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遠回り通勤ポタ「スタンプラリー 国中編」

 何やら梅雨入りした様な天気が続くみたいで。昨日から始まった「グランフォンド in 奈良・吉野」、早速デモン太で昨日今日と近場のチェックポイントを回ってきました。国中のポイントは暑くなるまでに片付けておかなくてはね。
 1日目「橿原市昆虫館」(写真右)なんて殆ど通勤経路上といっても過言やないんです、昆虫館の建物の裏側なんでちょっと判りにくいかと、第2駐車場を目指してその一段上って感じですが、その辺り道路元標を1.000基以上巡ってきた臭覚と申しましょうか(^_^;) その後「道の駅飛鳥」まで行くつもりだったのですが雨がパラついてきたのパスして「ジョギング&サイクリングステーション橿原公苑」(写真左)まで往復して出勤、走行10.9キロ。通勤に4キロ程遠回りして2ヶ所GET! 「WAKAYAMA 800」みたいにリピーター賞があれば良いのにね。
 翌朝は飛鳥川沿いの自転車道を北上し、途中から旧街道の筋違道(太子道)へ向かいます。

 近鉄田原本線を跨いで三宅町に入ります、筋違道沿い東側にある「屏風杵築神社」へ、チェックポイントは鳥居をくぐり左側の手水の裏辺りにあります。
 お天気もすっきりしないのでこれ以上北上するのは止めて、寺川へ出て「面塚」の処で向きを変える事に。観世能楽発祥の地「結崎面塚公園」寺川の南側なのですが、ここだけ川西町になっています、川西町にはチェックポイントがないのですが、桜の季節以外は静かで良い処なのでこう云った処をチェックポイントにして貰いたいものですね。

 寺川左岸を遡りR24沿い唐古・鍵遺跡史跡公園向かい側にあるチェックポイント「道の駅レスティー唐古鍵」へ。道の駅、何でも2階レストランの「ローストビーフ丼」が評判なんだそうですが… 1,380円ネェ。
 唐古・鍵遺跡の北側を抜けて大和川べりに、法貴寺大橋を渡り天理経由で帰途に就く事にします。

 天理市柳本の「天理市トレイルセンター」へ、長岳寺を目指した方が判りやすいでしょうね、知らないで南側から来ると山の辺霊園の駐車場でウロウロする事でしょうね。
 柳本から上ッ道を南下し桜井へ帰ってきた処で「纏向遺跡」に立ち寄って予定終了、昨日今日で6ヶ所GET、本日の走行31.6キロ、すっきりしないお天気でしたが自転車道と旧街道に川べりの道を継いで快適に走る事ができました。

奈良と和歌山 今年のスタンプラリー

 自転車でポイントを巡る奈良県と和歌山県のスタンプラリー、昨年に続き今年も今日5月15日から開始される奈良県サイクリング協会主催の「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリーと、既に4月28日からスタートしている今年で5回目となる和歌山県主催の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」の概要をまとめました。
 「グランフォンド in 奈良・吉野」NCAのオフィシャルのページで今年度のポイントは53ヶ所と発表されていますが、昨年の24ヶ所から「02:道の駅針テラス」と「14:芋ヶ峠」が無くなり、それ25番から55番まで追加され28と31が空番となっていますので29増2減の計51ヶ所となるはずなのですが。
 現在奈良県には現在12市15町12村の計39の自治体があり、前回終了時のアンケートで全市町村に…と答えておいたのですが、反映されたのかされていないのか、大和高田市、香芝市、生駒郡三郷町、磯城郡川西町、高市郡高取町、北葛城郡上牧町、吉野郡下市町の7市町村を除く33市町村から53ヶ所のチェックポイントが選ばれ、前回から倍以上の数になっています。昨年橿原市生まれのasuka号で全ポイントを回ったので今年はもういいかと思っていたのですが、さてどうしましょ。
追記 : その後記載の修正と香芝市への追加が行われチェックポイントは52ヶ所となりました。
  個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。
 和歌山県は5ヶ所の山岳ポントは別にして昨年度の55ヶ所から4増1減で58ヶ所となっています。新しく加わったのは「02:和歌山城」「10.粉河寺」「25.ほたるの湯」「52.平見台園地」の4ヶ所ですが、風光明媚な「キララときめきロード」沿いの「テスティモーネ アリダ」「白崎海洋公園」「日の岬」が外れたままなのは残念ですね。今回から「紀北」「紀中」「紀南」と云うエリアがなくなって12のルートが設定され、賞品の設定とかが変わっています。
  カシミールでデータを作成し「轍ONLINE」にプロットしたものです、マーカーをクリックする事で標高などのキャプションを表示でき、GPXデータを出力する事も可能ですのでGPSなどに取り込む事が可能です。なおあくまでも個人が利便性を求めて私的に作成したものですから、内容の正確さ保証するものではありません。

「WAKAYAMA800」昨年は全く回れなかったのですが「太平洋岸自転車道」沿いのポイント位は回っても良いかなと考えています。「コロナ禍」の影響もあるのでしょうか、多人数が集まるイベントの開催が憚られるなかスタンプラリーへの参加者も増えているのでしょうかね。2014年に行われた奈良・和歌山・三重3県30箇所のポイントを巡るスタンプラリー「Tour de 紀伊 2014」の時の完走は6~7名だったと思うのですが、三重県でもやってくれないかなぁ。

 

雪の天辻峠を越えて(後半)


