「スタンプラリー」タグアーカイブ

今日は曽爾高原へ向かいます

 
「都祁山之道」を行く 奈良市都祁甲岡町にて

 4月29日から開催されている「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のスタンプラリーですが、24ヶ所のチェックポイント中14ヶ所は先月までに巡り残りは10ヶ所、ただ吉野山を除けば「遠回り通勤らいど」で回れる様な場所ではなく吉野郡の9ヶ所と宇陀郡の1ヶ所、加えて今月は天候不順と休みの巡り合わせが悪くて回れず仕舞いだったのですが、今日は天気にも恵まれおニューのフロントバッグをセットして宇陀郡曽爾村の曽爾高原へ向かう事にしました。
 曽爾村への最短ルートはR165西峠で榛原へ、R369で大内峠、栂坂峠と云ういわゆる伊勢本街道なのですが、だらだらとした登りが延々と続き、交通量も多いのであまり好きなルートではありません。最近では2014年10月と2015年9月に向かっているのですが、いずれも一旦大和高原に取り付いて名張市赤目へ下り椿井峠を越えると云うなんとも遠回りなコースなんです。 
 結局今回もそのコースで向かう事に。初瀬ダムから旧都祁村へ、県道781号都祁名張線へ入ります。都祁名張線は「都祁山之道」と呼ばれ、東大寺二月堂の「お水取り」の松明を、赤目から奉納する道としても知られる歴史のある道です。途中南之庄の「三陵墓古墳群史跡公園」(写真)で小休止。2017年1月25日の写真
 旧室生村域に入り、多田で今月5日にも立ち寄った「満寿寺薬師堂」へ寄り道して行きます、5日にはまだ蕾もなかった百日紅が咲いてくれていました。2016年8月19日の写真
 染田、小原と山間の集落を縫って東へ、上笠間の集落を見下ろす辺り。2015年6月24日 上笠間にて

 県道781号は三重との県境になる笠間峠を越えて赤目へ下りますが、今では深野経由の道が整備されている為にこの県道はかなり荒れてきています。なお古道の笠間峠は500m程南の集落内になります。

 下るにつれ多少マシになるとは云え、ご覧の様にかなり荒れています。
 殆ど林の中を下ってゆきますので視界はありませんが、半分以上下った頃に1ヶ所だけ東側に展望の開ける場所が、眼下には伊賀盆地の南端になる赤目の集落が、背後は青山高原から布引山地になります。
 県道とは云え集落の中の狭い道を縫って国道165号線坂ノ下交差点へ、正に坂の下の交差点です。近鉄赤目口駅へ立ち寄り小休止、あの赤目四十八滝の最寄り駅ですが、観光客の姿もなく閑散としています。

 三重県名張市になる赤目から曽爾村へは県道784号赤目掛線が通じていて、椿井峠(747m)を越えるのですが、手前に鬼や坂(570m)と云う峠があって(写真左)、赤目側からだと鬼や坂までに方が厳しいです、ただずっと林間ですので多少は快適です。鬼や坂を越えて少し下れば「出合茶屋」があって赤目四十八滝の上流側の入り口になります。営業はしていませんし自動販売機などもありません、テーブルとかはきれいですので「コロナ禍」の今はともかく行楽期の休日は営業していたのでしょうかね、昔は三重交通の路線バスもあったのですが。なお携帯はdocomoすら圏外です。
 県道は再び奈良県へ、10キロ程の三重県への越境でした。県境付近から椿井峠への登りが始まります。「椿井峠への道」2015年9月29日撮影

 1324 椿井峠に到着、桜井をスタートしたの7時前、あちこち寄り道したとは云え結構時間を食ってしまいました。
 椿井峠の向こう側は結構な激坂で、約4キロで280m程下ります。下るにつれ左側に兜岳が見えてきます。




 青蓮川沿いの県道81号名張曽爾線まで下ると、稲刈りを始めている処が、南紀古座川あたりではお盆明けには始まるのですが、幾らなんでも早いですよね。


 県道81号を名張方面に少し下りますと今度は鎧岳が正面に見えてきて、太良路まで下ります。ここから曽爾高原へ取り付く道は2つ程ありますが、北側の橋を渡り北側へ回り込む道の方が木陰もあって斜度も多少楽です。  スタンプラリーのチェックポイントは「曽爾高原ファームガーデン直売所」にあり、曽爾高原へは更に標高で200mばかり登らなくてはなりません、2014年は御杖村側に越えて帰途に就いたのですが、既に15時前と時間も押してきたので、曽爾高原は見上げただけで、ここから引き返す事にします。2014年10月24日 曽爾高原での写真
 再び県道81号へ下ります、宇陀郡の曽爾村道路元標は曽爾村役場敷地内にありますので、健在である事の確認に。掛の交差点まで南下し」国道369号に入ります。桜井まで30キロ程の道のり、途中栂坂バイパスの3本のトンネルを抜ければ2時間程で暗くなるまでには帰る事ができます。栂坂(1,827m)、石楠花(430m)、弁財天(旧開路)(922.9m)、3本合わせると3キロを超えますが、旧道の栂坂峠と大内峠を越えているとさすがに陽が暮れそうです。前灯2基、尾灯2基の装備はありますが。
 伊勢本街道はほぼ国道369号に沿っていますが、栂坂バイパス部分では約1~2キロ程北寄の室生黒岩を経由するルートをとっています。現在の曽爾村山粕は昭和29年まで室生村だったのです、その経緯から室生村道路元標は山粕郵便局前に保存されています。山粕への入り口で自販機休憩の後、バイパスの北側に旧道と旧々道が錯綜していて、その郵便局の先に出てしまいました、後から考えれば引き返せば良かったのですが、トンネルに向かって先を急ぐ事に。ただアクシデントで記憶はそこまでなんです… (つづく)



