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「あらぎ島」はDNF(*_*)

 和歌山県有田郡有田川町 あらぎ(蘭)島 2004年7月(左上)、2004年10月(右上)、2014年4月(左下)、2014年8月(右下)。
 有田川上流の蛇行部分の棚田風景が知られる「あらぎ島」、四季折々の変化が美しく過去何度も行っているのですが、田圃に水が入った田植え前後にはまだ一度も行った事がなかったのです、高野山へのケーブルカーが新車になったと云う話も耳にしたので、南海高野線の学文路(かむろ)か九度山駅まで自走し、高野山まで輪行して走り出せば「あらぎ島」の後に余力で久しぶりに龍神街道の遠井辻峠でも越えて帰ってこれるかなと企んでみたのですが。
 学文路駅まで約40キロ、高野山への始発電車が0546ですから、明るくなるのが早いこの少し早く出ても良かったのですが、0415にスタートして五條のオークワで買い物をしてから、紀の川左岸へ入り橋本橋からサイクリングロードを走り一旦一般道に戻れば学文路駅は直ぐ、次の九度山駅まで走っても運賃は変わりません、0630着。さすがに0639発は間に合いませんので0701発に乗車する事に。なお桜井から輪行してもこのスジには乗車できず、最早でもこの1本後になってしまいます。
 山岳路線だけに駅名標はプロフィールマップがデザインされていて標高が記載されています。最近は頑張って自走する機会が多くて、輪行するのは2015年8月の「高野~野迫川避暑サイク」以来。学文路0701発はなんば発4両編成のいわゆる新ズームカー、大阪から一番早く来れるスジです。ズームカーと云えば私の世代ではこいつなんですが、大井川鉄道で健在一畑電鉄へ譲渡されたものは廃車されたとか。
 0734極楽橋駅着、0738発のケーブルカーに乗り換えます、今年3月に置き換わったスイス製のモダンな車両に乗車。上の高野山駅のホーム階段の傾斜が輪行袋を担いでは怖い位にきついので、いつもは極楽橋駅で先頭まで登っていたのですが、2015年に後寄りにエレベーターが設置されて随分楽になりました、こちらも初乗車。最大傾斜が500パーミルを越えるだけに最後尾に乗るとなかなかスリルがあります。
 高野山駅で輪行支度を解きますが、涼しい処か寒い位、地元の人も今日は寒いと云ったましたが、レギンス丈のものをはいてきて大正解。Facebookに書き込みとしていてすっかり時間をくってしまいスタートは8時半過ぎ。
 今日は大門から旧花園村へ向かう町道なのか林道なのか昔からのルートを走りますが、「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」のチェックポイントがありますので一旦高野山内まで往復します。
 再び大門へ戻り、三叉路を南へR480に入り、少し走ると「高野町防災ヘリポート」と示された道があります。旧花園村へはどちらからでも行けるのですが、右が昔からある道で「高野七口」の一つ「龍神道」にあたる由緒のある道です、旧R371と合流して久木経由の新しい道と比べて距離が短く登り返しがないので、自転車なら楽に早く行く事ができます。
 幾つか分岐がありますが、(写真左)の分岐を除けば間違う事はないかと、右へ下ると湯川へ下ってしまいます、左は荒れていますが稜線沿いの1~1.5車線路が旧花園村へ、今では山仕事の車以外は通う事も少ないかして、木っ端の散乱したご覧の様な道が続きます。 緩やかに登っているのですが快調に走っていると突然「パスッ」と云う音がして紛れもなく前輪がパンク、少し推して広くなっている処でチューブ交換をしてエアーを入れ始めますと、なんと向かって左サイドが1cm以上縦に切れてチューブの圧で膨らんできているではありませんか、絵に描いた様なサイドカットです。このまま圧をかけても中のチューブが風船の様にでてくるだけですので、タイヤの裏側から手持ちのゴム板を当てがってチューブを入れ直します、水研ぎペーパーとかでも間に合いますが、ナイフとかが有れば勿体無いですがパンクしたチューブを使う手もありますが「お札が使えるよ」なんてツワモノもいますが、メーターやライトのブラケットにスペーサーのゴム板を外して使う手もあります。要するに強度があってしなやかに板状のものであれば良い訳です。
 とにかくチューブが出てこない様に蓋はできたのですが、裂けているだけに圧を上げると拡がってバーストする危険性があります、リム打ちしない程度まで圧を上げる事ができればどうにか走れるのですが、予定ではこの先公共交通機関のない山間部を100キロ近く走るのはかなり無理があります。日頃「ツーリングにDNF(Do Not Finish)なし」なんてエラそうな事を云ってますが、いくら考えても高野山駅まで数キロを引き返すしか選択肢はなさそうです。
 ギャップさえ気をつけて走ればどうにか乗れる様ですが、このまま走って帰る訳にもいかないので何処かで輪行する事になるのですが、高野山駅に戻るのも芸がないので、大門の手前からR480とは異なる昔はなかった花坂へ下る道を行く事に。初めて走る道なのです貴志川最上流の鳴子谷へ下って行く道がなかなか心地良いです。
 道は花坂と矢立の三叉路の間に出ますので、矢立へ少し登り返してR370(旧高野山道路)をそろりそろりと下ります、ここまで来るとほぼ南海高野線と平行しているので、最悪は少し歩けば駅まで行く事ができます。
 結局は道の駅「柿の郷くどやま」でWAKAYAMA800のリピーターポイントをGETとして、紀の川を渡ってJR和歌山線の高野口駅まで無事に走り抜ける事ができました、写真左は高野口駅前の旅館「葛城館」木造三階建、既に営業も公開もされていませんが登録有形文化財に指定されています、高野山参詣や大和街道の宿として賑わったのでしょうね。ところでパンクの後30キロ近く走った訳ですが、案の定裂け目は開いてきている様です(写真右)。
 日中の時間帯は概ね和歌山~奈良間が桜井線経由で直通運転されていますので、桜井まで乗り換えなしで帰る事ができます、この水色の105系もまもなく見納めですね。朝オークワで買っておいた弁当を広げながら電車を上り電車を待ちます、鳴子谷の渓流を見ながら食べても良かったのですが、爆弾抱えて走っている途中ではね。
 1350 やってきた上り電車は春から順次投入されている227系、今まで和歌山線で輪行の度に最悪の乗り心地に閉口していたのですが、新車は良いですね。本日の走行79.4キロ、さて近々にも「あらぎ島」のリベンジを考えなくては。

