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今年の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー

  今年は4月29日からスタートしている奈良県サイクリング協会主催の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー。、チェックポイントは昨年は52ヶ所だったのですが、今年から難易度の低い「観光サイクリング  奈良市内・西ノ京エリア」(下図青色マーカー)と「観光サイクリング 明日香・橿原エリア」(下図赤色マーカー)が加わり計88ヶ所が設定されています。昨年からは「正暦寺」が無くなってますね、まぁ色々あるんでしょうね。
 一昨年マッドガード付き自転車で全ポイントを回って「ダイアモンド賞」、昨年は5月中に「ブロンズ賞」を取ったものの(「ワンダフル賞」も取ったはずなのですが…)、その後身内に不幸事があって以降中断、今年も一応「轍」でマップを作ったのですが、気に入らない名前のチェックポイントがあるし、もういいかな。昨年殆ど回れなかった「WAKAYAMA800」へ行きましょうかね。


 カシミールでデータを作成し「轍ONLINE」にプロットしたものです、マーカーをクリックする事で標高などのキャプションを表示でき、GPXデータを出力する事も可能ですのでGPSなどに取り込む事が可能です。なおあくまでも個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。

今週末は久しぶりのキャンツーへ


耳成山をバックに藤原宮跡にて

 今週末は久しぶりにキャンプツーリングへ行く事になりました、昨年10月の「笠置キャンプ」以来ですからね (^_^) 当初タックさんに声を掛けて行き先を色々と考えてみたのですが、限られた休みで無駄なく行けるコースがなかなか思い浮かばなくて、結局はお馴染み滋賀県草津市の 湖岸緑地「志那1」で合流し1泊、翌日は三重県伊賀市まで移動し「島ヶ原温泉やぶっちゃ」のキャンプ場泊と云ったプランです。
 昨日からワイヤー交換等の整備、今日はキャリアを取り付けて出勤前に試運転。ただ29日(月)のお天気が悪くなってきているのですよね…

 5月27日(土) 私とT氏で9時前に橿原発、12時過ぎに和束ローソンで桜井からのK君と合流、大阪からのタックさんとは「志那1」で合流。




 湖岸緑地「志那1」キャンプが認めらている琵琶湖岸の公園(連泊不可)ですが、駐車場、トイレ、自販機はあるものの飲料に使える水道や洗い場がありません。いつも車が入って来れない北端に集まります(写真右下黄色○印)。なお2.5キロ位の処に草津市立「なごみの郷」の入浴施設がありますが今の時期は16時までの受付です。他にも声をかけている人もいるのでもう少し賑やかになるかも知れませんが。

 5月28日(日) タックさんと東海道~(三雲)~杣街道~(柘植)~大和街道と約70キロ走り「やぶっちゃ」でアリオリの竹元さん一行と合流。石部宿から柘植までは先週行われていたにもさんの「レトロ建造物群研究会で行く関西鉄道遺構探訪」を参考にさせて頂こうかと。



「やぶっちゃキャンプ場」Bサイト1面(定員5名)を予約しています。

 5月29日(月) 帰途に就きますがコースは未定、国道163号線が最短コースになるのですが、交通量が多いのがねぇ…

大和高原をぶらぶらと

 大野小原線 宇陀市室生向渕

 好天の休日「東の海へ」を考えていたのですが、昨夜食べ過ぎて横になったらそのまま寝てしまい、目が覚めたのが夜中の2時半、リアガードを分割式に交換したいと考えていたのに、何の準備もできないまま、ブログの更新とかしていたら明るくなってきて出そびれてしまいました。6時を回ると西峠も車が増えて走り辛くなるのですよね…
 結局は7時前から「自撮り」の準備だけして特に目的地も決めずに大和高原方面へ。
 長谷寺から県道38号桜井都祁線に入り、初瀬ダムに取り付きます。ダムからは県道の対岸路へ、湖畔のトラス橋で「自撮り」にトライ。
 小夫集落を抜け、今では都祁村から奈良市の一部になった藺生(いう)町へ。今日は田植えが始まろうと水の入った田園風景を狙いたいのですが、回りの風景を含めてこれと云う場所がなかなか見つかりません、この道は桜並木だったのですが伐採されてしまいましたが、これからの季節には路肩の紫陽花が愉しみです。

 山辺高校の裏から天理市山田町へ、田園風景を期待していたのですが、なかなか絵にならなくて難しいてす、と云うより今や山間部は田圃は猪垣だらけなんです。布目川ぞいに馬場から荻町へ、県道127号北野吐山線を南下し再び名阪国道をくぐり無名の峠を下ると宇陀市室生染田、旧室生村ですが昭和30年の昭和の大合併までは山辺郡東里村と呼ばれた地域です。写真右は県道781号都祁名張線、道がネェ… 広すぎてね。
 県道781号を笠間方面へ少し走り小原で向渕(むこうじ)への道へ入ります、初めて踏み込む道なのですが、急坂を登りきると風景が開けて集落が、上笠間滝之尾、山峡の静かな里、春日神社が鎮座しています。

