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2023年夏 18きっぷ輪行旅「兵庫県の道路元標」


 「18きっぷ」の残り1回分、6〜7日と連休なので石川県の未修の道路元標巡り他を画策していたのですが、お天気が良さそうなのは7日だけ、さすがに1日では無理があるのと「北陸3県デジタルスタンプラリー」も面白くないので、天気の良さそうな方角に矛先を変える事に。兵庫県下の道路元標は早い時期に殆ど回り終えているのですが、その後見つかったものとかで数ヵ所残っています、そこで今回は美嚢郡奥吉川村、加東郡社町、加西郡大和村の3ヶ所を回ることにし、福知山線の道場駅からスタートする事にします。

 兵庫県を始め西の方へ向かう時はどうしても大阪駅での乗り換えが絡んできます、特に平日ですと通勤時間帯と重なります。ただ学研都市線と東海道山陽本線、福知山線との間に直通があるので、所要時間が多少かかりますが大阪府下を乗ったまま通過する事ができます。桜井発の始発に乗車、奈良で京都行きに乗り継ぎ、木津から福知山線の新三田行き快速に、道場駅は停まりませんので、西宮名塩で各停に乗り継ぎます。

 生瀬〜道場間は1986年に武庫川の渓谷をトンネルで突っ切る現在の新線に切り替えられ、西宮名塩もその時に新しくできた駅なのです。道場駅に到着、辺りはのどかな田園風景が広がっているのですが、ここは神戸市なんです。

 せっかく近くを通りますので有馬郡の道場村道路元標を再訪します、JR道場駅からは結構離れている神戸電鉄の電鉄道場駅近くの古い街並みの中にあります、2007年5月以来、変わりはない様ですが後ろのお宅は酒屋さんだったのですが、廃業されてしまった様です、道路元標は100年余り、この家並みの変わり様を見てきたのですね。

 今日は前半は概ね六甲山地の北側を横断する県道17号西脇三田線を走るのですが、この県道大型車が多いのが難点、途中で美嚢郡の奥吉川村道路元標へ。

 中国道をくぐって歩道をを走っていた処でパンク、木陰を探してチューブ交換。関東沖に進んだ台風13号の影響かこの辺りから北西からの向かい風に苦しめられる事に。

 加東郡の社(やしろ)村道路元標は加東市明治館として保存されている元加東郡公会堂敷地内に保存されています。

 3つ目の大和村道路元標まで加古川の支流野間川、さらにその支流大和川に沿う様に、ほぼ県道34号西脇八千代市川線を遡ります、(写真右)大和川です。

 大和村道路元標は2016年に廃校となった多可町立八千代西小学校の正門脇の植え込みの中に保存?されています。藤原勝永著「兵庫県の道路元標」によると元の位置(柳小字柳596-5から500m北の小学校へ移転とあります。小学校の銘板はそのまま跡地には民間の会社か入っている様です。

 近くに「なごみの里 山都」と云うのがあって食事もできます、なんでも大石内蔵助所縁の地だとか。この先の舟坂峠(船坂トンネル 656m)を越えて播但線の福崎まで走る案もあったのですが、雲行きも怪しいですし、既に15時を回ってしまったので西脇町駅 1645 発で帰途に就こうと素直に来た道を折り返します。

 西脇町駅まで下り基調の15キロ、ぴったりかなと思って走っていたら今日2度目のパンク。西脇町 1645 の次の登りは 1751 かぁ…

 西脇町駅前には 1615 に到着、走行75.43キロ、輪行支度を済ませ無事に 1645 発に乗車、久しぶりに103系の乗り心地の悪さを堪能。西脇でコンビニに寄る余裕もなかったのですが、よくよく考えると道場駅出発時にカレーパンを1個食っただけで昼飯抜き、「18きっぷ」だけで帰るとして桜井は 2029 着かぁ… おまけに続く

【1180】 兵庫県 美嚢郡 奥吉川村(現 三木市)
【1181】 兵庫県 加東郡 社町(現 加東市)
【1182】 兵庫県 加西郡 大和村(現 多可町)

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」3日目

 今日は前橋、高崎、安中市域に残る道路元標の内5箇所を午前中に回って帰途に就きます。18きっぷだけで帰ろうとすると信越本線(北高崎〜横川)間からだと9時台になってしまいますので、前回同様名古屋から近鉄利用で安中駅 1129 発を予定しています。
 群馬郡の総社町、箕輪町、車郷村、碓氷郡の板鼻町、原市町と順調に回り終え、と行っても箕輪町まではだらだらと登り基調の県道を数キロ走らなけらばなりませんし、気温は日が昇るにつれどんどん上がってきますので、なかなか大変でしたが。板鼻から原市までは中山道を昨日とは逆方向に走った訳ですが、杉並木の高さに驚きました、写真を撮るタイミングを逸したのが残念、こう暑いとどうも横着になってしまいます。
 当初は一駅西の磯部駅から帰途に就く計画だったのですが、12時間に及ぶ長丁場の輪行に備えて最後にコンビニで買い出しをしておきたかったので安中駅に変更、順調に来て1時間速い1029に間に合う時間には到着。丁度輪行支度には都合のよい日陰になるベンチもあって、多目的トイレで着替えもできて正解でした。

