「自転車」カテゴリーアーカイブ

再び吉野へ

20150423a.jpg
「紙漉きの里」吉野町窪垣内(くぼかいと)にて
 
20150423b.jpgもう桜は終わってしまっているのですが、先週に続いて吉野山へと向かいました。 芋峠を越え上市橋を渡り、近鉄吉野線の橋梁にてちょっと鉄な写真を。 
 
20150423c.jpg平日の朝と云う事もありますが、吉野駅もひっそりとしています。 
 
 
 
 
20150423e.jpg吉野山から一気に金峯神社へ、鳥の声とタイヤの擦れる音だけ静かです。 金峯神社から東側へ下った処にある展望台から。 
 
20150423d.jpg奥千本もご覧の通り。 
 
 
 
 
 
 
20150423f.jpg上千本にて、この後「静亭」でお昼を戴きながらまったりと過ごします。 五條へ向かう予定をしていたのですが、なにやら邪魔くさくなってきましたので、吉野山を下ると川沿いに東へ、窪垣内から入野(しおの)峠への道へ入り「紙漉きの里」を見下ろすポイントで「自撮り」を。 このまま関戸峠まで登って、五平餅でも戴いて大峠か女寄峠を越えて帰ろうかと思ったのですが、津風呂湖湖岸へと入る事に、西向きに走る事は滅多にないので新鮮です。
 
20150423g.jpg対岸路は長らく工事で通行止めになっていたのですが、入野吊橋を渡って覗いてみると通行止の看板などはなく既に供用されている様ですので走ってみる事に、少し上流側へ走ってから戻ってきます。 
 
20150423h.jpg真新しいこげ茶色のガードレールが切れ目なく続いています、「自撮り」のポイントを探しているのですが山が迫っていて、なかなか良い場所がありません。 
 
20150423i.jpg湖面に映える新緑や山桜が美しいです。 一応「近畿自然歩道」になっている様です。 幅員が狭くカーブが連続していますが、時折車がやってきます、ロードで飛ばせる様な道ではありません。 
 
20150423j.jpg沢の多い北岸に沿って愚直な程に忠実に走りますので結構な距離があります、半島をショートカットする小さな峠が一つありますし、歩いていると馬鹿馬鹿」しくなると思いますよ。 
 
20150423k.jpgロケハンしながら走っているので津風呂ダムが見える頃には陽が傾いてきました。 途中道の真ん中に鹿でしょうか、半ば白骨化した屍体が転がっていたりしましたが、無事に県道28号の香束付近に出る事ができました。

20150423l.jpg裏芋で帰ろうかと思っていたのですが、時間も押してきましたし最短コースの新鹿路トンネルへ、17時を回って交通量が増えてきた時間帯に2500m近くあるトンネルはできる事なら走りたくないのですが、ヘッドライトは2灯、後ろはテールランプを含め光物が3つもついてますんで。 しかし歩道は狭くてとても走れませんし、桜井に向かって緩やかなものの上り坂なんです。 ともあれ18時半には桜井へ無事帰り付きました。 本日の走行89.9キロ。

 

カメラバッグをフロントバッグに

20150422b.jpg20150422c.jpg 先日のフロントバッグのリクセン化で、カメラバッグ等で使い勝手の良さそうなものをリクセン化してみようと云う話になっていましたが、とりあえず目をつけていたのはこれ、VANGUARDと云うブランドのカメラバッグで、以前からうちに転がっていて、カメラバッグとして持ち出す事もなく単なるカメラアクセサリ入れとして使っているのですが、サイズ的になんとなく中途半端だし、フロントバッグにすると前開きになってしまうのと、後ろ側のポケットを潰してしまう事になるので躊躇しているのですが…
 
