南伊勢ツーリング

暫くご一緒できなかった(と云っても正月からですが)U兄氏と海の見える峠としてサイクリストには知られる藤坂峠をメインに南伊勢へツーリングに行ってきました。 海岸沿いのルートが険しい故に熊野古道から現在のR42に至るまで山間部を経由していて、陸の孤島の様になっていたこの地域、昨年南勢町と南島町が合併して南伊勢町となりました。 この地域へはR42側から幾つかの県道が峠越えで結ばれていて<46>南島大宮大台線の藤坂峠もそのひとつです。
 GWの混雑を避けて早朝5時に橿原市のT御大宅に5名が集合、大台大宮I.C.まで近畿道紀勢線が延伸したとは云え距離が160キロにもなる高速道路経由を避けて、R166高見峠からR422湯谷峠を経由して行程80数キロ、デポ地の旧大宮町(大紀町)の道の駅「木つつ木館」を目指します。 宇陀で農免道路を駆使して車は少ないわ信号はないわでナビの到着予定時間はみるみる早くなって6時45分には到着、所要時間は1時間40分、7時過ぎにはスタートできてしまいました。

道の駅からはR42を極力避けて旧道から大滝峡を見下ろす道(階段のある遊歩道を含む)を経由して阿曽から奥西河内林道へ入ります、奥西河内林道の旧大宮町側は「あじさいの道」として季節には見物客で賑わいますが、もちろん「あじさい」の季節には早いので閑散としています、時間の余裕もたっぷりあるので風穴や八重谷湧水を観光しながらまず最初の峠を目指します。

FI2532102_1E.jpg 結局この無名の峠道が今日一番キツかった様な気が...









FI2532102_2E.jpg峠を越え一旦標高180mまで下って<46>南島大宮大台線に入り標高519m藤坂峠へ登り返します。

←正真正銘のつづら折れが幾つも... 先頭はN嬢、おっと押しているのは誰かと思えば元国体チャンプのT御大ではありませんか、だからランドナーにしろと云ったでしょうに。


FI2532102_3E.jpgR42阿曽から1台の車にも出会う事もなく10時20分には全員が無事に藤坂峠へ到着、眼下には熊野灘が。

←U兄は42Bを履いたTOEIランドナーで参戦。





FI2532102_4E.jpg藤坂峠からは海に向かって標高差500m余りののダウンヒルですが、処々のビューポイントで写真撮影をしながら11時半頃にR260まで下った処で古和峠経由で逆回りをされたsakanoさんとバッタリ遭遇、自転車談義に華が咲きます。




FI2532145_0E.jpgR260を走っても車が多く海の見えるポイントは意外と限られているので神前浦から旧道でしょうか海よりの道へ入ります。 丁度良い処に展望ポイント、ベンチとテーブルがあり、そろそろ時刻もお昼なので弁当を拡げて食事にします。





FI2532145_1E.jpg標高150m余りの峠越えの道、今では利用する車も少ないですが、素晴らしい展望は登り坂を補ってくれます。
 方座浦へと下り、<33>南島紀勢線古和峠経由で戻るか大紀南島林道経由で戻るか悩みますが、未踏で海の見えそうな大紀南島林道から2?3キロダートがあると云う注連小路(しめこうじ)林道を行くことに、しかし新設林道だけに標高や距離といった詳しい情報がありません。

FI2532145_2E.jpg紀勢南島トンネルのあるピークは概ね450m位かと踏んでいたのですがGPSデータによると標高は388mでした。 古和峠と同じ位ですが、新設林道だけに木陰が非常に少なく夏は決して走りたくないです。

←正面の山にみえる法面までは登る必要が、それでも途中です(^_^;)


FI2532145_3E.jpg途中2度のパンクに祟られましたが、渋滞するR42の車列を横目に16:36にはデポ地に戻り車で「阿曽温泉」へ、昔あった「阿曽温泉」とは違う場所に廃校跡を利用して昨年オープン、GWにもかかわらず意外と空いていました、露天風呂こそありませんが休憩室も広く軽い食事もできます。 なお外に無料の足湯があります。


FI2532145_4E.jpg帰途、R42沿いで良さそうな「おーくら」と云うお店に入って夕食を、全員が「鰻まぶし」を注文\1,850也、最初はそのまま、次はとろろをかけて、最後はお茶漬けにして戴きます。 累積登坂標高は軽く1000mを越えていますがやはり消費カロリー以上に摂取したのかなぁ...
 帰路もR422?R166経由で桜井までは2時間程で帰ってきました。 GWで混雑と渋滞に巻き込まれた方々ご愁傷さまです。
 本日の走行、朝T御大宅までの自走約7キロを含めて76.7キロ、中3日の登板に健脚揃いの今日のメンバーではセンチュリーランよりくたびれました。

プロフィールマップ

●うちのHPの「輪」→「ツーリングの記録」にも写真をアップしています。