 まずは 1129 発の高崎行きに乗車、これから11時間の輪行度です、ちなみに最長は王寺から九州佐賀までの17時間59分です。
 安中1029→1041高崎1054→1225籠原1241→1457熱海1519→1728掛川1738→1843豊橋1903→1958名古屋
  さすが首都圏、大宮から小田原あたりまでは結構満員だったような、寝てましたけど。前回、掛川→豊橋はクロスシートだったのですが、今回はロングシート、従ってJRは全線ロングシートと云う事に、まぁ昔に比べるとロングシートも奥行きが深くなって楽にはなりましたけど。豊橋での特快へのホーム変わり3分接続はパスして次の新快速に。
 名古屋からは2010発の五十鈴川行き特急に乗車、伊勢中川で大阪上本町行き急行に乗り換えます。2030発の大阪難波行き特急でも名張で同じ急行に乗り換える事になるだけです、特急料金は名張まで1..340円、中川までだと920円、ただ中川での乗換時間は僅か2分、中川での入線ホームってはっきりしていないのですよね。そして近鉄のチケットレスの溜まっているポイントが1,340円には届きません、このポイントって充足しないと使えないのです、その上に8月一杯で失効するポイントが、そら間に合うなら五十鈴川行き特急で中川まで行きますよね。
 輪行袋を置きやすくて降りやすい号車の最後尾を予約し、近鉄名古屋2010に乗車、とここまでは良かったのですが、なんと好事魔っているんですよ、なんと中川駅で人身、レチ(車掌)さん曰く3番ホームで警察が現場検証中、通常ならこの特急の向かい側に大阪行き急行が入るのですが、3番ホームが使えないとどうなるか判らないとの事。
 その中川ではこちらが3番ホームへ、大阪上本町行きが向かいの4番ホームで待っていて無事に乗り換える事ができましたが。桜井 2225 着、18きっぷで安中〜名古屋間 8,030円分乗車、本日の走行は53.0キロ。

【1175】 群馬県 群馬郡 総社町(現 前橋市 )
【1176】 群馬県 群馬郡 箕輪町(現 高崎市)
【1177】 群馬県 群馬郡 車郷村(現 高崎市 )
【1178】 群馬県 碓氷郡 板鼻町(現 安中市 )
【1179】 群馬県 碓氷郡 原市町(現 安中市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」2日目後半

 旧富岡製糸場正門前にて

 碓氷峠を下り横川駅に立ち寄るつもりだったのですか、気が付いたら通り過ぎてしまっていました、せっかくですので釜飯でも買って今度は遅いお昼にと思ったりしていたのですが… 次の機会に。
 後半も可能な限り旧中山道を辿って走りますが、概ねその方が自転車には走り良いのですが… 坂本宿と松井田宿の間でちょっとキツい坂を登らされます、川沿いの国道の方が楽だったかな^⁠_⁠^;⁠ 

 まずは碓氷郡松井田町道路元標、中山道沿いの旧家の角に残っています。今日は一旦ここで旧中山道とは別れます。

 北甘楽郡の妙義町道路元標へ、妙義山の異様な山容が眼の前にそびえています、なんでも日本三大奇勝(景)なんだそうです、あと2つは寒霞渓と耶馬渓だそうです、なる程。
 一ノ宮町道路元標を経て富岡市へ、今や世界遺産となった旧富岡製糸場へ、厳密にはルーツと云う訳でもないですが、延陽伯号こと片倉シルクグロワール24、片倉自転車工業の母体片倉工業は官営富岡製糸場を引き継いだ会社なんです、したがってシルクは片倉自転車のブランド名となったのです。別にここで自転車が作られていた訳でもなんでもないのですが、所縁の地と云う事で正門前で写真を。

 まだまだ夏休みとは云え平日にしては観光客が多いのは少々面食らいましたが、世界遺産ですもんね。少し離れた処の休憩所で小休止。ただ雨雲が近づいていいる様で、北北東に流れていますので長居は無用です。

 国道254号線沿いに北甘楽郡の福島町道路元標があるはずなのですが見当たりません、周りの建物からするとこのカーブミラーの隣に道路元標と電柱が立っていた様なのですが、ウロウロしていると案の定雨雲に追いつかれてしまいました。雨宿りがてら軒先で国道901号さんのHPを確認してみると甘楽町歴史民俗資料館に運ばれてしまったようですが、3キロ程南へ、後の予定と雲行きを考えると今回は諦めるしか…

 その後は降られる事もなく、多野郡吉井町と藤岡町、一旦神流川を渡り埼玉県に入り児玉郡賀美村、再び群馬県に戻り佐波郡玉村町、勢多郡下川淵村、群馬郡 京ヶ島村と本日は都合9基を回り終え前橋の宿へ。

 チェックインを済ませシャワーを浴びてから、ちょっと不便な処なので帳尻合わせを兼ね延陽伯号を駆ってバイパス沿いの「松のや」へ、群馬県まで来て「松のや」かいと云われそうですが、いつもの「得朝」ではなくダブルロースカツ定食を。本日の走行122.4キロ、延陽伯号での最長記録となりました。明日は午前中道路元標巡りをしてから帰途に就きます。

