夏のグローブって所詮は消耗品

20150614a.jpg先日まで使っていたmont-bellのサイクリング・グローブが、さすがに暑くて鬱陶しくなってきました。 夏向きの薄手のグローブって季節柄、洗濯の頻度も多くどうしても破れてきたりして、厚手のものが長持ちしています。 それに私は長時間乗っていてもお尻には全くこないのに手のひらには結構痛みがくるタチなんで、どうしても厚手のものが好みなんです。 ところで写真のルイガノのグローブ、右端の汚いのはブログを検索してみると2009年4月に買ったもの、これだけ使っている訳でもないのですが、しっかり色移りしてしまってご覧の通り、新品の時のカラーとかデザインはツーリング車にお似合いで気に入っていたのですが。 一昨日ネットを見ているとQBEIでルイガノのグローブを半額セールやっているではありませんか、安くなっているものいないものカラー、サイズでまちまちですが、同じカラーのLサイズが税込1,296円と格安に、この値段なら送料648円払ってもお得、なら黒の方が良いかなと思うとそちらのLサイズは安くなっていなかったりして。 色移りするのは判っていて「夏のグローブは所詮は消耗品」と思い2つポチってしまいました。
 ところで話は変わって最近手っ取り早いのとレスポンスが良いのでついついfacebookに書いてしまいますが、私の様にレンタルサーバーでMovableTypeを使っていて容量の心配がない人間にとっては、古い記事を検索したり画像を再利用したりとブログの方が便利なんで、ブログの方が将来にわたっても有効に使えるなぁ…と思っている昨日今日です。

天川~富貴サイク

20150613a.jpg天川村広瀬にて(Microsoft Image Composite Editorを使用)

20150613o.jpgサイクリングの愉しみの一つにプランを練ること、地図を見ながらまだ見ぬ土地へ思いをはせたり、自分の技量に応じて愉しめるコースファインディングを練ったりと、時としてそれは走る事以上に愉しかったりして。
 先週の「吉野~洞川サイク」で行けなかった阪本へ下り、出屋敷峠を越えて高野町富貴から五條へ下るコース、問題は天川村までどうして行くかなのですが、2本合わせて4キロに及ぶ新笠木と新川合の長大トンネル、まして休日とあって馬鹿な車が飛ばしてくるので、決して気持の良いものではありません。 昔良く通った旧道ですが、いつも通行止情報が断続的にあって、自転車なら通れるのか通れないのか良く判らない状況、ofはやまさんに頂いた情報では3年前2012年7月には川合隧道(切抜峠)は天川村側で全く通れず、旧の笠木トンネルは問題なく通れたとの由。 とにかく最悪は新トンネルを通る事を覚悟して「光もの」を充分に準備した上で出発する事にしました。 写真は既に今月3回目の芋峠への道です。 一昨日の雨で路面はかなりウェット、苔や落ち葉で滑りやすくなっています、それに今日は蒸せる事、かなり湿度が高い様です。
 
20150613b.jpg上市橋を渡り<39>五條吉野線を走り千石橋南詰からR309を経て、下市温泉の近くから旧道に入ります。 旧道と云っても北側は集落を縫って行くので今も奈良交通の路線バスは今もこちらを走っています。 登って行くに従い北西側に展望が開けるのですが、今日は霞んで二上山までは見えません(写真左上)、梅の頃は梅林で賑わうのですが、今は静かなものです。 広橋峠には昔小学校がありましたが廃校となり、今では下市町全体ですら小学校は1校に集約されてしまったそうです。
 
