「自転車」カテゴリーアーカイブ

一筆書き

NHK-BSで先月から「列島縦断鉄道12000kmの旅」と云うのをやっている、番組は今週で終わってしまうが、かつては憧れたいわゆる「一筆書き」に元鉄道マニアも国鉄時代当時とは違い廃線だらけでルールに則れば四国にも渡れなくなってしまった今では面白さも半減している。
 ふと思ったのは自転車で国道一筆書き、でも国道と云えども沖縄どころか、佐渡、隠岐、壱岐、対馬、五島列島等の離島まである、考えただけでもゾっとした、誰かやらないかなぁ。


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自転車ツーリングの世界

 九度山人さんのツーリングレポートを読んでいて、始めての道、前に走った道、色々な思いに耽りながら皆んな走っているんだなぁと思った。
 たとえ日帰りでも自転車でちょっとした旅行にでかけると云う事は、車や鉄道などの他の交通機関を利用するのと違って非常に密度の高い体験や感動を得られる事が多い、確かに行動範囲も限られるし制約も多い、端的に云えば「しんどい」のであるが、多かれ少なかれ、そんな「しんどい」と思われている様なツーリングを長い事続けている。
 この自転車と云うある意味不自由な乗り物は、外界から隔離された移動する為だけの空間になってしまった自動車や列車と違い、空気や音や匂いを100%近く感じる事ができ、目的地に着く事よりもそのブロセスを大切にできる貴重な乗り物である、オートバイですら速度と引き換えにその騒音で聞こえるだろう「音」を失っている。
 趣味の世界の中では決してメジャーと云えない自転車の中でも、多くの人が短絡的に自転車→スポーツ→競技と考え、メーカーも多くのショップがその様な方向を向いている中で、ツーリングと云う分野は極めてマイナーな趣味になってしまっていて、どちらかと云うと「変人」の範疇に入っているらしい。 別に人に「趣味」を押しつけるつもりはないが、少なくとも私たちは多くの人が得た事のない快感の中を折りにつけ走っている事に、秘かな優越感を感じていたりする。
 「健康的で良いですね」と云われると「まあ」としか答えられない、別に「健康」の為に走っているつもりもない、結果的に「健康」だとは思うけど。
 「レースに出たりするんですか」と問われると、この人の尺度はこうなんだなと思ってしまう、所詮は交通手段なのだから早く走る事に技術的研鑚を積む事は必要だろうが、そんな事は「趣味」の範疇ではないし、山道を転げ落ちる事だけに特化してしまったマウンデンバイクは既に自転車ではなくなっている。 「スポーツですから」と云われれば私はスポーツしているつもりもない、やはり変人なんだなぁ。

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〈801〉白浜日置川自転車道

ちゃんとヘキサがあります。

PS:白浜町と日置川町の間、R42を縫うように4つの区間があります、幾つかの区間は旧R42と思われますが、R42からの案内は日置川町笠甫の1ヶ所以外は皆無で地形図必携です。 最も日置川よりの区間も国民宿舎より西側は海側に木々が生い茂っていて意外な程に太平洋の展望はありません。 R42を素直に走る倍以上の時間は掛かること請け合います。 すれ違った自転車(人)は1台、地元の方がお散歩? まあ多くの自転車道はツーリストが走る処ではありませんがネ。


某氏の近況

最近なかなかご一緒に走る(「一緒」とはかなり僭越)機会のない某氏のHPを覗いてみたら、近況でもないがこんなお姿を発見、氏のHPは転載自由と書いてあるから勝手に拝借してきた。 2001年の写真だけど、きっと今もお元気で日々ローラー台の上で1000キロ/月以上走っているんだろうなぁ… と感心。
 でもその後、この写真のコメントは更新されていないからアワーレコード40kmの壁は破られてないのかなぁ。


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新しいサドル

 ヤマタンさんが最近手に入れ見せて貰ったのが気に入って、注文していたのが入ってきました。 セラ・ストーリア、結構エエお値段ですが、サドルだけはそこそこ使ってみないと判りませんからね、さて。

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ついでにメーターねた

前のスレッドで話題にしたキャットアイのCC8000、多分断線程度の事だろうけど使えなくなったのが2個ある。 一般的な機能の他に10箇所までの走行距離、時間、平均速度がメモリできる。 面白いのはTR/Dと云うモードで時計と連動して0:00?23:59までの走行距離を記憶している。 まあ走行距離をリセットしわすれた時に便利、0時を跨ぐツーリングはそうないけど、0時になるとTR/Dは0に戻るので、差分を取るかしないと駄目だけどね。 AT101とともに防水性能もなかなか優れていてツーリング用メーターとしてお奨めだった。
 なお現在のシリーズとのブラケットとの互換性はないし、液晶が古い為に冬の屋外では見えない程にコントラストが低下してしまう。
 メーターだけではなく自転車部品でツーリング向きのものは本当に限られている、確かにメーカーもショップもロードレーサーやMTBの方が商売になるのだろう、今や独占企業のシマノもある程度は寡占企業として製品にも社会的責任を果たすべきだと思うのだけどねぇ。


