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道路元標蒐集サイク(新潟編1日目)

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新潟県道<270>湯之河内梶屋敷停車場線
 
昨年11月以来の「道路元標蒐集サイク」です。 一昨日南紀からの帰り際、JR太地駅で春のダイヤ改正のあらましを見ていて、ふと北陸新幹線の開通で金沢~直江津~長野間の第三セクター化をいまさらながら知り「18きっぷ」で金沢以遠へ行けなくなる事に気が付きます。 新潟県にはまだまだ未修の道路元標が残っていて、この機会を逃すとますます行きづらくなります、今の予定では「18きっぷ」は後2回分残る計算ですから丁度良いのですが、3月16日までには「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーの最後の仕上げに1泊2日で紀伊半島縦断ツーリングの予定が、15日にはS氏主催の「カキオコポタ」で赤穂~日生へ、9~10日は所用があって、そうなるとダイヤ改正の14日までにはとても日程が組めません、それに週間予報では来週は日本海側は降雪の予報、こりゃ駄目なと思いかけていたところ、明日明後日ならありかもと、とんでもない考えが首をもたげます。 北陸新幹線の開通により在来線の優等列車の廃止や3セク化で消える車両もあるはず、ウザい鉄どもが押しかけるはずに違いない、まして週末ときた。 それともう一つ懸念材料が、と云うのは雪国の道路元標はこの時期は往々にして雪に埋もれてしまっている事が多いのです。 しかし一度思いつたらやめられない性格と動きの早さ、KHSは輪行から帰ってきたばかりで準備万端、道路元標の資料を整えて準備OKとなったのであります。
 
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未明にJR奈良駅まで20キロあまりを自走し0448発京都行きに乗車します、もう1本後でも北陸本線の同じスジになってしまうのですが、輪行袋を担いでいるとかと不自由なもので、乗り換えに余計な時間がかかったり、普通なら座れる列車に座れなかったりするので、福井行きの始発駅の近江今津まで先回りする事にして、ついでに途中下車して滋賀県高島郡の今津町道路元標の生存確認へ向かう事に。 生存確認と云うより、現存する道路元標を先日からfacebookへのスポット登録を企んでいるのですが、すでに履修済みの1,000基余りを再び回るのはとても。 ちなみに道路元標の位置に関しては既に自分なりにデータベース化していますが、加えてGoogleMapでもマイマップ化を進めています。
 
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福井行きは輪行袋の置き場所も確保でき座る事もできたのですが、これが帰って仇になって下りるのが最後になってしまい、その上福井駅での金沢行きへの乗換えがホーム違いで4分しかありません、混雑する駅のホームで無理はいけません、1本見送る事に。
 
 

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ところで福井駅のホームのベンチに遠目に妙な人が座っているではありませんか、よくよく見ると恐竜のモニュメント、どうやら福井県立恐竜博物館の宣伝用らしいのです、輪行袋を置きフロントバッグを持たせて写真を撮り、facebookにポストすると早速反応が、福井駅前には巨大なモニュメントまで出来ているそうなんです、どうやら北陸新幹線の開業に合わせて福井まで観光客を呼び込もうと云う話とか。
 当初の予定でも新潟県に入るのは14時を回ってしまいますので、今日は道路元標はたとえ1つでも回れればと思っていて、糸魚川で大糸線に乗り換えて長野県北安曇郡の南小谷村道路元標まで往復しようかと考えていたのですが、南小谷までの往復は時間的にきびしくなったので、糸魚川の次の梶屋敷まで行き、新潟県西頚城郡の下早川村と上早川村の道路元標を回る事に変更する事に。 しかし1本遅らせたにも関わらず、金沢行では座れず仕舞いで富山まで行く事に。
 

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富山駅にて、懐かしい451系と411系の混成による3両編成、153系東海型の流れを汲むデッキ付き電車もこれが最後なのかな、夜行の急行「立山」とかでお世話になりました、まぁ輪行袋を担いで乗り降りするには不自由な車両でしたが。
 
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1622梶屋敷駅着、暗くなるまでそう時間もありませんので、さっさと準備を済ませて下早川村道路元標へ急ぎます、道路は完全に除雪されていて走行には全く問題はありませんでしたが、目的地に着いてみると懸念していた通り道路元標のある場所は雪捨て場に、幸い20cm程顔を出してくれていたので、まわりの雪をのけて撮影を済ませる事はできました。 次の上早川村は公民館の軒先の保存されていて問題なし。
 