今日の「遠回り通勤らいど」は東吉野へ

高見川河畔を行く 東吉野村

 今日の「遠回り通勤らいど」は「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡りで東吉野~室生方面を走りたいのですが… って100キロ近いんですよね(^_^;)
 ただお天気が… 雨雲レーダーは昼から降る降ると云ってますけど、時間とともに尻が引けた予報になってきていて、信用ならないですね、まぁ走りなれたコースで雨宿りできそうなポイントは把握してますし、ポンチョも準備してあります。
 何事もなく退勤できて9時前にはスタート、明日香村のセブイレで補給の後、芋ヶ峠へ。栢森を過ぎると涼やかな林間コースですが、路面はべちょべちょどころか行者辻まではウォータースライダー状態。1023には芋ヶ峠へ、ここもチェックポイントですが、既に履修済み。

 芋ヶ峠を下りR169へ、いつもは妹背大橋から柴橋まで左岸の県道を行くのですが、今日は気持ち先を急いでそのまま宮滝大橋北詰までR169を行きます、中山トンネルでショートカットまではしませんがね。そしてR370から県道16号と吉野川から高見川河畔を遡ります。

 東吉野村へ入ると路面がかなり濡れています、どうやら30分前にはかなり降っていた様です。次の雨雲も近づいてきています。
 東吉野村小川、いつもはここを右折してお馴染み「麦笑」と「よしの庵」のある高見川沿いに走るのが定番コースなのですが、今日はお休みと云うより、チェックポイントが鷲家にありますので、ここは左へ。
 霧雨の様な雨が少し降り出してきましたが、ポンチョを出す程の事もありませんので、そのまま天然のミストの中、先を急ぎます。

 1212 今日1つ目のチェックポイント「ひよしのさとマルシェ」に到着、この先の雨模様が判然としないので、とりあえずここで明日香村で調達しておいた弁当を頂く事に、しかし「豆大福」と看板と幟が目の毒です。実は2月から勤務先のメタボ改善プログラム「めざせ25」に参加させられていて、既に4kg程減量はしていて、ここ1ヶ月半ばかしはあんことチョコレート断ちしてるんですが、「豆大福」の誘惑には勝てませんでした、まぁ今日の消費カロリーでチャラを良い事に、室生寺で例のよもき入り回転焼を2個、毒食えば皿まで。
 ところが困った事に、スマホの予備バッテリーがフロントバッグに入っていたので安心していたらなんと使用済み、この先予定のポイントでチェックインするにはあまり写真を撮ったり、雨雲レーダーをチェックするのもままならなくなってしまう事に。「ひよしのさとマルシェ」にはヤマザキストアが入っていて電池式のモバイルバッテリーも売っているのですが…
 とりあえず雨は止んでますし、らちの明かない予報なので1244 スタートする事に、新木津(こつ)トンネルを抜けると意外にも高見山を望む事が。なお木津峠旧道は峠の下の三叉路から高見側が8月下旬まで通行止の様です。
 陽射しが暑い位に晴れてきて1324 2つ目のチェックポイント「たかすみ温泉」へ。

 滝集落まで来ましたので、久しぶりに「投石の滝」へ、マイナスイオンたっぷり、最高に涼しいです。
 見上げるとむくむくと絵に描いた様な入道雲が… 梅雨前線も消えて、週末には近畿も梅雨明けかと、いよいよ夏ですね。この先、滝から染谷峠への道は「シクロツーリスト 旅と自転車 Vol.10」での特集「日本の峠200選」でも紹介している様に私のお勧めのルート、雨上がりの陽射しに輝く道が最高でした、ただ「自撮り」の準備どころがコンデジも持ってきてないのが。

 1432 染谷峠(710m)に到着、さてこの先R369大内峠まで下り、3つ目のポイントは諦めて榛原に下るか、室生方面へ向かうか悩ましい処、雨雲レーダーを見ると明日午前3時まで降らない予報になっているではありませんか、室生のチェックポイントは曽爾高原の帰りでも行けるのですが、信用なら無いとしても降らないと云ってるんですからね。
 大内峠を室生寺側に下りR369を跨ぎます、R166からここまで逢ったのは郵便配達のカブだけ。1504 「室生 ふるさと村」に到着、これで14ヶ所(青色)で残り10ヶ所(赤色)となりました、残るは吉野山を除けば遠隔地ばかりで「遠回り通勤らいど」とは行きませんがね。
 室生寺門前の回転焼に脱線していると雲行きが怪しくなってきました、路面も濡れていて既に降っていたそうですが、ここまで殆ど降られず雨雲をかいくぐってきたのは運が良かったのかと。

 1539 室生ダムに駆け上がり四阿で一息入れます、東の空には青空も見えるのですが、西は雨雲が榛原まで迫ってきています。雨雲レーダーに拠ると後25分で降りだすとの事、ここで待つか進むか、湖岸のまま進むと雨宿りする場所はありませんが、赤人橋を渡って「濡れ地蔵」まで行けば四阿があり、その先はR165です。
 無事に「濡れ地蔵」前を通過、立ち寄る余裕はありませんでしたが、今の水位ですと拝む事ができるかと。ただ榛原の街中に入ると降りだしてきました、夕立だけに降りだすと早い事、ずぶ濡れになる直前に札の辻へ、今は宇陀市歴史博物館になっている旧旅籠「あぶらや」の軒下に駆け込みます。通学の中学生と一緒に15分ばかり雨宿りする事に。向かい側には伊勢街道の道標と榛原町道路元標が残っているのですが、南都銀行旧榛原支店の建物と鳥見酒造跡の建物は2015年に解体されてしまいました。
 小止みになった処でびしょ濡れの旧道を上がり 1640 には西峠の交差点を通過、通勤の車が増えてくる前には桜井市街へ帰ってくる事ができました、結局はポンチョも使わず仕舞い。本日の走行95.2キロ、橿原スタートでしたので100キロには届かなかったですね。



WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー 4th Season

 今年で4回目となる「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」が今日7月1日からスタートしましたが、チェックポイントが5ヶ所の山岳ポイントを別にしても55ヶ所とまた増えています。毎年、難易度を上げて行かないとリピーターが来ないと云うのが現実らしいのですが、5月8日から始まっている「いしかわ里山里海…」の72にしても多すぎるのもね。いずれにせよ「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」を見ていると「コロナ禍」で密になりやすいレース風のイベントが憚られる状況下では、スタンプラリーへの参加者は増えている様な気もするのですが。

 図表は作者の利便性のために個人的に作成したものです、内容の正確さを保証するものではありません、利用に関して発生したいかなる問題や損失を補償する事はありません。

 新しく「太平洋岸自転車道ゴール地点」(和歌山市)、「道の駅 四季の郷公園」(和歌山市)「かじか荘」(海草郡紀美野町)、「浜のうたせ」(有田市)、「煙樹ヶ浜大壁画」(日高郡美浜町)、「JR印南駅」(日高郡印南町)、「植芝盛平記念館」(田辺市)、「熊野古道館」(田辺市)、「JR朝来駅」(西牟婁郡上富田町)、「円満池公園」(東牟婁郡那智勝浦町)の10ヶ所が加わり、対して「加太海水浴場管理事務所」(和歌山市)、「テスティモーネ アリダ」(有田市)、「日の岬」(日高町)、「田辺市観光センター」(田辺市)と「稲葉根王子」(西牟婁郡上富田町)の5ヶ所が無くなって差し引き5ヶ所増です。
 「ねごろ歴史資料館」(岩出市)は「道の駅 ねごろ歴史の丘」の名前が変わっただけで設置場所に殆ど変わりはない様ですが、和歌山市加太の「太平洋岸自転車道ゴール地点」は以前の「加太海水浴場管理事務所」とは港を挟んだ反対側、淡島神社の方で数100m離れていますので要注意です。
 また「あらぎ島」ですが以前は最寄りの道の駅「あらぎの里」がチェックポイントでしたが、今回は「あらぎ島」を見下ろす展望所がチェックポイントになっています。
 なお「はなぞの温泉 花園の里」(伊都郡かつらぎ町)は紀北エリアから紀中エリアに移動しています。
 しかし新しくできた「植芝盛平記念館」の植芝盛平なるお方は寡聞にして知りませんでした、田辺と云えば南方熊楠と「紀州のドンファン」野崎幸助ですね(^_^)
 なお今回は紀北(黄 16)、紀中(緑 19)、紀南(青 20)のエリアに重なる形で「太平洋岸自転車道」にちなんだ「太平洋岸賞」対象のチェックポイントが20ヶ所設定されています(黒丸付きマーカー)。1973年に時の建設省道路局長が国会の委員会で提唱した「太平洋岸自転車道」の整備は今さらの感もしないでもないですが。
 和歌山県下での「太平洋岸自転車道」ルートの一部県道801号白浜日置川自転車道線と県道802号太地新宮自転車道線があり、県道802号は一昨年通りましたが、R42のトンネルを迂回できるもののご覧の様に階段がある始末。

 県道801号の方は2004年6月以来通っていませんが、椿温泉側にかつて「椿野生猿公園」と云うのがあり、観光目的で餌付けした猿が増えて害獣化、町職員が無許可で駆除(捕獲した檻ごと溺死させた)して問題になったのです。海岸を見下ろす自転車道には「みざる いわざる きかざる」のモニュメントがあったのですが、今はどうなっているのでしょうね、観光和歌山の負の歴史です。
 「道の駅 白崎海洋公園」がチェックポイントとして復活しないのと、風光明媚な「キララときめきロード」「テスティモーネ アリダ」「日の岬」が外れたのは残念です、「紀伊日ノ御埼灯台」は2017年に再建された時に場所が美浜町三尾から日高町阿尾に移っていて、実は美浜町にはチェックポイントが無かったとか、何かお役所事情でもあるのかな。
 さて今年はどうしたものか「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」もありますしね、55ヵ所コンプリートは目指さないとしても、新しく加わったポイントと「太平洋岸」賞もある事ですし、太平洋岸自転車道をなぞってみるのも良いかな。



 

「遠回り通勤らいど」は五條へ


御所市鴨神「 風の森」にて

 遠回りしすぎだとかサイクリングのついでに仕事に行っているとか揶揄されているシリーズですが… さて今日の「遠回り通勤らいど」は「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡りで風の森を越えて五條方面へ向かい「五條市5万人の森公園」と「五條市観光交流センター」を回る予定です。「五條市5万人の森公園」は金剛山麓と云うか山腹と云うか、南大和ネオポリスの更に上の標高300m近い場所にあります。県道261号西佐味中之線と云う新しい県道沿いにあって、県道30号御所香芝線(通称山麓線)が延長された様な今風の路線でアップダウンがあって陽当たりが良すぎると云う、あまりのんびり走りたい向きには有り難くないルートなんです。さりとて五條市街から取り付くとかなり登らされるので、風の森あたりからトラバースできないかなと企んでみたのですが… 
 御所市街からR24に沿って右に水越峠を見ながら南下します。断片的に旧道もあるのですが寺田から小殿まではR24を走らなくてなりません、ただ左側に広めの歩道が続いています。
 セブイレを過ぎた処の小殿交差点の信号を左に入ると旧道が風の森峠まで続いています。手前の小殿北の信号とは違いますのでお間違えなく。

