「奈良県」カテゴリーアーカイブ

「let’s ポタリング宇陀」1日目

宇陀市大宇陀 松山街道にて

 今日は明日との2日間宇陀市で行われた「let’s ポタリング宇陀」に参加してきました。「ポタリング&スポーツ栄養講座&歴史講座」と云う事で両日宇陀市域の20キロ前後のコースをポタリングしちょっとした座学を行うと云う企画です。
 1日目の集合場所はお馴染み菟田野の「カエデの郷ひらら」、「ゆるゆるCC」のメンバーのまめじさんと7時半頃に榛原駅前で合流し、芳野(ほうの)川沿いの道を菟田野へ向かいます。

 「コロナ禍」と云う時節柄、もちろん検温や消毒とできる限りの対策はされていたものの、参加者が少ないのが、お天気には恵まれました。なお今日明日と私がコースリーダーを仰せつかります。
 今日のコースは「ひらら」をスタートし反時計周りに芳野川~宇陀川べりを走りR166で戻ります。一昨年の「奈良県初のタンデムラン」のコースのほぼ逆回りですね、まずは榛原高塚の「八咫烏神社」へ。神武東征所縁の神社ですが「やたがらす」つながりで2002年のFIFAワールドカップ開催を記念して作られたモニュメントがあります。(写真 : まめじさん)
 川沿いに榛原までは回らずに県道217号高塚野依線でショートカットし「アニマル・パーク」の南側を経て大宇陀へ、松山街道の街並みで恒例のやらせ写真を、やはりランドナーとか旅自転車が一番似合う風景なのですが。
 「松山城跡西門」へ。先の「八咫烏神社」、次の「宇太水分神社」とそれぞれ地元のボランティアガイドの方が案内をして頂けます。道路元標フリークの私には神戸村道路元標が橋の反対側にあるので馴染みのあるポイントなのですが、ガイドの方はちゃんと道路元標の存在をご存知でした、良かった。

 ポタリングの最後は菟田野へ、大宇陀から菟田野へは交通量もあってアップダウンのあるR166を走らなければならないのですが、最近笹峠の部分が拡幅されて安全に走れる様になりました。菟田野古市場の「宇太水分神社」ここには春日造りの国宝の本殿があります。

 一旦「ひらら」に戻り、お昼の食事へ。参加人数も少ない事もあってスタッフの皆さんと最近地蔵の辻近くにできた古民家カフェ「な・な・な」へ、ランチはご覧のボリューム、さすがの私もごはんのお替りは遠慮しました。菟田野地区は食事のできる処がありませんでしたからね、場所は地蔵の辻の信号のすぐ東側、新道と旧街道の挟まれた位置にあり、サイクルスタンドこそありませんが駐輪スペースは充分にあります。

  午後からは「ひらら」に戻り、木造校舎跡の教室で宇陀市観光ボランティアガイドの会々長さんによる、宇陀の地勢と菟田野の歴史、特に丹生(水銀鉱石)に関する話が興味深いです。※「ひらら」での写真はまめじさんにお借りしました。
 16時には1日目の予定が終了し解散、今夜「ひらら」に泊まられる’みお’さんとお別れして、まめじさんと帰途に就きます。まめじさんはMTBなので芳野川べりのちょっとデンジャラスなルートを往きます、整備されると柵が付いてしまうでしょうね。榛原でまめじさんとお別れして笠間辻経由で桜井へ戻りました。
 本日の走行59.7キロ、往復自走していますのでイベントで走った距離は半分にもならないのですが。

「let’s ポタリング宇陀」1日目 2日目

※ 一部の写真を主催側の方から頂きました。


ゆるゆる「賀名生梅林ポタ」をお見送り

 今日は乾さん率いる「ゆるゆるCC」の「賀名生(あのう)梅林ポタ」なのですが、夕方から勤務ですのでフル参加はできませんが、集合場所の五條市まで走り旧い町並の残る五條新町と五新線跡のさわりまでご一緒する事にしました。


 7時前に桜井を出発、いつもの吉野口駅前~重阪(へいさか)峠経由で 0845 集合場所の五條中央公園に到着しますと、既に20名程の参加者が。(写真右下 : タックさん)