本日の収穫
【1166】 群馬県 碓氷郡 松井田町(現 安中市 )
【1167】 群馬県 北甘楽郡 妙義町(現 富岡市)
【1168】 群馬県 北甘楽郡 一ノ宮町(現 富岡市)
【1169】 群馬県 多野郡 吉井町(現 高崎市 )
【1170】 群馬県 多野郡 藤岡町(現 太田市)
【1171】 埼玉県 児玉郡 賀美村(現 上里町)
【1172】 群馬県 佐波郡 玉村町
【1173】 群馬県 勢多郡 下川淵村(現 前橋市)
【1174】 群馬県 群馬郡  京ヶ島村(現 高崎市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」3日目

日光例幣使街道 木崎宿にて

 さて今日は午前中に群馬県と埼玉県の道路元標を回れるだけ回り、JR高崎線籠原駅から東海道線経由で帰途に就く予定です。

 6時半には宿を出発、利根川の支流広瀬川沿いに走っている高崎伊勢崎自転車道を利用しながら、伊勢崎町、境町、木崎町、尾島町と群馬県下の4つの道路元標 を巡ります。この時点で8時半を回り、雲一つない空遮るもののない陽射しに気温はどんどん上がってきます。この後は利根川を渡り埼玉県に入るのですが、その前に最寄りのクロネコヤマトから余分な荷物を送っておこうと尾島営業所と休憩を兼ねて道の駅「おおた」へ向かいます。しかしこの時点で9時を回っていて、18きっぷだけで桜井へ帰るタイムリミット、籠原発 1113 は厳しくなってきました。

 0942 上部大橋で利根川を渡り埼玉県へ。中瀬村、八基村と回って「小山川ウォーク&サイクルロード」を東へ走り、大寄村、明戸村、大田村と都合5基を。

 この先利根川右岸には多くの道路元標が残っていて午後から回れば後10基以上は稼げるのですがこの炎天下ではね、なおこれまでで1日での最高は2007年4月11日に兵庫県下で播但線に沿って17基を回ったのが最多記録かと。とにかく3月12日に取りこぼした処まで回る事ができましたが「18きっぷ」だけで帰る事は断念。

 1205 籠原駅到着、前回3月21日同様ここから帰途に就く事にします、一度来て勝手が判っていると色々と都合が良いもので、予め近くのスーパーで買出しを済ませておきました、なにせ奈良まで長丁場ですからね。日陰になるベンチで輪行支度を始めます。写真は3月の時のもの、籠原以降写真を撮る気力が全くなかったもので。
 奈良桜井までは籠原1307→1607熱海1617→1822掛川1840→1846豊橋1948→2042名古屋、既に18きっぷだけでは桜井まで帰れませんので名古屋から近鉄利用となるのですが、最終の急行が2049、名古屋の7分は問題ないとしても、輪行袋を担いでの豊橋乗換2分は厳しいです。万が一の場合は2130発の大阪難波行近鉄特急と云う事に。
 ところで籠原駅1307発の熱海行、接触事故とかで遅れていて籠原仕立ての1313発湘南新宿ライン国府津行が先に発車する事に、国府津着は1545、熱海、静岡と乗り継いで浜松で1307発のスジに追いつくのですが。遅れている電車を待つか一歩でも先に進んでおくかの選択が悩ましい処。
 結局咄嗟の判断で国府津行きに乗る事に、冷房の良く効いた車内でウトウトしたしまい、都内を通過していた記憶はありません。国府津まで乗るとホームを渡らなくてはならなくなるので一駅手前の二宮駅で国府津以遠へ行く次の列車を待ちますが、やってきたのはなんと遅れていた籠原1307発の熱海行でした、ただ輪行袋を担いで乗り込むには少々気を使う混み具合、なんと今夜は熱海で洋上花火大会なんだとか。
 二宮からは熱海、掛川 1840 発と乗り継ぎロングシート地獄からやっと解放され、籠原で買ったお弁当をようやく食べる事ができました、昨日受け取ったヘッドフォンもあまり座れなかったのと眠たいのでまり退屈しのぎのお供にはならなかった様な。(写真は愛野~袋井の車中から)
 その後豊橋での接続は無理せず諦めて、2100発の「ひのとり」は割高なので2130近鉄特急とオンライン予約、名張で高安行き最終に乗り継いで 2337 ようやく桜井に辿り着きました。近鉄を含め乗車時間10時間24分、青春18きっぷを7,150円分乗車。

本日の走行53.0キロ

本日の収穫
【1157】 群馬県 佐波郡 伊勢崎町(現 伊勢崎市)
【1158】 群馬県 佐波郡 境町(現 伊勢崎市 )
【1159】 群馬県 新田郡 木崎町(現 太田市)
【1160】 群馬県 新田郡 尾島町(現 太田市)
【1161】 埼玉県 大里郡 中瀬村(現 深谷市)
【1162】 埼玉県 大里郡 八基村(現 深谷市)
【1163】 埼玉県 大里郡 大寄村(現 深谷市)
【1164】 埼玉県 大里郡 明戸村(現 深谷市)
【1165】 埼玉県 大里郡 太田村(現 熊谷市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」2日目後半