 道の駅「吉野路大塔」で本日のミッションは果たしたものの既に13時、新天辻トンネルを抜けるにしても来た道を戻るのは面白くありません、12時まででしたら阪本へ下り天川経由も考えていたのですが、新川合~新笠木の2つの長大トンネルは通りたくないので、笠木峠旧道の積雪具合を考慮すると些か時間的に厳しそう、このままR168を阪本側に2/3程下って県道732号阪本五條線で出屋敷峠(660m)へ登り返すのが一番賢いかな。

 県道732号に入り再び調子よく登り出したのですが、暫く行くと脚が攣り始めます、幸い今日は「芍薬甘草湯」を持っていたので助かりました。今まで持っていない時に限って攣ったんですよね、効果覿面無事に 1333 出屋敷峠へ。
 以前シクロツーリスト 旅と自転車 特集「日本の峠200選」imageで奈良の峠として芋ヶ峠と染谷峠を紹介させて貰っているのですが、私自身は此処とで奈良の三名峠だと思っていたのですが、処分場かのフェンスができて興ざめなのは残念です、あとは小南峠か石切峠でしょうか。
 県道732号は起点と終点が奈良県域なのですが出屋敷峠から高野町富貴を過ぎるまでが和歌山県域です、出屋敷峠の北側は緩やかな1.5車線が道が続き出屋敷辻で県道733号川津高野線と合流します。
 富貴集落を抜け再び奈良県域へ、東の川(うのかわ)の深い谷の東斜面を豪快に下って行きます、日当たりが良い事もあって路面は乾いていて安心して下る事ができます。1458 火打口で県道55号橋本五條線へ。五條市街を避けて辯天宗宗祖御廟の横を通って県道137号平原五條線で栄山寺橋へ。栄山寺トンネルimageの供用はまだの様ですが、供用されると京奈和自転車道のルートになっている県道137号の交通量が増えるでしょうね。
 栄山寺橋を渡り一旦県道39号五條吉野線へ入りますが吉野川左岸に渡る手前でそのまま右岸を走る市道へ、水溜りとかもある悪路ですが、ランドナーにはぴったりのコースです。途中にカルディア第2キャンプ場がありますが殆ど車が入ってきません。阿太橋西詰で県道259号吉野川公園線に入り西阿太でR370を跨いで阿太高原へ、東寄りに京奈和自転車道のコースが設定されているのですが、こちらの方が楽だと思うのですがね。この後福神駅前から今朝立ち寄った吉野口駅前へは1642には戻ってきたのですが、所用でVIVVAさんちと勤務先に寄って20時過ぎに無事帰投しました。本日の走行121.5キロ、今年初めての100キロ超となりました。

 


雪の天辻峠を越えて(前半)

旧天辻隧道にて(奈良県五條市)

 昨年から挑戦している「グランフォンドin奈良・吉野」のモバイルスタンプラリー、県下24ヶ所のチェックポイントを回る訳ですが、残るは五條市大塔町の道の駅「吉野路大塔」1ヶ所のみ、R168を十津川に向かって南下、紀ノ川水系と新宮川水系の分水嶺になる天辻峠(標高790m)の下、新天辻トンネル(1,174m)を抜けた処にあります。実は昨年2月27日に川湯温泉へのキャンプツーリングの途中に立ち寄っていて、今年も川湯へは行きたいと思っていたので、そのついでにと考えていたのですが、暫くは泊まりがけのツーリングは諸般の事情で難しくなってしまいました。それだけにわさわざ往復するのも気が重かったのですが、スタンプラリーも2月28日までといよいよ期限が迫ってきました、ただ標高の高い処だけに天気の良さそうな日を狙って出掛け様と。桜井から往復五條経由で約100キロの道のり、昨年は4サイドで5時間半で走ってますから、明るくなる直前の5時頃に出れば帰りも余裕と踏んだのですが。
 些か出遅れてしまいましたが桜井を0550にスタート、0711 吉野口駅へ、0736には重阪(へいさか)峠を越えて五條市へと、走り馴れたルートです。

 少々ゆっくり目のペースですが、ここ暫く走ってませんし、帰りに疲れを出さない程度のペースで8時過ぎに五條の旧い町並みの残る五條新町へ。シンボル的なお店だった「餅商一ツ橋」imageは2018年に廃業したのですが、元の趣を残して改装、去る11日にチョコレート店としてオープンしたそうです。営業は毎週金~日曜と祝日(午前11時~午後5時)、なんでもバレンタインデーだった昨日は営業していたそうですが。
 さてR168に入り、五條病院を過ぎた辺りから未成線の五新線に沿って走る事にします。レールが敷かれる事なくバス専用道として利用されてきたのですが、トンネルの老朽化等によりバス路線は廃止となり、専用道は五條市の市有地となりました、あくまでも道路ではないのでその旨の看板が随所に立っています。写真右側のスロープが元バス専用道、左側は一般道です。到って天の邪鬼な私は敢えて一般道へ。

 鉄道が前提だっただけに直線的なバス専用道跡を、ご覧の様に一般道が縫っていて、写真は踏み切りになるはずだった交差です。少々判りにくくて遠回りですが第一丹生川橋梁の手前まで辿る事ができます。実際の処バス専用道跡は沿線の人の生活道路になっていて、当たり前の様に車が通っていますし、市のパッカー車もやってきます。線路を敷くための幅員しかありませんし車の離合もできません、ただバスが走っていた頃も時間通りにやってくる1日数往復のバスと生活道路の共存は成り立っていた様です。さて今の時間は朝の通勤や野良に出掛ける時間帯ですので、よそ者は遠慮しておく次第です。

 第一丹生川橋梁を渡ってもその先の生子(おぶす)トンネルは崩落の危険があるとの事でしっかり塞がれていますので、上を走る国道に取り付くしかありません。ただ蛇行する丹生川沿いに廃道寸前とは云え西熊野街道(十津川街道)が通じていて、途中数十m推せば旧西吉野村域の滝集落(写真右)に出る事ができます。なおガードレールや標識の支柱とおぼしきものがありますが、R168の旧道ではありません。

 集落と川沿いの梅林の中を暫く走り江出(えずる)停留所跡へ(写真左)、ここからは専用道跡を走るしかありません、ただこの区間は封鎖されたトンネルに挟まれていて走り抜け様とする車はまずありません、専用道は巨大な農道橋(賀名生大橋)の下をくぐって行きます?