 

信楽~伊賀上野ツーリング

御斉(おとぎ)峠にて

 今月はお天気と休みの巡り合わせが良くて既に走行1,300キロ/月超、さて今日30日はお天気も良さそうで何処へ行こうかと考え、Facebookで募ってみた処、F1氏が釣れましたね。ただ「ここ数ヶ月、ほとんど自転車に乗れておりませんし、乗ったとしても、坂道をパスしたユルユルなコースばかり… 手柔らかなコースでしたら、ご一緒させていただきたく思います(^^)」とか何とか、ブルベ400ライダーにそう云われてましてもね、和束のローソン合流で信楽から御斉(おとぎ)峠を越えて伊賀上野なんて如何と提案しましたら、「承知しました! では、8時半までに到着できるよう頑張ります!? 加茂あたりまで輪行も視野に入れて…よろしくお願いします」と約束成立、私も和束まで自走してぐるっと回って帰ってくれば約140キロ、なかなか良い距離になります。

 和束から信楽は先月にもキャンピングで走ったばかり、40キロ程の距離、余裕をみて5時台にスタートします。先週からの季節外れの猛暑と云っても早朝は結構寒くて、さりとて昼間の温度を考えると厚着もできず、ロードでは余計な荷物も持ちたくありません、ほんとこの季節はウェアの選択が難しいです。いつもの様に上街道を北上しますが、温まるまでと天理~奈良と頑張りますと、えらく早く奈良に着いてしまいました、暫し奈良公園で時間調整をば。既にご出勤している鹿どもは、餌をくれる輩かどうかちゃんと見極めができるかして、ちゃんとシカトされてます、なおヴィンディングシューズで踏まぬ様、地雷にはくれぐれもご注意をば。
 のんびりと奈良阪を越え、大仏線跡から木津川河畔へ出て恭仁大橋を渡ります。井平尾から府道5号木津信楽線に入りますが、さすがに平日のこの時間帯は車が多い様で、8時前には約束のローソン和束南店に到着しますが、既にF1氏は到着済、始発を乗り継いで輪行で来たのかと思いきや、大阪から約60キロ自走との由、おいおい。
 「アリオリ組」にも声をかけておいたので、約束の時間までイートインコーナーでマチカフェしますが、平日ですし他に付き合って頂ける物好きは居ない様です。ところで期せずして今日はF1氏のバースディなんですね、もう10数年のお付き合いになるそうですが、Facebookからのお知らせの画像がこれ、2007年7月ですからなんと懐かしい事(写真中央はtantanさん、ご無沙汰してますが、お元気にされてるのでしょうかね)。
 さて8時半ぴったりにスタートし、まずは信楽へ、加茂から信楽への府県道は近隣に限らずサイクリストに人気のコース、R307に比べて車が少なく、特に湯舟の清水橋以東は神山口までは更に車は少なくなります。清水橋の少し先の小杉までは奈良交通の路線バスがやってきますが、最盛期は奈良から水口まで結んでいた国鉄バス近城線の名残ですね。さて今日は「車の少ない道を縫ってのんびり走ります」がコンセプトですので、府県境まで茶畑が続く中の緩やかな登りを20km/h前後のペースでゆったりと行きます、信楽和束~信楽 (スライドショー5枚)。
 ちょっとちぎれたり、2,3台のローディに抜かされたりしながら、無名の京滋県境の峠を跨いで信楽へ、コースから少し外れますがせっかくですので信楽駅へ。
 先月21日にも立ち寄ったばかりですが、お馴染み巨大狸が出迎えてくれます。しかし50年近く思い出の多い駅です「古いネガから(1971年2月7日)」
 信楽~御斉(おとぎ)峠 (スライドショー5枚)、信楽から伊賀上野へは県道138号信楽上野線が一般的ですが、小峠の手前のだらだら登りが鬱陶しいので県道334号神山多羅尾線を行きます。信楽からは信楽高校の前を越えて大戸川沿いに殆ど国道を走る事なく神山へ抜ける事ができ、県道に入ると離合困難な1車線路もあるため殆ど車はやってきません、但し通行止になる事が多いので、道路情報要確認。
 「徳川家康伊賀越の道」御斉峠は本能寺の変の折に徳川家康が遁走したルートとして知られる道、司馬遼太郎の「梟の城」の舞台にもなった伊賀甲賀を分ける峠でもあります。「信楽代官所 仕置場跡」(刑場跡)の案内も、実は「月ヶ瀬村女子高生殺人事件」の死体遺棄現場だったりもします。 滋賀三重県境の御斉峠(570m)に到着、県道の峠は眺望は悪いですが、少し伊賀市側に下ると上野盆地を見渡せるポイントがあります。余談「御斎峠なのか御斉峠なのか」。

