2024夏「18きっぷ輪行旅」第3弾は城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間を走ろうと山陰本線浜坂駅から風光明媚な海岸沿いを走り鳥取駅を目指します、距離は42キロ程ですが、時間的にお正午から走り出すので。
実は昨日今日と連休でしたので、昨日鳥取市まで走り今日は物見峠または右手(うて)峠で岡山県側へ越えようかと考えていたのですが、些か疲れが溜まっているのと、鳥取市界隈で適当な安宿が無かったので今日1日の日帰りに。
浜坂駅は兵庫県の北西端、美方郡新温泉町、普通列車にしか乗れない「18きっぷ」ではかなり遠いです、桜井駅スタートですと1256着、近鉄利用でも変わりません、そこでJR奈良駅までの20キロを未明に自走する裏技を、JR王寺駅と云う手もあるのですが、桜井から天理を経て奈良への旧街道上ッ道(上街道)は旧くからの町並みを繋いでますので途切れる事なく街灯があり、信号も車も少くて、まして日頃から走り慣れたルートです。Erba号で0333に桜井の自宅をスタートし0445にはJR奈良駅前に、ここまで走行19.9キロ。
輪行支度を解いて奈良0522発の京都行に、その後園部、豊岡と乗り継いで浜坂1121着。所要時間も長いですが、京都駅での奈良線から山陰本線への乗り換えが大変なのと、平日故に通勤通学の時間と重なるのと、園部から先は2両編成となるので、結局綾部までは座る事はできませんでした、まあ輪行袋がなければ要領よく座れなくもないのですがね。
6時間掛りで浜坂駅へ、輪行支度を解いてくずぐずしているとお正午になってしまいました。走り出す前から食事と云うのも何ですし、この先鳥取市の手前までコンビニの類はないので、予め携行食を多めに持ってきています。しかしこの時間から走り出すのは大変、やはり真夏は前日に現地入りして早朝から走り出すのが正解の様です。
浜坂を出ると2駅先の居組までは国道178号線を、幾つかあるトンネルは片側の歩道が広くとってあるのと、旧道と思われる部分も幾つか通行止になっている様ですので、そのまま国道を行きます。居組から先の鳥取県との県境となる区間は東浜居組道路(山陰近畿自動車道)の開通で国道指定から外れ、現在は兵庫県道128号居組港居組停車場線、新温泉町道・岩美町道七坂八峠線、鳥取県道256号陸上岩井線となっています。東浜居組道路が無料ですのでこちら側を走るのは観光の車と地元の車だけで至って空いています。
多少のアップダウンがあるのですが標高113m程でピークを越え、鳥取県側に1キロ程下った処で県境となり、東浜の海岸線を望む事ができます。
山陰本線東浜駅、先月末に境港から鳥取まで走った「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」の東の終(起)点、鳥取県最東の駅と云う理由だけで「紀の川サイクリングロード」の隅田駅とさして変わらないだろうと思っていたら、無人駅ににしてはなんとモダンな駅舎で天井は鏡張り、「トワイライトエクスプレス瑞風」停車の為に改修されたそうです。
残念な事に「鳥取うみなみロード」は町道陸上(くがみ)中央線が現在全面通行止で国道178号旧道を迂回しなくてはなりません。迂回路へショートカットしようとしたら日影のないコンクリート舗装の激坂が…
田後漁港から浦富海岸へ、標高こそ100mに届かないのですが、それなりのアップダウンをこなして網代漁港へ下ってきました。予定ではこの先内陸側へ、駟馳山(しちやま)峠を越えて鳥取市域に入り、鳥取砂丘の南側を走り千代川河口近くに出て因幡自転車道へ入るのですが、海岸を離れて風がなくなるのと、強烈な西日に木陰も少なそうな様子、この付近では貴重なコンビニに入ってアイスを齧りながら暫し思案。鳥取1800発で智頭急行を経由して帰途に就く予定、残り20数キロ、輪行支度を含めても3時間は余裕なのですが、この暑さは尋常じゃないです。結果的に最寄りの大岩駅に向かい帰途に就く決断を、奈良駅までの自走を別にすれば27.6キロ走っただけでギブアップする事に。
鳥取駅の2駅手前の大岩駅、事前にwikiとストリートビューで調べてはいたのですが、無人駅でスロープでホームまで行けるものの、回りに民家もなく自販機どころかトイレもなくて小さな待合室があるだけ。次の上りまで小一時間ありますのでのんびりと輪行支度をして、無人を良い事に着替えも済ませてしまいました。待合室は風が抜けて心地良い上に忘れ物?の団扇が、拝借して蝉の声を聴きながら列車を待ちます。
1641 の上り豊岡行きに乗車、山陰本線経由ですので智頭急行経由の別料金を払わずに「18きっぷ」で大阪鶴橋まで帰る事ができます。ところで今日の暑さ、気象庁のサイトを覗いてみると… 鳥取市は1404に39.4°を観測、鳥取市での観測史上1位を更新して、今日日本で一番暑い処へ走りに来ていたのです。
今日走ったのは赤線部分、城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間は断続的に4ヶ所を残したままです、餘部~浜坂間は海岸沿いの林道三尾御崎線に加えて町道久谷桃観線(桃観峠)が通行止で自転車は20キロも内陸の国道9号春来峠まで迂回しなくてはなりません、「鳥取うみなみロード」の迂回区間も含めて、先の長い宿題になりそうです。
福知山駅での41分の待ち時間にコンコースに出てコンビニで夕食を調達。宝塚線、神戸線の遅延が心配でしたが定刻に大阪着、鶴橋から近鉄利用で桜井2353着、日付の変わった頃に無事に帰宅する事ができました、本日の走行47.6キロ(桜井→奈良を含む)。
奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→1010豊岡1013→1121浜坂 5時間59分乗車 4,070円分乗車
大岩1641→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2145→2252大阪2257→2313鶴橋(2318→2353桜井) 7時間12分乗車 JR区間5,270円分乗車
