「和歌山県」カテゴリーアーカイブ

ゆるゆるCC「紀見峠の棚田」サイク

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。(Photo : タックさん)

 今日はK君とゆるゆるCCの「紀見峠の棚田」サイクに顔を出してきました。一昨々日に150キロ近く走ってますし、来週火曜日にF1氏とロングライドの計画をしていたのですが、火曜のお天気が最悪の予報になり、大ちゃんやタックさんとキャンプの打ち合わせもしておきたっかたので、急遽の参加となり、K君まで引っ張り出す事に…
 ところで集合場所の柏原市役所前経由で紀見峠まで行くと五條経由で帰る方が近くなるので、石川サイクリングロード~高野街道~トトロ街道と走り紀見峠を越えて「芋谷の棚田」と「細川柱本隧道」までご一緒してお別れる計画です
 集合時刻は 0730 さすがに1時間半では厳しいかとK君とは 0545 と約束していたのですが 0538にスタートができました。大和川河畔から寺川沿いにショートカットして太子橋の手前で再び大和川河畔に入るコースです。なお現在太子橋北詰から西名阪の下まで通行止となっていますので、南側の新保田橋へ迂回します。
 お約束の15分前には集合場所の柏原市役所前に到着、本日の参加者は私たちを含めて11名、紅一点はけいこさんに…(写真右 : タックさん)
 0744 紀見峠に向かってスタートです。(写真 : タックさん)

 年末恒例の「石川ポタ」でお馴染みのサイクリングロードへ、土曜日とあってローディやランナーの多い事。(写真右 : タックさん)

 先頭は大ちゃんの様ですが、何やらペース良すぎ… (写真右 : タックさん)

 サイクル橋を渡った処で小休止。(写真右 : タックさん)
 河内長野へ、駅裏と云うか横を通って激坂だよね。

 高野街道を往きます。(写真右 : タックさん)

 南海高野線三日市町駅、駅前のスーパーでお昼を調達します。(写真右 : 大ちゃん)

 「トトロ街道」へ、南海高野線の河内長野以南が複線化される前のルートの廃線跡ですね。新緑と木漏れ日が心地良いです。(写真右 : タックさん)
 天見駅前にて、2019年9月に来ていますが、「あまみ庵」が廃業して久しいですね、2005年の「天野街道ポタ」
 再び「トトロ街道」上の高架はR371石仏バイパス。後ろ姿ですが左から大ちゃん、私、ヤマタンさん(写真 : タックさん)、同じ順序で25年前の3人
 少しばかり(1.4キロ)国道を我慢しなければなりませんが。この6月2日には新しい天見紀見トンネル(自動車専用道)が供用されるので、この区間の交通量も減って少しは快適になるでしょうね。(写真 : タックさん)
 峠への旧道に入った処の木陰で小休止。

 紀見峠に到着。右の旧い方の標柱には標高400mとありますが、現在の車の通れる峠(旧R371)は387m程です。
 和歌山県側に少し下ると「芋谷の棚田」への分岐を記した標柱が。

 「芋谷の棚田」に到着、大きなものでもありませんが案内板によると138枚あるとか。

 棚田と里山風景を見ながらお昼にします。

  お昼の後は、今は崩落の危険がある為に踏み込む事はできませんが「細川柱本隧道」へ。案内板によると隅田(すだ)村(伊都郡、 現在の橋本市)から生糸や葉タバコと云った産品を大阪方面へ運ぶために為に明治中期に開削された隧道とあります。しかしこの時点では西側に古くからの高野街道があるのにと、些か納得が行きません。
 隧道で行きどまりですので、再び「芋谷の棚田」へ通って引き返します。
 狭い山間の棚田ですので、棚田を入れて記念写真を撮るのも一苦労。(写真 : 大ちゃん)

  私とK君を除く一行は、再び紀見峠を越えて千早方面の棚田へ向かうと云う事ですので、ここでお別れです。(写真 : タックさん)
 一行とお別れしK君と高野街道を御幸辻駅近くまで南下します、五條方面へショートカットする県道731号二見御幸辻停車場線に入る為で、2019年9月に逆方向に走ったログをなぞります。周辺は住宅開発で地形が変わり随分と新しい道もできていますので、厳密に県道731号をなぞっている訳ではありませんし、細かなアップダウンが結構堪えますが、JR和歌山線の五条の一つ手前の大和二見へ下る事ができます。
 その途中で橋本市細川と云う地名が現れます、つまり「細川柱本隧道」の細川なのです、隧道がある事で御幸辻まで下り遠回りせずに紀見峠方面へショートカットできた訳です、県道731号の存在の不可解さと共に、納得した次第。

