「道路元標」カテゴリーアーカイブ

道路元標の旅(東北編5日目)

 一応、郡山泊りまでは詳しくプランを組んであったのですが、今日からは適当に帰途に就くと云うだけしか考えていません。 「18きっぷ」で今日中に桜井に帰り着くには、たとえ名古屋から近鉄を利用するとしても、福島駅0843発がタイムリミットです、今夜の「ムーンライトながら」も何度か当たってみましたが、どうやら満席の様です。 まぁ帰りが明日になっても大丈夫そうなので、幾つか道路元標を拾いながら南下して行く事にします。

まずは山形駅0630発の始発に間に合うように山形市道路元標の建つ七日町へ急ぎ足で向かいます。 早朝故にこんな無茶な写真も撮れます。

 


二本松には二本松町道路元標他、現在の二本松市域の内4つの道路元標がまとめて保存されています。 有難いと云いますか、ちょっと複雑ですが、福島県は100以上の道路元標が現存していて、それなりに認知されて保存されている訳なのですね。

郡山市、乗換えとかで降りた事はありますが、駅から出るのは始めて。 福島県第二の都市、第一は県庁所在地の福島市でなくいわき市なんですね。 郡山市道路元標は駅から少し歩いた繁華街のど真ん中に台座付きで保存されています。 案内の文面は説明不足と云うか、いささか誤解される様な記述ではありますが。

二本松、郡山、須賀川と東北本線を途中下車しながらいわゆる東北地方を離れます。 小山駅で両毛線に乗り換えて栃木県を回り、10ポイントの無料宿泊もあるので今夜は小山か水戸の東横インに泊まり、明日帰途に就く事にします。
 岡山界隈にも少し残っていますが、湘南色と云うか東海色と云うかこの塗色も少なくなってきました。

栃木県とか茨城県と云うのは関西人には、あまり縁がないと云うか、確かに観光地の日光は栃木県なんですが。 結構地理には強い私でさえ、栃木市なんて云われても、県庁所在地は宇都宮だし、足利市位は知っていても栃木市ねぇ、合併でできた新設市なのかねぇ… すみません栃木市民の皆さん、結構歴史のある街なんですね。 道路元標へは大通りの1本隣の古い通りをブラブラと歩いて行く事に、案内板もあったりして案の定これが旧街道の様です。

栃木町道路元標の建つ三叉路のそば、栃木市の一等地と云える様な場所ですが、「あずきアイズ」「志゛まんやき」と大きく書かれた幟や暖簾のお店が、結構賑わっている様で、お上品な和菓子店と云う佇まいではなく、店頭で関西で云うとこの回転焼きを焼いているお店です。 次の移動時間も迫っていますが、どうせ小山での乗り継ぎもタイトだし、ここで一服と、店内で戴く事にします。

回転焼は「志゛まんやき」と云って、つぶ餡の他に、こし餡、白餡、うぐいす餡があり、つぶ餡とうぐいす餡を頂きました、私の事ですから各一ずつ平らげる事位どうって事もないのですが、さすがに店内でエエ歳したオッサンがペロっと4つも5つも平らげるのはばかられたので遠慮しました。 少しあっさり目の餡でなかなか美味しい、これだったらと少し後悔。

大通りを戻るのはやめて、元来た古い通りを戻る事にします。 時間も時間なので、銭湯もあいてます。

 

水は決してきれいではありませんが、古い橋からは季節柄こんな風景も、美味しい「志゛まんやき」と街並みに満足して、この街がちょっぴり好きになって、小山へ向かいました。


小山駅で水戸線へ乗り換え、一旦茨城県へ入り結城町道路元標を目指しますが、クライアントから出発前からぐずっていた中国の現地法人でのメールの送受信がおかしいとの連絡が、原因はこちらのサーバーには無いとははっきりしているのですが、それなりの対応をする必要が出てきました。 と云って携行しているノLet’sNoteはネットは接続できないまま。 とにかく小山の東横インでレンタルパソコンをj借りて対応する事に。

東横インのレンタルパソコンはHP製のノートPCにOffice互換ソフトをインストールしたものですが、Outlook等のメールソフトは入っておらず、メールに関してはWebMail等が使える環境を持っている必要があります、ブラウザもIEとは違いますし、ロビーのパソコンと同様、「コマンドプロンプト」や「ファイル名を指定して実行」とかは実行できず、システムを触って悪さをできなくしてあります。 またセキュリティの点から、一旦シャットダウンすると初期化され、ユーザーが保存したデータや設定は失われます。 東横インの客室はルームキーが室内の照明やコンセントのスイッチになっているので、部屋を出るときには電源が切れてしまいます。 ノードPCですからバッテリが着いていますが、所詮はレンタルパソコンですから、貸出時に充分にチャージされているとは云えません。 ですから貸出時のその旨とデータは保証されない事を記した書面にサインを求められます。 技術的に全くサポートできないと云う点では、ネットカフェ以下ですから致し方ない事ですが。 しかしこのレンタルパソコンのお陰で、Let’sNoteにある情報を元にレンタルパソコンでネット接続して無事にトラブル対応はできましたので一件落着と。

