「和歌山県」カテゴリーアーカイブ

今年の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー

  今年は4月29日からスタートしている奈良県サイクリング協会主催の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー。、チェックポイントは昨年は52ヶ所だったのですが、今年から難易度の低い「観光サイクリング  奈良市内・西ノ京エリア」(下図青色マーカー)と「観光サイクリング 明日香・橿原エリア」(下図赤色マーカー)が加わり計88ヶ所が設定されています。昨年からは「正暦寺」が無くなってますね、まぁ色々あるんでしょうね。
 一昨年マッドガード付き自転車で全ポイントを回って「ダイアモンド賞」、昨年は5月中に「ブロンズ賞」を取ったものの(「ワンダフル賞」も取ったはずなのですが…)、その後身内に不幸事があって以降中断、今年も一応「轍」でマップを作ったのですが、気に入らない名前のチェックポイントがあるし、もういいかな。昨年殆ど回れなかった「WAKAYAMA800」へ行きましょうかね。


 カシミールでデータを作成し「轍ONLINE」にプロットしたものです、マーカーをクリックする事で標高などのキャプションを表示でき、GPXデータを出力する事も可能ですのでGPSなどに取り込む事が可能です。なおあくまでも個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。

齋藤電鉄氏迎撃サイク(後半)

県道24号御坊由良線 日高郡由良町神谷


 1022 御坊駅着、輪行支度を解いていると齋藤電鉄氏が到着、無事合流、向かい風の中ご苦労様でした。ここから由良洞隧道~白崎海岸経由で湯浅までご一緒します、鉄道ではたった3駅なのですが。

 紀伊内原まで戻りコンビニで補給後、県道23号御坊湯浅線に入ります。

 煉瓦ポータルの由良洞隧道を愉しみにしていたのですが、昨年行われた改修工事でご覧の様に、味気ないものになってしまいました。なお由良洞隧道は現在の国道42号線の由良トンネルの上を越えているので、旧国道に思えますがこのルートが国道に指定された事はなく国道42号の旧道は東寄りの津木回りルートと考えられています。

 由良洞隧道の北側は以前からコンクリートで補修されていたのですが、今となってはこちらの方が趣があったりして。
 由良洞隧道は残念でしたが1台の車に出合う事なく峠を越え国道の里トンネルの上にでますが、由良の街中へ入らずに由良港へ下ります。海上自衛隊前で御坊から海沿いを走ってきた県道24号御坊由良線に合流します。そろそろお腹がすいてきたのでどこかでお昼と行きたいのですが、休日とあってか「平佐館」は入れない人が並んでいる状態、仕方なく道の駅のある白崎海岸までもうひと頑張り。
 1238 白崎海岸を望む処までやってきました。

 「日本のエーゲ海」とか云われている?白崎海岸を行きます、和歌山県は「日本の…」とかがお好きな様で、お恥ずかしい。
 13時には白崎海洋公園に着いたのですが、紀伊水道に突き出た岬状の処なので、強烈な風がまさに「爆風」、それでも休日とあって結構なお客さんで賑わっています。とても外ではのんびりはできないので道の駅の食堂へ。
 白崎海洋公園を出るなり結構な坂があるのですが、そこが工事で交互通行になっていて、信号が変わらないうちに登り切れたものではありません、待っていた車が降りてくるのでたまったものではありません。小引、戸津井とかつては陸の孤島の様だった小さな漁港も今では新しいトンネルと橋で繋がっています。衣奈からは県道を辿ると衣奈トンネル近くまで登らされるのですが旧道をたどれば比較的楽に湯浅側に越えられます。すみませんこの区間の写真が全くありません。
 最後の峠?の切通を越えると有田郡広川町です。

 広川ビーチ駅で小休止の後 15時過ぎには醤油の町湯浅に到着、何度も来ていますがなかなかゆっくりと見て回る事がなかったので、良い機会ですのであちこちで見て回る事にします。

 湯浅町には道路元標が残っていますが、その湯浅町道路元標は熊野街道の道標の側に半分以上埋まってしまっていて、知る人ぞ知る存在ですが。

 私はここ湯浅から輪行で帰途に就きます。大阪鶴橋経由ですと最終は20時台ですが十分に見物もできましたし、1722 発で帰途に就く事にして駅へ、湯浅駅も橋上化され以前の駅舎の少し北側に「湯浅えき蔵」と云う洒落た建物ができています、中には観光案内所だったり図書館だったり、以前の湯浅駅駅舎(2004年5月当時)は改装されて食事とかのできる施設として5月にオープンするそうです。
 齋藤電鉄氏に見送って頂き 1722 発和歌山行きに乗車、彼は明日有田鉄道公園を見学して岩出まで走るそうです、まだご一緒できる機会を愉しみにしています。

 通勤時間と重なると鶴橋経由の混雑が嫌で時間はかかるものの和歌山から和歌山線経由で帰るつもりでいたのですが、この時間だと天王寺で直通の和歌山線五条行きに乗り継げる事が判り、それならと天王寺経由で帰る事に、よくよく考えると休日ですしね。天王寺で乗換王寺駅に着く直前になって前4両が奈良行、後4両が五条行だと云う事に気が付き、王寺駅での4分間の切り離し時間に慌てて移動する事に、よりによって1号車の先頭に乗っているのですよね。無事 2029 には桜井駅まで帰投しました、本日の走行77.1キロ。