 賀名生(あのう)停留場跡に到着、映画「萌の朱雀」のロケ地だった処で、映画では「恋尾バス停」となっていました、奈良の三大梅林の一つ賀名生梅林が最寄り、梅林の梅はまだまだですが、停留場脇の梅は開き始めています。
 向加名生バス停跡付近で専用道跡と別れR168に戻ります。城戸から宗川野へ、写真は五新線の遺構ですが、バス専用道として使われたのは城戸以北で、この区間は全く使用される事はありませんでした。R168はここから右方向へと登ってゆきますが、立川渡経由の旧道があり、西野トンネル(612m)をパスする事ができます。旧道は立川渡までは県道49号勢井宗川野線となっていてR309の新笠木トンネルと新川合トンネルの間へと通じていますが、天辻方面へは立川渡郵便局の角を右折します。
 途中西吉野大滝の前を通りますが、夏場はマイナスイオンたっぷり最高の清凉スポットです。

 標高が400mを越えると路面はご覧の様に、右の写真は橋の上ですが、スリップしたのか引き返そうとしたのか… 早朝はかなり危険な状況なんでしょうね。
 1120 西野トンネルの天辻側にでます。ここから新天辻トンネルまでR168を走らなければならないのですが、交通量が決してすくなくないのに除雪された雪塊が路側帯を塞いでいるので、安心して走れる状況ではありません。
 1134 R168旧道である永谷天辻林道の入り口までやってきました。新天辻トンネルの真上にある天辻隧道で峠を越える事ができ、2015年8月に越えています。ただ車は来ないもの舗装されているのは取っ掛かりの数百m程、除雪はされているはずもなく距離的にも遠回りです。推し歩きは必至ですしよくよく考えると新調したばかりのMTBシューズは貫通しているクリート取り付け穴に防水のシールもしていませんでした、替えの靴下も用意していません、しかし車に怯えながら走るのも精神衛生上良くないですしね。
  案の定舗装が途切れる辺りからこの状況、時折木々から雪やら氷やらが降り注ぎます。ただ元国道だけに幅員がある分明るく不安感もありません、暫くは下の国道を走る車の音も聞こえてきます。
 1226 小一時間掛かってようやく天辻隧道に到着、トンネルから南側は舗装されています、ただ緩やかな下りが乗れそうな滑りそうな案配で往生しました。
  国道に合流して道の駅までは直ぐ 1241 に到着、旧道経由とは云え6時間半以上掛かってしまいました。モバイルスタンプラリーについては先にレポートしていますが、これで県下24ヶ所のチェックポイントを走破しました。携行食と自販機の温かいカフェオレで一息ついて、さてどこから帰るか、このまま引き返せばもう登らなくてもすむのですが。(つづく)

 


グランフォンド in 奈良・吉野 ポイントラリー走破

 昨年4月29日から行われていた「グランフォンドin奈良・吉野」のモバイルポイントラリー、最後に残った道の駅「吉野路大塔」をクリア、24ヶ所のチェックポイントを走破しました。例年行われている「グランフォンドin奈良・吉野」と聞いただけスーパーロングクラスになると制限時間とコースから考えると公道レースになりかねないイベントには興味はなかった(仮にあって走れない)のですが、今年は「コロナ禍」でモバイルスタンプラリーとして開催され、知ったのがたまたま三茶屋で出遭ったKさんに教えて貰い、出遅れてスタート、24ヶ所のポイントをマッドガード付き(いわゆるランドナー)だけで走ろうと、事故に遭って2ヶ月近くasuka号が使えない期間があったり、暇はかかりましたが、残り2週間を残して走り終えました。

 2022年2月8日 08:54 現在で24ヶ所走破のダイアモンド賞は参加者総数660名の内91 名と云う事です。和歌山県や石川県の同様のイベントで色々と頂きましたが、ダイアモンド賞のフェリー乗船券当たらないかなぁ…




遠回り通勤ライドはてんこ盛り

 

 恨めしいお天気の連休、勤務明けの今日は走る企画が目白押し「木津川CC」と「大和川CC」合同の「安全祈願サイクリング」、モゼールさんの「ツィードラン」、昨日からは「ゆるゆるCC」の「新春 黒滝村一泊ツーリング」が行われています。「安全祈願サイクリング」には一昨年の「初詣 安全祈願サイクリング」は参加したものの昨年は参加できず、日頃ご一緒できない方々とお逢いできる機会なのですが、オミクロン株蔓延の渦中に参加者の多いイベントですし忌中に初詣を冠した行事も何ですので遠慮させて頂き、ソロで「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のスタンプラリーで残しているチェックポイント「吉野山 下千本駐車場」へ向かう事にしました。
 吉野山へは芋ヶ峠経由が最短なのですが、そちらは帰りにして薬水から下市経由のルートを取る事にします、今日黒滝村から帰ってくる乾さん一行が地蔵峠~車坂峠経由との事ですので上手くすると逢えるかも知れません。途中吉野口駅前で一息いれているとなんとモーゼルさん一行が。コースは知らなかったのですが、薬水から今木へ越えて道の駅「吉野路 大淀」でお昼にするとか、福神駅近くまでご一緒する事に。
 吉野口駅前にて、dendenさんはトレーラーを牽いています。(写真右 : モゼールさん)
ダブルホイールのトレーラーは過去にご一緒した事がありますが、シングルホイールってなかなか追従性が良いですね。奉膳(ぶんぜ)集落の狭い道を行きます。
 近鉄吉野線沿いを薬水へ向かいます。
 選奨土木遺産に指定されている薬水拱橋(きょうきょう)をくぐり旧道を、福神駅へ入る処で皆さんとお別れします、スマホしか持ってきていないので不鮮明な写真ですが、福神駅前から望む旧道を登るご一行。

