「青春18きっぷ」カテゴリーアーカイブ

2023年夏 18きっぷ輪行旅「兵庫県の道路元標」


 「18きっぷ」の残り1回分、6〜7日と連休なので石川県の未修の道路元標巡り他を画策していたのですが、お天気が良さそうなのは7日だけ、さすがに1日では無理があるのと「北陸3県デジタルスタンプラリー」も面白くないので、天気の良さそうな方角に矛先を変える事に。兵庫県下の道路元標は早い時期に殆ど回り終えているのですが、その後見つかったものとかで数ヵ所残っています、そこで今回は美嚢郡奥吉川村、加東郡社町、加西郡大和村の3ヶ所を回ることにし、福知山線の道場駅からスタートする事にします。

 兵庫県を始め西の方へ向かう時はどうしても大阪駅での乗り換えが絡んできます、特に平日ですと通勤時間帯と重なります。ただ学研都市線と東海道山陽本線、福知山線との間に直通があるので、所要時間が多少かかりますが大阪府下を乗ったまま通過する事ができます。桜井発の始発に乗車、奈良で京都行きに乗り継ぎ、木津から福知山線の新三田行き快速に、道場駅は停まりませんので、西宮名塩で各停に乗り継ぎます。

 生瀬〜道場間は1986年に武庫川の渓谷をトンネルで突っ切る現在の新線に切り替えられ、西宮名塩もその時に新しくできた駅なのです。道場駅に到着、辺りはのどかな田園風景が広がっているのですが、ここは神戸市なんです。

 せっかく近くを通りますので有馬郡の道場村道路元標を再訪します、JR道場駅からは結構離れている神戸電鉄の電鉄道場駅近くの古い街並みの中にあります、2007年5月以来、変わりはない様ですが後ろのお宅は酒屋さんだったのですが、廃業されてしまった様です、道路元標は100年余り、この家並みの変わり様を見てきたのですね。

 今日は前半は概ね六甲山地の北側を横断する県道17号西脇三田線を走るのですが、この県道大型車が多いのが難点、途中で美嚢郡の奥吉川村道路元標へ。

 中国道をくぐって歩道をを走っていた処でパンク、木陰を探してチューブ交換。関東沖に進んだ台風13号の影響かこの辺りから北西からの向かい風に苦しめられる事に。

 加東郡の社(やしろ)村道路元標は加東市明治館として保存されている元加東郡公会堂敷地内に保存されています。

 3つ目の大和村道路元標まで加古川の支流野間川、さらにその支流大和川に沿う様に、ほぼ県道34号西脇八千代市川線を遡ります、(写真右)大和川です。

 大和村道路元標は2016年に廃校となった多可町立八千代西小学校の正門脇の植え込みの中に保存?されています。藤原勝永著「兵庫県の道路元標」によると元の位置(柳小字柳596-5から500m北の小学校へ移転とあります。小学校の銘板はそのまま跡地には民間の会社か入っている様です。

 近くに「なごみの里 山都」と云うのがあって食事もできます、なんでも大石内蔵助所縁の地だとか。この先の舟坂峠(船坂トンネル 656m)を越えて播但線の福崎まで走る案もあったのですが、雲行きも怪しいですし、既に15時を回ってしまったので西脇町駅 1645 発で帰途に就こうと素直に来た道を折り返します。

 西脇町駅まで下り基調の15キロ、ぴったりかなと思って走っていたら今日2度目のパンク。西脇町 1645 の次の登りは 1751 かぁ…

 西脇町駅前には 1615 に到着、走行75.43キロ、輪行支度を済ませ無事に 1645 発に乗車、久しぶりに103系の乗り心地の悪さを堪能。西脇でコンビニに寄る余裕もなかったのですが、よくよく考えると道場駅出発時にカレーパンを1個食っただけで昼飯抜き、「18きっぷ」だけで帰るとして桜井は 2029 着かぁ… おまけに続く

【1180】 兵庫県 美嚢郡 奥吉川村(現 三木市)
【1181】 兵庫県 加東郡 社町(現 加東市)
【1182】 兵庫県 加西郡 大和村(現 多可町)

2023年夏 18きっぷ輪行旅「敦賀から三方五湖」

三方五湖 水月湖畔にて

 本来は先月21日の「北陸本線廃線跡 山中越」の続きで28日に行くつもりだったのが… 今年の夏は疲れがとれませんわ、月が変ってしまいましたが、敦賀から三方五湖に向かいます。今回は三方五湖を巡る一部の路面状況が心配でしたので延陽伯号ではなくデモン太で。
 前回同様に奈良駅 0448 発の始発に乗るために桜井から20キロ余り、上ツ道を自走します。真夜中とは云え街灯に照らされた旧街道が続き、加えて今夜は月明かり、涼しくて気持ちが良いのですが、早起きと云うか殆ど寝る時間が無いのが。

 奈良0448→0544京都0551→0653近江今津0705→0724近江塩津0727→0740敦賀、近江塩津での乗り換えを無事こなせば、8時前には敦賀に着いてしまいます。今津で京都よりに移動しておいて2両編成の米原行きの最後尾に乗り込み、塩津でさっさと下りて狭い地下道を急ぐのがキモです。
 来春の北陸新幹線延伸開業も3月16日と昨日発表された敦賀ですが、相変わらず9600の動輪の前で輪行支度を解く事に、些か曇り空、大丈夫かなぁ…
 今回は風光明媚な三方五湖と云う事で「自撮り」の準備と「北陸3県デジタルスタンプラリー」のチェックポイント巡りがテーマです。まずはチェックポイントの気比の松原に立ち寄ってから敦賀半島を中途半端に回る県道33号佐田竹波敦賀線へ、「わかさいくる」のブルーのサインが引かれています。

