三州街道 飯田~豊田ツーリング

国道153号冶部坂峠

 明るくなり始めた5時前には出発、標高500m超の飯田市はさすがに涼しいです、それでも地元の人は今年は暑いと唸っています。ところで右のペダルの具合ですが、明るいところで良く良く見るとペダルをいがめてネジ込んでしまっているいたのです、鉄のペダルにアルミのクランクですから、うっかりやってしまうと入ってしまうんです、まさか自分でやってしまうなんて、昨夜飯田駅で支度をした時に横着な事をしてしまった様です、しかしすぐに原因に気が付かなかったとはお恥ずかしい限りです。幸い慎重にねじ込み直すと正しい山に入ってくれた様で、無事に走り出す事ができました。
 R153を避けながら旧道か農道か判らない様な道を走って0545には阿智村へ、一昨年はここでリタイヤして天竜峡駅方面へ下ったのです。阿智村のローソンが長野県最後のコンビニになるのでここで補給をしておきます、ここから標高差700m余り冶部坂峠(1,187m)まで登らなくてはならないのです。
 幸いにも飯田側は旧道が林道七曲線として残っていて、車に煩わされる事無く冶部坂峠の手前の寒原峠(1,073m)近くまで行く事ができます。なお三州街道は飯田街道、伊那街道、中馬街道とも呼ばれます。
 寒原峠の温度表示は22℃を示しています。勿体無いのですがここから旧浪合村まで100m程下ります。 旧道はありませんが、走り易い道が続きスキー場の中を突っ切ると冶部坂峠、峠はスノーシェッドになっていて旧道も残っている様ですが、反対側が長そうで様子が判らないのでスノーシェッドを抜ける事に。快適な旧道と朝の爽やかな空気のお陰で、9時にはあっさりと今回のツーリングのピークを越えてしまいました。
 冶部坂峠を越えると平谷村、矢作川水系なのですが、まだ長野県です。少し下って赤坂峠(969m)を越えると長野県の南端となる根羽村。
 根羽村役場前で下伊那郡根羽村道路元標を、今回のミッションはここと愛知県の北設楽郡武節村と東加茂郡旭村の3ヶ所です。週末は長野市知事選挙なんですね、しかしその陰の妙な岩の塊なんなでしょう。
 根羽村役場を後にし、矢作川沿いにR153を2キロ程下ると唐突に愛知県豊田市の標識が、もとは稲武町(北設楽郡→東加茂郡)だったのですが、平成の大合併で豊田市が東加茂郡全てを飲み込んでしまったので、こんな山の中まで豊田市に、飯田市と豊田市が背中合わせになるのも時間の問題かも。
 下り基調の道に調子良く走っていたらR153は矢作川と別れ支流の野入川沿いに遡って行きます、想定していなかった事もあって、ダラダラ登りが結構堪えます。結局200m近く登り返して稲武町への無名の峠を越えます。
 道の駅「どんぐりの里いなぶ」で大休憩の後、武節村道路元標へ、ちなみに稲武は武節と稲橋の合成地名。
  稲武から先R153は伊勢神峠を越えて足助から豊田市街へ向うのですが、旭村道路元標へ向う為に県道490号笹戸小田木線に入ります。
 旭村道路元標にて、これで今回のミッション終了、愛知県に残す道路元標は後5基です。
 矢作川に沿ってひたすら下ります、崩落箇所を強引に突破したりして、ようやく「新春ラン」でお馴染みの川澄屋の対岸に出てきて、三河広瀬駅跡で最後の休憩。
 名鉄三河線の平戸橋駅が最も近い鉄道駅なのですが、駅前にスーパー銭湯のある名鉄豊田線の浄水駅まで頑張って、本日の走行125.1キロ。
 お風呂でさっぱりして、近鉄名古屋駅2130発の最終のアーバンライナーに乗車、2336無事に桜井駅まで帰ってきました。

 

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