20150422a.jpg ところがこんなのがあったんです、エツミ製のリュック型カメラバッグが、ずいぶん以前に買ったのですが、出番がないまま殆ど新品(このモデルは現在では廃番の様ですが)と云うか、ミニベロのフロントバッグにならないかなと云う考えは無くも無かったのですが… ミニベロのフロントの縦長の空間、このスペースを有効に利用しようと云う考えは10年以上も前から、かのシクロアルピニストと云われたKeroさんが実践されていて、手作りの帆布製縦長フロントバッグを愛用されていました。 (彼は「自撮り」の先人でもあります)
 
20150422d.jpg
 私のKHSはその機動性から北は会津から南は宮崎まで、いつもの「18きっぷ」輪行で、主に道路元標蒐集に活躍していて、泊りがけともなるとおのずと荷物も増えてしまいます、私はツーリングでは背中には担がないと云うのが基本ですので、かなり強引に小型のサイドバッグを装備している訳です。 そして輪行時には輪行袋とカメラやモバイル機器の入ったフロントバッグを両肩に担ぐスタイル、フロントバッグをリュック化できれば輪行時にかなり楽になってくるはず。
 ちなみにリクセンカウルのフロントアタッチメントはタイオガのフロントバッグホルダーを介してハンドルポストに取り付けています(写真右上)、なお写真にも少し見えていますが、この世代のKHS F-20にはリクセンカウルのヘッドチューブアダプターを取り付けられるダボが付いているのですが、ねじ穴が浅すぎて使い物になりませんでした。
 
20150422e.jpg さてリュック型カメラバッグの改造です。 背当て部分にリクセンカール互換のBASILのアダプタープレートを取り付けます、そんなんしたら背中痛いやんか、とお思いでしょうが、これが殆どこたえないのです、それに第一このリュックを担ぐのは輪行袋を担いで移動する乗下車や乗換えの時だけです。 フロントバッグとは云えリュック型になって容量が増えた分、重量はおのずと増えてくるでしょう、リクセンカウルのクリックフィックスだけでは強度に不安があります、そこで出てくるのが昨日の「EB金具」なのです、これでフロントキャリアに固定すると抜群の安定感、おそらく「EB金具」がなければリュックをフロントバッグにする事には踏み切らなかったでしょう。
 
20150422f.jpg リュック型カメラバッグの多くは上下2気室になっています、このバッグの場合、フロントバッグとして利用している時は下部を開く事はできませんが、マジックテープで固定されている仕切りを外すと1気室にする事は可能ですし、輪行袋等の走行中に必要のないものを入れておいても良い訳です。 少し困ったのはフロントバッグとして使用時に邪魔になるショルダー、ブラブラさせていると非常に危険ですが、たたんでリュック自身のチェストハーネスやヒップベルトでハンドルポストにしっかり固定すると大丈夫です。 今日は荷物満載と云う訳でもありませんが、結構重いUPSの交換用バッテリーを積んで40キロ程走ってきました、ちなみにDST40.2km、AVS17.4km/h、MXS41.1km/h
 
20150422g.jpg 今のところ課題はバッグの大きさの割りにクリックフィックスやEB金具を取り付けている部分に腰がないので、なかなかパチンと一発で固定できない点でしょうか、バッグを内側から押さえてやるとかしないとなかなかうまく取り付けができません。 なにかしっかりとした芯材を入れてやる必要があるかも知れません。 後はSTIのワイヤーが邪魔になる事、折角の後開きが生かせません、別にSTIレバーに魅力は感じていませんので交換する手もありますが、バーエンドコントロールにすると輪行時に邪魔ですし、使い慣れているダブルレバーでは台座と折りたたみのKHSゆえにワイヤーの取り回しをどうすれば良いのか、色々と悩ましいところです。

EB金具

今月初め頃に京都の「アイズバイシクル」さんへ行って仕入れてきたブツのお話をやっと今頃。
 
20150420a.jpgランドナーやスポルティーフでよく使われているこのタイプのフロントバッグサポーター、見た目もスマートで格好良いので、私も友人が作ってくれたものを長い事使っているのですが。 一つ欠点が、段差とかでバウンドしてベクトルが一致していたりすると上へスポっと抜けてしまう事が稀にあるのです、僕自身も一度カメラの入ったフロントバッグを放り出してしまい、あやうく引っ掛けて転倒する処でした。 この事はついては皆さん色々と工夫されている様で、僕はホームセンターで売っている金具の付いたゴムベルトを加工して使っています。 (写真右)
 