20150613c.jpg丹生川上神社下社を過ぎて暫く行くと黒滝村、道の駅「吉野路黒滝」で旧道峠に備えてボトル1本補給、この先には黒滝茶屋と云うのが昔からあって、洞川に行く観光バスは出入りのしやすいそちらへ行くので、道の駅のできた後も賑わっています。 いよいよ新笠木トンネルの入り口に、旧道は右へ登って行きますが、案の定災害復旧工事で平成28年3月25日まで、即ち来年春まで通行止の看板としっかりとゲートが、どうやら旧笠木トンネルの手前で工事が行われている様です。 しかしゲートの様子から工事車両が頻繁に出入りして様子はありません。 車谷建設と洞川の業者が請け負っている処からみて天川村側からアクセスしている様子、ならば3年前に通れなかった川合隧道(切抜峠)より先も通行できる公算が大です、トンネルまでは標高差200m程、行かない理由がありません。
 ところで新笠木トンネルが開通した後も、その先の新川合トンネルができるまでの何年間は路線バスは相変わらずこの道を走っていて、大峯参詣や登山の乗客で満員のバスに抜かされながら、キャンプ装備の自転車でこの道を天川へ越えた事が思い出されます。 昔に比べると木々が成長したのか、ずいぶんと木陰が続く道となって涼しく走れる様なった気がします。 そうこうしている内に上の方から聞こえてきたのは、ショベルの音と削岩機の音、これは駄目かなと思いつつ工事現場へ、トンネルはもうその先に見えています。 ショベルを動かしている工事の人がこっちを見て削岩機のついた方のショベルに乗り換えてこっちを見ています、どうやら通してくれそうな雰囲気です。 自転車を担いで入って行くと「下に通行止て書いたあるやろが」と、「すんません大きいトンネル通るん怖いもんで」と答えるとしゃあないなあと云った顔付きで、削岩機のついたアームをどけて通れる様にしてくれました、感謝。 なお工事の状況次第ではいつでも通れるとは限りませんよ。
 
20150613d.jpg無事に笠木トンネルを抜けると懐かしい三叉路に突き当たります、右に下ると県道<49>勢井宗川野線、新しい2つのトンネルの間に出て元の西吉野村へ下る事ができます。 問題は左側、ピークの川合隧道まではさらに100m程登って行かなくてはなりませんが、通行止の案内もなにもありません、予想通り工事車両は天川村から川合隧道経由でアクセスしているに違いありません。 写真右上は旧旧笠木峠への入り口です黒滝村側も笠木トンネル横にしっかり道がついていましたから通れるのでしょうかね、昔一度アプローチしましたが、工事で道路が全くなくなっていて、数少ない撤退経験の一つです。 天川村の標識が現れて無事に川合隧道に到着、漏水が溜まっていて中から不気味に鳥か何かの声が響いてきますが、問題ないでしょう。 ここまでくれば安心、持参のおにぎりと大福餅で軽く補給します。
 ちなみに新旧ともに2つのトンネルの間は旧西吉野村域、すなわち現在の五條市です。
 
20150613e.jpgトンネルを抜け天川村側へ下ります、道端の展望の開けた処に祠がありますが、確かこの辺が映画「天河伝説殺人事件」のロケで使われたと記憶しているのですが。
 ofはやまさんのブログで紹介されていた3年前の崩落現場だと思いますが、きれいに復旧されていました(写真左はofはやまさんのブログからお借りしました)。
 
20150613f.jpg 旧道を暫く下り現R309に合流しようとすると目の前を女性ローディが走り抜けて行きます、FB友達のS女史が今日こちらを走られる事は判っていたのですが、こちらは旧道巡りなので、まさかここで出逢うとは。 早速追いかけて天川川合の信号の手前の観光案内所横の休憩スペースへ。 朝5時に奈良を出てわざわざ田尻峠まで行って山麓線経由でR309を走ってきたそうです。 これから洞川を経て五番関から吉野大峯林道を走られる予定、暫し歓談してお別れ、彼女は川合の信号を颯爽と左折、虻峠へ向かって行きました。 ちなみに彼女はら~さんと同じ職場。
 その後、スマホをいじりながら休憩しているとバスの切符売りのおばあちゃんにしっかり捕まってしまいました、話だしたら放してくれません、まぁ地元情報も色々仕入れはしましたが。
 
20150613g.jpgちょっと寄り道ですが、天川村と云えばモーソン森田商店、今ではモーソンの表記はなくなっていますが、あれだけ話題になれば今なおモーソンで通じます。
 ここにはバイクスタンドがあってアイス買ってかじっていると、先客のローディから「桜井の方ですか?」と声を掛けられます、フォロワーではないのですがFBの方で自転車と後ろに積んでいる「自撮り」用の三脚で判ったそうです。 榛原からお見えで、伯母峰から行者還を走って来られたそうで、これから富貴から五條を目指されるとか、GF吉野のスーパーロングのコースですね。 実はこの頃いぬいさんも小南峠を越えて洞川から行者還へ向かっていた事が後になって判りました、ニアミスしてた様な。
 