 標高差400m超の峠を下り伊賀(上野)市街へ、そろそろお昼前ですのでJR駅前近くの「伊賀路」へ、私の仲間では色々と伝説の多いお店、久しぶりに「牛タンとろろ」を頂きます。

 国道を避けて伊賀(上野)市街の旧街道を縫って走ります、写真は名阪国道と伊賀鉄道、猪田道駅近くから木津川を渡ります。

 

 長閑な上野盆地の田園風景の中を、近鉄大阪線伊賀神戸駅付近からは県道57号上野名張線に入ります。名張までは初瀬街道(阿保越伊勢街道)をなぞったルートで、そのまま赤目、三本松、大野と旧街道を継いで走り、室生ダム湖畔から榛原へ抜けます。伊賀市~室生ダム湖畔 (スライドショー10枚)。
 F1氏とは女寄(みより)峠を下って桜井でお別れしますが、大阪市東住吉区から走って既に2府3県を走っている訳で、橋本経由で2府4県走破になるよと炊きつけてみたのですが、さすがに柏原経由で帰途に就いた様です(写真参照)、200キロに後一息だったのですね、40云歳のバースデー・サイク、無事に有意義に過ごされてなにより。さて私のほうは本日の走行149.9キロ、1,500キロ/月まで後9.6キロです。

「2019 西の海へ (~加太)」

和歌山市加太(かだ)にて

 今年度も開催されている「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」を兼ねて「2019 東の海へ (桜井~鳥羽)」から中一日ですが「西の海」へ向かいます。明日は丸一日休みですので、気分と天気次第では和歌山で1泊できる準備をしてきたのですが、五條のオークワでお昼を調達しようとしたらスマホを勤務先に忘れてきた事に気が付きます。もう一台通話契約のないスマホを持ってきているので、電話とお財布ケータイが使えない以外は不自由はしないのですが、携帯電話を持っていないとやはり不安です、メールやメッセージ、ネット電話と何でもできるのですがね。

 和歌山県に入ってJR隅田駅でポイントGET、珍しく先客が、ああ今日は休日なんだと。ところでJRの駅とは云えトイレ位清潔にならんものかね。

 

 昨年秋に橋脚に傾きが見つかって通行止めになっていた橋本市の恋野橋ですが、200m程上流に仮設橋ができていました、さっそく渡って紀の川左岸の県道へ。

 

 履修済ですが「道の駅 柿の郷くどやま」へ、やはりローディ多いです。「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」ではリピーター賞と云うのがあって、再訪10回毎に抽選の対象になります。
 写真左に見える三谷橋まで紀の川左岸の紀の川自転車道を行きます。正しくは県道803号紀の川自転車道線、京奈和自転車道の一部にもなっているのですがお膝元の奈良県内は佐保川の沿いの一部を除いて整備が進んでいないのが奈良県民として恥ずかしいです。
 三谷橋で右岸に渡ってからもほんと気持ちの良い道が続いて「道の駅 紀の川万葉の里」へ、ここも履修済なんですが。自転車道は麻生津橋から井阪橋の間は再び左岸を走るのですが、R24号と県道7号を使って西へ、京奈和自動車道が供用されてから交通量が少なくって以前よりは走り易くなりました。
 昨年度はなかったポイント「いわで御殿」と昨年取りこぼした「道の駅 ねごろ歴史の丘」。
 鳴滝川の手前まで県道7号を走って自転車道まで下りますが、この辺り堤防上の一般道から河川敷の自転車道へ出入りできる処がないのが難点、第二阪和と南海本線をアンダークロス。
 今日4つ目(リピート含まず)のポイント「市民スポーツ広場」にて、どこかで見たような人と自転車が、なんとタモさん。タモさんと初めて出会ったのも2015年10月に「ツール・ド・紀伊」のポイント「道の駅 おくとろ」だったのですが。しかし去年パーフェクト達成したのに今年もでっか、聞けば今日は「道の駅 くしがきの里」デポで紀北エリア一挙クリアのコース設定とか、ご本人は「今年はゆっくり回りたいと思っていますが・・」とかFacebookでコメントしていますが、駄目ですよ「三つ子の魂なんとやら…」って。
 17時をまわってようやく和歌山市加太のポイント「加太海水浴場管理事務所」に到着、ここまで約105キロ、今日110キロ走ると月間1,300キロなのですが、ひとまず今日はここまで。

 昨年10月に続いて「西の海」到達です、ホリゾンタルフレームだけに水平線と平行にした撮りたいのですが、どこも路面に傾斜があってなかなか上手く行きません。
 日没近くまで、持ち物をタイヤに挟んで傾きを直したり、クロスフィルター風のエフェクトかけたりして遊んですっかり遅くなってしまいました。

 

