「奈良県」カテゴリーアーカイブ

「西の海へ」2025

太平洋岸自転車道ゴール地点

 爆弾を抱えて0530のスタートです、まだまだ早朝は気温が低いので先日の信楽行き同様ベストを着込んで出たのですか…

 明日香村の田園風景を抜けて近鉄飛鳥駅前から高取町へ、県道120号五條高取線に入る定番コース、平日ですが1台のローディが颯爽と追い越して行きます、追い越しざまに声を掛けて貰うと嬉しいものです。

 0634吉野口駅へ、今日は気温が上がるのが早い様で早々にベストを脱いでしまいます、荷物を背負いたくないのでマウンテンスミスのヒップバッグとロード故に小ぶりなフロントバッグとサドルバッグ、収納力に限りがあるので余計な荷物になってしまった様です。

 重阪(へいさか)峠を越えて五條市へ、国道24号に入り暫く下って今井の交差点で旧道へ、二見の手前で再び国道へ入り真土峠の手前を左に入り上野公園を過ぎた処で紀の川を渡らずに右折して小径へ、JR和歌山線の脇を抜けて行きますと、踏切とダートがありますが隅田駅に抜ける事ができます。


 0738 JR和歌山線隅田(すだ)駅に、紀の川自転車道の終点になっていてWAKAYAMA800のチェックポイントにもなっています。以前の木造駅舎は綺麗にと云うかシンプルに建て替えられトイレは廃止されています。

 0822 橋本橋南詰を過ぎて歩行者自転車専用道の区間へ、向こうに見えている橋本高野大橋はアンダーパスできます。

 南海学文路駅の手前で専用道は一旦終わり国道370号へ、0840 九度山駅下を通過し道の駅「柿の郷くどやま」へ、2つ目のチェックポイントです。

 かつらぎ町に入った辺りから川べりに、前方に曲弦ワーレントラス橋の三谷橋が見えます(写真左)、紀の川自転車道(和歌山県道803号紀の川自転車道線)としてはその三谷橋を右岸へ渡りますが。左岸側も整備されていますので次の大門口大橋まで走り右岸へ渡ります。

 大門口大橋北詰から2キロ程右岸を走り、3つ目のチェックポイントのある道の駅「紀の川万葉の里」へ。この後JR西笠田駅付近が判り難いのですが、国道24号線を北側に跨いで旧の妹背橋で新妹背橋をくぐって紀の川右岸に戻ります、添付図(Ride with GPS)56キロ付近。

 麻生津橋を渡り再び左岸へ、見えるのは藤崎頭首工。

 竹房橋を過ぎて河川敷に下りる処から井阪橋をくぐり築堤上に上がる処までが新しく自転車道として供用された区間です。以前は井阪橋南詰が渡りにくい上にそのまま真っ直ぐ行ってしまうとたま駅長の貴志川へ行ってしまい間違える人が多かったのですが(たまトラップ)、今は井阪橋を潜って向きを変えてスロープを上がる様になっています。和歌山市方面へ向かうには井阪橋を再び右岸に渡る必要があります。

 井阪橋から新しく供用された区間とスロープを見下ろします、この先で貴志川が紀の川へ合流し紀の川左岸の堤は大きく左にカーブし貴志川右岸へと繋がります。この風景を見ると土地勘がないと左方向が紀の川河口方面と勘違いしてしまうのも判る気がします。

 井阪橋を右岸に渡りますと、河川敷にはまだ供用されていませんが、専用道に真新しいとブルーラインが。この先で 4つ目のチェックポイントになる「いわで御殿」で15分ばかり休憩を。乗船予定のフェリーは和歌山港1620発ですから加太駅1539発に乗れば良い訳ですから、もっとのんびり走ってくれば良かったと、さりとて1便前は和歌山港1340発ですからさすがに間に合わないでしょう。

 高速の阪和道を過ぎる辺りから紀ノ川の川幅は拡がります、河川敷の専用道は単調で向かい風が鬱陶しいねが。向こうに見えるトラス橋はJR阪和線の紀ノ川橋梁。

 1116 5つ目のチェックポイント「市民スポーツ広場」へ、この先通行止なんちゃらと看板が立っていたのですが、看板の向きが違うので気にも止めなかったのですが…

 なんと河川敷上の自転車道は河西橋の架け替え工事の為に現在自転車道は終日通行止め、少し戻り砂利道を堤防上の県道148号和歌山港北島線へ押し上げて次の紀の川大橋まで。なお資料によりますと通行止は令和7年6月中旬までとなっています。紀の川大橋北詰交差点を渡ってから再び自転道に下りる事ができる様ですが、今回は加太方面へ向かうために紀の川大橋北詰で右折します 1125。加太まで後10キロ少々の距離です、なお加太のコンビニの類がありませんので、途中で補給しておく事に。