都合輪行13時間01分は鳥取の手前までの「18きっぷ」での日帰りですから仕方がないですよね、それでも2015年4月7日に王寺から益田まで15時間余り、山陽本線大畠駅で途中下車して周防大島へKHSで渡った記録には及びません。
輪行9時間26分 走行2時間53分 (^^;)
「18きっぷ輪行旅」2024年夏のシーズン第2弾は日帰りで京都府の宮津駅から海岸沿いに東舞鶴駅まで走ります、実はこの区間を走ると城崎温泉から富山新潟県境まで轍が繋がるのです。
さて「18きっぷ」だけですと宮津到着が遅くなりますので、大阪鶴橋まで近鉄利用、福知山から先は京都丹後鉄道となります。今回は距離も知れていますので延陽伯号こと片倉シルクグロワール24で向かいます、ヘッド抜きができてコンパクトになりますし、小柄で軽いので輪行支度も楽です。
桜井 0527発、近鉄の始発に乗車、順調に乗り継いで1001に宮津駅に到着。宮津駅は丹後半島を走って帰途に何度も利用していたのですがここからスタートするのは初めて、無人駅と同じく前扉からの下車となり、輪行袋を担いでクロスシートの車内を移動する羽目に、おまけに3番ホームに着くので階段を昇り降りしないといつもの北側に出られないのです、0730~1930まで利用できる南口に出たものの、日影のない処で輪行支度を解く事に。「宮福鉄道 開通記念 京都府知事 荒巻禎一」いましたねそんな名前の知事。しかし石碑として書いたものが未来永劫残るって羨ましい気が、まぁそれなりのものが書けないと駄目ですよね、ちなみに祖父の書になるものが甘橿丘の頂上近くに残っているのですが。
折角ですので北側へ回ってみますと、何やら駅舎の改装工事が行われていて手狭になっていますし、お盆休みは過ぎたとは云え、観光客で結構賑わっています。
宮津市街から国道178号の旧道を暫く走り、栗田半島を巡る京都府道605号栗田半島線へ、対岸には天橋立や丹後半島を望む事ができ、その丹後半島の世屋地区からこちらを見た風景、2008年の映画「天国はまだ遠く」のロケ地です。ところが府道は半島の先端、田井と島陰の間が通行止になっています。通行止の原因が書かれておらず、期間も7月1日から8月31日と何やら曰くありげな。 どうやら京都府丹後土木事務所によると「府道栗田半島線の島陰から田井の区間は、車道の幅が狭く離合が困難な箇所がありますが、夏期には多くの海水浴客などが路上駐車し、交通に支障を来す場合があります。接触事故や転落事故の発生、急病人等が発生した場合に緊急車両が通行できないなど、安全な通行が確保できないおそれがありますので、下記のとおり全面通行止を実施します。」との事で毎年実施されている様です、だったら歩行者と自転車は通してくれても良さそうなものを。
とにかく少し引き返して半島を横断する市道で栗田湾側へ、奈具海岸の手前まで海岸寄りに旧道が続いているのですが橋梁工事で通行止、国道178号線を迂回するつもりがそのまま行ってしまうとなんと歩行者通行止の標識が、自転車だから乗ってれば問題ないのでしょうが、側道が平行して登って行きますのでそちらに入ると、なんと国道を山側に跨ぐ処まで登らされた挙げ句、どうもこの先で行き止まりの様です。結局は海側の旧道まで戻る事に。写真の対岸に見えているのは先程回りきれなかった栗田半島。
国道178号線に戻り奈具海岸へ、国道より一段高い処を京都丹後鉄道宮舞線が走っているのですが、左の写真は1970年当時の国鉄宮津線で貨物列車を牽く9600、撮影したのはこの場所の様です、ネガを調べてみると撮影日が1日違いの1970年8月19日、なんと奇遇な。
奈具海岸を抜けて由良海岸へ、2017年7月29日に桜井から185.8キロを走ってこの駅へ、目標は天橋立だったのですが、ここでギブアップして丹後由良駅から帰途に就いてしまいました。休憩がてらその丹後由良駅へ立ち寄りますが、なんと駅舎は「駅Cafe Anne Shirley」に様変わり、食事もできる様で12時を回った事ですしここでお昼に。しかし最近は地方の駅舎を再利用したお店が増えているのですね、先日の「糀まち食堂」の様に料理に拘っている様なお店でもなさそうですし、とにかく雑然としていて、鉄ちゃん向きなお店かも。メニューに「豚カツ定食」があったのでので即決、豚カツはともかく何故か大きなシシトウの天ぷらが付いていて、それが妙に美味かったりして、ボリュームは十分で1,180円也。
1320 丹後由良駅を出発、京都丹後鉄道宮舞線は由良川河口近くの由良川橋梁で舞鶴市側に渡っているのですが、道路は5キロ以上由良川左岸を遡らなければ橋がありません。
由良川最下流の道路橋の八雲橋を渡り府道571号西神崎上東線へ入ります、「念仏峠」標高50mにも満たない峠ですが、R178をショートカットしているので結構交通量があります。峠名の所縁のものがなにか無いかなと思ったのですが、何もありませんでした、しかし峠の名前がそのまま都道府県道名になっているのは見珍しいのでは。峠おやじナワールド氏はちゃんと履修済。
国道178号は国道175号と合流し舞鶴市街へ入り舞鶴港へ、何も残ってない様ですが舞鶴線支線(舞鶴港線)の跡を走り、かなりくたびれた国道177号の標識、総延長0.7キロ日本で4番目に短い国道だそうで、まだ上があるんだ。
北前船の時代から商業港として栄えた西側と軍港として栄えた東側の間の半島を府道565号号余部下舞鶴港線で巡ります、舞鶴湾の出口が見えるポイントです。ちなみに道路元標は舞鶴市と東舞鶴市の両方が現存しています。
現在は海上自衛隊のある中舞鶴と東舞鶴を結んでいた舞鶴線支線(中舞鶴線)が昭和47年(1972年)に廃止となった後、自転車歩行者専用道路の舞鶴市道北吸桃山線として整備されています、北吸トンネルは国の登録有形文化財、近代化土木遺産にも指定されています。実は今日は「自撮り」の準備もしてきたのですが、旧北陸本線の樫曲隧道と違って結構人通りが多いのですよ、断念。