 特に何もないのですが、どこか癒される道の風景、村道大野小原線と書かれた 朽ちた看板が。向渕から大野へ下り室生ダムから榛原に出てお昼にしようかと思ったのですが、今日火曜は「おごぽご」は定休日。

 結局、室生多田の満寿寺の前に出てきてしまいましたが、今年も薬師堂の前の百日紅の老木は花を付けてくれそうです。
 多田でちょっと良さげなポイントを見つけました。ブログやSNSの横長のヘッダー画像用にぴったりのロケーション、パノラマ写真と同じ要領で左右のカットを押さえておき「Microsoft Image Composite Editor」でパノラマ合成します、フリーソフトなのですが、残念ながらセキュリティホールが見つかったとかで、現在はMicrosoftのサイトからはダウンロードできなくなっています。

 普通に撮ってトリミングすれば済む話かも知れませんが、画質や画角の点で有利です、手間こそ掛かりますが。
 手応えのある何テイクかを撮り終えて撤収、自転車を立て掛けてあった木の一つ隣の気に何か貼ってあります、怪訝に思って見てみると… 害獣駆除の為の罠やないですかぁ、危ない危ない。

 さてお昼を回ってお腹もすいてきたので「ミモザ・ガーデン」へ、前回同様アボカドの焼カレーを、これがなかなか美味いんです。

 朝昇ってきた県道38号を下りますが、少々物足りないので、化粧川沿いの荒れた道を下って笠山荒神へ登り返します、随分と久しぶりです。「笠そば」も10年以上戴いてません、プレハブの頃は旨かったんですよ、最近はどうなんでしょ、平日でもこんだけ車が来ているのですからね。
 県道50号大和高田桜井線で巻向へ下り上ッ道で14時には桜井へ戻ってきました、本日の走行70.7キロ、「自撮り」しながらぶらぶらの割には良く走りました。

遠回り通勤サイク(東吉野)

県道28号吉野室生寺針線 吉野郡東吉野村瀧野 染谷峠 

 今日は「自撮り」の準備を整えて、芋ヶ峠を越え東吉野方面へ向かう事にしますが、なぜか足が重くてペースが上がりません、栢森にて。

 いつもより休憩多めで 1030 どうにか芋ヶ峠(497m)に到着。

 今日は最短距離となるだろう津風呂湖南岸を行く事にします。

 入野(しおの)から入野トンネルを抜けて窪垣内へ下ります。
 先週も走った高見川右岸の県道16号吉野東吉野線を行きます。東吉野は新緑のこの時期が一番好きです。

 今日は小(おむら)回りで県道220号大又小川線から県道221号小村木津線を継いで走りますが、藤の花とシャガの花が盛りです。
 1320 高見山を見上げるいつものビューポイントまでやってきました。

 国道166号の旧道を暫く走り出合から県道28号吉野室生寺針線へ、「モバイルグランフォンド奈良・吉野」のチェックポイント「たかすみ温泉」へ立ち寄りますが、温泉の前のよろず屋で飲み物とお菓子をアイスクリームを買い求めて、チェックポイントの前で小休止。
 瀧野集落を過ぎて染谷峠(710m)への本格的な登りとなります。2ヶ所で「自撮り」にトライしますが、もう少し強い陽ざしがほしかったのですが、今まで何度も来ていますが、これと云う1枚が撮れません。昨年5月
 1526 染谷峠に到着、国道369号旧道の大内峠へ下り更に下ります。

 時間が押してきていますが、内牧から水呑峠でショートカットして菟田野へ、先週目を付けておいた芳野川沿いの小径へ。

 GoogelMapによると近くに「なんじゃもんじゃの木」があるそうで、丁度開花時期だと思うので見て帰る事に、激坂を押し上げた上の民家の庭先にあり、白い花を付けている今の時期はなかなか存在感があります。
 女寄トンネル経由で17時には帰宅、本日の走行86.2キロ。

2023年春 18きっぷ輪行旅総括

 既に1ヶ月が経とうとしているのですが、ようやくブログの更新が追いつきましたので、今春の「18きっぷ輪行旅」の総括です。今年は「全国旅行支援」を活用できる貴重な機会ですし「18きっぷ」を11回分を利用して走り回りました。なお端数を譲ったりヤフオクで落としたりしているので5の倍数ではありません。

