KHSがタイムマシンになった日

KHSで石舞台から「よろづ」へ向かう途中、近鉄岡寺駅の踏み切りで引っ掛かってしまった。 そこにやってきたのは、ななんとラビットカー、約40年前に近鉄南大阪線に登場した6800系電車、その当初の塗装を再現した車両、唐突だっただけにかなりびっくりしました。 帰宅後調べてみると吉野線開業100周年記念のリバイバル塗装車両との事。
 この塗装時代の6800系は阿部野橋から古市間辺りで通勤用として運用されていて、吉野線にこじつけるのにはいささか無理がありそうです。 私自身見た記憶はあっても、乗った記憶がありません。 少年時代に住んでいた堺から母方の実家のある明日香村へ行くために、橿原神宮前駅かこの岡寺駅まで来たのですが、乗った急行は木製窓枠の旧式の車両だった記憶が。 阿部野橋あたりで見るラビットカーのオレンジ色は新鮮に見え、記憶に残ったのでしょう。
 岡寺駅からは奈良交通のボンネットバスに揺られ、当時は未舗装だった現在の県道155号多武峰見瀬線を実家のある字へ向かったものです。 夜のバスの車内は薄暗くて、いまでこそ定番のサイクリングエリアですが、栢森と云う見知らぬ行き先の案内が不気味に思えた事が鮮明によみがえってきました。

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