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和歌山へ

 サイクリングではないのですが2020年3月に有田から御坊へ走って以来、2年ぶりに父方の郷里になる和歌山県日高町へ。夏に亡くなった母の納骨と父の一周忌も兼ねて訪れる事になり、大阪上本町から弟の車で一路和歌山へ、車で和歌山へ向かうのは何年ぶりでしょう。
 天気予報は酷く悪かったのですが往復の車中以外は全くと降られる事なく、無事に山の中腹にあるお墓まで納骨を済ませる事ができました。
 

 お昼に隣町の美浜町三尾まで往復、多く人が移民として渡った所縁から「アメリカ村」と呼ばれているのですが、その多くはカナダなんです。今も現地にコミュニティのあるカナダ西海岸のスティーブストンに因んだ名前の「すてぶすとん」へ。伯母がこの三尾から嫁いできているので私の遠い親戚の末裔がバンクーバーにいるそうなんですが。スティーブストンは鮭の缶詰の生産が盛んだった事と、和歌山のシラスを組み合わせたランチを頂きました。
 往復の道筋には子供の頃夏休みの度に訪れて泳いだ磯があります、反対側には産湯海水浴場があるのですが、当時地元の子はこちらで泳いでいました。写真は2018年10月に訪れた時のものですが、道路拡幅と堤防のかさ上げで風景が変わりつつあります。次は墓参りサイクで訪れなくては。

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「2つの丹生川を遡るランドナーサイク 2022」(後半)

五條市西吉野町立川渡 西吉野大滝にて


 富貴の街並みで丁度お正午を回った事ですし、県道から東に少し入った処にある「宝蔵院」の軒先をお借りしてお昼にします。食後にはUG兄さんのパニアバッグからジェットボイル他一式が出てきて、紅茶が振舞われます。

 さて富貴の街並を後にします。コースリーダーとしてはそろそろ時間が気になってきます、前回2018年9月はイベントでやってきたボンネットバスを見学したりですっかり時間を食ってしまい、五條のデポ地へ戻るメンバーは暗くなるぎりぎりの時間になってしまいました、まして今回は1ヶ月遅いので陽も短くなっています。


 さて富貴からは和歌山奈良県境の峠を越えて五條市側へと越えます。以前は無名の峠としていたのですが、UG兄さんによると鳩の首峠と云う名前があるそうです。峠からは北側に金剛山と五條の街を見下ろす事ができます。


 峠から3キロ程のダウンヒル、R168に出て更に1キロ程下ります。標高だと河合橋でR371と別れてから登ってきた分を一気に下ってしまいます。

 R168を下永谷まで下って西野トンネルの手前で旧道区間に入ります、記録によると前回より20分早く通過。

 旧道を半分程下った処には道沿いに西吉野大滝があり、ここで小休止、真夏には最高の休憩ポイントです。(写真左 : UG兄さん)

 城戸まで下ってきた処で、九度山に車をデポしているLibertyさんとお別れする事に。ここからだと殆ど登りなしで五條市街へ下る事ができます。今回は本調子じゃなかった様ですが、次にご一緒するのを愉しみにしています。

 城戸からは奈良県の丹生川沿いを遡る事になります。県道20号下市宗桧線を少し走り、十日市から県道138号赤滝五條線に入ります。旧丹生小学校だった2階建木造校舎が解体されてしまったのは残念です。

 下市町長谷のR309旧道に出る処で、NakadeXさんにトラブル発生、リムの継ぎ目がズレてきています、大滝へ下る辺りから違和感があったそうですが、百戦錬磨のベテラン揃いとは云え、これはどうにもなりません。広橋峠を越えてショートカットも検討されたのですが、交通量の多いトンネルや旧道峠を経由するより、万が一動けなくなった場合の事を考えると皆んなで走った方が安心だし得策だと云う事に。

 1425 丹生川上神社へ、吉野には川上村の上社、東吉野村の中社と並んでここ下市町(旧丹生村)には下社があります。ここには白と黒の2頭の馬かいて、絵馬発祥の神社とも謂われています。なかなか大人しい馬なんで、頭を撫でたりしていたのですが、何を思ったのか私のフロントバッグをがぶり、UG兄さん曰く何かご利益が…

 1436 黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」に到着、一日山間の鄙びた道を走っていただけに、人と車の多さには、天川村へのアクセス路だけに仕方がありませんが、名物の「串こんにゃく」まで売り切れとは… 奈良県に入ってから結構良いペースで走ってきた事もあって道の駅を40分早くでる事に。黒滝村に入った辺りから丹生川は黒滝川と名前を変えます。

  黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線に入り地蔵トンネル(1,252.5m)を抜けます。このコースでは唯一の長いトンネルです。

 地蔵トンネルからは自転車には快適な長いダウンヒルが続きます。下市町才谷で五條デポ組と吉野山を越えて近鉄吉野駅へ向かう組と別れる予定だったのですが、輪行の2名は下市口駅から乗車する事になり、デポ組と大阪からの自走組と一緒にこのまま県道48号を下市町に向かい、私とVIVVAさんとがここから県道257号才谷吉野山線経由で帰途に就く事になりました。