15時半には東舞鶴駅前へ、ベンチとトイレのある南口へ、次の上り列車は1613発、それを逃すと1747になってしまいます、日陰になっているベンチで輪行支度を始めますが、入れ替わり妙に人が集まってきます、何と喫煙コーナーだったのです、私自身元喫煙者ですし、傍で煙草を吸われても気にならないのですが、貴重な喫煙コーナーを占拠してしまって申し訳ない様な。
輪行袋を担いで階段をか駆け上がりどうにかぎりぎりで 1613 発綾部行きに乗車。夏休み期間中の日曜とあってか綾部から園部までは座れず仕舞、京都駅では北西端の山陰線ホームから南東端の奈良駅ホームへ、今回は輪行でくたびれました。帰宅は遅くなりますが敦賀回りで帰れば座れていたかも、今回は下調べ不足もありましたが、モチベーションの上がらないままの1日でした。
本日の走行49.3キロ、(桜井0527→0612)鶴橋0623→0639大阪0643→0857福知山(0909→1001宮津)、東舞鶴1613→1643綾部1707→1812園部1820→1904京都1935→2031奈良2036→2105桜井、JR 5,390(2,310+3080)円分乗車、なんと往復の輪行時間9時間26分に対して、走っていたのは2時間53分(所要5時間)。
RRCB 大和高原 真夏の早朝ラン
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毎年8月の第1日曜に行われる RRCB の恒例行事「大和高原 真夏の早朝ラン」、朝7時に名阪国道針テラスに集合、大和高原の約50キロ程の周回コースを午前中に駆け抜けます。今回で16回目と云う事ですが、私は2020年以来久しぶりの参加になります。実は今日も夕方からの出勤ですので、お昼もゆっくりご一緒できないのですが…
些か早過ぎるのですが、涼しく車の少ない内に登ってしまおうと、まだ薄暗い4時半に桜井を出発、R165を長谷寺へ向かって出来るだけ旧道を縫って行きます。大和朝倉あたりを走行中、胸にボールの様なものぶつかる衝撃が、鳥?なんと自転車に乗っていて「バードストライク」、雀や燕やコウモリしては大きかった様な、烏にして小さかった様な、なんだろう鳩かなぁ…
その後は順調に、初瀬ダムに取り付いて小夫から藺生へ、7時には余裕なので「都祁山の道」へ、朝の空気が心地良いです。
R369沿いのコンビニで補給食を調達して針テラスへ、まだ6時半過ぎなのですが殆どの参加メンバーが顔を揃えています。山ゆさんは昨夜のうちに到着してキャンピングトレーラー泊だったそうです。
さて7時を回ったので出発です、本日の参加者は15名、うち女性は2名。
まずはR25旧道を西へ、一本松ICの先で小野味川沿いの市道に入り山田町へ、奈良市田原へ越える無名の峠(523m)を越えます、距離は短いもののこれが一番の難所。(写真右 : UG兄さん)
摩崖仏の前で小休止した後、県道47号と合流して県道80号を跨いで大柳生へのダウンヒルです。
大柳生の里を見下ろすポイントで恒例の集合写真の撮影。2020年、2019年、2018年。
須川貯水池まで下り県道33号へ、狭川バス停前のよろづ屋さん、お店はやめてしまった様ですが自販機は健在、怪しげなFANTAのお味は? 毎年8月の第1日曜に現れるオレンジ色の集団は地元の人にもお馴染み、どうやら村の草刈りの日と重なっているみたい。
京都府との府県境まで後2キロの処まで下って、折り返す様に県道173号へ入り、白砂川に沿って遡ります。
柳生を経て興ヶ原の沈下橋を渡ります。
周回コースのほぼ2/3を走って布目ダムへ、ここでは毎年UG兄さんがエイドの準備をしてくれています、早朝針テラスでの集合前に、車で氷と水とスイカを入れたクーラーボックスをここの休憩所にデポしてくれています。
先頭グループから少し遅れて到着してみると何やら様子がおかしい、どうもそのクーラーボックスが無いらしいのです。ダムの管理事務所に訊ねると、不審物か遺失物として届けられ警察が持って行ったと云うのです、これは一大事。自転車ばかりの集団がクーラーボックスを引き取りに行く術はありません、幸い警察が持って来てくれると云う事になり一段落。ただ最寄りの交番なら良いのですが、ここは曲がりなりにも奈良市域、本署なら時間が掛かります。結局何処まで連れて行かれたのかは知りませんが、30分程かかってパトカーに載せられてクーラーボックスは帰ってきました。
そこからがまた大変、鍵を開けて中身を確認、物騒な物が入っている訳でもない… 包丁はスイカとセットですもんね。UG兄さんが事情を説明するのですが、お巡りさんが経緯をなかなか理解してくれません、どうも自転車で走っているのにわざわざここにクーラーボックスを置いているのかを納得できない様です。
まぁ結果的には冷えたスイカと氷水を私たちは頂く事ができたのですがね。
この一件ですっかり時間が押してしまいましたが、11時前に布目ダムを出発、いつものビューポイントでも長居はせず、県道127号経由で針テラスへ。
1159 小倉ICの手前での1回の休憩を挟んで針テラスの手前まで戻ってきました。ここで帰途に就かないといけない私は皆さんとお別れ。
その後の一行はお昼はミモザガーデン、そして車で大宇陀へ移動して葛の舘と羨ましい限り、夕方には伊賀で有志がスズカの練習会との事。
ほぼ朝登ってきたルートを初瀬ダムへ下り13時前に無事帰宅、ここまで95.7キロ、夕方にはasuka号で7.1キロ走って出勤、本日の走行100キロ超に。
まえださんのブログレポート
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久しぶりに山陰へ(4日目)
いつもの事で朝暗いうちに目が覚めます。のんびりと準備を始めながらスマホを覗くと、なんと天気予報が今日まず向かう鳥取市を中心に、朝9時頃から夕方にかけて雨予報、ここ連日の猛暑で降られるとしても短時間の夕立ち位かと高を括っていたのですが… 雨雲レーダーの予想もピンポイントで鳥取市だけ、目的地の兵庫県佐用町は晴マークなんです。何れにせよ今日は何処かの駅から輪行で帰途に就く予定ですが、少なくとも鳥取駅までの40数キロだけは走っておきたい処。