 南海加太駅から輪行で帰途に就く事に。大阪周りが早くて安いのですが、休日とは云え混雑する時間帯に輪行袋を担いでウロウロするのが嫌なので和歌山市駅からJR和歌山線経由で、吉野口駅で近鉄に乗り換えて橿原神宮前駅で下車、東口で組み立ててスマホを取りに勤務先へ立ち寄って桜井に帰宅したのが10時半、8.2キロ加わって、本日の走行113.8キロ。
 「北の海」と「南の海」は帰りの輪行の交通費がかさむので「青春18きっぷ」のシーズン待ちかな。ています、応援のクリックをお願い致します。

「2019 東の海へ (桜井~鳥羽)」

和歌山街道 珍布(めずらし)峠にて

 昨年は行けませんでしたが、海のない奈良県から東西南北4つの海を目指すツーリング、まずは「東の海へ」、高見峠を越えて~櫛田川に沿って東へ進む定番コース、今日は伊勢を経て鳥羽を目指します。今回は明日香村のチネリ怪人VIVVAさんがご一緒してくれる事になりました。
 明るくなったら出発する事にしていたのですが、「朝起きれるかなぁ」なんて云っていたVIVVAさん、5時位に出てれば追い付いて来るだろうとタカをくくってのんびりとR165西峠を登り、榛原から県道31号で菟田野へR166に入ります。いつもの休憩ポイントの松井橋のローソンに着くと既に待ってはるのは、何でも早く目が覚めて20分位前を走っていた様な、高見登山口のバス停までのんびりと行くつもりだったんですがネェ。VIVVAさん今日はUG兄さんから譲り受けたデ・ローサのチーム・ファラッティ・モデルで参戦、高見越でこのギアが踏めるんですからね、恐ろしや。
 佐倉峠を越えて東吉野村へ、苦手な鷲家(わしか)から新木津トンネルへの登り返しをVIVVAさんに追い立てられながら登ります。この週末は5月としては記録的な暑さになると云う話ですが、まだまだこの時間は11℃とか肌寒い位なのですが。鷲家から東のR166はかつて和歌山街道と呼ばれた道、紀州藩が初期に参勤交代に使ったり、支城であった松阪城とを結んでいた街道です。同じ紀伊半島を横断する旧街道でも、山あいの宿場や集落を繋いで行く伊勢本街道とは趣きが違うのが面白いかと。
 無事に高見トンネルを抜け、ループ橋で写真を撮ろうと先に行って貰うと、その速い事と云ったら、こちらはフロントディレーラーの調子が今一つですんなりアウターに入ってくれず、あっと云う間に離されてしまい、ループ橋での写真は撮れず仕舞い。
 私がR166を走るときは極力旧道や櫛田川を挟んだ対岸路を選んで行くのですが、写真は和歌山街道波瀬宿、現在の国道ルートから少し離れている事もあって、静かで昔の風情を残しています。少々判りにくいですが、お勧めです。
 櫛田川沿いのR166を快調に飛ばして、いつもなら経由する旧道を幾つか端折ってしまいましたが、飯南町森からは右岸の県道569号へ。
 櫛田川右岸の県道他を上手く継いで走って行くと、交通量も少なく、木陰の多い道なんで真夏でも快適に走る事ができます。
 右岸に渡ってきたR166と入れ替わる様に左岸へ、櫛田川の蛇行部分をショートカットする様に越える珍布(めずらし)峠への道へ。
 岩盤を切り開いた深い切通が印象的な珍布峠、ここ数年で案内板が設置されたりと少しは知られる様になりました。なお道の駅「飯高駅」は櫛田川を挟んだ対岸に位置しますので、珍布峠を越えると通りすぎてしまいます。
 再び右岸に渡って県道751号を行きます、途中に局ヶ岳をバックに櫛田川に架かる新旧の橋、鉄橋と沈下橋を望むお気に入りのポイントがあります、折角ですのでVIVVAさんにモデルになって貰いました。このまま右岸を走りR166に戻る事なくR368に入り桜峠を越えて多気町へ。
 丹生大師の向かい、小さな道の駅と云った感じの「ふれあいの館」に丁度11時、ここでお昼にします。
 丹生大師の先は非常に道が判りにくいのですが、伊勢自動車道の下をくぐりピークを越えて行くと、熊野街道にでます(写真右)。暫く紀勢本線と並行する様に走って仁田でR42を跨いで県道13号へ。
 結構交通量の多い道路なのですが、お昼時だったのが幸いしてか旧街道を織り混ぜながら東へ、1243には宮川に架かる度会橋を渡って伊勢市街へ、今まででは最速の時間で伊勢へやってきました。
 13時過ぎには内宮前に到着、平日でも「おかげ横町」は観光客で一杯、ご多分に漏れず彼の国の人の多い事と云ったら。「赤福氷」目当てに走ってきたのですが、本店向かいの店舗は催事をやっていて、ネットで調べると「赤福氷」は6月26日から、ただ二見支店は4月20日から提供している由、いずれにせよ二見ヶ浦経由で鳥羽へ向かう予定でしたので、一踏ん張り二見へ。
 JR参宮線二見浦駅から海岸への通り沿いにある二見店、「おかげ横町」の喧騒とはうってかわって落ち着いて頂く事ができます。元より「赤福氷」は二見店が海水浴客向けに販売したのが始まりだとか、心なしか入っている赤福の量が本店より多い様な気がします。ちょっと寂れた観光地の感のある二見浦ですが、なかなか風情があります。ちなみに私の小学校の修学旅行は伊勢、二見浦、鳥羽、まだ三重交通志摩線の名残りの車両が走っていた時代です(1,067mm軌750V電化)。
 「東の海へ」と云う事で夫婦岩の見える海岸までやってきました。なお紀伊半島最東端は一昨年に行った鳥羽市国崎町の鎧崎になるのですが「東の海へ、センチュリーラン」