 1527 下市へ下る一行を見送ります。本来このコースのゴールは近鉄吉野駅なんですが、輪行組が下市口駅に向かってしまい、吉野駅を経由する必要が無くなってしまったので、吉野山へは入らず吉野脳天神社経由で吉野川べりへと下る事に。

 吉野大橋で吉野川を渡り 1657 暗くなる前に芋ヶ峠(497m)に越える事ができました。明日香村でvivvaさんと別れ 1754 無事に桜井の寺自宅にたどり着く事ができました。
 本日の走行149.6キロ、未明4時半にスタートして約13時間半、実走行時間9時間41分、6月30日以来、久しぶりの100キロ超になりました。

※ 一部(殆ど)タックさん他の写真を拝借しています。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

「2つの丹生川を遡るランドナーサイク 2022」(前半)


和歌山県伊都郡高野町下筒香にて

 台風接近で10月16日に延期となった「2つの丹生川…」、またもや週間予報に一喜一憂させられる事に、一時は降水確率が50%になり今年はもう無理だなと諦めかけていたのですが、金曜になって当日日中は持ちそうな按配まで予報が好転、午後に崩れてショートカットするかもと云う条件でGOサインを出す事に。参加者も数名が手を挙げてくれています。
 前回2018年9月のログを参考に0429に桜井の自宅をスタートします、まだ暗いですしもう指抜きのグローブはまずいかなと思える気温です。0510飛鳥駅前、0534吉野口駅前、0556重阪峠と順調に通過、vivva2000さんが前後して走っていると思うのですが… 明るくなってきてR24に入る処でUG兄さんの車が下って行きました。九度山駅の手前にローソンがあるのですが、五條今井のファミマで今日の昼食を準備しておきます。

 0617 栄山寺の駐車場に到着、既に三重からお見えの賢ちゃんとNakadeXさん、明日香村から同じく自走のvivva2000さんが到着して準備中です。どうやら他の車載組は大川橋北詰の駐車場に集まっている様ですので「橋本橋南詰に向かいます」とメッセージを入れて0630 栄山寺駐車場をスタートします。(写真上は大川橋デポ組 : UG兄さん)



 栄山寺橋を渡り県道137号平原五條線から県道55号橋本五條線と京奈和自転車道のルートへ、しかし天気予報はなんだったんだろうと云うお天気です。(写真右 : UG兄さん)

 0727 南海高野線九度山駅に到着、輪行組は南海難波0630発橋本接続で0740着ですのでまだ暫く時間がありますが、前後して走ってきているはずの大川橋北詰デポ組の姿が見えません。

 0733 大阪からの自走組2名が到着(写真 : 左)、0737 大川橋デポ組が到着、下の国道から九度山駅までは県道114号九度山停車場線、和歌山県で一番短い県道なのですが曲がるなりの激坂でシフトミスする人が(写真 : 右)、どうやら大川橋デポ組は私のメッセージを「(大川橋)南詰に向かう」と理解していて、結果そのまんま成田さんの鬼引きでここまで走ってきたのだとか。
 0740着の極楽橋行きでoookaさんとタックさんが到着、輪行を前提としたコースなのですが輪行組は2名なのが。
 さて今日の参加者は11名かなと思っていたらLiberty(麦わらだったり一橋だったり)さんが登場、前回と同じ総勢12名となりました。今回は全員ランドナーです。

 さて準備が整った処で 0808 九度山駅をスタート、赤瀬橋までR370を行きます。南海高野線の丹生川橋梁は近代化産業遺産に指定されています。どうもR370は高野山方面が通行止(交互通行?)になっている様です。

 病み上がりのLibertyさんが些か遅れ気味ですが、口は達者なので心配はなさそうです。集団とLibertyさんの間でのんびり走って、私もこれ位のペースが助かります、自走だと150キロ走らなくてはなりませんからね。

 赤瀬橋から和歌山県道102号宿九度山線へ、玉川峡と呼ばれる丹生川沿いの道が続きます。

 さて彦谷の三叉路からR371となるのですが、国道とは名ばかりで道路状況は変わりません、川側にガードレールのない部分もあったりして車で来るには大変な道ですが、ランドナーにはうってつけの道です。

 0925「やどり温泉」に到着、ここには自販機とトイレ、サイクルスタンドまであって貴重な休憩ポイントです。改装前ですが2009年6月に「峠おやじ弐千峠達成記念サイク」でここで1泊したのが懐かしいです。

 「やどり温泉」を出てからも暫く渓谷沿いの道が続きます。短いトンネルを抜けて河合橋で高野山へ登って行くR371と別れ高野町道筒香線へ、筒香集落へと標高を稼ぎます。
 下筒香の集落を見上げるポイントで小休止。何人かが左の激坂を登って下筒香の集落を覗きに行きます。下からは見えないのですが、上から見るとこんなに民家があるのですね。(Photo : そのまんま成田さん/2019年9月)
 中筒香から上筒香と山峡の集落の中を行きます。前回は稲刈りの最中だったのですが、今は静な晩秋の風景です。
 上筒香で野迫川村から紀和隧道を越えてきた県道733号線と合流、ここを左折し富貴へと。