神流(かんな)川河畔の国道299号旧道

 風も通らず陽射しが暑いだけの峠、展望台に登って弁当を食べただけで 1105 十石峠を後にします、暫くは稜線の北側のアップダウンのある道が続きます、平日ですがローディが一人尊敬しますわ。現在国道299号線は十石峠の群馬県側で通行止めの区間があり林道矢弓沢線を迂回する必要があり、2キロ少し走るとり矢弓沢線の分岐があります。ここから標高差600mを超えるダウンヒルが、舗装はされていて、県道124号まで約7キロありますから、正直登りたくないコースです。

 矢弓沢線を下り、長野県からぶどう峠を越えてきた県道124号上野小海線に合流  し暫くで国道299号線に戻ります。1155 上野村楢原、やっと自動販売機のある処まで下りてきました。ただ現国道に入れば道の駅があった様ですが。

 現国道を出来るだけ避けて旧道区間を行きます、父母トンネルの旧道区間。川面が近いので空気が心地良いものの、標高500m台とは云え暑いです。

 旧道沿いに残る上野村道路元標(群馬県多野郡)、上野村は1899年に町村制が施行され上野村として発足して以来廃置分合や町制はしていません。

 ところで国道299号線ですが佐久穂町から十石峠を挟んだ区間は長野県佐久市を起点とする国道462号線との併用区間でして、ここにきてようやくその事を示す標識が(写真左)。上野村道の駅「上野」で小休止の後、神流町神ヶ原で国道299号線と462号線が別れます(写真右)、右折し299号線で志賀坂峠を秩父方面に越えるプランもあったのですが、ここへ来て標高差400mを登り返す気力はありませんの神流川沿いの国道462号へ、、ただ今夜の宿のある伊勢崎市まではまだ60キロ以上あります。

 1345 神流町の道の駅「万葉の里」へ、万葉の里って道の駅は和歌山や富山にもあるのですが、ここのは「まんば」と読む様です。ところでこの先を考えると喜んで良いの判りませんか随分雲が増えてきて神奈川の方では雷雨が降っている様です、お陰で陽射しが遮られて暑さが随分楽に。
 神流川には下久保ダム(神流湖)と云う結構大きなダムがあって暫く北岸に沿って走るのですが、思いの外きつい登り返しがあります、ルートマップのプロフィールからダム手前に登り返しがあって、これが結構堪えます。写真は3つ目のトンネルを抜けて下流側に出た処から下久保ダムを望みます。

 曇ってくれたお陰で気温もやや下がった様で、市街地をウロウロしなけらばならない道路元標巡りが捗りました。大日向村、上野村に続き群馬県下で1基、埼玉県下で6基と都合9基を回る事ができました。 1726 利根川右岸に取り付きます、右岸堤は利根川自転車道となっていて、自転車道を新坂東大橋まで遡ります。

 新坂東大橋を渡ります、日本最大級の利根川とあって河口から182キロでもこの川幅ですからね。936mの橋を渡りきると再び群馬県となり伊勢崎市、後は今夜の宿に向かう訳ですが、その前に昨日輪行車中から密林に頼んでおいたワイヤレスヘッドホンを引き取って置かなければなりません。

 ところで今回はRide with GPSにPCで作成したルートに元標の位置をPOIとして登録してあって、非常に役立ったのですが、Ride with GPSのスマホ上でルート修正ってどうもやりにくいのですよね。今回の様に後から立ち寄りたいポイントを追加してルートを修正する作業がどうもスムースに行かないので少々手こずりました。

 どうにか「コープ宮子店」に辿り着きましたが、コンビニでの店頭受け取りは何度も利用していますが、AMAZONロッカーの利用は初めて、奈良の田舎にはそんなものありませんからね。ロッカーはコープ宮古の店頭にあり、到着後に送られてくるコードを使って開錠し取り出します、慣れればコンビニでの店頭受け取りより手っ取り早いです。今夜の宿のバイパス沿いとあって外食の店は近くに幾らでもあるのですが既に120キロ超、コープの前まで来ている事ですし、ここで弁当と飲み物を調達。
 1850 宿の「セレクトイン伊勢崎」に到着、楽天トラベル頼みでクーポンとかの割引で2,580円也。昨夜同様に大と云う程でもない大浴場があるのですが、ホテルそのものが近くの伊勢崎オートレース場が開催されている時の子供連れやグループ客を意識しているのか、部屋の誂えがちょっと変わっていますが、コスパだけは最高。ただ自転車を濡れずに安心して置いておける場所がないのが、非常階段の下に押し込んでおきましたが、高級ロードバイクでの方にはお勧めできませんね。

