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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(5日目)

 緊急の呼び出しで急遽帰らなくてはならないなんて事もなく、無事に5日目の朝を迎え、18切符で帰途に就きます。 大分県と云っても一番端の中津、始発は0454ですが、そこまでしなくても余裕で帰る事ができます。 ただ0550の小倉行きに乗車しましたが、平日とあって小倉近辺までくると朝の通勤時間帯にかかってしまいましたが。

 外せるもの、不要なもの極力宅急便にしてしまったので、輪行袋もコンパクトで軽く、ロード並みとは云いませんが。 ハンドルは抜きましたが、フロントキャリアは付けたままですので、フォークを90度ひねっても意味がありませんので、全長はあまり短くはなってません。
 中津0550→0656小倉0711→0725下関0752→0859新山口901→1109岩国1124→1335糸崎1341→1617相生 と予定では相生で1618発の野洲行き新快速に乗り継ぐつもりが、東岡山の手前で遅れ相生に着く頃には8分遅れて、以降の乗り継ぎ予定が白紙に、とは云っても順調に行けば静岡あたりまで行けるスジなんで、時間的には問題はなし、ただ夕方の通勤時間帯にうまく大阪を抜けるかが課題。 結局、尼崎1823発の東西線~おおさか東線経由の奈良行き直通快速まで少し待って乗車、久宝寺、高田と乗り換えで20時過ぎに無事帰宅できました。 この間、座れなかったのはダイヤの乱れた相生―姫路―尼崎間、乗換えで階段を利用したのは小倉駅だけ。 18きっぷで中津―桜井間14時間あまり9,700円分乗車してきました。

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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(2日目)

 今日の予定は佐賀県下の道路元標を幾つか回って熊本まで移動の予定、最初は長崎本線の三間坂駅まで移動して走りだそうかと思ったのですが、後の行程が読みにくい事もあって唐津まで北上し筑肥線の浜崎駅から走り出す事にしました。 浜崎までの運賃は1,080円、今日は18切符を使うかどうかを悩んだのですが、熊本までは無理としても大牟田あたりまで走り抜けられるかと踏んで使わない事にしたのですが。
 ところで昨夜で東横インの宿泊が50泊目、だからと云って何か頂ける訳でもないのですが、メンバー特典で10泊毎1泊無料とか、各種割引を日頃からフルに利用させて貰っています。 なんと50泊目の洗礼は部屋のキーのプレートが落としただけで真っ二つに。 このプレートは部屋内の照明のスイッチにもなっているので、そんなに頑丈なものでもありませんし、逆に頑丈すぎるとスイッチ側を壊してしまうかも知れませんが、落としただけで折れたりするものでもありません。 フロントで弁償と云う事で1,000円也を要求される事に、取り扱い上に手落ちがあったとも思えないし、まして紛失した訳でもない、1,000円と云う金額の根拠があまりに曖昧と云うかテキトーすぎるので、本社から請求書を出してくれと迫ったら無料と云う事に、と云う事は費用と云うより手続き上の煩雑さが上回ったのでしょうね。 しかしこれがケチのつき始めで続きがあるのです。
 しかし佐賀県と云う処は関西人に限らず、今一つ印象に残らないと云えば、昨晩ご一緒したのそーつく氏に申し訳ないのですが、九州での道路元標の宝庫でもなければ、私もこう何度も訪れる事はなかっただろうと思います。 関西芸人島田洋七のがばいばあちゃんと、桜井市民としては卑弥呼がらみでライバル九州説の吉野ヶ里遺跡、最近では玄海原発と云う処なんでしょうか。 でもこうやって通ってみると色々と見所もある様なんですよ、甘党の私が驚いたのは羊羹屋が30何軒も並んでいる小城の街並み

 唐津駅にて、筑肥線が電化(九州なのに直流)され、大幅なルートの変更や高架化でSL時代の印象派はまったくありません。 左の赤い電車筑肥線なんと103系です、ディーゼル車の乗り入れるこの駅では乗車口の段差が極端に大きいのが。 福岡地下鉄との相互乗り入れで快速なら博多まで1時間と沿線は通勤圏内、福岡県に囲まれた鳥栖市とか、佐賀県域のイメージの希薄なところでしょうか。

 筑肥線浜崎駅、無事部品等の紛失や不具合もなく組み上げて出発準備完了、しかし今回は直前まで行き先が決まっていなかったので準備不足、ツーリングマップル九州も忘れてくる始末。 とにかくGPS頼りに道路元標目指して走るだけなのですが、一体どんな道をどんだけ登ったら良いのやら。

 とにかくR323を東へ走りまずは七山村道路元標へ、しかしR323と云う道がこんなに交通量が多いとは想像してませんでした、とにかく峠を越えて佐賀市側へ出なければならない訳です。 旧道と思しき道を発見、これなら車に追われる事もなく快適、下の国道を見下ろすと1台のローディが車に追われながら辛そうに登っています。 と旧道のある内は良かったのですが、結局は現道に吸収され、その先にはヘアピンカーブの急坂が待ち構えていました。  

 完全に調子を乱してしまって、数度の休憩の後、ほうほうの体で標高448mの観音峠に到着します。 しかしローディの多い事、集団でで登ってきたり、峠の前後で休憩していたり、有難い事にサインを送ってくれますが、どうやら此処は近隣のローディのメッカの様で、ツーリストの走る道ではなかった様です。