山形0630→0803福島0810→0835二本松 1,890円
二本松0907→0933郡山 400円
郡山1001→1012須賀川 230円
須賀川1130→1221黒磯1235→1325宇都宮1339→1405小山1432→1505佐野 2,940円
佐野1523→1539栃木 320円
栃木1638→1649小山1709→1718結城 320円
結城1746→1754小山 190円
6,290円分乗車

 

 

本日の収穫
【877】 山形県 山形市
【878】 福島県 安達郡 二本松町 (現 二本松市)
【879】 福島県 安達郡 岳下村 (現 二本松市)
【880】 福島県 安達郡 杉田村 (現 二本松市)
【881】 福島県 安達郡 石井村 (現 二本松市)
【882】 福島県 郡山市
【883】 福島県 岩瀬郡 須賀川町 (現 須賀川市)
【884】 栃木県 安蘇郡 佐野町 (現 佐野市)
【885】 栃木県 下都賀郡 栃木町 (現 栃木市)
【886】 茨城県 結城郡 結城町 (現 結城市)

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道路元標の旅(東北編4日目)

 今回の計画では東北各県の道路元標を少なくとも一つは回っておくつもりでしたが、もとより岩手県下で現存が確認されているのは盛岡市と上閉伊郡小友村の2基のみ、小友村は公共交通機関では回れそうにない場所ですので、盛岡市と云う事になりますが、市役所近くと云っても結構駅からも遠く、前後の予定を考えると明るい内での往復は難しく今回は見送る事に、手付かずは北海道と沖縄となるはずだったのですが。 まぁ「冷麺」「じゃんじゃん麺」もありますし、小友はあの遠野の近く云う事もありますので、愉しみな宿題としておきます。

さて、今日は北上線の始発で再び秋田県へ向かいます。 温泉のある駅「ほっとゆだ」にて、ここで26分停車、上り始発を切り離します。






 

横手で奥羽本線に乗り換えて十文字へ、十文字町道路元標の後、羽後交通の路線バスで醍醐村道路元標まで移動します。
 奥羽本線も今では山形新幹線と秋田新幹線に分断され、新庄~大曲間は優等列車の通らないローカルな区間となってしまいました。
 秋田駅から今度は秋田中央交通の路線バスで秋田市内の仁井田村道路元標へ向かいます、今回のプランを練った時は3月だったので、4/1にバスの時刻が変わっていてて、少し慌てましたが、無事に秋田駅へと帰ってくる事ができました。
 次の羽越線に少し時間があったので、駅ビル内で食事に、最近B級グルメやジャンクフードを売りにする処もあって、それはそうで旨ければ文句はありませんが、「横手やきそば」これはいけません、すくなくとも関西風のソースに馴れ親しんだ口には。

 

羽越本線で西目へ、そして再び羽後交通の路線バスで象潟へ移動します。 そんなに良い天気でもなかったのですが、鳥海山の全容を見渡す事ができました。  象潟村道路元標はにかほ市象潟公会堂前、ここも芭蕉翁所縁の地とか。



酒田駅から酒田市道路元標まで往復、自転車抜きとあっても、今回はあちこちと良く歩いています。 何度も通過していますが、降り立つのは初めての街です、米どころ、北前船、大火くらいしか知識がありませんが、「おくりびと」のロケはこの街で行われたのですね。 戻ってきてから気が着いたのですが観光用に無料のレンタサイクルがあった様です、貸出時間が17時までなので、知っていても利用はできませんでしたが。
 そうそう電柱広告に「酒田ステーションホテル」自転車・バイクツーリング割引ありとありました、どんな処か判りませんが要チェックですね。

山形まで移動し東横イン泊、山形では結構雨が降っていたようです、今回は1日目だけ傘を使ったものの、後は上手い具合に天気の変化をかわしてきた様ですが、温暖の差が大きく参りました。

 

 

北上0515→0656横手0726→0738十文字 1,280円
醍醐0847→1003秋田 1,280円
秋田1212→1301西目 820円
象潟1617→1655酒田 650円
酒田1748→1903新庄1906→2023山形 2,210円
6,240円分乗車

 

 

 

本日の収穫
【871】 秋田県 平鹿郡 十文字町 (現 横手市)
【872】 秋田県 平鹿郡 醍醐村 (現 横手市)
【873】 秋田県 河辺郡 仁井田村 (現 秋田市)
【874】 秋田県 由利郡 西目村 (現 由利本荘市)
【875】 秋田県 由利郡 象潟町 (現 にかほ市)
【876】 山形県 酒田市 

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道路元標の旅(東北編3日目)