本日の走行123.2キロ

本日の収穫
【1148】 長野県 南佐久郡 大日向村(現 佐久穂町)
【1149】 群馬県 多野郡 上野村
【1150】 群馬県 多野郡 鬼石町(現 藤岡市)
【1151】 埼玉県 児玉郡 若泉村(現 神川町)
【1152】 埼玉県 児玉郡 青柳村(現 神川町)
【1153】 埼玉県 児玉郡 丹荘村(現 神川町)
【1154】 埼玉県 児玉郡 七本木村(現 上里町)
【1155】 埼玉県 児玉郡 旭村(現 本庄市)
【1156】 埼玉県 児玉郡 仁手村(現 本庄市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

さて「青春18きっぷ」今年の夏は

 今年も夏の「青春18きっぷ」の発売は既に今月1日から始まっています、と云っても20日からでないと利用できないので、そう前倒しして買う人もいないと思いますが、そろそろ今夏のプランを考えておかないと。
 まず春の関東遠征のリベンジで関東の道路元標巡りはしておきたい処、でも真夏に熊谷とかあまり行きたくないですよね、ならば信州から山越えして関東へ下り多少は涼しそうな埼玉群馬の奥の方を。
 以前からあたためていたプランで、初日は勤務明けから長野県の小海線沿線まで移動しておき、翌日国道299号線に入り、未収の南佐久郡大日向村道路元標を拾って十石峠を越えて群馬県多野郡神流(かんな)町へ下り、神ヶ原から先は神流川沿いに国道462号線で藤岡市方面へ下るか、志賀坂峠(780m)を越えなければなりませんが、そのまま国道299号線を走り埼玉県秩父市方面に走れば、何れでも道路元標が幾つかは拾えるでしょう、涼しげな山間部ですし冬は無理なコースですしね。

 もう一案は同様に佐久か小諸あたりまで移動しておいて軽井沢から碓氷峠を下れば、群馬県碓氷郡の元標を3つ4つ拾えるかと、以前に走った事のあるコースですし、延陽伯号でも大丈夫でしょう、延陽伯号ならルーツ?の富岡製糸場へ立ち寄りたい処ですね。ただその日の内に帰ろうとすると名古屋から近鉄利用でも高崎1232(湘南新宿ライン熱海行)が最終になるのが厳しい処、もっと休みがあればねぇ。ちなみに2010年9月7日は横川駅から12時頃に帰途に就いています。

 ところで来春の北陸新幹線敦賀延伸で敦賀〜金沢間の3セク化、ついに石川県へは18きっぷでは行けなくなります。既に開業が1年遅れている敦賀延伸ですが正式開業日がいつになるかはまだ発表されていません、春のダイヤ改正が行われる2024年3月の第2土曜(3月9日)または第3土曜(3月16日)が考えられます、つまり来年春のシーズンの「18きっぷ」が最後になるかと。しかし3月前半の石川県を走るのはちょっと辛いかも知れません、もちろん今年冬のシーズンも、となるとこの夏のシーズンしか、石川県に残る未収の道路元標(赤色)を9基を片付けておかなくては、能登半島も行きにくくなりますからね。

2023年春 18きっぷ輪行旅総括

 既に1ヶ月が経とうとしているのですが、ようやくブログの更新が追いつきましたので、今春の「18きっぷ輪行旅」の総括です。今年は「全国旅行支援」を活用できる貴重な機会ですし「18きっぷ」を11回分を利用して走り回りました。なお端数を譲ったりヤフオクで落としたりしているので5の倍数ではありません。

3月10~13日 「10年ぶりの関東遠征」 三鷹のギャラリーで行われていた故合田佐和子さんの回顧展と、以前からお邪魔したかった川崎市百合ヶ丘のサイクリストの集うお店「Coffee & Beer 轍 Wadachi」への訪問を兼ねて東京、埼玉と群馬あわよくば長野の道路元標を巡るサイク、久しぶりに延陽伯号を担いで出掛けたのですが、道路元標の方は長野どころか東京都と埼玉県の19基を回るのが精一杯でした。次のシーズンには長野県側から山越えで向かうプランを温めています、熊谷とかはあまり夏には行きたくない気もするのですがね。
■ 3月10日 桜井→名張→名古屋(近鉄利用)/名古屋1216→1309豊橋1323→1357浜松1410→1521静岡1524→1641熱海1646→1708小田原 4時間52分(待ち35分)の旅 5,170円分乗車/小田原→百合ヶ丘→成城学園(小田急利用)
■ 3月11日 成城学園→新宿(小田急利用)、新宿→三鷹→熊谷 走行92.0キロ。
■ 3月12日 熊谷→籠原駅 走行46.9キロ、籠原1446→1518高崎1528→1538新前橋1542→1636水上1642→1817越後川口1829→十日町→戸狩野沢温泉→豊野→2129長野 6時間43分(待ち41分)の旅 5,170円分乗車(豊野→長野間しなの鉄道別途260円)。
■ 3月13日 長野0631→0811塩尻0816→1028中津川1049→1213名古屋1307→1409亀山1414→1535加茂1539→1554奈良1558→1627桜井 9時間56分(待ち1時間33分)の旅 6,930円分乗車。
 3月19日 2023年春 18きっぷ輪行旅「若狭路へ」 近畿でありながら自転車で走った事の若狭の海岸線を走る、一応ロードで舞鶴~敦賀を考えたのですが、結局は小浜止まり、でも「自撮り」の方で成果がありました。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0825綾部0851→0920東舞鶴 3時間58分(待ち46分) 走行71.9キロ(奈良駅まで自走20.9キロを含む)小浜1729→1834敦賀1849→2047京都2105→2201奈良2204→2234桜井 5時間5分(待ち36分)、往復で7,480円分乗車。 
 ところが19日若狭から帰ってきてからとんでもない事をやらかしてしまいました、なんと「18きっぷ」をアノラックのポケットに入れたまま洗濯してしまったのです。きれいに伸ばして並べたのがこの有様、関東遠征で3回使った残りはDさんに譲る予定にしていたので、新たに買ったものを1回使ったきり、JR桜井駅に駆け込みますが、若い駅員は端末を操作して再発行はできない(そらそうでしょ)、だからこのまま使ってくれとの事、ただ桜井駅の一駅員の主観に依る判断ですので、桜井駅では良くても他の駅でどう判断されるか判りません。実はJRの旅客営業規則第149条「券面表示事項が不明又は不備の乗車券類」で再交付の請求ができるのですが、話を難しくしてやはりこれは使えないと判断されると元も子もありません。少なくとも桜井駅で乗車してどこかで下車して、無人駅で乗車して桜井駅へ帰ってくる様なパターンだとこのままでも大丈夫でしょう、車内で検札を受ける場合もありますが、桜井駅で乗車時に入鋏(スタンプ)している限り有効性は桜井駅が判断した事になるでしょう。と云う訳で今後予定を考えると3回程度のマトモな「18きっぷ」がほしい処、上手い具合にヤフオクで額面割れで落とせたんですよね。
 件の「18きっぷ」はこれ以上ボロボロにならない様に粘着フィルムで裏打ちしてPP袋に入れて使う事に。