雨が降って来ない内に鳥取市へ向かおうと 0524 倉吉駅前の宿をスタートします。倉吉東郷自転車道と云うのもある様なのですが、明らかに遠回りですので線路沿いに東郷池へ。
海側を回ってきた倉吉東郷自転車道の終点に出た処から県道22号倉吉青谷線をR9方面へ。東郷池には能登の「ボラ待ちやぐら」の様なものが、ボラではないと思いますが。
R9に合流した処から「鳥取うみなみロード」のサインが現れます。山陰海岸に出た辺りから細かなアップダウンが続き、この辺りで鳥取市域に入りますが、時折雨粒がパラパラと。青谷から岬の方へ少し遠回りして夏泊海岸へ(写真右)、姉泊海岸から浜村海岸と展望ポイントが続きます、やはり「鳥取うみなみロード」は海側を走る東行きが正解です。
ところが「鳥取うまなみロード」は鳥取市気高町で南へ大きく迂回します、なんと10キロ近く遠回り、R9をそのまま走ると再合流する白兎海岸まで4つのトンネルがありますが3つは旧道で迂回する事が可能です。私は水尻池側の小さな峠を越える事に。山陰本線と並行する区間で踏切の音がが聞こえてきたので少し鉄分を、ただこの後R9に合流するのに難儀する事に、信号も横断歩道もない上に交通量が多くてなかなか渡らせて貰えません、まさか南側に大きく迂回している訳がこれだとは思えませんが。
鳥取空港から賀露海岸へ迂回する「鳥取うみなみロード」には付き合いきれませんのでR9に沿って走り 0831 千代(せんだい)川の最下流に架かる鳥取大橋を渡ります。ところで「鳥取うみなみロード」のサインには、英語に加えて中国語とハングルが。
鳥取大橋東詰から千代川の河川敷に下り因幡自転車道を南へ、とにかく鳥取駅近くまでやってきました。雨雲レーダーによるとなんと「しばらく雨は降りません」との事、まぁ天気予報のフェイントのお陰で思いの他早く鳥取市までやって来る事ができました。
と云う事で因幡自転車道を南下、ただ河川敷のコースはご覧の有様、堤防上も走り抜けられそうなんですが。
因幡大橋をくぐって自転車道が堤防上に上がり源太橋を渡る辺りからはなかなかの快走路に、岡山へのサインが気持ちをくすぐりますが、専用道は限られているのですよね。
再び千代川右岸に戻り10時前に道の駅「清流茶屋かわはら」へ、早朝から携行食だけ持って走っていたのですが、ここで遅い朝食に、ただ食堂がお休みなので併設のコンビニでおにぎりを調達して食堂のテーブルで頂きます、とにかくクーラーの効いた処で一息入れられ満足です。
さて再び千代川とJR因美線に沿ってR53を南下します、目の前で鳥取自動車道の高架が谷を跨いでいますが、少なくともあの高さまで登って志戸坂トンネルで合流するのですね。
22 ? 智頭駅に寄り道して小休止の後、黒尾峠を越え津山に向かうR53と別れてR373へ、前を走る軽トラの荷台に飼っているのかな、食べられちゃうのかな… (智頭町内にて)
智頭で因美線と別れた智頭急行の線路が見え隠れします、今日のルートはこの先R志戸坂トンネル経由のプランと西側の右手(うて)峠を越えるプランも用意してあったのですが、やはり倉吉スタートでは次案は厳しいですね。智頭往来(因幡街道)は江戸時代に整備された脇街道の一つで姫路と鳥取を結んでいたのですが、最近「智頭往来志戸坂峠越」が国史跡に指定され、整備が進められるそうなんですが、サイクリストとしては旧道の志戸坂隧道を通れる様にして貰いたいものです。
14時過ぎに志戸坂トンネル(1,630m)に到着、トンネルそのものは一般道路のR373で歩行者やR125以下の車両の通行が可能、制限速度も50キロなのですが、鳥取自動車道と共用していて通る車は高速の感覚で走っているので車道を通るのは自殺行為。東側の歩道は自転車が乗って走れるだけの幅があり、車道との間に柵が設置されています、サイドバッグを付けていてもどうにか走れると云う感じですね。処でこのトンネルの入り口の歩道側には歩行者用ボタンが設置されていて押すと30分間「歩行者」がいる旨の表示が出るとの事ですが、この状況で意味があるのでしょうかね。鳥取道が合流していて交通量も多くて騒音も凄いのですが、表示が出ていても減速してくれる気配もありません。でもこのシステム、わ奈良県の新天辻トンネルや新伯母峯トンネル、黒滝村と天川村の間の新笠木トンネルや新川合トンネルに付けて貰いたいものですね。ともあれ約7分で通り抜ける事ができました。
志戸坂トンネルを抜けると岡山県英田郡西粟倉村となります。ところで今回最終目的地を兵庫県佐用町にしたの 2021年に佐用郡石井村の道路元標の現存が確認され未収になっていたためなのです。
岡山県から兵庫県側へ智頭往来は鎌坂峠を越えるのですがR373は北側のさっこり峠を越えます。ただ殆どの車はR429か川沿いに下る岡山県道5号作東大原線に入ってしまいます。残念ながら石井村道路元標は倒置された状態のまま、2002年に発行された藤原勝永著の「兵庫県の道路元標」で所在は「道路拡幅で不明」となっていました。ところで石井村は明治22年(1889年)の町村制施行時には岡山県吉野郡に属していますが、明治29年(1896年)に兵庫県佐用郡に編入されています、地理的には千種川水系に属していますので理に適っているのですが。
再び智頭急行の線路と並行するに走り 1545 には平福へ。輪行で帰途に就く時間には余裕がありますので旧い宿場町の中を少し散策します、平福へは2016年4月以来になります。
智頭急行の平福駅はなかなか立派な設えの駅ですが、無人駅で「スーパーはくと」等の特急は停車しません。待合室や多目的トイレもあって輪行支度するのも都合が良いのですが、駅前にはお店どころか自販機すらありません。補給が必要なら姫新線と接続する佐用駅まで足を進めた方が良いかと。次の下り 1803 発まで十分に時間がありますのでのんびり輪行支度をして、水道をお借りして身体を拭いて着替えも済ませてしまいます。