 1211「太平洋岸自転車道ゴール地点」に到着、一応「西の海」到達と云う事で本日のミッション完了、加太のチェックポイントは以前は「加太海水浴場管理事務所」だったのですが、現在は少し南へ淡島神社よりにあります。太平洋岸自転車道1,400キロ、立派なゴールですが自転車道として快適に走れる区間は1/3もあるのでしょうかネェ…
 ところで結果早く着いてしまい、急ぎ輪行支度を整え加太駅1259に乗車すれば1340の便に乗れなくもないのですが、徳島に早く着きすぎても仕方がないので西の海を見ながらのんびりする事に、深日港まで走る事もできそうですが、既に100キロ超で乗換も増えますしね。

 加太駅で「徳島好きっぷ」を購入、和歌山港までの370円分が実質無料になります、ただ和歌山市駅で途中下車もできませんので、駅前のカフェで軽く食事をしてのんびりして1459発に乗車。加太線の車両は「めでたいでんしゃ」としてこんな意匠が凝らされています、車内ではつり革までが… 異なる意匠で4編成ある様でネタ車は7100系。

 和歌山市駅で和歌山港線へ、こちらも「めでたいでんしゃ」の兄貴分「かしら」、なお和歌山港直通ではなく、加太線やJRから和歌山港に乗り継ぐ物好きは少ないしょうが、和歌山市駅では階段を挟んで反対側になりますので乗り継ぎに多少余裕が必要です。また和歌山港での乗り継ぎも慣れないと時間を食ったりするかも、歩く歩道があるのでデモンタを転がす人は注意。

 和歌山港1620出港、昨年6月15日以来の船の旅、四国へは同じく昨年5月10日以来になります。最近明るい内の便に乗る機会が多いですが、昼間の船の旅は良いものです。

 1820徳島港着、輪行なら下船で待たされる事もありませんし、今の時期なら明るい内に輪行支度を解く事ができます。市街地へは新町川に沿って西へ、写真は徳島県庁と前のヨットハーバー、40年前に「徳島レース(阿波踊りレース)」に参加した時に停泊した事が、淡路島の「サントピアマリーナ」をパロって県庁前なので’ケンチョピア’と呼んでいました。
 本日の走行、桜井の自宅から加太駅まで105.8キロ、徳島港から秋田町の今夜の宿まで3.8キロ、計109.6キロ。そして大きな街へ一人で来た折は恒例のJAZZ屋探索は老舗「Swing」へ、ママとは谷九「サブ」の先代西山満さんと云う共通の知人がいたりして…

前夜 / 1日目(~徳島) / 2日目(徳島~大坂峠~鳴門~徳島)

「西の海へ」から徳島へ 前夜

 明日明後日のお休み、お天気に恵まれそうですので計画通り「西の海へ」と「四国の右上」へ1泊2日で向かいます。1日目は主に京奈和自転車道(紀の川自転車道)を走って西の海を見て南海加太駅まで約102キロ、途中WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリーのチェックポイントを6ヶ所拾います。
 相変わらず徳島へ渡る南海フェリーは自転車にまで燃油調整金を課すのでそのままでは往復1万円超となりますので乗船は輪行で、走行距離を考えると機材はerbaロードで、ただ南海電車と南海フェリーのセット割引「好きっぷ」で南海電車が実質タダになりますので加太駅で輪行支度を済ませて和歌山港に移動します。
 和歌山港1620の便に乗船し徳島泊し、翌14日に2007年10月5日以来18年ぶりの大坂峠を越えて一旦香川県側に入った後、海岸沿いを時計回りに鳴門スカイラインと鳴門徳島自転車道を経由して徳島港まで戻ってくる約104キロのプラン。
 徳島港1855の便で和歌山港、新今宮、鶴橋経由で帰途に、もちろん「好きっぷ」で節約、大阪からですと2,500円で徳島まで輪行できますのでお得感があります、ただフェリーの深夜便と接続する和歌山港駅発着のスジはなく、「好きっぷ」の有効期間も1日です。

