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遠回り通勤サイク「五條~吉野」

上市橋から望む近鉄吉野線吉野川橋梁

 例によって勤務明け、今日は吉野口から五條、吉野方面へ向かおうかと… 橿原神宮前から岡寺、飛鳥とほぼ線路沿いに走り高取町で県道120号五條高取線に入ります。途中で昨年3月にゆるゆるCCのランで立ち寄った市尾墓山古墳に立ち寄ります、数本若い桜の木があるのですが、まだ蕾も付けていません。所々では気の早い桜が咲き始めているのですが、今年はまだまだが元気です。

 再び県道120号線に戻り吉野口駅前から薬水へ、途中奉膳(ぶんぜ)の踏切でやってきたのは近鉄特急、この付近ではJR和歌山線も並行しているのですが先日のダイヤグラム作成ソフト、近鉄橿原線とJR和歌山線もほしいですネ^_^
 重阪(へいさか)峠を越え国道24号へ、五條市街までは下らずに一昨年から供用されている栄山寺トンネルへを抜けて県道39号五條吉野線へショートカットします、このトンネル 622m程なのですが、中がS字カーブになっています。

 mont-bell の前を過ぎて少し登った処で一旦県道を避けて吉野川右岸の道に入ります、ただカルディア第2キャンプ場までは水溜りもある結構な悪路です。

 阿太橋を渡り再び県道39号へ、簗瀬橋南詰(写真左)を過ぎると下市の街へ、Aコープでお弁当を調達。ここから県道48号洞川下市線に入り才谷から吉野山に取り付こうかとも考えてみたのですが、そこまでの気力がなくてこのまま吉野川左岸を遡ります、あまり東向きに走らないので風景が新鮮です。途中にあった通行止の案内、県道48号が伃邑から才谷の間の2ヶ所の橋で3月26日から4月30日までの間通行止になる様です、吉野山中千本への抜け道だったのに、よりにより桜のシーズンに通れないとは…
 この先上市橋を渡り千股の水辺公園でお昼にしてから、裏芋を越えて先週は空振りだった明日香村の「河津桜の丘」でも覗いて帰途に就こうかと。吉野神宮駅に立ち寄って時刻表を見ると、15分後にさくらライナーが通るので上市橋で待ち構える事に。
 ところがやってきたのは2両編成の16600系、これからの桜の繁忙期前に代走なのかな。「青の交響曲」普通車は撮っているのですがさくらライナーはまだ、シルエット的にも収めておきたい処なんですが…
 芋ヶ峠への県道15号へ入り千股の水辺公園で弁当を広げます、千股の集落では咲いているもあったのですが、ここはまだまだの様です。
 1224 に千股を後にし約5キロの峠道をのんびり走って 1258 芋ヶ峠へ、上りでは1台の車も出遭わなかったのですが、狭い下りになってから3台も、それも AudiとBenz ナビ頼りで明日香村から吉野山へ向かおうとした観光客でしょうか、引き返すに引き返せないですからね。

 稲渕から棚田への道に入りますが、これは収穫がありました、その上見物の人も皆無。ただスマホしか持ってきていないのでお粗末な写真しか。

 時間があれば「自撮り」の準備をして来てみたいのですが、間に合うかなぁ…
 バイパスを越えて「河津桜の丘」を見下ろせる処へ、3度目の正直で満開ですが、案の定現物客と路上駐車の車の列が…

 せっかくですので溜池の処に自転車を置いて登ってみますが、少し葉を付け始めている木も。
 久しぶりに「4season」でお茶して帰途に、本日の走行63.2キロ。

今年最初の「よしの庵」東吉野サイク

 東吉野村木津川(こつかわ)のお蕎麦屋さん「よしの庵」さんが今日から今年の営業を始めると云う事ですので、芋ヶ峠を越えて今年最初の「東吉野サイク」に向かう事にしました。例によってSNSで募りますと5人の方が、水曜日の「大和高原縦断」に続いてタックさんが大阪から輪行で来られますので近鉄大和八木駅北口8時集合と云う事に。