盛岡0522発の田沢湖線大曲行きに乗車します。 秋田新幹線のルートとして標準軌へ改軌された田沢湖線ですが、秋田県への県境越えとなる赤渕~田沢湖間は、この始発列車の後、普通列車は1410までなく、18切符の難所ですし、私自身も未踏区間です。 もちろん秋田新幹線「こまち」は1時間1~2往復していますが。
 ところで自転車抜きの旅行では、最近はもっぱらこのリュックを愛用しています、収容量等でそんなにお薦めグッズとも云えませんが、A4サイズの持ち物の収納が便利な事で手放せません。

 

昨夜の山田線同様、山越え区間は新たな積雪があった様で、見事に雪景色です。 田沢湖駅での23分間の停車時間に途中下車し生保内村道路元標まで往復します。 田沢湖駅から先は30分後に次の列車があるので、慌てる必要もなかったのですが、凍った路面で見事に転倒してしまいました。 最初の計画ではここで折り返し、たまには東横インの朝食サービスの恩恵を受けて、盛岡市道路元標へ往復し、花輪線で再び秋田入りするプランもあったのですが、未踏の秋田内陸縦貫鉄道に乗って、うまくすれば2基多くゲットできそうな田沢湖線まわりを選んでみました。

角館、しかしよりにもよって一年で一番中途半端な季節にやってきました。 時間も早いでしょうが、観光客も殆ど見かけません。 角館町道路元標の後、少し散策してみます。

秋田内陸縦貫鉄道は初めてと云うか、全通前の国鉄阿仁合線には乗車しています、40年近く前で当時はC11の牽く貨物列車が走っていました。

秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅、JRは鷹ノ巣駅となっています。
北秋田郡の七座村道路元標へ向かうために秋北バスを利用します。 同社のHPもあるのですが、路線や細かい時間が判りにくくてかなり際どい計画です、折り返しのバスが戻ってくるもでに道路元標を見つけて引き返さなければ後の予定がなくなってしまいます。
大館は忠犬ハチ公所縁の土地とかで、駅前にはブロンズ像が鎮座しています。 ここでも秋北バスを利用して釈迦内村道路元標まで往復、こちらは最悪歩いてでも戻ってこれなくもない距離ですが、大館近辺では路線が錯綜している上に案内が皆無て、地元の人間でないと利用するのは難しいです。

青森県で唯一確認されている青森市道路元標、善知鳥神社門前「奥州街道終点の地」と記された新しい標柱の横に建っています。
 白看発見、日頃下を見て歩いているので、頭上の「白看(旧形式案内標識)」には気を留めていませんが、道路元標同様お好きな方がいるもので旧知のものの様ですが、県庁所在地のど真ん中に残っているとは。
 ブルトレも貴重になってきました、唯一となった東京行夜行「あけぼの」(羽越~上越線経由)が出て行きます。
 この後東北本線で間に第3セクターの青い森鉄道といわて銀河鉄道を挟んで、今夜の宿泊地北上に向かいます。 3セク区間で2,960円もかかるので「18きっぷ」ではとても選択できないルートです。 しかし盛岡での乗換はちょっと知らないと危ないですね。

盛岡0522→0609田沢湖 740円
田沢湖0632→0655角館 320円
角館0853→1116鷹巣 1,620円
前山1243→1305大館 400円
大館1539→1710青森 1,450円
青森1851→2021八戸2041→2153いわて沼宮内2156→2221盛岡2230→2323北上 5,480円
10,010円分乗車

本日の収穫
【866】 秋田県 仙北郡 生保内町 (現 仙北市) 
【867】 秋田県 仙北郡 角館町 (現 仙北市)
【868】 秋田県 北秋田郡 七座村 (現 北秋田市)
【869】 秋田県 北秋田郡 釈迦内村 (現 北秋田市)
【870】 青森県 青森市

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道路元標の旅(東北編2日目)

 昨日、古川までは「18きっぷ」で来たのですが、今日からはJR東日本の「東北ローカル線パス」を利用します、期間限定で土日祝を含む連続する3日間有効で複数人での使用はできませんが、価格は6,000円と「18きっぷ」より割安で、何と云っても東北地方の第三セクターや幾つかの私鉄が利用できるのは特筆ものです。

 石巻線から気仙沼線で気仙沼を目指します、未踏区間です。 昨日とはうってかわった天気、太平洋に面した大谷海岸では海岸線ぎりぎりを走ります、とても東北とは思えない光景です。

 宮城県では道路元標の現存情報は4ヶ所しかありませんが、気仙沼町道路元標大河原町道路元標とともにちょっと変わった形状です。 気仙沼は古くからの有名な港町ですが、街中にはレトロな建物が残っています。 しかし気仙沼線に乗ってくると殆どの乗客は2つ手前の南気仙沼駅で降りてしまいます、今では商業の中心は南の方へ移ってしまっている様です。