20150613h.jpgモーソンを後にし<53>高野天川線へ、久しぶりに来たらずいぶん拡幅改良工事が進んでいますね、「自撮り」ポイントが探しながら行きます、十津(新宮)川の上流天ノ川の清流を左右に見ながらの下り基調の快適コース、不動滝も先日の雨で水量が豊富で見事な眺めです。 ただ休日とあって路上駐車の釣り客の車と騒がしい単車の多いのがねぇ。
 
20150613i.jpg広瀬まで下ってきてやっと適当な場所を見付けましたが、大失敗を、最初の右に向かって走っている写真、キャラダイスのサドルバッグからコンビニ袋か何か白いものがぶら下がっているでしょ(*_*)
 

20150613k.jpg

1330五條市阪本まで下ってきました。 ところで今日はsyokoraさんがお仲間と高野山まで輪行で来ていて富貴方面へ来られる様子、その後所在が判らなかったのですが、ここにきてこれから今井峠に向かいますとの事、紀和隧道前後は圏外ですから野川あたりで発信しているはず、だとすればこちらが先に富貴へ着けるのでは、早速出屋敷峠への道を急ぎます。 ところで阪本と云えば五新線、阪本の三叉路からR168を天辻峠方面へ向かうとトンネルの坑口がぽっかり口をあけていて、中は阪大の核物理研究センターの大塔コスモ観測所として利用されているとの事なんですが。
 
20150613l.jpg
出屋敷峠に到着、私の好きな峠の一つですが、ずいぶんと久しぶりです。 以前シクロツーリスト誌の「日本の峠200選」の原稿依頼の折に「芋峠」、「染谷峠」とともに推したかったのですが、当時は自転車趣味が低迷していてここまで現状取材に来る元気がなくて外してしまいました。 出屋敷峠は北側も筒香からの道との合流点である出屋敷辻(正式な地名ではありませんがかつてその名のバス停がありました)まで100m程の標高差こそあるのですが、下り一辺倒ではなく結構アップダウンがあります、そして出屋敷辻から先は富貴に向かって緩やかに向かって行く、なんとなく変な峠道です。
 
20150613p.jpg
出屋敷辻に出た処で十中八九こちらが先だろうと踏んで暫く待ってみますがなかなか現れません、その内にここは圏外なのに気がつき念のため富貴へ進む事にします。 写真は途中にある「成金」バス停、ここで写真を撮ると「成金」になるそうです。 そこにsyokoraさんから連絡が、既に富貴集落に着いている様です、筒香からのダラダラ登りでプーたれてると思いきや、早い。
 
20150613m.jpg一行は橋本へ下り輪行で帰途に就くそうですので、火打口までご一緒する事にします。 富貴のレトロな街並みと、眼下に谷奥深の村を見下ろすポイントにて。
 
20150613n.jpg火打口でお別れし、私も桜井への帰途に就くのですが、五條の吉野ストアに立ち寄った後五條新町へ、雲行きが少し悪くなってきた事もあって写真は今一つ、餅商一ツ橋も今日はお休みですから、また出直す事にし大和街道を走り今井の交差点から吉野川沿いの道へ入り、阿太経由のいつものルートで帰途に就きました。 本日の走行145.8キロ、今回は阪本への下りや、富貴からの下りと快走コースがあったのでそれなりのアベレージで帰ってきました。
 

 
相変わらずGARMIN eTrex LEGEND HCxのログはあちこちで暴れまくっていますが、笠木峠、出屋敷峠付近でカシミールを用いて加筆修正しています、まぁ全体的にはこんな感じやと云う事で。
 

夏の装い

20150612z.jpg

天川村広瀬にて
 
 
20150612a.jpg伝統的?なツーリング車に乗る人には定番のハンチングですが(^_^) 長年、FoxFireのものを愛用(前列)しています、mont-bellやUNIQLOの手頃な価格のものを持ってますが、いかんせん夏に使えるものは皆無です。

 
20150612b.jpg
夏場はFoxFireのゴアテックスのものが良かったのですが、酷使にツバの部分が破れてきてしまいました。
 
 
 
 
 
20150612c.jpg
身に付けるものはなかなかネットが買いにくいのですが、大阪まで買い物だけに出掛けるのも億劫だし、それに梅田のFoxFireの直営店も最近は山ガールブームでなんとなくレディース中心だし、メーカー直販サイトで涼しげなものが、送料がなるべくかからなそうなのを探してみるとAMAZONでも買える事が、ほしいカラー、サイズもあるし、速攻ポチってしまいました。
 