 福神からは京奈和自転車道のルートをなぞって梁瀬橋で吉野川を渡ります。吉野口駅前で時間を食ったので黒滝村の宿を9時に出て県道48号洞川下市線を下ってくる乾さん一行とすれ違うのは無理かなと思っていたら、出発時のLINEへの書き込みが0913 それに地蔵トンネルではなく旧道の地蔵峠を越えるとの事、それなら間に合うかと下市の街中と抜けて県道48号へ、下市の街を避けて秋野隧道を経由する可能性もあるので下立石まで急ぎ、案の定上立石ですれ違う事ができました。(写真左 : タックさん)
 乾さん一行とお別れし下市町才谷で県道257号で才谷吉野山線に入ります。
 無名の峠(398m)を越えて下ると吉野町、峠には「蓮如上人御手植之杉」があり石碑とベンチが。
 左曽川を跨ぐ処から林道南谷線が分岐していて吉野脳天から吉野川べりに下る事もできます。 県道257号はお店の並ぶ吉野山のど真ん中、勝手神社の角に唐突に出ます。

 計算通り丁度12時、随分と久しぶりですが馴染みの「静亭」でお昼に、鴨葛うどん定食と葛餅ぜんざいを頂きます、春ならこの席から吉野山の絶景を見る事ができるのですが。カレンダーもお渡しするつもりでいたのですが、吉野口駅前で偶然出逢ったスミ旦那とnakaoさんにお渡ししてしまったので次の機会に。
 この季節の吉野山は閉まっている店も多くて静かなものですが、好天の休日とあって思いの他観光客が歩いています。現在金峯山寺蔵王堂と仁王門は工事中ですが参拝は可能です、と云ってもご覧の通り。
 23ヶ所目のチェックポイントチェックポイント「吉野山 下千本駐車場東屋」です、後は「道の駅吉野路大塔」1ヶ所を残すのみ、スタンプラリーが始まる前の昨年2月27日に川湯温泉にキャンピングで向かう途中に立ち寄っているのですが、標高646mの新天辻隧道(1,174m)の先なんですよね。
 吉野山を下り 1333 上市橋で吉野川を渡り 1428 に芋ヶ峠を越えて明日香村へ下りますが、稲渕の男綱ではなんと年に一度行われる綱掛神事の最中。15時半過ぎには桜井へ無事帰投、本日の走行63.5キロ。