 まずは下ッ道に入りおふさ観音近くまで南下。

 飛鳥川に沿って走り飛鳥葛城自転車道に入ります、進むにつれて霧が…  展望台からだと雲海に見えるかも。
 棚田を望む稲渕の休憩所にて、ここで明日香村在住のVivvaさんが追いついてきて今日のメンバー6名が揃いました。
 栢森から芋ヶ峠への道へ、登るにつれ路肩の処々に雪が残っていますが、思っていた程でも。0940 前後には芋ヶ峠(497m)に到着。
 芋ヶ峠を下り千股水辺公園で小休止、キリッとした空気に青空が拡がり最高のお天気になりました。ここで「よしの庵」さんに予約の連絡を、無事予約完了。

 吉野川右岸の国道169号まで下りコンビニで補給を兼ねて休憩、このローソン吉野リバーサイド店は熊野方面に向かって最後のコンビニになります。

 ローソンを出てすぐの妹背大橋で吉野川左岸に渡り県道39号五條吉野線へ、途中で1台のローディに抜かされますが、F1さんの同僚だったとか。宮滝大橋を渡り再び右岸に戻り国道370号へ。

 吉野川沿いの道は窪垣内で県道16号吉野東吉野線に入り高見川右岸を走ります、ここまで結構良いペースで走り、東吉野村に入って暫くの処で小休止。
 ニホンオオカミ像の直前で対岸路に入ります。

 東吉野村役場の前を通り県道220号大又小川線の対岸を走ります、こちらの方が車が少なく川岸側で走っていて快適です。

 お馴染みのパン屋「麦笑」さんは現在日曜のみの営業です。店の前で一息入れていたら和代さんが。

 丹生川上神社中社前を通過し、「よしの庵」さんの予約時間に少し早いので蟻通橋前で小休止。

 予約の 1215 直前に「よしの庵」さんに到着、Yさんはざるの大盛りを頼んだ以外は定番の変わりご飯とお蕎麦のセットを、大将の計らいで今の季節ならではの蕗のとうのてんぷらを付けて貰えました、ほのかな香りと苦味が春を感じさせます。なお「よしの庵」さん今年から祝日の営業はなくなり土日のみの営業となるとの事です。

 「よしの庵」の後は再び高見川に沿って県道221号小村木津線を緩やかに登って行きます。
 1333 国道166号を跨ぐ手前が高見山を見上げるビューポイント、冠雪はしていますが先日の平野部にも積もった雪の事を思うと意外とにして少ない様な。

 国道166号の旧道を少し走り県道251号谷尻木津線へ。

 1426 谷尻の集落を抜け宇陀市との境界になる一谷峠(609m)へ。

 1435 菟田野岩端の「みんなの森公園」に到着、Yさんが用意してきてくれたコーヒーを頂いていたら、ウォーキング中の「月うさぎ」の番頭さん、毎日5キロのウォーキングをしているそうです、来月5日にはまた「月の宝箱」での「番頭さんを囲む会」でお世話にになります。(前回の模様)

 1508「みんなの森公園」を後にし帰途に就きます。

 一谷峠の手前、谷尻(たんじり)の三叉路から榛原まで県道31号榛原菟田野御杖線として続いているのですが、可能な限り芳野川に沿った道を縫って行きます、ちょっと危なっかしい場所もありますが。

 榛原の手前で宇陀川側にショートカットし、篠楽から県道198号粟原榛原線へ、3キロばかり適度な登りをこなすと女寄トンネルの桜井側に抜ける事ができます。見通しも路面状態も良くお薦めです。結構良いペースで牽いていたらくたびれてしまい笠間の簡易郵便局の近くでVIVVAさんに交替して貰ったら、あっと云う間に離されてしまいました。1617 市界を越えて桜井市へ。
 女寄峠の下りの途中から旧道に入るのですが、Yさんが真っ直ぐ行ってしまうアクシデントがありましたが、忍阪(おっさか)で無事合流、宇陀ヶ辻から横大路(初瀬街道~竹内街道)に入り、1645 桜井駅近くで八木方面へ戻る皆さんとお別れし今日の東吉野サイクを終えました。本日の走行93キロ、例によってF1さんは大阪東住吉まで自走して140キロだったとか、お疲れ様でした。東吉野へは新緑の頃にまた行きたいですね。(一部にタックさん、VIVVAさんの写真を使わせて頂いています)

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

大和高原南端から旧室生村

道の駅「宇陀路室生」にて

 再びシフト勤務の生活となり貴重な土日祝の休み、お天気も良さそうですのでゆるゆるCCとFacebbookで緩く募るとタックさん、きんなん君、もりやすさん、kitanoさんがご一緒してくれる事になりました。期せずしてランドナーとスポルティーフが5台と、マッドガード付きが揃って走る事になりました。コースは最初に声を掛けて頂いたタックさんがあまり走った事のない方角が良いかと、大和高原南端から旧室生村北域を走る事にしました。