20150420b.jpg昨年でしたか岐阜の「Velo du reve」さんから「EB金具」と云うフロントバッグ固定金具が出たのです。 この金具については既にネット上でも解説とかがありますので、いまさら僕がどうのこうのと云うまでもないのですが、ちょっとだけ説明を、でないと後に繋がらないのです。
 
20150420c.jpg2個がセットになってまして、フロントバッグの底にキャリアの幅に合わせて、こないに取り付けます。 もちろんフロントバッグの底に穴を4つも開ける訳ですから、納得した上で買って下さい。 なお対応できるキャリアのパイプ径は7mmΦまでとの事です。
 
20150420d.jpg「EB金具」はスライドする様になってまして、この様にキャリアを左右からはさみ込む様に固定する訳ですね。 宿命的な問題はキャリアのサイズに応じて「EB金具」を取り付けたフロントバッグが必要になる事、自転車をいっぱい持ってはる人には大変な問題ですね。

 それでどうなんだと云う事ですが、明日につづく。
 

応援ありがとうございます。

20150419a.jpg昨夜、「日本ブログ村」のブログランキング~「自転車」カテゴリ~「ランドナー」サブカテゴリでnaskoさんをさしおいて、だいすけさんの「うっとこの自転車」とワン・ツー・フィニッシュ。 応援して頂いた皆さんありがとうございました。 (写真は1999年8月 南紀古座川町にて skuram氏撮影)
 
20150419b.jpgまあ私が「ランドナー」にランクインしているのもおこがましい話なんですが、今朝は「ツーリング」サブカテゴリのOUTポイント順で1位になりました、瞬間風速みたいなもんでしょうが、こちらは非常に嬉しいです。
 ここでブログランキングについて少し説明してみましょう。 Yahooを始めブログサービスは幾つもありますし、うちの「CanCanの気楽な一日」の様にレンタルサーバー上にブログを設置している場合もありますが、それらを横断的にアクセスランキングをしているネット上のサービスです。現時点で83万以上のブログが登録されていて、「自転車」カテゴリが7,990サイト、その中の「ツーリング」サブカテゴリが442サイト、「ランドナー」サブカテゴリが93サイト登録されています。ちなみに「ロードバイク」サブカテゴリが3,092サイトと圧倒的多数なのは現状を良く表しているとは思うのですが。
 登録したブログサイトは最大3つのサブカテゴリを登録する事ができ、アクセスがある度に設定した割合に応じてポイントがサブカテゴリに配分されます。うちの場合は「ツーリング」に60%、「ランドナー」に30%、「ロードバイク」に10%を配分していますから、1度クリックされると10ポイントがそれぞれに6ポイント、3ポイント、1ポイントが配分され、そのポイントの週間での累積数でランキングされます。クリックがカウントされるのは1日1回、詳しくは判りませんがIPアドレス等で管理されています。 パソコンが複数台あっても同じルーター等を経由している限りは1日1回以上のカウントはされないはずです、実際はそれ以上の不正対策がされている様ですが。
 それからINポイントとOUTポイントと云うのがあって、INポイントはブログ上に設置されているバナーやリンクからのアクセス、OUTポイントとは「日本ブログ村」のサイト上のリンクからアクセスされた場合にポイントが発生します。
 まあ所詮はお遊びなのでランキングアップのためにあくせくするのも馬鹿馬鹿しいかも知れませんが、ネット上でどの様な話題やキーワードが注目されているのが垣間見る事ができてなかなか面白いものでもあります。今回の上位ランク入りが「OUTポイント」での結果なのはちょっと残念ですが、サイクリングのレポートよりも、なにやら機材やグッズネタは注目度が高い様ですし、「しまなみ」や「ツールド~」と云ったキーワードに敏感に反応するのはなるほどねと思わせます、SEO対策を考えている方には参考になる情報なんでしょうね。「ランドナー」はともかく「ツーリング」の方ではカテゴリに相応しい内容で精進したいと思います。  さて話がそれますが、「ならクルコレクション2014」のフォトコンテストで最優秀賞を頂きました。
 