 今日は気仙沼の1基だけで後は完全に乗り鉄モード、気仙沼まで結構のんびりした感じでしたが、仙台と一ノ関方面からの列車が到着すろと乗客が増えてきて、盛への大船渡線はほぼ満席、三陸鉄道を利用できる「ローカル線」パスと土休日に運行されるレトロ調車両「さんりくしおさい」のお陰の様です、しかし土曜日にもかかわらず三陸鉄道南リアス線では予定のレトロ調車両の運用ではなく通常の車両(右上)でした、まぁ私は気にもしていなかったのですが。 JRに戻って釜石から山田線で宮古へ、そして岩泉へ向かいますが、「東日本ローカル線パス」を利用している乗客は殆どが三陸鉄道北リアス線で八戸へ抜ける様です。 しかし「18きっぷ」シーズンに春休みとあって「鉄ちゃん」の姿はもちろんですが、最近は「鉄子」さんらしき姿もチラホラ、さすがに「撮り鉄子」は見た事はありませんが。
 キハ40系も少し頑張ってますがキハ100系がすっかり東北の非電化区間の顔になっています。 この配色悪くはないとは思いますが、やはり気動車はあのクリームと赤のツートンが一番です。

 岩泉は龍泉洞で有名な処で、立派な駅舎もありますが、公共交通機関を利用する観光客も盛岡あたりからバスでやってくる様です。 今では1日3往復がやってくるだけの駅です。 最近までキハ52が活躍していましたが、今でjは訪れる鉄ちゃんもチラホラ、宮古から最終で盛岡に抜けるまでに往復できるダイヤなので乗り鉄には丁度良い様です。 実は岩泉には過去に来ていて、八戸線から国鉄バスに乗り継いで北山崎から龍泉洞へ、岩泉線は当時は小本線と云って浅内までで、岩泉へは昭和47年になって延伸しています。
もしやと町内を散策してみましたが、そうやすやすとはネ。 でもなかなか雰囲気の良い町並でした。

 茂市駅にて、ここで上り1832発を待ちます、それが盛岡への最終です。

 

 

古川0642→0657小牛田0700→0918気仙沼 1,800円
気仙沼1121→1220盛1233→1328釜石1341→1458宮古1502→1633岩泉 3,990円
岩泉1720→1812茂市1832→盛岡 2,210円
8,000円分乗車

本日の収穫
【865】 宮城県 本吉郡 気仙沼町 (現 気仙沼市)

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道路元標の旅(東北編1日目)

 東京へ向かう「ムーンライトながら」はご存じの様に大垣始発ですが、満席のままの6時間は結構堪えるので、先に豊橋まで行って軽く食事をしてから乗車する事にします。 定期運行から臨時列車となってからは189系での運用となっていますが、意外にもすいていて前列も隣席もあいている様な具合でしたが、隣には子供2人にお母さんと祖父祖母と云った似つかわしくない5人家族、どうやらディズニーランド行きの様ですが、電車で行きたいのは男の子の希望だった様な感じです。 私は両親の郷里が奈良県と和歌山県と云う事もあって、家族で長距離の旅行をした経験が殆どありません、唯一が東京旅行で帰途に東京を日中に出発する客車急行の「雲仙西海」だった事を記憶しています。
 東京駅には0505の定時到着でしたが、山手線と京浜東北線が新橋界隈で停まっていて、東北本線への乗り継ぎが微妙に、幸い10数分後に運転が再開され、無事に上野駅0546発の宇都宮行きに乗車する事ができました。
 最初の目的地は福島県西白河郡矢吹町、矢吹町道路元標は一度折れてしまった様にも見え、かなりの痛み様ですが、判読は可能で案内板もあります。
 矢吹町は奥州街道と水戸街道の分岐点としてそれなりの歴史のある町の様ですが、ご多分にもれず駅前はすっかりさびれています、Wikiによると「駅舎と周辺計画が福島県建築文化賞を受賞」とありますが、その駅舎も整備が悪く、雨漏りはしているは、橋上駅とホームの行き来に屋根がないわ、ホーム上屋がないのに橋上駅の樋が整備されていなくて閉口します。 見た目はユニークな建物ですが、公共の建物で利用者の利便が考慮されておらず、こんな建物が「建築文化賞」とはねぇ... 晴れた日の来ていれば印象も違ったでしょうが。
 次の目的地の本宮駅に着く頃には雨も止んでくれました。 本宮市立歴史民族資料館の敷地に本宮町道路元標仁井田村道路元標が保存されています、保存と云っても案内もなく歪んで建っていて、引き取り手もなく歴史民族資料館にほりこまれたと云う感じですね、当然元の位置ではありませんが一ヶ所で2基GETできました。
 福島、仙台、小牛田と乗り継いで陸羽東線で岩出山駅へ、ここまで来ると天気も良くなっています。 岩出山は伊達政宗所縁の地ですが、この時期観光客の姿も全く見かけません、駅に「鉄道資料館」と云うのが併設してあったのですが、時間が遅かったのか覗く事はできませんでした。
岩出山町道路元標は街角の休憩所の様な処に芭蕉翁像と並んで保存されています。

 