 筒香から富貴へとさらに丹生川沿いの道が続きます。

 お馴染み「成金」バス停、30何年奈良交通時代から通ってますが、ご利益はいまだにないです。

1132 富貴に到着、残念ながら「やきもちカフェ」はお休み、次の営業は11月13日だそうです。高野町富貴、和歌山の丹生川のほぼ源流部にあたる標高500m台の高原にある古い町で、古くは高野山への参詣道の一つとして宿場もあったそうです。ただ高野山との間に公共交通機関はなく、奈良県五條市へ高野町コミュニティバスが日に2~4往復通っています、この辺り奈良県野迫川村と反対ですね。後半へ

※ 一部タックさん他の写真を拝借しています。

ゆるゆるCC「五條ひまわりサイク」乱入他

京奈和自転車道(三谷橋)にて

 ここ暫くおかしな天気が続いていますが、この週末は割りと安定している様な予報、特に予定はなかったのですが、走りに出掛ける事に。ゆるゆるCCの何人かが五條市の上野公園のひまわりを見に行くという事ですので、集合場所の中央公園に顔を出してから和歌山方面に走る事にします。朝起きて雨雲レーダーを見ると7~8時頃に雨雲が通過する予報、些か挫けそうになりましたが、雨宿りを考えて30分ばかり早くスタートする事に。少しパラってきた様な気もしましたが、なんの事はない吉野口駅に着く頃にはご覧の青空。

 少し曇ってきましたが、いつものコースで重阪峠を越えてR24に入ります。

 輪行で五条駅まで来るメンバーがいる様ですので、中央公園へ入らず五条駅へ。輪行支度を解くのを見ながら、スルーアクスルってこないか風になっているんやと納得。もし次期キャンピングを作るならディスクブレーキだとは思っているのですが…

 0945 中央公園からの一行が到着、今日はすみれちゃんがいなくて、いるかっぱさんがコースリーダーです、なんでも五條市出身だとか。

 ゆるゆるCC、今回も初参加の方がおられますので、各自簡単に自己紹介を。ちなみに駅横のこのスペースは五新線跡?を走っていたバスの乗り場でした、

 いるかっぱさんによると近くに「まことちゃん地蔵」なるものがあるとの事、五条駅の和歌山側の踏切の傍と云う事で、まずはお詣りに。楳図かずおさんって隣の和歌山県橋本市の人かと思っていたら、五條市で育ったそうです、ただ生まれは高野町だとか。

 お次は未成線の五新線(阪本線)が和歌山線から分岐する計画だった場所、そして五條市民俗資料館(旧五條代官所長屋門)へ、幕末に天誅組が襲った処ですね。ここには旧国鉄のSL 78675(8620形式)が保存されています。78675は昭和に入って新見区→糸崎区→三次区と転属、晩年は福塩線の貨物に牽いていた様ですが、1970年秋に和歌山区に転属していますが半年程で休車となり、1972年に五條市に譲渡されています。

 お決まりの五條新町を抜けて、五新線の遺構へ。

 皆さんスーパーオークワでお昼ご飯の買い出しです、私はここでお別れして紀の川沿いの自転車道を和歌山の方へ向かいます。表題が「ひまわりサイクリング」なのですが、上野公園の前を通ったのですが、結構人が多かったのと、もう盛を過ぎているのではと通過してしまいました。

 せっかくですので「ゆるゆるCC」のメンバーがLINEグループのアルバムにアップされたものを拝借してきました、右は今回初参加の某女子とDEROSA

 いつもの様に和歌山線沿い小径へ、なお車は小特しか通れません、電車がまもなく来る時間だったので待ってみました。この区間は廃止された和歌山線唯一のトンネルの河岸側になります。トンネルそのものは遺構として残っています。

 和歌山線が和歌山県に入って最初の駅隅田駅、紀の川サイクリングロードの終点になっています、実は和歌山県へ踏み込むのは今年初めてなんです。なんと汚かったトイレが新しくなっていると思ったら、9月1日から供用される新しい駅舎ななんです、トイレそのものは廃止されます。

 新しい恋野橋を渡り紀の川左岸へ、九度山の道の駅を経て、三谷橋を渡り再び右岸へ。このまはま紀の川河口まで走っても100キロに少し届きません、岩出辺りから輪行で帰ろうかと考えていたのですが、道の駅「紀の川万葉の里」まで来た処で雨雲レーダーを見ると、なんと14時頃から降りだす予報、簡単な雨具の用意はしてきたものの、降られたくないなと云う事で、R24を少し引き返して適当な処から輪行する事にします。高速ができてからR24の交通量はずいぶんと少なくなりましたね。

 少しだけ山側に登りますが、大谷駅から帰途に就く事にします。片面ホームの無人駅で階段を使わずに乗車できます。1340発の王寺行きまで20分あまりロードなら充分な時間です、以前は日中の時間帯は桜井線経由奈良行きなんておあつらえ向きななスジがあったのですがね。輪行支度を整え再び雨雲レーダーを見ると雨雲は消えて降りだすのは今夜に、また騙された。本日の走行62.8キロ、今日の目標は70キロ以上だったのですかね。車内とは云え五条と高田で待たされて桜井着1539、再び組み立てて16時丁度に帰宅しました。なにやら不完全燃焼の今日のサイク、ゆるゆるの皆さんと一緒に走っていた方が愉しかったかな、リベンジに明日も走るゾ、当直勤やけど。
 集合写真を含む大きなサイズの画像をうちのHP「サイクリングの記録」に順次UPしています、なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。