 ここから見上げる金剛山は奈良側から見るのと随分と形が異なって見えます。県道731号は紀の川の支流落合川を渡って奈良県へ。

 大和二見駅前を過ぎて五條新町へ、今日は土曜ですの「鉄道模型や」がOPENしています、K君も興味があるかもと立ち寄ってみる事に、しっかり2人で半時間近くはまっていました。(写真右 : K君)

 せっかくですので「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリーのチェックポイントを2ヶ所回って吉野川沿いに阿田へ。大阿太高原を越えて薬水に下るのが定番コースなのですが、椿橋まで遡り壺阪峠を越えて帰途に就く事に。
 と云う事で最後に少し遠回りしましたが、116キロ走って、17時丁度に無事に桜井に帰投しました。半日でしたがご一緒頂いた「ゆるゆるCC」の皆様、有難うございました。
 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。

久し振りに「二つの丹生川」へ(後半)

西吉野大滝


 さて和歌山と奈良の県境「鳩の首峠」?を越えて奈良県側へ、奈良の丹生川の支流永谷川沿いに3.5キロ程下り R168へ入り、旧道への分岐(写真右)まで1.2キロ程下ります。

 西吉野大滝を経て立川渡へ、県道49号勢井宗川野線に出て左折(写真左)、宗川野で再びR168へ、鉄道橋としては珍しい方丈ラーメン橋は五新線のもの、バス専用道としても供用される事はありませんでした(写真右)。

 西吉野城戸で丹生川本流へ入ります。城戸はかつてのバス専用道の終点になります(写真右)、久し振りに停留場跡まで行ってみようかと思ったのですが、右折するなり「通行止」の看板が。
 なんと県道20号下市宗桧線が城戸と十日市の間で時間通行制限、時間通行制限と云っても9時から16時までの間で通行できるのは6回だけ。次は1430からの僅か5分間、ガードマンの話では通行止めになっているのは2.5キロ先との事、現在時刻 は 1417  緩やかな登りですが計算できない距離でもありません。
 少し頑張って規制区間に 1423 に到着、木材を満載したトラックの前ではローディが一人待っています。話を交わしてみると奇遇にもFacedbookの「友達の友達(Al-Qaedaではない) 」のC.Kさんでした。
 丹生川沿いの県道138号赤滝五條線を丹生川上神社下社まで行くとの事ですのでご一緒する事に。彼女によると丹生神社には2頭の馬がいるのですが仔馬の方のクロが毎日17時のチャイムをきっかけにある芸?をするのだとか、それを見に行くのが彼女の今日のミッション。
 県道138号に入ると平日だけに全くと云って良い程に車と出遭う事がありません。旧丹生小学校の木造校舎も解体されて久しいですし、桜とサンシュユが咲き競う西山の桃源郷、この春も来れませんでしたね。

 15時過ぎには丹生川上神社に到着、しかし名前がシロとクロとは何とも安直な、せめて「白鵬」とか「黒海」とかネ。
 17時まではただ私はまだまだ時間がありますので、時間調整に道の駅「吉野路黒滝」まで進む事にします。(写真 : C.Kさん)

 ただ私は暗くなる前に裏芋を越えて帰りたいので、残念ですが C.Kさんとは道の駅でお別れ、黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線へ、地蔵トンネルを抜けます。
 下市町才谷まで下ってきましたが、県道257号線才谷吉野山線へ登り返します。登りはもう結構と云う御仁はこのまま県道48号を走って頂ければ下市の千石橋にでる事ができますので、輪行なら近鉄吉野線下市口から帰途に就く事ができます。

 県道は勝手神社の横に出ますが、平日の吉野山は静かなものです、それでもインバウンドの方が多い様で。「静亭」が営業していたのですが、時間もありませんし今日は失礼して更に登って如意輪寺側から下ります。

 17時丁度に近鉄吉野線の吉野駅に到着、0945 に九度山駅をスタートしてここまで約75キロ、休憩を含め7時間余りの行程です。

 1712 上市橋を渡り 1736 に吉野町千股から峠道へ、 1815 芋ヶ峠(写真左)を越え明日香村栢森へ下り(写真右)。148.3キロ走って 1916 無事桜井の自宅に帰投する事ができました。(前半に戻る)

久し振りに「二つの丹生川」へ(前半)