慌ただしくせず山峡の無人駅でヒグラシの鳴き声を聴きながら過ごすのも良いものです。1803 発では佐用での姫新線への接続が悪いので智頭急行に630円を奮発して山陽本線の上郡まで向かう事に。(平福1803→1846)上郡1855→1927姫路1941→2043大阪2057→2156奈良2204→2234桜井 上郡から3,410円分乗車。
本日の走行119.4キロ、年甲斐もなく2015年3月と2015年2月以来の3日連続100キロ超を果たしました。
【1185】 2024/7/31 佐用郡 石井村(現 佐用町)
「芋ヶ峠~津風呂湖畔~宇陀路」サイク
大きなサイズの集合写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。
予定が変わり急遽丸一日の休みに、お天気も良さそうですので、一昨日 Facebook とゆるゆるCC で募ってみた処、ご一緒して頂ける方が若干名。お馴染みのkobaさんに先日の「紀見峠の棚田」でご一緒した田原本のYさん、私は初対面ですが4/6の「宇陀お花見ラン」に参加されていた大和高田のMさん、そして今朝になってDeGucciさんが八尾から自走で参加される事になって都合5名。
コースは明日香村スタートで芋ヶ峠を越えて吉野町へ、津風呂湖北岸を走って入野(しおの)へ、定番の東吉野へは向かわず R370を三茶屋まで北上、県道28号吉野室生寺針線と町道を継いで宇陀へ越える、ちょっと短めぐるっと回って約65キロのコースです。
15分前には私を含めて参加の5名が揃ったのですが、ドタ参の人もいるかもと9時まで待ってスタート、栢森、行者辻と一息入れながら芋ヶ峠へ向かいます。今回はランドナー3台にロード2台とゆるゆるCCならではの混成部隊。
10時過ぎには芋ヶ峠(写真)を越え、吉野町千股、多々羅、平尾を経て津風呂湖に架かる平尾吊橋(みかえり橋)へ。
吊り橋を渡り木の子広場の四阿へ、ここで各自持参の弁当とかで少し早めのお昼にします。土曜日とあって津風呂湖も賑やか、釣りのボートに加え近年カヌーの設備が充実したので、カヌーもずいぶんと増えました。
さてお昼の後は津風呂湖北岸を入野へ向かいます。南岸即ち津風呂川左岸路は県道256号入野河原屋線になっているのですが、北岸は古くから近畿自然歩道に指定されている未舗装の小径が続いていました(当時の写真)。2006年頃でしょうか整備が始まり2015年には全線舗装され供用されました。車も通れる様になったもの幅員がない為に数100mおきに離合場所が設けられています。対岸とには3つの吊り橋が架かっていますが、いずれも車は渡れず両端の香束か入野からしか入れないために、釣り人か余程の物好きしか入ってくる事はありません、ただ深い沢をなぞって道が付いているので南
岸より相当遠回りになります。
途中「津風呂村懐古」と記された立派な碑があり、津風呂ダムの建設で竜門村津風呂の50戸と国栖村入野の21戸が沈んだと記されています。
それでも休日とあって数台の車とでくわしましたが 1243 には入野(しおの)へ。
R370 を2.8キロ程走って三茶屋へ到着。サイクリストが一人いるなぁと思ったら、なんと久しぶりの輪童さん、MBGFのスタンプラリーのチェックポイント巡りの途中だそうです。三茶屋にある「吉野見附茶屋」平日は無人ですが、土日休は地元のお母さん達がお店をだしています、今日はたこ焼きやみたらし団子なんかを焼いています。
三茶屋でR370を離れ県道28号吉野室生寺針線へ、小名隧道を抜けて暫くは長閑な里山風景の中を緩やかに登って行き、最後に急坂となりますが 1355 吉野町小名と宇陀市大宇陀大熊の境界になる標高447mの無名の峠に到着。R370 関戸峠より標高で50m程高くなりますが、車が殆どやって来ないのでサイクリングには快適なルートです。
無名の峠を下り突き当りを左に、右に行くと R166佐倉峠へでる事もできます、左へ進み県道219号佐倉大宇陀線を大宇陀へ下り松山街道へ。
松山街道の映えスポット、気が付かないで通り過ぎてしまう人が多いのですよね、早速やらせ撮影会です。
大宇陀の旧い街並み松山街道、昔の事を思うと最近は観光客やハイカーも増えて、お店も幾つか。
宇陀川に沿って北上し、馴染のお店「おごぽご」へ、私自身は20数年の付き合いになります。
「おごぽご」を後にし帰途に就きますが、女寄トンネルを避けて、宇陀川に沿って更に北上し篠楽から県道198号粟原榛原線へ、旧女寄峠への分岐になる笠間辻を経て女寄トンネルの桜井側に出る事ができます。16時過ぎには桜井に下り流れ解散と云う事になりました、ご一緒して頂いた皆さん有難うございました。本日の走行68.7キロ。
CBRC 「大和高原ランドナーオフ」集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。
帳尻り合わせに遠回り通勤
明日はお天気が悪いと云う事ですので、今日は帳尻合わせに遠回り通勤へ…
まずは橿原神宮の境内を抜けて西へ、深田池の向こうに金剛葛城のやまなみが。
例によってまずは腹ごしらえ、1月ぶりに来たら「松のや」さん改装されて他店同様セルフ計形式に、それは構わないのですが外側も改装されて自転車が置きにくくなってしまいました。
葛城川沿いまで戻り京奈和自転車道を北上します。
ここのトラップは相変わらずです、奈良県道路マネジメント課は危険性を認識していないのでしょうか、まぁ彼らは机上でした物事を考えていませんからね。
いつまでやってんの、とにかく迂回路が難解、北行きに関して土庫川と葛城川の間を鳥居大橋まで走るのが良いかと、どうやら6月28日までの様ですが。
桜橋西詰で京奈和ルート
から離れ飛鳥葛城自転車道を、大和川右岸太子橋北詰から御幸橋北詰近くまでの通行止区間を対岸から見ると、巨大な遊水地でも造っているのでしょうか。
御幸橋南詰までやってきました。さっきから目に付く新しい標識「世界遺産周回サイクルルート」、何なんでしょうね。まずは標識ありきは毎度の事で、南部一周コースや不動七重の滝コース、東ノ川・薬師コース、はどうなった!