 さて明朝早くの出発ですので準備をしていますと、なんとerba号の前輪がパンクしているではありませんか、早速チューブ交換を始め様とした処なんとサイドカットを発見、良く見るとリムにも少しダメージが、いつからなのか記憶は… 1月24日のグレーチングでの転倒しか思い付きませんが、以来4ヶ月半も気づかずに300キロ以上も走っていたとは思えないのですが、タイヤは一昨年7月1日に交換したIRCのIRC JETTY PLUS 700X25C、今回のツーリングで3,000キロを超える計算になるのでそろそろ変え時ではあったのですが。

 さて善後策を、手持ちや代わりもありませんし、現地でAMAZONのコンビニ受け取りも間に合いそうにありませんが、700Cですから和歌山市か徳島市のショップなら手に入るでしょう、あと割高な航送料金+燃油調整金を払ってasuka号で行くかとも考えてもみたものの、結論としてゴム板と布テープで裏打ちして、加太まで走る途中で耐えられない様ならショップへ走ると云う事に、些か博打かな。

前夜 / 1日目(~徳島) / 2日目(徳島~大坂峠~鳴門~徳島)

信楽~伊賀上野サイク 2025 ③


国道165号 奈良県に帰ってきました (Photo : タックさん)

 1504 JR伊賀上野駅を後にし市街地に向かって南下へ、伊賀鉄道の下をくぐって「鍵屋の辻」へ。

 「鍵屋の辻」曾我兄弟の仇討ちと赤穂浪士の討ち入りに並ぶ日本三大仇討ちの一つ、渡辺数馬と荒木又右衛門が数馬の弟の仇である河合又五郎に挑んだ場所とかで、6方向から街道や道路が集る交通の要衝でした。伊賀上野に来たら休憩と記念撮影がてら必ず寄ります、古くは2004年3月7日、前回は昨年6月9日でした。桜井までまだ50キロ以上あるのですが、ここまで来れば気持ちホッとします。

 1517「鍵屋の辻」を後に、ただ一昨年5月2日と比べると2時間10分遅れ、旧市街を南下し少し国道422号を走って、猪田道から県道688号依那具山出線へ。ところで422号に出る処にあったファミマがなくなっていたのは予定外、もう名張近くまでコンビニの類はないのですよ。

 些か判り難いルートなのですが、あちこちで田植えの準備が始まっている伊賀盆地の田園風景の中を伊賀神戸に向かって南下します。


 無量寿福寺(写真左)、夏の午後は木陰になって気持ちが良いのです。近くに「左はせ道 右新田越」の道標がありますので、東から来た青越伊勢街道が初瀬街道と笠置方面にこの辺りで別れたのでしょうね。

 再び田園風景の中を。

 県道57号上野名張線に入り近鉄大阪線伊賀神戸駅の西側でアンダーパス、ほぼ近鉄の線路に沿って西へ向かいますので、輪行支度のあるタックさんはいつでも帰途に就けるのですが、まだご一緒して頂けるご様子。

 無量寿福寺からほぼノンストップで桔梗が丘から名張へと初瀬街道を、名張市街は街中の旧街道を縫って行きます、既に二人とも100キロ超。初瀬街道と離れ名張川を渡り赤目方面へ。

 赤目丈六の旧い街並みを抜け、赤目四十八滝から流れてきている滝川を渡り再び田園風景の中を西へ。

 名張市の西の端で宇陀川を渡り再び初瀬街道へ、現在の国道165号に潰された形で旧街道の面影が残っているは僅かの区間です。

 約3キロ程国道を我慢の走行で三重奈良県境を越えて1708三本松の道の駅「宇陀路室生」へ。

 三本松から室生大野まで旧街道が残っていますのでそちらへ。

 三本松の外れで海老坂峠を越えます、国道より標高で40m程余計に登らなくてはなりませんが、峠と云っても上をやまなみロードが跨いでいるので雰囲気もなにもありません。

 県道28号吉野室生寺針線に合流した後再び国道165号線へ、登坂車線があるものの緑川半焼の坂がネェ、時間があれば室生ダム湖畔を走るのが快適なのですが、そろそろ日没との競争になるので国道をひた走ります。1804萩原札の辻で榛原駅から輪行で帰途に就くタックさんとお別れです。(写真右)

 1812 西峠を越え、日没直前の 1838 桜井に無事帰投、走行153.4キロ、センチュリーラン(100マイル=160.934キロ)とは行きませんでしたが150キロ超は2019年6月20日の175.3キロ以来、お昼にしこたま食っているとは云え晩飯も食わず、風呂へ入っただけでバタンキュー。近鉄奈良駅から榛原まで122キロ余り私のペースにご一緒頂いたタックさんに感謝です。