 大阪市内から輪行で来られるタックさんと合流しやすい様に桜井駅南口を集合場所とし、9時にはスタートでできる様に集まって貰います。奈良市のもりやすさんは車載で駅近くのパーキングにデポ、なんでも近くに1日330円の処があるそうで、地元とは云え車を運転しないのでトンと知らない情報。kitanoさんは御所市から自走、もちろん徒歩圏内とも云える私ときんなん君は自走です。
  ドタ参の人がいない事を確認し9時にスタート、まず国道をできるだけ避けながら旧街道を初瀬へ、県道38号桜井都祁線に入り、長谷寺門前から初瀬ダムに取り付きます。10%勾配ですが距離も短く、ここさえクリアすれば後は楽なものです。(写真左 : タックさん)

 初瀬ダム(まほろば湖)で小休止。

 お昼は山辺高校近くの「ミモザ・ガーデン」へ、現在は奈良市の一部になっていますが旧都祁村、今日はマスター一人でてんてこ舞い、そんな時に限って次から次にお客さんが来るのですよね。私たちは後の行程を考え桜井から所要2時間、11時に着ける様に考えて正解でした。並松池を見下ろす窓際に並んで戴くことにしますが、店内には暑いくらいの陽射しが。
 食事の後は並松池をバックに愛車の撮影会。

 県道38号を少し戻り県道781号都祁名張線へ「都祁山の道」と呼ばれる古くからの道で、東大寺二月堂の「お水取り」の松明を赤目から運ぶ道として伝わっています。道路としては名張へ繋がっているものの笠間峠より先はかなりの悪路です。途中三陵墓古墳群史跡公園に寄り道(写真右)しますが、四阿のベンチが変わっています、やはりトイレは冬季閉鎖の様です。
 旧室生村に入り、染田、小原と山間の集落を縫って上笠間で県道は右方向へ、さらに笠間峠への道と別れて県道242号上笠間三本松停車場線へ入ります。

 途中やまなみロードと重なる部分があって、少し登り返して地蔵峠に到着。

 地蔵峠から三本松まで標高差150mを九十九折れの激坂で下ります。道の駅「宇陀路室生」へ立ち寄る事になりショートカットしたら後続が迷子になるアクシデントがありましたが無事回収。
 国道165号沿いの道の駅「宇陀路室生」で小休止。

 阿保越伊勢街道に戻り三本松の旧い街並みを海老坂峠を目指します、峠と云ってやまなみロードの高架が上を跨いでいて峠の風情もなにもないのですが。ここから旧街道と離れ更に登るのですが天文ファンの kitanoさんの話ですと、近くに私設天文台があるのだとか、ただルートから更に登らなければない様子なので今回はパス。

 かわりに旧知の私設展望台で小休止。もう少し暖かくなればここでお湯を沸かしてコーヒータイムにするのも良いのですが… 調べてみると、なんと2018年1月21日にsetoさんとここでお昼をしているのですね。
 更に登って向渕(むこうじ)へ、道の駅から標高差で200m程になるのですが、このルート南斜面を斜めに登って行くので意外と楽なのです、実は2018年2月12日にはUG兄さんと雪の中を登った事もあります。

 予定では向渕で県道28号吉野室生寺針線を国道まで下るプランだったのですが、時間が押してきているのにも関わらず龍王ヶ淵へ向かう事に、車の多い国道の緑川半焼の坂を登るのが嫌だった事もありますし、距離的には変わらないのですが、やはり龍王ヶ淵への道は激坂です。その上消防団の訓練があったかして上から何台も車が下りてきます、離合するのに一度足を付いてしまうと二度と走り出せないのです。
 2021年10月3日以来の3年ぶりの龍王ヶ淵です。個人的には大した処でもないと思うのですが、
2017年2月15日 雪の龍王ヶ淵。昨今はインスタ映えするとかで県外からわざわざ訪れる人もいる様です。喉元過ぎればなんとやら今度訪れるのは、激坂の記憶が冷めた3年後位かな、ただ3年後も自転車に跨っていられるかの方が疑問ですがね。

