1022 御坊駅着、輪行支度を解いていると齋藤電鉄氏が到着、無事合流、向かい風の中ご苦労様でした。ここから由良洞隧道~白崎海岸経由で湯浅までご一緒します、鉄道ではたった3駅なのですが。
紀伊内原まで戻りコンビニで補給後、県道23号御坊湯浅線に入ります。
煉瓦ポータルの由良洞隧道を愉しみにしていたのですが、昨年行われた改修工事でご覧の様に、味気ないものになってしまいました。なお由良洞隧道は現在の国道42号線の由良トンネルの上を越えているので、旧国道に思えますがこのルートが国道に指定された事はなく国道42号の旧道は東寄りの津木回りルートと考えられています。
由良洞隧道の北側は以前からコンクリートで補修されていたのですが、今となってはこちらの方が趣があったりして。
由良洞隧道は残念でしたが1台の車に出合う事なく峠を越え国道の里トンネルの上にでますが、由良の街中へ入らずに由良港へ下ります。海上自衛隊前で御坊から海沿いを走ってきた県道24号御坊由良線に合流します。そろそろお腹がすいてきたのでどこかでお昼と行きたいのですが、休日とあってか「平佐館」は入れない人が並んでいる状態、仕方なく道の駅のある白崎海岸までもうひと頑張り。
1238 白崎海岸を望む処までやってきました。
「日本のエーゲ海」とか云われている?白崎海岸を行きます、和歌山県は「日本の…」とかがお好きな様で、お恥ずかしい。
13時には白崎海洋公園に着いたのですが、紀伊水道に突き出た岬状の処なので、強烈な風がまさに「爆風」、それでも休日とあって結構なお客さんで賑わっています。とても外ではのんびりはできないので道の駅の食堂へ。
白崎海洋公園を出るなり結構な坂があるのですが、そこが工事で交互通行になっていて、信号が変わらないうちに登り切れたものではありません、待っていた車が降りてくるのでたまったものではありません。小引、戸津井とかつては陸の孤島の様だった小さな漁港も今では新しいトンネルと橋で繋がっています。衣奈からは県道を辿ると衣奈トンネル近くまで登らされるのですが旧道をたどれば比較的楽に湯浅側に越えられます。すみませんこの区間の写真が全くありません。
最後の峠?の切通を越えると有田郡広川町です。
広川ビーチ駅で小休止の後 15時過ぎには醤油の町湯浅に到着、何度も来ていますがなかなかゆっくりと見て回る事がなかったので、良い機会ですのであちこちで見て回る事にします。
湯浅町には道路元標が残っていますが、その湯浅町道路元標は熊野街道の道標の側に半分以上埋まってしまっていて、知る人ぞ知る存在ですが。
私はここ湯浅から輪行で帰途に就きます。大阪鶴橋経由ですと最終は20時台ですが十分に見物もできましたし、1722 発で帰途に就く事にして駅へ、湯浅駅も橋上化され以前の駅舎の少し北側に「湯浅えき蔵」と云う洒落た建物ができています、中には観光案内所だったり図書館だったり、以前の湯浅駅駅舎(2004年5月当時)は改装されて食事とかのできる施設として5月にオープンするそうです。
齋藤電鉄氏に見送って頂き 1722 発和歌山行きに乗車、彼は明日有田鉄道公園を見学して岩出まで走るそうです、まだご一緒できる機会を愉しみにしています。
通勤時間と重なると鶴橋経由の混雑が嫌で時間はかかるものの和歌山から和歌山線経由で帰るつもりでいたのですが、この時間だと天王寺で直通の和歌山線五条行きに乗り継げる事が判り、それならと天王寺経由で帰る事に、よくよく考えると休日ですしね。天王寺で乗換王寺駅に着く直前になって前4両が奈良行、後4両が五条行だと云う事に気が付き、王寺駅での4分間の切り離し時間に慌てて移動する事に、よりによって1号車の先頭に乗っているのですよね。無事 2029 には桜井駅まで帰投しました、本日の走行77.1キロ。
日別アーカイブ: 2023-04-23
齋藤電鉄氏迎撃サイク(前半)
今日は紀伊半島分割一周中の齋藤電鉄氏が紀伊田辺から湯浅へと北上してきます、そこで途中の御坊駅前で落ち合う事にしたのですが、田辺から御坊まで約36キロ、こちらは国道42号線経由で御坊まで約56キロ、御坊まで走るのは後の予定を考えると時間的に厳しいので湯浅から御坊までは輪行するつもりで6時前から走り出します。
国体道路から紀三井寺縁道と和歌山市街を南下します。紀三井寺縁道とは元の南海電鉄和歌山軌道線の廃線跡を整備したもので歩行者自転車専用道となっています。途中「鵬雲洞」とよばれる明治時代のトンネルがあります。和歌山市と海南市の間に船尾山と云う山があるのですが、4つのトンネルが貫いていて、昭和平成に造られた現在の国道42号線上り下りの新毛見トンネル、大正時代に造られた旧道(当時は県道)の毛見隧道。そしてこの鉄道用として造られた「鵬雲洞」が自転車歩行者専用道となり2017年に「毛見隧道」とともに土木遺産となっています。なおJR紀勢本線と熊野古道は黒江から海南と船尾山の東側を越えています。
海南から加茂郷の間の国道42号線は交通量も多く自転車にとって難所だったのですが、整備が進んで走りやすくなっています。
海側の旧道と思われる道を辿って行けますが、冷水第一トンネルと観音崎トンネルの間は国道を走らなければならず、南行きの場合は二度国道を跨ぐ事になります。対岸に昨日走った雑賀崎を望むことができます。
有田市に入り 0812 安諦(あで)橋で有田川を渡ります。
有田川左岸の国道42号を走り、2002年に廃止された有田鉄道の廃線跡を整備した自転車歩行者専用道「ポッポみち」へ、休憩所もありますが駅跡ではない様です。
「ポッポみち」を走り藤並駅の東側へ、綺麗な橋上駅になって昔の面影はありません、湯浅駅まで後1駅なのですが国道を走るのもなんなのでここ藤並駅から輪行する事に。
お陰でのんびり輪行支度を済ませる事ができて 1000 発の御坊行きを待ちます。(後半につづく)