岩出山城址まではちょっと無理ですが、時間があったので街中を少し散策してみました。

今夜の宿は例によって東横イン、古川は陸羽東線と云っても今では東北新幹線の駅で、東北本線の小牛田が衰退する一方、鳴子や先の岩出山まで含めて2006年に合併し大崎市となっていて、あのアルプス電気の工場があります。 昔はローターリスイッチとかバリコンでお世話になりましたが、今ではノートPCのタッチパッドかな。

ところで先月末にWiMAXを契約していたのですが、我が桜井市はエリア外でインストールができません、それに契約は日割り計算されないコースなので、月が変わってからエリア内の何処か出先で設定をしよう考えていました。 別に今回は使えなくても良かったのですが、福島でインストールにトライしたものの、電波状態が悪いのか見事に失敗してしまいました。 ところが起動時にWindows socket まわりでエラーが出ていて、FOMA通信カードが使えなくなっている上に、ホテルに入ってもIPアドレスの取得ができす有線LANすら使えなくなっていて、メールどころか全くネットが使えない状態です。 メールは携帯からチェックできますが、仕事上のトラブルでネット接続が必要になってもお手上げ状態です。 東横インにはロビーのパソコン以外にもレンタルパソコンを用意している処もあるので、最悪はお世話になるしかないと。

地方都市へ行くと時間があればJAZZ屋を探してみます、今ではネットですぐ見つかりますがネ。 もちろんJAZZファンと云う事もありますが、知らない土地で一人でも安心して飲めると云う事もあります。 「花の館」はアットフォームなライブもあってお薦めです、すっかりお知り合いになってしまいましたが、ちょっとどころかかなり遠すぎます、でもきっとまた行く事もあると。 ちなみに写真の自転車は私とは関係ありません。 でもこのサドルは?

豊橋0017→0505東京→上野0546→0729宇都宮0737→0828黒磯0837→0931矢吹 7,670円
矢吹1019→1040郡山1106→1120本宮 650円
本宮1210→1243福島1300→1413仙台1420→1505小牛田1537→1630岩出山 3,260円
岩出山1730→1749古川 320円
11,900円分乗車

本日の収穫
【861】 福島県 西白河郡 矢吹町
【862】 福島県 安達郡 本宮町 (現 本宮市)
【863】 福島県 安達郡 仁井田村 (現 本宮市) 
【864】 宮城県 玉造郡 岩出山町 (現 大崎市)

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東北へ行ってきます。

先週に予定していて延期したプランで今夜から東北へ向かいます。 もちろん道路元標蒐集ですが、自転車は抜き。 未踏の青森、秋田、岩手、山形を回わる計画ですが、道路元標の数よりはかなり鉄分の多い計画です。 まずは「ムーンライトながら」で東京入りします。 好事魔多しの例え通り色々と余計な用事ができるもので、夕方からの出発で「18きっぷ」を使うのも勿体ない話ですが、今の処途中で立ち寄る様なネタもなく、「ムーンライトながら」が大府停車しなくなってからは、近鉄で名古屋へ出て豊橋まで乗車券を買うより「18きっぷ」を使ってしまった方が安くなってしまいました。

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道路元標蒐集サイク(2)

 昨夜遅くの天気予報では朝そうとう冷え込むらしい、朝飯前に8キロ程の入山辺村道路元標と途中の里山辺村道路元標へ行こうかと考えていたのが、標高が200m近く高いしすっかりくじけてしまいました。 日頃は時間的にあまり恩恵にあずかれない無料サービスの朝食の後で、殆ど松本市街と云っても良い里山辺村道路元標までは往復してきました。

 松本0837発で塩尻へ、ここから塩嶺トンネルの開通で中央本線の支線となった辰野行きに乗り換えます。 塩尻~辰野間は今ではクモハ123-1、1両編成が10往復程しています。 クモハ123は形式としてはネタ車違いで10数両存在しましたが、JR東日本にはこの1両のみです。  

 珍品だけに一度は乗ってみたいと云う程のものではありません、何しろ元荷物電車クモニ143ですから。

 たった1駅ですが、分水嶺の善知鳥峠を越え小野で下車し、東筑摩郡の筑摩地村道路元標と上伊那郡の小野村道路元標を回ります。 筑摩地村道路元標は善知鳥峠の南側なのですが、今も塩尻市域となっています、分水嶺を跨いだ市町村は少なくありませんが、ここは極端すぎます。ところで小野村道路元標の横には明治里程標とおぼしき物が、
「距 長野県庁 陸路二十三里十三町 鉄路五十三哩七分」
「上伊那郡役所 陸路六里二十四町 鉄路十六哩二分」
「距 中央線辰野駅 五哩二分」」
「中央線塩尻駅 五哩八分」とあります。