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ところで今夜の宿なのですが、富山駅で接続待ちの間に上越市内のいくつかのビジホをあたってみたのですがいずれも満室。 「じゃらん」で安いところ検索していて税込み3,980円で「働く人の宿 あいかわ」と云う所を見つけます、おっさん一人の自転車旅ですから泊まれれば十分、直江津港の近くで不便そうな処ですが、駅から自転車でなんぼもかからない距離です。 近くにコンビニと食堂がありますので不自由はなさそうです、エラく愛想の良いおばちゃんが出迎えてくれました、大きなお風呂は8時半までとの事ですので、近くの食堂で夕食を済ませてコンビニで少し買い物して戻り入浴して、ここ数日の寝不足を回復しようとさっさとベッドへ。 部屋も決して狭くなく清潔ですし、自転車も玄関に入れさせて貰いました。 佐渡へ渡る事があればまた使う機会があるかも知れません。

 奈良駅までの自走を含めて本日の走行44.6キロ。 18きっぷで7,340分乗車。

【1021】 新潟県 西頚城郡 下早川村 (現 糸魚川市)
【1022】 新潟県 西頚城郡 上早川村 (現 糸魚川市)
 

今年4度目の南紀ツーリング

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太地町森浦にて
 
 今年は紀伊半島再認識の年にしようかと考えていたら、期せずして「ツール・ド・紀伊」のスタンプラリーのお陰で既に今年4度目の南紀ツーリングとなってまいました。 3月1日から始まった「青春18きっぷ」の春のシーズン、1日あたり2,370円で普通列車乗り放題の「18きっぷ」ですが、紀伊半島を巡る紀勢本線は乗ったまま一周するのが精一杯で、わが街桜井を始発に乗っても新宮や串本に到着するのはお昼を回ってしまいます、マトモに行くととても自転車で走る余裕などないエリアですが、今日は古座川町の「月の瀬温泉ぼたん荘」と太地町の「くじらの博物館」をまわります。
 
20150305c.jpg近鉄で大阪鶴橋まで出ても良いのですが、今回も未明の大和川河畔を王寺駅まで走りスタートする事にします。 4時過ぎに桜井を出発、真っ暗な堤防上の道ですからそうは飛ばせません、所要1時間15分。 DST 21.02km、AVS 17.6km/h、MXS 24.4km/h、TM 1:11:34
 
20150305e.jpg新今宮、和歌山で乗り継いで紀伊田辺で49分待ち、紀伊田辺以南は0755から1044まで3時間近くも列車がありません、車両も17系からロングシートの113系へ。 ここでは新大阪0733発の「くろしお1号」に抜かされます、嫌でも特急に乗れとの計らいですが、その「くろしお1号」ですら串本到着は1102になります、昔は夜行もあって早朝から走り出せたのですがねぇ。
 
20150305f.jpg2駅手前の串本で25分停車の後、1249にようやく古座駅に到着です、串本から走っていても変わらない様な。





20150305g.jpgさすがに南紀、暖かいなぁと思っていら、既に桜が。







20150305h.jpg清流古座川沿いに入るとご覧の風景が、決して時間の余裕がある訳で
はないのですが、写真を撮っていたりしてなかなか前に進みません。

 
 
 
 
20150305i.jpg気持ちよく走っていたら、この橋は??? 1キロ程「ぼたん荘」を行きすぎてしまい慌てて引き返す事に、とにかく無事26地点目をGET!


 
 
20150305j.jpg予定では<227>田原古座線を走り地蔵峠を越えショートカットするつもりでいたのですが、あまりに天気が良くて気持が良いのでR42を走り、昔2度ばかり行った荒船海岸へ寄り道する事に、ちょっと頑張って走ればなんとか行けるでしょう。
 荒船海岸、入り口に国民宿舎があったりするのですが、ここはちょっとした穴場です。
 
20150305k.jpgR42に戻り少し走ってから下里村道路元標へ立ち寄り、太地町への<239>太地港下里線へ入り、27地点目のポイント「くじらの博物館」へ、これでスタンプラリーは残すところ3地点となりました。 ところで太地町には昔どういう経緯か知りませんが奈良交通が運行する路線バスが走っていました、車体横の鹿のエンブレムが鯨だったりして、信じられないでしょう。
 
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R42沿いのコンビニに立ち寄り食料を調達して、余裕で太地駅へ、1700発の最終に乗り遅れるとどうしようもなくなるのでパンク修理が出来るだけの余裕は持って走っておかなくてはなりませんし、輪行支度を済ませて駅のホームでまったり過ごすのも良いものです。
 帰りはさすがに「18きっぷ」のままでは桜井へはとてもたどり着けませんので、松阪から近鉄を利用して帰る事になりますが、6時間がかりで桜井に無事帰投、トンボ帰りで走行時間は2時間にもなりませんが、春を感じさせるとても気持ちの良いショートツーリングでした。 王寺駅までの自走を含めて本日の走行59.2キロ。 18きっぷで7,450円分乗車。
 