 蓄えた位置エネルギーを放出して、あっと云う間に北山(ほくざん)村道路元標の残るとされる場所に下ってきましたが、それらしきものが見当たりません。 そこに杖をついて現れたおばあちゃんに尋ねると、道路拡幅の際に車に倒されて折れてしまって、ここに置いてあると教えて貰います。 元標は無残にも真っ二つ、しかし道路上の元あった場所には印が入れられ、近々には再建との事です。 この昭和2年生まれの和代おばあちゃんとは道路元標の事を色々とお話しする事ができました。

 この後、GoogleMapにもまだ載っていない試験湛水中の嘉瀬川ダムの横を通り南山村道路元標のある古湯温泉へ、ここで温泉にでも浸かって引き上げたいのが山々なんですが、とにかく下界へ。 しかし佐賀平野まで下りてくると暑いこと、このまま熊本方面へ向かうか三養基郡に残る道路元標へ向かうか悩ましいところですが、折角ここまで来たのですからみやき町へ向かう事にします。

 三養基郡の3つの道路元標を巡った後、鳥栖駅から再び輪行で熊本へ向かう事に。 熊本まで1,600円ですから「18切符」を使った方が得だった計算になってしまいましたが、これ以上走る余力も時間の余裕も残っていません。 乗り換えもなしですのでハンドルは外さず輪行袋に押し込みます。 熊本駅は今年1月にも来ていますが、新幹線開業ですっかり駅前は綺麗に、そのまま東横インの熊本駅前店まで担いで行っても良かったのですが、明日はここからスタートなので、適当な場所もあるので先に輪行袋をといておく事にします。 ところそれがある意味裏目に…
 東横イン熊本駅前では、自転車は駅前の無料駐輪場に置いてくれとの事、しかしそこは雨ざらしでみるからに無用心。 社員用の自転車置き場に置かせてくれとお願いするが、一向にラチがあかない。 こちらも新潟駅前や富山駅前の様にロビーが一階にないテナントの様になっている店なら予め考えもしようものだが。 それよりフロントの女性が「全員お断りしてます」と云う表現や発音からどうも日本人ではなさそうな感じ、こちらの言い分が通じないのか柔軟な対応がとれないのか、結局他の人に代わって貰って、置き場所を確保する事ができた。

 熊本の中心街はJR熊本駅前から離れているし、今夜は10時半からRKKラジオ熊本の三村さんの番組を聴きながら休む事にします、熊本へ来て3本録りだった様で今夜が最後の放送ではない様ですが、特集は日本のJAZZレーベル、スリーブラインドマイスだった、私には中本マリのデビューアルバムや、笠井紀美子のイエロ-・カ-カス・イン・ザ・ブルーが記憶に残る。 期せずしてと云う言い方はおかしいが、三村さんのお葬式の日、たまたま訪れる事になった熊本で三村さんの番組を聴く事になるとは、なんか因縁があったのだろうか。 最後に店で買ったのはCDで再発されたまま残っていたリッチー・バイラークのナーデイス、いつもと趣の違う買い物が不思議そうだった三村さんが記憶にある。 最近はCD等も通販で買う機会も少なくない、レコード屋の店主が、客の好みや興味を考えて、新しいものや面白いものを勧めてくれる店が無くなってしまったのが残念で堪らない、もっと出掛けていれば新しい発見や出会いがあったかも知れなかった。本日の走行80.0キロ

【944】 佐賀県 東松浦郡 七山村 (現 唐津市) 
【945】 佐賀県 小城郡 北山村 (現 佐賀市)
【946】 佐賀県 小城郡 南山村 (現 佐賀市)
【947】 佐賀県 三養基郡 北茂安村 (現 みやき町) 
【948】 佐賀県 三養基郡 中原村 (現 みやき町) 
【949】 佐賀県 三養基郡 田代村 (現 鳥栖市) 

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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(1日目)