 龍王ヶ淵まで往復したのち西へ、額井岳(大和富士)の山腹を西へ、戒長寺の下で分岐があり、真っ直ぐ行くと山辺の赤人の墓を経て榛原へと下れるのですが、左折して室生ダムへとかなりの激坂を下ります。山辺三で国道を跨いで近鉄の線路をくぐり室生ダム湖に架かる赤人橋へ。途中にある「濡れ地蔵」が知られるのですが、水位の高い今は水没していて「溺れ地蔵」になってしまっています。赤人橋の上で西日を受けながら最後の休憩です。
 当初の予定では榛原駅で解散のつもりだったのですが、5名全員が女寄辻経由で桜井へ下り、朝スタートした桜井駅南口に戻ってきました、お天気にも恵まれ気心の知れたメンバーで足並みも揃って快適なサイクリングの1日を過ごす事ができました。本日の走行距離、私は自宅から桜井駅往復を含めて70.2キロ、御所市から自走のkitanoさんは久し振りの100キロ超だったそうです。ご一緒頂いた皆さんお疲れ様でした、次の機会もよろしく。

もりやすさんのブログレポートもりやすさんのブログレポート

今年最後の100キロ超かな

 寒くなると約束でもなければ、なかなか走り出せないものでして、カレンダー配布サイクに東吉野方面に走りたい処なんですが、ぐずぐずしているとお昼になってしまう事もしばしば…
 ゆるゆるCCの方に書き込みをしてみますと、奇特が方がおられるものでして F1氏が釣れちゃいました。ロードで来られるとの事ですので、私も合わせて Erbaロードで出掛ける事にして、明日香村のセブイレ前に9時に落ち合う事に。9時前に着くと既に氏は大阪から30数キロ走って既に到着済。今日は夕方から崩れる可能性もあるので輪行袋携行との由。
 他のドタ参される方もなさそうですので、9時を待たずにセブイレを後にします。行者辻で一息入れる事もなく 0953 には芋ヶ峠に到着。さて吉野側に向かって下ろうとすると F1氏はどこかに眼鏡を落としたとの事、この先誰かと約束がある訳でもないので探しに引き返す事に。幸いにも栢森を出て2つ目の激坂の手前で道に落ちている眼鏡を先行していたご本人が発見、幸い栢森以降は1台の車にも出遭わなかった事ですし、踏みつぶされる事もなかったのがなにより。20分程のロスタイムで今日2度目の芋ヶ峠に。

 吉野町河原屋のローソンで補給の後、国道370号から県道16~220~221号と走る定番コース、途中「麦笑」さんと「よしの庵」さんのポストにカレンダーを投函して本日のミッション終了。
今日は高見山は見えないかと思っていたのですがご覧の様に、北側斜面には少し積雪も見えます。
 高見集落から県道251号に入り一谷峠を宇陀に越えるのがいつもコースなのですが、結構良いペースで走ってきましたし、晴れ間も見えてお天気も持ちそうですので、染谷峠を越え様と云う事に。国道166号旧道を走りますと、以前酒屋のあった処に地元のコミニティスペースの様なものが出来ていて食事もできる様です、焼そば、焼めし、うどんが一律300円也、パンと携行食で走っていますので、温かいものでも戴こうと云う事に。私たちにはボリュームが少なめですが、平日に東吉野村で食事のできる処は鷲家周辺ににしかありませんから貴重です。「コーヒーお茶ハウス あいの家」旧国道沿い高見郵便局の少し東側、原則月火水曜営業の様です。
 出合橋で旧国道と別れ県道28号へ。

 出合橋から1時間足らずで染谷峠(710m)に到着。北側は結構な斜度と悪路ですが少し下ると国道369号の旧道大内峠へ、弁財天トンネル(以前は開路トンネルの名称だったのですが)の上にあたります。国道を榛原側に下っても面白くないので、引き続き県道28号を室生寺方面に下る事にします。
 長い下りに震えながら室生寺門前へ、さすが観光地ですね冬場の平日ですが愛想の良いおばあちゃんのやっている「よもぎ入り回転焼」のお店は営業中、ストーブで暖をとりながら2個平らげます。
 日没まじかですが室生口大野の手前で室生ダムに取り付くと、名残りの紅葉が夕日に輝いています。そろそろ時間も押してきたので赤人橋を渡り国道165号へ。無事西峠を越えますが、大和朝倉駅近くまで来てポツポツと雨が、F1氏は近鉄南大阪線沿線ですので橿原神宮前駅か尺土駅まで走れば乗り換えが楽なのですが、桜井駅から輪行するとの事。南口までご案内して 1652 無事帰投、本日の走行へ108.3キロ、F1氏のお陰で私としては久しぶりにがっつり走る事ができました。