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5月の走行実績

5月の走行実績826.2キロ、記録のある限りで過去最高、天気予報に惑わされなかったら1000キロ達成できたのになぁ… 平均速度から判るように決して早くはないのですよ、だから距離を稼げるのはどうしても日の長いこの季節になりますね。
←愛用のメーター、キャットアイCC-AT101、高度計(気圧)などの付いた優れものなんですが、何故か現在は廃番。 累積距離が10000キロを越えると0に戻るのかと思ったら1桁シフトして小数点以下がでなくなりました、DSTとADDの差分に差がでるのでリセットしようっと。
かつて10箇所まで距離、平均速度等のメモリができるCC-8000と云うのがありましたが、なぜツーリング向きの製品って長続きしないのかなぁ…

日/車種/走行距離/実走行時間/平均速度/最高速度/走行区間
2日/ROAD/82.4///湯浅駅?水越峠?小坊師?煙樹ヶ浜?切目駅
3日/ROAD/15.5///
7日/ROAD/82.6/5:27:37/14.7/70.5/?芋峠?上市:大迫ダム?大台ヶ原?大迫ダム?入之波温泉
11日/ROAD/177.1/9:54:03/17.9/47.5/?西峠?佐倉峠?高見T?湯谷峠?大台町?紀勢町?紀伊長島町?海山町?尾鷲市
12日/ROAD/122.0/7:14:09/16.8/46.5/尾鷲市?熊野市?紀宝町?紀和町?熊野川町?新宮駅
15日/ROAD/32.0/1:59:18/15.8/36.3/?明日香村?「あすか」?
21日/CROSS/9.0///?「あすか」?
22日/CROSS/29.0/1:48:48/15.8/33.8/?吉野口?阿田
23日/CROSS/44.0/2:40:12/16.3/36.1/阿田?御所?六地蔵?室?
26日/ROAD/160.0/8:28:49/18.8/49.8/?新鹿路T?新伯母峯T?小坂峠?新宮
27日/ROAD/109.0/6:27:54/16.9/40.7/新宮?下里?篭?滝の拝?古座駅
計 862.6

 ルートをマトモに走るより距離がかなり長くなっている、最近ヘキサ(県道標識)収集や未踏区間の消化にあっちこっちウロウロ、かなり遠回りして走っている、おかげで平均速度を余計に押し下げている。



南紀まで行ってきました(2)

翌日は早朝に新宮市を出発し国道42号線を那智勝浦方面に向かい、途中周辺の盲腸県道のヘキサ(六角形の県道標識の事)を求めてあっちへウロウロ、こっちへウロウロ。 それでも8時過ぎには長年の懸案だった<235>南平野下里停車場線に入りました。 井鹿(いじし)集落までは太田川流域の田園地帯と里山ののどかな風景を走り、夫婦松峠への200m弱の登りをこなし、稜線沿いの1?1.5車線を走ります。 10キロ弱の道でですが、集落が途切れたところから出逢った車は軽自動車1台だけ、離合できる場所も少なく他所から車で来て迷い込むと大変な道ですが、木陰も多くツーリングサイクルにとっては最高の道です。 最近カーナビの普及で、県道とは云えとんでもない道で不案内な車と出くわす事があり、カーナビではこんな山間部の道路状況(特に幅員)や情報までとても得られ様もないのに平気で入ってきます。 一度は今風のおしゃれなキャブに呼び止められ「この道行けますか」だって、あまりに非常識なので嫌みぽく「軽自動車以上通行困難って書いてあったでしょ、何見て走ってんの?」、「カーナビ!!」だって、「じゃ行ったら」。 で引き返しては来なかった(ちなみにUターンできる処はない)から、無理矢理突破したのか、落っこちたのか。 与えられた情報を過信していると云うか、自身で状況判断ができないのかねぇ…. ちなみに結構、年配の方とか良識にありそうな方が多いです。 そう云えばいましたねガイドブックだけで地形図も持たず山へ入る人、数100mなんて山は山じゃないって口振りでしたが。 写真(上)、南平野下里停車場線は夫婦松峠に取りついてからは稜線沿いの道を走ります、馬の瀬状の場所が何度もあったり、写真の様な鬱蒼とした木々の中を走ったりします。 ガードレールも不備、車では行くのはお奨めしません。 南平野下里停車場線を抜け<43>那智勝浦古座川線で元色川村の集落をから標高400m程の篭集落へ辿り着き、何度かお世話になった雑貨屋に立ち寄りますが、12時までお休みしますとの貼り紙、留守の様。 のんびりと廃校跡(現在は就農者研修施設)へ行ったりしながらのんびりと休憩、久しぶりに顔なじみのおばちゃんに挨拶してから古座川への道を下ります。 那智勝浦古座川線の山間の1?1.5車線の悪路を走り、古座川の支流小川(こがわ)沿いに奇勝「滝の拝」に下ります、清流古座川とは云え、この支流の水の美しさはその上を行きます、写真を撮ったりしながら15時30分には古座駅へ到着、輪行支度を済ませ、古座からだと遠回りで割高ですが快適な松阪経由で帰途に就きました。 写真(下)は小川沿いを延々と走る那智勝浦古座川線、多少観光化されている「滝の拝」まではこんな調子が続きます、何度か走ってますが、川のせせらぎと今ならカジカガエルの声だけが聞こえる、車や単車では絶対に得られない自転車ならではのコースです。