3月22日 自転車抜きで金沢へ そんなこんなで天気予報の思わしくない一日、ボロボロの「18きっぷ」で未収の道路元標巡りで金沢往復。来年春には北陸新幹線の敦賀延伸で在来線が3セク化されて「18きっぷ」で金沢に行けるのも後1年、現時点で確認されている石川県に残している道路元標は後9基です。
■ 桜井0622→0650奈良0654→0753京都0819→0950敦賀0953→1050福井1113→1242金沢 6時間20分(待ち1時間3分)/金沢1717→1854福井1901→1951敦賀1953→2044米原2054→2148京都2153→2253奈良2257→2325桜井 6時間8分(待ち28分)、往復で10,340円分乗車。 
3月28日 2023年春 18きっぷ輪行旅「再び若狭路へ」
リベンジと云いますか、山陰本線山家駅をスタートし若狭路へ、小浜を越えたものの風光明媚な海岸線に沿って走ろうとする限り私の脚力では敦賀は難しいですね、小浜線十村駅で終了。途中に通った田烏(たがらす)の棚田は「自撮り」の準備して再訪したい処です。
■ 桜井0543→0616奈良0619→0723京都0734→0820園部0822→山賀0922 2,310円、走行81.0キロ、十村1755→1834敦賀1849→2042京都2105→2201奈良2204→2234桜井 3,410円 計5.720円分乗車
3月30日~4月1日 2023年春 18きっぷ輪行旅「高山~富山」 黄砂に阻まれ一昨年は拝む事ができなかった冠雪の立山連峰と未踏の高山本線沿線へ、自転車で高山へは二度ばかり行っているのですが、高山~飛騨古川間を除けば高山本線沿線は未踏区間ですし「18きっぷ」で富山県へ行くのは高山本線は今や唯一のルートです。
 「全国旅行支援」での割引きやクーポン、日頃から安宿にしか泊まらない貧乏人には宿泊料金最大20%割引にメリットは少ないですが、平日旅の多いは私には2,000円(平日は)のクーポンは大きいです、贅沢しなければ夕食と朝飯位は賄えてしまいます。今回も埼玉に続いて、岐阜県と富山県で有難く使わせて頂きました。高山本線での列車を入れた「自撮り」ポイントは新緑か紅葉の季節に再訪したいとプランを練っています。
■ 3月30日 桜井1013→1041奈良1107→1151京都1207→1319米原1330→1404大垣1411→1422岐阜1445→1815高山 5,720円分乗車。
■ 3月31日 高山→富山 走行108.9キロ 
■ 4月1日 富山→若栗駅 走行53.2キロ、若栗1154→1309電鉄富山(富山地鉄利用)/富山1412→1505猪谷1508→1908美濃太田1912→1942多治見1949→2032名古屋 6時間20分 4,840円分乗車 /近鉄名古屋2100→2238大和八木2246→2252桜井(近鉄利用)
4月4日 2023年春 18きっぷ輪行旅「和田山~播磨新宮」 
「18きっぷ」の有効期間が迫ってしました、週間天気予報と勤務ローテーションの睨めっこ。日帰りで兵庫県の未収道路元標を求めて山陰本線和田山駅へ。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0927和田山
和田山→播磨新宮 走行99.1キロ(奈良駅までの自走20キロを含む)。
播磨新宮1811→1842姫路1856→1958 大阪2012→2110奈良2117→2148桜井
4月9日〜11日 2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」「18きっぷ」の有効期限のかかる場合は復路に「18きっぷ」のメリットのないプランにする事が多いのですが、今回は往路で高知まで利用し、復路は小豆島経由で山陽電鉄飾磨駅から私鉄を乗り継いで帰ってくるプランです。私鉄を乗り継いでと云っても時間は掛かるものの飾磨駅から桜井駅まで改札を通らず、上手くすれば2回の乗り換えそれも階段を使わずに「18きっぷ」1回分より安い2,220円で帰ってこれるのです。
■ 4月9日 桜井1013→1041奈良1045→1137大阪11:45→1248姫路13:05→124相生13:32→1438岡山1442→1520坂出15:30→1543多度津15:59→1706阿波池田1748→2027高知
■ 4月10日 高知→土佐山田駅 走行77.4キロ、土佐山田→高松
■ 4月11日 高知港→土庄港 走行70.0キロ 姫路港1715→1855飾磨駅 走行70キロ、飾磨2011→2134尼崎2137→2203鶴橋2208→2248桜井(山陽・神戸高速・阪神・近鉄利用)