芋ヶ峠で引き返した部分はカットしています。

ゆるゆるCC「宇陀かえでラン」

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 今日は昨年11月18日に続いて、ゆるゆるCCの「宇陀かえでラン」に参加します。0735 桜井の自宅を出発し西峠を目指し 0844 には西峠に到着、暫くするとK君が追い付いてきます。

 集合場所はいつもの榛原駅近くのコインパーキング「タイムパーク大昭」に9時、広々としていて車載組の積み下ろしにも不自由しません。今回のコースリーダーはつっちーさんです(写真右中央)。特に自転車の車種についてドレスコードはありませんし、全線舗装でミニベロやタンデムでも負担のないコースですので、集まった車種もまちまち。
 さて つっちーさんによるブリーフィングの後 0917 出発、今回の参加者はタンデムを含む15台16名、コースは定番の芳野川と宇陀川の周回ルート+岩端往復、先月のアイズラリーとは逆の時計回りに回ります。
 菟田野岩端までは県道31号榛原菟田野御杖線(但しこの県道、御杖村へは通じていません)に沿って可能な限りサイクリングロードにもなっている脇道を辿ります。
 最初の休憩場所は芳野川右岸のさくら公園、春には桜並木が見事です。やはり話題の的はつっちーさんの Patterson’s House のタンデム。

 暫し休憩の後、再び芳野川沿いの道を行きます。

 旧菟田野町域に入り、この季節には外せない「奈良カエデの郷ひらら」に立ち寄ります。旧宇太小学校跡地に世界のカエデ1,200種3,000本を集めた施設で、旧校舎内も見学する事ができます(入場無料)。

 旧小学校正門脇の大銀杏は既に葉を落としていますが、周りには銀杏の葉の絨毯が… 記念写真を撮ったり見学したりと1時間近く過ごします。
 偶然「月の宝箱」へ向かうバクローさん一家と遭遇、「月の宝箱」と云えば今月21~21日は恒例の「番頭さんを囲む会」です。

 今日のお昼は岩端の「みんなの森公園」ですので、松井橋のローソンで皆さん必要に応じて食料を調達、再び県道31号に沿って岩端を目指します。

 丁度12時に岩端に到着、紅葉と銀杏の葉の絨毯が出迎えてくれます、榛原のデポ地からここまで約16キロ、標高差で140m程です。

 公園の大屋根の下で皆さん思い思いにお湯を沸かしたりお昼の食事を拡げます。標高が400mを超えますのでさすがに寒いですが、時折陽射しの差し込む天気でしたので、この季節としては快適に過ごせました、ただ一昨年のRRCB「宇陀クッキングポタ」の時の様に雪が積もる事もありますのでご注意を、なお菟田野松井橋のローソン以降にはトイレ等がありません。

 食後は公園の前の道路に自転車を並べて写真を撮ったりしながら小一時間過ごします。

 帰途に菟田野まで県道31号を折り返します、下り基調ですが結構向かい風になる事が多いのです。
 菟田野から国道166号線を走り笹峠を越えて大宇陀へ、峠と云っても標高差はわ僅かなものです。今回のコース唯一の交通量の少なくない区間ですが、見通しが良く安全に走る事ができます。大宇陀で松山街道の旧い街並みへ。

 復路は大宇陀から宇陀川に沿って榛原へ。途中お馴染み「おごぽご」へ、大きなテーブルがあるのでお昼の時間帯を過ぎればこれだけの人数でも入店できる可能性が高いです、皆さんストーブのそばで暖まります。私自身は30年来のお付き合い、嘗ては鉄人児玉さんやNEGIの吉盛さんも常連だったのですが。
 時間も15時を回りましたので「おごぽご」を後に、宇陀川沿いのサイクリングロードを榛原へと帰途に。

 1527 には集合場所の「タイムパーク大昭」に到着、休憩時間を含めて6時間余り約35キロの行程でした。榛原駅からの輪行組をを見送り、田原本へ帰るYさんと私と同じく桜井のK君と3人で西峠を越え無事帰投しました。本日の走行57.5キロ。
※ 一部にゆるゆるCCのメンバーの写真を使わせて頂いています。