 馬背(まじょう)峠トンネル(1,405m)で敦賀半島を横断します、峠への旧道は塞がれている様です。

 ダウンヒルで水晶浜へ、ここもチェックポイントですが、対岸の原発が複雑ですね、その見返りと云うか早くから道路は良くなって、裕福な地元自治体によるハコモノもあちらこちらに。雲は途切れてきて降られる心配はなさそうです、それはそれで陽射しが入ると途端に暑くなります、それでも9月を感じさせますね。

 トイレ休憩を兼ねて道の駅「若狭美浜はまびより」へ、JR小浜線美浜駅前にあってかなり立派な施設です。夏休み明けの午前中とあってか空いていてスタッフの数がやけに目立ちます。パンケーキにスパゲティとお洒落なメニューしかないのですが、この先の目当てもないのでここで早いお昼にはします、しかし豚肉とキャベツのホワイトソースにアイスコーヒーLサイズで1.628円とはちと高い。

 12時過ぎに三方五湖へ、写真は久々子(くぐし)湖畔と日向(ひるが)漁港。なお日向湖は海水、久々子、水月、菅湖は汽水湖、三方湖は淡水湖です。

 日向湖の西半分を反時計回りして再び久々子湖へ。なお途中に「レインボーライン」への入り口があります自転車歩行者通行禁止となっています。


 久々子湖と水月(すいげつ)湖を繋いでいる浦見川(運河)、ただ並行する道路は結構登らされます。

 小さな峠を越えると三叉路があって、直進すると菅湖畔から小浜線沿線に、左折して浦見川を渡ると水月湖を巡るルートに入ります、「わかさいくる」のルートで湖岸に沿って1車線路が5キロ程続きます、三方五湖々畔のサイクリングロードのハイライトでしょうね。専用道ではない様ですが離合できそうな場所が皆目ありませんので車はまずやってきません。懸念していた路面状況ですがロードバイクでも問題はありません。。

 水月湖畔、フェンスが設置している区間も多いです。

 ようやくフェンスが途切れて「自撮り」できそうなポイントが…

 最近ヘッダー用の横長サイズにはまっているのですが、波があるとパノラマ合成ができない場合が多いのですが、今回は上手く行った様です、恐るべし「Microsoft Image Composite Editor」。

 水月湖と三方湖の間の水道、人工的な水路ではない様で案内には瀬戸と記されてますね。三方五湖のうち菅湖を除く4つを巡り終え世久見トンネル(715m)を抜けて日本海側へ。

 世久見トンネルを抜けると若狭湾に浮かぶ烏辺(うべ)島と常神半島が。国道162号沿いの世久見展望台がチェックポイントになっています。

 「田烏の棚田」実は3月に来た折にたまたま見つけたのですが、時間がなくて通り過ぎたので今日一番立ち寄りたかった処で、あわよくば「自撮り」も考えていたのですが、曇ってきましたし、ちょっと難しいロケーションです、棚田と云っても整然と区画整理がされていて、白米や丸山や奥三河の四谷には叶いません、まあ放棄地が多い中でこの厳しい環境で稲作を続けようとする人の苦労を考えると部外者の都合なんですがね。それよりこの棚田が人目に触れずに海岸に出られるのかして密漁防止のゲートがあります、たまたま稲刈りの準備で開いていたのですが、どうやらいつも入れるとは限らない様です。

 田烏トンネル(527m)を抜けて再び内陸部へ、後10キロ程足を伸ばして小浜市街まで走る事も考えたのですが、上中駅から帰途に就く事にします。1743 発下りに乗れば敦賀回りで18きっぷのまま 2234 には桜井へ帰り着けるのですが、今日は東舞鶴経由で帰途に就きます、実は小浜線の小浜~松尾寺間は国鉄時代を含め未乗区間なのです。上中1744→1846東舞鶴1850→1919綾部1928→2029園部2040→2128京都2137→2232奈良2257→2325桜井、時間も乗換回数も多くて京都駅では34番ホームから10番ホームと在来線の端から端と大変なのですがね。

 「北陸3県デジタルスタンプラリー」の方は予定の7ヶ所を回って都合11ヶ所、「53.気比の松原」「57.水晶浜」「59.若狭国吉城歴史資料館」「55.道の駅はまびより」「56.美浜町レイクセンター」「62.茅葺きの舟小屋」「64.世久見展望台」一応賞品を申し込む最低ラインはクリアしたものの、11月一杯までもう少し考えてみます。
 本日の走行95.6キロ(奈良までの自走21.4キロを含む)、18きっぷ  6,050円分乗車。

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」3日目

 今日は前橋、高崎、安中市域に残る道路元標の内5箇所を午前中に回って帰途に就きます。18きっぷだけで帰ろうとすると信越本線(北高崎〜横川)間からだと9時台になってしまいますので、前回同様名古屋から近鉄利用で安中駅 1129 発を予定しています。
 群馬郡の総社町、箕輪町、車郷村、碓氷郡の板鼻町、原市町と順調に回り終え、と行っても箕輪町まではだらだらと登り基調の県道を数キロ走らなけらばなりませんし、気温は日が昇るにつれどんどん上がってきますので、なかなか大変でしたが。板鼻から原市までは中山道を昨日とは逆方向に走った訳ですが、杉並木の高さに驚きました、写真を撮るタイミングを逸したのが残念、こう暑いとどうも横着になってしまいます。
 当初は一駅西の磯部駅から帰途に就く計画だったのですが、12時間に及ぶ長丁場の輪行に備えて最後にコンビニで買い出しをしておきたかったので安中駅に変更、順調に来て1時間速い1029に間に合う時間には到着。丁度輪行支度には都合のよい日陰になるベンチもあって、多目的トイレで着替えもできて正解でした。

