駅や志布志市志布志町志布志の志布志市役所志布志支所に立ち寄ったりしたものですがから、結局志布志を離れたのは11時前になってしまいました、翌日帰りの便に乗り遅れると大変ですので、余裕を持って志布志に戻って来なければなりません、その辺りを考えると「志布志…」は志布志に戻ってきてからにしておけば良かったのですね。
 今回も私は4サイドで行く予定にしています、5月の「琵琶湖キャンプツーリング」で破損してリアのサイド枠がそのままなのですが、ショコラさんの応急処置が完璧なんで、取り敢えずこのまま行こうかと…

  「現地1泊」組は往路と復路で船が変わります、前回は自転車の積載方法が行きと帰りでは違いました、往路はマットの上に寝かせ、復路はバイクラックでした、これは天候によって変わったのかも知れませんが、なお4サイドの私は壁に立て掛けて固定して貰いました。もちろん航行中に車両甲板には入れませんので、船室での1泊や入浴される方は予め荷物を揃えておいた方がが慌てずにすみます。
 前回2019年10月はコロナ禍の前で船内のレストランはバイキング形式だったのですが、その後なにやら弁当になった時期もあった様ですが、今はどうなんでしょ。写真はフェリーさんふらわのプライベートベット、もちろん個々にコンセントがありますので充電等が可能です。
 クリートシューズでなくても重宝したのが、WORKMANのスリッポン、ソールや踵が柔らくて使用しない時はコンパクトになります。それでも今時ロードの人には現地で走る時には余計な荷物ですよね、志布志港にはコインロッカーがあったと記憶しています。なお昨年から部屋に備え付けられていた共用スリッパも廃止されている様です。

 ところで志布志行きのフェリーさんふらわの出港する「大阪南港コスモフェリーターミナル」へのある南港北へは2本の海底トンネルと2本の橋が架かっているのですが、うち3つは自転車(125cc以下の単車や軽車両、歩行者も)が通れないので、ニュートラムかバスで輪行しない限り自走で行くには南側の南港大橋が唯一のルートなんです、私の様に奈良から大和川に沿って行くにはどうって事はないのですが、大阪市の中心部や北部から走られる人には結構遠回りなんですよね、それと南港大橋の西側はとても乗っては登れない写真左のスロープが、ただ東側は写真右の様になっています。写真はいずれも北から南に向かって撮っています。
 さて後2週間、走るコースをあれこれ考えるのも自転車ツーリングの愉しみです。
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今日は休足日に

 今日はにわか雨のリスクはあるものの、まずまず良いお天気との予報、スタンプラリーも兼ねて定番コースの東吉野から宇陀と走ろうかと思っていたものの何やら気が重い、さすがにここ最近続けて走っていたから疲れも溜まってきたかと、久しぶりに「休足日」にするかと考えつつ…
 先日から使えないと云うかアプリが起動しなくなったスマホのドコモメール、メインにしているメールアドレスではなく、家族やとかNTTドコモからの通知だとか読めないと困る。とにかくアプリを立ち上げ様とすると「バージョンアップ」しろと宣う、「する」を選ぶと「お前のスマホは古いからバージョンアップできない」と、「しない」を選ぶとアプリが有無を云わさず終了してしまう。つまり現在入っている旧バージョンのアプリすら起動しない、新たにメールを受信できない処か過去の送受信すら見る事がかなわないのです。
 そこで朝からNTTドコモのサポートダイヤルに、意外にすんなりと繋がったのは良いのですが、出来ない、判らないのないないづくしでたらい回しにされ、ようやく4人目にして話の通じる男性が出てきた、ここまで既に1時間超。結論として出来ない事には変わらないのですが、理屈の通った説明とまがりなりの善後策は頂けた、他のアドレスへの転送はできないがIMAPでドコモのメールサーバーに接続できるとの事、所要1時間28分、すっかり午前中は潰れてしまった。8年前に買っていまだに使い続けている SAMSUNGのGalaxy S5 Active 壊れたり潰れたりしてスマホ本体は入れ替わっているものの、10個程あるバッテリの持ちが悪くなっている事以外は不自由を感じてないのですかネェ…
 さて明日木曜夜の勤務を済ませると来週月曜夕刻まで休み、土日の天気も良さそうなので川湯温泉の野営場泊で潮岬まで走ろうかと考えてみた、潮岬の「望楼の芝キャンプ場」で泊まって月曜朝にサイドバッグをクロネコに託して輪行で帰ってきてそのまま出勤、リアキャリアは先日の琵琶湖で破損したままなのでフロント2サイド+サドルバッグにネルソン、帰途に輪行に備えてリアのマッドガードを分割式に交換。

