伝説のツーリング再び

 長いこと自転車遊びをやっていると、色々と思い出深いツーリングがあります、大抵は雨とか雪でとんでもない目にあったとか、メカトラブルとかの失敗談とか苦労話なんですが、艱難辛苦も喉元過ぎれば何とやら、折々に思い出話や笑い話となっています。
 1999年8月、当時BBS「ランドナー補完計画」に集っていた仲間4名で走りに行く事となり、前夜からIさん運転の車でR168をひたすら南下、熊野川町からはよりよって真夜中に山間挟路の<44>那智勝浦熊野川線~<45>那智勝浦本宮線を継いで走り、那智勝浦町田垣内篭にデポして走り出す事となりました。

標高400m、遥かに太平洋を望む廃校跡の空き地、2人は車内で、2人は車外にシートをひいて仮眠、明るくなるのを待ちます。 そしてツーリングコースは高野林道からあの小匠ダムを抜け、一旦R42に出て、古座川から滝の拝を経由して戻ってくる約90キロのコースです。 詳しくはS翁のHPにこの時のレポートが今も残っています。 (認証が必要ですが、私の「ツーリングの記録」にも写真があります。 )
 この紀伊半島の秘境とも云える小匠ダムと周辺林道、その後ふるさと林道小匠小森川線と高野小森川トンネルの開通で状況は変わりましたが、2004年7月に近くまで行ったものの踏み込む事はありませんでした。

 2004年7月、小匠小森川林道が高野川を渡る橋から高野林道を見下ろす、この先の水の溜まった素堀りトンネル、今も通れるのでしょうか。
 小匠ダムと背後の林道にご執心のU兄氏のお誘い、私なりのプランを考えてみたのですが… さて。
 昨年秋の「南紀ツーリング」同様、古座川町の一枚岩付近にデポし、滝の拝から小森川、高野小森川トンネルで高野川沿いに入り、写真の林道が抜けられれば良し、駄目ならば小匠集落を経て下流側から小匠ダムを目指し、さらに可能なら樫山林道を経て古座川へ戻ると云うもの、明神橋起終点で約60キロ、最悪はR42まで出なければならないので約80キロの行程となりますが、山越えがないのでかえって楽かも、でも廃村樫山を再び訪れたい気持ちもあります。

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