 まずは 1129 発の高崎行きに乗車、これから11時間の輪行度です、ちなみに最長は王寺から九州佐賀までの17時間59分です。
 安中1029→1041高崎1054→1225籠原1241→1457熱海1519→1728掛川1738→1843豊橋1903→1958名古屋
  さすが首都圏、大宮から小田原あたりまでは結構満員だったような、寝てましたけど。前回、掛川→豊橋はクロスシートだったのですが、今回はロングシート、従ってJRは全線ロングシートと云う事に、まぁ昔に比べるとロングシートも奥行きが深くなって楽にはなりましたけど。豊橋での特快へのホーム変わり3分接続はパスして次の新快速に。
 名古屋からは2010発の五十鈴川行き特急に乗車、伊勢中川で大阪上本町行き急行に乗り換えます。2030発の大阪難波行き特急でも名張で同じ急行に乗り換える事になるだけです、特急料金は名張まで1..340円、中川までだと920円、ただ中川での乗換時間は僅か2分、中川での入線ホームってはっきりしていないのですよね。そして近鉄のチケットレスの溜まっているポイントが1,340円には届きません、このポイントって充足しないと使えないのです、その上に8月一杯で失効するポイントが、そら間に合うなら五十鈴川行き特急で中川まで行きますよね。
 輪行袋を置きやすくて降りやすい号車の最後尾を予約し、近鉄名古屋2010に乗車、とここまでは良かったのですが、なんと好事魔っているんですよ、なんと中川駅で人身、レチ(車掌)さん曰く3番ホームで警察が現場検証中、通常ならこの特急の向かい側に大阪行き急行が入るのですが、3番ホームが使えないとどうなるか判らないとの事。
 その中川ではこちらが3番ホームへ、大阪上本町行きが向かいの4番ホームで待っていて無事に乗り換える事ができましたが。桜井 2225 着、18きっぷで安中〜名古屋間 8,030円分乗車、本日の走行は53.0キロ。

【1175】 群馬県 群馬郡 総社町(現 前橋市 )
【1176】 群馬県 群馬郡 箕輪町(現 高崎市)
【1177】 群馬県 群馬郡 車郷村(現 高崎市 )
【1178】 群馬県 碓氷郡 板鼻町(現 安中市 )
【1179】 群馬県 碓氷郡 原市町(現 安中市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征 Part.2」1日目

 今日は先月26~28日に続いて北関東へ道路元標蒐集サイクに向います。青線は先月のコース、赤線は今回の予定ルートですが、先月と同じく小海線中込駅前(長野県佐久市)の宿に前乗りし、長野群馬県境の峠を越えて群馬県側に下り前橋泊り。1日半で15基の道路元標を巡る予定にしていて、今年中に1,200基達成を目標にしているのですが。

 今回は峠と云っても軽井沢側から碓氷峠を越えるだけなので登りは知れていますので、身軽な延陽伯号で向う事にします、軽くてヘッド抜き輪行もできますのでコンパクトに輪行ができます。距離的には100キロ超ですので4月の和歌山自走の経験からインナーパンツは用意する事に。
 さて先月と同様に勤務明けからのスタートで、名古屋まで近鉄特急利用とプチ贅沢、桜井0952→1020名張1024→1149名古屋1224→1340中津川1415→1621塩尻1659→1758小淵沢1801→1951中込と所要時間9時間59分。


 丁度お昼時になる名古屋駅では今回もきしめん、一度冷たいのを食べてみてもよかったかな。

 1224発中津川行きに乗車、次の1245発でも同じ塩尻行きに乗り継げるのですが、中津川から先は2両編成ですからね、輪行袋の置き場所とかを考えると先に中津川に着いておいた方が良いですから。


 先月は雨でダイヤが乱れたりしたのですが定刻に小淵沢へ、小海線内でも鹿と接触したりなんて事もなく中込駅到着。(写真右は小海駅にて)

 宿は目の前ですが、先に輪行支度を解いておきます。この時間になると駅前はどこも開いていませんので、チェックインを済ませて延陽伯号で県道沿いの中華料理屋とコンビニを一回り。大きなお風呂で輪行疲れを取って明日に備えます。本日の走行、通勤の7キロ程と中込の街中を1.9キロ、「18きっぷ」で5,170円分乗車。

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「北陸本線廃線跡 山中越」


樫曲隧道(旧北陸本線トンネル群)

 早速ですが整備したばかりのデモン太を担いで福井県に向かいます。実は今週末にゆるゆるCCのイベントで皆さんが旧北陸本線の山中越(杉津線)の廃線跡へ行くのですが、残念ながらその当日は私は仕事で参加できません。山中越の廃線跡は過去2度ばかり(2009年6月2017年5月)、北行きで走っているのですが、代わりに今回は今庄スタートで南行きで走ろうと考え、あわよくば未踏の敦賀市~若狭町を走ってみたいと考えてみたのですが… ただこれにはかなり無理があります、と云うのはデモン太で100キロを越える距離を走った事がないのですよね。
 と云う訳で色々と調べ物をしていると石川県のやっている「いしかわ里山里海サイクリングルート」のスタンプラリーが「北陸3県デジタルスタンプラリー」として富山県、福井県にエリアを拡大して11月末まで行われているそうです。ただ従来のスタンプラリーとは異なりチェックポイントにQRコードの掲げた看板等がない様で「NAVITIME」を利用している様なのですが、チェックインの方法とか良く判らないのと、アプリのお試し期間を過ぎてもスタンプラリーの利用が無料なのか、不可解なまま今庄宿と敦賀市街にチェックポイントが何か所があるのでトライしてみる事にしてプランを練ってみました。11月末までには富山県と石川県を走る計画もある事ですし、「いしかわ里山里海サイクリングルート」では能登牛や醤油とドレッシングのセットを云った商品も頂いてますしね。

