試運転のつもりが

今週は公私ともに色々と忙しいのですが、昨日仕事上の懸案事項がひとつ片付いたのと、すがすがしいお天気に誘われて、再び試運転に出掛ける事に。 リアサイドは空ですが、フロントサイドにはテント、マット、寝袋が入ってます、写真は明日香村にて。

 しかしこの時期の明日香村は平日でもハイカーとか遠足とかが多くて結構な人出です、栢森を過ぎて芋峠の道へ、平日ですがロードが2台追い越して行きました、芋峠でTwitterに書き込んでいると1台のロードが、お話をしているとまえださんのお知り合いでしたよ。

 12時を回っていますが、芋峠を越えてしまうと、もう行くっきゃありません、吉野川河畔から東吉野へ。 西峠、女寄峠、大峠ルートに比べて吉野回りは「月うさぎ」までで60キロを越えてしまうので、ほぼ倍の行程ですが、一番気持ちよく走れるルートです。

 ところでリアディレーラーの調子は相変わらず芳しくありません、以前なら下手をするとサイドバッグを外すだけで10分以上格闘する処でしたが、サイドバッグの取り付けを改造したお陰でワンタッチ。

写真を撮ったりしながらですが、小川13時半、蟻通橋14時、R166を越えたのが14時50分頃、結局「月うさぎ」に着いたのは15時半を回ってしまいました。 なお<251>谷尻木津線は両側に「通行止」の案内が出たまま、電話線工事をやってたりはしましたが、通行には全く問題なし、配達や移動販売の軽トラも行き来してます。

せっかくですからテント、マット、寝袋を下ろしてログキャビンに放りこみ身軽になって、陽が傾く中を一谷峠と女寄峠を下って帰ってきました。 しかし嵩高いものを運びはしましたが、残りは重いものばかりだったりして。 本日の走行90.3キロ。

サイドバッグ改造中

サイドバッグは現在、オーストリッチのとモンベルのものを持っているのですが、オーストリッチS-5の方はオードックスなスタイルで上端の2つのフックとショックコード、上下左右のベルトで固定するタイプ、モンベルのものはフロント用、リア用としているものが1組づつ。 オーストリッチの方は非常に使い勝手が悪く、いつも脱着の度にキレかけていますし、モンベルの方はリクセンカール製のアダプタで固定する優れものなんですが、使っているキャリアとの相性が良くないのと、デザインが今風のMTBやクロスバイク向きなんです。 ただキャリアとバッグに規格なんてある訳でもないので、汎用性のある取り付け方法になってしまわざる得ないので、仕方がないといえば仕方ないのですが。 昨秋の「月うさぎ」はオーストリッチ今春はモンベルで出掛けたのですが、今年は2日目9日の村内周回サイクは走る予定でいるので、いかんせん現地で前後4つを脱着する事になります。 そこでちょっと勿体無い気もするのですが、モンベルからリクセンカールのアダプタを外してオーストリッチに付けてみようと云う訳です。 バッグに孔をあける事にはなりますが、ネジで固定している訳ですから、元に戻す事も可能ですし。

バッグの中には芯材が入っているのですが、キャリアへの装着具合をを現物合わせでみてみます(写真左)。 モンベルでは下部のスライダーは横方向についてますが、ここは縦方向に取り付ける事で確実に固定できそうです。

 

パニア台に取り付けてみました、オーストリッチのいまいましい上下方向の固定ベルトはこの際切ってしまいましたが、左右方向のベルトは装着は簡単ですし、バッグをキャリア枠にしっかり固定できるので利用する事にしました。

 

脱着もスムーズ、実用性の高いものができましたので、続いて残り後2つも改造する事に。 しかしリクセンカールのアダプタだけ手に入らないかなぁ、モンベルのフロント用はコンパクトでKHSのリアに丁度良いので、そちらでも使いたいし。

 

干渉とか問題がないかと、とりあえず寝袋とか空のペットボトルとか軽いものを詰め込んでテストラン。 せっかくですからスーパーまで買い物に。
 今回、オーストリッチのこのサイドバッグを触ってみて、エエ加減な製品やと云う事を再認識しました、バッグそのものの素材や防水性といった点ではモンベルの方が格段に優れています。 どこか見かけはオーソドックスやけど使い勝手や性能、品質にすぐれたもの出してくれないかなぁ…