 今日は丸一日かけて九州佐賀まで「18切符」で移動、常人ではちょっと考えられない旅です、でも昔は33時間かけて「きたぐに」~連絡船~「すずらん」で札幌行きましたよ、今では携帯音楽プレーヤーやスマホでTwitterとか退屈しのぎには事欠きませんし、その上元鉄ですからね。 ただ今回は土日ダイヤの日と云う事で、西行き定番の大阪0652始発の姫路行き新快速が使えません、従って奈良の桜井からだと大阪0800発しか使えません。 これでも佐賀へは行けなくもありませんが、輪行袋を担いでいると云うハンディでは、混雑する駅やタイトな時間、階段の上り下りは避けたいのです。 実は関西本線の王寺駅まで約20キロを自走する事で、大阪0600発のスジを利用する事ができます、それでも姫路の乗り換えは2分、同じホーム向かい側ですが、おそらく座れないですし輪行袋の置き場所に難渋する事は必須。 ところが王寺0430に始発に乗り、大阪駅から東海道山陽緩行線と呼ばれる京都~西明石間の普通電車のスジを使えば、先のスジより姫路へ10分先回りする事ができます。 なおこれは「乗換案内NEXT」等のソフトでは普通には検索できません。
 未明に20キロ余りを走ってガード付の自転車を輪行仕度して王寺駅0430に乗車するのですから、安全を見て3時前には桜井を出発します。 以前は<14>桜井田原本王寺線を利用したのですが、信号も多く夜中でも結構車が走ってますし、夏の土曜の未明なんてアホな車もいますので、最近走りなれている大和川河畔の道を走る事にします、ただし照明のない川の土手の道ですから、夜間走行はご注意を。 21.3キロを無事に1時間2分で走って王寺駅に到着しました。
 乗換10回、約13時間半の長丁場ですからできるだけコンパクトに担ぎやすい様に、ペダルもハブシャフトもハンドルも抜きます。 前後ガード付きですからネジ類も一杯、無くしたり忘れたりすると、すごすごと走れずに帰ってこなければならない事になるので、確認を怠らず慎重に。
 ガラガラの始発電車に乗り込み、20キロブッ飛ばして輪行仕度で汗だくになった訳ですから、顰蹙を買わない」様に着替えれば、後はひたすら乗り換えをこなして九州を目指すだけです。
王寺0430→0503新今宮0512→0529大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→0901高島0927→1040糸崎1054→1305岩国1344→1651下関1709→1721小倉1729→1914鳥栖1932→1958佐賀
 ポイントは姫路で乗車した新見行きから、赤穂線からやってくる三原行きに乗り換える駅ですが、岡山駅はホームが違う上に混雑します、東岡山はホームが異なります、その間の高島駅か西川原駅で乗り換えるのが正解です、混んでいても岡山で座れませす。 ちなみにホームや階段をダッシュするのが好きな鉄ちゃんは東岡山で乗り換える様です。 なお実際は尾道で下車し1本後のスジに乗車し岩国で予定のスジに追いついています。 尾道駅では階段を通らずにトイレに行けるからだけの理由ですが、18分あればラーメンも食べられるかな。 この辺は結構臨機応変ですが頼りの「乗換案内NEXT」はスマホ(android)になってからハングしまくりです、一体何が悪いのやら。 しかし輪行袋を担いでいると色々と制約がでてきます、高級軽量ロードならさっと持ち逃げされるかも知れません、まぁ私のは持った瞬間諦めると思いますが。 飲み物類は殆どの駅ホームに自販機がありますが、食い物を買える駅は限られていますので、事前の調査と準備を。
 山陽本線相生以西はほぼ3扉クロスシートの115系です、下関寄り先頭車両の運転席後ろが輪行袋の特等席、ショックコード等なんらかの固定方法があれば、それとトイレ付き弱冷車になります。 今回は高島から117系で、輪行袋がなければ快適な車なんですが、戸袋部が浅いので置くスペースに難儀します、JR東海の米原口や、和歌山線和歌山口に出没する2扉両開クロスシートのやつです。 なお写真右は九州に入ってからJR九州の813系200番台です、こちらは余裕があります。 結果的には今回乗換えで階段(エレベーター等を含む)を利用したのは、大阪駅、小倉駅と鳥栖駅だけで、座れなかったのは高島~岡山の2駅間と、途中下車した尾道~糸崎の1駅間だけでした。
 今回は佐賀駅着が程々の時間になりそうなので、佐賀市在住のそーつく氏に連絡を入れておきましたら、改札まで来て頂き、夕食をご一緒して頂きました、有難うございました。
本日の走行21.3キロ

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伊勢まで、道路元標。

 日帰り範囲で未踏の道路元標が殆んどなくなってしまったとボヤいていたら三重県伊勢市周辺で新たに5基の現存情報が、近鉄電車にKHSを担いで乗って行けば楽勝なんですが、暫く伊勢方面に走っていない事ですし、久しぶりに高見越えで向かう事にしました。

 朝4時過ぎ暗いうちに出発し、R165西峠経由で榛原に下り、朝もやの芳野川沿いに菟田野へ、今まで高見越えの場合、菟田野からは佐倉峠~木津峠と素直にR166を走っていたのですが、最近「月うさぎ」行きで走り慣れている一谷峠経由で東吉野入りする事に、距離的には3キロ程遠くなりますが、なにより車が来ないし、谷尻からは快適な林間コースです。  

 高見登山口のバス停で少し休憩、今日は旧高見峠へ登るつもりはありませんので気楽なもんです、2470mの高見トンネルを抜けると三重県、以前は飯高町だったのですが、平成の大合併で松阪市になってしまったのは、ちょっとね。  

 高見ループを下り、後は宮本まで下り基調のR166を走って行けば良いのですが、時間の余裕もあるので久しぶりに加杖坂峠から蓮ダム経由を走ってみる事にしました。 以前2003年に加杖坂峠を越えた時はSORAさんとダートの旧道を越えたのですが、今回はトンネルを。 ところでこのお地蔵さんの祠、旧道峠から移設されたとあり、帰って古い写真を見てみると、確かに祠は旧道峠にあり、トンネル脇には祠はありません、そう思うと先週のサンギリ林道と云い、自転車遊びにも年季が入ってきたもんです。  

 奥香肌湖に架かる現在の辻堂橋、このダム湖に沈んだ飯南郡森村の道路元標は辻堂橋東詰に設置した旨の記録がありますが、今も沈んでいるのでしょうかね。
 辻堂橋から先は県道<569>蓮峡線に入りますが、辻堂橋より上には廃村しかありません。
 