ならクルで設定されているコースの案内標識と自転車の写っている写真をセットで応募するもので、写真の質を云々するものではないらしいのですが、こんな写真が「最優秀賞」になってしまいました。なにやら「平成27年2月に開催されました、学識経験者等からなる『奈良県自転車利用促進に関するアドバイザー会議』において、ご応募いただいた写真の選考をさせていただきました。」の結果だそうなのです、なにかコラージュ的な面白さはなくもないかとは思いますが、もっと他の写真を選んでくれよ、と云うのが正直な感想で当惑しています。ならクルのコースに応じての応募ですから、次の5コース4コースを応募していました。 (実際は他にも数点応募したのですが、エラーが発生して応募できませんでした。)  さて話はここから、別にコンテスト荒らしをやる程の技量もセンスも持ち合わせていないのですが、「ツール・ド・紀伊」のフォトコンテストにも応募してみました。
 
20150419d.jpgフォトコンテストは「ツール・ド・紀伊」のサイトからリンクされたfacebook上で行われました、応募写真は旧作ばかりですが、手順に従いメッセージ機能を利用して写真を送りますと、タイムラインには表示されるもののアルバム機能を利用した「フォトコンテスト応募作品」には表示されません、コンテストは「いいね!」の数で決められる様ですので、身内を云うかfacebookのフォロアーは「いいね!」をしてくれますが、第三者には判りにくい状態です。 この不公平と思われる運用を、応募と投票すなわち「いいね!」の締め切り前に申し入れますが無視されたままで、そして締め切り後になって「フォトコンテスト応募作品」に反映され、「フォトコンテスト入賞作品」が発表されました、結果は明らかなのです、旧作とは云え多少なりとも自信や思い入れのある1枚1枚です。
 

20150419e.jpg

facebookの方にこの件についてコメントを入れましたが、どうやら私だけではない様なのですが、いまだに無視と云うか放置されたままです。 入賞作品として「ベストフォト賞」1点に「3県の魅力賞」3点になにやら最初はなかった様な「月間投稿賞」が設定され12月分として挙げて貰っています、いわゆる「お直り席」ならぬ「居直り席」なのでしょうか。
 後日「ツール・ド・紀伊」の「スタンプラリー」の方の「エリアポイント獲得賞」の商品を選ぶようにとメールが届き、運営の不手際を詫びる一文が添えられていましたが、それが「フォトコンテスト」運営に関する事なのかは読み取れませんでした。
 最後に「フォトコンテスト」応募作品に「いいね!」をして頂いた皆さんと、この憤懣に最後まで付き合って下さった皆さんへお詫びを申し上げます。

今日のサイクは「かえる・お蕎麦・チェロ・夜桜」

20150418a.jpg
東吉野村谷尻(たんじり)今日の風景
 
20150418b.jpg今日は御馴染みの東吉野村の古民家カフェ「月うさぎ」で開かれるチェロコンサートへ行くために走ってゆきました。 東吉野へ向かう時は時間が許せば、距離こそ倍になりますが吉野回りで向かいます。 車の多い西峠や女寄峠を登る事を思えば、精神衛生上違いは歴然としていますよね。 飛鳥を抜けて栢森へ、もう5月なんですね、鯉のぼりが気持良さそうに。 今日は土曜とあってロードやクロスバイクが5台ばかり芋峠を越えて行きました。
 
