セフティレバーの入れ替え

 寒いのはあまり堪えないのですが、風の強いのは苦手なので、今日は大人しく自転車嬲りを。
 さて訳あって延陽伯号ことシルク24とエルバ号のセフティブレーキの入れ替えをする事に、なぜわざわざ入れ替えをするかと云いますと、左側の延陽伯号に付いているのは復刻された現行品で、ヘッド抜き輪行ができる事もあって輪行する機会も多いのですが、故にブレーキワイヤーを緩めてレバーから外してしまう事がしばしば、右側のerba号に付いているクイックリリースの付いたタイプと入れ替えてやろうと云う算段。と云う訳でブレーキワイヤーやバーテープとかを早くから準備してあったのです。  左は浅麓堂のNさんに譲って頂いたクイックリリースの付いたもので、右は復刻された現行品で、クイックリリースが付いていないモデルの復刻ですが、昔の製品とは異なっている点が見られます。  ところでベテランとか思っている人には冷ややかな眼で見られがちなセフティブレーキ、あまり大きな声では云えませんが、以前にもエイドレバーの件で書いた通り、走りながら写真を撮る機会が少なくない私、左手で上ハン持って、右手でカメラ操作、従ってセフティレバーやエイドレバーの類にブレーキが左後のセッティングは外せません。ちなみに今年の「CanCan謹製カレンダー」5月8月は走りながら撮っています。  さて作業をしながらFacebookにそないな事を書き込んでいたら、O氏やK氏からコメントを頂きました。O氏曰く「 セフティレバーって、昔は入門グレードのスポーツ車によく採用されていたので、そのイメージが良く無いのかも知れませんね。」、K氏曰く「40年前のセーフティーレバーは、精度が悪くいざセフティレバーを握った時に外れてブレーキレバーを握り直さないと、ノーブレーキになるトラブルが時々あったので、其れがトラウマになり都市伝説になったのだと思います…」、なる程確かに、今でもエイドレバーが標準装備されているのは入門グレードのクロスバイクと云う感無きにしもですね。  しかしセフティレバーを胡散臭げに云う人に限って、キャンピング車はギドネットでないとなんて云うの、何なの。ただセフティレバーはハンドルを選ぶ事は事実で、ランドナーバーにはしっくり行きません、うちは2台ともNITTOの105です。さてせっかくの機会ですので磨いてあげる事に。  ところで話は戻って、N氏からセフティレバーを譲って貰った折に、クイックリリースの無いのはジュニア用と聞いたのですが、どうやらまんざらそうでも無い様でして、クイックリリースの無いものでも両方ある様です、どう云う経緯で手に入れたものか記憶にないのですが、新品で出てきた右のものは一回り小さくて何と「JUNIOR」の刻印まで入っています。

 カバーはサドルに合わせて黒に、244.7が使えますがDIACOMPEのログに重なっている丸い切り込みは、実はセフティレバーのシャフトのためのものなのです。ところで現行製品はレバーをネジ止めではなくカシメてあります、故にバーテープを巻く際に外す事ができないのです。  延陽伯号はできあがり、実はこれだけの作業で、なんやかやと雑用が入って半日掛かってしまいました。

  さて、erba号に取り掛かろうして、昔使っていた穴あきのレバーの方が良さそう、入れ替えようか思い付いたものの、シャフトを通す穴の径が少し小さくてリーマーで拡げてやらなあきません。今日はそこまでやってる時間もありませんし、erba号の出番はもっと暖かくなってからと云う事で、この先の作業は暫しお預けと相成りました。
アフィリエイト広告を利用しています