 蓮(はちす)ダム

 R422に入り湯谷峠へ、そろそろ暑くなってきたし湯谷トンネルで涼みながら休憩しようかと思っていたのですが、トンネルは何か工事をしていて交互通行になっていて、少し下ったいつもの不動明王の水場で一服。  

 大台宮川線を西へ、R42に出る少し手前、以前の宮川村に入り口にあたる処にあるふるさとプラザ「もみじ館」で軽く昼食、伊勢うどんを戴きます、別に専門店でもないのですが、ここの太めでしっかりしたうどんの伊勢うどんが好きです。

 三瀬谷ダム、手前が紀勢本線です。 妙な感じの風景ですが、三瀬谷ダムの堰堤の下流側200m程の処で紀勢本線が宮川を渡っています。 

 宮川右岸の県道<747>打見大台線を行きます、前後から徐々に拡幅工事が進んできていますが、木々の間から宮川を垣間見ながら、自転車にとってとても快適なコースです。

大宮町に入ったあたりで急に雲行きが怪しくなってきて、JAショップでアイスキャンデーを買ってかじりながら軒先で様子見をしていると、雷が鳴り出して本降りに、そのうちに店や自販機はもちろん、信号まで停電してしまいます、しかし良いタイミングで、濡れずにはすみました。
 ところで今日はM氏も吉野から尾鷲まで走る予定にしていたはず、雨雲レーダーによると三重県南部でもこちらと同様に相当降っている様子、実は昔、輪行で紀勢線の多気行き最終に乗り、沿線の大雨でダイヤが乱れ、そうなるとJRは乗客の多い下りと、払い戻しの発生する特急、はて貨物列車まで優先させ、私の乗る上り最終は2時間以上遅れて松阪へ、接続の近鉄に乗れなくなってしまって松阪泊まりになった事があります。 さて氏は帰ってこれたのでしょうか。

 雷雨もどうやらおさまり、雷も遠くへ行ってしまった様です、、そろそろ時間も押してくるので、ポンチョをかぶって出発、再び宮川右岸を進みます。 ところが麻加江で再び雷雨に、今度は無人精米所にもぐりこんで雨宿り、しかし二度目の雨宿りをしている内に時間は16時半に。  

 どうにか度会大橋まで下ってきたものの、2度の雨宿りが響いて、伊勢市域の4基を巡る事は諦めて玉城町に残る田丸町道路元標へ、それでも18時を回ってしまいました。
 その後、旧街道を走ったりしながら松阪へ、途中の参宮線の踏み切りでは遮断機が降りたままで大渋滞、やはりJRもおかしくなっている様です。 陽が長いとは云え19時を回り真っ暗にになってしまったので、近鉄松阪駅の2sつ手前の櫛田駅から輪行で帰途に就く事にしました。 本日の走行156.2キロ、センチュリーランに後一歩だったのですが。

【943】 三重県 度会郡 田丸町 (現 玉城町)

伊賀上野までお昼しに

 アテにならないと云いながら、アテにしてしまうのが天気予報、どうやらこの週末も天気が悪いとの予報、昨日は予報にフェイントをかまされ、夕方に芋峠まで往復しただけと不完全燃焼。 今日走っておかなければ今月は走る機会がないのではと、それに最近夜型になってしまっていて、無理してでも生活のリズムを修正しておかなくてはと走る事に。 さて何処へ行こうかと悩んだ末に、久しぶりに伊賀上野までお昼をしに向かう事に。

 朝、暗いうちから飛び出して、まずは初瀬街道を東にとり長谷寺門前から初瀬ダムへ。

 合併で今は奈良市になっていますが旧都祁村に入り南之庄の三陵墓古墳群へ、少し判りにくい処ですが、静かで休憩するのは丁度良いところです。 朝食がわりのパンをかじりながらTwitterをしていると、鈴鹿のあびさんが上野方面へ走られているとの事でお昼をご一緒する事になりました。

 針IC付近からR25下道を経て助命(ぜみょう)から上津ダムへ、2000年に竣工した比較的新しいダムです。

 上津ダムで休憩していると後輪がスローパンクしています、どうやらダム周回路のグレーチングで段差の大きいものがあって、そこでリム打ちでもしたのでしょう、どうせここで昼寝でもしようかと思っていたところですので、のんびりとチューブ交換をします。  
 遅瀬川に沿って県道<181>遅瀬西波多線を走りR25五月橋に下ります。 名張川に架かるレトロな鉄橋、前後にボニートラスを従えたトラス橋です。 昭和二年横河橋梁製作所大阪工場製。

 五月橋を渡ると三重県ですが、ここままR25を走ってゆくとあびさんとの待ち合わせには早すぎますので、少し遠回りして名張川沿いに少し遡ってカントリーパーク大川(おおこ)の先の吊り橋を渡って三重県側に入ります。

 伊賀上野着、R25から旧道ぽい処を走って市街へ入ってくると、自然と上野町道路元標の建つこの三叉路に出てきますから、当然と云えば当然かも知れませんが不思議なものです。