3月10~13日 「10年ぶりの関東遠征」 三鷹のギャラリーで行われていた故合田佐和子さんの回顧展と、以前からお邪魔したかった川崎市百合ヶ丘のサイクリストの集うお店「Coffee & Beer 轍 Wadachi」への訪問を兼ねて東京、埼玉と群馬あわよくば長野の道路元標を巡るサイク、久しぶりに延陽伯号を担いで出掛けたのですが、道路元標の方は長野どころか東京都と埼玉県の19基を回るのが精一杯でした。次のシーズンには長野県側から山越えで向かうプランを温めています、熊谷とかはあまり夏には行きたくない気もするのですがね。
■ 3月10日 桜井→名張→名古屋(近鉄利用)/名古屋1216→1309豊橋1323→1357浜松1410→1521静岡1524→1641熱海1646→1708小田原 4時間52分(待ち35分)の旅 5,170円分乗車/小田原→百合ヶ丘→成城学園(小田急利用)
■ 3月11日 成城学園→新宿(小田急利用)、新宿→三鷹→熊谷 走行92.0キロ。
■ 3月12日 熊谷→籠原駅 走行46.9キロ、籠原1446→1518高崎1528→1538新前橋1542→1636水上1642→1817越後川口1829→十日町→戸狩野沢温泉→豊野→2129長野 6時間43分(待ち41分)の旅 5,170円分乗車(豊野→長野間しなの鉄道別途260円)。
■ 3月13日 長野0631→0811塩尻0816→1028中津川1049→1213名古屋1307→1409亀山1414→1535加茂1539→1554奈良1558→1627桜井 9時間56分(待ち1時間33分)の旅 6,930円分乗車。
 3月19日 2023年春 18きっぷ輪行旅「若狭路へ」 近畿でありながら自転車で走った事の若狭の海岸線を走る、一応ロードで舞鶴~敦賀を考えたのですが、結局は小浜止まり、でも「自撮り」の方で成果がありました。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0825綾部0851→0920東舞鶴 3時間58分(待ち46分) 走行71.9キロ(奈良駅まで自走20.9キロを含む)小浜1729→1834敦賀1849→2047京都2105→2201奈良2204→2234桜井 5時間5分(待ち36分)、往復で7,480円分乗車。 
 ところが19日若狭から帰ってきてからとんでもない事をやらかしてしまいました、なんと「18きっぷ」をアノラックのポケットに入れたまま洗濯してしまったのです。きれいに伸ばして並べたのがこの有様、関東遠征で3回使った残りはDさんに譲る予定にしていたので、新たに買ったものを1回使ったきり、JR桜井駅に駆け込みますが、若い駅員は端末を操作して再発行はできない(そらそうでしょ)、だからこのまま使ってくれとの事、ただ桜井駅の一駅員の主観に依る判断ですので、桜井駅では良くても他の駅でどう判断されるか判りません。実はJRの旅客営業規則第149条「券面表示事項が不明又は不備の乗車券類」で再交付の請求ができるのですが、話を難しくしてやはりこれは使えないと判断されると元も子もありません。少なくとも桜井駅で乗車してどこかで下車して、無人駅で乗車して桜井駅へ帰ってくる様なパターンだとこのままでも大丈夫でしょう、車内で検札を受ける場合もありますが、桜井駅で乗車時に入鋏(スタンプ)している限り有効性は桜井駅が判断した事になるでしょう。と云う訳で今後予定を考えると3回程度のマトモな「18きっぷ」がほしい処、上手い具合にヤフオクで額面割れで落とせたんですよね。
 件の「18きっぷ」はこれ以上ボロボロにならない様に粘着フィルムで裏打ちしてPP袋に入れて使う事に。

3月22日 自転車抜きで金沢へ そんなこんなで天気予報の思わしくない一日、ボロボロの「18きっぷ」で未収の道路元標巡りで金沢往復。来年春には北陸新幹線の敦賀延伸で在来線が3セク化されて「18きっぷ」で金沢に行けるのも後1年、現時点で確認されている石川県に残している道路元標は後9基です。
■ 桜井0622→0650奈良0654→0753京都0819→0950敦賀0953→1050福井1113→1242金沢 6時間20分(待ち1時間3分)/金沢1717→1854福井1901→1951敦賀1953→2044米原2054→2148京都2153→2253奈良2257→2325桜井 6時間8分(待ち28分)、往復で10,340円分乗車。 
3月28日 2023年春 18きっぷ輪行旅「再び若狭路へ」
リベンジと云いますか、山陰本線山家駅をスタートし若狭路へ、小浜を越えたものの風光明媚な海岸線に沿って走ろうとする限り私の脚力では敦賀は難しいですね、小浜線十村駅で終了。途中に通った田烏(たがらす)の棚田は「自撮り」の準備して再訪したい処です。
■ 桜井0543→0616奈良0619→0723京都0734→0820園部0822→山賀0922 2,310円、走行81.0キロ、十村1755→1834敦賀1849→2042京都2105→2201奈良2204→2234桜井 3,410円 計5.720円分乗車
3月30日~4月1日 2023年春 18きっぷ輪行旅「高山~富山」 黄砂に阻まれ一昨年は拝む事ができなかった冠雪の立山連峰と未踏の高山本線沿線へ、自転車で高山へは二度ばかり行っているのですが、高山~飛騨古川間を除けば高山本線沿線は未踏区間ですし「18きっぷ」で富山県へ行くのは高山本線は今や唯一のルートです。
 「全国旅行支援」での割引きやクーポン、日頃から安宿にしか泊まらない貧乏人には宿泊料金最大20%割引にメリットは少ないですが、平日旅の多いは私には2,000円(平日は)のクーポンは大きいです、贅沢しなければ夕食と朝飯位は賄えてしまいます。今回も埼玉に続いて、岐阜県と富山県で有難く使わせて頂きました。高山本線での列車を入れた「自撮り」ポイントは新緑か紅葉の季節に再訪したいとプランを練っています。
■ 3月30日 桜井1013→1041奈良1107→1151京都1207→1319米原1330→1404大垣1411→1422岐阜1445→1815高山 5,720円分乗車。
■ 3月31日 高山→富山 走行108.9キロ 
■ 4月1日 富山→若栗駅 走行53.2キロ、若栗1154→1309電鉄富山(富山地鉄利用)/富山1412→1505猪谷1508→1908美濃太田1912→1942多治見1949→2032名古屋 6時間20分 4,840円分乗車 /近鉄名古屋2100→2238大和八木2246→2252桜井(近鉄利用)
4月4日 2023年春 18きっぷ輪行旅「和田山~播磨新宮」 
「18きっぷ」の有効期間が迫ってしました、週間天気予報と勤務ローテーションの睨めっこ。日帰りで兵庫県の未収道路元標を求めて山陰本線和田山駅へ。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0927和田山
和田山→播磨新宮 走行99.1キロ(奈良駅までの自走20キロを含む)。
播磨新宮1811→1842姫路1856→1958 大阪2012→2110奈良2117→2148桜井
4月9日〜11日 2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」「18きっぷ」の有効期限のかかる場合は復路に「18きっぷ」のメリットのないプランにする事が多いのですが、今回は往路で高知まで利用し、復路は小豆島経由で山陽電鉄飾磨駅から私鉄を乗り継いで帰ってくるプランです。私鉄を乗り継いでと云っても時間は掛かるものの飾磨駅から桜井駅まで改札を通らず、上手くすれば2回の乗り換えそれも階段を使わずに「18きっぷ」1回分より安い2,220円で帰ってこれるのです。
■ 4月9日 桜井1013→1041奈良1045→1137大阪11:45→1248姫路13:05→124相生13:32→1438岡山1442→1520坂出15:30→1543多度津15:59→1706阿波池田1748→2027高知
■ 4月10日 高知→土佐山田駅 走行77.4キロ、土佐山田→高松
■ 4月11日 高知港→土庄港 走行70.0キロ 姫路港1715→1855飾磨駅 走行70キロ、飾磨2011→2134尼崎2137→2203鶴橋2208→2248桜井(山陽・神戸高速・阪神・近鉄利用)