 まずは五條新町へ向かいます。


 街道の名残りを残す街並みを抜けて五新線跡へ、ところで先月「餅商一ツ橋」imageの跡にオープンしたチョコレート店ですがまだ開いていませんので通過、帰りに立ち寄った様です。

 五新線の遺構跡で記念撮影、この時点で参加者は私を含めて22名。(写真右 : タックさん)

 R168に戻り、大川橋を渡って一行は「吉野ストア」でお昼の買出し。きんなん君は今日が新車(EXTAR PROTON)imageのデビューランランなんです。(写真右)
 皆さんが買出しをしている間に先回りして待ち構えます。

 ゆるゆると走ってくれていますが、後を追いかけるのも大変。タックさんが橋の上で構えている私を撮ってくれた凄い写真image、柵がハレーションで飛んでしまっています。

 八幡川橋梁で一行を追い越し西側の一般道に入ります。(写真右 : 乾さん) 

  五條市霊安寺町、田園風景の中を行きます、見通しは良いのですが、バックの映り込みを考慮する余裕はありませんので、お墓が写っていたり。


 1010 ここで一行とお別れして帰途に就く事に。(写真 : 乾さん)
 この後一行は賀名生梅林~フルーツロード(五條吉野広域農道)~柿博物館~一の木ダムと走っていた様ですが、とても「ゆるゆる」とは云えないコースです。ところが肝心の梅の開花状況ですが、五新線跡沿いはともかく賀名生梅林の方は些か早かった様ですね。
 栄山寺橋から吉野川河畔を遡り椿橋を渡り壺阪峠を越えて13時には桜井へと帰ってきましたが、桜井市域に入った途端に雨に降られてしまいました、通り雨でしたが一行は大丈夫だったのかな。本日の走行77.1キロ。

   

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ゆるゆるCCとデモンタ迎撃のダブルヘッダー

吉野町津風呂湖畔にて

 今日はゆるゆるCCの「芋ヶ峠~壷阪峠サイク」に参加する予定なのですが、昨夜ショコラさんとSさんが大津から柳生経由で桜井まで走るとの知らせが、Sさんとは随分ごぶさた(2018年5月以来?)していますので、時間的に間に合うなら両方に顔を出したい処。
 ゆるゆるCCの方は橿原運動公園9時集合なのですが、昨日サドルバッグのベルトが切れたのとフロントキャリアの固定のガタを直し忘れていて朝から慌てる事に、それに昨日と打って変わって風が強くて運動公園まで往復するのも難儀なので、明日香村亀石前のセブイレで合流させて貰う事にします。
 桜井を0911に出発し明日香村へと急ぎます、一行がなかなか来ないと思っていたら運動公園を出て直ぐにつっちーさんのサンジェがパンクimageしたとか。とにかく0940頃には落ち合う事ができました、ここで1名が離脱して私が加わり9名で走る事に。今回は女性の参加者がいなかったはずなんですが、なんとすみれちゃんが…
  どうにか10時過ぎに出発する事ができ、まずは芋ヶ峠(486m)を目指します。写真は橘から祝戸へ「飛鳥葛城自転車道」の最後の区間です。「マラ石」にてスミレちゃんimage

 栢森にて。しかし「ゆるゆる」にしては今日はハイペースです。
 何ヶ所かの激坂部分をこなして古道と交差する行者辻へ。

 芋ヶ峠にて。写真を撮るために先に来させて貰いましたが、最初に上がってきたのはもりやすさん、続いてつっちーさん。
 芋ヶ峠にて集合写真を、一行は吉野川河畔まで下りますが、皆さんとお昼をご一緒していると遅くなりそうですので、残念ですがここでお別れする事にします。(大きな画像は後日アルバムで公開します)
 吉野町千股まで下り佐々羅へ越えます。宇陀方面へは県道28号で小島峠を越えれば早いのですが、あまりに面白くないので津風呂湖畔へ、さすがに北岸は遠回りですので南岸の県道256号入野河原屋線へ向かいます。
 1220 入野でR370に取り付きます、そろそろお腹も空いてきたのですがこの先は関戸峠(402m)を越えて大宇陀までコンビニの類はありません、ただ休日ですので三茶屋で地元産品を売っていて柿の葉寿司を買って戴きます。いつもなら三茶屋から小名経由の車の来ないルートをとるのですが、あまり時間の余裕もないのでそのままR370で峠を目指しますが、だらだら登りに向かい風が堪えます。
 どうにか 13時過ぎには 関戸峠を越えますが、メッセージを見ると大津からのお二人は当初柳生でお昼との話でしたが、既に針テラスまで来ているとの事。13時半すぎには出発するとか、少々急がなくてはなりません。