① ~信楽駅 / ② 信楽駅~御斎峠~伊賀上野 / ③ 伊賀上野~

※ 一部にタックさんに撮って貰った写真を使わせて貰っています。

信楽~伊賀上野サイク 2025 ①

 
お馴染み信楽駅前のジャンボ狸、今は股旅装束です。

 今日明日の連休、できれば1泊で遠出でもしたい処なのですが、些か身内に気掛かりな事があるのと明日の天気予報が思わしくありません、日帰りで距離を稼げるコースを考えた処、何度も走っている信楽~伊賀上野~名張と周回するコースを、最近では一昨年5月2日にF1さん、きんなん君、一部をバクローさんとご一緒しています、その折の距離では146.2キロに。一応SNS等に告知しておいたのですが、なんと一昨日信州から帰ってきたばかりのタックさんがご一緒してくれる事になり近鉄奈良駅まで輪行して貰い県庁西交差点で落ち合う事に、なんでも信州では距離的にはあまり走れなかったからとの由。

 待ち合わせは奈良県庁西交差点8時にしたので、6時過ぎに出れば十分なのですが、いざ出掛け様とすると寒い事、今お医者さんから出して貰っている薬のせいかテンション低め、約束がなかったら出掛けるのをやめていたかと。予報では最低気温が8℃、確かに1桁には違いありません、しかし昼間は20℃超えとの事ですから、脱いだら一番コンパクトになるダウンベストを着込む事に。それでも寒いので少しでも温もろうと上ッ道を結構なペースで北上、早く着き過ぎそうなので合流場所を近鉄奈良駅に変更して貰い、京終駅でトイレ休憩を兼ねて時間調整を、しかし良いお天気です。

 近鉄奈良駅着0718の電車と云う事ですので頃合いを見ながら近鉄奈良駅へ。 行基さんがリニアを奈良へと云っている訳でもないのですが、その頃まで生きててもきっと乗らないだろうな、新幹線も20何年乗ってない位ですもん。
 さてタックさんが上がって来てデモンタの組み立てを済ませ 0745 にはスタート、ドタ参もいないだろうと県庁西を通らず奈良女の間を抜けて奈良阪へ。なお元奈良監獄(奈良少年刑務所)跡はっ件の改修工事が入っていて正門を見る事ができません。

 鹿背山を越えて8時には木津川べりへ、恭仁大橋を渡り国道163号の井平尾交差点から府道5号木津信楽線へ、この時間帯だと和束までの間は結構車が多いのが…

 0901 和束のローソンへ、井平尾交差点から4.7キロ、標高差約80m、約15分。ランドナーですから至って上等なペースです。

 木津信楽線、滋賀県境の無名の峠に向かって適度な斜度の走りやすい、新緑と茶畑の中を行きます。進むにつれて交通量も少なくなり、湯船の八七瀬橋で殆どの車が左折して朝宮方面に向かいます。

 今年は藤が当たり年なんだそうで、そう云えば例年より目立つような、藤はマメ科の植物なので他の木とかに巻き付いて成長します、寄生しているのでもないのですが。こうなると成長を妨げて枯らしてしまう事もあるのだとか。

  引き続き和束川に沿って木津信楽線を、滋賀県との県境を目指します、湯船森林公園辺りから少々斜度が増します。

 1018 井平尾から19.4キロ、和束ローソンから15キロ、京都滋賀府県境の峠(標高357m)に到着です。一昨年は 0913着ですから約1時間遅れで走っています。

 信楽町中野で国道307号を跨いで旧道へ入ります。

 1055 信楽高原鉄道信楽駅に到着、ジャンボ狸の裏の藤棚もごらんの按配です、桜井からここまで約60キロ。いつもですと御斎(おとぎ)峠に向かうのでここから少し折り返すのですが、お昼にしようと更に進んで雲井駅近くのカフェ&レストランに向かう事にします。ところでFacebookによると大津市在のSさんがこちらに向かっているとの事ですのでタイミングが良ければ逢えるかも。(つづく)

① ~信楽駅 / ② 信楽駅~御斎峠~伊賀上野 / ③ 伊賀上野~

※ 一部にタックさんに撮って貰った写真を使わせて貰っています。

遠回り通勤で河合町まで

 先月20日から丸一日の休みがない勤務が続いているので些かお疲れ気味、実は第7.5回「番頭さんを囲む会」に呼ばれているのですがその余力はありません。ただせっかくのお天気ですので少し遠回りして帰る事にしたのですが、大和八木で買い物したいのですがあまり荷物を背負いたくないので一旦適当な処まで北上して戻るコースを。