 と云う訳ですが安上がりに「18きっぷ」と云っても、倍以上も時間をかけて普通列車を乗り継いで行くのですから、効率的だとは云えませんし、余程好きでないとやってられません。それでも懲りずに夏のシーズン(7月20日から9月10日)に向かってプランを練っている訳ですから、我ながら物好きだとしか。まぁプランを練るのも愉しみの一つなのですが。

信楽~伊賀上野サイク

県道138号信楽上野線 御斎峠にて(写真 : バクローさん)

 今年のGW、カタギの人には面白くない週間予報になっていますが、2日は良いお天気と云う事で走る仲間を緩く募った処、若干2名と現地合流1名が釣れちゃいました。行き先は信楽から伊賀上野と時々走っている定番コースです。

 近所のK君と5時半には桜井を出発、上街道を北上し奈良阪から大仏線跡に沿って加茂へ、恭仁大橋(写真右)で木津川を渡ります。(写真左は奈良少年刑務所跡)
 大阪から走ってくるF1さんとは和束ローソンを9時にスタートできる様にとの約束で走っていたのですが、なんと8時過ぎには着いてしまいました、ところが既にARAYA  EXCELLA Sportif の姿が…

 早々に面子が揃ってしまったので8時20分には和束のローソンを出発、府道5号木津信楽線を一路信楽へ。GW中の平日のせいなのでしょうか車が多い様な、それでも湯船を過ぎると殆どの車がR307を経由するため交通量は少なくなります。周りの風景は和束川の渓流、茶畑、田植えの始まった田園風景と趣を変えながら京滋府県境へ向かいます。
 0913 府県境の無名の峠に到着、和束ローソンから53分ですからランドナーでは上等なタイムです。ところで信楽で合流予定のバクローさんですが、信楽町中野のコンビニの近くのお寺で待っているとのめっせ。
 無事、R307の旧道でバクローさんと合流。ここから伊賀上野までフロントバッグにマッドガードの付いた自転車を連ねて4人で走ります、ただタイヤ径が700C、650A、20吋とマチマチなのはご愛嬌。(写真 : バクローさん)

 一旦信楽駅前へ、まだ10時前ですが「しがらき駅前陶器市」が開かれていて駅周辺は結構な人出、R307も渋滞しています。お昼は近くのコンビニで買い出しをして「鶏鳴の滝」で食べようと云う事に。

 「鶏鳴の滝」は大戸川上流にある滝で、県道334号多羅尾神山線の途中から800m程入った処にあります。国道422号を跨いで県道に入りますが、殆ど車はやってきません。(写真 : バクローさん)