 丁度日曜にはUG兄さんとMさんが潮岬を目指してロングライドを画策しているのでタイミングが良ければお出迎えができるかも。ところで「望楼の芝キャンプ場」(写真は昨年3月)は1980年代から折りにつけ使わせて貰っていて、最近では昨年8月31日に1泊しています。以前は無料だったのですが近年はGWやお盆や連休と繁忙期のみ有料で広い芝の部分が開放される様になっていたのですが…  なんと今年4月から無料だった期間がディキャンプをも含めて利用禁止になっているではありませんか。ググってみると色々とトラブルもみられたみたいです。しかし最近は大台町の宮川河畔のキャンプ指定地や琵琶湖でもキャンプ禁止になる処が… 1980年代のキャンプブームでは道具類が豊富に安価になってメリットはありましたけど、今のブームはネェ、自転車にしろ写真にしろ鉄道にしろ山にしろブームになって趣味人口が増えてモラルが低下するのは仕方がないとは云いたくないですが、何事も形から入る風潮に喜んでいるのはメーカーとショップとメディア、設備充実で高価なオートキャンプ場やグランピングとやらとは対極にいるサイクルキャンパーには何かにつけ肩身の狭い時代になったもんです。
 な訳ですっかり戦意喪失、潮岬が使えないとなると月曜早朝から帰途に就くのが難しくなってしまうので、キャンプ支度は中断してしまいました、試運転する事もなく本日は「休足日」に。

 

琵琶湖キャンプツーリング(3日目)

 滋賀県草津市 湖岸緑地志那1

 朝5時過ぎには目が覚めます、昨夜の風も治まってくれて爽やかな晴れの朝です。今日は撤収して帰途に就きますが、1泊2日だった前回前々回に比べるとゆっくりする事ができました。

 ショコラさんが倉庫がわりに設営したテントだけを残して撤収、自転車もサイドバッグを付けて出発準備OKです。不可解なのはテーブルの下に置いてあったmont-bellのコッフェルと結構重くて頑丈な五徳が行方不明、コッフェルは空だったので昨夜の強風に飛ばされたのかも知れませんが、五徳はとても飛ばされる様な代物ではありません。最近キャンプ場での盗難が多いと聞きますが、それにしてはバーナーとボンベは残っているのですよね。
 0912 「志那1」を後にし湖岸道路を南下します。

 草津川河口で齋藤電鉄さんとniwa-chanさんとお別れです。

 近江大橋を渡ります(写真左)、ショコラさん自身が建設に関わった橋を後年渡る事ができるなんて羨ましいですね、私みたいに商業印刷物やソフトウェアなんかは消えちゃいますもんね。近江大橋西詰で大阪へ帰るタックさんとお別れします(写真右)。

 破損したサイド枠の代用品があるかもと大津市内のショコラさん宅へ向かいます、琵琶湖大橋西詰から瀬田にかけての西岸は自転車で走った事がないので、色々とガイドして貰います、写真右は江若鉄道の廃線跡だそうです。
 残念ながらサイド枠はネジ位置が合わなかったのですが、破断したパイプの内側に内径の合うネジをカットした丸材(いわゆる寸切り)を押し込んでカシメて、針金でサイド枠全体を縛って貰いました、これで桜井までの長丁場も安心です。
 教えて貰った湖岸の道を走り、お陰で石山寺を過ぎるまで車や信号に煩わされる事なく抜ける事ができました、残念ながら河川敷を走っていたので「茶丈藤村」の前は通りすぎる事になってしまいましたが。

 瀬田川沿いの府県道3号大津南郷宇治線を走り 1221 一旦京都府に入った辺りでタックさんに追いついてしまいました。コンビニへ寄ったり写真を撮ったりしながらのんびり走っていたそうです。


