高野山避暑サイク

和歌山県伊都郡高野町西郷

 今日はH夫妻のお声掛けで高野山へ。先日の「猪名川キャンプツーリング」でもご一緒したつっちーさんも加わり4名で走ろうと云う事に、さて私は早起きして集合場所の道の駅「柿の郷くどやま」まで走る事にします。明るくなってきた5時過ぎには出発し、吉野口から重阪(へいざか)峠と何時ものコースを。ところで今日は「山岳グランドフォンド吉野」の当日、日頃「高い金払ろて、人の考えたコース走って、何がオモロイねん」と豪語している私ですので興味は無いのですが、このまま行くと時間的に火打口の手間辺りでニアミスしそうでご迷惑を掛けてもなんなので、五條の「オークワ」で買出しを兼ねて小休止。
 県道55号線に入り火打口ではまだ警備員が立っていましたが、1台もニアミスする事なく和歌山県へ、8時過ぎには橋本橋南詰を通過し紀の川河畔の自転車道へ。
 実は今日も「自撮り」の準備はしてきてはいたのですが、パニア台にクーラーボックスを載せた為に大きい三脚を積めずゴリラポッドでごまかす事に、なかなか面白いポイントだったのですが、高さが稼げないので、これでは。
 8時半には九度山町へ、地元の9さんにお渡しするものがあったので出てきて頂いて一緒に道の駅まで。約束の9時半には面子が揃って出発と云う事になったのですが。実は今日はHさんはKKさんに教えて貰った新ルートで高野山に向おうとしていたのですが、私が来ると云う事になって詳しく下調べをしなかった模様、実は私も件のコースは以前kimotashiさんが走っていて何となく存在を知っていて興味があったので、Hさんに乗っかって行こうと考えていた次第、地元の9さんの情報も何となく違う様な、とにかくR370を走って途中から紀伊細川駅の方へ入れば、後はどうにかなるだろうと、9さんに見送られながら出発したのであります。
 高野山へは橋本からR371を登る事が多いのでずいぶんと久しぶりのR370です。日曜ですが今日は車が少ない様です、避暑と云ってもまだ梅雨の真っ最中、高野山へ向かう観光客の車もまだ少ない様ですね。
 数キロ走って紀伊細川駅への分岐に到着、八坂神社参道と案内が出ていますので判り易いかと。ここまでで高野山までの標高で1/3位は登っている計算になります。不動谷川を渡り対岸に渡る為に少しですが一旦下りになります。
 八坂神社、なかなか立派なお社で、何か祭りの準備が行なわれているかで賑やかです。ここで五條で仕入れてクーラーボックス入れてきたパウチタイブのアイスクリームを振舞いますが。もう殆どミルクセーキ状態。どっさり保冷剤を入れてきたのですが、この暑さに3時間持たないですね。
 暫く里山の風景の中を行きます。田圃もあって深い谷あいのR370と比べると意外な感じがします。
 南海高野線と平行にと云うより下を走っていると云う感じで極楽橋駅の手前までやってきました。ここで県道118号高野橋本線に合流します、高野橋本線と立派な名前がついていますが、車道は分断されていて県道経由で下から上がって来る事はできません、この県道は高野七口の一つ不動坂道をなぞったもので、この先は高野山へのケーブルカーの横をよじ登って行く激坂になります。
 激坂の不動坂は避けて県道を反対方向へ、即ち橋本側へ戻る格好になりほぼ平坦な道筋です。暫くで不動坂道と別れ深い切り通しへ、どうやら森林鉄道の遺構との事です。
 ルートは高野森脇林道となり幼稚園や中学校のある一角へ出ます、至って高野山らしくない山内へのアプローチなのです。
 途中で適当な場所があれば持参の弁当を拡げお昼にしようと考えていたのですが、適当な場所が全く見当たらず、結局はピークを越えて高野山内へ。なおこのルートではR370の上古沢辺りから高野山内まで自販機の類は全くありません。極楽橋から上は地元の車がそれなりに走っているのですが、他所からの車は全くと云って良い程入って来ない様で、交通量や斜度を考えると自転車で高野山へ入るには一番楽なルートかも知れません。
 奥の院まで走りベンチでお昼にします。
 せっかく高野山まで登ってきてお店は一杯あるのにコンビニ弁当もなんですが。奥の院の涼しげな木立の下も良いものです。三脚を犠牲にして積んできたクーラーボックスのお陰で、オークワで特価84円の抹茶わらび餅は冷たくて格別だったかと。
 帰りはR371へ、摩尼隧道を抜けて衣掛岩へ、何でも昨年ここの水場にTOMの記念ボトルを忘れたとか、残ってる訳ないでしょうに。

 標高差500m程のダウンヒルで玉川峡へ、宿(やどり)を過ぎ県道102号宿九度山線でデモ地に戻る皆さんとお別れし狼頭(ろうず)峠を越えて帰途に就く事に、橋本側から登る事を思えば楽なんでしょうが。紀の川~吉野川沿いに走り阿太を越えて吉野口へ、輪童さんちに所用があって寄り道の後、19時過ぎに無事帰り着きました、本日の走行142.4キロ。新しいルートも面白く良さげな「自撮り」ポイントも幾つか見つけ、近いうちに再訪したいルートに。

 

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