 まだ待ち合わせには時間があるので、最近SORAさんが訪れた旧小田小学校本館へ立ち寄ってみます、上野城の北西にある明治時代の小学校建築で、内部の見学できます。 私の世代には板張りの床が懐かしいです。

 レトロな色ガラスの意匠、オリジナルも少し残っていますが、これはレプリカだそうです。

 待ち合わせの鍵屋の辻「数馬茶屋」へ、わらびもちを頂いてから、外のベンチでのんびり過ごします、風がとても心地良いです。 あびさんも予定より早く到着、案の定向かい風と暑さに相当苦しめられた様です。
 久しぶりに「伊賀路」へ、もちろん「牛タン麦飯とろろ定食」です、写真を撮るの忘れていて箸をつけてしまっていますが。
数年前、同じく伊賀上野の「わかや」へ集合し、お昼に「豆腐田楽」を食ってから御斎(おとぎ)峠を越え、信楽から阿山と走って、夜ここで食事をすると云うグルメと云うかカロリーオーバーなツーリングを何度か行ったのですが、その後狂牛病騒ぎとか道路の通行止めとかで途切れてしまい、今では「伝説」のツーリング企画になってしまいました。 しかし仲居さんが覚えておられて、余程に目立った団体客だったんでしょうね。
 さて帰路はどうしようかと悩んだのですが、今度は私が向かい風に苦しめられる番です、今日は目標100キロだったのですが、御斉峠から信楽~加茂と走るコースは今日はちょっと辛いので、とにかく伊賀神戸方面へ、いので、酒蔵を覗くと云う、あびさんと市街でお別れして、とにかく伊賀神戸方面へ向かいます、そこからは近鉄大阪線に沿って走れば、いつでも輪行で乗り換えなしで帰れるのですが、結局は西日と向かい風に苦しめられて、伊賀神戸駅から輪行する事に。 本日の走行83.8キロ。

鴨池キャンプ乱入

 今日はakutaさん主催で行われる「鴨池キャンプ」に今日1日だけですが、顔を出させて貰う事にしました。 ゲストに’98年~09年にかけて11年間130ケ国訪問15万km走行、世界2周ツーリングの中西大輔さんを呼んで頂いているそうです。
 せっかくですのでキャンプ乱入の前に、例によって課題消化、未踏の道路元標を4基ばかり巡る事にします。 朝4時過ぎに出発し奈良駅まで21.2キロを自走、輪行で福知山線篠山口駅へ向かう事にします。 写真は木津駅、ここから東西線~福知山線直通の学研都市線(片町線)の新三田行に乗車します。 実は近鉄大阪線利用で鶴橋を経由すれば、なにも奈良まで走る必要もないのですが、輪行袋を担いで改札や混雑する大阪駅コンコ-スと通らなくても済むのです。 ただ誤算が新三田で福知山行きに追いつくこの快速、新三田駅で折り返しの為に上り3番ホームに入ってしまい、乗換えの2分で階段を登り下りする事に、ちょっと焦ってしまいました。
 さて今日はAsukaCross ガードなし仕様、一番でかいTIOGAの輪行袋の出動です。 4両目と5両目の編成の継ぎ目、運転台の後ろにちゃっかり陣取、手すりにショックコードで固定、至って普通のアウトドア用品で20年以上愛用しています。 これで安心して居眠りできます。
 多紀郡篠山町は明治の里程標の現存は従来から確認されていましたが、大正の篠山町道路元標の現存は知られていませんでした、ところがはづきの伊集院さんがたまたま篠山歴史美術館門内に保存されているのを発見されてお知らせ頂きました。 私の知る限りネット上では初めて現存情報となるはずです。 なお篠山歴史美術館は元篠山地方裁判所の建物で見学は有料ですが、開門していれば道路元標の建つ処へは行けます。
 篠山と云えば小西パンの黒豆パン、差し入れにと3個入り2袋を買って行きます、2006年の「鴨池キャンプ」はなべちゃんと一緒で、季節も秋でしたので、加えて丹波黒豆も担いで貰って走ったものです。 しかし小西パンにはこの「黒豆パン」しか置いていません、そこが凄いと云うか。
 次の課題は有馬郡の長尾村道路元標大沢村道路元標、福知山線に沿ってできるだけ旧道を利用しながら南下し、相野駅前から新興住宅地のウッディタウン内を抜けるつもりですが、地形図もGPS搭載の地図も古くて、軌跡は何もないところさまようばかり、ニュータウンの中を登ったり下りたり、いつのまに方向を見失ってしまう始末。 最後はスマホ+GoogleMapで現在地と周辺地図を確認する始末、無駄な登り返しもあってかなり消耗してしまいました。
 どうにか長尾村と大沢村と巡り、北六甲ゴルフ場の間を抜けて、今日のコースのピークを越えます、と云っても標高300m足らずでしょうが。 今日最後の課題、美濃郡は淡河村道路元標に到着、この時点で予定の時間よりは遅れているので、鴨池キャンプ参加者との合流は諦めて、道の駅淡河でゆっくりします。 さて道の駅淡河を出発しようかとする頃に、キャンプ組とようやく連絡が取れて、まだ電鉄志染駅付近にいると云う事で、とにかく時間を見ながら三木方面を目指して走り、どうにか追いつけそうなので、志染駅へ方向転換、ただ付近の地図を準備していなかったので、またまた迷走して余計な坂を登る事に。 幸いキャンプ組とも合流し、鴨池キャンプ場まで一緒に走る事ができました。
 鴨池キャンプ場には子囃子さん他が待ち構えておられて、暫し歓談し記念撮影を。 その後こちらは世界1周の待井さんも駆けつけられて宴もたけなわとなるのですが、私とダイバーてっちゃんは翌日の予定があるので、ここでお別れ。 ダイバーてっちゃんのお世話になって桜井まで帰ってきました。 本日の走行、奈良まで自走を含め114.3キロ。
 なお大きなサイズの集合写真をダウンロードできます。 (要認証)