 折角ですので船宿寺に立ち寄る事にします、行基開祖とされるお寺ですが、関西花の寺22番としても知られています、今の季節はやはり紫陽花。


 前の道を「下ッ道」とした案内板がありますが、これは些か疑問です、古代官道を起源とする「下ッ道」は近代の「中街道」となる訳ですが、現在の明日香村檜隈以南は「巨勢道」と呼ばれ、葛から重阪峠を越えます。風の森峠を越えるこのルートは高田、忍海、御所を経てきた「下街道」で、五條市北宇智で「下ッ道」と合流します。歴史的な変遷はあるかも知れませんが「下ッ道」ではないでしょう。葛城山麓を辿る「葛城古道」とこの「下街道」ルートがいつ頃できていたのか興味深い処です。
 ところで2月に齋藤電鉄氏と越えた峠は「桜峠」と呼ぶみたいですね、今は激坂のただの切り通しですが。
 旧道とR24が並行して風の森峠の鞍部を越えます。信号を渡り西側へ登り展望の開けた処がいわゆる「風の森」、稲作発祥の地とか云われています。今では地酒の名前にもなっている「風の森」ですが「風の森神社」のご祭神「志那都比古神(しなつしこのかみ)」が風の神様だとか、金剛山の裾に開けたこの地形を考えると、風の舞う地形と神話のどちらが先なのかと。ちなみに大和川水系と紀の川水系の分水嶺になります。
 さて「五條市5万人の森公園」をどう目指すか、R24と山麓線の間は田圃の中の畦道を突っ切るでもしない限りルートがないのですよね。結局は西佐味の集落の中の激坂と推し上げて県道261号の一番高い処に取り付く事に。

 県道261号に入り嫌なアップダウンをこなしながら五條へ、途中未開通の県道705号富田林五條線との三叉路へ、これって金剛山の土手っ腹をトンネルでぶち抜くつもりなんでしょうかね。とりあえず未収のヘキサをゲット。

 チェックポイントの「五條市5万人の森公園」に到着、なかなかアプローチが大変なチェックポイントです。大阪府南部の人なら金剛トンネルを越えてきた方が愉しいかも知れません。ところで「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイントには其々に得点と云うのが付いているのですが、得点が難易度を反映されているとしたら、宇陀市の「宇陀市榛原総合センター」や「道の駅宇陀路大宇陀」とここが同じ2点とは納得できませんわ。
 ニュータウンの南大和ネオポリスの中を下ります、以前はなかなか美味しいとんかつ屋さんがあったのですが廃業してしまいました。せっかくですのでお昼は「パン工房ヤム−ヤム」でパンを調達、イートインコーナーもあるのですが、吉野川河畔へ下る事にします。
 五條新町まで下りてきました、改装工事をおこなっていた元「餅商一ッ橋」ですが、改装を終えテナントを募集してました。
 吉野川の土手にお誂え向きの休憩所がありますので「ヤム−ヤム」で買ったパンを頂く事にします。
 さて時刻は12時半、この後チェックポイントの「五條市観光交流センター」へ寄り時間的には「道の駅吉野路黒滝」まで足を伸ばす事も可能ですが、今日はインナーパンツを履いてこなかったので100キロ超は厳しいかな、明日も午前中は走れそうな天気予報ですので、余力を残しておく事にしましょう。
 「五條市観光交流センター」ちょっと場所が判り難いかな、R168沿いのコメリの裏の方と思えば。トイレを借りて観光案内のパンフレットを物色。しかしこのロケーションにこんな施設が必要なんでしょうかね。
 吉野ストアの前から京奈和自転車道ルートへ入りますが南小学校前への坂がネェ、やはり極楽寺経由の方が楽です。工事中の栄山寺トンネルの坑口が見えます、供用されたらこちら側の交通量増えるだろうな。

 県道39号五條吉野線をそのまま辿らず吉野川右岸の市道へ、カルディア第2キャンプ場の前を通る道ですが、ロードバイクにはお勧めできませんので。
 阿太橋で左岸の県道に戻ります。

 千石橋南詰めを跨いで東へ、「千石荘」
廃業したとは聞いてましたが、建物も見事に解体されて更地に、敷地ってこれだけの土地に建っていたのですね。昔仕事で何度か訪れていますが、半分位は川の上だったんだ。
 例によって椿橋を渡ります、上流側に見えているのが新椿大橋。ここで 1415 ですから16時頃には帰れるかな。

 壷阪峠への道に入ります「安産の滝」が涼やか、やはり夏場はこのルートが一番です、北側の減速帯が無ければ。

 15時前には壷阪峠を越えます、少し下ると眼下に壷阪寺が… 少し買い物に寄り道しましたが16時過ぎには桜井に無事帰投、本日の走行66.5キロ。「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のポイントを2つゲットして都合10ヶ所、次回の「らいど」で折り返せるかな。