リベンジ上北山

国道169号 吉野郡川上村大迫にて

  「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のスタンプラリー15日に取りこぼした「道の駅吉野路上北山」のリベンジに向かいます。上北山村側に下ってしまうと私の脚力ではとても戻ってこれないので、前回同様熊野へ抜ける事を考えていたのですが9日10日と連休で天気予報もまずまず、それに10日からは「18きっぷ」の利用期間も始まりますので、色々とプランを練りながらとにかく輪行と1泊の準備をして出掛ける事にしました。
 前回15日より15分遅れて5時過ぎに桜井を出発。0610には新鹿路トンネル(2,466m)の手前に到着、まだまだ暗いとは云え6時を回ると早い通勤の車は結構います。一瞬旧鹿路トンネルも考えてみたのですが心霊スポットなんて事より、暗い中吉野側の激坂と悪路を考えるとね。
 無事に新鹿路を通過しますが、下りに入ると一昨日の左指の怪我が冷たさで疼きます、とにかく使い捨てカイロを手袋に押し込んで少しでも暖めながら血のめぐりが良くなる様にして走る事にします。先日は小島峠から三茶屋経由だったのですが、久しぶりに津風呂湖南岸の県道256号入野河原屋線を走ってみる事に、距離は僅かに短くなりますが、速度が出ないので時間は掛かるかと、ただ夜明け前の湖の風景がなかなか幻想的で、写真を撮っていた分で時間が掛かっていたかも。
 1716 入野(しおの)峠を国栖の村を見下ろすビューポイントへ。三茶屋で休憩していた前回と比べて11分遅れ。
 一旦は県道262号国栖大滝線へ入りますが川上村に入った処で吉野川右岸へ、前回と違って大台ヶ原までの往復がないだけに時間の余裕が、可能な範囲でR169の対岸路を走る事にします、お陰で嫌なトンネルを幾つかパスできました。写真左は川上村役場や道の駅の対岸、写真右は白川渡から北和田にかけて。
 例によって柏木の旧道に入って自販機で温かい缶コーヒーを買って大迫ダムで休憩にします。大迫ダム到着が30分遅れ、やはり国道を車に追い立てられながら走っていると早いのかな。実はフロントバッグのマウントのピンが抜け落ちると云う珍事?が、幸い落ちた時の金属音に気が付いて拾ったのですが、固い様でも振動で緩んでくるのですね、帰ったらネジか接着剤で固定しておかなくては。
 1005 ループ橋を挟んで5本のトンネルが続く伯母峯道路の旧道が分かれる伯母谷口バス停に到着、2003年1月の伯母谷道路全通以来通行止の看板が出たままの旧道ですが、村のゴミ収集車が出入りしていますし、先日N女史が問題なく突破したとの事、今日は時間もありますし、踏み込まない訳には行きませんよね。
 入るなり「猛犬注意」の看板のある作業所?とかがあったりしますが問題なし。落ち葉に隠れた尖った落石片には注意が必要、旧道区間の標高差は160m程ですが単純に登り基調ではなく少しアップダウンがあります、1998年に北半分が部分供用されてから旧道を全線走るのは30数年ぶりかと、ループ橋の下辺りが一番荒れていて、あの高さまで登るのかと思うとぞっとします。実はぞっとするのはループ橋直下旧道上に落ちている枯れた花束、まぁ経緯は耳にしていませんし想像にお任せしますが、手向けられた品ですので手を合わせて先に進みます。
 部分開通した北半分とを結んでいた仮設道路との合流部分に出ます(写真左)、新道側の入り口は完全に塞がっていましたね。ここからが大変だった様な記憶があったのですが、全通する2003年まで使われていただけに幅員もあり路面状況も比較的良くて、車の来ない広い道を蛇行しながら登ると意外と簡単に大嶽トンネルの南側に出てしまいました。写真を撮りながらですが所要37分。先日は新道を20分少々で抜けてますから、高速で背後から迫ってくる車に怯えながら走るか、一応通行止とは云うものの「猛犬注意の看板」と「枯れた花束」と「パンクのリスク」を天秤にかけるとね。
 1103 57分遅れで新伯母峯トンネル(1,964m)へ、もちろん右側の県道40号大台ケ原公園川上線は冬期閉鎖がされています。ところで工事関連かの車が南行きの車を規制しています。ここにくるまで車を前後に従えて走って行った大型トレーラーの車列の様ですので、どうやらトンネル内で離合困難なトレーラーが出てくるまでの間規制している様です。自転車は通らせて貰えそうですが、後から追っかけてくる車列を考えると、その後ろを行く方が賢そうです、案の定大型のブルドーザーを積んだトレーラーが出てきました。
 新伯母峯を抜けても2012年に出来た和佐又トンネル(924m)も嫌です、旧道は通行止、大台口トンネルの上北山村から下りている新伯母峯の旧道は和佐又トンネルの旧道に出るのですが、今の季節はともかくどうなっているのでしょうかね。新伯母峯トンネルから標高差400m以上のダウンヒルをこなし 1209 今回の目的地である22ヶ所目のチェックポイントの道の駅「吉野路上北山」に到着、コンプリートまで残り2つです。
 さてR169の対岸路や伯母谷道路の旧道も面白かったのですが、実は今回のツーリング、この後の方が愉しかったのです。(つづく)