 飛鳥川沿いの自転車道から葛城川沿いの自転車道へ入り北上します、特に目的はなかったのですが、今月1日から始まったWAKAYAMA800モバイルスタンプラリー8th Seasonで京奈和自転車道賞となるものが新設されて京都府と奈良県に幾つか設定されている事を思い出して一つでも拾ってやろうと調べてみると奈良県では「モンベル五條店」「ohisama cafe & shop」「河合町役場」「なら歴史芸術文化村」「平城宮跡」の5か所、 「河合町役場」「なら歴史芸術文化村」って自転車道から離れすぎやろとぼやきつつ「河合町役場」へ向かう事にします。ところでモバイルグランフォンドin奈良・吉野って昨年で終わったのですね。


 チェックポイントは旧河合町役場の建物(豆山荘)脇にあるのですが、実はここへ来るのは初めて。現近鉄田原本線の前身大和鉄道の創業者の邸宅跡を昭和41年まで役場として利用していた様です、と云う意味で河合町役場の看板が掲げられていますが、北葛城郡河合町が町制を施いたのは昭和47年ですので、些か矛盾しています。

 佐味田川沿いに大和川左岸まで北上し、左岸に沿って遡り寺川沿いに入ります。今年は桜の季節に来れなかった「面塚」(写真左)、下ッ道(中街道)に入り大和八木まで戻り、買い物を済ませてちょうどお昼時になりましたのでGW臨時営業の4seasonでランチに。13時前には帰宅、本日の走行41.2キロ、明日明後日と出勤すれば連休、しかし9日のお天気良くないですね。

ゆるゆるCC「若草山ピクニックライド」++

集合写真を含む大きな画像は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 何やら来週も火水曜の連続の休みはお天気が良くなさそう、色々と雑用が溜まっているものの、今日を逃すとGW明け来月8日まで通勤以外では走る機会がない様な… 今日19日はゆるゆるCCのイベントがなんと三つも、DeGucciさん主催の「仏隆寺~赤埴カトラ林道~西光寺~室生寺サイクリング」、いまむさん主催の「若草山ピクニックライド」、大ちゃん主催の「葛井寺の藤と浅香山ツツジと古墳ゆるポタ」、と云う事でいまむさんの「若草山 …」へ顔を出す事に…

 平城宮跡9時と云う事ですので約1時間半、7時15分に出発して近所のスーパーで弁当を買って行きます。さて平城宮跡まで来たものの南門広場トイレ前には姿が見えません、ネットを確認してみると集合場所は資料館駐車場との事、急ぎ移動してどうにか集合時刻に滑り込む事が、平城宮跡は広いからカンチガイしていると大変、朱雀門なんて云われたら線路の南側ですもんね。ドタ参はおられない様で今日の参加者は5名(内女性2名)也、これ位が走り良いかと。

 若草山へ向かう前に佐紀盾列古墳群の中を走りまわり足慣らし、奈良自転車道(県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線)に入り、ドリームランド跡地から黒髪橋を渡り般若寺近くから奈良阪を南に下ります。

 正倉院の裏側から二月堂の下に出て小休止。土曜日ですがまだ午前10時過ぎですのか観光客の姿は多くないのが救い。

 若草山の南側からダートの春日山遊歩道に入ります。遊歩道と云っても車が通れる幅員がありますが、月日亭から先は一般車は入る事ができず、ハイカーやジョガーが少なくないので注意。なかなか新緑も良いですが秋の紅葉シーズンならこんな感じに。

 約2キロ標高差150m程をこなすと奈良奥山ドライブウェイの鎌研交番所に到着、休憩なしなら25分もあれば、交番と云っても警察の交番ではなくドライウェイのゲートみたいなもんで、ここへは奈良奥山ドライブウェイ経由で観光バスも上がってきます。

 駐車場から少し走れば若草山山頂です。実は奈良県人ながら若草山へ2015年12月以来の9年ぶり、ただ周りから聞こえる言葉は…

 「若草山ピクニック」ですから若草山でお昼にするのかと思いきや、いまむさん曰くドライブウェイ沿いの休憩所でとの事、ドライブウェイと云っても鎌研交番所から芳山交番所を経て石切峠への分岐までのB区間はダートで自転車や歩行者も通行可能です。