奈良と和歌山 今年のスタンプラリー

 自転車でポイントを巡る奈良県と和歌山県のスタンプラリー、昨年に続き今年も今日5月15日から開始される奈良県サイクリング協会主催の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリーと、既に4月28日からスタートしている今年で5回目となる和歌山県主催の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」の概要をまとめました。
 「グランフォンド in 奈良・吉野」NCAのオフィシャルのページで今年度のポイントは53ヶ所と発表されていますが、昨年の24ヶ所から「02:道の駅針テラス」と「14:芋ヶ峠」が無くなり、それ25番から55番まで追加され28と31が空番となっていますので29増2減の計51ヶ所となるはずなのですが。
 現在奈良県には現在12市15町12村の計39の自治体があり、前回終了時のアンケートで全市町村に…と答えておいたのですが、反映されたのかされていないのか、大和高田市、香芝市、生駒郡三郷町、磯城郡川西町、高市郡高取町、北葛城郡上牧町、吉野郡下市町の7市町村を除く33市町村から53ヶ所のチェックポイントが選ばれ、前回から倍以上の数になっています。昨年橿原市生まれのasuka号で全ポイントを回ったので今年はもういいかと思っていたのですが、さてどうしましょ。
追記 : その後記載の修正と香芝市への追加が行われチェックポイントは52ヶ所となりました。
  個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。
 和歌山県は5ヶ所の山岳ポントは別にして昨年度の55ヶ所から4増1減で58ヶ所となっています。新しく加わったのは「02:和歌山城」「10.粉河寺」「25.ほたるの湯」「52.平見台園地」の4ヶ所ですが、風光明媚な「キララときめきロード」沿いの「テスティモーネ アリダ」「白崎海洋公園」「日の岬」が外れたままなのは残念ですね。今回から「紀北」「紀中」「紀南」と云うエリアがなくなって12のルートが設定され、賞品の設定とかが変わっています。
  カシミールでデータを作成し「轍ONLINE」にプロットしたものです、マーカーをクリックする事で標高などのキャプションを表示でき、GPXデータを出力する事も可能ですのでGPSなどに取り込む事が可能です。なおあくまでも個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。

「WAKAYAMA800」昨年は全く回れなかったのですが「太平洋岸自転車道」沿いのポイント位は回っても良いかなと考えています。「コロナ禍」の影響もあるのでしょうか、多人数が集まるイベントの開催が憚られるなかスタンプラリーへの参加者も増えているのでしょうかね。2014年に行われた奈良・和歌山・三重3県30箇所のポイントを巡るスタンプラリー「Tour de 紀伊 2014」の時の完走は6~7名だったと思うのですが、三重県でもやってくれないかなぁ。

 

雪の天辻峠を越えて(後半)


 道の駅「吉野路大塔」で本日のミッションは果たしたものの既に13時、新天辻トンネルを抜けるにしても来た道を戻るのは面白くありません、12時まででしたら阪本へ下り天川経由も考えていたのですが、新川合~新笠木の2つの長大トンネルは通りたくないので、笠木峠旧道の積雪具合を考慮すると些か時間的に厳しそう、このままR168を阪本側に2/3程下って県道732号阪本五條線で出屋敷峠(660m)へ登り返すのが一番賢いかな。

 県道732号に入り再び調子よく登り出したのですが、暫く行くと脚が攣り始めます、幸い今日は「芍薬甘草湯」を持っていたので助かりました。今まで持っていない時に限って攣ったんですよね、効果覿面無事に 1333 出屋敷峠へ。
 以前シクロツーリスト 旅と自転車 特集「日本の峠200選」imageで奈良の峠として芋ヶ峠と染谷峠を紹介させて貰っているのですが、私自身は此処とで奈良の三名峠だと思っていたのですが、処分場かのフェンスができて興ざめなのは残念です、あとは小南峠か石切峠でしょうか。
 県道732号は起点と終点が奈良県域なのですが出屋敷峠から高野町富貴を過ぎるまでが和歌山県域です、出屋敷峠の北側は緩やかな1.5車線が道が続き出屋敷辻で県道733号川津高野線と合流します。
 富貴集落を抜け再び奈良県域へ、東の川(うのかわ)の深い谷の東斜面を豪快に下って行きます、日当たりが良い事もあって路面は乾いていて安心して下る事ができます。1458 火打口で県道55号橋本五條線へ。五條市街を避けて辯天宗宗祖御廟の横を通って県道137号平原五條線で栄山寺橋へ。栄山寺トンネルimageの供用はまだの様ですが、供用されると京奈和自転車道のルートになっている県道137号の交通量が増えるでしょうね。
 栄山寺橋を渡り一旦県道39号五條吉野線へ入りますが吉野川左岸に渡る手前でそのまま右岸を走る市道へ、水溜りとかもある悪路ですが、ランドナーにはぴったりのコースです。途中にカルディア第2キャンプ場がありますが殆ど車が入ってきません。阿太橋西詰で県道259号吉野川公園線に入り西阿太でR370を跨いで阿太高原へ、東寄りに京奈和自転車道のコースが設定されているのですが、こちらの方が楽だと思うのですがね。この後福神駅前から今朝立ち寄った吉野口駅前へは1642には戻ってきたのですが、所用でVIVVAさんちと勤務先に寄って20時過ぎに無事帰投しました。本日の走行121.5キロ、今年初めての100キロ超となりました。