 二見浦からはやや交通量が多いですが、海岸沿いに新旧のR42を走ります。(Photo : VIVVAさん)

 

 15時少し前に鳥羽駅に到着、時間もありますのでこの先どうしようかと云う事になったのですが、線路沿いに走るならともかく風光明媚な海岸沿いを行くと、志摩磯部駅まででも結構な距離になります。VIVVAさんの心は既に駅近くの店に並ぶ酒の肴に…
 と云う訳で走行140キロ、酒と肴を買い込んで車上の人に、観光特急ならまだしも上本町行き普通電車で「いかそうめん」やら「しめ鯖」を拡げ、輪行ビールは美味い!

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ちょっとそこまでのつもりが…

吉野町入野(しおの) 津風呂湖畔にて

 急遽時間が取れたので明日から1~2泊のつもりでキャンプツーリングに出掛けるので準備をしなくてはならないのですが、あまりにお天気が良いのでerba号でちょっとそこまでと出掛けたのですが、身軽だとついつい足が進んで五條まで来てしまいました。さすがに五條新町で折り返して吉野川沿いの県道39号五條吉野線で戻ります。写真は滝町の公園にて、この辺り国体のカヌー競技に使われた処で四阿やトイレが整備されています、弁当でも買ってくれば良かったと思いますが、近くにはコンビニもお店もありません。
 何処を越えて帰ろうかと考えている内に、さすがにお腹が空いてきたので上市の吉野ストアで弁当を買って宮滝でお昼にします。

 

 窪垣内から入野(しおの)峠へ、吉野川と紙漉きの里を見下ろすお馴染みの風景です。

 

 津風呂湖畔に出ます、ここ暫く北岸(右岸)を走る事が多かったのですが、久しぶりに南岸(左岸)の県道256号入野河原屋線に入ります、元より午後の時間帯に西向きに走る事もなかったので、きらきらと光る湖面の風景が新鮮です、コンデジは持ってきていたので、暫し遊んでみます。
 津風呂ダムの天端道路を走って北へ、裏芋で帰る事に。

 

 明日の準備もまだ残っているのに芋ヶ峠を越えたのは1640、栢森まで下ってきた処で1台のロードが、横目に一旦通り過ぎたものの、おやあれはIRIBEではと引き返しますと確かに白いスターシップです。去る5月3日に奈良県の誇るフレームビルダー入部正紀さんが亡くなられたばかり、オーナーのH氏は橿原市在住だそうなのですが面識はなく、同じくスターシップオーナーのT御大とも面識はないそうです、暫し歓談の後お別れしましたが、なんと云う引き合わせなのでしょう。本日の走行92.3キロ。

パーフェクトは断念 WAKAYAMA800

 昨年夏から挑戦していた「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」、2014年の「Tour de 紀伊 」、2015年の「ならサイクルスタンプラリー」に続きパーフェクトを目指したのですが、3月24日の終了を前に「道の駅 ねごろ歴史の丘」「道の駅 くしがきの里」「山の家おいし」「千葉山」の4ヶ所を残してパーフェクト達成は断念しました。元より車載と云う飛び道具を使えない私ですが、少なくとも往路は自走にこだわる位に最初は余裕だったのですが、12月から1月にかけてカレンダー作成とホームページのリニューアルに時間を取られたのと、最後は休みと天気の巡り会わせが悪く、その上風邪をこじらせてしまったのが。まぁ結構プロセスは愉しませて貰いましたので、これはこれで良しとして、次回があれば再挑戦と云う事で。

 

2018/8/28~「JR隅田駅」~「道の駅 柿の郷くどやま」~「高野山観光情報センター」~「道の駅 あらぎの里」~「みやまの里」~きのくに中津荘172.8km
2018/8/29きのくに中津荘~「日高港新エネルギーパーク」~西御坊駅26.9km
2018/8/31~R168~「世界遺産熊野本宮館」~「熊野川物産販売所 かあちゃんの店」~「熊野速玉大社」~太地町(泊)180.2km
2018/9/1太地町(泊)~「太地町立くじらの博物館」~「道の駅 なち」~那智駅16.9km
2018/9/19~九度山町~「くぬぎの里」~五条駅82.3km
2018/10/2~「道の駅 紀の川万葉の里」~「しおん」~「うるわし館」~「和歌浦漁港おっとっと広場」~「加太海水浴場管理事務所」~ゆる風~淡輪駅141.7km
2018/10/16~R169~「おくとろ温泉」~おくとろ公園117.5km
2018/10/17おくとろ公園~「道の駅 熊野古道中辺路」~「稲葉根王子」~岩田橋85.1km
2018/10/18岩田橋~「ホテルシーモア」~「田辺市観光センター」~「国民宿舎 紀州路みなべ」~御坊市(泊)95.4km
2018/10/19御坊市(泊)~「日の岬」~「みちしおの湯」紀伊由良駅34.6km
2018/11/6~九度山~高野山~天狗木峠~高野辻84.0km
2018/11/7高野辻~野迫川温泉~箕峠~「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」~笹ノ茶屋峠41.5km
2018/11/8笹ノ茶屋峠~奥千丈林道~谷瀬~猿谷ダム63.9km
2018/11/9猿谷ダム~高野町富貴~五條市~75.1km
2019/2/21~五條市~「丹生都比売姫神社」~「たまゆらの里」~和歌山市(泊)122.8km
2019/2/22