中2日で天川村へ

旧国道309号 旧川合トンネル

 「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のスタンプラリー15日の「道の駅吉野路上北山」に続いて一昨々日は「五番関」を取りこぼしたのは痛い、まぁこの季節に高野山に登ってから「五番関」まで走ろうなんて身の程知らずなんですがね。しかし勤務シフトの休みとお天気がシンクロして、今日の休みも走らないと後悔するお天気になりそう、雪が積もりだすと踏み込めなくなる高原洞川林道の「五番関」(標高1,162m)に向かうには貴重なチャンス。しかしR309の長大トンネルはくぐりたくない、頼みの吉野大峯林道は平日は通れない可能性大、標高差で600m以上激坂の続く小南峠も高原洞川林道も登りたくない。そこで考えついたのは下市から樺ノ木峠を越えて旧西吉野村へ入り、少しだけR168を走り県道49号勢井宗川野線で天川へ抜ける大回り案、最近走っていなかった道を選んだ気もしないでもないが、遠回りと云っても暗いうちに出ればお昼に天川にはたどり着けるだろうと…
 4時過ぎに起きたもの外の寒さに挫けそうになりながらどうにか 0540 に桜井を出発。まだ11月と云いながら尋常な寒さでは、明日香村に入り一昨日も走った飛鳥駅前から吉野口駅前を経由する定番コース、今日は薬水から福神駅前を通ってほぼ京奈和自転車道のルートで吉野川を渡ります。梁瀬橋を渡った処で左折し下市町役場前から県道20号下市宗桧線に入り樺ノ木峠を目指します、もちろん梁瀬橋から農免道路に入れば距離的には近い事は判ってはいるのですが。
 0850 樺ノ木峠へ、旧道側に残る標柱、左側は樺ノ木と読めますが、右側は判然としません。暖かい朝の陽射しに当たりながら暫し自販機休憩を。
 0942 宗川野で県道49号に入ります(写真左)。立川渡(写真右)ここを右折すると旧R168、西吉野大滝を経て西吉野トンネルの南側に出る事ができます。県道は川沿いに緩やかに登って行きます、至ってマイナーな道だったのですが、距離的に五條から天川への最短ルートになるかして、最近は他所の車も入ってくる様に、カーナビの功罪かな。
 平雄には河瀨直美監督の「萌の朱雀」のロケ地の一つで作中の田原家があり記念碑が建っているそうなのですが今だに行けていません、何しろ県道から標高で200m以上登らなくてはなりません。西日裏(写真右)の簡易郵便局の前の自動販売機がなくなっていました、この先天川村か黒滝村へ越えない限り何もないのですよね。
 11時丁度にR309の新笠木トンネル(1,693m)と新川合トンネル(2,751m/奈良県下最長)の間に出ますが、結構車が飛ばして走るので、あと標高で300m程頑張って旧道の川合トンネルまで登る事にします。
 30分程で旧道の笠木トンネル口へ、ここまでで標高で6割方登った事に、この先一昨々日に下ったR309旧道を登ります。ところでご存知でしょうか、黒滝村と天川村を繋いでいるR309、新旧ともに2つのトンネルの間は実は五條市(旧西吉野村域)だって事を。
 消えかけていますが元は国道だった名残りのセンターラインが、笠木トンネルから川合トンネルまで登るのは日当たりが良くて夏は暑くて辛かった事を思い出します、今日は初冬の陽射しが暖かいです。30年以上前テントを積んでこの峠を往復した事が懐かしいです。
 12時前には川合トンネルに到着、中2日で天川村に足を踏み入れることに。15分程で天川川合の信号へ(写真左)。一昨々日諦めた洞川方面へと左折「モーソン」の名前はなくなりましたが「森田商店」は健在(写真右)。
 天川川合の信号から標高差約160m、虻トンネルに。左コーナーのイン側が激坂でほんと嫌な登りです。旧峠は更に100m程上にあるのですが、虻トンネル(275m)を抜けても旧峠とさして変わらない高さまで暫く登りが続きます。
 1250 「もりそい」へ、新しい店も色々出来ている様ですが、やはり昔からの「もりそい」か「きらく」ですね、ソロサイクリングでは久しぶりの外食です。
 洞川の旅館街の中を行きます、「みたらい渓谷」の紅葉も見頃を過ぎたのか観光客の姿もまばら、母公堂(写真右)を過ぎると五番関まで1台の車にも出合いませんでした。
 五番関へはこの三叉路を左へ、吉野大峯林道の規制に関して何も出ていませんでしたが。
 標高で1,000mを超えた辺りから路肩に雪が(写真左)。毛又谷を詰めて五番関へ向かう橋はご覧の通り、午前中なら下りて推しますが、乗ったまま無事通過。
 1411 五番関トンネルに到着、21ヶ所目のチェックポイント、ところが圏外でネットに繋がらない、2台のスマホは両方ともキャリアはdocomo、チェックポイントの中には切通しの芋ヶ峠の様に微妙に繋がらない処があるのでウロウロしてみたのですがここは全くダメ、試しに一旦川上村側に出てみたのですがやはり繋がりません、既にコンプリートした人達はどうしたのかな、尋ねようにも当然電話すら掛けられない。2次元コードは読んだので圏内に入ったら接続してみるしかないのですが座標はチェックされないのだろうか。
 再び川上村側へ出て下り始めたのは 1432 午後は日陰になるこちら側はご覧の通り。
 大天井滝の下の橋もかなりやばい状態、そこは32Cを頼りに、正直云って靴を濡らしたくないのですよね。結果的に高原へ下るにはこんな状態の橋を後2つ渡る事に。
 1445 吉野大峯林道との分岐に、実は21日の日曜に明日香のチネリ怪人V氏が通過しているのと天川村側の案内板になにも無かったので期待していたのですが、吉野側にはチェーンが掛けられていて、先の方で伐採作業の音が聞こえていて、来年1月末まで法面工事の看板も。遠回りになるのは確実でもこれ以上時間をロスしたくないので、素直に高原(たかはら)側に下る事にします。なお以降の写真は全くなし、やはりコンデジがないと余裕がなくなるとマメに写真が撮れないですね。
 さて三叉路から高原へ下るのは2004年8月7日以来、崩れて通れなかった時期が長かったですからね、相変わらず高原集落までは下へ行く程路面が悪くなります、集落の手前まできてようやく圏内と入り、無事にチェックインを完了。
 1528 道の駅「杉の湯川上」へ、15日にも走ったR169に入りますが、今日は五社トンネル(1,360m)を避けて県道262号国栖大滝線の対岸路へ入ったのですが、東川(うのかわ)で些か道を間違って激坂を登らされて1620 国栖へ、なんと入野(しおの)峠を登って 1710 関戸峠を越える事に。後は女寄峠を下って18時過ぎに桜井へ無事帰投、本日の走行124.3キロ。さて残り3ヶ所「吉野山 下千本駐車場東屋」はどうにでもなるとして「道の駅吉野路大塔」と「道の駅吉野路上北山」の2ヶ所はどうしたものか、実は「道の駅吉野路大塔」には今年スタンプラリーの始まる前の2月27日に川湯温泉へのキャンプツーリングの途中に立ち寄っているのですがね、さてことしも行きますか。