20150612d.jpg
メッシュのベンチレーションが付いていて、一応UV-CUT95%素材。
 
 
 
 
 
 
20150612e.jpg
後ろ側のイミフなベルトのデザインがちょっと気になりますが、汗をかく季節だしちょっと使ってみて良ければ色違いのグレーも買ってみようかな。

明日香村「自撮り」ポタ 其の弐

20150610a.jpg
明日香村冬野にて
 

20150610b.jpg

今日は貴重な梅雨の晴れ間、ただ午前中と夕方に所用があって遠くには行けませんので、先週同様に三脚を積んで「自撮り」に明日香村へ向かいました。
 案山子ロードの棚田へ行ってみましたがまだ水も入っていません、話によるとどうやら再来週の様です。
 
20150610c.jpg栢森にて。 あちこちで紫陽花を見かける様になりましたが、お天気の日の紫陽花はね、で民家の石垣の名前の知らない花を。 今度はポンチョ被って紫陽花バックに「自撮り」してみますか。

 
 
20150610d.jpg栢森の奥は既に田植えは済んでいます。 あちこちロケハンしながら走っているのですが、なかなか思い通りの場所は見つかりません、さすがに畦は走れませんからね。
 
 
 
20150610e.jpg栢森から下畑への林道(栢森土場線)へ入ります。 真っ直ぐ行くと行き止まりなのですが、途中の三叉路でスイッチバックすると下畑集落へ行けます、芋峠に似た雰囲気の林間の道が続いています。
 
 
20150610f.jpg下畑にて、あまり綺麗な竹林でもないのですが。
 先週に続いて冬野まで登りますが、昨日の雨で多武峰へのシングルトラックはかなりぬかるんでいると思いますので、もと来た道を引き返す事にします。
 
 
20150610j.jpgところで冬野には良助法親王(りょうじょほっしんのう)の墓があり、宮内庁管轄の陵墓なのでいつも綺麗に手入れされています。 鎌倉時代の亀山天皇の第8皇子だと云うだけで詳しい事は何も知りませんが。
 
 
20150610h.jpg
畑の三叉路で北側へ下る道に入り細川へ下り、多武峰への県道を少し登ります。 最近では近隣のローディの練習コースになっています、単に登るだけの目的でここを登るなんて、私には理解できませんが。 どうにか旧道に回りこみロケハンしながら下ります。
 
20150610i.jpg
どうでしょう、やは何かりピンときませんねぇ。
 と云う訳で時間も推してきましたので、石舞台に下り帰途に就く事に。 本日の走行52.8キロ。
 

久しぶりに洞川へ

20150607a.jpg
吉野大峯林道青根ヶ峰付近からの展望
 
そう云えば暫く洞川(どろがわ)へ行っていないなぁと思いつつ、R309に長大トンネルが開通し便利になった今、自転車にとっては旧道が通行止めのままでは、車が凄いスピードで飛ばして行くあのトンネルをくぐらなけらばならないかと思うと億劫になってしまいます。 吉野山からの吉野大峯林道は全線舗装とは云え1,000m級の稜線に沿って走る険路、その林道もここ暫く崩落による通行止めが続いていました。 春頃から自転車なら通れるよとか、開通したよとかの情報が入ってきたので、頑張って吉野経由で走って行こうかと思っているうちに近畿地方は梅雨入り、金曜土曜と様子見しながら出そびれてしまい、3度目の正直で朝4時に起きて5時前に飛び出す事に。
 
20150607b.jpg例によって明日香村から芋峠へ、この時間ですから稲渕あたりからは1台の車にも遭わずに吉野側へ、上市橋で吉野川を渡ります、最高のお天気ですが予報では午後からの降水確率は20%。 近鉄吉野線をバックに1枚、15分程待てばさくらライナーがやってくるのですが、そうはのんびりしてられません。
 
20150607c.jpg吉野駅と如意輪寺近くのトイレに立ち寄っただけで一気に参陵トンネルから金峯神社の修行門前まで、桜のシーズンに二度登ってきていますから今年は既に三回目になります、バスがピストン運行している桜のシーズンの事を思うと静かなものです。 ここで持参の菓子パンをかじりながらちょっと長めの休憩を入れます、吉野山でペット飲料を1本買っておこうと思っていたのをすっかり忘れていました、まぁ今日の気温なら洞川までの20キロ弱は大丈夫でしょう、真夏なら自殺行為です。
 