御幸橋を渡り富雄川沿いの自転車道に入ります、治水上の問題もあると思いますがR25と交差する米寿橋とかJRとの様にアンダーパスにしてほしいものですよね。
近鉄大和郡山駅北の立体交差、もう長い事やってますなぁ… 後何年掛かるのでしょうか。
秋篠川沿いに入ります、再び京奈和ルート、歩行者自転車専用道路とは云え、狭い上に散歩する高齢者やランナーが多い。
とにかく平城宮址までやってきました、水上池あたりまで北上しようかと思っていたのですが、予定の50キロはクリアするので帰途に、みやと通りを南下し柏木町から佐保川河畔へ。
京奈和ルートへ。
三郷橋を渡り菅田神社参道下ッ道(中街道)へ、天神橋で大和川を渡り、庵治町でR24を跨いで大北橋西詰で再び大和川河畔へ。桜井イオンで買い物を済ませ 65キロ程走って14時半には無事帰宅。昨年5月の910キロをクリアして「帳尻合わせ」もできました。
ゆるゆるCC「紀見峠の棚田」サイク
大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。(Photo : タックさん)
今日はK君とゆるゆるCCの「紀見峠の棚田」サイクに顔を出してきました。一昨々日に150キロ近く走ってますし、来週火曜日にF1氏とロングライドの計画をしていたのですが、火曜のお天気が最悪の予報になり、大ちゃんやタックさんとキャンプの打ち合わせもしておきたっかたので、急遽の参加となり、K君まで引っ張り出す事に…
ところで集合場所の柏原市役所前経由で紀見峠まで行くと五條経由で帰る方が近くなるので、石川サイクリングロード~高野街道~トトロ街道と走り紀見峠を越えて「芋谷の棚田」と「細川柱本隧道」までご一緒してお別れる計画です
集合時刻は 0730 さすがに1時間半では厳しいかとK君とは 0545 と約束していたのですが 0538にスタートができました。大和川河畔から寺川沿いにショートカットして太子橋の手前で再び大和川河畔に入るコースです。なお現在太子橋北詰から西名阪の下まで通行止となっていますので、南側の新保田橋へ迂回します。
お約束の15分前には集合場所の柏原市役所前に到着、本日の参加者は私たちを含めて11名、紅一点はけいこさんに…(写真右 : タックさん)
0744 紀見峠に向かってスタートです。(写真 : タックさん)
年末恒例の「石川ポタ」でお馴染みのサイクリングロードへ、土曜日とあってローディやランナーの多い事。(写真右 : タックさん)
先頭は大ちゃんの様ですが、何やらペース良すぎ… (写真右 : タックさん)
サイクル橋を渡った処で小休止。(写真右 : タックさん)
河内長野へ、駅裏と云うか横を通って激坂だよね。
高野街道を往きます。(写真右 : タックさん)
南海高野線三日市町駅、駅前のスーパーでお昼を調達します。(写真右 : 大ちゃん)
「トトロ街道」へ、南海高野線の河内長野以南が複線化される前のルートの廃線跡ですね。新緑と木漏れ日が心地良いです。(写真右 : タックさん)
天見駅前にて、2019年9月に来ていますが、「あまみ庵」が廃業して久しいですね、2005年の「天野街道ポタ」。
再び「トトロ街道」上の高架はR371石仏バイパス。後ろ姿ですが左から大ちゃん、私、ヤマタンさん(写真 : タックさん)、同じ順序で25年前の3人。
少しばかり(1.4キロ)国道を我慢しなければなりませんが。この6月2日には新しい天見紀見トンネル(自動車専用道)が供用されるので、この区間の交通量も減って少しは快適になるでしょうね。(写真 : タックさん)
峠への旧道に入った処の木陰で小休止。
紀見峠に到着。右の旧い方の標柱には標高400mとありますが、現在の車の通れる峠(旧R371)は387m程です。
和歌山県側に少し下ると「芋谷の棚田」への分岐を記した標柱が。
「芋谷の棚田」に到着、大きなものでもありませんが案内板によると138枚あるとか。
棚田と里山風景を見ながらお昼にします。
お昼の後は、今は崩落の危険がある為に踏み込む事はできませんが「細川柱本隧道」へ。案内板によると隅田(すだ)村(伊都郡、 現在の橋本市)から生糸や葉タバコと云った産品を大阪方面へ運ぶために為に明治中期に開削された隧道とあります。しかしこの時点では西側に古くからの高野街道があるのにと、些か納得が行きません。
隧道で行きどまりですので、再び「芋谷の棚田」へ通って引き返します。
狭い山間の棚田ですので、棚田を入れて記念写真を撮るのも一苦労。(写真 : 大ちゃん)
私とK君を除く一行は、再び紀見峠を越えて千早方面の棚田へ向かうと云う事ですので、ここでお別れです。(写真 : タックさん)
一行とお別れしK君と高野街道を御幸辻駅近くまで南下します、五條方面へショートカットする県道731号二見御幸辻停車場線に入る為で、2019年9月に逆方向に走ったログをなぞります。周辺は住宅開発で地形が変わり随分と新しい道もできていますので、厳密に県道731号をなぞっている訳ではありませんし、細かなアップダウンが結構堪えますが、JR和歌山線の五条の一つ手前の大和二見へ下る事ができます。
その途中で橋本市細川と云う地名が現れます、つまり「細川柱本隧道」の細川なのです、隧道がある事で御幸辻まで下り遠回りせずに紀見峠方面へショートカットできた訳です、県道731号の存在の不可解さと共に、納得した次第。
ここから見上げる金剛山は奈良側から見るのと随分と形が異なって見えます。県道731号は紀の川の支流落合川を渡って奈良県へ。
大和二見駅前を過ぎて五條新町へ、今日は土曜ですの「鉄道模型や」がOPENしています、K君も興味があるかもと立ち寄ってみる事に、しっかり2人で半時間近くはまっていました。(写真右 : K君)