 今庄駅へは桜井駅を始発に乗っても18きっぷだと1007着、京都駅まで近鉄を利用でも0902着になってしまいます。そこで未明に奈良駅までの20キロ余りを自走し0488発の始発に乗るという裏技、これなら今庄駅に0757に着く事ができます。殆ど寝る間もなく3時前にスタートし上ッ道を奈良駅へと急ぎます、真っ暗な時間帯ですが古くからの集落を縫って行く道ですので街灯の明かりが続いていて安全に走る事ができます。奈良駅 まで DST 21.0km / TM 1:24:51 / AVS14.7km/h / MAX 25.9km/h。
 奈良0448→0544京都0551→0653近江今津0705→0724近江塩津0727→0740敦賀0742→0757今庄、京都、近江今津と無事に乗り換えを済ませますがこのスジの危ないのは近江塩津での乗り換え、近江今津で乗車するのは米原行き、従って近江塩津での乗り継ぎにはホームが変わります、3分で狭い通路の地下道を通って行かなくてはなりませんし、反対方向の乗り換え客もいるので結構難儀です。

 無事に今庄に到着、駅舎は綺麗になってますが、今ではエレベーターもない無人駅となっています。輪行支度を解きまずはスタンプラリーのチェックポイント「今庄宿」、漠然としていて範囲も広いので良く判りません、結局チェックインが上手く行かないまで今庄宿を離れたのは9時を回ってしまいました。その上山中越の県道207号今庄杉津線と並行する旧街道は災害復旧工事で通行止になっているのに案内が不備で何度か引き返す事に、既に北陸新幹線の工事は終わってはずなのに県道はダンプが行き交っています。

 1962年の北陸トンネル開通までの北陸本線旧線の敦賀~南今庄間には3か所の駅と3か所の信号場がありましたが、その一つだった大桐駅跡。ところで今庄と敦賀では100m以上の標高差があり、北行きですとピークの山中トンネルまで約250mの登りには夏でも涼しいトンネルが幾つもあり木陰も多いのですが、南行きですと山中トンネルまで県道を淡々と登って行かなければなりません。

 0957 ようやく山中トンネルに到着、ここから下り基調で山中隧道(1,170m)~伊良谷隧道(467m)~芦谷隧道(223m)~曲谷隧道(260m)~第二観音寺隧道(310m)~第一観音寺隧道(82m)~曽路地谷隧道(401m)~鮒ヶ谷隧道(64m)~葉原隧道(979m)と9つのトンネルが続きます。なお旧北陸本線トンネル群とは湯尾隧道(368m)と樫曲隧道(87m)を含めている様です。なおトンネル内は漏水により路面が濡れていて水溜りもあります、天候にもよるでしょうが特に山中隧道の漏水は酷く車種はランドナーを選択するのが最良かと。もちろんライトは必須です。

 トンネル間の幾つかでは敦賀湾越しに敦賀半島を望む事のできるポイントがあります。

 以前は葉原隧道と伊良谷隧道に交互通行の信号機がありましたが、現在は芦谷隧道などにも信号機が設置されています。それぞれ3~5分の待ち時間が設定されていますが、青になっている時間は僅かです。平日とあって通う車は工事関係者だけの様でしたが、サイクリストは3人ばかりすれ違いました。
 なお現在の北陸自動車道杉津PA近くで廃線跡ルートと県道207号は別れますので注意、廃線跡は北陸道を右へくぐります。

 旧線の杉津(すいづ)駅の跡地はPAになってしまっています、写真は次の新保駅跡。

 9つのトンネル群とは離れていますがトンネル群の一つ樫曲(かしまがり)隧道、併行している国道476号線を走っていると見落としてしまいがちです。歩道トンネルとなっていてレトロな街灯が付いていますが、もちろん鉄道トンネル時代にはなかったシロモノですよね。実はこの街灯が点いているつもりで「自撮り」の準備をしてきたのですが、点灯していません、点いていないと絵になりませんよね、涼みがてらのんびりしていると突然点灯、どうやら天井にセンサーが付いている様です、あわてて「自撮り」の準備を始めたものの、一旦消えると今度はセンサーの下をウロウロしてもなかなか点いてくれません、結局は樫曲隧道で1時間近くいた事に。なお今庄を出ると廃線跡ルートには樫曲付近までコンビニや商店はもとより自販機すらありません。

 そして敦賀市街に入ったのは既にお昼を回ってしまいました、こうなると若狭方面へ足を延ばすのは諦めざる得ません、時間よりもこの暑さが。市内の「北陸3県デジタルスタンプラリー」を3ヶ所程回ってみましたが上手く行きません、諦めてお昼でも食べて敦賀駅1443発の姫路行き新快速で帰途に就こうかと考え、アルプラザのフードコートでカレーを食べながらスタンプラリーのオンラインマニュアルを見ます、どうやら「NIVITIME」の機能にまるっきり依存しなけらばならない様です、これではジオキャッシングライクなスタンプラリーの愉しみがないではないですか、まぁ複数チェックポイントを効率的に回る順列の工夫は必要でしょうが、せっかくですのでもう一度敦賀市街を一回りして再度トライ、今度は上手くゆきました。そうなるとせっかくですので「赤レンガ倉庫」まで足を延ばします。

 「赤レンガ倉庫」の影に運転台前面窓がパノラミックウインドウになった後期型のキハ28が保存されています、急行「わかさ」ってありましたね、乗った事はないけど。

 無事に市街地のチェックポイントを回り4ヶ所目の敦賀駅前「星野鉄郎とメーテル」像へ、敦賀市と松本零士は何の所縁もありません、やや無理っぽいその訳をググってみて下さい。しかし来春に北陸新幹線の敦賀延伸を控えて駅の変わりようは…

