「あすか鍋サイク」下見ポタ


山之辺の道から大和三山を望む。

 今は隔年開催となっていますが、15回目を迎える年末恒例の「あすか鍋サイク」、12月の第2日曜に行なわれる事が多く、毎回奈良マラソンの開催日とバッテイングして交通規制や渋滞の影響を受けてしまう方がいます。あと日曜では遠方の方には帰るのが遅くなると云う事もあります、そこで第1土曜か第2土曜と云う案を出してみたのですが、なんとパーマネントコースとなっている~芋ヶ峠~吉野川左岸~椿橋~壷阪峠~のルートが先月の台風禍で通れなくなってしまいました。過去には鳥見山~榛原~男坂と云った例もあったのですが、今回は山之辺の道を組み入れた緩いコースを考えてみる事に。
 山之辺の道と云えば今や関西有数のハイキングコース、行楽期の週末ともなれば結構な人出、その上シングルトラックのダートや石畳もあって決してサイクリング向きのコースでもありません。とは云っても自転車の通行が禁止されている訳でもなく、地元の人にとっては生活道路でもあるのです。週末になる事は仕方がないとして比較的ハイカーの少ない冬の季節に、できるだけ走りやすそうな処を走って貰おうと画策してみました。まずは三輪神社を端折って上街道沿いの箸墓古墳から桧原神社へショートカットし、そこから山之辺の道を北上、途中幾つか乗車困難な区間を迂回したりしながら石上神社まで北上する事にします。
 基本的にのぞかな里山風景や奈良盆地(大和平野?)を見下ろす景観が愉しめるかと。
 夜都岐神社にて、天理駅前からここまでショートカットする人が多いのと、石上神社まで小さな山越えになる事もあって、ここから幾分ハイカーの姿は少なくなるかと。時間的にお昼を回るかと思いますので、この前後で昼食タイムになるかと。竹之内環濠集落の近くにテーブルが2つ程ありますが、ここが混んでいれば内山永久寺跡ならまず確実に使えるかと。
 石上神社より北はあまり面白くもありませんし、明日香村へ戻る時間も考えなくてはなりませんので、天理市街へ入ります。天理教本部と天理大学の間の銀杏並木は間に合わないかな。
 午後からはしっかり走って貰う事に。上街道(上ッ道)を櫟本(いちのもと)まで北上し左折、もう一つの横大路、北の横大路おとか業平道と云われる東西の道へ入ります。この道は西はR25へ、東は名阪国道オームカーブの谷へ。
 暫く進むと現在では多くが失われてしまっている中ッ道と交差しますので、ここを左(南)へ折れます。

 


 中ッ道が上ッ道(上街道)と下ッ道(中街道)と違って多くが失われてしまったのは、藤原京と平城京遷都の弾丸道路として作られた故に、集落を南北に継いでいる二つの道に比べて平安京遷都以後は必要性が少なくなってしまったのが理由かと。それでも近世までは南北ルートとして機能はしていたかして、幾つかの道標が見られます。中ッ道を南進すると良く判るのは、この道が天香久山に向って真っ直ぐに進んでいると云う事です。ただ南東から北西へ流れる大和(初瀬)川を跨いでからは中ッ道を辿る事は難しくなりますので、大和川河畔の快適な道を織り交ぜ、時間調整をしながら明日香村へ戻ろうかと考えています。走行距離はざっと50キロと云う事になりますかね。

 

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