 大宇陀の松山街道の街並みを抜けて宇陀川右岸を走ります。
 1436 西峠(353m)へ、長谷寺門前で落ち合う事にして下りますが。桜井浄水場まで下った処で、まだ時間に余裕があるので口ノ倉トンネル(440m)経由で初瀬ダムの上に出る事にします。
 久しぶりに口ノ倉トンネルを通りますが、車は少ないものの浄水場前から標高差125mと結構登らされます。長谷寺門前へは参道の道が狭くバイパス路だったのですが、今では名阪国道からの県道が良くなりましたからね。

 1411 初瀬ダム(まほろば湖)沿いの県道38号へ下り、お二人を待ちますがどんぴしゃのタイミングで下ってきました。お二人は案の定デモンタで、大津を8時に出たそうですが昼食休憩を含め6時間余りとは早すぎです。

 長谷寺門前にて、「コロナ禍」も終息にはまだまだと思いますが参道には賑わいが戻ってきています。
 可能な限り旧街道を縫って 1447 桜井駅南口へ。桜井駅は近鉄が北側、JRが南側にありますが、輪行支度に丁度良いスペースが南側にあります。

 ショコラさんのTOEIデモンタ(写真左)、Sさんのナショナルユニパック(写真右)はうちのより年式は新しいそうですが、なんとオリジナルのシールが。輪行支度を済ませばお二人は1545発の奈良行で帰途に就かれました。本日の走行66.1キロ、今日はハイペースだったのと風で些か疲れました。

   


遠回り通勤ポタ 京都府をかじってきました

平城宮址 朱雀門にて

 例に拠って勤務明けからの出撃、先日からホームページの改修に手を付けていてリダイレクトとかが変になっているので、さっさと帰って直したいのですが、このお天気に走らないと絶対に後悔するとばかりに…
 先日23日に続いて下ッ道(中街道)を北へ、写真は大和八木駅の東側で近鉄大阪線を跨ぐ踏切。

  橿原市から田原本町に入ったあたりから寺川左岸を行きます、毎年住宅の庭先の紅白の梅が出迎えてくれます。
 下ッ道が田原本町から天理市に入った辺り、庵冶町地蔵尊。
 天神橋で大和川を渡ります、向こうに見えているのは京奈和道(写真左)。二階堂の旧い街並みを抜けて京奈和道をくぐります(写真右)。

 西名阪道をくぐる手前の「八条北遺跡」が発掘された場所で歴史公園が整備中でした。

 大和郡山市稗田町の稗田環濠集落へ、県下には天理市竹之内の他幾つかの環濠集落が残っていますが、ここ稗田のものが規模も大きく良く整備されています。下ッ道は北上し朱雀大路となりますが、跡を辿る事はできません。
 県道144号大和郡山上三橋線を少し西へ走り郡界橋東詰で京奈和自転車道へ入ります。打合橋で自転車道と別れ佐保川右岸を更に北上し朱雀高校の裏に出て「みやと通り」に入ります。

 平城宮跡朱雀門へ、いつも平城宮跡を通る時は先を急いでいるのですが、今日は時間もあるので朱雀門に立ち寄ってみます。写真右は第一次大極殿院南門と復原工事用の素屋根。

 「みやと通り」を北上します歌姫街道(府県道751号木津平城線)となり添御縣坐神社(そうのみあがたにますじんじゃ)、通称歌姫神社、橿原市の「おふさ観音」からここまで大まかなもののほぼ直線なんですね。さて歌姫峠を下ると京都府です、奈良県から京都府へ2番目に楽チンなコースです、ただ狭い道に車が多く車通しの離合に挟まれて難儀します。とにかく今年初めて京都府下にタッチダウン。