「遠回り通勤らいど」はまず芋へ


 今日の「遠回り通勤らいど」は「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡り、まずは芋ヶ峠を目指す事にします。9時を回るとどんどん気温が上がってきます、栢森の集落を抜け、峠への入り口までくると谷を下りてくる風が心地良いのですが、一昨日の雨で路面はかなりウェットな状況です。

 チェックポイントは峠の切通しへ登る手前の右側ですから、一気に登ってしまうと見落としてしまいますので注意。何故かなぁと思ったら、電波状況が多少良いのかも、キャリアにも拠るでしょうが。
 1台の車にもすれ違う事なく千股に下り三叉路を左折して志賀から平尾へと、次のポイント「吉野見附三茶屋」へ県道28号吉野室生寺針線で小島峠を越えて行けば最短なのですが、それではあまりに面白くないので津風呂湖畔へ向かう事にします。

 津風呂湖畔に出て「みかえり橋」こと平尾吊り橋を渡り木の子広場へ、昨年撮った吊り橋を渡る動画。三叉路を右折して入野(しおの)方面へ走るのが定番コースですが、今日は左へ入って小島峠の東側へ出て県道28号に戻る事にします。
 今しがた渡ってきた「みかえり橋」を真横から見る事ができます。標識によりますと入野まで9.5キロ、香束(こうそく)まで0.5キロとありますから、先年整備されたこの対岸路は10キロにもなるんですね。今となってはダートだった昔が懐かしいです。
 県道28号は吉野町と宇陀市を結ぶR370のバイパス路になっていて、距離も短く道も良いのでそれなりの交通量があります。三茶屋(みちゃや)でR370と交差します、直進は「4.3km通行不能」となっていて、県道そのものは日の森峠で分断されていて東吉野村経由で室生寺方面へは行けませんが、普通車なら宇陀方面に抜ける事は可能です。知らない車は入ってこないので、我々にとっては標識はこれで結構。
 今日2つ目のポイント「吉野見附三茶屋」に到着、実は先月10日にここで偶然Kさんに逢ってスタンプラリーが行われている事を教えて貰った次第。ここもチェックポイントは些か判り難い場所にありますね、そう云えば昔あったユニークなサイクルスタンドはなくなってしまいました。平日は出店もないし自販機やトイレ休憩に立ち寄るドライバー位、静かすぎるのもネェ。
 小休止の後、先月はR370を関戸峠へ向かったので、今日はトンネルを抜けて小名経由で、遠回りですし標高も関戸峠より高いですが、車の来ない里山風景の中をのんびり走る事ができます。無名の峠の切通しを越えると「釜縄手」と呼ばれる処、色々と由緒のある土地なんです。
 道の駅「宇陀路大宇陀」が3つ目のポイント。

 お昼にでもしようかと、松山街道から宇陀川河畔を北に取りますが「おごぽご」は火曜定休だったんです(*_*)

 鳥見山や大和富士と呼ばれる額井岳を正面に見ながら宇陀川河畔を行きます。
4つ目のポイント「宇陀市榛原総合センター」も施設そのものが火曜定休なのでもしやと思ったのですが、ポイント獲得には問題はありませんでした。旧道経由で西峠に取り付き下ったものの、うーん「ぶれーど・う」も売り切れ店仕舞の様子、14時過ぎには桜井に無事帰投、本日の走行58.2キロ。
 これで近場の8ヶ所を履修、期間は来年2月までですがやはり課題は11月末で通行止になる標高1,500m超の「大台ヶ原ビジターセンター」同じ処を戻るコースプランが嫌いなんで2004年5月に9さんと行って以来、もう17年も登ってないんですよ。この時はkoga-miyataのカーボンロードでしたが、行くなら今回の24ヶ所はマッドガード付き縛りにしようかと。



梅雨の中休み 信楽へ(前半)

府県道5号木津信楽線 京都滋賀県境にて

 西日本は異例の早い梅雨入りを宣言したものの、その後長い梅雨の中休みに、それはそれで良いのですが連日の猛暑が続いています。それも明日位までとの予報ですので、今日走っておかないと云う訳で、信楽方面を目指す事に。
 5時半過ぎに桜井を出発、上街道(上ッ道)を北上しますが、なんと櫟本で完全に通行止、いわゆる「北の横大路」と呼ばれる県道192号福住横田線と交差する処に架かっている「土橋」の架け替え工事の真っ最中。

 迂回路を探し橋の北側に出ますが、ここは櫟本町道路元標が建っていたとされる場所で「土橋」の親柱の傍に基部と思われるものが埋まっています。上田倖弘著「道路元標」に拠ると櫟本町道路元標は「改訂天理市史」(昭和51年刊)で「土橋北詰に現在倒れている」と記載されがなら保存などの処置がされずに逸失してしまったと嘆いておられます。過去に川ざらいをしたら道路元標がでてきたなんて話も複数あるので、周辺を見渡してはみたのですが…
 奈良市街に入り、いつもなら興福寺辺りから県庁前に出るのですが、漢国(かんこう)神社が「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっていますので「やすらぎの道」まで下る事に。ところで漢国神社の中には林神社なる社があって「饅頭の祖神」なんだそうです。
 奈良少年刑務所(旧奈良監獄)跡から奈良阪を越えて京都府へ、大仏線跡に沿って加茂、恭仁大橋で木津川を渡り井平尾から府道5号に入ります、既に道路脇の温度計が既に25℃を示しています。
 0837 には和束南のローソンへ、いつもなら何人ものローディがウロウロしているのですが、今日は珍しく今日は1人だけです。サンドイッチと飲み物を買って小休止、なんでもM氏が近くを走っていたのだとか。