20150418c.jpg上市の吉野ストアに寄った後吉野川河畔の道を遡上します、R169を少し走り妹背大橋で対岸の県道へ、柴橋で再び右岸に戻りR370から県道吉野東吉野線へ入るいつものコースです。 高見川河畔では今年初めてのカジカガエルの声を聴きました、これから暫く涼やかなその鳴き声が愉しみ、雑音を出さない自転車ならではの愉しみです。
 
20150418d.jpgニホンオオカミ像の前で持参のボトルのコーヒーでブレイクの後、お昼は木津川(こつがわ)の手打ち蕎麦「よしの庵」でお蕎麦をよばれます。 里山の集落の風景を眺めながらJAZZの流れる贅沢な空間です。
 
 
 
20150418e.jpg今日も一応「自撮り」の準備はしてきたのですが、のんびり走っていると時間の余裕がなくなってしまい、「月うさぎ」の着いたのはコンサートが始まる予定の10分前、自転車仲間のVIVA2000さんがご家族連れで車でお見えでした。 「月うさぎ」にある樹齢100年とかの「月桜」、この下で何度かキャンプをした事があるのですが、満開の時に訪れるのは初めてです。
 
20150418f.jpg定刻を少しまわってチェロコンサートは始まりました。 チェロは本倉信平さん、バッハの無伴奏チェロ組曲6番をメインに、春にちなんだ日本の曲や、アウベニス、コダーイ、リムスキー・コルサコフ等の構成です。
 
 

20150418h.jpg何故か闖入者が、ねぎジャージに身を包んだ若干3名が(^_^)

 

 

 

 

 

 

20150418g.jpg コンサートが終わって聴きに来られた皆さんが帰られると「月うさぎ」には元の静けさが戻ってきます。 陽が暮れると残った私とVIVA2000さんご家族のためだけに「月桜」をライトアップしてくれました。

 

 贅沢な1日を過ごした後、今日は帰途ナイトランのつもりでしたから完全装備で、一谷峠を下り、真っ暗な中に飛び出してきた鹿には参りましたが、菟田野の旧街道を抜け、女寄を下って9時前に無事桜井へ戻ってきました、本日の走行90.1キロ。
 

MINOURA ペダルスタンド付き携帯工具

20150417i.jpg
20150417j.jpg
 
 

自転車のペダルシャフト部分に引っ掛けて、スタンドの付いていない自転車でも自立させておくグッズです。 何に使うのかと云いますと、駐輪用のスタンドとしては非常に頼りないものですが、何処か風景の良い処やメモリアルな場所で、自分の自転車の写真を自立させて撮っておくための、即ち「自車撮り」グッズなのです。 TOPEAKからも同様のものが出ていますが、そちらはスタンドためだけのもの、こちらは携帯工具にもなると云う一石何丁かになる便利グッズなのです。

 2,3,4,5,6mmのレンチと+ドライバー、タイヤレバー2本がセットなっていて、タイヤレバーを脚にして、J型のフックをペダルシャフトに引っ掛けて写真の様に自立させます。
 
20150417k.jpgスタンドとしては本当に心もとないものですが、その手の趣味はないと云う方以外は、持ってれば役に立つ事もあるかも、携帯工具として使える訳ですから持ってても邪魔にはならないはずです。 普通のスタンドでも一緒ですがフロントバッグなど付けていてハンドルの重い自転車は前輪を真っ直ぐ立てておくのは路面によっては難しいかも。 おまけの機能としてスマホなどのスタンドにする事ができます(写真右)
 なお私がKHSで使っている三ヶ島の折り畳み式ペダルにはJ型の金具を引っ掛ける事ができず使えませんでした。

吉野山名残の桜へ

20150416a.jpg3月5日、南紀古座川で始まった今年の桜巡り、「18きっぷ」遠征続きで行けなかった吉野山、最後の桜を求めて奥千本へ行ってきました。
 
20150416b.jpg車の少ないうちに吉野山へ上がってしまおうと、5時50分に桜井を出発し明日香村から芋峠へ。 上市町道路元標で足を止めただけで、上市橋を渡り県道37号で一気に吉野山へ。
 