 どうせですから折り返しのクモハ123を狙ってみました。

 辰野から天竜川沿いを迷走しながら手良村道路元標へ、中央アルプスを右にみながら南下します。
 お次は高遠町道路元標へ、今度は南アルプスを正面に走ります。
 さすがに高遠の桜には早すぎます、右上が城址公園なのですがネ。 この後、美篶村道路元標伊那町道路元標を回り伊那市1506発で帰途に就きました。 さすがに豊橋回りでは帰れないので、塩尻経由して、贅沢に名古屋から2100発の近鉄特急に乗車しました。
20100327h.jpg 魅惑の飯田線「秘境駅の銀座」、飯田線沿線にはこんなポスターが…
 火気を持ち込まないでとの注意が。 GWには貸切列車によるツアーも企画されているとか。





本日の走行 65.8キロ

松本→塩尻→小野 400円
伊那市→岡谷→塩尻→中津川→名古屋 3,570円 
3,970円分乗車

本日の収穫
【854】 長野県 東筑摩郡 里山辺村 (現 松本市)
【855】 長野県 東筑摩郡 筑摩地村 (現 塩尻市)
【856】 長野県 上伊那郡 小野村 (現 辰野町)
【857】 長野県 上伊那郡 手良村 (現 伊那市)
【858】 長野県 上伊那郡 高遠町 (現 伊那市)
【859】 長野県 上伊那郡 美篶村 (現 伊那市)
【860】 長野県 上伊那郡 伊那町 (現 伊那市)

道路元標蒐集サイク

 実は「18きっぷ」の使える内にと、25日から東北遠征を企んで「ムーンライトながら」の指定券までとってあったのですが、自転車抜きの計画としても、あまり天気まわりが良くないし、先日の風邪の後でもあるので、急遽中止にしてしまいました。 代わりに2日間愛知から長野にかけて飯田線沿線をまわる事にしました。

 豊橋1043発の飯田線に乗りたいので、奈良まで自走し関西線経由で向かう事にします。 乗り換えで頑張れば京都経由でも行けなくないのですが。
 伊賀上野駅にて、奈良より早朝の冷え込みはきついです、ワンマン運転ですので無人駅ではドアが開閉しない2両目に乗るのが正解。

 究極の乗り鉄路線飯田線豊橋~辰野間195.7キロ、駅数97。 現在全線を通して走る列車は上りは3本ありますが、下りはこの上諏訪行き1本です、飯田線の終点の辰野駅まででさえ約6時間半かかります。 さすがに通して乗った事はありませんが。
 最近はあまり見られなくなりましたが、一部を仕切って新聞輸送に使われています。
 大海駅で下車、最近はづきのI氏に報告を頂いた南設楽郡の東郷村道路元標鳳来寺村道路元標を回ります。

 

 鳳来寺からの戻りでは本長篠へショートカットする県道32号鳳来東栄線、220m程の峠でなんとか峠と云うバス停を期待したのですが、ただ「峰」と云う名前でした。 
 20100326f.jpg飯田線を跨いで八名郡の山吉田村道路元標へ向かいますが、途中でほぼ満開の桜が、時間の余裕があったので写真を撮りながら携行食でちょっと休憩。


 ここ山吉田村道路元標は、最近ネット上のブログで見つけたもので、「そう」と云う地元誌に紹介されたものだそうです、関西では見かける機会はなかったのですが、この出版社は結構面白そうな本を出されています、あの「定本 島根県の歴史街道」の編集に関わった方とか。 ところで元標は山吉田の郵便局の裏と云うか小学校のプールの裏にあります、判っていれば道路からも見えなくもないのですが,ちょっと通りすがりで見つけられる場所ではありません。 記事に拠ると学校敷地内かと思ったのですが、校舎とプールの間に登山道と云うかハイキングコースがあってそこから入って行けますが、実際に元標の建っている処は学校敷地内なのかも知れません、夏水泳実習中にカメラを持ってウロウロしていると変な人と間違われるかも、道路元標を尋ね回っているだけで充分「変な人」だとは思いますが、まぁ少なくとも後3人「な人」(失礼m(_ _)m)が確実にやってくるとは思いますが(^_^;)

 本長篠駅へ戻り再び飯田線に乗車、ここで時間の余裕をみて食料を調達するつもりでしたが、予定の一本前の1442発へも乗車可能な時間です、KHSを速攻輪行で乗車、次の浦川駅へ向かいます。 飯田線は殆どは119系、3扉セミクロス車ですが、輪行袋を置く適当なスペースがありません、空いていればトイレ横ですがこの変則的な席に陣取ります。

 浦川駅は静岡県、平成の大合併まで磐田郡佐久間町でしたが、今では浜松市天竜区となっています。 ここからR473で県境を越えて愛知県北設楽郡の下川村道路元標まで約10キロ程往復します。

下川村道路元標は下川保育園への入り口にあるとの事ですが、ちょっと見当たりません、写真見て判ります?

