矮小ソフト屋のジレンマ

パソコンのソフトウェアを書くようになって20数年、オモチャに毛に生えたようなマシンに遊びの様なプログラムを書いていた時代とは大きく様変わりしてしまって。 食うために細々と続けているといっても必要になる情報量は膨大になってしまう、いくら経験だけがあると云ったって目まぐるしく変わるテクノロジーにはとてもついて行けない、ネットの時代だと云っても田舎で個人でやっていると情報は限られてくる。 問題解決は糸口を掴むだけでもかなりの時間をある意味無駄に費やす事も多い。
 長年続けている京都の客先のシステム、10年近く前に某ソフト屋がしくじった仕事を引き受け、その後客先にも納得頂き何度か更新を重ねながら続いていて基本的に今ではWindows2000+SQLServer2000+VB6の構成なのだが、一昨年位から時間のある時にWindowsXPへの対応への準備を進めているのだがどうも今一歩上手く行かない、PCの方もXP/2000のデュアルインストールモデルもデスクトップのビジネスモデルでも無くなってしまった様だし、ノートPCとなると色々とOSのダウングレードも大変である、いよいよ時間が迫ってきた感がしないでもない。
 一応VBレベルでの問題点は解決している様なのだが、WindowsXP環境に限ってSQLServerとのODBC接続が途切れてしまうと云う問題がある、再度接続の設定をし直すと一旦は繋がるがはやり切れてしまう、とてもこれではリリースできたものではない。 他の案件も今では当然XP上での話だからメインの開発環境も変わってきているし... VB.NETへの移行もままらないうちにバージョンは2002→2003→そして2005と、その上巷では次期OS’Vista’の話題が...
 Windows2000環境では全く以て問題がないのだから困ったものである、まず疑ったのはMDAC、それから試してみたのはSQLServerをSP4に、でも直らない。 切断された後のエラーメッセージ「SSPIコンテキストを生成できません」、SSPIなんて接続の時のおまじない程度にしか考えていなかったのだが、それを糸口にサーチしてみた... http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;811889
原因は色々ある様だが、どうやらドメインでの名前解決が上手く行っていない様なのである... そうなると一番苦手な分野「基本的な TCP/IP の問題を解決する方法」http://support.microsoft.com/kb/169790/へと波及してくる、LMHOSTSやWINSも時代に逆行しているみたいだし当然逆引きを試してみたのだが駄目、XPクライアントにHOSTSを書いてみたり、決して薦められた方法ではないが外部に公開したサーバーでもないのでSQLServerマシン自身のセキュリティオプション「?委任に対して信頼する」をチェックしてみても、やはり同じように時間が経てば切れてしまう... とどめはDHCPをルータに任せているから駄目なのかなとドメインコントローラへDHCPを移したら(ちなみに客先ではドメインコントローラーとSQLServerは同じマシン)、何処がトチ狂ったのかSQLServerマシンがドメインに入れなくなり再インストールに何時間も費やすハメに... トホホは<続く>

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