 駐車場から押し担ぎで少し進むと「鶏鳴の滝」、真夏に来ると最高ですが、ここまで来るのがね。

 思い思いに食事の後は再び県道に戻り御斎(おとぎ)峠へ向かいます、伊賀上野側から登るのも大変ですが、結構ダルいアップダウンが…

 1206 御斎峠(570m)に到着、現在の県道の峠は切通しですが、少し下ると上野盆地の展望が開けます。「御斎峠なのか御斉峠なのか」
 上野では「鍵屋の辻」に立ち寄りましたが「数馬茶屋」はお休み。後から聞いた話では「数馬茶屋」が廃業する話がでているのだとか。
 上野市駅前でバクローさんとお別れし、猪田道から伊賀神戸へと南下し、初瀬街道に入ります。
 名張から赤目と走り、奈良県へ戻ってきました、既に100キロ超。道の駅「宇陀路室生」で最後の休憩、旧街道で海老坂峠を越え、室生ダム湖畔を走り、女寄峠を下って17時過ぎには桜井に帰ってきました、大阪へ帰るF1さんとはここでお別れ、どうぞご安全に。本日の走行146.2キロ、センチュリーランには届きませんでしたが、気温も程良く日が長いこの季節は距も延びます、久しぶりにガード付きを連ねてがっつり走りました。

齋藤電鉄氏迎撃サイク(後半)

県道24号御坊由良線 日高郡由良町神谷


 1022 御坊駅着、輪行支度を解いていると齋藤電鉄氏が到着、無事合流、向かい風の中ご苦労様でした。ここから由良洞隧道~白崎海岸経由で湯浅までご一緒します、鉄道ではたった3駅なのですが。

 紀伊内原まで戻りコンビニで補給後、県道23号御坊湯浅線に入ります。

 煉瓦ポータルの由良洞隧道を愉しみにしていたのですが、昨年行われた改修工事でご覧の様に、味気ないものになってしまいました。なお由良洞隧道は現在の国道42号線の由良トンネルの上を越えているので、旧国道に思えますがこのルートが国道に指定された事はなく国道42号の旧道は東寄りの津木回りルートと考えられています。

 由良洞隧道の北側は以前からコンクリートで補修されていたのですが、今となってはこちらの方が趣があったりして。
 由良洞隧道は残念でしたが1台の車に出合う事なく峠を越え国道の里トンネルの上にでますが、由良の街中へ入らずに由良港へ下ります。海上自衛隊前で御坊から海沿いを走ってきた県道24号御坊由良線に合流します。そろそろお腹がすいてきたのでどこかでお昼と行きたいのですが、休日とあってか「平佐館」は入れない人が並んでいる状態、仕方なく道の駅のある白崎海岸までもうひと頑張り。
 1238 白崎海岸を望む処までやってきました。

 「日本のエーゲ海」とか云われている?白崎海岸を行きます、和歌山県は「日本の…」とかがお好きな様で、お恥ずかしい。
 13時には白崎海洋公園に着いたのですが、紀伊水道に突き出た岬状の処なので、強烈な風がまさに「爆風」、それでも休日とあって結構なお客さんで賑わっています。とても外ではのんびりはできないので道の駅の食堂へ。
 白崎海洋公園を出るなり結構な坂があるのですが、そこが工事で交互通行になっていて、信号が変わらないうちに登り切れたものではありません、待っていた車が降りてくるのでたまったものではありません。小引、戸津井とかつては陸の孤島の様だった小さな漁港も今では新しいトンネルと橋で繋がっています。衣奈からは県道を辿ると衣奈トンネル近くまで登らされるのですが旧道をたどれば比較的楽に湯浅側に越えられます。すみませんこの区間の写真が全くありません。
 最後の峠?の切通を越えると有田郡広川町です。

 広川ビーチ駅で小休止の後 15時過ぎには醤油の町湯浅に到着、何度も来ていますがなかなかゆっくりと見て回る事がなかったので、良い機会ですのであちこちで見て回る事にします。

 湯浅町には道路元標が残っていますが、その湯浅町道路元標は熊野街道の道標の側に半分以上埋まってしまっていて、知る人ぞ知る存在ですが。

 私はここ湯浅から輪行で帰途に就きます。大阪鶴橋経由ですと最終は20時台ですが十分に見物もできましたし、1722 発で帰途に就く事にして駅へ、湯浅駅も橋上化され以前の駅舎の少し北側に「湯浅えき蔵」と云う洒落た建物ができています、中には観光案内所だったり図書館だったり、以前の湯浅駅駅舎(2004年5月当時)は改装されて食事とかのできる施設として5月にオープンするそうです。
 齋藤電鉄氏に見送って頂き 1722 発和歌山行きに乗車、彼は明日有田鉄道公園を見学して岩出まで走るそうです、まだご一緒できる機会を愉しみにしています。

 通勤時間と重なると鶴橋経由の混雑が嫌で時間はかかるものの和歌山から和歌山線経由で帰るつもりでいたのですが、この時間だと天王寺で直通の和歌山線五条行きに乗り継げる事が判り、それならと天王寺経由で帰る事に、よくよく考えると休日ですしね。天王寺で乗換王寺駅に着く直前になって前4両が奈良行、後4両が五条行だと云う事に気が付き、王寺駅での4分間の切り離し時間に慌てて移動する事に、よりによって1号車の先頭に乗っているのですよね。無事 2029 には桜井駅まで帰投しました、本日の走行77.1キロ。