 
20150416c.jpg竹林院から吉野大峯林道側を走り3時間余りで金峯神社の鳥居の処まで登ってきました。 シャトルバスが何度も往復してきていてまだ9時だと云うのに結構観光客が上がってきています。
 
 
20150416d.jpg自転車のままできるだけ奥千本近くまで行けないかと、吉野大峯林道をさらに登り青根ヶ峯の登り口まで来て、奥駈道(左)へ入ってみたのですが、やはり担ぎが必須の様で、せっかく登ってきたのですが引き返す事に、やはり最後の駐車スペースに置いて金峯神社の裏側へ登って行くのが一番良さそうです。
 
20150416e.jpgぐずぐずしていると金峯神社はすっかり観光客でごったがえしています。 ここから奥千本へは一周20分位の遊歩道が設定されているのですが、昨日の雨で結構ぬかるんでいます。 西行庵まで歩き暫しここで写真を撮りながら過ごします、写真はこちらで。
 
20150416f.jpg吉野水分神社を経て上千本まで下りてきました。 時間が経って下へ行く程観光客が多くなると云う感じです、でも休日の事を思えば。 上千本も散り始めていて、ここから見下ろす中千本は既に花を散らせてしまっています。 やはり中千本が満開の頃にここへ上ってくるのが一番でしょうね。
 
20150416h.jpg観光客の間をすりぬけながら勝手神社前の馴染みの「静亭」まで下りてきました。 葛うどんと柿の葉寿司のセットを頂きまったり過ごします。 お腹が膨れると寝不足と奥駈道での押し歩きの疲れがどっと出てきました。
 
 
20150416g.jpg勝手神社から下は車は通れなくなってますし、吉野山の混雑を避けて県道257号を才谷へ下り、秋野隧道から椿橋へ、いつもの定番コースで壺阪峠を越えて高取町へ、高取町道路元標で「自撮り」をしてから帰途に就きました。 本日の走行82.7キロ、なんと平均速度は13キロでした。
 
20150416i.jpgところで今日は幾つかニューアイテムがあったのですが… LUMIX G VARIO 1:4-5.8/14-140、自由雲台、ミノウラのペダルスタンド付き携帯工具、コーナンの2WAYステンレスボトル、機会があればまたインプレッションを。

ツーリング用バッグの選択

20150414a.jpg古くからのツーリング車に乗るサイクリストの多くはデイバッグ等を背負いこむ事を良しとしない、方は暑いとか背中が蒸れると云う意見で私もそう思うし、重心も高くなってしまい身体の動きも制限される、大きなザックを背負い込んで走っているサイクリストを見るとちょっと可哀相にさえ思える。 背中の蒸れを改善するために考えられた商品も昔からあるし、実際買って使った事もあるが、ちょっとはマシかなと思う程度で、構造的に収納力も2/3位になってしまい、結局はホコリを被っている。 それと私の場合カメラを担ぐとデイバッグは邪魔になって仕方がないと云うのが大きな理由で、10数年前から愛用しているのはマウンテンスミスのランバーバッグのシリーズ、いわゆるヒップバッグを云うやつ、今では同様のバッグも多いが、マウンテンスミスのHPによれば、このアイデアはマウンテンスミス創業者のものだとある、それに独自のフィットさせるシステムでなかなか上手くホールドする事ができる。 写真上(Photo : KMT48さん)は現行のTOURの前身のものですが同じく8リットルの容量、ロード用の輪行袋に脱いだ衣類の1枚や2枚は楽に入る。 しかし基本は荷物は身に着けない事が一番、最近はフロントバッグとキャラダイスの大型サドルに間に合っている事もあって、ランバーバッグの出番はロードに乗る時以外は減ったのですが、最近「自撮り」で三脚を持って行きたくなってくるとお泊りで輪行袋が加わるとキャラダイスのネルソンでも追いつかなくなってしまいました。 ロングフラップモデルも考えてみたのですが、最近どうも入手しにくい様で値段も安くはありません。 そこでランバーバッグの再登場となるのですが。
 