 

南紀ツーリング その2

20150110a.jpg一昨日に続いて「青春18きっぷ」を使って南紀へ輪行、ただ今日は亀山経由の東回りです。 桜井からですと近鉄で松阪へ出るのが距離的にも近いのですが、多気まで行けてもその先の普通列車がありません、結果的に奈良~亀山と回っても一緒なのです、2時間以上早く出る必要がありますが、そこが「18きっぷ」の「18きっぷ」たるところなんです。

20150110b.jpg奈良、加茂、亀山、多気と乗り換え紀伊長島ではなんと28分停車。 駅のトイレへ行ったり、自販機でコーヒー買ったり、ミラー相手に「自撮り」 したり、さすがに「元鉄」も時間をもてあまします。 外は最高のお天気、早く走り出したいのですが。

20150110c.jpg桜井を出て約7時間、1238ようやく目的地の大泊へ到着。 真横を紀勢道が開通していて風景が一変しています。 高速道路と1日10往復しか停まらない駅。

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「ツール・ド・紀伊」のポイントである鬼ヶ城へ立ち寄ってから熊野市へ、R42の鬼ヶ城トンネルは自転車通行禁止ですので、北側の鬼ヶ城歩道トンネルへ回ります。 こちらは旧R42の木本隧道で、現在は車両は東行き一方通行で歩道が設置されています。 土木遺産に指定されていて大正期最長の道路用煉瓦トンネル(509m)なんだそうです。 ちなみに三重県南部のR42には旧トンネルを歩行者、自転車用に供用している処が何ヶ所かあります。

20150110e.jpgR42の熊野市から新宮の間は七里御浜の海岸に沿った平坦路なんですが、向かい風がきつくって前に進みません。 道の駅「七里御浜」の手前から次の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」を過ぎるまで山側に旧道があるので、そちらを走った方が楽です。

20150110f.jpgかつて日本で一番面積の小さく一番人口密度の高い村であった現在は紀宝町になっているが鵜殿村へ、熊野川(新宮川)が見えてきました、これを渡ると和歌山県です。

20150110g.jpg今日4つ目のポイント、新宮市の「熊野速玉神社」へ到着、あわよくば太地まで輪行し5つ目をGETできるかなと思ったのですが、ここで紀伊田辺行きの発車時刻へ15分、さすがに間に合いませんので、ゆっくりお参りをする事にします。

20150110h.jpg速玉神社の境内では「もうで餅」を売っています、なかなか美味しいのですが箱入りでフロントバッグに入れにくいので、試食だけさせて貰って「長寿いも」を購入、芋餡を皮でくるんだお菓子です。 顔見知りなんかしてバスガイドとおばちゃんの会話が面白い。

20150110i.jpg余裕かまして新宮町道路元標の生存確認へ、以前は半分程まで埋没していたのですが、最近再建された様です。 新宮駅付近にはコンビニがないのでオークワへ行って帰りの車内での食料にと「めはり寿司」を調達、後で気が付いたのですが、製造者は橋本市だったりして。

20150110j.jpg新宮駅へ着いてれ列車のの時刻を確認すると、予定の1700発の1本前の1556発多気行発車11分前、駄目元で輪行支度を済ませ地下道を通って2番乗り場へ、さすがKHS余裕で乗車できました。 乗った車両は今朝と同じキハ11の2連、同じ乗るなら旧国鉄色に塗られたキハ40系の方が良かったな、写真は紀伊長島駅で交換の下り列車。
 1本前に乗ったところで「18きっぷ」のままで桜井へ辿り着く事はできません、亀山経由では奈良が限界で、今日は走り足りないからって奈良から走って帰るのはね。 素直に松阪から1,140円払って近鉄に乗車、2150桜井駅に帰着しました。 往復輪行に13時間掛けて本日の走行1時間50分で30.4キロ、18きっぷで7,020円分乗車。  

 

南紀ツーリング

20150108m.jpgR42 道の駅「イノブータンランドすさみ」前にて

 

20150108a.jpg云う訳で「18きっぷ」を使って天王寺廻りで南紀を目指します。 王寺駅0436発の関西本線始発に乗車するために真夜中3時過ぎに桜井を出発します。 距離的には最短ではありませんが、車が少なくて走りなれた大和川沿いのコースをとります、堤防沿いの道で路肩の白線が途切れていたりするので夜走るのは人にはお勧めできませんが、コースは熟知していますし、過去にも何度か夜中に走っています。 今夜は月明かりが明るく路面を照らしてくれています。 21.4キロ、予定通り1時間少しで王寺駅に到着。