 京都八幡木津自転車道線へ合流します。今日は風もないし時間があれば流れ橋や「さくらであい館」位まで往復しても良いのですが、お昼を回ったのでここで引き返す事にします。
 帰りは京奈和自転車道のルートを辿ります。京都府から奈良県へ、カントリーサインも何もありませんが、自転車道を示すラインが変わって「ならくる」のポールが現れると奈良県です。

 京奈和自転車道は奈良バイパスをくぐって平城宮跡へ向かいますが(写真左)、奈良自転車道(奈良西の京斑鳩自転車道線)を辿って奈良市街へ向かいます、竹林の中の緩い山越えルートです。ロートフィールド奈良(鴻ノ池陸上競技場)を経て奈良阪の南側へ、県庁西交差点を渡って奈良公園へ、週末とあって観光客の多い事、鹿達もせんべいにありつける様になってほっと一息ですね。上ッ道を南下します。

 途中、JR桜井線(万葉まほろば線)の櫟本駅へ、最近は歩道橋の様な跨線橋が多くなりましたが、昔ながらのは貴重になりました。丹波市まで南下し布留川南流の自転車道imageを経て中ッ道の跡をたどり大和川河畔へでます。桜井に戻って本日の走行66.9キロ、マイルールでポタは50キロ未満、平均速度15km/h未満が「ポタ」なんですが、まぁ行き当たりばったりで走っていたので、良いでしょう。

 


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遠回り通勤ポタ「結崎面塚」

磯城郡川西町結崎 寺川河畔「面塚」にて

 今朝の奈良の最低気温は-2.2℃とかなり寒かったのですが、9時前から国中の川べりの道を大和川御幸橋まで巡る事にします。飛鳥川沿いに出ておふさ観音近くから下ッ道(中街道)へ、横大路と交差する八木札の辻にて。
 近鉄橿原線を跨いで飛鳥川沿いの大和中央自転車道へ、向い風が強いですが、徐々に陽射しが暖かくなってくるのが救いです。

 河合町で曽我川沿いの飛鳥葛城自転車道へ移って大和川に架かる御幸橋で右岸へ渡ります。淀にある御幸橋は「ごかうばし」ですが此処のは「みゆきばし」、休日とあって結構ローディが行き交ってます。
 大和川右岸の堤防上の道を遡ります。対岸で大和川に曽我川が合流しています。青い橋は太子橋、大和川の蛇行が改修される前はなかった橋で、渡った辺りだけは今も安堵町域です。
 その太子橋は今月末まで補修工事で日中通行止だそうなのですが、祝日のせいか工事とかやっていませんでした。
 この付近で筋違(太子)道が大和川を渡っていたのが橋名の由来なんでしょうね。
 大和川左岸を行きますが、この先で寺川が合流してきていますので自然と寺川左岸に。桜井へはほぼ大和川左岸を走って行けるのですが、近鉄橿原線を跨ぐ踏切の前後imageで3月10日まで舗装工事で通行止になっている様で、適当な迂回路がないので、今日は寺川沿いから天理市庵治(おうじ)町へ抜けるルートを辿ってみる事にします。

 寺川左岸の道が県道197号結崎田原本線と交差する宮前橋の先に「面塚」と云う史跡があるのですが、観世能楽発祥の地だと事で「結崎面塚公園」と云うのが整備されていて、何度か来ているのですが、桜の季節に来なくては。
 川べりの快適な道が続きますが、残念ながら寺川べりの道は近鉄橿原線と京奈和自動車道で行く手を遮られてしまいます。先の宮前橋から数えて3つ目の橋で右岸に渡ります。

 寺川右岸の堤防上はダートですので住宅街の川よりの道を辿ると近鉄橿原線をどうにかくぐる事ができます。

 真っ直ぐと云う訳には行きませんが京奈和自動車道をくぐる事もでき、そのまま東へ。

 天理市庵冶町で下ッ道(中街道)に唐突に出てしまいます、角には大神宮の常夜灯があり、八王子社もあった様です。道標には年号と●●村木之本と読め、確かに山辺郡二階堂村以前の庵治村には木の本と云う字があった様です。下ッ道はともかくこの東西の道も歴史のある道の様です。庵治町でいつものルートに戻りますが、距離は殆どと云って変わらないのですが(図青線)車が少ないので重宝しそうです。R24を跨ぎ再び大和川べりに、そのまま桜井に戻っても良いのですが、海上橋を渡り東へ上ッ道(上街道)まで出る事にします。

