道路元標の分布
※ 大正道路元標に準ずるものとして、明治里程元標や里程標、現代のモニュメント的要素の大きい大阪、和歌山の’市道路元標’は含んでいませんが、根拠が不可解なものの山梨や大分の’県道路元標’を含んでいます。
← 緑色は私自身が確認したものです。
これらを都道府県別にまとめてみると...
北海道 11 (275)
青森県 1 (164)
岩手県 3 (226)
宮城県 5 (197)
秋田県 19 (224)
山形県 6 (225)
福島県 148 (392)
茨城県 55 (369)
栃木県 36 (172)
群馬県 39 (197)
埼玉県 136 (311)
千葉県 80 (314)
東京都 3 (89)
神奈川県 2 (126)
新潟県 149 (393)
富山県 0 (213)
石川県 70 (179)
福井県 0 (170)
山梨県 1 (201)
長野県 128 (382)
岐阜県 3 (316)
静岡県 1 (297)
愛知県 96 (222)
三重県 13 (289)
滋賀県 8 (168)
京都府 67 (214)
大阪府 2 (168)
兵庫県 223 (384)
奈良県 73 (143)
和歌山県 10 (202)
鳥取県 0 (170)
島根県 7 (249)
岡山県 4 (369)
広島県 4 (347)
山口県 1 (169)
徳島県 0 (134)
香川県 12 (165)
愛媛県 0 (239)
高知県 12 (166)
福岡県 0 (286)
佐賀県 6 (122)
長崎県 9 (160)
熊本県 4 (306)
大分県 1 (217)
宮崎県 7 (88)
鹿児島県 0 (117)
沖縄県 1 (0)
合計すると1,456基となりますが、この中には確認されたものの、その後撤去されたり行方不明になったりしたものも含まれています。 ( )内の数字は昭和20年10月1日の都道府県別市町村数で、北海道は北方領土6村を含み、沖縄県は0として計10,526となります、大正11年の全国の市町村数は12,315ですから、差こそ大きいですが道路元標そのものが時系列的にみて重複する場合もありますし、この値はあくまでも目安として考えて下さい。
一番、不可解なのは全く現存が確認されていない県が幾つかある事で、富山、福井、徳島等は県公報による設置資料があるにもかかわらずにです。 戦後の新道路法の施行で設置の法的根拠を失った’道路元標’は県によっては積極的に引っこ抜かれたり埋めてしまったりしたのか、それとも単に道路元標を探そうと云う好事家がいないだけなのか、また’道路元標’そのものが全ての市町村に設置されたのでは無いと云う考えもあります。 明治里程標と関係も不可解で並んで現存している例もあれば、どこかで混同されてしまったり、大正道路元標設置の際に既にあった明治里程標を代わりにしてしまったのではないかとも考えられる場所もあります。 No tags for this post.