 

 だいちゃんのブログレポート

 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

2ヶ月ぶりの’芋’

吉野川 上市橋から近鉄吉野線吉野川橋梁を望む

 今日は風もなく穏やかな小春日和の一日だと云う事で吉野から東吉野、宇陀方面へ走ろうと考えていたのですが… 昨夜来年のカレンダーの準備で夜更かししてしまい、一旦起きたものの二度寝をしてしまい、しっかり出そびれてしまいました。結局動き出したのはなんとお正午前、とにかく芋ヶ峠へは向かおうと明日香村へ、
 途中、稲渕では9月に行われた「案山子コンテスト」の結果が発表されていました、優秀賞が4点、村長賞が1点他、例年の事ですが、センス、テクニックに秀でた常連さんの顔を立てながら、選んでる感がネェ…
 とにかく芋ヶ峠へは向かおうと栢森へ来たものの、ずいぶん陽も短くなってとても東吉野へ向かう時間はありません。昨夜ゆるゆるCCのイベントに12月29日「走り納め芋峠~壺阪峠」が上がっていたので、久し振りに「あすか鍋サイク」の定番ルートだったそのコースへ向かう事に。

 栢森から1台の車に遭う事もなく 1322 芋ヶ峠へ。9月21日以来ですが今年7回目(吉野側からのいわゆる’裏芋’が1回)。
 吉野町千股の水辺公園。

 上市橋で吉野川左岸へ渡ります、吉野山も考えてみたのですがやはり時間が足りません、県道39号五條吉野線を西へ、椿橋で右岸へ戻ります。

 1512 には壺阪峠へ。
 土佐街道、高取町の旧い街並みを抜けて飛鳥経由で帰途に、少し買い物をして17時前には無事帰宅、しかし陽が短くなりましたね、調べてみると今日11月13日の日没は1653(奈良市)、12月上旬に最も早くなって、12月26日と同じ日没時刻なんですからね。本日の走行51.4キロ。

ちょっと試運転のつもりで…

 asuka号のリニューアルの機会に、ワイヤー類、チェーン、プーリーを交換したのですが、スプロケットはそのままだったので、案の定トルクがかかると歯飛びする様になってしまい、そろそろスプロケットの交換は致し方ないかと、注文していたのが昨日遅くに届いたので早速交換してみたものの実際に走ってみないと判らないのですよね。今日はVさんから「アイズラリー」へ来ないのお誘いがあったのですが、いつ歯飛びするか判らないのにグループで走るのも顰蹙ものですので遠慮しておいたのですが…
 先日のカンチブレーキもそうですが、触ると色々と不具合が出てくるものでして、先週の「月の宝箱」からの帰りサドルに違和感が、先っちょが捻じれてしまっています、長年使って引っ張ってもう限界の様で、ガイドの端で外れてしまう様です。鋲の打ち直しなんてだいそれた事はできないので、B-17の手持ちがあったので先日からオイルをしっかり馴染ませ養生していたのですが… 実はこのB-17は延陽伯号こと片倉シルクグロワール24がやってきた時に付いていたもので、デニム地のサドルに交換してから埃を被っていたものなんです。
  お天気が良くなりましたのでお正午頃から試運転がてら走る事に、それなりのトルクを掛けないといけないので長谷寺門前から初瀬ダムに取り付く事にしたのですが、少しはマシにはなったのですがやはり歯飛びは治まりません、多少気を付けて走ればなんとかなる程度には良くはなっているのですが…
 初瀬ダムから藺生(写真左)、豆入峠を越えて広域農道で吐山に下る久しぶりのルートで国道369号線で香酔峠(写真右)を越えます、好天の休日とあって単車の多い事、やはりあまり走りたくルートです、ここをならくるT-1としてサイクリングコースに設定した県道路マネジメント課の見識いや良識を疑いますね。
 榛原に下って「おごぽご」でお茶しようとしたら、対岸を「アイズラリー」の一団が、コースは聞いていたのですが、先入観でてっきり時計回りしているものだと、まさか宇陀川沿いを5分ほど私が先行していたとは、突然だったので写真を撮る間もありませんでした。集合場所が大宇陀の「心の森総合福祉公園」でしたので、そろそろ解散だろうだと参加していたK君にメッセージを送って「おごぽご」で落ち合って一緒に桜井に下って帰途に就きました。本日の走行は49.1キロ、交換したサドルですが、以前なら秋冬用のニッカならインナーパンツなしで100キロ以上楽に走っていたのですが、馴染んでない事もあってかこれしきに距離でお尻が… リニューアルしたasuka号色々と前途多難です。