 市街をもう一回りしたお陰で1本遅れて敦賀1523→1657京都1707→1751奈良1812→1845桜井と敦賀直通の新快速のお陰で2回乗換所要3時間22分でラッシュになる前に桜井に帰ってきました。いつもなら輪行袋を担いで自宅まで歩くのですが、デモン太ですので駅前で組み立て数100mの帰路を走り、本日の走行63.2キロ、「18きっぷ」は往復で5,280円分乗車。

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」3日目

日光例幣使街道 木崎宿にて

 さて今日は午前中に群馬県と埼玉県の道路元標を回れるだけ回り、JR高崎線籠原駅から東海道線経由で帰途に就く予定です。

 6時半には宿を出発、利根川の支流広瀬川沿いに走っている高崎伊勢崎自転車道を利用しながら、伊勢崎町、境町、木崎町、尾島町と群馬県下の4つの道路元標 を巡ります。この時点で8時半を回り、雲一つない空遮るもののない陽射しに気温はどんどん上がってきます。この後は利根川を渡り埼玉県に入るのですが、その前に最寄りのクロネコヤマトから余分な荷物を送っておこうと尾島営業所と休憩を兼ねて道の駅「おおた」へ向かいます。しかしこの時点で9時を回っていて、18きっぷだけで桜井へ帰るタイムリミット、籠原発 1113 は厳しくなってきました。

 0942 上部大橋で利根川を渡り埼玉県へ。中瀬村、八基村と回って「小山川ウォーク&サイクルロード」を東へ走り、大寄村、明戸村、大田村と都合5基を。

 この先利根川右岸には多くの道路元標が残っていて午後から回れば後10基以上は稼げるのですがこの炎天下ではね、なおこれまでで1日での最高は2007年4月11日に兵庫県下で播但線に沿って17基を回ったのが最多記録かと。とにかく3月12日に取りこぼした処まで回る事ができましたが「18きっぷ」だけで帰る事は断念。

 1205 籠原駅到着、前回3月21日同様ここから帰途に就く事にします、一度来て勝手が判っていると色々と都合が良いもので、予め近くのスーパーで買出しを済ませておきました、なにせ奈良まで長丁場ですからね。日陰になるベンチで輪行支度を始めます。写真は3月の時のもの、籠原以降写真を撮る気力が全くなかったもので。
 奈良桜井までは籠原1307→1607熱海1617→1822掛川1840→1846豊橋1948→2042名古屋、既に18きっぷだけでは桜井まで帰れませんので名古屋から近鉄利用となるのですが、最終の急行が2049、名古屋の7分は問題ないとしても、輪行袋を担いでの豊橋乗換2分は厳しいです。万が一の場合は2130発の大阪難波行近鉄特急と云う事に。
 ところで籠原駅1307発の熱海行、接触事故とかで遅れていて籠原仕立ての1313発湘南新宿ライン国府津行が先に発車する事に、国府津着は1545、熱海、静岡と乗り継いで浜松で1307発のスジに追いつくのですが。遅れている電車を待つか一歩でも先に進んでおくかの選択が悩ましい処。
 結局咄嗟の判断で国府津行きに乗る事に、冷房の良く効いた車内でウトウトしたしまい、都内を通過していた記憶はありません。国府津まで乗るとホームを渡らなくてはならなくなるので一駅手前の二宮駅で国府津以遠へ行く次の列車を待ちますが、やってきたのはなんと遅れていた籠原1307発の熱海行でした、ただ輪行袋を担いで乗り込むには少々気を使う混み具合、なんと今夜は熱海で洋上花火大会なんだとか。
 二宮からは熱海、掛川 1840 発と乗り継ぎロングシート地獄からやっと解放され、籠原で買ったお弁当をようやく食べる事ができました、昨日受け取ったヘッドフォンもあまり座れなかったのと眠たいのでまり退屈しのぎのお供にはならなかった様な。(写真は愛野~袋井の車中から)
 その後豊橋での接続は無理せず諦めて、2100発の「ひのとり」は割高なので2130近鉄特急とオンライン予約、名張で高安行き最終に乗り継いで 2337 ようやく桜井に辿り着きました。近鉄を含め乗車時間10時間24分、青春18きっぷを7,150円分乗車。

本日の走行53.0キロ

本日の収穫
【1157】 群馬県 佐波郡 伊勢崎町(現 伊勢崎市)
【1158】 群馬県 佐波郡 境町(現 伊勢崎市 )
【1159】 群馬県 新田郡 木崎町(現 太田市)
【1160】 群馬県 新田郡 尾島町(現 太田市)
【1161】 埼玉県 大里郡 中瀬村(現 深谷市)
【1162】 埼玉県 大里郡 八基村(現 深谷市)
【1163】 埼玉県 大里郡 大寄村(現 深谷市)
【1164】 埼玉県 大里郡 明戸村(現 深谷市)
【1165】 埼玉県 大里郡 太田村(現 熊谷市)

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

2023年夏 18きっぷ輪行旅「リベンジ関東遠征」1日目

 「18きっぷ輪行旅 2023年夏」第1弾は春の関東遠征のリベンジで群馬県と埼玉県の道路元標巡りから。しかし真夏に熊谷とかあまり行きたくないですよね、そこで信州から山越えして関東へ下り多少は涼しそうな群馬埼玉の山間部を、限られた休みですので1日目は勤務明けからの出発で、信州への移動だけで終わってしまいます、2日目は長野群馬県境の十石(じっこく)峠(1351m)を越えて神流(かんな)川に沿って下り、利根川を渡って伊勢崎市泊、3日目は午前中の涼しい内に道路元標巡りをして、高崎線の籠原駅(熊谷市)から帰途に就くプランです、2泊3日で実質走れるのは1日半だけなんで、勿体ない話ですが、猛暑のこの季節ですからね、丸一日走っているのも危険と云えば危険ですからね。
 ところで何故リベンジなのかと云う事ですが、前回は未修の道路元標が多く残っている埼玉県に行きながら、効率良く回れなかったり、取りこぼしをしてしまったのです。従来はGARMIN のGPSmap 60CSxに目標の道路元標をwaypointとして登録しそれなりに使えていたのを、地図を持たないiGPS50Sに買い替えた為、地図はスマホのマップ機能(Google MyMap)を活用するつもりが、準備不足が祟る結果となってしまいました。今回はRide with GPSに走行予定ルートと道路元標の位置をPOIとして登録し、関係資料へのリンクを登録しておきました。今年1月まで使っていたスマホ GALAXY G5 Active をそれ専用にしてハンドルマウントして使用しました、9年前のスマホでもGPSとブラウザとしてだけ使うので性能的には問題なし、ただバッテリの持ちが悪いので途中で何度か交換する必要が、外部給電の用意もしてあったのですが、充電しながら使用すると季節柄温度上昇のアラートが出てしまいます。この辺りについては解決しなけらばならないのと判らない点もありますので回を改めまして。