 今日は久しぶりに和歌山県と奈良県にそれぞれある丹生川と云う川に沿った道を遡るサイクリングに出掛ける事にしました。
 この二つの丹生川、何れも紀の川の支流で一つは和歌山県高野町富貴を源流とし九度山町で紀の川に流れこみ、もう一つは奈良県吉野郡黒滝村を源流とし五條市で紀の川に合流しています。Geoshapeリポジトリ > 国土数値情報河川データセット より
 ここでは「丹生」の由来は割愛しますが、全国には10以上の丹生川があり多くの土地に「丹生」の地名があり、また丹生神社もあります。この丹生川沿いの道は以前から何度も走っているのですが、雰囲気の良い山峡を縫って走るコースで、大阪方面からの輪行を前提とした「二つの丹生川を遡るランドナーサイク」と銘打ってして2018年9月2022年10月にRRCB有志で走っています、起点は南海高野線九度山駅、一応の終点は近鉄吉野線吉野駅として距離は約75キロになります。ただ私の場合は奈良桜井から九度山駅まで自走し、吉野駅から自走で帰途に就くとなると150キロ前後と結構な距離になってしまいます。

 朝6時に桜井の自宅をスタート、明日香村を抜けて近鉄飛鳥駅前から吉野口駅前(写真左)、そこからはJR和歌山線に沿って走ります。吉野口駅の手前からは京奈和自転車道のルートが利用できますが、大阿太高原には入らず重阪(へいざか)峠(写真右)を越えてR24に入ります。。

 五條市今井から二見の手前まで旧道を行きます。本陣交差点をパスできるのがメリット。最近になってサイクリングルートを示す青矢印が北行きのみマーキングされています。五條市街を抜けるまでは先々週の「四国の右上…」とほぼ同じコースですね。

 上野公園の脇を通ってJR和歌山線沿いの小径へ、現在の和歌山線は紀の川寄りを走っていますが、昭和26年頃まで山側の真土(まつち)トンネルが使われていて現在も廃トンネルを見る事ができます(写真左)、和歌山線唯一のトンネルだったのですがね。小径は暗渠になっていますが、線路は鉄橋で奈良和歌山県境を越えています。(写真右)

 和歌山県で最も北に位置する隅田(すだ)駅、紀の川サイクリングロードの終点にもなっています。かつての木造駅舎は取り壊され今どきの簡易な待合室のみになっています、決して綺麗とは云えなかったトイレも撤去されました。
 恋野橋で紀の川左岸へ渡り、再び京奈和自転車道へ。橋本橋南詰を少し行った処から快適な専用道となり、南海高野線学文路駅の手前まで続いています。

 約43キロ走って九度山駅に到着、九度山の交差点から駅前への僅かな距離は和歌山県道114号九度山停車場線なのですが、50mで10m余り登らされる激坂です。
 現在、九度山駅にはおむすびスタンド「くど」がOPENしています。売り場は下りホームに面していますが、自動改札を通らずに行く事も可能です。「みかん鶏味噌カツ」と「おかかはちみつ梅」を買い求めて今日のお昼にします。さてここからが「二つの丹生川」のコースになりますが、奈良県黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」まで食料品の調達は期待できません。

 出発しようと思っていたら「特急こうや」が、初代の20000系より洗練されていますが、やはり昭和のデザインですよね。
 九度山をスタート、赤瀬橋までの僅かな距離ですが R370を行きます。向こうの赤いアンダートラス橋は近代化産業遺産にもなっている丹生川橋梁。2020年に撮った「自撮り」とてもタイミングが合わせられないので合成。

 赤瀬橋交差点で高野山へ向かうR370と別れ県道102号宿九度山線へ、「玉川峡」と呼ばれる丹生川右岸のガードレールも途切れ途切れの1~1.5車線路を行きます。以前に一度お世話になったキャンプ場「どーむびれっじ」ですが、その後「ごりょう橋キャンプ場」として再開されている様ですが、利用期間が限定されている様です。

 彦谷で橋本橋から狼頭峠を越えてきたR371に合流、国道と云っても紀伊半島の山間部を縦走する酷道、道路状況は県道102号と変わりありません、と云うかそれ以下の区間も。

和歌山県道102号宿九度山線から酷道371号へ 玉川峡を行く(3分27秒)


 途中、橋本市宿にある「やどり温泉」改装前の2009年ですが「峠おやじ弐千峠」サイクの前日はここに泊まりましたね。現在は火水木曜が休館日となって自販機は利用できますがトイレが使用できません。

