「月うさぎ」への道

月10~11日に東吉野村の古民家カフェ「月うさぎ」で行う予定のキャンプ、例年通り4サイド仕様で向かうつもりですが、距離を考えるとR165西峠かR166女寄峠を越えて宇陀市経由で向かうのが普通、しかしいずれも交通量が多く、自転車にとってとても憂鬱な区間。 九度山町の9さんは当然としても、大阪のUG兄氏までが吉野川遡上コースを考えている始末。 私すら距離が倍になっても走り馴れた芋峠でも越えて吉野川側に入る事を考えなくもない位。 実際それぞれ過去に4サイド装備で越えてはいるのですが、できれば西峠や女寄峠を越えたくはないのが正直な処。 そこで思いついたのが大峠トンネルを越えて宮奥へ出るルート、1800mの長いトンネルと標高570mまで登るのですが、なにより交通量が少ないのが魅力、多武峰より先は何度か下ってますが、登った事はないので、試しに向かう事にしてみました。 桜井市街から県道<37>桜井吉野線には入らず、西側の参道を登って行きます。 決して斜度が緩い訳でもありませんが、車は少ないです。   聖林寺前から倉橋へ、正面に見えるのが熊ヶ岳(904m)、大峠はその右を越えています。 案の定、下居から百市の間の急坂は手ぶらでも大変、過去にキャンピングで熊野へ向かう時もこの区間で押しが入りました。   不動滝への分岐、ここまで来れば。 針道から大峠への古い道はここから川に沿って入りましたが、新しい道は、多武峰の下から八井内トンネルを抜けて行きます。 朝を食べずに出てきたので、八井内のヤマサキショップで缶コーヒーとメロンパンを買って暫し休憩。 しかし休日とは云え、ロードが増えましたね、ここへ来るまでに2台が下りてきて、休憩している内に1台が鹿路へ向かい、八井内トンネルでも1台が下ってきました。 どうにか大峠トンネルに到着、昨夜「よろづ」での話ではmillonさんがアウターで登りきるとあって、交通量が殆どない、路面が良いと云う事もあって、思った以上に楽にやってきました、多武峰まで来る方が余程しんどいです、ただ日陰がないので真夏は登りたくないですね。 トンネルの銘板には2002年3月となってますが、八井内トンネルと橋梁の開通が遅かったので正式に供用されたのは2008年です。 照明もなく柵もしてありましたが、2006年頃から地元の人は使ってました。 20101010a.jpgR165西峠で榛原へ、芳野川沿い<31>榛原菟田野御杖線で一谷峠へ向かうコース。 R165も旧道や歩道が整備されていれば良いのですが、あっても反対側なんですね。 榛原まで出てしまうので、意外に距離的なメリットはありませんが、大宇陀へは出ずに芳野川に沿って進むので岩端まで楽勝です。 20101010c.jpg           R166で新しい女寄トンネルを、最短コースと云う事で大宇陀野依から<217>高塚野依線で芳野川沿いへ越えるコースを示していますが、宇陀川沿いに南下し大宇陀からR166に入った方が楽かも知れません。 でも女寄峠は… 今回走ったコース、多武峰下で既に標高390mに達していて、西峠や笠間辻より標高は高い訳で、交通量が少なくのんびりと走れる以外にメリットのないコースで、下居~百市辺りをキャンピングでも押さずに乗りきれるなら考えてもいいのですが。 宮奥ダムから彼岸花の写真を撮ったりしながら大宇陀の町へ、旧街道の中にある手作りパン「アナンダ」へ、知らない人はこの店構えに退いてしまいますね。 「月うさぎ」はここのパンは持ち込みOKなので3個買って行きます。 毎日そんなに多くは焼いていない様で、休日はお昼までに売り切れてしまう様です、他にケーキもありますが、自転車では… 岩端の「みんなの森公園」で少し休憩し一谷峠へ、丁度12時に「月うさぎ」へ到着、今日は道路まで犬が歓迎?に出てきましたが、知らないとちょっと怖いかも。 ← かぼちゃサラダをサービスして貰いました。 アナンダのパンを入れて写すの忘れてしまいました。 この後、木津、鷲家経由で吉野川河畔へ、蟻通経由より5キロ程近道ですが交通量は多いです。 しかし久しぶりに逆回りすると新鮮です、椿橋まで下り壷阪峠を越えて、明日香経由で帰ってきました。 本日の走行93.0キロ、今月の走行642キロ、記録のある範囲で9月の記録更新です。