細野村道路元標まで

 気候も良くなって陽も長くなって、これから梅雨までの間はロングライドのシーズン。 後輪を夏支度(ツアラー700x28c 32h 11-27t)、あえて暫くはガードを付けずに、走るだけ走って気軽に輪行で帰ってこれるスタイルに。 ところがここ数日は待機モードが続いてあまり遠くへ行けなかったが、とにかく土曜日までは大丈夫そうので、まずは課題消化と云う事で、京都府北桑田郡にあった細野村道路元標まで走って行く事にしました。 実は昨年7月にあまり走りたくもない周山街道沿いの弓削村と小野郷村へようやく行ったばかり、細野村もその時に傍を通っていたものの気づく事なく、それが最近になって現存が確認されたのです。 しかしいくら自動車に乗らないとは云え1基の道路元標のために100キロも走って行くのも、ただ県道走破とか県道ヘキサとか何か目的がないと走り出せない性格なもので。

 いつもの様に上街道を北上、ならまち、猿沢池、興福寺境内を抜けて0630県庁前西交差点へ、いつもウロウロしている鹿どももまだこの付近には出勤前、鹿せんべい屋が屋台を出す頃にはどこからともなく集まってきます。 

 写真は奈良阪を登った処にある奈良少年刑務所正門、あの山下洋輔のおじいさんの設計だそうで、一昨年の矯正展では洋輔が所内でコンサートを開きました。

 細野村道路元標に行くだけなら高雄経由が最短なのですが、なにもわざわざ京都市内を抜けて交通量の多い国道を走る気は毛頭ないので、ひたすら自転車道を北上、流れ橋と松尾大社前のファミマで休憩しただけで嵐山に到着。 

 平日とは云え9時を回ると渡月橋界隈は観光客がゾロゾロ、化野から六丁峠を目指します。

 途中のコーナーを過ぎた辺りまでは乗って行けたのですが、嵐山まででちょっと調子に乗りすぎたのか、峠が見えているものの最後の100mが登れず押してしまいました、後ろからロードが1台、「もうちょっと」とあえぎながらスタンディングで漕ぎ上がってきました。 

 六丁峠を下るとJR保津峡駅を見下ろす辺りまでお気に入りコースです、運が良ければトロッコ列車や保津峡下りの船も見下ろせます。 とにかく新緑の緑が鮮やかです。

 保津峡駅への分岐を過ぎ、水尾、神明峠、樒原とひたすら登ります、昨夏は夏の盛りだった事もありますが結構堪えた印象が残っていて無理せずぼちぼちと行く事にします。

 神吉からR477を下り途中から府道<363>宮の下神吉線に入ります、細野川に沿った道ですが全く未踏区間で、R162に突き当たった処に細野村道路元標があるとの事。

 まえださん判ります? 笠トンネルから下ってきて信号に引っかかれば気が付くかも知れませんね。 とにかく細野村道路元標を無事GET、938基目になります。
 この後、笠トンネルが交互通行になっていて、車に追われるように抜けるのが怖かったですが、トンネルを抜けた処で一気に抜かれると、後は雁行状態なので車は暫くやってきません、中山橋まで一人旅、車さえなけれな周山街道は快走路なんですね。

 京見峠への府道<31>西陣杉坂線に入ります、実は昨夏R162が大雨で高雄付近で暫く通行止めになっていた時に来たので、迂回路になった京見峠は大渋滞。 今日は平和なものです、たた平日にもかかわらず学生の多い京都だけあってかロードがどんどん下ってきます。 ところで京見峠茶屋のところまで終えてくるとお休み、どうやら休日のみの営業だった様です。 後で調べるとHPもあって季節によって金曜も営業しているようです。

 おまけ、京見峠の下りでこんな光景が、どうやったらこう云う風にこけるんでしょうね。
 昨夏は不案内な京都市内を迷走した上やっとの思いで自転車道に出て、もう輪行するのも邪魔くさくなって日没後も走り続けて、桜井まで走って帰ったのですが。 今回は夕方の混雑する時間帯までに下って来れたので、近鉄と相互乗り入れしている地下鉄の国際会館駅に見当を付けて走って行ったら、松ヶ崎と云う駅に出たので、そこから輪行で帰途に就く事に、でも後で調べると北山駅か北大路駅の方が近かったのですね、やはり京都は良く判りません。 竹田駅で少し待って橿原神宮行き急行に乗り換えて17時には桜井まで帰ってきました。 走行126.8キロ、ちょっと走り足りないかなと云う感じでしたが、爽やかな空気と目に眩しい新緑の中を機嫌よく走ってきたのですから、信号の多い京都市内をウロウロしても興ざめなだけですので、これで良しと云う事で。

