12年ぶりの文殊峠

来月の「月うさぎキャンプ」の2日目に予定しているサイクリング、昨年秋の村内周回コースと同じでも何なので、久しぶりに文殊(もんず)峠を越えるコースを考えています。 2006年にSORAさんが走ってレポートしてくれているものの、私は2000年12月の「第3回あすか鍋サイク」以来のご無沙汰、東吉野村側は一本道ですが宇陀市側はかなり判りにくい道だったので、久しぶりに行く事にしました。

今日は春分の日、陽も長くなったと云っても朝はまだまだ寒い、結局出かけたのは10時前、さてどっちから行こうか… 伊勢街道(西峠)、忍坂街道(女寄峠)、結局、多武峰街道で今年初めての大峠ルートをとる事に。

倉橋までは旧街道をのんびり行けば良いのですが、後は県道を走らなくてはなりません、休日とあって車の多い事、新鹿路トンネルが開通するまではのんびりした道だったんですがね。 今日は身軽なんで崇峻天皇陵で一息入れただけで八井内まではノンストップで上がれましたよ。

八井内トンネルと1800mもある大峠トンネルを越えて宮奥ダムへ。 大宇陀の「アナンダ」が今月一杯で産休で暫くお休みと云う事でよりたかったのですが今日はお休み。 もう12時を回ってますがダメ元で関戸峠を越えて「のら」へ。 選択の余地はあまりありませんでしたが2個ゲット。

佐倉峠へ出て宇賀志村道路元標の残る学校跡まで下り、ここで缶コーヒーでパンを齧る事に、さてどちらにしようかな。
 文殊峠へはこの学校跡から宇賀志の村の中へと入って行きます、他所の車は入ってこないし、静かな風情が続きます。

宇賀神社の前で日張山青蓮寺への道が分かれます、中将姫所縁の寺で良さそうな処らしいのですが、行き止まりの道と云う事でなかなか足が向かないのです。 文殊峠へはここを右に入り橋を渡って行くのですが、判りにくい分岐が幾つかあって、地図がなければ悩むこと請合います。

文殊峠は佐倉峠の東北東約1.5キロ程の位置にあり30m程標高が高く、峠の手前にはコンクリート舗装の結構な激坂が待ってます。 峠の稜線にそって何軒か民家があり、意外と明るい雰囲気です。 昔は騒がしい犬がいたのですが、今日は静かでした。

峠の南側は激坂の後、渓流沿いの一車線路になり、途中に鳥居があったり、小さな滝があったりと、壺阪峠の南側に似た雰囲気です。 鷲家の集落に入る処でR166と交差します。 鷲家から小川に出て高見川沿いに、宮滝から吉野川左岸を走り、椿橋を渡り壺阪峠を越えて高取へ。

高取町の土佐街道では今月一杯「町屋のひな巡り」と云うイベントが行われていて、今日は17時前と時間が遅かったのですが、結構賑わっている様です。
 明日香村を経て帰途に、本日の走行81.6キロ、もう少し暖かくなると本格始動ですね。