 このルート4月にも「齋藤電鉄氏迎撃琵琶湖キャンプ」で走っていますが、その折は湯船から朝宮へ越えています。少し向かい気味ですが、涼やかな風が心地良いです。

 奈良交通のバスの終点小杉を過ぎると谷が開けてきます。信楽へ向かう多くの車は朝宮の方へ回りますので、車が少なく快適な道です、一昨年5月30日にF1氏と一緒に走って以来。1012 には滋賀県との県境になる無名の峠(357m)に到着、信楽から先のルートはまだ考えていないのですが、自走で帰るとなるとやはり伊賀上野(現在は伊賀市)経由しかないですよね、とにかく信楽駅を目指します。

 杉山口でR307を跨いで旧道へ、少し現道を走らないとならない部分もありますが、窯元の並ぶ道と旧い街並みを抜けて信楽駅まで行く事ができます。1039 駅前でお馴染みデカい狸が出迎えてくれます、2年ぶりですが昨年から白いマスクをしているのが、このマスクいつ外せる世の中になるのでしょうかね、狸も困り顔。
 暫し休憩しながらこの後のコースを考えます。一般的なのは素直にR138を辿って御斉(おとぎ)峠。勅旨から林道牧杉谷線を越えて岩尾池を回るコースも考えてみましたが、さすがに遅くなってしまいそう、車の多いR422の桜峠はないとしても御葉木峠(槙山新田越)で阿山経由はありかなぁ… やはり一昨年同様に神山経由で御斉峠かな、32Cを履いたasuka号ですし「鶏鳴の滝」にでも寄ってみるのも。(後半へ続く)



モバイルグランフォンド in 奈良・吉野

 毎年恒例の「山岳グランフォンド in 吉野」、もとよりこの手のイベントには興味はないのですが、今年は「コロナ禍」の影響で悩ましい事になっている様です。その変わりと云うかスタンプラリー「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」とやらがGWから行われていると耳にしたので調べてみると、期間は4月29日から来年2月28日、チェックポイントは24ヵ所で十津川村や下北山村はポイントに含まれていません、基本的にポイントは「山岳グランフォンド」のコース周辺との事らしいです。ユニークなのは、各ポイントの難易度により得点が設定されていたて、例えば国中のポイントなら1点、大台ヶ原なら10点と云う具合で、それが賞品ランクに反映されます。賞品もそれなりにあって… オリジナルジャージの購入権なんてのも要らないし、輪行グッズはもう結構、東予や別府へのフェリー乗船券には食指が動きますが、但し全24ヵ所獲得の上に抽選でそれぞれ5名(組)ですから手にできるは確率は低いです。
 ちなみ私は2014年の「ツールド紀伊」で「金魚ロールケーキ」(QCRの女性陣のお腹に)を始め、2015年の「ならサイクルスタンプラリー」で県内の名産品、石川県の「いしかわ里山里海サイクリングルート」では「醤油とドレッシングの詰め合わせ」や「能登牛のすきやき肉」、2019年の「WAKAYAMA800」では宿泊券をGETしているのですよ。ただ「ツールド紀伊」の頃の様に全ポイント踏破が3名(だったらしい)とは違い、最近は認知されてきたせいか参加者も増えて、そうおいしいと云えないかも。
 ただがむしゃらに完走やタイムを目指すのでなく、コースや自分の体力を考えながらチェックポイントを回る知的ゲーム、時節柄「密」にもなりにくいですしね、別に一人で走らなければならない事でもないのですが。
 24ヶ所のチェックポイント、大方は寄ったり通ったりした事のある処なので新鮮味はないのですが、まぁ来年2月末までと期間はありますので、ツーリングの途中にぼちぼちと拾って行く事にしましょうか。しかし大台ヶ原なんて11月下旬までしか走れないし(県道40号大台ヶ原公園線は冬期閉鎖となる)、そういえば2004年5月以来行っていないなぁ… 



布目ダムから笠置へ

布目湖々畔にて(山添村北野)

 梅雨の中休みが続きますね、先週の大和高原行きは出発が遅すぎて中途半端だったのでリベンジに。例によって長谷寺門前から初瀬ダムに取り付きます。

 桜井市小夫にて、すっかり田植えも終わった様で。一応ゴリラポッド位は持ってきているのですが、今回唯一のセルフ?です。

 大和川源流近く、天神社笛吹奥宮の湧き水の処まできましたが水が出てません、まさか「コロナ」対策と思ったのですが、暫くするとチョロチョロと、あれっセンサーでも付けたのかな、新発見。
 0923 には広域農道との信号を渡り並松池の手前で左折し山辺高校の裏側を越えると、布目川の支流小野味川源流部に出ます、ここから川沿いに殆ど下りのルート。なお布目川そのもの源流は先週通った桜峠の手前あたりなんですが、何れにせよ天理市福住町です。

 名阪国道をくぐり旧R25を跨いで天理市山田地区から布目川本流沿いへ、と云ってもまだまだ用水路程度の流れですが。
 再び奈良市域(旧都祁村)に入りR369と交差し少し下ると県道25号月瀬針線へ、これからの季節はあちこちで紫陽花を見る事のできるルートなんです。

 山添村に入り峰寺で県道80号奈良名張線と交差します、添上郡東山村道路元標の生存確認を。このまま直進しても良いのですが、お昼の用意をして来なかったので右折して大矢商店でパン2個を調達、この付近で食品が買えるのはここ位ですからね。