R473の途中に「煮淵」と云う滝があって案内板によると滝の拝の様にポットホールもあるそうですが、吊り橋もあるので帰途に少し立ち寄ってみました。 先日からの雨で水量が多くて、良く判りませんでした、しかし「煮淵」と名は沸き立つような流れの事を意味しているのでしょうね。

 

途中R473への昇格とかで分断されていますが、長野県、静岡県、愛知県の共通の県道1号飯田富山佐久間線のヘキサはここに。
 本長篠から1本早い時間で移動できたので暗くならない内に浦川駅へ戻って来れたのですが、これから松本までの長丁場、例によって東横イン泊ですが、松本へは2338到着の予定。 時間も充分にあるのでできればここで食事でもしたい処、元は街道の宿場町、浦川は戦前から町制をひいていましたが、佐久間村と合併して佐久間町となる、その頃からこの辺りの中心は佐久間の方へ移りつつあった様です。 銀行や信金の支店、学校や書店こそあるものの、食事のできる様な処は全て廃業していて、幸い小さな地元スーパーがありましたが、弁当等の気の効いたものは残っていないのかありませんでした、とにかく菓子パン類を買って浦川1825発の天竜峡行きに乗り込む事にします。

 

浦川村か浦川町としてここにも道路元標があったかも知れません、一応らしき処を探索してみましたが。 静岡県では道路元標は浜名郡の中ノ町村道路元標ただ1基しか報告されていませんし、県告示の存在も不明です。 この山峡の町で出逢ったら熊取村の様に感激ものですなんですがね。

本日の走行 72.0キロ

奈良→加茂→亀山→名古屋→豊橋→大海 4,310円
本長篠→浦川 480円
浦川→天竜峡→岡谷→松本 3,260円 
8,050円分乗車

本日の収穫
【850】 愛知県 南設楽郡 東郷村 (現 新城市)
【851】 愛知県 南設楽郡 鳳来寺村 (現 新城市) 
【852】 愛知県 八名郡 山吉田村 (現 新城市)
【853】 愛知県 北設楽郡 下川村 (現 新城市)

道路元標蒐集サイク

2dayチケットを使って阪神三宮駅2400着、0055出航のジャンボフェリーで高松へ渡り、香川県と岡山県の道路元標を回ります。 香川と岡山は今月2日にも行ったばかりなのですが、その折は駅から徒歩圏内で輪行するとかえって足手まといになる様な処を回り、徒歩では回りにくい処を残してしまっていて、宇高航路廃止のニュースで急遽今回のプランを考えた訳なのですが、 土曜の夜だがらでしょうか、トレーラーの積み下ろしは少ないのですが。それでも自転車やバイクの乗船は最後で出航10分位前です。気候も良くなり単車も多くなってきましたが、ロードも2台ばかり。 明るくなるまで24時間営業のマグドナルドで朝食休憩し、香川郡の香西町道路元標まで往復、高松港に戻り国道フェリーで宇野へ、たった2時間40分の四国滞在でした。関西から宇高ルートは使う機会は少ないでしょうが、今月26日で航路を廃止すると届けを出した宇野~高松間を結ぶ国道フェリーと四国フェリーの両社、それぞれ廃止届を取り下げ、廃止はひとまず先送りになったものの、先行きはまだまだ不透明で存続しても減便は免れないかも。ちなみにそれぞれ22便づつ運行、自転車は乗員込みで片道720円です、なお両社の便が一緒に書かれた時刻表もありますが、それぞれ乗り場が違いますからご注意を。 しかしあちこちで起こる高速道路1,000円のフェリーへの影響、海運業界ってそんなに政治力がないのでしょうか、このままだと海上交通は衰退するばかり、阪神大震災級の災害が起こってから、海運が使えればなんて云っても遅いのよ、と云うより瀬戸大橋線は橋上風速25mで運行停止、車も速度制限、二輪は通行止。 それ以上吹けばフェリーも休航するだろうけど、現実に一昨年はフェリーは頑張って代替輸送を行っていたのですよ。 近代的になった高松市街をバックに。フェリー利用はどうしても夜行便が多いですが、日中1時間の船旅もなかなか良いものです。宇野港では「宇高航路を惜しむ」のでしょうか「四国うどん巡り」でしょうか、入れ替わりにモールトンやBD-1の小径車のグループが乗り込んで行きました。 宇野からは岡山県児島郡の日比村道路元標まで往復、宇野駅近くから三井造船玉野造船所近くまで廃線跡の歩行者自転車道が続いています。 宇野駅へ戻り今度は胸上村道路元標を目差します。 かつての宇高連絡船への乗り換え駅だけに今でも規模だけは立派です、かつて頻繁に急行「鷲羽」が発着し、ブルートレインの「瀬戸」から貨物列車に至るまで賑わった構内も、今では昼間は1時間に1往復の普通列車がやってくるだけです。  宇野から海岸沿いに出て、少し向かい風ですが快適なコースです。 この近辺、結構小さな峠が幾つかあります、ここは鳥打峠、標高30m程ですが。 胸上村道路元標の後、宇野線で赤穂へ向かう予定ですが、元来た道を戻るのも何なので戸立峠を越えて八浜駅を目指します。 標高は110m、内陸の八浜側の方がエグそうでした。 先の鳥打峠とともに峠おやじ履修済み、どうやらここいらは絨毯爆撃して荒稼ぎして行った様です。 姫路周辺にしようかと思ったりもしたのですが、カウントにはならないものの、宿題のある播州赤穂で途中下車。 赤穂市民俗資料館中庭に保存されている赤穂町道路元標を再訪します、前回は2007年10月に訪れたのですが、その時は運悪く休館日で、元標は遠目にどうにか撮影できたので、既にカウント済み。 赤穂市民俗資料館はさすが赤穂だけあって、元の塩務局と云う役所の建物だと云う事で、中にはT御大が興味を示す様な秤などの展示品もありました。 赤穂浪士所縁で有名な「花岳寺」前には「加里屋道路元標跡」碑が、赤穂町道路元標は元はここにあったとの事ですが、「加里屋」とは行政区分としての町村名ではなく、この付近の地名です。 私は跡碑はカウントしていないので、前回はパスしていました。 問題は「塩屋町道路元標」、昨年穴蔵さんのHPに紹介されたのですが、歴史的に「赤穂郡塩屋町」としては存在した事はなく、「赤穂郡塩屋村」が町制をしく事なく昭和12年に「赤穂郡赤穂町」に編入されています。 最初は地元自治会か何かの手により、最近になって復元されたものかと思っていたのですが、裏面には「兵庫縣」とあり状態も近年復元された様には見えません、私の想像では明らかに「赤穂郡塩屋村」だった頃に建てられたものではではなく、赤穂町となった昭和12年から戦後にかけた辺りで再建されたものではないかと思うのです、いかがでしょう、でこれをカウントするかしないか思案中です。 播州赤穂駅1709発で帰途に、本日の走行62.2キロ。