 


リベンジ上北山(つづき) R425へ

国道425号 上北山村白川 不動滝

 とりあえずの今日のミッションを済ませ道の駅「吉野路上北山」を後にします、時間的も適当に食事の摂れる処があれば良かったのですが国道沿いに営業している処が見当たりません、対岸の上北山温泉「薬師湯」に行けば良かったかなと思いつつ、充分な携行食もありますし先へと進む事に。
 暫く行くと北山川の流れは池原貯水地の湖面となります。交通量も十津川筋のR168に比べると少ないですし路面も綺麗、緩やかなアップダウン、でも単調なのかここまで数十キロ走って来ていると結構だるいんですよね。
 1237 下北山村に入り前鬼橋を渡った処に日本の滝100選「七重不動滝」への分岐があり、「前鬼口」バス停と自販機、古びた休憩所とトイレがあります、夏場は涼しくて良いのですがこの季節は日陰は寒いかな、とりあえず温かい缶コーヒーで一息。
 1317 音枝(おとし)峠のトンネルへ、峠と云っても上北山村側が池原ダムで道路が付け替えられた為に今ではほぼ片峠に、現在はバス停の名前からも「峠」が外れたみたいですね。トンネルを抜けるといわゆる三大酷道の1つR425尾鷲方面への分岐に出ます。当初このままR169~R309~R42と熊野市まで走り、1泊して新宮方面へ走るつもりでもいたのですが、R425が通れる事が判り久しぶりに走ってみようかと、過去に何度か走ろうと思いたってもその時に限って通行止になってるんですよね。ここ音枝峠からだと熊野市駅まで35キロ、登りも佐田坂のこちら側で少しあるだけ。R425で尾鷲だと坂本ダムから標高で570m程の八幡トンネルで峠を越えてクチスボダム経由で44キロ。先日の大台ヶ原のついでだと時間的に厳しかったのですが、今日なら久しぶりに走る絶好のチャンス、三重県側も問題なさそうですし、このままR169を走るよりずっと愉しそうで有意義なコース、尾鷲で泊まれるなら明日は紀伊長島からR260を賢島方面に走り抜けても好し。ただR425に入ると延々40キロ近く無住地帯が続き携帯電話はdocomoすら圏外ですので、ここで明日の天気と尾鷲での安宿を当たってみますが、いずれも思わしくありません。今日のうちに輪行で帰るとしても尾鷲駅1910ですから、仮に多少のトラブルを食らっても大丈夫でしょう。
 池原ダムはアーチダムとしては国内最大の貯水量と湛水面積、変わっているのはダム堤体に洪水吐はなく、対岸に洪水吐と発電の取水設備がり(写真左)、天端道路をR425が通じています。ダム堤体の下流側はキャンプ場もある「下北山スポーツ公園」になっています。(写真右)
 池原ダムから8キロ少しで備後川林道への分岐へ、大又林道を経てR42へと繋がっています、1990年代に紀伊半島の多くの林道を走りましたが、この備後川林道は走らず仕舞いでした。現在では全線かどうかはともかく舗装がされている様です。11キロ程で再び上北山村域へ、道の駅を出てからずっと池原貯水地を廻っている訳ですから、アップダウンはあっても標高は稼いでいません、標高300m台を登ったり下りたり。路肩には100m毎に道路番号と数字の書かれた標識がありカウントダウンして行くのですが、R425の起点の尾鷲市までの距離とは計算が合いません。
 一段上がると云う感じで標高を上げ、約17キロで 1500 坂本ダム到着、2011年6月にT御大とUG 兄さんと走ったサンギリ林道以来、ダムと云っても無人でトイレだけが新しくなっていました。これより先の尾鷲側はクチスボダムまでなんと1992年8月以来29年ぶりです。上北山村に入ってから写真右の「ならくる」の標識が時折ありますが、所謂「ならくる」のコースにも掲載されていませんし、公式の案内も見聞きした事がありません。なんなんでしょお得意の無駄な標識
 1519 約19キロで出口橋を渡り三叉路に突き当たります。県道228号東川河合線が左へ分岐していますが、村役場のある河合へは繋がる事もなく東川は廃村となっています、かつて宮の平には東川簡易郵便局があり電話が通じていなかった為に全国唯一のオフライン局としてマニアの間で知られていました、つまり郵便貯金の出し入れをしようとするには近隣の局でオフライン手続きを行う必要があったのです。wiki によると2005年まで営業していたとの事ですが、私が宮の平を訪れた1991年8月16日には人影すらなかったのです、念のために調べてみてもその日は金曜日だったので、謎です。なお宮の平へは後年(2014年)物好きな盟友SORA氏が行っています。
 余談ですが川上村の東川は「うのかわ」ですが上北山村のは東川は「ひがしのかわ」、ついでに五條市にあるのは東川(うのかわ)酒店、御所市にあるのは東川(ひがしがわ)酒店です。
 寄り道する余裕はありまんので、三叉路を右へR425を行きます。ところで紀伊半島は多くの滝がありますが、道路から見える滝も幾つか、その中でも屈指の名瀑はこの「不動滝」ですね。坂本ダムの湖面と別れ、支流の古川に沿って高度を上げて行きます。途中に字ナゴセと云う土地があり林業関連の施設があって、以前通った際に犬の鳴き声がすると思ったら数匹が道路に出てきて追いかけてきます、キャンプ装備の自転車で必死で坂を登った苦い思い出が。ところでカウントダウンして行く標識はいよいよ1桁に、距離の起点が尾鷲でなく県境ではと想像がついていたのですが、八幡トンネルのある標高を考えると10%勾配が続く計算に、30年前の曖昧な記憶でもそんな坂はなかった様はず。
 1552 池原ダムから24キロ走った処で唐突に奈良三重県境が、しかし登り坂は続きます。
 県境から更に2キロ走り 1605 八幡トンネル(469m)に到着。トンネルを抜けるとクチスボダムまで標高差400m超のダウンヒル、今の季節16時を回ると陽射しの入らない谷あいを下るのは寒いだけです。
 クチスボダムの手前まで来ると公園が整備されていて自動販売機もあります、確か以前はなかったかと但しまだ圏外。1653 記憶のあるダム下の三叉路へ(写真左)、2004年5月に大台町経由でここまで来ています。R425はここから坂下トンネルまで登り返して尾鷲市街へ下りますが、左折し川沿いに三重県道760号南浦海山線で紀北町へ下る事にします。途中魚跳渓(2004年5月)を通りますが、清流銚子川の支流だけあって渓流の見事さは一見の価値がありますよ。延々と紀伊半島の奥深い無住地帯を走り、陽が暮れた頃に三重県北牟婁郡紀北町便ノ山(びんのやま)木津地区へ、道の駅のある上北山村河合をでてから5時間ぶりに生活感のある集落にでてきました、何しろ池原ダムを出てからここまで出遭った車は路肩を清掃しているブルドーザーとブルドーザーを積んだトラックだけ。道路が途端に広くなり紀勢道の高架をくぐりR42を跨いで 1737 には一旦相賀駅に着きますが、次の上り1743発には輪行準備がとても間に合いませんし、何か食べないと桜井までの3時間半の長丁場が持ちません。次は1920発の多気行き最終、R42をもう少し走ればスーパーもコンビニもありますので、次の船津駅まで進む事にします、運賃も180円安くなりますし。
 ファミマで小さめのお弁当と菓子、飲料を調達しておきますが、船津駅までの途中の国道沿いに食事の出来そうな店が何軒か、手っ取り早くて温まりそうな「中華そば」のお店へ。船津駅には50分前に到着、ランドナーのヘッド抜き輪行には慌てず作業のできる良い時間です。駅舎がえらくモダンになっていますがちょっと狭い、まぁ乗車する1925発まで下り列車もありません。
 船津駅には50分前に到着、ランドナーのヘッド抜き輪行には慌てず作業のできる良い時間です。駅舎がえらくモダンになっていますがちょっと狭い、まぁ乗車する1925発まで下り列車もありませんしね、本日の走行136.7キロ。
 無事に輪行支度を済ませ 1925 発の多気行きに乗車、JR東海のキハ25系、キハ58系が走っていた時代を知っているものには輪行袋を担いで乗り降りし易くなりましたが、電車と変わらない車体ととロングシートはね。→2054多気2104→2114松阪2141→2150伊勢中川2156→2238名張2339→2306桜井と所要3時間41分、乗換4回内3回階段は辛いものがありますがこの時間の松阪経由は「密」にならないです。日付が変わらないうちに帰宅、明日一日休みなので気楽なのですが、136キロ走って3時間半輪行して帰ってくるのもくたびれますし、せっかく尾鷲まで行ったので1泊して明日も走らないのは勿体なかったな。