煙管ロングライド「桜井~岐阜」(後半)

旧中山道醒ヶ井宿にて

 さて鳥居本駅を出発し岐阜の加納宿まで旧中山道を辿ります、鳥居本宿~番場宿~醒ヶ井宿~柏原宿~今須宿~関ヶ原宿~垂井宿~赤坂宿~美江寺宿~河渡宿~加納宿と約58キロの道のり。鳥居本宿は野洲で別れた中山道と朝鮮人街道が再合流し、中山道と北国街道が別れる交通の要衝。10月6日に「第16回とりいもと宿場まつり」が行われるとの事で、幟や飾り付けが始まっています。

 中山道は鳥居本宿を出るなり摺針(すりはり)峠(170m)への登りが、距離は1キロ程ですが10%近い登りが。先日から左膝に少し痛みがあって調子が今一つなので心配だったのですが、どうにか降りずに登りきる事が。
 反対側は緩やかに下って名神高速に沿った処から緩やかに登り米原トンネルの上で小摺針峠を越えます。

 小摺針峠を下ると中山道62番目の「番場宿」、途中で正面に伊吹山を望む事ができます。番場と云えば「瞼の母」の番場忠太郎所縁の地ですが、あくまでも芝居の中の人物。旧中山道は次の醒井宿の手前から国道21号と並行する様になるのですが、嫌が上にも現国道を走らなければならない区間が幾つかあるのが。

 61番目「醒井宿」、もう盛りは過ぎていますが名残りの梅花藻と彼岸花が… 平日とあって訪れる観光客もまばらです。

 60番目「柏原宿」、最寄りに東海道線柏原(かしわばら)駅があるのですが、関西線柏原駅は「かしわら」、福知山線柏原駅は「かいばら」はご存知ですよね。そろそろ何処かでお昼でもと思ったのですが、既に13時半、中山道は見どころが多いだけに時間がかかります。
 59番目「今須宿」の後、国道21号を旧中山道側に跨ぐ事ができずに国道21号で今須峠をショートカットしてしまいました。

 県境のサインに気付かないまま岐阜県へ、不破の関から 1412 関ケ原駅前へ、岐阜駅までまだ35キロ、こんなペースだと明るいうちに辿り着けなくなりそうです、残念ながら関ケ原周辺の見どころは次の機会に。
 56番目「赤坂宿」、この季節、旧街道沿いは何処も彼岸花が盛りです。

 国指定重要文化財「旧揖斐川橋梁」で揖斐川を渡ります、現在は歩行者自転車専用となっています、隣は東海道線揖斐川橋梁。
 宿場町巡りを端折って信号以外はノンストップで17時前には岐阜駅南側の中山道53番目の「加納宿」へ、と云っても現在の岐阜市街地のど真ん中ですので、宿場の面影はありません。

 岐阜駅南口で今日のサイクは終了、ここで輪行支度を整え、晩飯を食って名古屋まで移動、近鉄特急で帰途に就きます。しかし旧街道巡りはErbaロードではなくマッドガード付きの自転車で走りたかったですね、延陽伯号で水口までの長丁場と摺針峠を登るのは厳しいとは思いますが。本日の走行は桜井〜水口城南駅と鳥居本駅〜岐阜駅で都合138.0キロ。中山道に拘らなければ巡見街道を南下したり、近江鉄道同様にサイクルトレインのある三岐鉄道や養老鉄道を利用しても面白いかも知れませんね。(前半にもどる)

煙管ロングライド「桜井~岐阜」(前半)