 右岸を走って布目ダムへ、一応ここも「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントなんで。暫し休憩の後 1115 には出発。
 県道4号笠置山添線と合流し、沈下橋でお馴染みの興ヶ原を行きます。

 このまま県道を走って柳生から打滝川沿いに笠置へ下るのが常でしょうが、今日は久しぶりに布目川沿いの黒線(地形図で幅員1.5~3mの道路)道へ。柳生への登りの途中を右へ下ります(写真左の黄色矢印)、なお手前を入っても下流側は行き止まりです。

 斜度はそれほどでもないのですが、路面は悪く傷んだ舗装がダートの様になっていたりぬかるんでいる箇所もあるので、ロードバイクでは推しても難渋する事に。ただ木津川が増水して木津川潜没橋が通行できなくなると、布目川発電所や笠置町飛鳥路地区への唯一の車道となるので余程の事でもない限り通行は確保されています。
 橋の架かった三叉路まで下ってきます。真っ直ぐ行くと飛鳥路を経て木津川潜没橋へ、橋を渡り渓流沿いに行くと布目川発電所、車道はその先の関西線の踏切までで、後は東海自然歩道が線路沿いに笠置まで続いています。

 せっかくですので発電所まで往復する事に、鉄橋の向こう側で布目川が木津川に合流しています。少し待てば加茂行きの下りが来るので狙ってみる事に。かつては急行も走っていた関西線ですが、今では亀山~加茂間は通勤通学の時間帯を除けばキハ120の1両編成と寂しい限りです。余談ですが1965年3月から1967年9月と短い間ですが、特急「あすか」が名古屋~東和歌山間(当時)を関西線~阪和貨物線~阪和線経由で走っていました、当時は堺市に住んでいたのですが、特急停車駅となる機会に金岡駅が堺市駅と改名したのです。実の処は特急「くろしお」の間合い運用だったのですが、奈良県下を国鉄~JRの特急列車が走ったのは後にも先にもこの2年半だけです。

 分岐まで戻り飛鳥路集落を抜けて関西線の踏切木津川潜没橋を渡りR163に出ます。一つ上流の大河原の沈下橋は「恋路橋」と云う由緒ある名前が付いていますが、ここのはそのものすばり木津川潜没橋です。
 R163に出た処で折り返しの上り列車を待ちます。R163は大型車が多くてサイクリストには評判の悪いルート、深い谷あいだけにこれを走るしかないのですよね。笠置トンネルを避けて関西屈指の心霊スポット「笠置観光ホテル」跡の下を通る川べりの旧道を行きます。色々云われてますが、トンネルより安全です、落ち葉に隠れた石を踏んで転けかけましたけど。ご興味のある方はググってみて下さい。なお北側に旧街道の笠置峠(車道)もあります。

 笠置橋からキャンプ場を望むとご覧の通り、「コロナ禍」で6月21日までの予定で閉鎖中です、こんなにすっきりきれいな「笠置キャンプ場」を初めてみました、いつもはこんなんですからね。
 再びR163に戻り泉大橋まで突っ走ります。桜井へは奈良阪を越えて奈良市街から上ッ道(上街道)を南下するのが最短なのですが、まだ時間もありますし京都八幡木津自転車道へ入り1キロ程で京奈和自転車道が分岐する公園へ、なお写真は京都側から見たものです。京奈和自転車自転車道を三郷橋まで走り、大和川左岸に帰途に就く事にしました。京奈和自転車道に関しては例によって色々と云いたい処もありますが、それはまた別に機会にがっつりと。今日は奈良市で31℃の最高気温だったとか、ただ湿度がなかったせい快適に走る事ができました。16時丁度には無事に桜井に帰投。計算通りと云いますか、本日の走行102.5キロ、まぁ昨日のロースとんかつ定食の分は走りましたよ。



なぜか高野山に(前半)

国道370号線/南海高野線丹生川橋梁にて

 「川湯温泉」行きが頓挫したので月曜夕方まで時間が、明日から雨模様ですので走るなら今日しか。うっぷん晴らしにデモン太を駆って五條から橋本へ…
 今年も行われている「WAKAYAMA800」のポイントになっているJR隅田駅へ、今年は皆目回っていませんが「10ポイント賞」位は狙っても良いかも。
 隅田駅に置いてあった「門前歴史ウォ-ク」と云うパンフに「闇(くらがり)峠」と云うのがあったので大和街道を辿る事に。実際は峠どころか紀の川に流れ込む支流を跨ぐ為に下って登る道筋になっています。
 そのまま紀の川右岸を行きます、学文路(かむろ)の対岸辺りですが、いつもと違うルートなので風景が新鮮。
九度山橋で左岸に渡り、道の駅で小休止、平日にも拘わらずサイクリストが多いです。
 高野山へ向かう国道370号へ、南海高野線をアンダークロスする丹生川橋梁(近代化産業遺産)、「自撮り」にトライします。この季節の深い谷あいは暗く、シャッター速度と被写界深度を確保するには相当ISO感度を上げなくてはなりません、今日はゴリラポッドしか持ってきていませんので見上げる格好になるのが鉄橋と道路の関係が些か不自然に、それなりに車が通りますし1時間に2~3往復の列車とタイミングを取るのは至難の業、特に上り列車はトンネルを出てくるまで音も聴こえてきません。
 結局上り下り4本粘ったのですが4本目は邪魔者が。大きな三脚があれば反対側の歩道から撮った方が良いかも、来年春以降に再挑戦かな。(1枚目はMicrosoft Image Composite Editorによる合成です。)
 ここまで来た事ですし、せっかくですので高野山へ輪行しても良いかもと、途中の駅から輪行しようと国道を行きますが、駅への分岐が判らないまま、細川への分岐(標高343m)まで来てしまいたした。この季節には少し下った処の八坂神社の大銀杏が見事なのですが、残念ながらこの時間では日陰になってしまっています、なお夜はライトアップされています。
 紀伊神谷駅への分岐(標高382m)までやってきましたが、駅までは更に100m近く上らなくてはなりません、どうせなら一駅先の極楽橋駅まで行った方が、更に舗装林道で高野町役場へ抜ける事も可能ですがさすがに陽が暮れてしまいます。
 1518 南海高野山の終点極楽橋駅(標高525m)に、高野山へはここからケーブルカーに乗り換える訳ですが、周辺には民家もなくこの駅で乗り降りする人は殆どいなくて、駅の出入口は狭くて券売機もありません去る7月に駅がリニューアルされたのを機会に途中下車が可能になったのですが、利用する処か知る人ぞ知る制度、そんな訳ですから駅の出入口は狭くて路地裏の様で券売機もありません。ただ不釣り合いな自動改札機の向こうのコンコースは乗り換え客と案内のアナウンスで賑やかです。
 急ぎ輪行支度を整えますが、何もない狭い路地での作業に少々手こずります、窓口で高野山まで1駅500円也の乗車券を買いますが、1546発にタッチの差で乗れずしまい、そしてこの後とんでもない事が… (つづく)