 

 

20150108b.jpg天王寺、和歌山と乗り換えて紀伊田辺0839着。 こう云った18きっぷと輪行を駆使してポイントを巡るのは1000基を越す道路元標巡りでノウハウがあります、ジョルダンの乗換案内NEXTとウェイポイントを登録したGARMINは欠かせません。 乗換案内NEXTも決してお行儀が良くないのでガラケー時代と能力不足の先代スマホでは多少苦労させられましたが。

 

 

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最初の目的地は熊野古道中辺路の稲葉根王子、付近は過去何度も通っていますが、ここ訪れるのは初めてです。 スマホのナビ機能とGARMINを併用しながらやってきました、古いGARMINに較べて格段の進歩がありますね、音声ガイドも素晴らしい。

 

 

 

20150108d.jpg富田川に架かる幾つかの沈下橋のひとつ畑山橋、富田川沿いのこの辺りを走る時は左岸の<220>岩田保呂線を走る事が多かったのですが、最近はR311もバイパスができて自転車も走りやすくなりましたが、右岸の堤防道路を行きます。 ただ岩田橋を過ぎた処からとんでもない行き止まりの道へ入り込んでしまって、撤退を余儀なくされました。

 

20150108e.jpg朝来(あっそ)駅へ、ここは中辺路への出入口にあたるので今まで何度も輪行で利用しています、近くのローソンで補給してから駅へ。



 

 

20150108f.jpg何度もブログで紹介していますが、KHSの輪行支度はあっと云う間です、できるだけコンパクトにしたいので、ハンドルを抜いてシートポストも下げていますが。 輪行袋はオーストリッチのちび輪を使っています、ちょっとキツくて、2本のベルトの1つが締められません、キャリアが付いていないのならいけるのかな、基本バッグ等は極力身に付けたくないのでこの手のキャリアとバッグは必需品なんです。

 

 

20150108g.jpg後から考えると走っても良かった様な気もするのですが、紀伊日置駅までの3駅輪行しました。 椿から日置川まで<801>白浜日置川自転車道線と云う道があるにはあるのですが、これがとんでもない道でして。 今回のテーマ「ツール・ド・紀伊」稲葉根王寺に続いて道の駅「志原海岸」で今日2ヶ所目のポイントGETです。

 

 

20150108h.jpg観光地の多い南紀の中では知名度は低いのですが、道の駅「志原海岸」から日置川河口にかけて美しい砂浜が続きます、先に挙げた<801>白浜日置川自転車道線もこの区間だけはお奨めできます、2006年9月

 

20150108i.jpg現在は白浜町の一部となってしまった日置川町、日置川の街並みは南紀には珍しい佇まいです、漁港のそれとは違う。 調べてみると古くは日置川上流からの木材集積の地として栄えたらしいのです、紀勢本線の駅からも離れ、国道はバイパスが出きて通る車も人少ない、全く観光化されていない静かな街並みです。

 

 

20150108j.jpg日置川から次のすさみ町へは平成9年にバイパスとなる日置川道路の開通で従来の岬廻りのルートは県道<243>日置川すさみ線となりました、少し登って行かなければなりませんが、先の日置川の街を見下ろす事ができます、豊かな日置川の河口にできた砂州の上に発展した街だと云う事が良く判ります。

 

 

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その県道は通う車もなく、国道の喧騒をよそに釣り人の路上駐車だけが目立つ静かな岬まわりの道です、2006年9月。 この後3つ目のポイント道の駅「イノブータンランドすさみ」へ、次のポイントである道の駅「くしもと橋杭岩」へは後30キロ程の行程です、帰りの輪行の時間を考えると微妙な時間、初めてではありませんが海岸沿いのアップダウンの繰り返されるルート、工事で交互通行とかも幾つかあって所要時間が読めません。

 

20150108n.jpg午後からは晴れてきて、さすがに暖かいとは云えませんが明るい陽射しが心地良く、追い風に押されている事もあって快調に走ります。 近畿道の工事でダンプこそ多いのですが、この季節は観光のバスや車が少ないので快適です。 串本町に入る頃には海の向こうに本州最南端潮岬が見えてきました、自転車で紀伊半島を巡った人には感動の風景ですよね。

 

 

20150108o.jpg15時半には余裕で串本の街に入りコンビニで補給を済ませ橋杭岩へ、本日の予定終了です。

 

 