 1145 東海自然歩道と合流する大原橋休憩所に到着、ここは何年か前にリニューアルされて綺麗になっています、2014年11月当時。私はおにぎり弁当しか持ってきていなかったのですが、皆さんピクニックライドと云う事で準備万端、色々とお呼ばれに預かりました。

 休憩所で小一時間ゆっくりさせて貰ってから再びドライブウェイを、予定で石切峠を越えて南下し鉢伏峠を下るとの事だったのですが、芳山交番所から東海自然歩道のダートを新薬師寺の方へ下るとの事。私は奈良市街に下っても上ッ道で帰るのも芸がないので、芳山交番所で皆さんとお別れする事に。

 13時過ぎに芳山交番所前で皆さんを見送り石切峠へ向かいます。

 石切峠と峠の茶屋、2021年11月の「ゆるゆるツーィドラン」以来です。茶屋、お客さんがいなくて親爺さん縁台で昼寝してましたよ、名物わらび餅って云っても正直大して旨いものでもないですしね。さて誓多林に下ったもののどう走るか、県道184号須山西狭川線から県道183号日笠東金坊線と辿り県道80号奈良名張線の大野町へ、「真夏の早朝ラン」で越える天理市境の無名峠を越える事も考えたりしながら少し迷走して一台峠へ向かう事に。

 1420 2021年7月以来の一台峠(580m)、その折は針側からでしたが田原側からの記憶が?? もしかしたら初めてかも。

 国道369号を少し南下し馬場から針ヶ別所、県道127号北野吐山線に入り国道24号旧道を跨いで宇陀市境の無名峠を下り室生染田へ、室生寺まで来る予定のDeGucci組と出逢えるかもとLineで呼び出してみますが、応答なし。

 その後勢いで県道28号吉野室生寺針線を室生大野へ下り、国道165 号緑川半焼の嫌な坂を登って「濡れ地蔵」付近から室生ダム湖畔へ、この水位ですから「濡れ地蔵」は「溺れ地蔵」です。ダム湖南岸を走り榛原経由で17時過ぎには帰宅、本日の走行94.2キロ、久しぶりのダート走行に距離以上に疲れました。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2025’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

藤原宮跡 醍醐池の桜と菜の花


 昨日の宇陀の桜はこれからですが、国中(くんなか)の桜は今がピーク、毎年のことですが出勤前に、遠回りもならないので、「醍醐池の桜と菜の花」を覗きに、asuka号はキャリアにサイド枠が付いたままですので延陽伯号で、写真を撮るには午後の陽射しが丁度良いのですよね。

西吉野「桃源郷」へ (後半)

壺阪峠から壺阪寺を望む

 13時には川岸を後にします、振り返ると川岸地区全体を眺める事ができます。間を流れるのは奈良県の丹生川。「二つの丹生川を遡るランドナーサイク 」でも通るお馴染みのコース、他の季節は何となく通り過ぎていますね。 
 その丹生川に沿って十日町で県道138号赤滝五條線へ入り下市町域へと。

 下市町西山地区、ここもサンシュユ、桜、桃とのコンラストが見事です。「自撮り」の準備もしてきたのですが、曇り空に前回以上のロケーションは期待できそうにないのが。
 旧下市町立丹生小学校の木造校舎も解体されすっかり更地になってしまい、校庭の鉄棒も残っていませんでした。

 

 国道309号旧道に出て右折すると丹生川上神社下社、丹生トンネルの供用で神社の前の道は随分と静かになりました。さてここには白と黒の2匹の神馬がいます。ただ名前がシロちゃんとクロちゃん、些か安直過ぎる気もしないでもないですが。このお馬さん特技があって、夕方のチャイムを合図に自分で柵を開けて厩舎に帰ってゆくのです。まぁ勝手に出て行かない様にその時間以外は柵を括ってある様ですがね。2024年5月22日の「二つの丹生川」ランで偶然出逢ったChiharuさんが撮った動画

 道の駅「吉野路黒滝」は通過し再び県道138号を黒滝村役場のある寺戸へ。ここから県道48号洞川下市線へ、才谷から伃邑の間が2ヶ所で通行止になっていて下市へは抜けられないので才谷から吉野山に取り付くつもりでいたのですが、それにしては車が多いので怪訝に思っていたら、通行止になるのは4月2日と8日の2日間だけ、そらそうですよね、よりにもよって吉野山が桜で大混雑する時に貴重な抜け道ルートが通行止なんてありえないですよね。