和歌山市(泊)~「テスティモーネ アリダ」~「湯浅うまいもん館」~「稲むらの火の館」~「有田川町鉄道交流館」~粉河駅

109.7km
2019/3/9~王寺駅/御坊駅~「奥真妻活々倶楽部」~「水の郷 日高川 龍游」~南部駅96.1km
2019/3/12~高田駅/紀伊日置駅~「道の駅 志原海岸海来館」~「道の駅 すさみ」~「トルコ記念館」~「潮岬観光タワー」~太地町(泊)115.9km
2019/3/13太地町(泊)~「道の駅 一枚岩」~滝の拝~那智高原公園~「那智の滝」~那智駅104.2km
合計 1,766.6km

 和歌山県外からの自走と云う事もあって「WAKAYAMA800」がらみの総走行距離は1,766.6kmに。
 R168やR169を使って南紀にアプローチしているのですが、和歌山県内陸部を南北に走るR371を久しぶりに縦走したかったです。

WAKAYAMA800 日高郡へ

 昨年8月から挑戦中の「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」、台風禍で閉鎖されたままの道の駅「白崎海岸」が正式にポイントから除外されて計44ヶ所、残りは12ヶ所なのですが、パーフェクト達成はかなり厳しいです、やはり昨年9月の「十津川~南紀ツーリング」の2日目、雨で切り上げたのが堪えます。今日は青春18きっぷのシーズンが始まりましたので、日高郡の2ヶ所を回る事に。
 ただ普通列車より優等列車の方がはるかに多い紀勢本線、JRだけで桜井から御坊まで行こうとすると始発に乗っても10時をまわってしまいます。王寺駅までの約20キロを未明に自走したので、3月とは云え温度計は0℃、この冬一番の寒い思いをさせられる事に。とにかく王寺駅0436発の関西本線で天王寺へ。
 天王寺、和歌山で乗り継いで御坊到着が0756、輪行準備とトイレを済ませて0816、R425の分岐する塩屋まで南下するのですが、県道186号日高港線のヘキサや食料調達に時間を取られてしまいます。
 結局R425に入るのは085に、尾鷲から紀伊半島を横断してきたR425、日本三大酷道と云われたこの道も御坊側は幾つものトンネルや橋が供用されて車には走り易い道となっています。実は旧龍神村の小家谷から西を走るのは10数年ぶり、改良のお陰で里山の中を緩やかなアップダウンが続き、自転車にも走っていて気持ちの良い道です。そのせいかWAKAYAMA800でもおすすめルート「切目~塩屋ルート」として紹介され、ブルーラインも引かれています。
 ただ昔ながらの道への拘りもあって、旧道トレースモードに。印南町田ノ垣内、ここには日高郡の真妻村道路元標があったはずなのですが、JAも幼稚園も今は閉ざされ、人影すら見えません。
 2014年に竣工した切目川ダム、もちろん以前通った時は建設中でした。付近の旧道部分も幅員こそあまり変わりませんが整備されています。
 上洞(かぼら)にある「奥真妻活々倶楽部」が今日1っ目のポイント、元は商店だったのでしょうか、集会所の様になっていますが、食料品とかも売られている様です。
 規模は小さいですが棚田が、この辺りでは「けさがけ」の事を「なるがけ」と云う様です。
 標高440mまで登り詰めて唐尾隧道、今は田辺市となりましたが、旧龍神村域に入ります。

 

 小家谷口でR424と合流、上洞からは1台の車にも遭わずにやってきましたが、R424との併用区間に入ると交通量が増えます。御坊から龍神へは県道とR424を継いだ日高川沿いのルートがメインになっています。

 

 1150 道の駅「水の郷 日高川 龍游」にて2っ目のポイント。
 今度はR424を使って海側に戻る格好になります、切目辻トンネルを抜けて南部川沿いに下ります、こちらのルートを走るのも10数年ぶりです。
 みなべ町にて、南部町道路元標(写真左)、県道201号南部停車場線、熊野街道沿いにあるのですが、後ろの商店は店仕舞いしてしまった様です。
 南部駅に到着したのが1352、この先紀伊田辺以遠へ行ける接続は1558までなく、帰途に鶴橋から近鉄を利用するなら、紀伊日置駅もよりのポイント「道の駅 志原海岸海来館」まで往復する事もできなくないのですが、輪行支度や待ち時間を考えるとあまりにロスが大きいので、今日はここでお開きにして帰途に就く事に、時間的には少々物足りないですが恵まれた天気の下、久しぶりの道を走る事ができて満足です。本日の走行96.1キロ。
 通勤時間帯の天王寺を経由するのを避けて、余分に時間が掛かりますが和歌山線経由で、乗り心地最悪の105系に乗れるのも後僅か。南部1432→1508御坊1533→1636和歌山1651→1824五条1901→1940高田1944→1957桜井と所要5時間25分の旅、往復で5,620円分乗車。五条駅ではへこちらも3月16日のダイヤ改正で姿を消す117系と交換(写真右)。