20150607d.jpg青根ヶ峰の手前の激坂をどうにか登りきり登山口へ、かっこうの声が吉野の山々にこだまします。 吉野大峯林道はほぼ標高1,100m位まで登りますが、長い間通行止の原因になっていた崩落箇所はここなんでしょうね。
 
20150607e.jpg吉野大峯林道は修験道の道と知られる大峯奥駈道と平行していて、ここ「九十丁」と呼ばれる鞍部で交差し、林道は稜線の東側に出て下り基調となります。
 
 
 
 
20150607f.jpg高原洞川林道との合流点に到着、ここから川上村側は相変らず通行止になったままです。 洞川すなわち天川村に向かっては標高で150m程の登り返しになります。
 
20150607g.jpg
 
もちろん今日も「自撮り」用の三脚は持ってきましたが、吉野大峯林道ではなかなか適当なポイントがありませんでした。 高原洞川林道は古くからの林道なのでガードレールの代わりのブロックが良い雰囲気を出していますね。
 
20150607h.jpgもう1箇所良いポイントがあるのですが、どこからかスズメバチが飛んできてヤバそうなのでやむなく撤収、替わりに2004年8月に来た時に撮った写真(右)を、モデルはなべちゃん。
 
20150607i.jpg大天井滝を右にみながら登り詰めると五番関トンネルです。 銘板によると平成5年となっていますが、初めて通った時はキャンピングで、真新しいコンクリートの出来たばかりのトンネルが記憶に残っています。
 
20150607j.jpg
「従是女人結界」の大きな石柱のある母公堂まで下り洞川の旅館街へ、どこか他の観光地とは違った独特の雰囲気の街並みです。
 
20150607k.jpg最近はそば屋とか色々ありますが、洞川でしっかり食事をするとなると「みやそい」か「きらく」になってしまいます、人数が多かったりとか満員だったりとかで「みやそい」はずいぶん久しぶりです、小奇麗になって座敷が狭くなったと思ったら隣が駐車場になったんですね。 後で聞いた話では火事に遭って立て替えたそうです。 写真右は2004年当時。 ここは猪や鹿の丼やカレー、串カツがあるのですが、今日は至って普通の定食を頼みました。 名水豆腐を別に頼もうかとも思ったのですが、ちゃんと小さいのが付いてきました。
 さてお腹が一杯になった処で、この先はどうしようかと、お天気は曇り空で降水確率は20%のまま、R309で帰るつもりは毛頭ありませんし、阪本まで下って出屋敷峠で富貴へ越えて五條経由で帰る事も考えたのですが、ここまで結構足を使ってきたので五條からの帰りを考えるとかなり厳しそうです、やはり小南峠かなと云う事に。
 
20150607l.jpg小南峠は県道48号洞川下市線とれっきとした地方主要道なのですが、地形図では黒線表記の険路です、標高1,050m程にある小南峠隧道は冬にはつららのできる知る人ぞ知るトンネル、ボータルこそコンクリートになってますが中は巣掘り、そのトンネルですがモルタルの吹き付け工事が続いています。 洞川の街を離れる頃には案の定「完全通行止」の看板が、「全面通行止」でなく「完全通行止」と云うのが何となく普通やないよとばかりに怪しいのですが、標高差は200m程、休日ですし何やら「kobo trail」とのトレッキングコースなのかの案内も出ている事ですしそのまま進みます。 トンネル内に工事資材が置かれているので車は無理ですが、自転車は全く問題ありません。 せっかくですから「自撮り」をば。
 
20150607m.jpg小南峠の北側は吉野のビューポイントと云われた展望の良い処だったのですが、植生の成長で展望がかなり遮られてしまいました。 ここから黒滝村川戸まで標高差600mのダウンヒル、しかし通行止とあって一般車は入ってこないので道は柴やら小石で大荒れ、まったく油断できない路面です。

 

 

 黒滝村からは地蔵トンネルで下市町へ、秋野隧道でショートカットして吉野川河畔へ出て、走りなれた椿橋から壺阪峠のコースで帰途に就きました。 吉野大峯林道を吉野側から走るのは初めてでしたが、どっちから回ってもしんどい事に変わりはありませんね。 本日の走行108.2キロ、獲得標高は2,000m越え、下りで飛ばせない悪路のせいとは云えなんとAVS 13.5km/hとは。

 

 