 JR桜井線を跨いだ処でレトロな柳本駅へ。いつのまにか駅中食堂が「ビクトン」と云う妙な名前なのですが、三角縁神獣鏡の出土で知られた黒塚古墳の最寄り駅で、休日をあって結構賑わってます。店頭で売られていたロースとんかつがあまりに美味そうなんで(450円也)が1つ買う事に。
 上ッ道に戻って巻向から三輪とお昼過ぎには桜井へ、買い物を済ませて帰宅、本日の走行36.2キロ。今日まで出今月は358.9キロ、後1週間で幾ら走る事ができるでしょうかね。
 そうそうロースとんかつはお昼にカツカレーとなりました、盛り付けが雑なのはご容赦を…

 


雪の天辻峠を越えて(後半)


 道の駅「吉野路大塔」で本日のミッションは果たしたものの既に13時、新天辻トンネルを抜けるにしても来た道を戻るのは面白くありません、12時まででしたら阪本へ下り天川経由も考えていたのですが、新川合~新笠木の2つの長大トンネルは通りたくないので、笠木峠旧道の積雪具合を考慮すると些か時間的に厳しそう、このままR168を阪本側に2/3程下って県道732号阪本五條線で出屋敷峠(660m)へ登り返すのが一番賢いかな。

 県道732号に入り再び調子よく登り出したのですが、暫く行くと脚が攣り始めます、幸い今日は「芍薬甘草湯」を持っていたので助かりました。今まで持っていない時に限って攣ったんですよね、効果覿面無事に 1333 出屋敷峠へ。
 以前シクロツーリスト 旅と自転車 特集「日本の峠200選」imageで奈良の峠として芋ヶ峠と染谷峠を紹介させて貰っているのですが、私自身は此処とで奈良の三名峠だと思っていたのですが、処分場かのフェンスができて興ざめなのは残念です、あとは小南峠か石切峠でしょうか。
 県道732号は起点と終点が奈良県域なのですが出屋敷峠から高野町富貴を過ぎるまでが和歌山県域です、出屋敷峠の北側は緩やかな1.5車線が道が続き出屋敷辻で県道733号川津高野線と合流します。
 富貴集落を抜け再び奈良県域へ、東の川(うのかわ)の深い谷の東斜面を豪快に下って行きます、日当たりが良い事もあって路面は乾いていて安心して下る事ができます。1458 火打口で県道55号橋本五條線へ。五條市街を避けて辯天宗宗祖御廟の横を通って県道137号平原五條線で栄山寺橋へ。栄山寺トンネルimageの供用はまだの様ですが、供用されると京奈和自転車道のルートになっている県道137号の交通量が増えるでしょうね。
 栄山寺橋を渡り一旦県道39号五條吉野線へ入りますが吉野川左岸に渡る手前でそのまま右岸を走る市道へ、水溜りとかもある悪路ですが、ランドナーにはぴったりのコースです。途中にカルディア第2キャンプ場がありますが殆ど車が入ってきません。阿太橋西詰で県道259号吉野川公園線に入り西阿太でR370を跨いで阿太高原へ、東寄りに京奈和自転車道のコースが設定されているのですが、こちらの方が楽だと思うのですがね。この後福神駅前から今朝立ち寄った吉野口駅前へは1642には戻ってきたのですが、所用でVIVVAさんちと勤務先に寄って20時過ぎに無事帰投しました。本日の走行121.5キロ、今年初めての100キロ超となりました。

 


雪の天辻峠を越えて(前半)

旧天辻隧道にて(奈良県五條市)

 昨年から挑戦している「グランフォンドin奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー、県下24ヶ所のチェックポイントを回る訳ですが、残るは五條市大塔町の道の駅「吉野路大塔」1ヶ所のみ、R168を十津川に向かって南下、紀ノ川水系と新宮川水系の分水嶺になる天辻峠(標高790m)の下、新天辻トンネル(1,174m)を抜けた処にあります。実は昨年2月27日に川湯温泉へのキャンプツーリングの途中に立ち寄っていて、今年も川湯へは行きたいと思っていたので、そのついでにと考えていたのですが、暫くは泊まりがけのツーリングは諸般の事情で難しくなってしまいました。それだけにわさわざ往復するのも気が重かったのですが、スタンプラリーも2月28日までといよいよ期限が迫ってきました、ただ標高の高い処だけに天気の良さそうな日を狙って出掛け様と。桜井から往復五條経由で約100キロの道のり、昨年は4サイドで5時間半で走ってますから、明るくなる直前の5時頃に出れば帰りも余裕と踏んだのですが。
 些か出遅れてしまいましたが桜井を0550にスタート、0711 吉野口駅へ、0736には重阪(へいさか)峠を越えて五條市へと、走り馴れたルートです。