高野山から鈴懸ライン

高野森脇林道を往く 和歌山県伊都郡高野町

 今日はスタンプラリー絡みで高野山経由で天川村を目指す事に。和歌山県高野町から奈良県野迫川村、旧大塔村経由で天川村洞川に至る県道53号高野天川線(約47.7キロ)は高野大峯街道と呼ばれた2つの霊場を結ぶ由緒のある道で、最近は「鈴懸(すずかけ)ライン」と呼ぶ事も。「鈴懸」とは行者の羽織る法衣の事ですが、現在の県道はほぼ川べりを走っていて古来の修験道の道は違う、野迫川村同様旧大塔村篠原の稜線沿いにも高野辻と云う地名があります。2001年から2005年頃にかけて奈良交通と南海りんかんバスがジョイントして高野山と洞川間に夏の週末だけ「鈴懸ライン」と云うバス路線を運行していた事があったのですが、旧大塔村が五條市に編入され補助金がなくなり運行が打ち切られたとか、実際旧大塔村を走る距離は僅かですからね。残念ながらその「鈴懸ライン」には路線バスの車内吊り広告を見ただけで乗る機会はなかったのですがね。野迫川村村史でしたか高野山と洞川を結ぶ鉄道計画があったとか、その名も「霊山鉄道」ほんまかいな。
 ところで県道53号は全区間走った事はありますが、通して走った事は…
 0444 真っ暗な桜井を出発、明日香村~吉野口駅前~重阪(へいざか)峠と越える県道120号五條高取線経由の定番コースを、五條のオークワ(24時間営業)で食料を調達し、阪合部橋で紀の川(吉野川)を渡り県道55号橋本五條線へ、ほぼ京奈和自転車道(写真左)を走り 0825 には九度山からR370へ入ります。(写真右)
 普通の人はそのまま花坂経由で大門へ上がるのですが、九度山の交差点から6キロ余り、紀伊細川への分岐(写真左)から極楽橋経由が私のここ最近の定番コース、分岐はまでは我慢しなくてはなりませんが、分岐からは長閑な「エエ道」。大銀杏の黄葉は既に葉を落としていますが「細川の祇園さん」と呼ばれる八坂神社にお参りとトイレを拝借。(写真左)
 南海高野線が近くを走っているので旧カーブをきしませながら走る音が谷にこだまします、写真は紀伊神谷へ分岐、極楽橋方面は右へ。
 1009 新極楽橋を渡ります、南海極楽橋駅はこの谷を更に少し行きます。ケーブルカーとの乗換え駅で構内は賑わいますが改札を出入りする人は殆どいません。南海高野線をオーバークロスして神谷方面に折り返し気味にゆっくりと標高を稼ぎます。橋に上に無粋なフェンスが出来てしまいましたね。
 由緒ありそうな切り通しを抜けて再び折り返し気味に高野森脇林道へ、名残の紅葉が。

 1105 845m程のピークを高野町役場の前に出ます、大門を経由しませんし、最後は道も広くなって学校や住宅地なんで、高野山に登ったと云う風情はないのが、このルートの欠点、寄り道せず奥の院前へ。
 奥の院から桜峠へ登り返し、お昼時に「とんかつ定」の前を無念の通過、実は県道53号は平日工事通行止、日中通れるのは1200から1300の一時間だけなんです。これを外すと高野龍神スカイラインから野迫川役場経由しなくてはなりません。
 12時まで少し時間がありますので摩尼トンネルを往復します。
 通行止が解除された12時丁度に県道53号へ、1224 標高1,000m超の天狗木峠に到着、先の「鈴懸ライン」は奈良交通と南海りんかんバスの乗り継ぎがここで行われました。県道53号はここを右折して高野辻経由で野川谷に下るのですが、工事中ですので左側の林道上・高野線を下ります、道そのものは悪くないのですが激坂、20~30年ぶりに通ります。
 野迫川村上で県道53号に戻り 1239 スタンプラリーのチェックポイント「野迫川村公民館」に到着。
 県道53号は旧大塔村に向かって熊野川の支流中原川に沿ってはいるのですが、今井集落(写真)から嫌な登り返しがあるんですよね。
 1312 中原橋を渡ると小代下でR168に入り、阪本まで少し走る事に。
 阪本から再び県道53号となり、暫くで天川村域になるのですが、ここからが長いのですよね、2018年7月以来になります。
 天ノ川とも呼ばれますが熊野川本流です。県道は何度か橋を渡り右岸左岸と入れ替わります。阪本から緩やかな斜度で続くのですが、九尾(つづらお)ダム辺りから少し急な部分が出てきます、距離も100キロ超えましたし。
 1444 今日2つ目のチェックポイント「天川村役場」。24ヶ所あるチェックポイントの内これが19ヶ所目、残すは「道の駅吉野路大塔」「吉野山 下千本駐車場東屋」「道の駅吉野路黒滝」「五番関」「道の駅吉野路上北山」の5ヶ所、残り期間と季節を考えると「五番関」はこの後行っておきたい処なんですが…
 15時前に県道53号の終点ん天川川合交差点へ、やはりこの時間から虻峠を越え標高1,162mの「五番関」へ向かうのは、たとえ辿りつけても真っ暗な林道を下るのは自殺行為。元より効率を考えるなら「野迫川村公民館」と「道の駅吉野路大塔」、「道の駅吉野路黒滝」「天川村役場」「五番関」を2回で走るべきなんですが、スタンプラリーだけではなく車の少ない長閑な道や、暫く走っていない道を走りたいですからね。R309に入り奈良県下最長の新川合トンネル(2,751m)を避けて旧道の切抜トンネルを目指します。
 1529 旧川合トンネルを抜け旧国道の雰囲気を残す道を下り 1536 笠木トンネルへ。
 新笠木トンネル(1,693m)の北側へ下り、16時過ぎに「道の駅吉野路黒滝」へ、今日3ヶ所目都合20ヶ所、チェックポイントが判りにくくて些か迷いましたが、トイレと自販機の並ぶ奥なんですね。
 R309を避けて県道138号赤滝五條線と県道48号線洞川下市線経由で地蔵トンネル(1252.5m)へ、才谷から吉野山経由で先日の「大台ヶ原」の帰りの様に芋ヶ峠を考えていたのですが、月夜でもないし職場へ立ち寄りたい用件を思い出して、下市へ出て千石橋を渡り下市口駅裏から車坂峠に取り付く事に、そうなら黒滝から旧道の広橋峠を越えるべきだったと。
 1845 橿原市の職場に1時間ばかり立ち寄り 2015 無事に桜井に帰投。本日の走行164.9キロ、2019年6月のリベンジ’あらぎ(蘭)島’以来のセンチュリーランとなりました。先日の事もあって「芍薬甘草湯」を忘れず入れておいたのですが、持っているとつらないんですよね。
 ところで今朝五條のオークワで買ったお弁当、結局パンとかお菓子を食い繋いで走っていたので食べずに持ち帰ってしまいました、冬でもなければとんでもない話ですが、汁物だけ用意して今夜の晩御飯になったのが、本日のオチ。