 
相変らず芋峠他でGARMIN eTrex LEGEND HCxのログは暴れまくっています、標高はカシミールで書き換えましたが、もとのトラックデータがコースを逸脱していますのでエエ加減なものです、芋峠、金峯神社、壺阪峠の手前で小さなピークが出ていますがウソです、全体的こんな感じだと云う事でご承知置き下さい。
 

月例 東吉野サイク

20150605a.jpg今日は朝4時にはすっきり起きる事ができたのですが、天気予報の方は芳しくありません、先週先々週と週末は見事に外した予報の事だから、今日だってどうなるか判るもんかと、とりあえず吉野方面に向かう事にしたのですが。
 
20150605b.jpg早朝とあって稲渕から一台の車にも遭う事なく芋峠に0620到着、しかし寒い、下りの事を考えると何か羽織るものを持って来るべきだったと後悔、やはりモンベルのウィンドバイカーみたいなコンパクトに収納できるものを何かひとつ持っておくべきかな。
 
20150605c.jpg吉野川河畔まで下った処で天気予報を確認すると、やはり予報は良くないと云うより悪くなっていて日中は持たない様子、吉野川沿いに遡上して東吉野村経由でお昼までに帰るのが良さそうである。 河原屋のローゾンで菓子パンとコーヒーを買って一息入れる、何でもローソンでdocomoのDCMX(おサイフケータイ)を使うと請求時に3%引きになる様になったらしい、結構利用しているから月に飲料1本分位は浮くかも知れませんね。 東吉野に向かってひたすら走ってニホンオオカミ像の前で小休止。
 
20150605d.jpgお天気は今一つですが、川面を渡るカジカガエルの声が心地良い、GWの時は盛りだった藤の花はすっかり姿を消してしまいました。 R166に出た処で雨雲レーダーを見ると、雨雲は既に大阪湾にまで迫ってきています、これは急がなくては。
 
 
20150605f.jpg一谷峠にて。
 
 
 
 
 
 
 
 
20150605e.jpg篠楽から笠間辻へ、女寄峠の下りから見える下界は、もう降っているのかな。
 
 
 
 
 
 
20150605a.png女寄峠を下りきったあたりでパラパラと、本降りになる直前1120に無事帰宅する事ができました。 本日の走行87.8キロ、AVS18.2km/h、午前中で東吉野を回って帰ってきてしまいました、なんとせわしない事でただ走ったと云うだけで、「自撮り」用に三脚も積んではいっのですがもちろん出番はありませんでした。
 

 相変らず芋峠でGARMINのログは暴れまくっています、標高はカシミールで書き換えましたが、もとのトラックデータがコースを逸脱していますので、エエ加減なものです、ご承知置き下さい。
 

明日香村「自撮り」ポタ

20150604a.jpg昨日、梅雨入りが発表された近畿地方、週間予報によると今日は貴重な晴れの日、久しぶりに洞川でも行こうかと思い朝4時に一度は起きたのですが、どうにも眠くて二度寝してしまい出遅れてしまいました。 結局出掛けたのは9時過ぎ、近場をポタりながら「自撮り」でもしようかと明日香村へ向かいました。

 
 
20150604b.jpg橘寺から祝戸への疎水沿いの道、一応自転車道なのですが。 「よろづ」での昼食をはさんで午前と午後と二度行ってみました。
 
20150604d.jpg明日香村は課外学習の生徒がレンタサイクルで走っているのも結構見かけます。
 
20150604e.jpg久しぶりに栢森から冬野への林道を走ってみました。
 
20150604f.jpg
 
 
冬野は標高600m余り、明日香村で最も奥にある集落です、昔MTBでこの界隈のシングルトラックを片っ端から走り回ったものです。 車道は行き止まりで多武峰へはシングルトラックを下って行かなくてはなりません。 一旦は多武峰村道路元標のある談山神社の前まで下りましたが、再び明日香村側へ登り返し棚田の写真を撮ったりしながら下ります、この季節田植えの終った棚田での「自撮り」を一発決めたい処ですがなかなか難しいものです。 夕暮れの明日香村を走り抜け帰ってきました。 ポタと云いながら本日の走行67.6キロ。
 

6月スタート

20150601.jpg特にスズカの余韻も何もありません、翌日月曜から早速京都行きです、まぁ起きられたら自転車で行こう位のつもりでいたのですが、いつもより少し遅めでしたが、予定通り上街道から木津川の自転車道へ。 九度山人さんからお借りしているasuka号、無事にお役目を果たしてくれました。 お別れの前に記念に仕舞ったままのasukaのジャージを着て走ってきました。 6月からは再びのんびりツーリングモードに。 本日の走行101.6キロ。