 WAKAYAMA800は2ヶ所回って都合34ヶ所、残りは紀北に4ヶ所、南紀に6ヶ所はどう考えても厳しいです、と云いますが千葉山と生石山ってあまり気がすすまないのですよね。

 

西の海へ ~ゆる風サイク~

和歌山市加太にて

 

 31日から2日とせっかく休みにしておいたのに台風襲来で淡路島キャンプツーリングは中止に、部屋に籠もってパソコンいじりをしていたものの、今日1日は良いお天気との事、こんな日に走らずにいたら昼頃になってから後悔する事に決まっているので、意を決して出掛ける事に、特に何処へと予定はなかったので、「WAKAYAM800」モバイルスタンプラリー」で一番面白くなさそうな和歌山市周辺へ向う事にして、明日香村から重阪峠で五條へと、いつもの道を行きます。
 五條のオークワでおにぎりを仕入れてR24を西へ、左岸に渡らずそのまま走ると真土峠の面白くもない坂を登らなければならないのでJR和歌山線沿いの小径へ入ります、線路と川岸に挟まれた小特しか通れない道が隅田(すだ)駅の手前まで続いています、途中ダートと云うか田圃の畦の様な部分もありますので、ロードにはお勧めではありませんが。
 隅田駅は「WAKAYAMA800」のポイントですが既に履修済、ただリピータ賞なるのがありますので、一応チェックはしておきます。この先和歌山街道が少し残っていますのでそのまま橋本の町へ。
 すいぶんご無沙汰ですので橋本町道路元標へ、調べてみると12年ぶり、隣に真新しい案内板が、昨年3月に設置された様ですが、説明もなかなか良くできています。
 橋本橋で左岸に渡り、九度山町の道の駅「柿の郷くどやま」に立ち寄り、三谷橋で右岸に渡ります、5連の曲弦トラスが美しいです、幅員のない道路橋は気が付くと架け替えられて姿を消して行くので気を付けておかないと。ところで紀の川沿いのサイクリングロードは左岸と右岸を交互に2度づつ経由する様になっていて、三谷橋から右岸を走り麻生津橋で再び左岸に戻ります。ただこの間の右岸路は支流が流れ込む部分で3度ばかり上流側へ迂回していて決して走り易いとは云えません、和歌山市方面へ急ぐなら左岸の県道等を走る事をお奨めします。しかし紀の川河畔に出てから些か向かい風が…
 ただ右岸には道の駅「紀の川万葉の里」があって、スタンプラリーのチェックポイントになっています、13個目をゲット。R24をサイクリングロードに挟まれた道の駅、ロケーションは悪くないのですが、西端には四阿もあります(写真は下流側から見ています)。
 あと麻生津橋までの部分でサイクリングロードが非常に判り難くて、毎回道を間違えてしまいます、今日は試しに麻生津橋からサイクリングロードを引き返してみますと、なる程JR西笠田駅からR24に戻った処で信号を渡り新旧の妹背橋で新しい橋に入ってしまうのが間違いの元なんです。正しくは道の駅からのサイクリングロードがR24に合流した処で信号を渡りJR西笠田駅の紀の川側を走り駅西の踏切を渡って道なりに再びR24に下り、そこで信号を渡らずに古い方の妹背橋を渡り堤防沿いの道に入るのが正解なのです。
 麻生津橋で左岸に渡りますが、上流側から来ると判り難いポイントが幾つか、藤崎頭首工の見える旧道区間、竹房橋南詰を過ぎて百合で堤防上へ分岐する部分、下流側からだとそうでもないのですが、上流側からだと判り難いし入り難いのですよね。
 なんだあれは。非常時でもないし訓練なのかな、幅員もなくてどうしようもないので仕方なく県道に出るまでお供をする事に。

 井阪橋南詰、サイクリングロードを紀の川河口へ向うにはここで橋を渡って再度右岸に渡らなければならないのですが、そのまま左岸を真っ直ぐ行くブルーラインが、こちらは紀の川左岸かっら支流の貴志川右岸の堤防路に繋がっている貴志に向う別ルートなのです。今日は貴志駅へ向うのでこのまま直進すれば良いのですが。
貴志川右岸のサイクリングロードを遡ります、路面状況は紀の川沿いに比べて良くはありません。
 ようやくタマ駅長の待つ貴志駅へ到着、今は2代目のニタマ駅長なんですが、初めてお目に掛かります、身体もデカいが態度もデカい。ちょっとグッズも買ってみたり。しかし立派な駅舎ですね、先代のタマ駅長が人気になった時に、何が流行るか判らんなんて揶揄した人も多かったのですが、遊び心がローカル私鉄を救ったと云うか、そう云うニーズがあったのですよね、以前の貴志駅(2007年3月)
 貴志駅を後にし、旧野上町(現紀美野町)へ、沖野ゝから1994年に廃止された野上電鉄跡のサイリングロードもとい遊歩道(健康ロードと呼ばれています)へ、自転車の走行は可能ですが、荒いカラー舗装が快適ではありません。昔駅のあった処にベンチとかがありますが、休憩するなら重根(しこね)駅跡(写真右)が良いでしょう。
 途中途絶えている区間がありますが野上電鉄跡を辿って行くとJR紀勢線の海南駅へ、チェックポイントになっている黒江の「うるわし館」と和歌浦の「和歌浦漁港おっとっと広場」へ、途中「スハネフ14-1」と云うお店に寄って食事でもしたかったのですが、念の為に定休日を確認すると、なんと定休日ではないものの今日は昼から臨時休業との事、坂を登ってからお休みだったなんて事にならずに良かったですが、途端にお腹が空いてきたのでローソンでパン一個を買い食いして虫養い、時間的に少々厳しいですが加太経由で「ゆる風」に向う事にします。
 旧R26の紀の川大橋で紀の川を渡ります。
 15時過ぎに加太港へ到着、「加太海水浴場管理事務所」で17個目ゲット。