大和川遡上ルート

 奈良盆地の南東端に位置するわか街桜井から、自転車で大阪方面に走る場合、初瀬街道を八木、高田と西にとり、竹之内峠かいわゆる屯鶴峯と呼ぶ穴虫峠か田尻峠のいずれかを越えるのが定番コースです。 あと王寺からR25亀の瀬を抜けるのルートもありますが、王寺までの県道<14>桜井田原本王寺線は奈良盆地をほぼ斜めに突っきってくれているので距離も18キロ程と最短なのですが、いかんせん交通量も少なくなく信号が多くて、決して走りやすいとは云えないのです。 また初瀬街道を西に、八木から八木飛鳥葛城自転車道を北上するルートも考えられますが、距離は約23キロとなります。 ところで桜井から王寺へは大和川が流れていて、古来水運にも利用されてきた位なので、自転車道ではないもののこの河畔のルートを利用しない手はありません、ところがこの大和川、両岸へ多くの支流が流れ込んできていて、行く手をさえぎられたりして、なかなか通して走るのが難しいのです。 飛鳥川や曽我川沿いの様に自転車道でもありませんので、案内標識などはありません。 ただ信号が数える程しかなく、比較的見通しの良いルートなので所要時間が一番短いのでは、ちなみに新出合橋から桜井駅まで私が普通に走って1時間10分程でした。 そこで来月の「月うさぎキャンプ」、大阪方面から自走で来られる方の参考にと、王寺町側から辿ってみました。 続きを読む 大和川遡上ルート

暑さ、寒さも…

 彼岸過ぎたら、また暑くなってきちゃった様で… 明日香村稲渕の棚田で行われていた「かかしコンテスト」、コンテストの投票そのものはもう終了したのですが、展示はまだ行われていますので、ちょっと覗きに行ってきました。 実は9月8日にも行っているのですが、その時は朝早くだったので、今度は日当たりの変わる午後からにしてみました。 平日なのに結構な人出です、土日は大変でしょうね。

続きを読む 暑さ、寒さも…

No tags for this post.

本家「ランドナー補完計画」再起動中

 ブログもSNSもなかった20世紀に、個人がインターネットで情報を発信すると云えばホームページ、決して敷居の低いものではなく、趣味の自転車を扱うサイトなどまだまだ無かった時代に登場した、乾大輔さんの「ランドナー補完計画」、トップの写真は馬蹄型トンネルボータル時代の嶺方峠、自転車ツーリングの聖地と云われる場所、ツーリング系自転車サイトの全てのルーツはここにあると云っても過言ではありませんし、その後、紆余曲折と自転車趣味サイトの多様化もあって、トップページそのものはアドレスを変えて存続しているものの、更新の停滞にBBSの停止と今では過去のものとなっていました。 ところがどっこい最近になって「ランドナー保管計画ブログ」として復活、往年の大阪八尾の変態サイクリストの乗りが炸裂しつつあります。

 8月の「流しそうめん」に続いて、「彼岸花ポタ」にも、タバタサイクル650Bランドナーを駆って登場した乾さん。 「全国のOLの皆様、お待たせ致しました。 わーたぁーしーが だいすけです!」

今年も懲りずに葛城山麓「彼岸花ポタ」

 葛城山麓「彼岸花ポタ」は「串柿」「梅林」とともに輪童さんが主催するポタ企画、ほぼ毎年行われてます。 共通する事はカメラ担いで激坂の斜面を登ったり下ったり、アプローチはともかくサイクリングと云うにはちょっと… な企画です。 今年は「彼岸花」に加えて、橿原市のサイクリスト御用達の食事処「よろづ」で食事の後、明日香村で夕刻から行われている「飛鳥光の回廊」へ行こうと云う二部構成です。

 集合場所は近鉄御所駅0930、しかし「よろづ」の夜の部開店の17時まで、一体どこをどう走ろうと云うのでしょうか。 しかし参加予定のnana魔女から遅刻コール、放って行く事もなく御所駅前でワイワイガヤガヤ自転車談義をしながら到着を待ちます。 この段階で走る事しか頭にないローディは参加資格を失います。

 御所と云えば今年2月に喜寿を迎えられた鉄人児玉さんの地元、登場です。 今一つ天気に恵まれていなかった今月も既に1000キロはクリアされてます。 今日は参加11名のうち5台が小径車、5台がガード付、児玉さんはもちろん650cロードですが、オフロードでも気にせず入って行きます。  

