facebookのお友達の「ニッカ履いてネルシャツに運動靴の’70年代サイクリング部のヤブ漕ぎランドナー青年’」と云う書き込みに思わず笑ってしまったのですが、まんざら捨てたモンでもないのでは思っているのですがね。 チームジャージならともかく、別にカネを貰っている訳でもない、縁も所縁のない広告がベタベタと入った派手なだけのレーサージャージにもっこりタイツ、戦闘的なヘルメットにサングラス(すんませんアイウェアって云うんですね)、おまけにクリートをカチカチ云わせながらペンギン歩きのローディも如何なものかと思うのですが、対してツイードランってやつもねぇ、自転車乗るためのファッションなのか、自転車がアクセサリなのか、それでゾロゾロと仮装行列。いずれにせよコスプレかいなと云いたくなります、まぁ趣味ゆえ非日常でありたいと云う気持ちも判らなくはないのですが。とかなんとか悪態をつきながら余裕があればツィードのジャケットの一着もほしいと思う今日この頃ではあります(^_^;) と云う訳でこの冬も、自転車に乗らない山屋に「今時、山屋でもニッカなんか履かんわ」と云われながら、最先端でもなく度を越した懐古趣味でもない、雰囲気と云う環境に優しいスタイルで走らせて頂きます。ところで良く聞かれるのはニッカとか何処に売ってます?って、確かにレーパンの様にサイクルショップには売ってませんし、それにネットで「ニッカポッカ」と検索すると、ガテン系の作業服ばかりが出てきますもんね。 と云う流れで「CanCanの冬のファッション」、やはりニッカポッカの定番と云えば「Woody Tail」でしょうか、登山用をメインに自転車用、ゴルフ用がラインナップされています。 関西でも登山用であれば「石井スポーツ」が常備している様です。
冬の装い
明日香村稲渕にて
ただ「Woody Tail」の製品は素材を含めてクラシックなものを踏襲しているので、スポーツギアとして高機能なものが幾らでも出回っている昨今では、些か不満があります。モンベルでもストレッチ性のあるニッカがラインナップされていますが、冬用としては物足りないもので、そんな中で見つけたのはフェニックスの「Rainfall 2L Short Pants」、店頭で見つけ、透湿防水性を兼ね備えた新素材をうたっていてデザインも悪くありません、ただ決して安くはないものなので躊躇していたのですが、昨年秋にAMAZONのキャンペーンとプライム会員の特典で、かなり安く買えた(9,849円)ので早速ポチる事に。これがなかなか快適でして、結果的に昨シーズンはこれだけで過ごせたと云っても過言ではありません、とにかく一押しですね。
※ 今シーズンもラインナップされていて、今月末までAMAZONのキャンペーンを使って安く買えそうです、もう一着同じカラーもなんなのですが、後一柄が今一つなのが。
ニッカポッカと云えば外せないのがニッカホース、膝まであるロングソックスです、こちらはハリソンが作り続けてくれていて、登山洋品店とかで比較的手軽に入手できます、ただ昨今の山ガールブームで店頭では婦人用が中心になっている様ですが、紳士用も定番のアーガイル柄から無地と豊富な柄が揃っています。写真は無地のものを除く私のコレクション、右端のモンベルを除いて全てハリソンで、左2足が厚手モデルです。
晒しついでに一部ですが秋冬用のシャツを、ビエラやネル生地のシャツでチェック柄ばかりですね、お気に入りは肩ヨークを切り替えた、ウェスタンシャツと呼ばれたデザインのものですが、最近はあまり見掛けませんね。上段中央の2枚はユニクロ、いつもシーズンの変わり目に安くなったものを物色しています。
アウターと云えばこれしかありませんアノラック、ヤッケとも云いましたね。 最近ははやらない様でアウトドアブランドでもモンベルがODアノラックとして細々とラインナップされているだけの様な。シンボルカラーと云うか私が愛用しているオレンジ色は2着目、最近までファクトリーアウトレットに残っていたのですが、どうやら売り切れてしまった様です。現行モデルは写真の黄に赤と黒。
この下にベストやフリースで調整します、走っている時と休憩で上手く調整できる事が冬季のサイクリングには肝要ですね。 余談ですが最近の冬期のスポーツサイクル用ウェア、防風性能とかは考慮されてはいる様ですが、本来走り続けている事を前提にしたウェア、そんな格好でメカトラブルに対して脆弱なバイクで山の中を走るのは死活問題の様な気もするのですが。
おまけでハンチング、夏は蒸れない素材を探すのが大変ですが、秋冬はツィードからフリースに至るまで豊富にあります。フォックスファイヤーのウィンドパスとかは、結構なお値段がしますが、手頃な価格で愉しめるアイテムですね。