 河合橋の三叉路で右折して高野山へ向かうR371と別れ、町道筒香線を筒香へ、「つつごう」ではなくて「つつか」です。
 標高436m、以前に「自撮り」もした、下筒香の集落を見上げるビューポイント、1155 お昼前ですしおあつらえ向きのコンクリートブロックもある事ですし「くど」で買ったおむすびをここで頂く事にします。
 下筒香で県道733号川津高野線へ、三叉路を右折すると紀和隧道(今井峠)を越えて野迫川村へ行く事ができます。五條から奈良交通の路線バスが和歌山県高野町の富貴と筒香を経由して野迫川村野川へ通っていた時代もありました。現在の高野町コミニティバスのバス停も「野迫川口」となっています。

 上筒香の風景、既に田植えが終わっています。
 「ここで写真をとると成金になれるらしいぞ!」で知られる成金バス停、初めて通ったのは40年近く前だと思うのですが、まぁ成金にならずとも飢えずに生き長らえているので良しとしましょう。

 標高600m近い高野町富貴の街並みにある「やきもちカフェ」は原則月2回第2,4日曜日のみの営業です、近くに無料休憩スペースができていました。富貴の里おもしろスポット進化地図

 富貴が和歌山の丹生川の源流部となります、ここから奈良県側へ向かって標高650m程の峠を越えますが、標識もなにもないのでどこが県境なのか良く判りません。GoogleMapに「鳩の首峠」と云う表記も見えますが、この富貴から西吉野町永谷へ越える道ではなく西吉野の大日川(おびがわ)から永谷に越える十津川街道の間道であった様で天誅組も関わった峠道だとか。(後半に続く)

2泊3日の予定で四国の右上に (1日目)

紀の川河口を望む京奈和自転車道のほぼ終点

 おはようございます、朝焼けに耳成山と天香久山のシルエットです。今日勤務明けから和歌山港に走り、夕方の南海フェリーで徳島へ渡り鳴門泊、明日は高松へ、明後日は小豆島に渡り北岸を福田港まで走り姫路に渡り輪行で帰途に就く予定です。南海フェリーは過去にも何度か利用していていつも夜行便なのですが、今回は 1620 の便に2019年暮れに就航した「あい」に初めて乗船する予定です。今回は航送料金節約とasuka号がホイール組み直し中、輪行状態で乗船するのでErbaロードで向かいます。
 0855 に勤務先をスタートし県道120号五條高取線経由で 0941 には吉野口駅前へ。
 重阪(へいさか)峠を越えてR24に入り五條へ、せっかくですので五條新町を抜けて行きますが「餅商一ッ橋」の跡にできたお高いチョコレート屋さんですが、移転した様でその跡は5,6月は無料休憩所になってるみたいです。
 県道732号から55号に入り 1047 奈良和歌山県境を越えます。1103 橋本橋南詰を通過して京奈和自転車道の専用道区間を走り学文路(かむろ)、1128 には九度山駅下へ。
 少し時間もありますので、噂のパン屋さん「Vent Orange」を探索、先日大ちゃんに9さんの実家の米屋の近くだと聞いていただけで少々迷いましたが。幸い営業日でしたので、菓子パン1つとバケットを、今日はロード故に荷物を積めないので、バケットはいつも三脚を固定するヒップバッグの下に括りつけました。
 九度山の道の駅は通過しひたすら紀の川左岸を行きます、京奈和自転車道本来のコースは三谷橋で右岸に渡るのですが、このまま左岸を行きます。しかし下るにつれて向かい風が…
 井阪橋で右岸に渡ります。このまま真っ直ぐ行くと自転車道はタマちゃんの貴志川駅に行ってしまいます、間違える人多し。現在井阪橋をアンダーパスする自転車道が整備されつつある様です。
 恒例の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」が今月から始まっていますので「いわで御殿」と「市民スポーツ広場」にチェックインしておきます。今回で7回目ですが、ずいぶんとチェックポイントが増えてしまいましたね、もうコンプリートしようと気力はありませんわ。
 向かい風と通行止でかなりロスを… 橋台工事とかで北島橋から紀の川大橋まで県道を走らなくてはなりません、東から来ると案内が判りにくいので注意、見落としてゲートまで来てしまうと土手上の県道へ押し上げなくてはならなくなります。
 それでも 1417 には京奈和自転車道のほぼ終点に到着、正式には土手上の県道に上がった処までが自転車道の様ですが。対岸に見える青岸橋と紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡れば南海フェリーの乗り場です、まだ出航まで2時間ありますから余裕です。
 紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡ります。一応今シーズンの「西の海へ」と云う事に。 今回、徳島港に着いてからも宿まで走らなけらばならないのに輪行にしたのは、現在南海フェリーは自転車にも大型自動二輪と同額の燃油調整金を課しているのです、旅客運賃2,500円に自転車航送1,600円の計4,100円はまだしも燃油調整金800円が加わると2時間余りの航路に4,900円、先週おつねさんが4サイドキャンピングで「逆打ち四国遍路」からの帰途では、繁忙期料金で更に500円増しで 5,400円払ったのだとか、4サイドじゃ輪行もできませんからね。厳しい海運業界を応援したいのはやまやまですが、この料金体系は理不尽です。ちなみに神戸~高松東港のジャンボフェリーは土休日と夜行便割増でも3,490円、平日昼行便にネット割引だと2,370円なんです。
 とにかく時間の余裕もありますしロードですので、2,400円節約し輪行支度を済ませて乗船、定刻に和歌山港を出港します。
昨年4月以来の船の旅です、写真右は沼島、志布志航路の帰りの朝にも見えますね。
 定刻 1830 に徳島港に到着、今回は鳴門駅近くに安い宿を取ったので、これから10数キロ走らなくてはなりません、まぁJR徳島駅でも5キロ近くあるのですがね。出来るだけ明るいうちにと急いで輪行支度を解きます。
 運河沿いの道を走り「阿波しらさぎ大橋」を渡る頃にはすっかり暗くなってしまいました、自転車や歩行者が渡れる河川に架かる道路橋としては四国最長(1,291m)だそうです。
 和歌山港までの87.1キロと徳島港~鳴門駅前までの17.4キロで本日の走行104.5キロ、分割ですが久しぶりの100キロ超です。