 通れる通れないに関わらず才谷からは県道257号才谷吉野山線で吉野山の方へ入るつもりだったのですが、日頃通行止の多い脳天さんへ下る道(林道南谷線)が通れたのでそちらへ、従い本日吉野山はパス。

 吉野脳天大神まで下りてきました、ちょうど金峯山寺の下辺りになります。(写真左) 更に下ると県道15号桜井明日香吉野線に突き当たります、ここを道なりに真っ直ぐ行くと吉野神宮へ登ってしまいますので左へ入らないといけないのですが、いつ来ても間違えてしまいます。(写真右)
 当初は今月2回目の「裏芋」で帰るつもりでいたのですが、今年にまだの壺阪峠で帰る事にして吉野川左岸の県道39号五條吉野線で椿橋に向かいます。「花巴」の美吉野酒造の前を通ったので、今週末の「月の宝箱 番頭さんを囲む会」用のお酒を買って帰る事に。
 1539 椿橋へ、ここまで帰って来て何やら良いお天気になってきたのですよね、高見山も見えます。

 1634 壺阪峠を越え壺阪寺を見下ろせる処まで、平日にしては参拝客も多くて境内の桜も満開。帰り道の先日の「河津桜の丘」へ登ってみましたが、河津桜は葉桜になものの回りの桜が満開に、明日香村界隈の桜は週末までが見頃でしょうね。18時には101.4キロ走って無事桜井に帰投。

(前半に戻る)

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西吉野「桃源郷」へ (前半)

五條市西吉野町川岸にて

 一昨日土曜にゆるゆるCC一行が急遽イベントを立ち上げて向かった西吉野のいわゆる「桃源郷」そう云えば2019年4月以来ご無沙汰、よし行こうと直前にSNSで呼びかけたものの一人も釣れず、まぁ皆さん昨日の日曜に走り回っていた様ですからね、実は私今日から3連休「使えない改悪18きっぷ」3日版を駆使してどこかへと企んではみたもののやはり使えないヤツでした。


 やはり約束がないとダメなもんで、少々寝過ごして桜井を出たのが8時前、少々雲が多い様ですがまずまずのお天気。明日香村を抜けて近鉄飛鳥駅前へ(写真左)、ご覧の様に駅の回りの桜は満開間近。県道120号高取五條線へ入り 0907 吉野口駅前。

 0927 薬水まで来ました、さて福神から下市に越えて、役場の処から県道20号下市宗桧(むねひ)線で樺の木峠を越えて行くか、五條回りで五新線沿いに行くか… 一息入れながら思案… 云う程の事でもないのですが。
 距離的には下市回りの方が近いのですが、光円寺の枝垂桜ももういいかとこのまま県道120号を走り重阪(へいさか)峠を越えて五條へ下り大川橋を渡ります、もう鯉のぼりですかぁ…

 吉野ストアを過ぎた処から五新線廃線跡に沿った道に入ります、その辺りの経緯はこちらを。はい、単に天の邪鬼なだけなんです。


 廃線跡と別れ丹生川右岸の旧十津川街道と思しき道を行きます、強引に丹生川第1橋梁を左岸側に渡っても生子(おぶす)トンネルが封鎖されているので、激坂を押し上げて国道168号に取り付くしかありませんので、私の定番ルートはこちらです。最初の内は軽トラの轍の残る道で乗車可能ですが、明治時代に建てられた「法華経一字一石塚」「為川筋往来安全也」と記された石碑の建つ辺りから落石と落ち葉に覆われた状態になります。ちなみに石碑の付近が以前の五條市と西吉野村の境界、昭和の大合併以前は宇智郡南宇智村と吉野郡賀名生村との境界でした。

 以前より状態は悪くなっている様です、最後は担ぎとなり滝集落へ、梅の花はもう散っていますが、ほっとする風景です 2017年2月28日、今回も一応「自撮り」の準備はしてきているのですが…

 賀名生(あのう)バス停跡へ、河瀬直美監督の代表作「萌の朱雀」で「恋尾」とされていた停留所です、尾野真千子が兄役の国村隼のカブの後ろに乗せて貰って学校へ通うシーンがありましたね。