17年ぶりの大台ヶ原①

 今日は「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のスタンプラリーでチェックポイントの大台ヶ原へ向かう事にします、実は24ヶ所のチェックポイントの内15ヶ所をクリアしたのですが、8月末に主力のasuka号で事故に遭い、asuka号が2ヶ月近く使えない事に。erbaロードもデモン太もあるのですが、ロードバイク一辺倒の風潮に「ガード付き自転車で全てクリア」してやろうと企んでいたものの、残しているのが吉野郡の山間部ばかりてデモン太や延陽伯号には辛い処、asuka号の復帰を待たざる得ません。処が残るチェックポイントの内「大台ヶ原ビジターセンター」への県道40号大台ヶ原公園川上線は例年冬季は閉鎖され11月下旬から4月下旬までの間は通行できなくなります(今期は2021年12月1日15時 から2022年4月18日15時までとの事)、ところがスタンプラリーの開催期間は来年2月末まで、従って「大台ヶ原」のチェックポイントをクリアできるのは残り半月限りなのです。そこでR169線沿いの「道の駅杉の湯川上」「道の駅吉野路上北山」もクリアして紀伊半島を縦断し紀勢本線の熊野市駅まで走り抜け輪行で帰ってこようと云う作戦、標高1.000m超の稜線沿いのルートを往復するだけに、穏やかな天気をと、天気予報と勤務シフトを睨んでいたのです。
 ところでその大台ヶ原へ自転車で向かうのはなんと2004年5月7日以来の17年ぶりなんです、吉野上市まで自走し9さんの車に便乗させて貰い大迫ダムから往復したのでした。元来同じルートを往復するのが嫌な質でしてね、今回もそのまま帰らず、終点までの10キロ程は往復し途中から県道226号大台線で上北山村河合に下るプランなのです。実際R169~R309経由で熊野市駅まで走るのと桜井へ戻るのは距離で数キロと違わないのです。
 そしてせっかく大台ヶ原まで登るのですからどんな素晴らしい「自撮り」向きのシチエーションに出合うかも知れないとG3一式をキャラダイスのバーレイに、三脚と輪行袋と衣類をサイクルスミスのランバーバック(いわゆるヒップバッグ)に押し込んで出かける事に。
 未明4時には出発したかったのですが、少々寝過ごして0458に自宅をスタート、さすがに寒いです、今日は標高1,600m近くまで登って下らなければならないのでそれなりの準備はしているのですが。さて旧道の多武峯街道から県道37号桜井吉野線へ、新鹿路トンネル(2,466m)が開通するまで車も少なかったのですが、今では夜中でも結構車が。0556 新鹿路トンネルの入り口に到着、このトンネルは吉野側に向かって下りですので入ってしまえば楽勝、従って逆は。その上北風の強い日は車の排気ガスがこもってしまう事があって最悪です。
 そのまま吉野川べりまで下れば早いのですが五社トンネル(1,360m)を通りたくないので、遠回りですが小島峠を越えて三茶屋へ、ここにもチェックポイントがあり、既に履修済ですがテストを兼ねてチェックイン。0706 先々週に続いて入野トンネルを抜け「紙漉きの里」国栖を見下ろすビューポイントへ。
 0802 チェックポイントとなっている道の駅「杉の湯川上」へ、R169ですが平日ですので相変わらず工事関係の車が多いです。
 0842 川上村柏木、かつて大峯登山や東熊野街道の宿場として賑わい、奈良交通の営業所があった程。新しい道が川よりにできているためここだけ昔の佇まいを残しています。分岐が判りにくいので知らなければ通り過ぎてしまいます。1台の自販機で温かい缶コーヒーを調達。
 0855 大迫ダムへ、天端道路を渡って対岸へ、先程買った缶コーヒーを飲みながら持参のパンをかじります。伯母谷の紅葉が美しいです。
 朝陽に輝く伯母谷ループ橋を見上げるポイントへ、この先ループ橋を挟んで伯母谷(445m)、栗の木(1,297m)、滝の脇(207m)、一ヶ山(440m)、大獄(1,030m)の5つのトンネルが連続しています(写真左)、この写真の横に自販機があるのですが、新伯母峰トンネル手前のが無くなったので、大台ヶ原までの20数キロは自販機すらありません。0928 伯母谷トンネル手前の伯母谷口バス停、水源地街道なんて名前を付けたんですね(写真右)、ここから旧道が分岐しているのですか相変わらず通行止の標識が、さて陽射しも入って暖かくなってきたので、ここでアノラックの下のフリースを脱ぐことにします。
 一ヶ山トンネルと大獄トンネルの間にあるループ橋を渡ります、ここで停まって写真を撮れるのは自転車ならではの特権です。ただ一ヶ山トンネルはループそのものの一部で左に大きくカーブしていて路肩寄りを走る自転車は車から死角になりやすいのです、正直云って気持ちの良いものではありません、今回もマッドガートとバックに付けた3つの点滅灯に命を託す限りです。最近つくづく思うのですがこのR169にしろ十津川沿いのR168にしろ道路の改良と長大トンネルの供用が進み走る車の速度は増すばかりです。人のいない山間部では自転車が安全に走れる幅のある歩道も設置されていません。例えばですが入り口で押しボタンを押すと一定時間「自転車走行中」と表示される仕掛けなどできないものでしょうかね。
 1002 無事に5つのトンネルをクリアし新とは名ばかりの新伯母峯トンネル(1,964m)へ到着、17年ぶりに県道40号大台ヶ原公園川上線へ踏み込みます。(つづく)