1日目 2日目 3日目

7年毎の「丹生ヤマセミの郷」

 久しぶりにお盆休みにキャンプツーリングに行こうと云うお誘いです、と云っても私自身は決まったお盆休みがある訳でもないのですが。場所は和歌山県田辺市と云っても旧日高郡龍神村の「丹生ヤマセミの郷キャンプ場」、日程は8月12日(土)~14(月)の2泊でテントサイトを1区画予約できました。
 実は今や伝説の「十津川~龍神キャンプツーリング」から今年で7年、2009年の「丹生ヤマセミの郷」キャンプツーリングから14年ぶり、そしてなんと21年前にも行っているのです、と云う訳で7年毎の「丹生ヤマセミの郷」へ行こうと云う企画です。


 2016年8月12~13日、十津川村「昴の郷」に集合し、酷道425号牛廻越を越えて龍神温泉を経て「丹生ヤマセミの郷」へ、翌日は阪泰林道を経て国道311号小広峠~国道168号経由で戻る約150キロの周回コース、参加者はabiさん、タモさん、ヤマタンさん、賢ちゃん、mt.なおじさん、ギンタロウさん、Vivvaさん、九度山人さん、海老塚さんと私。(写真右 : ギンタロウさん)

2009年8月13~14日、現地集合でakutaさん、山内さん、Liberty(麦藁)さん、車でUG兄さんが駆けつけてくれました。

 2002年8月10~11日、ヤマタンさんと「昴の郷」から引牛越を越えて、現地でUG兄さんとkondoさんと合流、翌日は阪泰林道を越えて帰途に。
 と云う訳で「丹生ヤマセミの郷キャンプ 2023 」の参加者を募りますので、参加希望の方は私までご連絡を。なおテントサイトは現時点ではウッドデッキのある8m四方のサイト1面で、連泊でもサイトを移動する必要があります。なお敷地内に「丹生ヤマセミ温泉館」があります。
 「丹生ヤマセミの郷」へは十津川村「昴の郷」から県道735号十津川龍神線引牛越経由で約34キロ(途中補給などはできません)、同じく「昴の郷」から国道425号線牛廻越、龍神温泉、田辺市龍神行政局(旧龍神村役場)経由で約71キロ、行政局近くにはスーパーマーケットがあります。JR御坊駅からはR425経由で約60キロになります。私自身「丹生ヤマセミの郷」へのコースは今の処未定です。

ゆるゆるCC「ランドナーオフ滝畑ダム」おまけ

蔵王峠にて

 ゆるゆるCCの皆さんと夕月橋でお別れして右岸の道を遡り、食堂と売店をやっている湖畔観光の処で府道61号堺かつらぎ線に入ります、府道と云っても峠まで離合困難な一車線路が峠まで続きますが、一般の車が入ってくるのはせいぜい光滝寺キャンプ場までです。
 その先は円形の滑り止めが彫られた激坂が断続的に続きます、まぁ緩急があるのがせめてもの救いですが、路面は濡れていたり水が流れていたりと、ロードバイクには登るのも下るのもお勧めはできないルートです。
 それでも横を涼やかな渓流の流れる林の中は快適、と云いたいのですが虫が多いのですよね、今日は「自撮り」の準備はして来なかったのですが、ここで立ち止まるには虫除け対策が必須です。