せっかくですので「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリーのチェックポイントを2ヶ所回って吉野川沿いに阿田へ。大阿太高原を越えて薬水に下るのが定番コースなのですが、椿橋まで遡り壺阪峠を越えて帰途に就く事に。
と云う事で最後に少し遠回りしましたが、116キロ走って、17時丁度に無事に桜井に帰投しました。半日でしたがご一緒頂いた「ゆるゆるCC」の皆様、有難うございました。
集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。
久し振りに「二つの丹生川」へ(後半)
さて和歌山と奈良の県境「鳩の首峠」?を越えて奈良県側へ、奈良の丹生川の支流永谷川沿いに3.5キロ程下り R168へ入り、旧道への分岐(写真右)まで1.2キロ程下ります。
西吉野大滝を経て立川渡へ、県道49号勢井宗川野線に出て左折(写真左)、宗川野で再びR168へ、鉄道橋としては珍しい方丈ラーメン橋は五新線のもの、バス専用道としても供用される事はありませんでした(写真右)。
西吉野城戸で丹生川本流へ入ります。城戸はかつてのバス専用道の終点になります(写真右)、久し振りに停留場跡まで行ってみようかと思ったのですが、右折するなり「通行止」の看板が。
なんと県道20号下市宗桧線が城戸と十日市の間で時間通行制限、時間通行制限と云っても9時から16時までの間で通行できるのは6回だけ。次は1430からの僅か5分間、ガードマンの話では通行止めになっているのは2.5キロ先との事、現在時刻 は 1417 緩やかな登りですが計算できない距離でもありません。
少し頑張って規制区間に 1423 に到着、木材を満載したトラックの前ではローディが一人待っています。話を交わしてみると奇遇にもFacedbookの「友達の友達(Al-Qaedaではない) 」のC.Kさんでした。
丹生川沿いの県道138号赤滝五條線を丹生川上神社下社まで行くとの事ですのでご一緒する事に。彼女によると丹生神社には2頭の馬がいるのですが仔馬の方のクロが毎日17時のチャイムをきっかけにある芸?をするのだとか、それを見に行くのが彼女の今日のミッション。
県道138号に入ると平日だけに全くと云って良い程に車と出遭う事がありません。旧丹生小学校の木造校舎も解体されて久しいですし、桜とサンシュユが咲き競う西山の桃源郷、この春も来れませんでしたね。
15時過ぎには丹生川上神社に到着、しかし名前がシロとクロとは何とも安直な、せめて「白鵬」とか「黒海」とかネ。
17時まではただ私はまだまだ時間がありますので、時間調整に道の駅「吉野路黒滝」まで進む事にします。(写真 : C.Kさん)
ただ私は暗くなる前に裏芋を越えて帰りたいので、残念ですが C.Kさんとは道の駅でお別れ、黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線へ、地蔵トンネルを抜けます。
下市町才谷まで下ってきましたが、県道257号線才谷吉野山線へ登り返します。登りはもう結構と云う御仁はこのまま県道48号を走って頂ければ下市の千石橋にでる事ができますので、輪行なら近鉄吉野線下市口から帰途に就く事ができます。
県道は勝手神社の横に出ますが、平日の吉野山は静かなものです、それでもインバウンドの方が多い様で。「静亭」が営業していたのですが、時間もありませんし今日は失礼して更に登って如意輪寺側から下ります。
17時丁度に近鉄吉野線の吉野駅に到着、0945 に九度山駅をスタートしてここまで約75キロ、休憩を含め7時間余りの行程です。
1712 上市橋を渡り 1736 に吉野町千股から峠道へ、 1815 芋ヶ峠(写真左)を越え明日香村栢森へ下り(写真右)。148.3キロ走って 1916 無事桜井の自宅に帰投する事ができました。(前半に戻る)
2泊3日の予定で四国の右上に (3日目)
高松では昼から本降りになる予報どころか夜のうちに少し降った様です。このまま走らずにJR高松駅から瀬戸大橋線経由で帰途に就くか、予定通り小豆島に渡るか悩ましい処で、ただこの時点で路面は乾いていて、南回りではなく午前中に小豆島北岸を走り抜けるなら、あまり濡れずに福田港へたどり着けるかも知れません。
意を決して高松港 0625 発の土庄行きに乗船。
定刻の 0725 前には土庄港に到着、霧雨の様な状態ですが路面は左程濡れていません。
海岸沿いの香川県道253号屋形崎小江渕崎線を行きます、四海漁港を過ぎ岬を回り北岸に入る頃には霧雨も収まります。大部港と記されたブルーライン、日生大部航路は昨年12月に休航になっています、4便/日でもあれば最悪は日生へ渡る事ができたのですが。0823 には山越えしてきた県道26号土庄福田線に合流しますが、交通量が些か増えてきます。
0844 大部に到着、休航と云ってもこの港にフェリーが入る事はもうないでしょうね、日生港は日生駅から歩いて行けるだけに便利だったのですがね。
シロウト予想ながら小豆島北岸は降られる確率は多少低いだろうと考えていたのですが正解だった様です。 フェリーの時刻には余裕もありますし、降られる心配さえなければのんびり行きたい処なのですがネェ…
0930 吉田港に到着、43年ぶりですが、昔接岸した場所とは少し違う様です。
接岸した浮桟橋はどうやら川を挟んだ南側のリゾート施設の敷地内の様で、桟橋の処まで行く事はできませんでした。写真右は1981年9月14日、左から27歳の私、その後「一点鐘」を創業するE氏、日本に初めて Herry Hansen の商品を輸入したT氏。