 さて今回は峠越えと100キロ超えと云う事で asuka号を選択、ただ輪行するには一番重い選択なんです。前日に輪行支度を済ませておき、今朝一旦帰宅後に輪行袋を担いで駅まで数分歩きます、まずはこれで汗だくです。
 信州長野は小海線沿線の中込駅前のビジホをとっていて、時間的には桜井駅から「18きっぷ」だけで2147には辿り着けるのですが、名古屋まで近鉄を利用して1951に到着する予定です。

 桜井0952に乗車、名張でアーバンライナーに乗換て落ち着いた処で気付いたのは「18きっぷ」長旅のお供携帯音楽プレーヤー、懐かしい天五さんとトレードしたiPod nanoは既にバッテリの劣化で既に引退していますが、忘れたのはスマホに繋ぐワイヤレスイヤホン、行きはともかくなければ帰りの東海道本線のロングシート地獄は辛いだろうな。と云う事で困った時の密林頼み、なんと699円で明日配達のプライム商品を発見、伊勢崎市で現地受け取りで手配する事に。
 さて名古屋での乗換時間に例によってホームの立ち食いできしめんを頂きます。ホームの立ち食いも随分少なくなりましたが、名古屋駅の「すみよし」は各ホームに健在です。

 

 名古屋から中央本線に、中津川で塩尻方面行きに乗り継ぎます(写真左)、この先は2両編成になるので行楽シーズンの休日などは輪行袋を担いでいるとちょっと大変です、可能な限りそういった乗り継ぎ駅へは先回りするプランを考えておく事も肝要です。南木曽を過ぎたあたりから夕立ちが、次の乗換駅塩尻で1659発の中央東線大月行きを待ちますが、特急を含めて遅れがでている様です。関西人にあまり縁のない「あずさ」が出て行きます(写真右)、実は2019年夏の「信州キャンプツーリング」の帰りに南小谷〜信濃大町間だけ新宿行「あずさ」に乗車した事が。

 小淵沢にはほぼ定刻に到着したのですが、中央東線下り特急が遅れていて、小海線はそちらからの乗り継ぎを待つ事に。しかし久しぶりの山梨県、久しぶりのキハ110、初めて飯山線でこの塗色を見たときは新鮮でしたね。小海線沿線へは2008年9月以来かと、その折に長野県南佐久郡の道路元標はほぼ回り終えていて、明日予定している大日向村道路元標だけ残してしまっていたのです。
 数分遅れで小淵沢駅を発車したものの、清里あたりからしきりにタイフォンを鳴らしながら徐行しているなぁと思っていたら、なんと鹿と接触したかも知れないと云うアナウンスがあって停まってしまいました。安全確認が済んで問題はなさそうと云う事で動き出したのは既に30分遅れ、幸い小海駅での停車時間とかで中込駅には13分遅れ位で到着、桜井を出て約10時間の鉄旅でした。

 宿は駅前と云うか駅横の「佐久イン清水屋旅館」駅前旅館を今風に改装した造り、とにかく中込駅下車10秒と云う表現は遠からず。最近は楽天トラベルとかじゃらんのお世話になる事が殆どで、中込駅下車数分で僅かに安いビジホがあったのですが、浴場の時間が短すぎるとか評価が今一、こちらはほぼ24時間入浴可能、ユニットバス暮らしの身には温泉でなくとも脚を伸ばして入れるお風呂は嬉しいです。元は旅館と云う事でバス・トイレは共用ですが、駅チカ、大きなお風呂、ウォシュレットで税込4,200円は良しでしょう。輪行支度を解くのは明朝にして輪行袋は食堂スペースに置かせて貰いました、組んだ状態でも大丈夫でしょう。 
 ご他聞にもれず地方都市の駅前は20時を回ると殆ど店仕舞いしていましたが、少し歩いて県道へでれば食事のできる店もコンビニもあるので不自由はしないかと。本日の走行、職場からの帰りの7キロだけ、さて明日は走るゾ! 「18きっぷ」で5,170円分乗車。

1日目 2日目前半 2日目後半 3日目

さて「青春18きっぷ」今年の夏は

 今年も夏の「青春18きっぷ」の発売は既に今月1日から始まっています、と云っても20日からでないと利用できないので、そう前倒しして買う人もいないと思いますが、そろそろ今夏のプランを考えておかないと。
 まず春の関東遠征のリベンジで関東の道路元標巡りはしておきたい処、でも真夏に熊谷とかあまり行きたくないですよね、ならば信州から山越えして関東へ下り多少は涼しそうな埼玉群馬の奥の方を。
 以前からあたためていたプランで、初日は勤務明けから長野県の小海線沿線まで移動しておき、翌日国道299号線に入り、未収の南佐久郡大日向村道路元標を拾って十石峠を越えて群馬県多野郡神流(かんな)町へ下り、神ヶ原から先は神流川沿いに国道462号線で藤岡市方面へ下るか、志賀坂峠(780m)を越えなければなりませんが、そのまま国道299号線を走り埼玉県秩父市方面に走れば、何れでも道路元標が幾つかは拾えるでしょう、涼しげな山間部ですし冬は無理なコースですしね。