 堀越観音への分岐を過ぎて橋を渡ると大阪府と和歌山県の府県境になる蔵王峠(560m)、なんと峠の手前には石川が流れているのです、その橋の名前はなんと「蔵王峠橋」、○○峠橋なんて他に聞いた事がありませんよね。結局、光滝寺キャンプ場から峠までの間でやって来た車は軽トラが2台と単車が数台。

  蔵王峠へは2019年5月以来、その折は堀越観音経由で下りました。その前は2014年11月に2日連続で和歌山県側と大阪府側から登っていて、2009年6月には「峠おやじ弐千峠達成記念サイク」のコースになりました。

 今日は県道61号をかつらぎ町へ下る事にしますが、峠の和歌山県側には「葛城蔵王権現社」が鎮座していて、朱塗りの鳥居が並んでいます。

 和歌山県側の道路状況は良くて、暫く林の中を下ると展望が開け、眼下に紀ノ川の流れを望む事ができます。しかし下界は暑そうですね、暗くなる前に帰れれば良いのでのんびりと行く事にしますが、 結局14時半には紀ノ川に架かる三谷橋北詰に下ってしまいました。三谷橋は京奈和自転車道が九度山を出て左岸から右岸に変わる処で、ブルーラインが引かれています。 1449 WAKAYAMA800モバイルスタンプラリーのチェックポイントになっている「道の駅 柿の郷くどやま」の到着、貴重な梅雨の中休みの休日だけあって車も人もいっぱいです、サイクルスタンドの周りにはローディの数もね。

 学文路駅を過ぎた辺りから京奈和自転車道は専用道となります、西向きに走る事が多いので新鮮です。いつもの四阿で休憩する事に、風が心地良いです。紀ノ川沿いではすれ違ったロードも多かったですが、ソロのランドナーも2台程。この後五條の吉野ストアで補給しただけで阿太高原に取りついて福神~薬水~吉野口~飛鳥と近鉄吉野線に沿って走り、18時半には無事桜井に帰投しました、走行131.3キロ、ほぼ計算通りですね。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています。なお認証が必要です、ログインは’2023’、パスワードは2023年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事があります、Crome等ブラウザで開いて下さい。

今年の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー

 今年は4月29日からスタートしている奈良県サイクリング協会主催の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー。、チェックポイントは昨年は52ヶ所だったのですが、今年から難易度の低い「観光サイクリング  奈良市内・西ノ京エリア」(下図青色マーカー)と「観光サイクリング 明日香・橿原エリア」(下図赤色マーカー)が加わり計88ヶ所が設定されています。昨年からは「正暦寺」が無くなってますね、まぁ色々あるんでしょうね。
 一昨年マッドガード付き自転車で全ポイントを回って「ダイアモンド賞」、昨年は5月中に「ブロンズ賞」を取ったものの(「ワンダフル賞」も取ったはずなのですが…)、その後身内に不幸事があって以降中断、今年も一応「轍」でマップを作ったのですが、気に入らない名前のチェックポイントがあるし、もういいかな。昨年殆ど回れなかった「WAKAYAMA800」へ行きましょうかね。


 カシミールでデータを作成し「轍ONLINE」にプロットしたものです、マーカーをクリックする事で標高などのキャプションを表示でき、GPXデータを出力する事も可能ですのでGPSなどに取り込む事が可能です。なおあくまでも個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。

齋藤電鉄氏迎撃サイク(後半)

県道24号御坊由良線 日高郡由良町神谷


 1022 御坊駅着、輪行支度を解いていると齋藤電鉄氏が到着、無事合流、向かい風の中ご苦労様でした。ここから由良洞隧道~白崎海岸経由で湯浅までご一緒します、鉄道ではたった3駅なのですが。

 紀伊内原まで戻りコンビニで補給後、県道23号御坊湯浅線に入ります。

 煉瓦ポータルの由良洞隧道を愉しみにしていたのですが、昨年行われた改修工事でご覧の様に、味気ないものになってしまいました。なお由良洞隧道は現在の国道42号線の由良トンネルの上を越えているので、旧国道に思えますがこのルートが国道に指定された事はなく国道42号の旧道は東寄りの津木回りルートと考えられています。