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2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」3日目


小豆島町吉野にて

 今日は高松港から小豆島土庄港に渡り海岸沿いに南回りで福田港まで走りフェリーで姫路港へ、最寄り駅の山陽電鉄飾磨駅まで走って輪行で奈良桜井へと帰途に就きます。
 小豆島へは高松港から土庄港と池田港(草壁港は休止中)、高松東港から坂手港、兵庫県の姫路港から福田港、神戸港から坂手港(神戸発の夜行便は高松経由)、岡山県の日生港から大部港、岡山新港と宇野港から土庄港と豊富にあるのですが、最寄駅から輪行袋を担いで行けるのは日生、高松、頑張っても宇野港位と限られていて、他は連絡バスに無理無理乗せない限りは港まで走って行かなくてはなりません。今回は土庄港まで輪行袋を担いで、下船後組み立てて走り、そのまま福田港から姫路港へ乗船して最寄りの山陽電鉄飾磨駅まで走る事にましたが、JRだと更に英賀保駅か姫路駅まで走らなくてはなりません。
 その福田~姫路航路ですが、コロナ禍が落ち着いたと思ったら船員不足で4月14日から7往復が3.5往復に減便になるのだとか(GW期間は従来通り)、福田港1930発の最終便では奈良まで帰れないので1715発に乗船する事になるのですが、その便が減便対象になっています。

 高松港0720発の土庄行に乗船、池田港行(料金は同じ)と合わせて日中26便も出ていますので、高松からは格段時間を気にせずとも小豆島に渡る事ができます、約1時間の船旅です。

 土庄港から福田港へは北周りでも南回りでも最短ルートだと30キロ弱しかありません。今日は海岸沿いを南回りに走る予定でざっと50キロ、その前に土庄から南西側に伸びた半島を巡る香川県道254号本町小瀬土庄港線へ、結局土庄の街中へ戻ってくるのですが。小豆島のあちこちにある大阪城石垣石切場跡(写真左)。
 この県道を含め小豆島を最も海岸よりのコースを選んで一周するとほぼ100キロ、獲得標高は2,000m近くになる様な。
 土庄へ一旦戻って少し買い物を、本土と橋で繋がっていない離島としては最大の人口と云うだけあって、小豆島にはホームセンターも百均もあります。ところで小豆島すなわち香川県小豆(しょうず)郡には2基の道路元標の現存が確認されていて土庄町道路元標は2007年10月に履修済、今回は福田村道路元標を拾って帰ります。
 暫く国道436号を走り、池田港を過ぎてから三都半島へ、香川県道250号三都港平木線へ入ります、半島の西側は「日本の夕陽百選」に選ばれているだけあってなる程の展望です、自転車では夕日の時刻にはちょっと来れないと思いますが、このロケーションで「自撮り」を…

 三都半島西海岸、吉野崎漁港から三都漁港へ、後で知ったのですが富士峠(117m)を云う名がついていました。
 三都漁港にて、この後三都半島の先端の釈迦ヶ鼻と地蔵崎燈台まで回るつもりでいたのですが、間違えて東海岸へショートカットする県道を越えてしまいました。結局三都半島の東海岸を北上し再び国道へ、内海町のスーパーで弁当を買い坂手港近くのベンチでお昼にします。なお「二十四の瞳」で知られる岬の分教場へは内海湾に突き出た半島を往復しなくてはなりませんのでパス。

 次は小豆島で南に突き出たもう一つの半島を巡る事に。海水浴場のある瀬戸の浜と県道248号橘大角坂手港線から見下ろします。

 今度は間違えずに灯台のある大角鼻まで南下します、ただ足元が悪いので灯台まではパス(写真右)。
 大角鼻を回り小豆島東岸を北上するのですが、この先福田港までアップダウンが続きます、標高150m位まで上り国道436号の橘トンネルの上を越えて旧道橘峠の東側に下ります。小豆島の海岸線を巡る県道の中ではここが一番鄙びた風景かと、車も全くと云って良い程やってきません、後から考えるとここで「自撮り」をしておくべきだったと、午前中の方が良いとなと躊躇ったのですが、時間もあったのにね。

 三度、国道436号に入りますが、アップダウンにそろそろ嫌気が…

 福田村道路元標、とりあえず現時点で香川県下で現存が確認されている(た)道路元標32基は回りました。

 福田港に到着、「八日目の蝉」のロケ地ですね、永作博美主演の映画版、壇れい主演のテレビドラマ版(NHK)、何れも岡山との航路と云う設定になっていたと記憶していますが。