20150414b.jpg写真左は現行のDAY(14リッター)の前身でMOUNTAINSMITH CYCLING GEAR MOUTAIN (TM)、かなり陽に焼けてしまっていますが、破れ等はなくのびてしまったショックコードさえ替えてやれば十分見られますので、カラーゴム紐を取り寄せて早速補修してやります、手芸用品ですので耐候性が心配ですが、また替えてやれば良いでしょう。
 ところで現行品と同様に左右にボトル等も収容できるポケットが付いていて、容量も大きいだけに目一杯荷物を入れると相当な重量になってしまい、さすがに自慢のフィッティングシステムでも支えきれません、それに私の様にお腹の出たウェストのない人間は引っ掛かりがないので特にです。
 
20150414d.jpgそこにマウンテンスミスではオプションでショルダーベルトがSTRAPETTESと云う商品名で用意されています、実は以前から持っていたのですが、いくら探しても見つかりません、どうも現行品は取り付け方法が変わっている様に見えるのです。 駄目ならバッグも新色に買い換えるかと取り寄せてみると、ちゃんと1999年以前のシリーズでの取り付け方法が解説されていまして一件落着。 ころころ仕様を変えて旧製品との互換性をなくすどこかのメーカーは見習ってほしいものです。
 
20150414c.jpg余談ですがマウンテンスミスには以前サイクルスミスと云う兄弟ブランドでバッグを出していました。 完全に自転車用のパニアバッグやサイドバッグもあって、ランバーバッグシリーズも異なるネーミング、機能的にどこが違うのか良く判らなかったのですが。 その後マウンテンスミスサイクルギアと云うブランドになっていました。 左は「MOUNTAINSMITH CYCLING GEAR WORLD CUP(TM)」と云うリュック、先の理由で出番はありませんが、ヘルメットを収納できるザックとしては初めての製品だったのかも。

天の邪鬼今度は「びわいち」の巻

 金曜土曜と天気が良ければ信州へ行って、今日は飯田から岡崎に向かって三州街道を走っている予定だったのですが…
 今日12日はRRCB(Restoring & Riding Classic Bicycles 要認証)の方の企画で「びわいち」だとか「魚ヶ渕」だとか、計画やメンバーが二転三転していて、いずれにしても車というものを持たない僕には他力本願でないと参加できない場所と時間、まぁ奈良まで自走して始発に乗れば「米プラザ」7時半スタートの「びわいち」の方は参加できなくもないのですが、金沢から帰ってきたばかりで、何となくそこまでしてもと気が進まなっかた処にtatsumi御大が参加表明、連絡をしてみるとその足で名古屋へ行くとの事ですが、輪行袋さえ持って行けば帰りはどうにでもなるだろうと行きは便乗させて貰い「びわいち」へ参加させて貰う事にしました。

