幻の道路元標

今年3月以来の道路元標ネタ、985基目となるはずだったのだが…
 6月に道路元標蒐集のリファレンスとも云うべき「国道901号 道路元標が行く」に、行方不明の奈良県山辺郡の朝和村道路元標が、なんと隣県の京都市南区上鳥羽の工場敷地内に保存(放置?)されていると掲載された。 本来ならすぐにも飛んでゆく処なのだが、丁度体調を崩し始めた頃で、道路元標熱も醒めていて、ついついほったらかしにしていた。 たまたま今日、京都での仕事が午前中に終わり、天気も良い事だし、もよりの近鉄京都線上鳥羽口を下車、歩いて10分程の丸三冷蔵本社工場へ向かった。

場所はすぐに判ったのだが、肝心の道路元標が見当たらない、「道路元標が行く」の該当ページによると矢印の位置に立てかけてあった様なのだが。 しまった何処かへ移動されてしまったか、尋ねてみようにも本社工場と云いながら、人影も事務所らしきものも見当たらない。 半年前まで確かにここにあったのだから悔しくてならない。
 朝和村道路元標は、現在の天理市の上街道沿いに建っていたと云う。 しかし何故奈良県の道路元標が京都市内にあったのか、謎の道路元標は幻の道路元標となってしまった。

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