 緩やかなアップダウンを繰り返しながら川べりの快走ルートです。天ヶ瀬ダムに立ち寄り、それぞれ手持ちの食料でお昼にします。(写真 : タックさん)

 平等院まで下ってからいつも難儀するのですが、遠回りになる事は判っているのですがタックさんに淀の「さくらであい館」まで案内して貰う事に、大阪方面から来るサイクリストには当たり前の宇治川沿いのルートですが、奈良県民の私は殆ど走った事がないのです。(写真 : タックさん)

 R1をくぐる処で難渋しましたが「さくらであい館」が見える処までやってきました。(写真右 : タックさん)

 1435 「さくらであい館」に到着、休日とあっていつも以上にサイクリストが多いですね、結構ソロの人がたむろしていて何やら変な雰囲気、その中にキャンピングが2台乱入、この人たちにはどう映るんでしょうね。(写真 : タックさん)

 1444 トイレ休憩の後、淀川沿いに下るタックさんとはここでお別れ、御幸橋を渡り木津川べりの木津八幡嵐山自転車道(京奈和自転車道)へ入ります、走りなれたルートとは云えまだ桜井まで60キロ近くあります。(写真 : タックさん)
 15時丁度に「流れ橋」に、以前近くにクライアントがあって2015年には40回も来た事があるのですが、もしかして一昨年の正月以来? ここもサイクリストの溜まり場なんですが、今日行われている木津川CCの「嵐山往復サイク」の一行が休憩中。16時丁度には木津八幡嵐山自転車道の終点近く京奈和自転車道が別れる樋門公園へ、京奈和自転車道をたどると桜井へは遠回りになってしまいますので、井関川沿いに遡って 1628 には京奈県境を越えて奈良阪へ。

 県庁前から上ッ道を、夕陽に映える山並みを見ながら18時過ぎには無事桜井に帰宅しました、本日の走行119.5キロ、お天気に恵まれた3日間の走行距離は294.6キロ、何より色々と段取りして下さったショコラさんに感謝です。

1日目(5月6日)  2日目(5月7日) 3日目(5月8日)

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

琵琶湖キャンプツーリング(2日目)


守山市 野州川河口湖岸緑地(第2なぎさ公園)にて

 今回は地元滋賀3名、奈良2名、大阪、三重、東京各1名の計8名の参加。2日目の今日は地元syokoraさんの案内でバッグを下ろし身軽になって近江八幡まで往復する約50キロのサイクリングです。
 昨日破断したasuka号のリアキャリアですが、今日はバッグを着けませんが、niwa-chanさんが針金をヘアピン状に曲げてパイプの内側に押し込んで補強してくれましたので安心して走れます。

 予定より早く8時前に出発、まずは湖岸道路(さざなみ街道)を行きます、GW後半の土曜日とあって行き交うサイクリストも多いです。(写真右 : タックさん)

 琵琶湖大橋を望むポイントにて、残念ですが地元Sさんとはここでお別れ。
 勝手に「聖地」にされているモニュメント。私にとって真の聖地はあそこでもなくここなんですけどね。
 10時過ぎには近江八幡に到着、「八幡堀」「ヴォーリズ建築」「日牟禮八幡宮」と見処に事欠きません。実は近江八幡の街中に来るのは2005年9月以来の17年ぶり。
 キャンピー5連、一旦「ほりかふぇ」のサイクルスタンドをお借りしたもの…
 安旨の「初雪食堂」へ移動。近江牛ではなく「とんかつ定食」を頂きました。なんでもサザンの桑田がdocomoのCMをロケしたお店だったとか。

 帰りは朝鮮人街道から旧中仙道をたどります。ジモピーガイドならではの自転車には美味しいコースです。
 タックさんのタイヤサイドがヤバい状態だったので今朝から探しながら走っていたのですが26HE×1.5が見つかりません、ついに野洲駅近くでパンク。その後草津市街まで戻ってきてようやく手に入れる事ができて一安心。
 15時までには「湖岸緑地志那1」に戻り、近くの保養施設「なごみの郷」のお風呂(430円)が使えるので往復します「志那1」からは湖岸道路さえ渡れば葉山川沿いのサイクリングロードで往復できます。本日の走行63.3キロ。