 大川トンネルの前まで来て、時間もないのに気が向いたので旧道の大川峠へ、車は入れない様にゲートがしてあり、自動車、自動二輪、原付の進入は不可とありますが、自転車はダメとはありません、走行も殆ど支障はありませんが、今は植生に阻まれて展望も殆どないので、わざわざ踏み込む程の処でもありません。
 16時半に「ゆる風」に到着、海側からの道に自身がないので旧R26側から下ってきました。
 当初は「道の駅 ねごろ歴史の丘」までまわってJR和歌山線で帰途に就きたかったのですが、正直「ゆる風」ではなく結構向かい風がキツくて草臥れました、..閉店時間を過ぎるまでまったりした後、リコさんに南海淡輪駅まで送って頂き、輪行で帰途に就きました、本日の走行141.7キロ。


 と淡輪駅から真っ直ぐ帰れば良いのですが、近鉄は丁度混雑する時間帯、どうせなら上本町から乗りたいので日本橋で乗り換えるならばと、南森町まで乗って「アリオリドス」で食って帰る事に。

ちょっと九度山まで

 少し時間があったので来週24日に予定している「2つの丹生川を遡る」ランドナーサイクの集合場所にしている南海高野線の九度山駅まで走ってきました。
 と云ってもスタートしたのがすっかり明るくなった7時前、重阪峠を越えて阿太高原から吉野川側へ越えたり、五條から先いつもの左岸ではなく、先日通ったR24真土峠の川岸寄りのルートを探索したりしていて、九度山駅に着いたのは10時半を回っていて、あわよくば筒香~富貴と回って五條に下ろうなんて考えは、またったく無理な時間になってしまいました。
 せっかくですので、「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」のポイントになっている橋本市の「くにぎ広場」に向う事に。標高230m程の山の上にあるのですが、紀伊清水駅側から登るとフルーツロードのとんでもない坂を登らされるので、裏側から回り込んだのですが、それでもジェットコースターの様な道が。
とにかくほうほうの体で12個目のポイントはGETしたのですが、そのまま紀伊清水に下って、五条駅1231発で輪行で帰途に就きました。本日の走行82.3キロ。

 

高野山~有田川~日高川~御坊ツーリング(2日目)

 せっかくですのでゆっくりしていきたい処なのですが、 まだ暗い5時に「きのくに中津荘」を出発します。日高川左岸の道を行くと暫くで県道193号船津和佐線となります、日高川町と御坊市は右岸の県道26号御坊美山線がメインルートなのですが、途中に一車線区間を残す左岸の道が車も少なく自転車にはお誂え向きの道です。痛んだコンクリート舗装やガードレールのない部分もあって暗くなってから走るのは躊躇してしまいます、昨夜中津に宿を取ったのはこの辺りの事情もあったのですが。

 和佐駅近くから県道25号となり笹峠と云う何の変哲もないピークを越えて塩屋でR42に合流します。
 R42の山側に熊野街道の趣を残す旧道が残っていますので、こちらを走って塩屋王子まで南下します。次のポイントはR42を挟んで海側の「日高港新エネルギーパーク(EEパーク)」なのですが…
 到着0624、なんと開園は10時から、とても3時間半は待てません。
 QRコードは閉ざされた門のはるか敷地内、コンデジ30倍ズームで覗いてみるとQRコードはバイクラックにぶらさがっています、とても読めません。その上何か拾ったのか前輪がパンク、まさに踏んだり蹴ったり。
 とにかくパンクを修理しないとどうにもなりません、隣の公園にお誂え向きの四阿がありますので、チューブ交換を始めようとしたら、なんとタイヤレバーを入れたケースがありません、とにかくマルチツールやらなんやかやチェーンカッターまで工具はありますので、丁寧にすればどうにかなるもんです、替えチューブも3本ありますし。しかしなんで鬼太郎がいるんだよ。
 予定では「日の岬」と「みちしおの湯」でも回って紀伊由良駅から輪行で帰途に就こうかと思っていたのですが、夕方には帰らなけらばならないので、最悪でも11時半には紀伊由良駅には着かなくてはなりません。距離は35キロ程なのですが、標高131mの日ノ御崎灯台まで往復しなければなりません。パンクさえなければ充分読めていたのですが。
 と云う訳で、職員の方が来るかも知れないとぐずぐずしていたのですが、8時前には諦めて帰途に就く事に、挫けついでに御坊市街を走らずに紀州鉄道西御坊駅から乗車する事に、昔は日高川駅が終点だったのですが、1駅分ですが1989年に廃線になりました。
 紀伊御坊駅構内には元大分交通耶馬渓線のキハ600が弁当屋さんに、貴重な2軸車のキテツ1号(元北条鉄道)が旧車留置されたています。
 西御坊0850発に乗車、御坊0908発に乗車、空振りの一日ですがお昼過ぎに桜井に帰投しました。本日の走行26.9キロ。