2015年5月

20150531a.png記録のある範囲と云うより、1,400km超えは過去最高の月間走行距離ですね、asuka 810.8km、KHS 54.1km、koga-miyata 196.0km、九度山人さんからお借りしたasukaロードで358.2km、計1419.1kmでした、2015年の累積走行距離は5,885.2km。
 100km超えは7回、ツーリングと云えるのは高野山~野迫川村の164.0kmと「月うさぎ」キャンプ位で、城陽市までの往復6回で距離を稼いだ様なものです。
6月は梅雨入りで1.000km超えるでしょうかねぇ。

「スズカ8時間エンデューロ」顛末記

20150531a.jpg我らがQCR(関西クラシックレーサーズ)、今年もクラシックロードを連ねて恒例の「スズカ8時間エンデューロ」に参加しましたので、応援がてら写真を撮りに行ってきました… と今年もそれで済む話だったのですが、何と今年は走る側になってしまいました。 これまでの経緯は既にブログをご覧になって頂いている方にはお察しの通りで、3チーム18名もの大所帯を画策したものの欠員が3名も出てしまい、走れるもんなら誰でもエエ状態へ。 基本的に自転車は旅の道具「カネ払ろて同じ処クルクル回って何がオモロイねん」と豪語する私、「ツールド紀伊」の様なスタンプラリーならまだしも、いわゆるサイクリングイベントにも「決められたコースを走って何がオモロイねん、サイクリングの醍醐味はプランニングから…」と、その手のものには参加しない事にしています。 まぁ確かに自転車屋のお付き合いで30年程前にNCAのサイクルアタックとかMTBの草レースに出た事がなくもないのですが、正直云って知らない人の集団の中に混じって競う様に走るのは好きではありません。 ここ1年はコンスタントに月1,000キロと距離だけは人並み以上に走っていますが、概ね平均速度は20キロ未満、その1.5倍以上のスピ-ドで走るなんて事はちょっと考えられません。
 その上、虎の子のロードバイクkoga-miyataを直前に壊してしまい、九度山人さんから急遽asukaロードをお借りしてカスタマイズ、事故や怪我のない様にと少しでも慣れておこうと5月の後半はすっかりスズカに忙殺せれてしまいました。 確かにエンデューロと云っても中には仮装をしたりママ〇〇〇とか、パフォーマンスで走っているチームもいるのですが、少なくともうちは結果はともかくマジに走っているので、もう後は開き直るだけです
 未明3時半にtatsumi御大の車に便乗させて貰い鈴鹿へ向かいます。 先週に続いて降水確率70%の予報までいっていた天気が好転してきていて、借り物の自転車を濡らさずに済みそうなのですが。 今週は何やら所用が錯綜してしまい生活のリズムが狂って殆ど眠れず仕舞いのままで不安がよぎります。
 
20150531b.jpg
もとよりモータースポーツにも興味はありませんし、鈴鹿サーキットについても何度かこのエンデューロの応援に来た事があるだけで、一体一周何キロあるのかも把握していませんし、写真を撮るために歩いて行ったシケインより先がどの様になっているのか全く知りません、とりあえず試走だけでもしておかなければと、その前に初心者向けのブリーフィングをやっていると云う事なので、今回初参加の3人と一緒に覗きに行きます。 一通りの自転車の点検方法とコース取りの注意点を伺って試走へ、シケインへの登りよりもパナソニックの広告をくぐってからの登りが辛いなと思いつつ、一番驚いたのはコースの幅、日頃田舎道ばかり走ってますし、第一に自動車を運転しないのでこの幅員の広さには当惑します、一体自分がコースのどの辺りを走っているのかがちょっと把握できません。
 
20150531c.jpgQCRは3チーム、K(狂犬)、E(エキスパート)、B(別嬪)チームと云う事でそれぞれ6名、私はスズカ初参加と云うよりロードバイクそのものが初心者2名を含む女性3名を含んだBチーム、それぞれが2周回します。 ノルマは本来走る予定だったtetsさん以上、ofはやま夫人未満とある意味気楽な立場なんですが、3人目に走れとのお達しです。 しかしこの大集団の中をスタートする1人目は大変でしょうね、ごくろうさまです。
 