 1650 姫路からのフェリーが、あちこちから車がやってきて途端に賑やかになります。平日とあって自転車とあって自転車は私一人でしたが、甲板員の方から靴について尋ねられます、クリート付きのシューズは駄目だと。同様の事は春の「ゆめしま」の折に岩城~今治航路でもあったのですが、ここでは履き替える様にサンダルを貸してもらえます。鉄製の甲板で転倒の危険があるからなのか塗装が痛むからなのか、「さんふらわ」とかではその様な話はないのですが、さすがに長時間の船旅の場合は上履きを持って行きます。
 1時間40分の船旅で1855姫路港着、暗い中ちょっと道を間違ったりしながら飾磨駅着、駅の南側の自転車預かり所の前の狭い処で輪行支度をしたのですが、飾磨駅は北側の方が広くて作業がし易かった様な、下調べ不足。さて時間は掛かりますが山陽飾磨から近鉄桜井は阪神なんば線経由で改札を出る事なく、上手くすれば階段を上り下りする事もなく2度の乗り換えで帰る事ができ、時間こそ掛かりますが最安で移動できます。2011 発阪神梅田行特急に乗車、尼崎と鶴橋で乗換て23時前には無事帰投。本日の走行70キロ。

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2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」2日目

「土佐塩の道」文代(ぶんしろ)峠にて

 今日は高知県香美郡の2つの道路元標を巡ります。高知での宿はビジネス街の中の小さなビジホですが、大浴場があって「旅行支援」で3,200円也、それに2,000円のクーポンが付いてくるのですから「旅行支援」様々です。朝、パンに玉子と野菜と飲み物と質素ですが無料の朝食を頂きます、走り出す前にはあまり食べないのでそれ位が丁度良いです、種類豊富なバイキングだとついつい貧乏性な性格が災いしますので。さて輪行支度を解いて宿を後にします、

 幹線道路を避け、予めあたりをつけておいた舟入川べりの道を東へ、通勤通学と思しき自転車と何度かすれ違いましたので、高知市中心部から郊外へ出るコースとしては正解だったかと。見た風景だなぁと思ったら2018年春に南海フェリーで渡った徳島から室戸回りで走ってきたコース、大津村道路元標の傍でした。ところでこの舟入川と云うのは江戸時代に開削された灌漑用水なのです。
 さすが南国土佐、もう田植えが始まっています、中には既に終わっている処も。

 香南市香我美町口西川 「土居の谷」バス停脇に建つ香美郡は西川村道路元標、昭和の大合併で1955年4月に無くなった村ですが、村域は現在の香美市、香南市、安芸市に跨っていました。「塩の道」とはその名の通り江戸時代、製塩が盛んな現在の香南市沿岸部と内陸部との塩を始めとして交易ルートが発達した様で、現在は「土佐塩の道」として整備されています。車道は県道30号線香北赤岡線として古道と交差する跨ぐ様に整備されていますが、西川の集落を過ぎると途端に道が狭くなります、峠の標高は知れていて斜度はあっても6〜7%止まりで、とにかくクネクネと長い「エエ道」が続きます、「文代峠」は盟友峠おやじナワールド氏の足跡もあるのですが、氏の云う急坂とは?随分と印象が違うものです。木々の間からかすかに海岸線が… そう云えば高知に来てここまで海を見てなかったゾ。


 切り通しになっている峠に到着、香美市となりますが字名は西川、西川村が峠を挟んだ地域であった事に納得、今では道の通じていない安芸市轟地区まで西川村だった事から、この山中に「塩の道」と関わった一つの経済圏があったのでしょうね。
 峠を越えると直ぐに民家があり、物部川の支流西ノ川沿いの先とはうって変わった明るい谷が続き国道195号(土佐中街道)まで下ります。
 次の在所村道路元標まで結構交通量のある道を数キロ遡らなければなりません。この195号は四ッ足峠を越えて徳島県阿南市へ続くので、徳島市経由で帰る案も検討してみたのですが100キロ以上の道のり、トンネルがあるにしても目の前の山容を見上げると引いてしまいます。

 在所村道路元標は香美市立吉井勇記念館の敷地内にあります、月曜は休館日と云う事で心配していたのですが、記念館の裏手の国登録有形文化財「渓鬼荘」近くにあり、道路元標の処まで行く事に問題はありませんでした。寡聞にして吉井勇なる人の事は何も知らないのですが、ググってみると近代の歌人で3ヶ月ばかりここ猪野々の地で隠遁生活を送ったのだとか、3ヶ月引き籠っただけで立派なハコモノが建つのでしょうか、ちなみに漫画家のやなせたかしの父方の実家もここ在所村。そんな事より「道路元標」ですが○○村がなくて「道路元標」としかなく、形状も省令に準じたものが破損してこうなったとも思えません、場所的に本来の位置から移設されたものでしょうが、とにかく「道路元標」と主張しているので「在所村道路元標」だと云う事に。在所村は1961年に合併に拠り廃止されています。
 在所村道路元標を後に国道は避けて物部川右岸の県道他を次いで土佐山田駅へと向かいます。先日の神通川程ではありませんが河岸段丘が発達している事と流れ込む支流の為に下り基調とは云え細かなアップダウンが続きます、左岸側には美良布村道路元標がありますが2008年4月に履修済、「アンパンマンミュージアム」とかもありますけど、あのキャラクタが好きでないんで。
 物部川は杉田ダムのダム湖となり、県道はサイクリングコースになっている様でブルーラインが引かれています。
 ところで「旅行支援」のクーポンですが使う機会もなく走ってきたので、土佐山田の街中に入った処でローソンで消費する事に、お陰で高松までの車中は豪勢に。コンビニで使えるのも便利ですがそれもなんだかなぁ…
 1510 土佐山田駅着、セブイレに母屋を取られた土佐山田駅。次の上り普通列車は 1630 と云っても1日5本ですが、のんびりしっかり輪行支度を。
 土佐山田駅2,3番ホーム、左がこれから乗車する 1630発琴平行、右は窪川行き。