20150108p.jpg串本駅へは戻らず、距離的にも近い次の紀伊姫駅へ向かいます。 トイレも付近に自販機すらない殺風景な無人駅ですが、階段のない待合とホーム、輪行には好都合です。 1644発紀伊田辺行きで帰途に就きました。 ここまでの走行距離98.9キロ、真っ直ぐ家に帰れませんねぇ。

 

 

20150108q.jpg紀伊田辺、御坊、和歌山、天王寺、王寺とタイトな乗換をこなし帰ってきましたが、桜井までは行かず一駅手前の香久山駅で下車、ここから走って帰る事にします。 と云っても距離は知れていますし、紀伊姫駅同様に階段が無いに等しい駅なのでかえって楽かも知れません。 と云う訳で本日の走行101.7キロ、微妙な帳尻合わせですが松の内に2度目の100キロ超え、昨年9月以来のKHSでの100キロ超えとなりました。 「18きっぷ」は8,090円分乗車、後1回分ありますので1日おいて再び南紀へ向かいます。

 

「ツール・ド・紀伊」今から参戦します

20150107b.jpgご存知の方も多いと思いますが、奈良県が中心になって和歌山、三重の3県で開催している「ツール・ド・紀伊」、名前は大層なんですがスマホを使ったスタンプラリーやフォトコンテストなんです。 スタンプラリーなんか面白そうなんですが、いかんせん昨年暮まで使っていたスマホ REGZA Phone T01-C のタコなGPS機能ではチェックポイントの取得がうまくできませんので諦め、フォトコンへの応募でお茶をにごしていました(フェイスブックをお使いでしたら応援よろしく)。 ところが暮れにスマホを最新機種に買い換えたのと「ツール・ド・紀伊」の実施期間が3月16日まで延長されたので、にわかにやる気が湧いてきました。 ロングライド志向のツーリング派としては自力で走って行きたいところなのですが、さりとてこの季節に走って行くのもね、そこで多少開催の趣旨には外れるかも知れませんが、南紀は輪行で行ってみようかと。 それに内陸部の幾つかのポイントが、かねてから計画している色川村道路元標履修ツーリングのコースと微妙に重なっています。

 

20150107a.jpg そうなると動きは早いです、1月10日までが有効期限の今冬の「青春18きっぷ」を早速ヤフオクで探します、残り日数が少ないのですが期限が週末にあたるせいなのか、やや高めな落札相場にとまどい幾つか競り負けながらも、振込費用がかからない出品者の送料込残2回分を3,881円で落札し、今日後3日の有効期限を残して無事に手元に届きました。 と云う訳で明日から南紀」へ行きます。

道路元標蒐集サイク(丹後半島編1日目)

