道路元標の旅(東北編3日目)

盛岡0522発の田沢湖線大曲行きに乗車します。 秋田新幹線のルートとして標準軌へ改軌された田沢湖線ですが、秋田県への県境越えとなる赤渕~田沢湖間は、この始発列車の後、普通列車は1410までなく、18切符の難所ですし、私自身も未踏区間です。 もちろん秋田新幹線「こまち」は1時間1~2往復していますが。
 ところで自転車抜きの旅行では、最近はもっぱらこのリュックを愛用しています、収容量等でそんなにお薦めグッズとも云えませんが、A4サイズの持ち物の収納が便利な事で手放せません。

 

昨夜の山田線同様、山越え区間は新たな積雪があった様で、見事に雪景色です。 田沢湖駅での23分間の停車時間に途中下車し生保内村道路元標まで往復します。 田沢湖駅から先は30分後に次の列車があるので、慌てる必要もなかったのですが、凍った路面で見事に転倒してしまいました。 最初の計画ではここで折り返し、たまには東横インの朝食サービスの恩恵を受けて、盛岡市道路元標へ往復し、花輪線で再び秋田入りするプランもあったのですが、未踏の秋田内陸縦貫鉄道に乗って、うまくすれば2基多くゲットできそうな田沢湖線まわりを選んでみました。

角館、しかしよりにもよって一年で一番中途半端な季節にやってきました。 時間も早いでしょうが、観光客も殆ど見かけません。 角館町道路元標の後、少し散策してみます。

秋田内陸縦貫鉄道は初めてと云うか、全通前の国鉄阿仁合線には乗車しています、40年近く前で当時はC11の牽く貨物列車が走っていました。

秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅、JRは鷹ノ巣駅となっています。
北秋田郡の七座村道路元標へ向かうために秋北バスを利用します。 同社のHPもあるのですが、路線や細かい時間が判りにくくてかなり際どい計画です、折り返しのバスが戻ってくるもでに道路元標を見つけて引き返さなければ後の予定がなくなってしまいます。
大館は忠犬ハチ公所縁の土地とかで、駅前にはブロンズ像が鎮座しています。 ここでも秋北バスを利用して釈迦内村道路元標まで往復、こちらは最悪歩いてでも戻ってこれなくもない距離ですが、大館近辺では路線が錯綜している上に案内が皆無て、地元の人間でないと利用するのは難しいです。

青森県で唯一確認されている青森市道路元標、善知鳥神社門前「奥州街道終点の地」と記された新しい標柱の横に建っています。
 白看発見、日頃下を見て歩いているので、頭上の「白看(旧形式案内標識)」には気を留めていませんが、道路元標同様お好きな方がいるもので旧知のものの様ですが、県庁所在地のど真ん中に残っているとは。
 ブルトレも貴重になってきました、唯一となった東京行夜行「あけぼの」(羽越~上越線経由)が出て行きます。
 この後東北本線で間に第3セクターの青い森鉄道といわて銀河鉄道を挟んで、今夜の宿泊地北上に向かいます。 3セク区間で2,960円もかかるので「18きっぷ」ではとても選択できないルートです。 しかし盛岡での乗換はちょっと知らないと危ないですね。

盛岡0522→0609田沢湖 740円
田沢湖0632→0655角館 320円
角館0853→1116鷹巣 1,620円
前山1243→1305大館 400円
大館1539→1710青森 1,450円
青森1851→2021八戸2041→2153いわて沼宮内2156→2221盛岡2230→2323北上 5,480円
10,010円分乗車

本日の収穫
【866】 秋田県 仙北郡 生保内町 (現 仙北市) 
【867】 秋田県 仙北郡 角館町 (現 仙北市)
【868】 秋田県 北秋田郡 七座村 (現 北秋田市)
【869】 秋田県 北秋田郡 釈迦内村 (現 北秋田市)
【870】 青森県 青森市

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