 もう一案は同様に佐久か小諸あたりまで移動しておいて軽井沢から碓氷峠を下れば、群馬県碓氷郡の元標を3つ4つ拾えるかと、以前に走った事のあるコースですし、延陽伯号でも大丈夫でしょう、延陽伯号ならルーツ?の富岡製糸場へ立ち寄りたい処ですね。ただその日の内に帰ろうとすると名古屋から近鉄利用でも高崎1232(湘南新宿ライン熱海行)が最終になるのが厳しい処、もっと休みがあればねぇ。ちなみに2010年9月7日は横川駅から12時頃に帰途に就いています。

 ところで来春の北陸新幹線敦賀延伸で敦賀〜金沢間の3セク化、ついに石川県へは18きっぷでは行けなくなります。既に開業が1年遅れている敦賀延伸ですが正式開業日がいつになるかはまだ発表されていません、春のダイヤ改正が行われる2024年3月の第2土曜(3月9日)または第3土曜(3月16日)が考えられます、つまり来年春のシーズンの「18きっぷ」が最後になるかと。しかし3月前半の石川県を走るのはちょっと辛いかも知れません、もちろん今年冬のシーズンも、となるとこの夏のシーズンしか、石川県に残る未収の道路元標(赤色)を9基を片付けておかなくては、能登半島も行きにくくなりますからね。

2023年春 18きっぷ輪行旅総括

 既に1ヶ月が経とうとしているのですが、ようやくブログの更新が追いつきましたので、今春の「18きっぷ輪行旅」の総括です。今年は「全国旅行支援」を活用できる貴重な機会ですし「18きっぷ」を11回分を利用して走り回りました。なお端数を譲ったりヤフオクで落としたりしているので5の倍数ではありません。

3月10~13日 「10年ぶりの関東遠征」 三鷹のギャラリーで行われていた故合田佐和子さんの回顧展と、以前からお邪魔したかった川崎市百合ヶ丘のサイクリストの集うお店「Coffee & Beer 轍 Wadachi」への訪問を兼ねて東京、埼玉と群馬あわよくば長野の道路元標を巡るサイク、久しぶりに延陽伯号を担いで出掛けたのですが、道路元標の方は長野どころか東京都と埼玉県の19基を回るのが精一杯でした。次のシーズンには長野県側から山越えで向かうプランを温めています、熊谷とかはあまり夏には行きたくない気もするのですがね。
■ 3月10日 桜井→名張→名古屋(近鉄利用)/名古屋1216→1309豊橋1323→1357浜松1410→1521静岡1524→1641熱海1646→1708小田原 4時間52分(待ち35分)の旅 5,170円分乗車/小田原→百合ヶ丘→成城学園(小田急利用)
■ 3月11日 成城学園→新宿(小田急利用)、新宿→三鷹→熊谷 走行92.0キロ。
■ 3月12日 熊谷→籠原駅 走行46.9キロ、籠原1446→1518高崎1528→1538新前橋1542→1636水上1642→1817越後川口1829→十日町→戸狩野沢温泉→豊野→2129長野 6時間43分(待ち41分)の旅 5,170円分乗車(豊野→長野間しなの鉄道別途260円)。
■ 3月13日 長野0631→0811塩尻0816→1028中津川1049→1213名古屋1307→1409亀山1414→1535加茂1539→1554奈良1558→1627桜井 9時間56分(待ち1時間33分)の旅 6,930円分乗車。
 3月19日 2023年春 18きっぷ輪行旅「若狭路へ」 近畿でありながら自転車で走った事の殆どない若狭の海岸線を走る、一応ロードで舞鶴~敦賀を考えたのですが、結局は小浜止まり、でも「自撮り」の方で成果がありました。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0825綾部0851→0920東舞鶴 3時間58分(待ち46分) 走行71.9キロ(奈良駅まで自走20.9キロを含む)小浜1729→1834敦賀1849→2047京都2105→2201奈良2204→2234桜井 5時間5分(待ち36分)、往復で7,480円分乗車。 
 ところが19日若狭から帰ってきてからとんでもない事をやらかしてしまいました、なんと「18きっぷ」をアノラックのポケットに入れたまま洗濯してしまったのです。きれいに伸ばして並べたのがこの有様、関東遠征で3回使った残りはDさんに譲る予定にしていたので、新たに買ったものを1回使ったきり、JR桜井駅に駆け込みますが、若い駅員は端末を操作して再発行はできない(そらそうでしょ)、だからこのまま使ってくれとの事、ただ桜井駅の一駅員の主観に依る判断ですので、桜井駅では良くても他の駅でどう判断されるか判りません。実はJRの旅客営業規則第149条「券面表示事項が不明又は不備の乗車券類」で再交付の請求ができるのですが、話を難しくしてやはりこれは使えないと判断されると元も子もありません。少なくとも桜井駅で乗車してどこかで下車して、無人駅で乗車して桜井駅へ帰ってくる様なパターンだとこのままでも大丈夫でしょう、車内で検札を受ける場合もありますが、桜井駅で乗車時に入鋏(スタンプ)している限り有効性は桜井駅が判断した事になるでしょう。と云う訳で今後予定を考えると3回程度のマトモな「18きっぷ」がほしい処、上手い具合にヤフオクで額面割れで落とせたんですよね。
 件の「18きっぷ」はこれ以上ボロボロにならない様に粘着フィルムで裏打ちしてPP袋に入れて使う事に。