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高野山から鈴懸ライン

高野森脇林道を往く 和歌山県伊都郡高野町

 今日はスタンプラリー絡みで高野山経由で天川村を目指す事に。和歌山県高野町から奈良県野迫川村、旧大塔村経由で天川村洞川に至る県道53号高野天川線(約47.7キロ)は高野大峯街道と呼ばれた2つの霊場を結ぶ由緒のある道で、最近は「鈴懸(すずかけ)ライン」と呼ぶ事も。「鈴懸」とは行者の羽織る法衣の事ですが、現在の県道はほぼ川べりを走っていて古来の修験道の道は違う、野迫川村同様旧大塔村篠原の稜線沿いにも高野辻と云う地名があります。2001年から2005年頃にかけて奈良交通と南海りんかんバスがジョイントして高野山と洞川間に夏の週末だけ「鈴懸ライン」と云うバス路線を運行していた事があったのですが、旧大塔村が五條市に編入され補助金がなくなり運行が打ち切られたとか、実際旧大塔村を走る距離は僅かですからね。残念ながらその「鈴懸ライン」には路線バスの車内吊り広告を見ただけで乗る機会はなかったのですがね。野迫川村村史でしたか高野山と洞川を結ぶ鉄道計画があったとか、その名も「霊山鉄道」ほんまかいな。
 ところで県道53号は全区間走った事はありますが、通して走った事は…
 0444 真っ暗な桜井を出発、明日香村~吉野口駅前~重阪(へいざか)峠と越える県道120号五條高取線経由の定番コースを、五條のオークワ(24時間営業)で食料を調達し、阪合部橋で紀の川(吉野川)を渡り県道55号橋本五條線へ、ほぼ京奈和自転車道(写真左)を走り 0825 には九度山からR370へ入ります。(写真右)
 普通の人はそのまま花坂経由で大門へ上がるのですが、九度山の交差点から6キロ余り、紀伊細川への分岐(写真左)から極楽橋経由が私のここ最近の定番コース、分岐はまでは我慢しなくてはなりませんが、分岐からは長閑な「エエ道」。大銀杏の黄葉は既に葉を落としていますが「細川の祇園さん」と呼ばれる八坂神社にお参りとトイレを拝借。(写真左)
 南海高野線が近くを走っているので旧カーブをきしませながら走る音が谷にこだまします、写真は紀伊神谷へ分岐、極楽橋方面は右へ。
 1009 新極楽橋を渡ります、南海極楽橋駅はこの谷を更に少し行きます。ケーブルカーとの乗換え駅で構内は賑わいますが改札を出入りする人は殆どいません。南海高野線をオーバークロスして神谷方面に折り返し気味にゆっくりと標高を稼ぎます。橋に上に無粋なフェンスが出来てしまいましたね。
 由緒ありそうな切り通しを抜けて再び折り返し気味に高野森脇林道へ、名残の紅葉が。