 1020、シュパーブの輪行袋を担いだnanaさんが御所駅に降り立ち、早速準備開始。 ガード付ランドナー、昨今のマナー違反の自転車持込みや、ゴミ袋輪行、自転車カバーをかけただけでホームを転がす、なんちゃって輪行をする輩には、爪の垢でも煎じて呑ませたい完全無欠の輪行スタイルです。

 いつもの事ですが、葛城山麓を彼岸花を求めて登ったり下ったり、 何処をどう走ったのやら。 このへんの写真はいつもの様にうちのHPの「ツーリングの記録」に既にUP済みですが、認証が必要です。 ログインは’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です。

 もちろん鉄人児玉さんも、九品寺付近にて。 この後長柄神社で昼食の後、高鴨神社まで南下、岸和田から水越峠を越えて、今日はTOEIで走りにきていたダイバーてっちゃんが長い事待ってくれていました。 高鴨神社の隣にどうやら神社がやっている喫茶店(ウェイトレスが巫女さん風?)ができている様で、皆さんそっちへ行ってしまいました。

 高鴨神社から金剛山と大和葛城山を見上げる風の森まで下って記念撮影を。 風の森峠は大和川水系と紀ノ川水系との分水嶺になります。 金剛山の山頂は少し隠れていますが、写真右奥に見えるのが大和葛城山です。 (大きなサイズの画像もうちのHPにあります)

 風の森峠旧道を下ってピュンと桜峠を越えて、JR和歌山線沿いに、橿原神宮駅近くの「よろづ」まで小一時間、今日唯一走っていたと云える時間です。

 17時少し前に「よろづ」に到着。 ここはオーナーがコルナゴ乗りで、ロードバイクのお客さんが多いので、バイクスタンドがあります、鍵も貸して貰えます。 ガード付きと小径車は使いにくいですが。

 「よろづ」店内にて、今日のサービス定食は「揚げ茄子鶏カラあんかけ丼セット」

 「よろづ」の後、明日香村で行われている「飛鳥光の回廊」へ、万葉文華館ではポタ参加者の友人の和紙アートの展覧会が行われていて、覗いたりしながら、あちこちの会場をウロウロします。 そろそろ神戸へ帰るnanaさんの時間も危なくなってきたので、石舞台方面へ向う一行とお別れしnanaさんを護送して桜井駅へ、本日の走行64.3キロ。

「月うさぎ」Wi-Fi化計画

 昨年からキャンプでお世話になっている東吉野村谷尻(たんじり)の古民家カフェ「月うさぎ」、ただ全てのキャリアの携帯電話が利用できません、1.2キロ程手前の一谷峠でどうにか使えるものの、その峠を谷尻集落へ下ると全く使えなくなります、それはそれで静かで良いのですが。 もちろん固定電話はありますが、連絡がとりづらいのは色々と不自由。 WebページにBlogもお持ちなのでインターネットへの接続環境(TA)はあるのですが、なんとINS64(ISDN)回線なのです。 と云っても10数年前まで自分も公私に渡り実戦に使っていた訳ですから、動画やクラウドなんて云わなければ十分に使えるはずですので、ルータと無線LANのアクセスポイントを見つけてきてWi-Fi環境を構築させて貰う事にしました。

機器を見つけてきて月曜には持ち込んでいたのですが、プロパンガスのガス漏れや使用量を通知するNCUが繋がっていたりして、詳しい事が判らず頓挫、今日改めて設定に伺ってきました。 まあ設定そのものは難しいものでもありませんので無事完了、Wi-Fi環境ができあがりました。

 ところで今月の情報誌「SAVVY」にも紹介されていますが、この夏から新たにオーガニック料理のシェフご夫妻も「月うさぎ」に加わられていて、ご夫婦共々iPhioneをお持ちだったのですが、ここにいる限り、なんの役にもたたなかったのですが、Wi-Fi環境ができてメールができる様になって大喜び。 これで来月のキャンプも安心して過ごせます。
 今日は行きは大峠ルートで向ったのですが、標高600m越えの「月うさぎ」はちょっと涼しすぎる位の気温でした。 本日の走行61.7キロ。