 由良洞隧道の北側は以前からコンクリートで補修されていたのですが、今となってはこちらの方が趣があったりして。
 由良洞隧道は残念でしたが1台の車に出合う事なく峠を越え国道の里トンネルの上にでますが、由良の街中へ入らずに由良港へ下ります。海上自衛隊前で御坊から海沿いを走ってきた県道24号御坊由良線に合流します。そろそろお腹がすいてきたのでどこかでお昼と行きたいのですが、休日とあってか「平佐館」は入れない人が並んでいる状態、仕方なく道の駅のある白崎海岸までもうひと頑張り。
 1238 白崎海岸を望む処までやってきました。

 「日本のエーゲ海」とか云われている?白崎海岸を行きます、和歌山県は「日本の…」とかがお好きな様で、お恥ずかしい。
 13時には白崎海洋公園に着いたのですが、紀伊水道に突き出た岬状の処なので、強烈な風がまさに「爆風」、それでも休日とあって結構なお客さんで賑わっています。とても外ではのんびりはできないので道の駅の食堂へ。
 白崎海洋公園を出るなり結構な坂があるのですが、そこが工事で交互通行になっていて、信号が変わらないうちに登り切れたものではありません、待っていた車が降りてくるのでたまったものではありません。小引、戸津井とかつては陸の孤島の様だった小さな漁港も今では新しいトンネルと橋で繋がっています。衣奈からは県道を辿ると衣奈トンネル近くまで登らされるのですが旧道をたどれば比較的楽に湯浅側に越えられます。すみませんこの区間の写真が全くありません。
 最後の峠?の切通を越えると有田郡広川町です。

 広川ビーチ駅で小休止の後 15時過ぎには醤油の町湯浅に到着、何度も来ていますがなかなかゆっくりと見て回る事がなかったので、良い機会ですのであちこちで見て回る事にします。

 湯浅町には道路元標が残っていますが、その湯浅町道路元標は熊野街道の道標の側に半分以上埋まってしまっていて、知る人ぞ知る存在ですが。

 私はここ湯浅から輪行で帰途に就きます。大阪鶴橋経由ですと最終は20時台ですが十分に見物もできましたし、1722 発で帰途に就く事にして駅へ、湯浅駅も橋上化され以前の駅舎の少し北側に「湯浅えき蔵」と云う洒落た建物ができています、中には観光案内所だったり図書館だったり、以前の湯浅駅駅舎(2004年5月当時)は改装されて食事とかのできる施設として5月にオープンするそうです。
 齋藤電鉄氏に見送って頂き 1722 発和歌山行きに乗車、彼は明日有田鉄道公園を見学して岩出まで走るそうです、まだご一緒できる機会を愉しみにしています。

 通勤時間と重なると鶴橋経由の混雑が嫌で時間はかかるものの和歌山から和歌山線経由で帰るつもりでいたのですが、この時間だと天王寺で直通の和歌山線五条行きに乗り継げる事が判り、それならと天王寺経由で帰る事に、よくよく考えると休日ですしね。天王寺で乗換王寺駅に着く直前になって前4両が奈良行、後4両が五条行だと云う事に気が付き、王寺駅での4分間の切り離し時間に慌てて移動する事に、よりによって1号車の先頭に乗っているのですよね。無事 2029 には桜井駅まで帰投しました、本日の走行77.1キロ。

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和歌山へ

 サイクリングではないのですが2020年3月に有田から御坊へ走って以来、2年ぶりに父方の郷里になる和歌山県日高町へ。夏に亡くなった母の納骨と父の一周忌も兼ねて訪れる事になり、大阪上本町から弟の車で一路和歌山へ、車で和歌山へ向かうのは何年ぶりでしょう。
 天気予報は酷く悪かったのですが往復の車中以外は全くと降られる事なく、無事に山の中腹にあるお墓まで納骨を済ませる事ができました。
 

 お昼に隣町の美浜町三尾まで往復、多く人が移民として渡った所縁から「アメリカ村」と呼ばれているのですが、その多くはカナダなんです。今も現地にコミュニティのあるカナダ西海岸のスティーブストンに因んだ名前の「すてぶすとん」へ。伯母がこの三尾から嫁いできているので私の遠い親戚の末裔がバンクーバーにいるそうなんですが。スティーブストンは鮭の缶詰の生産が盛んだった事と、和歌山のシラスを組み合わせたランチを頂きました。
 往復の道筋には子供の頃夏休みの度に訪れて泳いだ磯があります、反対側には産湯海水浴場があるのですが、当時地元の子はこちらで泳いでいました。写真は2018年10月に訪れた時のものですが、道路拡幅と堤防のかさ上げで風景が変わりつつあります。次は墓参りサイクで訪れなくては。

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「二つの丹生川を遡るランドナーサイク 2022」(後半)