20140910a.jpg今日が有効期限最終日の青春18きっぷの最後の1回、桜井駅を0543発奈良行きに乗車、木津からは学研都市線(片町線)~東西線~福知山線経由の新三田行きに、大阪市内を通勤時間帯の混雑の中での乗換を避けてワープできるのですが、新三田で反対の上りホームに入ってしまうので、階段の昇り降りをさせられるのが難点。 先月の豪雨禍からの復旧工事とかで徐行運転でダイヤの乱れていた区間も解消し、福知山1024定刻着、忘れ物もなく11時には無事、出発準備完了。 20140910b.jpgコンビニ補給の後、R9を避けて一旦由良川対岸へ出て北上しR175からR176へ入ります。 京都府下の道路元標は京都府公報第783号(大正9年3月30日発行)として設置当時の住所地番が記録されていますので、未発見の道路元標を求めて金山村、雲原村と探索してみましたが不発。 まあそんなものよと与謝峠への旧道をのんびりと登って行きます。 20140910c.jpg標高320m程の与謝トンネルの入り口まできました、斜度そのものはずっと下の坂浦トンネルの手前の方がキツかった様な。 旧道峠は標高差で40m程、たとえ通れなくて引き返してもたかが知れていますので、時間もありますし突っ込む事に。 20140910d.jpg例によって国道の旧道峠とは思えない狭さに、大量の水と泥が出ていますが、ツーリング車の強み、なんなく突破、しかし与謝野町側は相当の急坂の連続です。 以前、与謝野町側からKHSで登ろうとした事が、天気が悪くなりそうでやめたのは大正解でした。 20140910e.jpg与謝村道路元標があっただろう場所を通過して加悦SL広場へ、今は無き加悦鉄道の車両をメインに直接関係はありませんが国鉄のSLや京都市電が保存されています、2度目ですが元鉄としてはここは外せません、入場料400円を払って入ります。 あいにく水曜でパン屋とカフェは休業日ですが、食事はできますので遅めのお昼にうどんを頂きます。 20140910f.jpgこのレトロな建物は旧加悦町役場、平成14年まで使用されていました。 現在は観光案内所とかになっています。 信号をはさんで向かい側には加悦町道路元標も現存しています、かなり埋ってしまっているのが残念ですが。 20140910g.jpg観光案内所で貰ったパンフレットをもとに古い街並みを少しポタってみます、「ちりめん街道」として売り出している様ですが、こじんまりしたものです、ただあちこちから今も機織の機械の音が聞こえてきます。 20140910h.jpgおっさんには縁がなさそうですが、ちょっとした小物を扱っているお店もある様です。 加悦鉄道の廃線跡は岩滝加悦自転車道として整備されていて、北近畿タンゴ鉄道の野田川駅近くを通り岩滝まで行ってますが、そちらの方は判りにくかった様な。 また路面が良くないのと、交差する道路が多いのでロードにはわずらわしいかも。 北近畿タンゴ鉄道野田川駅、元の国鉄宮津線丹後山田駅ですが、ここも鉄な人には外せません。 駅舎内には丹後山田駅資料室と云うのがあります。 加悦鉄道が接続していた時代のジオラマは必見です。   20140910k.jpgR312に入り今夜の宿のある京丹後市大宮町を目指します。 水戸谷峠と云う小さな峠がありますが、標高も100mに届きませんし、横を北近畿タンゴ鉄道がトンネルなしで越えている位ですから大した事はありません。 20140910l.jpg17時丁度に一度も降られる様な事もなく、丹後大宮駅前の旅館「なかむらや」に到着。 日頃はビジネスホテルを利用する事が多いですし、次の峰山まで行くと2軒程ビジホがあるのですが、ネットで探すと素泊まり4,100円とリーズナブルなここを見つけたので、加悦SL広場まで来た処で電話を入れました。 部屋こそ広くはないですが、大きな湯船にゆったり浸かれて、洋室だけの生活をしているので久しぶりの畳にゆっくりできました、自転車は鍵のかかるガレージに入れさせて貰えました。 冷房がコイン式なので夏はちょっとネ。 お風呂で気持ち良くなって缶ビール解禁、11ヶ月ぶりのアルコールです。 桜井0543→0616奈良0622→0630木津0640~0849新三田0854~1024福知山 青春18きっぷ3,350円分乗車。 本日の走行 56.8キロ

道路元標蒐集サイク(但馬編)

 

 

9月に入っても落ち着かない天気予報が続きますね、9月10日までが有効期間の青春18きっぷ、後2回分を残していて、知多半島と但馬方面を予定しているのですが、知多半島は列車ダイヤと混雑の関係から土日でと考えているので、今日はいわゆる但馬地方、兵庫県城崎郡と出石郡に残っている未踏の道路元標を巡る事にします。

 

20140902a.jpg桜井を始発に乗ってもスタート地点の山陰本線江原駅へはお昼前になってしまいます。 そこで奈良まで約20kmを自走する事に、暗いと云っても勝手知ったる上街道、それに集落の中を縫って走る旧街道ですから、街灯もあって結構明るいんです。 5時前には奈良駅に無事到着、余裕でコンビニで補給を済ませて輪行支度、0522発の京都行きに乗車します。
 
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京都と福知山で乗り継ぎ、先月の豪雨禍からの復旧後も徐行運転が続いていて福知山周辺でダイヤが乱れ気味で、福知山での2分接続にはハラハラさせられましたが、0938の定刻には少し遅れたものの江原駅に到着、早速支度を始めます。 江原駅は元の日高町の中心地にありますので、結構大きな綺麗な駅です。
 

 

20140902c.jpgまずは城崎郡の三方村と西気村へ向かいます。 ただ西気村は標高350m程の神鍋高原の上にあり、KHSでは結構辛いものがあります、ただ登るにつれて霧雨っぽい天候で涼しかったのが幸いして足を止める事なく登りきってしまいました。

 

 

20140902d.jpg神鍋高原のリゾートな雰囲気の中を過ぎて古くからの集落の中へ、少し行過ぎてしまい探しましたが西気村道路元標を確認、元の役場跡でしょうか西気地区コミュニテイセンターの前にあります。

 

 

20140902e.jpg道の駅で暫し休憩の後、快調に江原駅近くまで下って来たのですが、後輪に違和感がと思ったらパンク、幸いと云うかコンビニが目の前、建物の影に入って早速チューブ交換です、しかしタイヤそのもののサイドにかなりダメージが、ここまで気付かなかったのは不注意、まだ50km以上走らなくてはならないのにこの状態、不安を抱えて走る事になります。