ぐるっとKANSAI 5,440円分

 ここ暫く皆さんと走る機会がないので「賀名生梅林~広橋梅林ツーリング」に顔を出そうかと思っていたら土曜日にすると云う話になってしまった様で、残念と云うか仕事の予定と重なってしまった、まぁ天気も良くはなさそうだったのが。 仕事の予定と云っても京都方面へお昼頃に少し顔を出すだけだったのだが、それで一日潰れてしまうのも勿体無いので、するっとKANSAI2dayチケットで気になるところを「ぐるっとKANSAI」

 未知の道路元標に関する情報は自転車仲間から得られる事も結構多い。 旧道を縫って走っていたり、車では目に止まらない発見も自転車ならでは。 京都府葛野郡の松尾村道路元標も最近、くろださんの報告で陽の目を見る事となった。 木津八幡嵐山自転車道から幾らと離れていないので、走って行かないと面目ないなぁと思いつつも往復100キロ越えでは一日仕事になってしまうなと思いつつ。 阪急嵐山線松尾駅からは信号が青ならば下車1分の距離とあっては。 この機会に朝から大和八木~竹田~四条/烏丸~桂経由で向かう事に。 おそらく本来の位置からは少し移動しているのだろうが、「松尾村」以下は埋まってしまっている、しかし同じ葛野郡でも西院村道路元標の事を思えば余程人目に付きそうな場所なので、今まで報告がなかったのが不思議な位である、

京都での所用を済ませ、阪急京都線から地下鉄堺筋線で天下茶屋で南海電車に乗り換えて大阪市内を素通りして和歌山へ。

 先日、ネット上で気になる情報を見つけた。 「◆紀南・地名と風土研究会会報 43 2008.7 …和歌山県内の道路元標の実態調査…」なる内容の地方史研究雑誌の索引である。 件の会報を閲覧するには和歌山市駅から徒歩5分とやらの和歌山市民図書館が一番便利そうである。
2階で同誌を出して貰い、かなりワクワクドキドキくしながら開いたのだが、手持ちの情報を追認したと云うか、追認して戴いたと申し上げるべきなのか。 ただ2,3興味深い情報もあった、2007年に訪れ残痕しか見つけられなかった周参見村道路元標はちゃんと保管されているとの事である、すさみ町までは往復だけで1日仕事だが、18きっぷの使えるうちに行かずばなるまい。

 なお「紀南・地名と風土研究会会報」の42.43.44号に掲載された道路元標に関する記事は昨年出版された「世界遺産の地 熊野 その表層と深層」にまとめられていて、べらぼうに高い本でもなかったので早速取り寄せる事にしました。

この後、大阪へ戻り日本橋で500円のマウスを2個買って一旦桜井へ戻り、今度は輪行袋を担いで神戸三宮へ、桜井~京都往復だけで元は取れるのですが、2府3県を跨いで近鉄、阪急、大阪市営地下鉄、南海、阪神と5,440円分乗車。 なお今回は関西圏では購入できない1枚あたり1,900円の全国版2dayチケットを利用しましたが、今週からGWまで期間限定で関西でも買える3日分5,000円の関西限定3dayチケットが発売されています。