 少々ゆっくり目のペースですが、ここ暫く走ってませんし、帰りに疲れを出さない程度のペースで8時過ぎに五條の旧い町並みの残る五條新町へ。シンボル的なお店だった「餅商一ツ橋」imageは2018年に廃業したのですが、元の趣を残して改装、去る11日にチョコレート店としてオープンしたそうです。営業は毎週金~日曜と祝日(午前11時~午後5時)、なんでもバレンタインデーだった昨日は営業していたそうですが。
 さてR168に入り、五條病院を過ぎた辺りから未成線の五新線に沿って走る事にします。レールが敷かれる事なくバス専用道として利用されてきたのですが、トンネルの老朽化等によりバス路線は廃止となり、専用道は五條市の市有地となりました、あくまでも道路ではないのでその旨の看板が随所に立っています。写真右側のスロープが元バス専用道、左側は一般道です。到って天の邪鬼な私は敢えて一般道へ。

 鉄道が前提だっただけに直線的なバス専用道跡を、ご覧の様に一般道が縫っていて、写真は踏み切りになるはずだった交差です。少々判りにくくて遠回りですが第一丹生川橋梁の手前まで辿る事ができます。実際の処バス専用道跡は沿線の人の生活道路になっていて、当たり前の様に車が通っていますし、市のパッカー車もやってきます。線路を敷くための幅員しかありませんし車の離合もできません、ただバスが走っていた頃も時間通りにやってくる1日数往復のバスと生活道路の共存は成り立っていた様です。さて今の時間は朝の通勤や野良に出掛ける時間帯ですので、よそ者は遠慮しておく次第です。

 第一丹生川橋梁を渡ってもその先の生子(おぶす)トンネルは崩落の危険があるとの事でしっかり塞がれていますので、上を走る国道に取り付くしかありません。ただ蛇行する丹生川沿いに廃道寸前とは云え西熊野街道(十津川街道)が通じていて、途中数十m推せば旧西吉野村域の滝集落(写真右)に出る事ができます。なおガードレールや標識の支柱とおぼしきものがありますが、R168の旧道ではありません。

 集落と川沿いの梅林の中を暫く走り江出(えずる)停留所跡へ(写真左)、ここからは専用道跡を走るしかありません、ただこの区間は封鎖されたトンネルに挟まれていて走り抜け様とする車はまずありません、専用道は巨大な農道橋(賀名生大橋)の下をくぐって行きます?

 賀名生(あのう)停留場跡に到着、映画「萌の朱雀」のロケ地だった処で、映画では「恋尾バス停」となっていました、奈良の三大梅林の一つ賀名生梅林が最寄り、梅林の梅はまだまだですが、停留場脇の梅は開き始めています。
 向加名生バス停跡付近で専用道跡と別れR168に戻ります。城戸から宗川野へ、写真は五新線の遺構ですが、バス専用道として使われたのは城戸以北で、この区間は全く使用される事はありませんでした。R168はここから右方向へと登ってゆきますが、立川渡経由の旧道があり、西野トンネル(612m)をパスする事ができます。旧道は立川渡までは県道49号勢井宗川野線となっていてR309の新笠木トンネルと新川合トンネルの間へと通じていますが、天辻方面へは立川渡郵便局の角を右折します。
 途中西吉野大滝の前を通りますが、夏場はマイナスイオンたっぷり最高の清凉スポットです。