 車中よりスイッチバッグの新改駅、左側が駅ホーム、右側が阿波池田方面への本線です。豊永駅を出ると乗客は2人に坪尻駅は通過して 1922 琴平着、15分待ちで高松行きに乗り継ぎます。
 高松 2033着、乗車4時間3分2,790円也。明日は高松港から小豆島に渡りますので、駅から比較的近い宿をとってあって輪行状態のまま移動します。
 本日の走行77.4キロ、高知まで行ってなんだかなぁと云うコース設定でしたが、道路元標2基に歴史ある街道の峠を越える事ができたので良かったかな、高知市街まで戻ると100キロ前後になるでしょうが、高知に住んでいたらなかなか良いコースかと。

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2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」1日目

極め付きの秘境駅 土讃線 坪尻駅

 「青春18きっぷ」の有効期限が迫ってきているのに、一昨日の雨で予定が狂ってしまった訳ですが… そこで往路だけ利用して泊りで高知へ向かう案が浮上、高知県は貧乏人には厄介な処でして2018年3月に「四国の右下ツーリング」で自走して以来暫く行けていません。
 未収の道路元標がまだ7基(左図赤色)残っていて四万十川とか足摺方面は無理としても高知市周辺の2 基はやっつけておきたい処。その高知市すら「18きっぷ」で行くには土讃線の琴平~土佐山田間がボトルネックになっていて、その日の内に辿り着けるのは桜井0759→高知1904(所要11時間5分)と桜井1013→高知2027(所要10時間14分)しかなく、移動だけで一日終わってしまうのです、そして勤務明けからのスタートでは桜井1013発と云う事になります。
 桜井1013→1041奈良1045→1137大阪11:45→1248姫路13:05→124相生13:32→1438岡山1442→1520坂出15:30→1543多度津15:59→1706阿波池田1748→2027高知
 ところがこのスケジュールにはリスクがあります、岡山での乗換時間が4分、2番ホームから8番ホーム、この時間帯ならそうは混んでいないのですが輪行袋を抱えての移動です、万が一東海道山陽本線が遅れると先がないのですが、岡山から1本後のマリンライナーに乗れば、坂出、多度津と乗継、琴平から阿波池田まで特急「南風17号」に1,200円(乗車券と50キロ未満の特定特急料金)払って乗れば、阿波池田で1748発の高知行きに追いつく事ができるのです、と云う事で9日夜の高知の宿を確保する事に、もちろん「旅行支援」の対象になる様に。機材はerbaロード、コース的に延陽伯号やデモン太では辛いしロードは輪行楽ですからね。
 さて1日目は先日の高山同様、自転車担いでの移動だけで終わってしまいます、本日の走行は通勤の6.5キロのみ。桜井1013発奈良行きに乗車、順調に駒を進めて岡山1442発「快速マリンライナー39号」に乗車、津山線のホームに停まっていた国鉄色のキハ40の写真を撮る余裕も、臨時の「夜桜号」とか、1両はラッピング車両で1両は国鉄色とはJRも抜け目がない様で。
 瀬戸大橋を渡り、昨年9月以来の四国、坂出、多度津と乗り換えます。
 土讃線に入りスイッチバックの秘境駅「坪尻」、飯田線の田本駅同様徒歩で山道を行かないと外へは出られません、それでも下車する鉄な人が何人か、10分後に来る上りで折り返すのですよね。
 普通列車の車両はJR四国になってから作られた1000系に置き換わっている様です、ホーム高さの関係もあるので西の方に行くとまだステップのあるキハ32とかキハ54が頑張っているのかな。JR四国ってホームが低いので輪行袋を担いで乗り降りする時には要注意です、気を付けないと降りるときにエンドやリアディレーラーをぶつけたりします。トイレなしロングシートのキハ32に何時間も乗せられていた頃を思えば、1000系なら輪行袋を置く場所も今はトイレもあるので助かりますが。
 予定通り来たので阿波池田で42分待ち、未明に職場で早い朝食を摂ってからまともに食べていませんので、数分歩いてスーパーマーケットまで往復、駅横にセブイレがあるのですが、品数が知れていますし(それにセブイレ嫌い)、阿波池田ってスーパーも2軒あってコーナンもダイソーもあるのです。
 大歩危、小歩危と停まりながらもう一つのスイッチバック駅「新改」を過ぎる頃にはすっかり陽が落ちてしまいました。2027 高知着、輪行支度を解くのは明朝にして輪行袋を担いで宿まで、遅々に車内で食べた弁当が効いているので外食するのは止めて、早々に休む事に、10時間14分 7,410円分乗車、王寺~佐賀の17時間59分には及びませんが充分くたびれました、明日は走るぞ。

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