 

 

20140902f.jpg出石町近くで公民館裏に倒置されている室埴村道路元標を見つけ出した後、折角ですから出石そばを頂く事にします、丁度お昼過ぎですし、パンクの事を気にしなければ時間の余裕もありますし、出石は6年ぶりです。

 

 

20140902g.jpg出石郡の高橋村道路元標日本モンゴル民族博物館の入り口に保存されていると云う情報なのですが見当たりません。 一体どういう経緯の博物館なのか知りませんが一応豊岡市立です、受付で恐る恐る尋ねてみると、それらしきものが裏にあると云う事で、案内して頂きました、感謝。

 

 

20140902h.jpgそこには倒置された高橋村道路元標と共に次の予定の資母村道路元標も再建されています、以前の場所が立ち退きになったとの事です。 これで今日の予定は片付いたと思う反面、道路元標は元の位置に建っていてほしいなと云う気持ちも。 なお日本モンゴル博物館のある但東町中山は旧資母村村域で高橋村は帰途に通る登尾峠への途中にあたります。

 

 

20140902i.jpg登尾峠への途中で久しぶりの100km超、それもKHSで。 今日の予定は90km程だったんですが、奈良までの自走21.3kmが加わっています。 帰宅して調べてみると90km台は幾つかありますが、100km超は昨年5月以来です、KHSに限れば2009年9月に四万十川を走って以来でした。

 

 

20140904j.jpg新登尾トンネル(1,780m)の入り口までやってきました、標高的には朝の神鍋高原より楽なんですが、100km超の後では結構堪えました。 旧道もあるのですが、旧トンネルが塞がれていて越える事ができないそうです、たとえ通れても今日は行きませんがね。 なお新登尾トンネルは広めの歩道があり、自転車も安心して通れます。

 

 

 

20140902k.jpg17時半、山陰本線の上川口駅まで下ってきました。 福知山駅まで後1駅なんですが、パンクの不安を抱えて国道9号を10km走る気にはなれませんし、例え福知山まで行っても帰る時間には差がありません。 輪行支度を済ませ朝買っておいたおにぎりをほおばり1842発まで山峡の駅でのんびりと過ごします、つくつくぼうしの鳴き声が夏の終わりを感じさせてくれました。

奈良0522→0625京都0637→0837福知山0839→0938江原/上川口1842→1849福知山1858→2119大阪2125→2222奈良2252→2320桜井 6.700円分乗車

走行116.7キロ

【1005】 兵庫県 城崎郡 三方村 (現 豊岡市) 
【1006】 兵庫県 城崎郡 西気村 (現 豊岡市) 
【1007】 兵庫県 出石郡 室埴村 (現 豊岡市) 
【1008】 兵庫県 出石郡 高橋村 (現 豊岡市) 
【1009】 兵庫県 出石郡 資母村 (現 豊岡市)

「18きっぷ」道路元標蒐集の旅(丸亀篇)

20140730a.jpg今日は丸亀市の資料館に保存されている3基の道路元標を訪ねるだけに往復する旅です。 愛媛県西条市にある多賀村道路元標まで往復できないかと色々考えてみたのですが、18きっぷでは時間的に無理でした。 桜井を0552の始発に乗り、丸亀1151着、片道6時間の旅です。

20140730b.jpg丸亀市資料館は丸亀駅から歩いて10分程、丸亀城のお堀の中にあります。

 

 

 

 

20140730c.jpg綾歌郡飯野村、仲多度郡南村、同垂水村の3基の道路元標が色々な石碑に混じって保存されています。  

 

 

 

20140730e.jpgせっかく四国まで来たのですからうどんを食って帰ります。

 

 

 

 

 

20140730f.jpg

4年ぶりの四国、他に行くところも無く、勿体無い様な気もしますが、ただただ暑いだけなので、1時間余りの滞在で帰途に就きます。
 

  

 

桜井0552→0625王寺0635→0659新今宮0700→0718大阪0746→0850姫路0910→0929相生0933→1039岡山1053→1134坂出1138→1151丸亀1308→1315坂出1324→1402岡山1412→1516相生1519→1538姫路1541→1643大阪1647→新今宮→1736王寺1800→1836桜井 10.440円分乗車 

本日の収穫
【996】香川県 仲多度郡 垂水村 (現 丸亀市)
【997】香川県 綾歌郡 飯野村 (現 丸亀市)
【998】香川県 仲多度郡 南村 (現 丸亀市)

「18きっぷ」道路元標蒐集の旅(島根編2日目)