 標高が400mを越えると路面はご覧の様に、右の写真は橋の上ですが、スリップしたのか引き返そうとしたのか… 早朝はかなり危険な状況なんでしょうね。
 1120 西野トンネルの天辻側にでます。ここから新天辻トンネルまでR168を走らなければならないのですが、交通量が決してすくなくないのに除雪された雪塊が路側帯を塞いでいるので、安心して走れる状況ではありません。
 1134 R168旧道である永谷天辻林道の入り口までやってきました。新天辻トンネルの真上にある天辻隧道で峠を越える事ができ、2015年8月に越えています。ただ車は来ないもの舗装されているのは取っ掛かりの数百m程、除雪はされているはずもなく距離的にも遠回りです。推し歩きは必至ですしよくよく考えると新調したばかりのMTBシューズは貫通しているクリート取り付け穴に防水のシールもしていませんでした、替えの靴下も用意していません、しかし車に怯えながら走るのも精神衛生上良くないですしね。
  案の定舗装が途切れる辺りからこの状況、時折木々から雪やら氷やらが降り注ぎます。ただ元国道だけに幅員がある分明るく不安感もありません、暫くは下の国道を走る車の音も聞こえてきます。
 1226 小一時間掛かってようやく天辻隧道に到着、トンネルから南側は舗装されています、ただ緩やかな下りが乗れそうな滑りそうな案配で往生しました。
  国道に合流して道の駅までは直ぐ 1241 に到着、旧道経由とは云え6時間半以上掛かってしまいました。モバイルスタンプラリーについては先にレポートしていますが、これで県下24ヶ所のチェックポイントを走破しました。携行食と自販機の温かいカフェオレで一息ついて、さてどこから帰るか、このまま引き返せばもう登らなくてもすむのですが。(つづく)

 


グランフォンド in 奈良・吉野 ポイントラリー走破

 昨年4月29日から行われていた「グランフォンドin奈良・吉野」のモバイルポイントラリー、最後に残った道の駅「吉野路大塔」をクリア、24ヶ所のチェックポイントを走破しました。例年行われている「グランフォンドin奈良・吉野」と聞いただけスーパーロングクラスになると制限時間とコースから考えると公道レースになりかねないイベントには興味はなかった(仮にあって走れない)のですが、今年は「コロナ禍」でモバイルスタンプラリーとして開催され、知ったのがたまたま三茶屋で出遭ったKさんに教えて貰い、出遅れてスタート、24ヶ所のポイントをマッドガード付き(いわゆるランドナー)だけで走ろうと、事故に遭って2ヶ月近くasuka号が使えない期間があったり、暇はかかりましたが、残り2週間を残して走り終えました。

 2022年2月8日 08:54 現在で24ヶ所走破のダイアモンド賞は参加者総数660名の内91 名と云う事です。和歌山県や石川県の同様のイベントで色々と頂きましたが、ダイアモンド賞のフェリー乗船券当たらないかなぁ…




遠回り通勤ポタ「源九郎稲荷」

大和郡山市洞泉寺町 源九郎稲荷神社にて

 ここ暫く通勤以外では皆目走っていません、運動不足よりも生活のリズムが狂ってしまって、いけませんネェ…ぐっすりと眠れません。今月中に道の駅「吉野路大塔」まで往復しなければいけないので、調整がてら大和西大寺の自転車工房「Delft」さんまで往復する事に…
 勤務明けですので大和高田の「松のや」まで走ってがっつり朝飯image、満足した処で高田川に沿って北上「葱」の総帥吉盛さんの「イイギア」へ、もう2月になってますがカレンダーを放りこんでおきます。
 後1ヶ月半もすると高田川べりは桜並木で華やかになりますね。引き続き高田川べりを北上します、なかなか快適なルートなのですが、交通量の多い県道と交差する処が些かやっかいなんです。箸尾まで来て近鉄田原本線で行き止まりになりますので、些か判り難いですが箸尾駅に西側踏切まで迂回して「奈良県第二浄化センター」の南側で「飛鳥葛城自転車道」に出る事ができます。
 「奈良県第二浄化センター」の西側を回りこんで再び高田川に出ますが、すぐに曽我川に合流します。