敦賀から「しおかぜライン」へ

 キャンプ翌日、予定は何も決まっていません。 高速増殖炉「もんじゅ」を見に行こうとか(見える処までは行けないと思いますが)、旧北陸本線廃線跡とか、幾つか案がでましたが、Dさんが河野海岸道路を走った事がないそうなので、杉津まで車で移動して片道10キロ程の距離ですが、往復しようと云う事になりました。

 敦賀から海岸沿いに、越前海岸へと北上する河野海岸道路、以前は有料道路でしたが、現在は無料になって一般県道となり「しおかぜライン」と云う愛称がついています。 平行してR8が走っていますので、有料時代は通り抜ける車も少なかったのですが、無料となった今、休日とあって車は増えた様で、それに今日は季節も良いので二輪も多い事。 有料時代はは確か自転車は90円だったと記憶しています。

 対岸に敦賀半島、日本海を前に見ながら風光明媚なコースです。 余裕があればR308に入って越前岬や呼鳥門まで往復したり、三国港や東尋坊まで抜けて輪行で帰ってきても良いかと思います。 私が以前に走った時は、桜井から223キロ自走し越前海岸で宿をとりました。

 時間もありますので、写真を撮りながら行ったり来たり。 どうにか来年のカレンダーのネタにはなりそうなのも撮れた様で。

 いずれも短いですが、河野までの間に3つ程トンネルもあります。

 お昼までには往復してしまったので、敦賀の有名店?「ヨーロッパ軒」へ、市内に何軒も支店がありますが、最初に行った駅前店は駐車場も一杯で明らかに満員だったので金山店へ、こちらでも少し待たされましたが。 頼んだのは話題のソースかつ丼、3人とも1050円のセットを頼んでしまいましたが、かなりのボリュームで、女性のお昼なら「ミニ丼」がお勧め、ミニと云っても十分なサイズでした。

 食事の後、気比神社を見学して天五さんとお別れしたのですが、帰路に道の駅「あやま」に立ち寄ってみると、UG兄さん主催の「甲賀クラシックロード走行会」を終えたばかりのメンバーに遭遇。 ここから泉州岸和田へ帰るダイバーてっちゃんの車に乗り換えて帰途に就く事にしました。
 本日の走行18.6キロ、KHSとは云えなんとも自転車な2日間でした(^_^;)

敦賀「お月見キャンプ」

 D女史のお誘いで、福井県敦賀市の芭蕉ゆかりの名勝「気比の松原」で中秋の名月を愛でようと云う企画です。 参加者は5名、キャンプそのものは同市内野坂の「自然の家キャンプ場」で、予約は必要ですがテント設営は無料、市営の清潔な施設です。

 最初は気比の松原まで自転車で往復する計画だったのですが、月夜とは云え海岸から標高150mのキャンプ場まで土地勘のない道を登って帰ってくるのに恐れをなして、若干3名は軟弱にも車で往復する事に。 私は往復送迎付きだったので大きなテントでも良かったのですが、コンパクトなコールマンのアビア(右下)を持ってきた事を後悔、さすが飲んだ後に狭いテントは蒸せました、隣のDさんは朝方は寒い位だったとの事なので、酔っ払いには丁度良かったのかも知れませんが…

 正確には今年の中秋の名月は12日で、今夜は十三夜なのですが。 心配して天気も崩れる事はなく、気比の松原の松林の間から真ん丸い月が…
 月明かりの下でなぜかJAZZを聴きながら宴の始まりです、なにしろ筋金入りのJAZZファンが集まってしまったもので、Moonをタイトルに含む曲や、7月に急逝されたミムラさんの放送録音を聴きながら、kiki君の見事な包丁さばきで剣先烏賊と石垣鯛の刺身他を戴きながら夜は更けてゆきます。(photo : 大黒屋さん

 そうこうしていると2灯のライトを点した自転車が、大阪から仕事を終えた後、宴会だけのためだけにUG兄さんが乱入、敦賀駅前まで車で来られて、自転車で走って来られたとの事 ここ最近ご執心のアウトドアクッキングとご自慢のコレールのカップでのティータイムまで。

結局、宴は10時過ぎまで続き、大阪へ帰るUG兄さんを見送り、キャンプ場まで戻ってからスーパー銭湯まで往復して汗を流すと、すっかり日にちは変わってしまいました。本日の走行0.0キロ(^_^;)