 賀名生から向加名生にかけての廃線跡。

 第7丹生川橋梁の手前で廃線跡を離れ、一昨日ゆるゆるCC一行が立ち寄った3月20日にOPENしたばかりの「HaniCafe」へ、平日ですが先客にローディがお二人。一応菓子パン2個他を積んできているのですが、ランチボックスがあったのでそちらを頂く事に。お味もなかなかで食器に紙トレーとシートは好印象なのですが、別メニューでそれなりのお値段のコーヒーまで紙コップとは残念です。
 1211「HaniCafe」を後に、ごちそうさまでした。橋を渡って左岸の国道168号へ、国道から青色のお店が目立ちますが、五條側から国道を走ってきて見えたら行き過ぎ、手前の橋を渡らなくてはいけません、右奥に見えているのは五新線の第7丹生川橋梁。

 西吉野トンネルを避けて発電所から先年廃校になった賀名生分校側の道を越えます、城戸の三叉路を左折し県道20号へ、1キロ少し走れば目的地です、サンシュユも桜も今が一番見頃、ただ曇り空が残念、昨日同様に国中の方は青空が出ているのに南の方は曇っている様です。平日とあってかわざわざ見物や写真を撮りに来ている人は見かけませんでしたが、通りすがりに車を停めて観て行く人が少なくないです。最近は結構人気だそうですが、ここ川岸と下市町西山界隈を最初にネットで取り上げたのは輪友 SORAさんだった様な気もするのですが、少なくともサイクリストでは彼が最初だったはず。

(後半に続く)

水曜ラン「芋越えて津風呂湖畔」(後半)

集合写真を含む大きな画像は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。


 「みかえり橋」と云う名の吊橋を渡り対岸の「木ノ子広場」へ、ここでお昼にします。ただ食事中の写真を誰も撮っていないのですよね (^^)

 1220 木ノ子広場でのんびりした後、津風呂湖畔の道を時計回りに入野(しおの)へ向かいます。何度も走ってレポートしてはいるのですが… 津風呂ダム南岸には県道256号入野河原屋線としてダムの天端道路から平尾へは昔から車道があるのですが、平尾から入野への北岸は近畿自然歩道に指定されていたものの未整備な状態でした (2006年当時)。その後かなり時間がかかりましたが、離合困難な1車線なものの舗装とガードレールの設置が進み2015年春頃から香束から入野まで利用がで繋がり津風呂湖を車でも一周できる様になりました。津風呂湖には3ヶ所に吊り橋があるものの車は渡れないために、離合困難な北岸側に車が入ってくる事は少ないものブラインドカーブが多いので注意。

 途中「津風呂村懐古」と記された立派な碑のある駐車スペースで小休止。津風呂ダムの建設では竜門村津風呂の50戸と国栖村入野の21戸が沈んでいます。
 再び湖岸に沿って、ちなみに北岸側は入り組んだ沢をなぞって道がついているので木ノ子広場から入野まで8キロ程あります。

 1308 ようやく入野に到着、途中15分程休憩していますが木ノ子広場から30分以上かかっています。
 入野の桜並木はまだですが、結構な老木で咲いても昔の勢いはありません (2006年4月9日)。子安地蔵の横の激坂に取り付き国道370号へ、三茶屋(みちゃや)まで国道を往きますが、この区間の交通量を少ないです。

 三茶屋「吉野見附三茶屋」で一息入れて県道28号へ入り小名トンネルを抜けます、道は宇陀市へ抜けているのですが、県道28号が東吉野へ越える区間が未開通のため県道としては途中で終わっているので三茶屋の道路標識は通行不能となっています。

 無名の峠を越えて大宇陀へ下り、帰途はどうするかと云う事にあり、久し振りに大峠トンネルを越えることに。途中宮奥ダムで小休止。このルート2022年6月以来です。
 宮奥ダムから最後の登り、国道370号から標高差200m近くあります。

 1525 大峠トンネル(1,806m)に到着、トンネル内は桜井側に向かって下り、多武峰の下の八井内交差点まで170mのダウンヒルです。

 八井内で県道37号桜井吉野線に入ります、百市の新しく供用された区間(写真左)、このルートを新鹿路トンネルを抜けてきた車が結構飛ばすのであまり好きではないのですが、できるだけ旧道を選びます。
 このまま桜井駅近くまで下ると大和八木へ戻るお二人にはロスになるので「談山」の西内酒造の前を通り過ぎた処で、このまま下るきんなん君とはお別れ、横大路の香久山駅近くまでお送りし、帰途に就きました。本日の走行73.5キロ、お天気にもメンバーにも恵まれ快適に走る事のできた一日でした。
 一部にタックさん、きんなん君の写真を使わせて貰っています。(前半へ戻る)

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