20150412a.jpgのサムネール画像
集合場所は琵琶湖大橋西詰の道の駅「びわこ大橋米プラザ」に7時、tatsumi御大曰く2時間あったら着くだろうとしながら、迎えに来てもらって自転車を積み込んで桜井を出発したのは5時20分、案の定間に合う訳もなく、大橋東詰の「なぎさ公園」で待つとの連絡を入れて一安心と。
20150412b.jpg
一向にやって来ないと思っていると、既に本隊は近江八幡の長命寺まで行っているとの連絡、どうやら面子が揃った時点で7時半のスタート予定時刻を繰り上げしまった様で、待つどころか先に行かれてしまっていて逆に追いかける側に、45キロ先の米原の道の駅「近江母の郷」まで古い付き合いとは云え元国体チャンプ(第34回宮崎国体奈良県代表成年男子スクラッチ優勝)と2人で追走するはめに。
20150412c.jpg
向かい風の中やさしく引いて頂いて9時半過ぎに道の駅でどうにか追いつく事ができました(^_^;)
 本隊は4名と思いきや、地元滋賀のniwa-chanさんが、どうやら偶然居合わせて捕縛されたそうです。 都合7名、UG兄さん(エルスディアゴナール)、KMT48さん(コルナゴマスター)、ヤマタンさん(マリリンIII世号)、白栖窟さん(エルスランドヌーズ)、tatsumi御大(センチュリオンカーボンロード)、niwa-chanさん(キャノンデールカーボンロード)、私(コガミヤタカーボンロード)、RRCBにしてはカーボンロードが3台、とは云っても私とtatsumi御大はカーボンパイプにラグ接着と云うホリゾンタルフレームの年代ものです。
 赤パンにパーカーのおっちゃんは見物の人、ではありません、ちゃんと下にはZippyのチームジャージが。
20150412d.jpg
さて道の駅を出発です、ここからは楽させて貰えるはと思いきや、ここまでとあまり変わらないペース、今日は1人でも走ると云っていたUG兄氏が先頭を引いてくれるのと2人が7人になった位。 (写真:UG兄さん)
 
20150412e.jpg
きっと日本で一番走るエルスでしょうね。
 
 
 
 
 
 
 
20150412f.jpg写真を撮ろうと先行したものの、今度は追いつくのが大変。
 
 
 
 
 
 
 
20150412h.jpg信号以外では停まる事すらなく、やっときました最初の休憩ポイント賤ヶ岳トンネル。 朝3時過ぎにトースト2枚を食ったきり、補給食を買う間もなく、ここでtatsumi御大から大福餅2ヶを失敬。 この後どこか食事に入るでもなく、塩津のローソン駐車場で車座になって買い食い、なんやらブルベと変わらん様なお行儀の悪い事ですみません。
20150412i.jpg
 
満開の桜の海津大崎を行きます、今日ここには鈴鹿のあびさん一行がキャンプに来ているそうなの乱入およばれを画策していたのですが、見つけられず携帯電話もつながらず、残念。 (写真:UG兄氏)
 
 
 
20150412j.jpgしかし桜も満開ですが、人も車もそれに単車も多い事と云ったら、日頃平日に人の少ない処ばかり走っている自分はやや辟易ぎみ、それでも桜並木の向こうに残雪の比良山系を見上げたら感激ものですね、時計周りしていた皆さん気づかれました?ここで拉致してきたniwa-chanさん、このまま一周しては明るい内に戻れなくなるのでUターンする事に、ここまで有難うございました。 (写真左側はKMT48さんに撮って頂きました)
 
20150412k.jpgどうにか混雑の海津近辺を抜け出し琵琶湖西岸を行きます。 相変わらず先頭をUG兄氏が引いてくれます、tatsumi御大が先頭交代に上がってきますが「いらん事したらアカン、今日は意地でも1日1人で引くつもりでおるんやから」とたしなめます(^_^)
 
20150412m.jpgなんと1345には道の駅「しんあさひ風車村」に到着、結構なペースです、30分あまりまったりと休憩します、写真はUG兄氏に頂きました。 しかし今日は写真はともかくSNSに書き込む余裕など全くなく、ここで始めてのチェックインを。
 
20150412l.jpg 16時過ぎにスタート地点の「米プラザ」に戻ってきました、残念ながら先頭を引き続けたUG兄氏は後10キロを切った処で先頭を交代する事になりましたが、見事なペース配分と手綱さばきで、皆をだらけさせる事なく引っ張ってくれました、有難うございました。 このまま名古屋へ向かうtatsumi御大はデポ地へ戻るために琵琶湖大橋を渡り、私はお世話になりついでにUG兄氏に近鉄八尾駅まで便乗させて貰う事になりここで終了、走行148.2キロ、僕としては破格のAVS23.1キロ、「母の郷」までは25キロ超えてました、そして天の邪鬼らしく大橋を渡らずに「寸止めびわいち」となり、koga-miyataはエルスとともにトランポへ。