3月22日 自転車抜きで金沢へ そんなこんなで天気予報の思わしくない一日、ボロボロの「18きっぷ」で未収の道路元標巡りで金沢往復。来年春には北陸新幹線の敦賀延伸で在来線が3セク化されて「18きっぷ」で金沢に行けるのも後1年、現時点で確認されている石川県に残している道路元標は後9基です。
■ 桜井0622→0650奈良0654→0753京都0819→0950敦賀0953→1050福井1113→1242金沢 6時間20分(待ち1時間3分)/金沢1717→1854福井1901→1951敦賀1953→2044米原2054→2148京都2153→2253奈良2257→2325桜井 6時間8分(待ち28分)、往復で10,340円分乗車。 
3月28日 2023年春 18きっぷ輪行旅「再び若狭路へ」
リベンジと云いますか、山陰本線山家駅をスタートし若狭路へ、小浜を越えたものの風光明媚な海岸線に沿って走ろうとする限り私の脚力では敦賀は難しいですね、小浜線十村駅で終了。途中に通った田烏(たがらす)の棚田は「自撮り」の準備して再訪したい処です。
■ 桜井0543→0616奈良0619→0723京都0734→0820園部0822→山賀0922 2,310円、走行81.0キロ、十村1755→1834敦賀1849→2042京都2105→2201奈良2204→2234桜井 3,410円 計5.720円分乗車
3月30日~4月1日 2023年春 18きっぷ輪行旅「高山~富山」 黄砂に阻まれ一昨年は拝む事ができなかった冠雪の立山連峰と未踏の高山本線沿線へ、自転車で高山へは二度ばかり行っているのですが、高山~飛騨古川間を除けば高山本線沿線は未踏区間ですし「18きっぷ」で富山県へ行くのは高山本線は今や唯一のルートです。
 「全国旅行支援」での割引きやクーポン、日頃から安宿にしか泊まらない貧乏人には宿泊料金最大20%割引にメリットは少ないですが、平日旅の多いは私には2,000円(平日は)のクーポンは大きいです、贅沢しなければ夕食と朝飯位は賄えてしまいます。今回も埼玉に続いて、岐阜県と富山県で有難く使わせて頂きました。高山本線での列車を入れた「自撮り」ポイントは新緑か紅葉の季節に再訪したいとプランを練っています。
■ 3月30日 桜井1013→1041奈良1107→1151京都1207→1319米原1330→1404大垣1411→1422岐阜1445→1815高山 5,720円分乗車。
■ 3月31日 高山→富山 走行108.9キロ 
■ 4月1日 富山→若栗駅 走行53.2キロ、若栗1154→1309電鉄富山(富山地鉄利用)/富山1412→1505猪谷1508→1908美濃太田1912→1942多治見1949→2032名古屋 6時間20分 4,840円分乗車 /近鉄名古屋2100→2238大和八木2246→2252桜井(近鉄利用)
4月4日 2023年春 18きっぷ輪行旅「和田山~播磨新宮」 
「18きっぷ」の有効期間が迫ってしました、週間天気予報と勤務ローテーションの睨めっこ。日帰りで兵庫県の未収道路元標を求めて山陰本線和田山駅へ。
■ 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→0927和田山
和田山→播磨新宮 走行99.1キロ(奈良駅までの自走20キロを含む)。
播磨新宮1811→1842姫路1856→1958 大阪2012→2110奈良2117→2148桜井
4月9日〜11日 2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」「18きっぷ」の有効期限のかかる場合は復路に「18きっぷ」のメリットのないプランにする事が多いのですが、今回は往路で高知まで利用し、復路は小豆島経由で山陽電鉄飾磨駅から私鉄を乗り継いで帰ってくるプランです。私鉄を乗り継いでと云っても時間は掛かるものの飾磨駅から桜井駅まで改札を通らず、上手くすれば2回の乗り換えそれも階段を使わずに「18きっぷ」1回分より安い2,220円で帰ってこれるのです。
■ 4月9日 桜井1013→1041奈良1045→1137大阪11:45→1248姫路13:05→124相生13:32→1438岡山1442→1520坂出15:30→1543多度津15:59→1706阿波池田1748→2027高知
■ 4月10日 高知→土佐山田駅 走行77.4キロ、土佐山田→高松
■ 4月11日 高知港→土庄港 走行70.0キロ 姫路港1715→1855飾磨駅 走行70キロ、飾磨2011→2134尼崎2137→2203鶴橋2208→2248桜井(山陽・神戸高速・阪神・近鉄利用)

 と云う訳ですが安上がりに「18きっぷ」と云っても、倍以上も時間をかけて普通列車を乗り継いで行くのですから、効率的だとは云えませんし、余程好きでないとやってられません。それでも懲りずに夏のシーズン(7月20日から9月10日)に向かってプランを練っている訳ですから、我ながら物好きだとしか。まぁプランを練るのも愉しみの一つなのですが。

2023年4月のまとめ

   走行711.1キロ、内訳はasuka 220.6キロ、erba 246.5キロ、Silk 244.0キロ。

 赤線が4月の走行区間、青線は3月以前。自宅/職場周辺は割愛しています。

~4月1日 2023年春 18きっぷ輪行旅「高山~富山」
4月19日 2023年春 18きっぷ輪行旅「和田山~播磨新宮」
4月9~11日 2023年春 18きっぷ輪行旅「四国へ」
4月22日 齋藤電鉄氏迎撃サイク前乗り「西の海へ」
4月23日 齋藤電鉄氏迎撃サイク

道路元標

【1143】 2023/4/4 兵庫県 宍粟郡 河東村(現 宍粟市)
【1144】 2023/4/4 兵庫県 揖保郡 香島村(現 たつの市)
【1145】 2023/4/10 高知県 香美郡 西川村(現 香南市)
【1146】 2023/4/10 高知県 香美郡 在所村(現 香美市)
【1147】 2023/4/11 香川県 小豆郡 福田村(現 小豆島町)

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