道路元標蒐集サイク

 3月になっても相変わらず寒いし天気回りと仕事の予定が上手くかみ合わなくて今シーズンはついに18きっぷを買わず仕舞い。 ところがまる一日予定が空いてしまったので、丹波方面でも行こうかと考え、18きっぷがないものかと近くの金券ショップを覗いてみましたが、奈良の田舎ではそうは都合よく売ってはいません。 ならば発売中の「するっとKANSAI3day」で姫路方面へ向かう事に。 なにしろ関西の私鉄(近鉄は青山町以西)が1日あたり1,667円で乗り放題、エリアの端っこに暮らす人間には非常にお得で、京都市内まで往復するだけで元が取れるので余らせる事もありません。 で今日も修理中のG1に代わりDIMAGE A2の出動です。

阪神なんば線の開通のおかげで、近鉄桜井駅を乗車してから山陽網干駅を下車するまで、鶴橋、尼崎、飾磨での乗換えは改札なし階段なしと楽チン、片道2,010円で既に元をとってしまう、ただ姫路へ行くにはJRの新快速の方が圧倒的に早いですが。

 兵庫県下で未収の道路元標は散在していて、なかなか効率良く回れなくなってしまってのが大変。 山陽網干駅をスタートし揖保郡の龍田村道路元標から飾磨郡の菅野村道路元標へと北上します。 途中で姫新線余部駅と大市駅の間にある姫路鉄道部を覗いて行きますが、キハ40系は1両だけ、ハバタン塗装の車両も見かけません、予備車を除いて新型車両に置き換えられてしまったのでしょうか。

 菅野村道路元標に向かって、菅生川沿いの県道を北上していると、左手の山の上にまるでノイスバンシュタイン城の様な巨大な中世のお城が、一体何なんでしょ。 帰宅後調べると「太陽公園 白鳥城」と云うテーマパークの様なものみたいですが。

 菅野村の後さらに北上し、中国道に沿って東へ福崎から北条町方面へ、加西郡の富田村道路元標を、ここへは2007年にも訪れているのですが、その時は見つけられず、その後富田小学校内に移転保存されていると云う情報を得ました。 外側から確認する事ができませんので、職員室を尋ねて教えて戴く事に。 本来の場所から離れてしまうのも残念ですが、早いものの桜の木と二宮金次郎像の傍に富田村道路元標は安住の地を得ています。

 さて今日は地元のDさんに声を掛けた処、午後からご一緒して頂けると云う事になり、北条町付近で合流しようと云う事に。 左は廃止された三木鉄道の車両を譲り受けたもので塗装もそのままです。 北条鉄道は廃天ぷら油を燃料にしたり、猿の駅長とか、維持存続に色々と工夫している様ですがなかなか厳しい様です。

 法華口駅は北条鉄道の中でもレトロな木造駅舎が人気なので立ち寄ってみました、平日にもかかわらず撮り鉄の姿もちらほら。 残念ながら線路脇の桜はまだ早い様でした。 にわか鉄女発見、実は本物の鉄女もいたのです、八尾から来られ粟生からレンタサイクルでここへ、私たちが自転車で来ていたので少しお話して、折り畳み自転車に興味があるそうでKHSを少し試乗して貰いました。

 法華口駅を後にし、Dさんの案内で権現湖畔を経由して加古川河畔を走ります。 ケルビムのスポルテーフで出動のDさんにKHSで付いて行くのはなかなか大変です、劇坂がないのがせめても救い。 最後に尾上村道路元標に立ち寄り、これが936基目の道路元標となります。 しかしもう近場でまとまって稼げないので1000基達成にはまだ少々時間がかかりそうです。

 ポタの後はDさんが「かつめし」に案内してくれると0云う事だったのですが、お目当てのお店は定休日、では「たまご焼き」(大阪で云うところの明石焼き)にしようと東二見まで走りますがここでも予定していた店が定休日、で近所のお店に変更し、久しぶりに明石焼きにありつく事ができました。 本日の走行96.6キロ、帰路は山陽電車東二見から輪行で1,820円分乗車、ただ平日の夜は鶴橋の乗換が混むので、なんばから500円奮発して近鉄特急で帰ってきました。 なお「するっとKANSAi」は18きっぷとは違い有料特急も利用できます。

【933】 兵庫県 揖保郡 龍田村 (現 太子町) 
【934】 兵庫県 飾磨郡 菅野村 (現 姫路市)
【935】 兵庫県 加西郡 富田村 (現 加西市)
【936】 兵庫県 加古郡 尾上村 (現 加古川市)

信州ツーリング(3日目)

 予定では今日は軽井沢から碓氷峠を越えて群馬県へ、高崎でもう一泊すれば群馬県下の道路元標を結構回れるのですが、ちょっと天気も仕事も気がかりな事で。 とにかく佐久平からは浅間山を見ながら中仙道を行きます。
  中仙道の宿場を辿って行くつもりだったのですが、途中御代田駅近くでレタス畑と別荘地に迷い込んでしまいましたが、どうにか軽井沢へ。 浅間山をこれだけ綺麗に見たのは始めてです。