五條市西吉野町立川渡 西吉野大滝にて


 富貴の街並みで丁度お正午を回った事ですし、県道から東に少し入った処にある「宝蔵院」の軒先をお借りしてお昼にします。食後にはUG兄さんのパニアバッグからジェットボイル他一式が出てきて、紅茶が振舞われます。

 さて富貴の街並を後にします。コースリーダーとしてはそろそろ時間が気になってきます、前回2018年9月はイベントでやってきたボンネットバスを見学したりですっかり時間を食ってしまい、五條のデポ地へ戻るメンバーは暗くなるぎりぎりの時間になってしまいました、まして今回は1ヶ月遅いので陽も短くなっています。


 さて富貴からは和歌山奈良県境の峠を越えて五條市側へと越えます。以前は無名の峠としていたのですが、UG兄さんによると鳩の首峠と云う名前があるそうです。峠からは北側に金剛山と五條の街を見下ろす事ができます。


 峠から3キロ程のダウンヒル、R168に出て更に1キロ程下ります。標高だと河合橋でR371と別れてから登ってきた分を一気に下ってしまいます。

 R168を下永谷まで下って西野トンネルの手前で旧道区間に入ります、記録によると前回より20分早く通過。

 旧道を半分程下った処には道沿いに西吉野大滝があり、ここで小休止、真夏には最高の休憩ポイントです。(写真左 : UG兄さん)

 城戸まで下ってきた処で、九度山に車をデポしているLibertyさんとお別れする事に。ここからだと殆ど登りなしで五條市街へ下る事ができます。今回は本調子じゃなかった様ですが、次にご一緒するのを愉しみにしています。

 城戸からは奈良県の丹生川沿いを遡る事になります。県道20号下市宗桧線を少し走り、十日市から県道138号赤滝五條線に入ります。旧丹生小学校だった2階建木造校舎が解体されてしまったのは残念です。

 下市町長谷のR309旧道に出る処で、NakadeXさんにトラブル発生、リムの継ぎ目がズレてきています、大滝へ下る辺りから違和感があったそうですが、百戦錬磨のベテラン揃いとは云え、これはどうにもなりません。広橋峠を越えてショートカットも検討されたのですが、交通量の多いトンネルや旧道峠を経由するより、万が一動けなくなった場合の事を考えると皆んなで走った方が安心だし得策だと云う事に。

 1425 丹生川上神社へ、吉野には川上村の上社、東吉野村の中社と並んでここ下市町(旧丹生村)には下社があります。ここには白と黒の2頭の馬かいて、絵馬発祥の神社とも謂われています。なかなか大人しい馬なんで、頭を撫でたりしていたのですが、何を思ったのか私のフロントバッグをがぶり、UG兄さん曰く何かご利益が…

 1436 黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」に到着、一日山間の鄙びた道を走っていただけに、人と車の多さには、天川村へのアクセス路だけに仕方がありませんが、名物の「串こんにゃく」まで売り切れとは… 奈良県に入ってから結構良いペースで走ってきた事もあって道の駅を40分早くでる事に。黒滝村に入った辺りから丹生川は黒滝川と名前を変えます。

  黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線に入り地蔵トンネル(1,252.5m)を抜けます。このコースでは唯一の長いトンネルです。

 地蔵トンネルからは自転車には快適な長いダウンヒルが続きます。下市町才谷で五條デポ組と吉野山を越えて近鉄吉野駅へ向かう組と別れる予定だったのですが、輪行の2名は下市口駅から乗車する事になり、デポ組と大阪からの自走組と一緒にこのまま県道48号を下市町に向かい、私とVIVVAさんとがここから県道257号才谷吉野山線経由で帰途に就く事になりました。

 1527 下市へ下る一行を見送ります。本来このコースのゴールは近鉄吉野駅なんですが、輪行組が下市口駅に向かってしまい、吉野駅を経由する必要が無くなってしまったので、吉野山へは入らず吉野脳天神社経由で吉野川べりへと下る事に。

 吉野大橋で吉野川を渡り 1657 暗くなる前に芋ヶ峠(497m)に越える事ができました。明日香村でvivvaさんと別れ 1754 無事に桜井の寺自宅にたどり着く事ができました。
 本日の走行149.6キロ、未明4時半にスタートして約13時間半、実走行時間9時間41分、6月30日以来、久しぶりの100キロ超になりました。

※ 一部(殆ど)タックさん他の写真を拝借しています。

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHP「サイクリングの記録」にUPしています、一部タックさん他の写真を拝借しています。なお私の写真に関して参加された方は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2022’、パスワードは2022年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザで開いて下さい。