リベンジ能登半島(3日目)

 おはようございます。今日のお天気朝から快晴、珠洲市の日の出は0522、大浴場(露天は男女日替わり)も5時からあいてますが、あわよくば写真も撮りたいので1階ロビーのデッキへ。一昨年でしたか四国は東洋町ではだるまにならず残念でしたが、文句なし感動の朝日です。しかし今日は暑くなりそうです、宇出津、穴水から七尾北湾を巡る様に和倉温泉まで約85キロの行程です。
 ただ昨日はスマホアプリのRide with GPSのナビ機能を試しに使ってみた処、案の定バッテリーの消費が大きく、モバイルバッテリー(13,000mAh)の残用量がピンチ、USB電源を持ってきていないのです。今時はモバイルバッテリーもUSB電源もコンビニで売っている時代ですが、インテリジェントでないシロモノが結構高い、応急なら100均ので十分、しかし奥能登にダイソーは無いだろうと探してみるとあっても七尾、ただこの先の宇出津のスーパー内にCanDoが、慌ててコンビニへ走らずに宇出津で立ち寄る事にします。
 7時過ぎには「のとじ荘」を後にし見附島に少し立ち寄ってから飯田湾沿いの旧R249を南下、現在のR249は山よりをバイパスしていますので、こちらは交通量も少なく快適です。

 途中に宗玄酒造と云うのがあって、能登線の廃トンネルを貯蔵所にしたり、軌道自転車を走らせたりしているそうです。まだ営業時間前ですし、買っても持って帰れないので、今回は通過。

 恋路海岸から能登町へ、松波から宇出津にかけてR249は内陸側を走りますが、海よりを県道35号能都内浦線を走っていますが、この辺りはアップダウンが多くて走り難いしルートも採りづらいのが。九十九湾の奥まった処にこの春できた道の駅ならぬ「イカの駅つくモール」、新たに「いしかわ里山里海サイクリングルート」のポイントに加わった様です。
 県道35号は高倉漁港を過ぎるとアップダウンもなくなり海岸べりの穏やかな道を経て宇出津の街へ。駅があった市街の方へ行くと少々走り難いので海岸沿いに宇出津新港の方へ抜けます。
 少し早く着き過ぎた様ですが、100均の入っているスーパーが開くまでのんびり休憩。無事にUSB電源を330円でゲット。ついでここで遅めの朝になるのか早めのお昼をする事に。
 宇出津からR249に戻り海岸沿いを三波(さんなみ)村道路元標へ。以前(2007年)は中村酒店の前にあった様なのですが、その場所には見つかりません。お店の人と来ていた人に親切に教えて貰い100m程離れた公民館跡に見付ける事ができました。
 鵜川で内陸側を越えるR249と別れ石川県道34号能都穴水線へ、通う車も少なくなり2001年も2018年にも走ったお勧めのルートです。
 お正午近くなり陽射しがきつくなってきたので、時間もある事ですしバス停で休憩したりしながらのんびりと行きます。このR249に戻る手前が少々キツくなるので、前波から内陸側を越えますが、木陰を多い以外はお勧めとは。

 R249に戻り 1343 ぼら待ちやぐらのある「中居ポケットパーク」に到着、大きな四阿やトイレ、自販機があります。穴水まであと一息なんですが、ここで大休止、車の音がうるさいでしょうがゲリキャンプポイント。
 トンネルを3つ抜けて穴水の町へ、穴水は深い入り江の奥まった処にあるので、どちらから来ても小さな峠を越える必要があります。(写真左)明日渡る予定の中能登農道橋が見えてきました。七尾北湾の西側を走り西岸駅と能登鹿島駅の間で峠を越えます、交通量を考えて迂回してみましたが距離と標高を考えると素直に国道を走った方が良かったかと。(写真右)平成橋で湾をショートカット。鹿島郡の赤蔵村道路元標に立ち寄ってから、今夜の宿のある和倉温泉へ、本日の走行91キロ。

【1103】 2020/9/2 石川県鳳至郡三波村(現 能登町)
【1104】 2020/9/2 石川県鹿島郡赤蔵村(現 七尾市)

 1日目 2日目 3日目 4日目