 御幸橋で大和川を跨ぎ富雄川沿いへ、引き続き「飛鳥葛城自転車道」なのですが、県道9号大和郡山斑鳩線と交差する富雄橋西詰で法隆寺からきた「大和中央自転車道」に合流します。休日とあって行き交うローディも多いです。
 このまま自転車道のルートを辿ると道も狭く交通量も多く、郡山城跡のまわりで丘陵状になっている大和郡山市街を越えなければなりませんので、手前で山田橋を渡り東へ大和郡山ならではの「金魚田」の中を抜けて近鉄橿原線を跨ぎ筒井から北上してきた下街道へ入ります。
 著作権侵害で金魚ボックスimageは撤去されてしまいましたが、柳通商店街は「金魚ストリート」と名前がついている様です。郡山城跡で盆梅展が行われているせいかいつになく観光客で賑わっています。また26日からは「大和な雛まつり」も開催されます。

 いつもは柳通商店街を「菊屋」の角まで北上するのですが、今日はかつて遊郭のあった洞泉寺町の「源九郎稲荷神社」に立ち寄ってみます、遊郭跡は「町家物語館」(旧川本楼)を残して昨年取り壊されてしまいました。「源九郎稲荷」と云えば上方落語ファンにはお馴染みの「猫の忠信」、歌舞伎や浄瑠璃の「義経千本桜」の「狐忠信」をパロったものなんですが、ここに祭られている宇迦之御魂神(ウカタノミタマ)、すなわち稲荷神の化身がその「狐忠信」、九郎判官義経が奥州に下る際に源九郎の名を贈られたとの事なんでして、なにやら話がややこしいです。ところで稲荷神社の狐は稲穂とか色々なものを銜えているのですが、ここの狐は「巻物」と「玉」を銜えています。
 ところで「源九郎餅」なんてのがあるんですね?「菊屋」の「城之口餅」があまりに有名なんで知らなかったのですが、Facebookにどんパパさんが美味しいよとコメントを下さっていたので次は買ってみようかと。
 奈良口に出て秋篠川沿いに北上する「大和中央自転車道」に戻りますが、この区間は「京奈和自転車道」の一部になっています、ただ幅員が狭いのと、住宅街の中を行くのでジョギングの人やら買い物の自転車が多いのが難点。
 R308に出た処で左折し西へ、尼ヶ辻駅前を経て西大寺駅の西の方へ、1242「Delft」に到着、ようやくカレンダーをお届けする事が、あと「ポタリング&スポーツ栄養講座&歴史講座」のチラシを置かせて貰いました。しかしマスプロランドナーの現物を展示して販売しているお店っていまや貴重です。奈良口まで元来た道を引き返し佐保川沿いの「京奈和自転車道」へ、1月末まで通行止だった区間をやっと走れると思っていたのですが…

 なんと通行止は3月末まで延長されています、昨年5月に「全線開通」と報道されて以来いまだにこの区間は通行止のままです。まけに迂回路は佐保川右岸の堤防上が通行できるのにも拘わらず300mも西の市道まで迂回する案内が、加えて地図は少しおかしい。恐らく河川管理路を大っぴらに自転車道の迂回路に指定できないお役所事情かと、とにかく4月が愉しみです。
 大和川に出て後は川べり桜井へ帰途につきますが、大和川左岸路が近鉄橿原線を跨ぐ踏切の前後ですが、2月17日から3月10日まで舗装工事で通行止になるそうです、桜井から王寺への定番ルートなのにね。
 15時半には無事桜井に帰投、平坦路ばかりですが本日の走行67.2キロ、1月16日の「東吉野」以来ほぼ1ヶ月ぶりの50キロ/日超となりました。


ご案内「ポタリング&スポーツ栄養講座&歴史講座」

 宇陀市でのポタリングイベント、お馴染み「月うさぎ」の番頭さんからご紹介を頂いたのでご案内をしておきます。
日時:2022年3月12日~13日 何れか1日での参加申し込みも可能、参加は宇陀市外から限定36名(1日18名)、宇陀市からの補助金があります。PDFファイル。

 1日目(3月12日)は菟田野の「奈良カエデの郷ひらら」をスタートし旧菟田野、大宇陀、榛原町域を巡る周回コース(約13キロ)でスタート地点は違いますが2020年11月22日の「タンデムラン」に良く似たコースです。
 2日目(3月13日)は室生口大野駅近くの「室生振興センター」から室生寺経由で「ふるさと元気村」まで県道28号吉野室生寺針線を往復するコース(約19.4キロ)です。
PDFファイル(A4/2頁)


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