近江鉄道鳥居本駅

 あまりに長過ぎた猛暑も終わり、10月になって走り回れると思いきや何という天気予報なんでしょう、走るより先に片付ける事があるでしょうとのお達しなんでしょうかね、確かにそうなんですが…
 とにかく走るのは今日2日を外せません、北西側からお天気が崩れると云う事ですので、東の方角は今日1日は安心して走れそうですので懸案のプランを、和束から信楽経由で貴生川まで走り、近江鉄道のサイクルトレインを利用して米原までワープし、醒ヶ井から関ケ原と旧中山道で大垣岐阜方面へ走るプラン、題して「煙管ロングライド」端折る貴生川~米原間は約47キロになりますが、正味走る部分も130キロ以上にはなります。そう云えば昔「まんま亭」の常連さんに岐阜から走ってくる強者がいましたね。
 ところで岐阜へは1998年と1999年に名古屋側から金沢までの「さくら道ネイチャーサイク」の途中で、2006年3月17日に近鉄名古屋線の白子駅から多賀大社経由で訪れているのですが、今回計画している米原~岐阜間は未踏区間なのです。

 貴生川までは何度か走っているコースで、過去のログから判断して朝4時過ぎに桜井を出発、未明でも走り慣れている上ッ道(上街道)を北上し、猿沢池から県庁西交差点を経て奈良阪を越えます。県境を跨ぐ頃には明るくなってきて6時過ぎには木津川べりに出て恭仁(くに)大橋を渡ります。
 井平尾で国道163号線を跨いで府道5号木津信楽線へ 0640 には近隣のサイクリストにはお馴染みの和束のローソンへ。

 湯船にある八七瀬橋、周りの風景にちょっとそぐわない立派なRCローゼ橋(アーチ橋の一種)で、昭和28年の南山城大水害で流された橋を架け替えたものの様です。殆どの車が次の清水橋で朝宮方面へ向うので、府道をそのまま走る車は少なくなり静かな山村風景が広がります。
 0747 には京都滋賀府県境になる峠へ、2020年6月「黄和田キャンプ」の折に4サイドで登って来た時より30分早く着いていますが、今回はロードのErba号ですからもっと早くても良い様な気もしますけど。
 0822 信楽駅前へ、お馴染みの巨大狸は衣替えで「ハロウィン狸」に。

 信楽駅前から雲井までは快適な線路沿いの裏道を走る事ができますが、小野峠への分岐までは交通量の多い国道307号を3キロばかり我慢の走行。旧道は相変わらず通行止、倒木こそありますが担ぎなしで無事通過、なんと云ってもかつては国鉄バス 近城線として路線バスが通った道です。1971年2月11日 小野峠で立ち往生している国鉄バス。
 近江鉄道はJR草津線貴生川駅に乗り入れているのですが、自転車をそのまま持ち込むには北口に回る必要があります。サイクルトレインは八日市線を除く近江鉄道本線と多賀線で利用でき(彦根駅のみ利用不可)、休日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用できます。利用するのは2006年8月2009年6月2019年4月2020年6月に続いてこれで5回目かな。なお信楽高原鐵道の紫香楽宮跡-信楽駅間のみ自転車の持ち込みができる様ですが、貴生川駅までは利用できませんのであまり価値があるとは、町内をレンタサイクルで回る方向けかと。なお近江鉄道には金・土・日曜と祝日は900円の全線フリーパスがあり、有人駅で事前に購入できるならお得になる場合も。

 次の米原行きは貴生川駅 1028発でやや時間がありますので、次の水口城南駅まで進みます、貴生川駅周辺にはコンビニが少ないのですが、水口城南駅の手前には大型スーパーとコンビニがあります、ただ駅の入り口が判り難いのが難点。ここまで78.84キロ。
 水口城南駅 1033発に乗車、無人駅ですので整理券を取るのをお忘れなく。自転車を置くスペースは確保されているのですが、車両毎の差異があるのかも知れませんが、一畑電鉄の様に固定するベルトどころか何かで括りつける手すりの類もありません、米原まで乗車すると1時間以上かかるので、これはかなり不便です。走行中はかなり揺れますので固定できないと自転車を支えた状態で座席に座り続ける事になるかと。
 今回は旧中山道に入るために終点の米原駅の2つ手前の鳥居本駅で下車しますが、無人駅ですので先頭車両に移動する必要があります、これは輪行の場合でもワンマン運行している路線の無人駅での下車のお約束ですね。なお夏場にサイクルトレインを長時間利用する場合、汗をかいた後に冷房に晒される事になるので、上着の様なものを準備しておいた方が良いかと。

 手前の彦根駅で10分程停車した後 1201 鳥居本駅へ。なおユニークな意匠の鳥居本駅駅舎は2013年に登録有形文化財に指定されています。(後半につづく)