 と云う訳ですが安上がりに「18きっぷ」と云っても、倍以上も時間をかけて普通列車を乗り継いで行くのですから、効率的だとは云えませんし、余程好きでないとやってられません。それでも懲りずに夏のシーズン(7月20日から9月10日)に向かってプランを練っている訳ですから、我ながら物好きだとしか。まぁプランを練るのも愉しみの一つなのですが。

2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」2日目

「土佐塩の道」文代(ぶんしろ)峠にて

 今日は高知県香美郡の2つの道路元標を巡ります。高知での宿はビジネス街の中の小さなビジホですが、大浴場があって「旅行支援」で3,200円也、それに2,000円のクーポンが付いてくるのですから「旅行支援」様々です。朝、パンに玉子と野菜と飲み物と質素ですが無料の朝食を頂きます、走り出す前にはあまり食べないのでそれ位が丁度良いです、種類豊富なバイキングだとついつい貧乏性な性格が災いしますので。さて輪行支度を解いて宿を後にします、

 幹線道路を避け、予めあたりをつけておいた舟入川べりの道を東へ、通勤通学と思しき自転車と何度かすれ違いましたので、高知市中心部から郊外へ出るコースとしては正解だったかと。見た風景だなぁと思ったら2018年春に南海フェリーで渡った徳島から室戸回りで走ってきたコース、大津村道路元標の傍でした。ところでこの舟入川と云うのは江戸時代に開削された灌漑用水なのです。
 さすが南国土佐、もう田植えが始まっています、中には既に終わっている処も。

 香南市香我美町口西川 「土居の谷」バス停脇に建つ香美郡は西川村道路元標、昭和の大合併で1955年4月に無くなった村ですが、村域は現在の香美市、香南市、安芸市に跨っていました。「塩の道」とはその名の通り江戸時代、製塩が盛んな現在の香南市沿岸部と内陸部との塩を始めとして交易ルートが発達した様で、現在は「土佐塩の道」として整備されています。車道は県道30号線香北赤岡線として古道と交差する跨ぐ様に整備されていますが、西川の集落を過ぎると途端に道が狭くなります、峠の標高は知れていて斜度はあっても6〜7%止まりで、とにかくクネクネと長い「エエ道」が続きます、「文代峠」は盟友峠おやじナワールド氏の足跡もあるのですが、氏の云う急坂とは?随分と印象が違うものです。木々の間からかすかに海岸線が… そう云えば高知に来てここまで海を見てなかったゾ。


 切り通しになっている峠に到着、香美市となりますが字名は西川、西川村が峠を挟んだ地域であった事に納得、今では道の通じていない安芸市轟地区まで西川村だった事から、この山中に「塩の道」と関わった一つの経済圏があったのでしょうね。
 峠を越えると直ぐに民家があり、物部川の支流西ノ川沿いの先とはうって変わった明るい谷が続き国道195号(土佐中街道)まで下ります。
 次の在所村道路元標まで結構交通量のある道を数キロ遡らなければなりません。この195号は四ッ足峠を越えて徳島県阿南市へ続くので、徳島市経由で帰る案も検討してみたのですが100キロ以上の道のり、トンネルがあるにしても目の前の山容を見上げると引いてしまいます。