 旧軽井沢駅舎、既にJRとしての在来線はないのですが、裏側にEF63が保存されています。

 軽井沢駅から碓氷峠までは僅かの距離、新幹線の駅から最も近い峠では、碓氷バイパスの開通でR18もこの区間は非常に車が少ないです。

 旧道と云っても、今もちゃんと整備が行われていて、最近アスファルトを引き直した区間もありました。 ただ台風の影響で風が強くて、木の枝が散乱しているのには参りましたが、木陰が多くてなかなか魅力的なコースです。
 碓氷峠に来た目的の一つにこのめがね橋こと旧信越線の第三橋梁、他にも幾つかの橋梁が保存され案内板も設置されています。

  第三橋梁へは「アプトの道」として遊歩道が整備されていて登ってくる事ができます。

 自転車を置いて階段を上まで登ってきましたが、旧線上を遊歩道が横川まで続いています、自転車はダメとは書いてありませんでしたが、どうなのかな。

 横川では「碓氷峠鉄道文化むら」へ寄って帰ろうと思っていたのですが、火曜は定休日(>_<)。 夏休みはやっていたので先週なら開いていたそうです、とにかく周わりを一周して外側から展示車両を遠目に見てきました。
 関門で活躍したEF30とお馴染みEF58。
  他にEF53かなEF59かなも見えました。

 横川駅、ここから碓氷峠を目指すのでしょうか、輪行でやってくる人が結構多い様です。




 有名な「峠の釜めし」は健在、駅前には「資料館」まであります。

 幸運な事にSLイベント列車の試運転に遭遇しました、なぜか後藤デフにされたD51が。







 SLや古い駅名標と、昔の佇まいが。

 横川からは「18きっぷ」で高崎、籠原、二宮、熱海、浜松、豊橋と乗り継ぎ、JRのままでは桜井には辿り着けませんから、名古屋から奮発して近鉄特急に。

 横川駅で買った「峠の釜めし」、高崎線~東海道線とローカルの乗り継ぎでは店を」拡げるのははばかられ、ようやく近鉄特急の中で晩飯がわりに頂きました。

本日の走行45.8キロ

【904】 長野県 南安曇郡 小倉村 (現 安曇野市)
【905】 長野県 東筑摩郡 入山辺村 (現 松本市)
【906】 長野県 小県郡 和田村 (現 長和町)
【907】 長野県 小県郡 大門村 (現 長和町)
【908】 長野県 小県郡 長久保新町 (現 長和町)
【909】 長野県 小県郡 長窪古町 (現 長和町)
【910】 長野県 北佐久郡 三岡村 (現 小諸市)
【911】 長野県 北佐久郡 西長倉村 (現 軽井沢町)
【912】 長野県 北佐久郡 軽井沢町 (現 軽井沢町)
【913】 群馬県 碓氷郡 坂本町 (現 安中市)

信州ツーリング(1日目)

 今回は奈良発0503に乗車するために、夜中の3時半過ぎから自走で奈良駅に向かったのですが、暗いとは云え天理辺りまでのんびりと走り過ぎたせいか、奈良駅に着いたのは発車15分前。 大慌てで輪行袋に押し込み、汗だくになってホームに上がる事に。 今日は基本的に移動日のつもりですから、桜井始発でも良かったのですが、後の接続があまり良くないので、暗いうちから頑張ってこの時間にしたのですが。 加茂で亀山行きに、亀山で名古屋行きにと関西線を乗り継いで行きます。

名古屋駅では29分の待ち時間、ホーム上の立ち食いきしめんを頂きます。 最近ではホームの立ち食いも少なくなりましたが、一人での輪行ではあまりあちこち移動したり、荷物の置き場所にも困りますので、ホームでと云うのは非常に重宝します。  
 まぁ、輪行袋を持って逃げるヤツもそうはいないと思いますが、目の届く処に置いておけるのは安心です。

 名古屋から中津川行き、中津川から松本行きと乗り継ぎますが、中津川からは編成両数も少なく、’18切符’の期間に日曜日とあってハイカーだらけでほぼ満員、座る処か乗り込むのが精一杯、南木曽あたりで空いてくると期待していたのですが、輪行支度では何かと不自由で結局松本まで座れず仕舞いでした。
 松本駅で大糸線へ、ここでは41分待ちです。
 今日は松本近辺で残っていた南安曇郡の小倉村道路元標だけ回る予定です、しかし標高が600m以上ある信州でも、午後のこの時間の暑さは…
 16時には松本駅前の東横インに到着、ここはレンタサイクルを置いている位ですから、自転車を置いておくスペースはどうにかあります。 東横インでも新潟駅前や富山駅前の様に東横インそのものがビルのテナントの様になっていて、フロントも階上にある処もありますので、そう云った処では置き場所に困る事があるのです。 松本は信州と云う場所柄、自転車での利用を良く見かけますが、今日も何台かが、中にSTAGE AZUってランドナーが、関西のどっかのショップブランドですよね。
 さて昨夜はあまり寝ていないので、洗濯して、コンビニ弁当を買って食らったら、ウロウロ出歩かずに、早々に休む事にします。 と云いながら今夜は0時からNHKで酷道R439の番組をやっているので、一旦寝ていたものをまた起きて観ていましたが。

本日の走行41.6キロ