 今夜は珍しくバーベキュー、「志那1」は洗い場とかがないのであまり凝った事ができないのですよね。今日は結構良いペースで走ったのと小さな折り畳み椅子に座っていたので膝に痛みが、適当な時間で休ませて貰います。

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琵琶湖キャンプツーリング(1日目)

 滋賀県草津市 湖岸緑地志那1

 予定通り9時前に勤務先をスタート、下ッ道を菩提仙川を渡る番条橋まで北上し左岸を西へ、佐保川べりの京奈和自転車道へ入ります。

 京奈和自転車道を北上しようやく通れる様になった地蔵院川の導流堤上(写真左)を走ります。秋篠川沿いに入る自転車道をたどると遠回りになりますので、打合橋から佐保川右岸を走り、みやと通りへ入り平城宮跡を抜けて佐紀町交差点から再び京奈和自転車道へ、平城駅前を経て府県境を越えます、京都府下への一番楽なコースになります。
 木津川べりに出て左岸を東へ、ただこの辺りから向かい風に苦しめられる事に、ようやく 1140 恭仁大橋を越えます。

 和束のローソンで補給の後、ひたすら府道5号を走り 1355 に京都滋賀府県境になる峠を越え 1428 には信楽駅前へ。前回前々回は湯舟から下朝宮へ越えたのですが、今回は少し遠回りになりますが貴生川経由のコースをとります。
 雲井駅付近まで線路沿いの裏道を走りR307へ、小野峠旧道への入り口まで3キロ程が交通量が多く我慢の区間です。踏切を渡り広徳寺への参道と別れると元国道とは云え今では4輪の通行は難しい道となっています。貴生川へ下ったのは15時半、JR草津線に沿って走り旧東海道石部宿で地酒を購入。時間が推しているので旧中仙道をたどる事は諦めひたすらR1を走りますがリアから異音が…
 なんとリアキャリア右側のサイド枠が破断しているではありませんか。とりあえず振れを抑える様にショックコードで補強し走り続けます。

 草津市街で酒の肴と飲料水を調達し葉山川沿いのサイクリングロードを走り湖岸道路へ 1750 ようやく「湖岸緑地志那1」に到着、本日の走行111.8キロ、やはり奈良阪と瀬田を経由するより20数キロ遠回りになり、膝と腰の具合も心配ですので「頑張らず」に走ってアベレージは前回より1.2km/hダウン。既に着いている皆さんで宴が始っていますが、日が暮れるまでにとまずはテントの設営を済ませます。

 タープと大きなテーブルは地元のショコラさんが朝から車で来て準備してくれました、持ち寄った酒を並べるのが恒例行事です。(写真 : タックさん)

 夜遅くになって今日も仕事だった地元のSさんが到着、宴はまだまだ続きます。昨夜は皆目仮眠ができなかったのと、話題が南アルプス登山の方に行ってしまったので、お先にテントに潜り込みます。(写真 : タックさん)

1日目(5月6日)  2日目(5月7日) 3日目(5月8日)

半年ぶりのキャンプツーリングへ

 久しぶりの制限のないGW、皆さんの活動を横目で見ながら羨ましく仕事してましたが、明日から滋賀県草津市は琵琶湖畔の「志那1湖岸緑地」まで半年ぶりにキャンプツーリングに行ってきます。昨年10月末にも行ってますが、コース的にも往復自走できる範囲で、膝が不調の中でも南紀へ向かうことを思えば大きな峠もありませんし、それに湖岸緑地は無料ですしね。ただコロナ禍だったり世間はキャンプブームだったりと一昨年は3回3泊、昨年は2回3泊、「月うさぎキャンプ」もなくなってしまいましたし、笠置キャンプ場も3年程行ってません、天の邪鬼な僕は些かキャンプ熱が覚めぎみなんですよ。さて今回も一昨年に滋賀県に転居されたショコラさんが音頭を取ってくれました、2日目は近江八幡界隈をポタリングの計画だとか。
 当初週間予報では微妙な天気だったのですが、ここへきて3日間お天気には恵まれそうです、今日準備を済ませ明朝勤務明けにスタートし、加茂~和束~信楽経由で小野峠旧道を下り旧東海道と野洲川沿いに走る予定です、前回前々回と下朝宮~瀬田経由だったのですが、下朝宮からのR422が好きになれないのと瀬田川べりにでてから車と信号がね、いずれにせよ帰りは瀬田~天ヶ瀬ダム~宇治経由になるでしょうしね、貴生川経由だと少し遠回りになりますが100キロ行くか行かないでしょう。