 1105 845m程のピークを高野町役場の前に出ます、大門を経由しませんし、最後は道も広くなって学校や住宅地なんで、高野山に登ったと云う風情はないのが、このルートの欠点、寄り道せず奥の院前へ。
 奥の院から桜峠へ登り返し、お昼時に「とんかつ定」の前を無念の通過、実は県道53号は平日工事通行止、日中通れるのは1200から1300の一時間だけなんです。これを外すと高野龍神スカイラインから野迫川役場経由しなくてはなりません。
 12時まで少し時間がありますので摩尼トンネルを往復します。
 通行止が解除された12時丁度に県道53号へ、1224 標高1,000m超の天狗木峠に到着、先の「鈴懸ライン」は奈良交通と南海りんかんバスの乗り継ぎがここで行われました。県道53号はここを右折して高野辻経由で野川谷に下るのですが、工事中ですので左側の林道上・高野線を下ります、道そのものは悪くないのですが激坂、20~30年ぶりに通ります。
 野迫川村上で県道53号に戻り 1239 スタンプラリーのチェックポイント「野迫川村公民館」に到着。
 県道53号は旧大塔村に向かって熊野川の支流中原川に沿ってはいるのですが、今井集落(写真)から嫌な登り返しがあるんですよね。
 1312 中原橋を渡ると小代下でR168に入り、阪本まで少し走る事に。
 阪本から再び県道53号となり、暫くで天川村域になるのですが、ここからが長いのですよね、2018年7月以来になります。
 天ノ川とも呼ばれますが熊野川本流です。県道は何度か橋を渡り右岸左岸と入れ替わります。阪本から緩やかな斜度で続くのですが、九尾(つづらお)ダム辺りから少し急な部分が出てきます、距離も100キロ超えましたし。
 1444 今日2つ目のチェックポイント「天川村役場」。24ヶ所あるチェックポイントの内これが19ヶ所目、残すは「道の駅吉野路大塔」「吉野山 下千本駐車場東屋」「道の駅吉野路黒滝」「五番関」「道の駅吉野路上北山」の5ヶ所、残り期間と季節を考えると「五番関」はこの後行っておきたい処なんですが…
 15時前に県道53号の終点ん天川川合交差点へ、やはりこの時間から虻峠を越え標高1,162mの「五番関」へ向かうのは、たとえ辿りつけても真っ暗な林道を下るのは自殺行為。元より効率を考えるなら「野迫川村公民館」と「道の駅吉野路大塔」、「道の駅吉野路黒滝」「天川村役場」「五番関」を2回で走るべきなんですが、スタンプラリーだけではなく車の少ない長閑な道や、暫く走っていない道を走りたいですからね。R309に入り奈良県下最長の新川合トンネル(2,751m)を避けて旧道の切抜トンネルを目指します。
 1529 旧川合トンネルを抜け旧国道の雰囲気を残す道を下り 1536 笠木トンネルへ。
 新笠木トンネル(1,693m)の北側へ下り、16時過ぎに「道の駅吉野路黒滝」へ、今日3ヶ所目都合20ヶ所、チェックポイントが判りにくくて些か迷いましたが、トイレと自販機の並ぶ奥なんですね。
 R309を避けて県道138号赤滝五條線と県道48号線洞川下市線経由で地蔵トンネル(1252.5m)へ、才谷から吉野山経由で先日の「大台ヶ原」の帰りの様に芋ヶ峠を考えていたのですが、月夜でもないし職場へ立ち寄りたい用件を思い出して、下市へ出て千石橋を渡り下市口駅裏から車坂峠に取り付く事に、そうなら黒滝から旧道の広橋峠を越えるべきだったと。
 1845 橿原市の職場に1時間ばかり立ち寄り 2015 無事に桜井に帰投。本日の走行164.9キロ、2019年6月のリベンジ’あらぎ(蘭)島’以来のセンチュリーランとなりました。先日の事もあって「芍薬甘草湯」を忘れず入れておいたのですが、持っているとつらないんですよね。
 ところで今朝五條のオークワで買ったお弁当、結局パンとかお菓子を食い繋いで走っていたので食べずに持ち帰ってしまいました、冬でもなければとんでもない話ですが、汁物だけ用意して今夜の晩御飯になったのが、本日のオチ。