今日は午前中に山陰本線沿いの静間村、田岐村、知井宮村道路元標を巡って帰途に就きます。

今回も東横インの朝食サービス(そんな大したものでもない)はパスして、出雲市駅0554発に乗車して静間駅へ、静間村道路元標は駅から20分程の処に倒置されたままで、左側面に昭和13年3月建設とあります。 なんとコンクリート製で切断面から鉄筋が露出しています。
  小田駅へ移動して田岐村道路元標へ、ネット情報では山陰本線の踏切脇に倒置されていた様ですが、GoogleStreetViewでは確認できず、車中からも確認できなくて不安がありましたが、踏切に行く手前の小田町会館前に再建されているのを発見できました。
3基目の知井宮村道路元標は西出雲駅がもよりで10分程の距離の「出雲民芸館」にあるとなっていますが、門内なのか門外なのか判りませんし、よりによって休館日にあたります、不安を抱えて出雲民芸館へ向かいます。 道路からは見えませんが入り口への木塀沿いに保存されていて、見る事ができました。

西出雲駅を最後に帰途に就きます、山陰本線経由ですが往路同様12時間の長丁場です,伯耆大山~倉吉、鳥取~餘部間は40数年ぶりの乗車です、それに新しくなった餘部橋梁(今は鉄橋やないです)を初めて渡ります。
 写真は鳥取駅にて、姫新線塗装のキハ47が健在でした。福知山で大阪経由か京都経由にするかの選択になりますが、京都駅での山陰本線ホームから奈良線ホームへの5分乗換は輪行袋がなくてもきわどいですし、山陰本線で遅れがでると大変なので大阪経由に、奈良までくると近鉄大阪線が信号トラブルで振替輸送を行っている旨の案内が、早く帰れると横着して鶴橋経由をしないで大正解でした。

出雲市0554→0638静間0755→0832小田1009→1023西出雲1115→1120出雲市1138→1256米子1309→1442鳥取1514→1558浜坂1603→1717豊岡1733→1849福知山1858→2119大阪2125→2222奈良2252→2320桜井 8,880円分乗車

本日の収穫
【993】 島根県 邇摩郡 静間村 (現 大田市)
【994】 島根県 簸川郡 田岐村 (現 出雲市)
【995】 島根県 簸川郡 知井宮村 (現 出雲市)

 

 

「18きっぷ」道路元標蒐集の旅(島根編1日目)

今回は島根県下で残る6基の内、駅から歩いて行ける範囲の4基を巡る1泊2日の旅です。 って事で自転車はなしです。 しかし2010年8月に900基を超えながら、2011年は56基、2012年は15基、2013年は7基と、節目の1000基達成を目の前にしながらペースダウン、確かに近場では少なくなってきている事は事実なんですが。

20140722a.jpg桜井を始発0552に乗車し、桜井線~関西本線~大阪環状線~山陽本線で岡山へ、この後伯備線~芸備線~木次線で加茂中駅を目指す、12時間近い行程です。 相生駅での乗換岡山行きは7両編成になって以前の様な混雑ではなくなっています、18きっぷ期間のみの対応なのでしょうか。

20140723b.jpg備後落合にて、木次線への接続駅で、ここは広島県になります。 2007年10月に来て以来7年ぶりです。 その時は新見泊で輪行でここまで来て、木次線沿いに北上しました。 しかし18きっぷのシーズンとあってか芸備線と木次線では鉄ちゃんの多い事。

 

 

 

20140722c.jpg木次駅にて、木次線の一部のキハ120が首都圏色に塗り替えられています。 順次塗り替えられて行くのでしょうか。  

 

 

 

 

 

 

20140722d.jpg本日の目的地、加茂中へ1719着です。 ここで下り列車と交換、早そうな米子経由していても宍道で待たされたあげく、この列車になってしまいます。 5時過ぎとは云えこの季節、道路元標の撮影には余裕の明るさです。  

 

20140722e.jpgさて加茂村道路元標は駅から歩いて10分足らず、元の公民館でしょうか、加茂交流センター北側の民族資料館軒先に保存されています、外からはちょっと判らないです。  

 

 

加茂中で列車を待つ間、今夏初めてヒグラシの声を聴きました、今夜は出雲市駅前の東横イン泊です。

 

 

 

桜井0552→0626王寺0630→0712大阪→新大阪0755→0929相生0933→1039岡山1115→1244新見1300→1424備後落合1444→1719加茂中→木次→1918宍道1931→1946出雲市 7,560円分乗車

 

本日の収穫 【992】島根県 大原郡 加茂村 (現 雲南市)