0946 には福田港へ、次の姫路行きは 1140 発、0920に出たばかりなのですがね。少し南に走った処にある木原食堂が営業していたので入る事にし、かつ丼とすうどんを注文。朝食は取らずこの天気の中を携行食だけで走ってきただけに、温かい食事が助かります。
姫路港から最寄り駅の山陽電鉄飾磨駅までは約3キロ、さすがに輪行袋を担いで行く訳にも行きませんのでそのまま乗船するつもりでいたのですが、出航30分程前に乗船券を買いに窓口に行くと、今日は海が荒れているために自転車や二輪は載せられないとの事、特に乗り場に掲示とかには気が付かなかったですが、「海上風波による悪天候時、風速計が7m/sを観測した場合、特殊手荷物(自動二輪車および自転車)の乗船をお断りいたします。※自動二輪車については、トライクまたは、サイドカー付を含みます。上記以外の海上荒天時にお断りすることもあります」と云う事らしいです。自転車は輪行袋に入れれば良いと云う事ですので大慌てて輪行支度をする事に。
とにかく無事乗船する事ができましたが、そんなに揺れなかったですがね。輪行袋を持たずに自走のつもりで小豆島へ渡られる方は要注意、姫路港では小豆島へ渡れずに困惑している単車のグループが。
路面はかなり濡れていましたが幸いにも降られずに飾磨駅へ。前回勝手が判らず駅南側の狭い通路で輪行支度をしたのですが、北側にはエレベーター前にお誂えのスペースが、ただ姫路港側から来ると北側の駅前広場ってちょっと判り難いのですよね。時間もある事ですし写真を撮ったりしながら、のんびり輪行支度。
姫路からJRで新快速利用で帰る方が時間的に早いのですが、阪神なんば線のお陰で山陽~神戸高速~阪神~近鉄と乗り換えで改札を通る必要がありません。
しかし先の場所、駅の下りホームから丸見えですね。この時のんびり写真など撮らずに 1427 発の阪神梅田行き直通特急に乗っていれば良かったのですが…
次の 1442 発に乗車するなり白浜の宮付近で踏切障害で10分近く停車、尼崎で 1634 発の阪神なんば線経由東花園行に乗り換える事になり、鶴橋発 1708 発名張行急行に乗り継ぐ段取りだったのですが、16時半頃に久宝寺口駅で発生した人身事故で近鉄大阪線上本町-高安間は運転見合わせに。休日とは云えこの時間ですから狭い鶴橋駅下りホームは溢れかえる事は目に見えています、その上輪行袋を担いだ身の上、その内やってきた大阪線下り電車には「回送」のサボ、上本町駅は入ってくる上りで一杯、運転再開の目途が付かないので下りを回送で出さないといけない状況である事が想像できます。飾磨駅をICOCAで乗車しているので振替輸送の対象にならないのですが、JR天王寺経由で迂回した方が賢明との判断で大阪環状線へ。
天王寺 1747 発大和路快速に乗る事ができ王寺乗換で無事に桜井 1839 に到着、ところがICOCAがエラーになって改札を出る事ができません、どうやら鶴橋駅での乗り換えで前の人がエラーになっていたのが災いしたかして、鶴橋駅で正しく通れてなかった様です。 精算を済ませ、こんなのを貰って無事出場。
どうやら近鉄も運転は再開している様ですが、まだマトモには動いていない様子、とにかく影響を受けた1万4千人の一人となり、270円余分な運賃を払って予定より2時間近く遅くなって桜井の自宅に帰投しました。
本日の走行、宿→高松港1.7キロ、土庄港→福田港32.6キロ、姫路港→飾磨駅3.0キロ、都合37.3キロ。3日間では218.8キロ走った事に。
遠回り通勤ライド「東吉野〜宇陀路」(後半)
R166との合流点手前が高見山を望むビューポイント、誰が云ったか関西のマッターホルン、まぁ東吉野のシンボルには違いないです、峠の向こうは三重県。
先月の「高見の郷」への人出も落ち着いて静かなものです、県道251号谷尻木津線に入り 1319 には宇陀市との境界になる一谷峠(600m)を越えます、岩端に下るまで1台の車にも出遭わず。なかり良いペースでやって来ました。
岩端に下りお馴染み「月うさぎ」へ、連休でお忙しかった様で番頭さんも少々お疲れのご様子、猫たちも接待疲れか姿を現しません。
ランチの予約もしてなかったのですが、最後のを頂く事ができました、連休とあってか入れ替わり何組かのお客さんが、1420「月うさぎ」を後にします、手前の「月の宝箱」ではソロテントを張っている方が、再来週1泊でお世話になります。
菟田野松井橋ローソンの向かい「菟田野アグリマート」に立ち寄った後、走り出した途端に嫌な音が… リアのスポークがクロス部分で破断、ほんの少しテンションを調整して取り敢えず走る事は、テープもケーブルタイも持っていなかったので、ニップル側を緩めて外したのですが、折れたのがスプロケット側なので外せません、ローに入れて万が一にジャムるとまずいので、緩いコースで帰途に就く事にします。ただ今週金曜の勤務明けからこのErbaロードで和歌山港まで走り南海フェリーで徳島へ渡る計画をしているので、取り敢えずでもスポークがあるかなぁ、それに長さも判らんし。
芳野川を宇陀川の合流点まで下り、宇陀川べりを篠楽まで戻り県道198号粟原榛原線で笠間辻へ、市境を越えて少し下ると女寄峠の桜井側に出ます。
「麦笑」のパンのお裾分けを「4’Season」に届け、スーパーで買い物をして 1723 無事に帰投、心地よい気候の中を久しぶりにがっつり走れた1日でした、スポーク折れを除けば、本日の走行93.5キロ
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