20150531d.jpg
とにかく順番は回ってきましたので「お昼までには帰ってきますわ」と云い残して出掛ける事に。 とにかく事故や怪我なく、借り物のasukaをぶっ壊さない様に、26年前のサンツアーオーレ、今どきのディレラーと違いなかなかデリケートなんです。
 どうにかシケインまで登りきりコバンザメ走法で適当な人に付いて行く事に、やはり2つ目の登りが堪えます、わき腹に痛みがやはりオーバーペースかなとメーターを見ると31.5キロ、こりゃイカン少しペースダウンせんと2周回目がもたんわ。 とにかく1回目は22分30秒程で無事戻って参りました。 (写真:UG兄さん)
 
20150531e.jpg
 うちは決して早くはない6人チームですから、休憩時間はたっぷりあります。 本来の任務の写真撮影もしっかりやっておかなくてはなりません。 しかしKチーム、Eチームの皆さん早いですねぇ。 自分が走ってみるとその差が良く判ると云うものです。
 
 ところで「ツールド紀伊」の賞品で頼んでおいた「金魚ロール」、GWの「月うさぎキャンプ」で日頃お世話になっている皆さんに振舞おうと思っていたのですが一向に届かず、それがここにきてやっと届きましたので持ってきたのですが、さすがに人数分はありません、たとえうまく切り分けられた処で伊達巻の様になってしまいますので、今回QCRの「ossan」ジャージを着て頂いた女性陣限定で頂いて貰う事にしました。
 
20150531g.jpg
2回目の順番が回ってきました。 この時間帯になると1158から1223までのピット閉鎖が気になる処、どうやらそのクジは引かずに済みました。 しかし風が強くなってきたのが堪えたのと、ちょっと作戦ミスと云うかアテが外れたのと、事故出動の救急車につかまってしまい見事にタイムを落としてしまいました。
 KチームのギンタロウさんのZUNOWと並べて記念撮影、実は代車のasukaロード「シクロサロンあすか」の親爺さんの手になるものではなくてZUNOWのフレームなのです。 (写真:UG兄さん)
 
20150531h.jpg2回目を走り終えたら早速カメラを担いでシケイン脇へ、いつもなら一巡するまでここで頑張っているのですが、さすがに今回はそう云う訳には行きませんので、走っている皆さん全員の写真を押さる事はできなかったのですが。
(左上)貴重なワンオーナーチネリを駆るtatsumi御大、田植えの準備やらで忙しかったとは云え元国体チャンプ走りが違います。 (中上)元乗鞍入賞だけあって軽い走りのなべちゃんはkogaのフラットバーロード。 (右上)あのインナーで芋を登りきってしまう明日香村のチネリ怪人VIVVAさん。 (左中)なんとロードバイク4日目のしおちゃん。 (中中)名門ダイモンレーシングOBのあびさんはプジョーで。 (中右)QCR総帥のUG兄さんはエバレストで。 (左下)代走は代走でもレベルが違いますギンタロウさん。 (中下)QCRエースのまえださん腰に爆弾かかえて、自転車間違ってますよ。 (右下)りみどさんはピンクのオルモ。
 
20150531i.jpg すみません、3回目はさらにタイムを落としてしまいました。 結局は10:28.9-12:00.8,12:14.4-12:40.5,12:36.7-13.02.6とだんだん悪くなるなんとかでした。
 応援団長のなおじさん有難う。 てっちゃんリハビリ中なのに応援ご苦労様でした。

20150531j.jpgと云う訳で8時間エンデュ-ロ男女混合144チーム中、Kチーム26位、Eチーム41位、Bチーム91位と云う事に。 結果はともかく全員無事に大人の運動会を終える事ができました。 そしていつもの全く反省のない反省会と云う名の打ち上げに「みさきや」へ。

20150531k.jpgなにやら我がBチームのベストラップは私だった様なのですが、きっとその時だけ風が凪いでいたのでしょう、代車と云う事もあるのでしょうが、正直云ってコースを走るのは怖いなぁと云うのが実感です。 なにやらkoga-miyataの代わりのフレームをダシに次回もなんて算段もある様ですが、やはり皆さんがヒイヒイ云いながら走ってくる姿にレンズを向けている方が私には合っている様です、明日から再びのんびりツーリストに戻ります。
 
 例によって集合写真を含む「鈴鹿8時間エンデューロ」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2015]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダー等でご確認下さい。