 夕方試運転がてら出勤、例によって明朝このまま出発します。しかし2泊3日でもその荷物かいと云われそうですが、まぁ衣類以外は日本一周とそうかわらんかと。フロント2サイドに大型サドルバッグの方が取り回しは良いのですが、そこはその4サイドの迫力と云いますか(^_^)


琵琶湖キャンプツーリング(2日目)

琵琶湖岸緑地(志那1)にて

 微妙な予報だったのですが未明から降り出した様です、雨雲レーダーによると10時頃まで断続的に降る予想です、Mt.なおじさんとショコラさんの声がするのでごそごそとテントから這い出します。
 「湖岸緑地志那1」には北端に写真の様に一部屋根のあるベンチがあって駐車場からも比較的離れた位置なのでサイクルツーリストにもうってつけです。10時頃に軽く朝食を済ませて撤収準備もほぼ完了。
 今回カメラはスマホとG3、実はコンデジのTZ85を事故の時にウェストポーチに取り付けていて壊してしまったのです。せっかく持ってきたのでG3を取り出して「湖岸緑地志那1」内でやらせ写真を何枚か…
 右はショコラさんに撮ってもらいました、実は今回三脚を持って来なかったのです、あれば公園内の通路ですから3人で「自撮り」にトライしても良かったかも。

 11時過ぎに「湖岸緑地志那1」を後にし、Mt.なおじさんはデポ地の琵琶湖大橋、ショコラさんは大津へとそれぞれ帰途に就くのですが、軽く腹ごしらえに「JA草津市 あおばな館」に併設されたカフェ「NICOLAO Coffee And Sandwich Works」へ、湖岸道路から500m程入りますがサイクルラックもあって「びわいち」の立ち寄りポイントにもなっているようです、「あおばな館」では地場の野菜とかが安く買えるので賑わっています。
 Mt.なおじさんはメロン街道経由で戻るのでここでお別れです。
 私とショコラさんは湖岸道路へ戻り近江大橋へと、帰帆島前後の橋とかでアップダウンのある区間なのですが、結構良いペースで曳いてくれます、こっちは先が長いんですけど(^_^;) 近江大橋東詰で走りながら再会を約束してお別れです。
 近江大橋を過ぎた処のトイレのあるベンチで小休止、荷物を整えます、ここからまだ70キロは走らなければなりません。今回帰途に大津から逢坂越とかも考えたてみたのですが、やはり走りなれた瀬田川沿いの府道を宇治に下る事にします。久しぶりに石山寺の「茶丈藤村」に寄ってみたかったのですが「NICOLAO Coffee And Sandwich Works」でサンドイッチを食べたばかりですからね。

 14時には天ヶ瀬ダムへ、平等院から奈良街道へ入ろうとするのですが、どうも宇治界隈は苦手です。どうにか奈良街道にはいったものの、JR奈良線と平行する辺りでは踏切待ちの車が交差点を塞いでしまうので、なかなかスムースに走れません。結局R307に出た処で山城大橋を渡って木津川べりの京都八幡木津自転車道に入る事にします。ところで山城大橋東詰のセブイレが11月15日で閉店するとか、結構賑わっていたのにね。
 自転車道終点の泉大橋南詰の三角公園で小休止、ここから京奈和自転車道のルートに入りますが、平城宮跡へは向かわず奈良自転車道(県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線)で奈良市街へ、京終駅前まで車の多い市街を走りに抜けて旧街道の上ッ道へ、後20キロ途中で陽も暮れますが、ここまで来れば帰ってきた様なものです。18時半には桜井の自宅に帰投、久しぶりの4サイドでの1泊2日約170キロをどうにか無事に走り終えました。本日の走行88.4キロ。

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