 在所村道路元標は香美市立吉井勇記念館の敷地内にあります、月曜は休館日と云う事で心配していたのですが、記念館の裏手の国登録有形文化財「渓鬼荘」近くにあり、道路元標の処まで行く事に問題はありませんでした。寡聞にして吉井勇なる人の事は何も知らないのですが、ググってみると近代の歌人で3ヶ月ばかりここ猪野々の地で隠遁生活を送ったのだとか、3ヶ月引き籠っただけで立派なハコモノが建つのでしょうか、ちなみに漫画家のやなせたかしの父方の実家もここ在所村。そんな事より「道路元標」ですが○○村がなくて「道路元標」としかなく、形状も省令に準じたものが破損してこうなったとも思えません、場所的に本来の位置から移設されたものでしょうが、とにかく「道路元標」と主張しているので「在所村道路元標」だと云う事に。在所村は1961年に合併に拠り廃止されています。
 在所村道路元標を後に国道は避けて物部川右岸の県道他を次いで土佐山田駅へと向かいます。先日の神通川程ではありませんが河岸段丘が発達している事と流れ込む支流の為に下り基調とは云え細かなアップダウンが続きます、左岸側には美良布村道路元標がありますが2008年4月に履修済、「アンパンマンミュージアム」とかもありますけど、あのキャラクタが好きでないんで。
 物部川は杉田ダムのダム湖となり、県道はサイクリングコースになっている様でブルーラインが引かれています。
 ところで「旅行支援」のクーポンですが使う機会もなく走ってきたので、土佐山田の街中に入った処でローソンで消費する事に、お陰で高松までの車中は豪勢に。コンビニで使えるのも便利ですがそれもなんだかなぁ…
 1510 土佐山田駅着、セブイレに母屋を取られた土佐山田駅。次の上り普通列車は 1630 と云っても1日5本ですが、のんびりしっかり輪行支度を。
 土佐山田駅2,3番ホーム、左がこれから乗車する 1630発琴平行、右は窪川行き。

 車中よりスイッチバッグの新改駅、左側が駅ホーム、右側が阿波池田方面への本線です。豊永駅を出ると乗客は2人に坪尻駅は通過して 1922 琴平着、15分待ちで高松行きに乗り継ぎます。
 高松 2033着、乗車4時間3分2,790円也。明日は高松港から小豆島に渡りますので、駅から比較的近い宿をとってあって輪行状態のまま移動します。
 本日の走行77.4キロ、高知まで行ってなんだかなぁと云うコース設定でしたが、道路元標2基に歴史ある街道の峠を越える事ができたので良かったかな、高知市街まで戻ると100キロ前後になるでしょうが、高知に住んでいたらなかなか良いコースかと。

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自転車抜きで金沢へ


浅野川べりから白山を望む

 「18きっぷの旅」今日は自転車抜きで金沢市内に残る道路元標蒐集に向かいます。桜井0622→0650奈良0654→0753京都0819→0950敦賀0953→1050福井1113→1242金沢、乗継時間を含めて6時間20分の旅、特急だと9時過ぎには着くのですがね。
 金沢で北陸鉄道浅野川線へ、昔雪掻きに通ったりした懐かしい路線です。かつては元京王300系だった8000系一色だったのですが、元東京メトロ03系への置き換えが始まっている様です。

 浅野川線蚊爪駅で下車し「石川郡潟津村」、「河北郡川北村」と回り、三ツ屋駅から七ツ屋駅まで移動して「石川郡戸板村」、歩いて金沢駅まで戻ります、浅野川ってかつての石川郡と河北郡の境界になっていたのですね。
 「石川郡戸板村」は2015年4月に探しに向かったのですが戸板公民館の移転準備で行方知れずになっていたのですが、安倍晋三元首相の書になる「戸板の碑」の傍に再建されています。桜井まで18きっぷだけで戻るには1641が最終になり滞在可能な時間は3時間59分、金沢市域には後「石川郡富樫村」が残っているのですが、今日は時間的に間に合わないので次の機会に。金沢駅は平日にも関わらず観光客で大変な人です、金沢発祥のB級グルメ「ゴーゴーカレー」を食って帰途に。今日の歩数は20,207歩、自転車よりくたびれました。

【1139】 石川県 石川郡 潟津村(現 金沢市)
【1140】 石川県 河北郡 川北村(現 金沢市)
【1141】 石川県 石川郡 戸板村(現 金沢市)

10年ぶりの関東遠征 4日目

 4日目は長野駅近くで宿を取って、天気が良ければ午前中だけでも近くで残っている未収の道路元標をと考えていたのですが、予報通りに朝から雨と云う事で、ちょっと勿体無い気もしますが早々に長野を後にし帰途に就く事に。

 乗り鉄の人にはお馴染みの姨捨駅から「日本三大車窓」の展望、後2つは北海道の「狩勝峠」と九州の「矢岳越」、後者は何度か通ってますが、前者は未体験。
 塩尻で中津川行に、予報通り降ってます、この先名古屋からも近鉄は使わず「18きっぷ」のまま亀山経由で帰ります。行きに贅沢しましたからね。

 帰りも名古屋駅で「きしめん」、お昼とあって待たなければならない位混んでいますが、最初から行程に織り込み済みですので。
 長野0631→0811塩尻0816→1028中津川1049→1213名古屋1307→1409亀山1414→1535加茂1539→1554奈良1558→1627桜井 9時間56分(待ち1時間33分)の旅 6,930円分乗車
 結局の処、10年ぶりの関東遠征は「轍」さんと「合田佐和子展」は別にしても、道路元標に関しては準備不足が響いて19基止まり、上手くすれば30基近くは回れた様な。埼玉県には兵庫県、福島県、新潟県に続いて多い約173基の道路元標が現存するとされるのですが、今回を含めて27基(図中赤丸)とはまだまだ先が長いです。夏に熊谷なんて行きたくないし今シーズンにでもリベンジしたい処なんですけどね。

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