「日本の悪霊」

高橋和己の小説「日本の悪霊」が1970年ATGで黒木和雄監督により映画化されていた事は知っていたが今まで見る機会はなかった。 原作を読んだのも30年以上前の事だから記憶も曖昧、主人公が無罪の判決を受けた直後に車に飛び込んで死んでしまう云うくだりだけが印象に残っている。
 映画では「横川事件」そのものはストーリーの中に組み込まれているものの法廷シーンすらない、主人公村瀬と刑事落合が活動家崩れのヤクザと刑事として佐藤慶が一人二役を演じ、村瀬と落合の同一性を瓜二つの二人が入れ替わると云う筋立てにしている。
 あまりに原作とのギャップが大き過ぎて些か混乱してしまって良く判らない、挿話の様に折々に現れる岡林信康が唄うシーン、70年代の匂いだけを感じながら、原作を引っ張り出してパラパラとめくってみたが、あえて好きな作家でもなかったし、いまさら高橋和己を読もうかと云う忍耐力はもう持ち合わせていなかった。


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ブログ1周年

今日でブログ1周年を迎えました。 大して覗いて頂くような内容のないブログですが、多くの皆様に立ち寄って頂き有難うございます、とりあえず「存在証明」と云う事で、今後も時々覗いてやって下さいませm(_ _)m


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闘病記(^_^;)

柄にもなく1?2日おきのリハビリにマメに通っている、症状の方は多少改善された様に思えなくもなかったり、それとも痛みに慣れてしまったのか、まあ傍目には至って健常者と変わらない生活を送りながら仕事もちゃんとこなしている。 さすがにパソコンに座っての長時間の作業が辛いが、現在進行中の案件もちゃんととこなしている。 自転車仲間の方々からも腰の方の経験者のN氏やO氏の様から暖かいお言葉を頂いたり、A氏の様に目と鼻の先でキャンプツーリングするゾと励まし?の企画をして頂いたりと有難い事であります。


T御大からはコラーゲンを摂りなさいとお達しで、頂いたのは1kgも入った袋(写真)、1日スプーン2杯として一体何日分なのか... ほぼ無味無臭なのですが独特の食感がたまらない、料理に混ぜても良いよと云われているのですが、とりあえず牛乳やジュースに入れたりして飲んでいますが、その溶けにくい事ったら... どうやら暖かいココアに混ぜて飲むのがベストな様です。


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たまにはレコードでも

CDが世に出た20数年程前は確かに価格も割高だったし発売されている範囲も限られている事もあったが、CDなんかとマニアックな蘊蓄を並べたて敬遠していたものだ、でも一度その手軽さにはまってしまうと新たに買うのはすっかりCDになってしまった。 LPだとオペラなんぞ5枚裏表で計10回はプレーヤの前へ通わなくてはならないのもあるし、その上キズや振動やと鬱陶しい事ばかりである。 従って今ではLPを引っ張りだす事すら本当に少なくなってしまったが、まあたまには聴いてやらないとネ。

Cliff Jordan (BlueNote BLP1565) Jun 2.1957
Lee Morgan(tp) Curtis Fuller(tb) Jonn Jenkins(as) Cliff Jordan(ts) Ray Bryant(p) Pual Chambers(b) Art Taylor(ds)
 クリフ・ジョーダンの単独の前を冠した初リーダー・アルバム、4管編成の分厚いハーモニーが私好みのアルバム、中でも1曲目の「Not Guilty」 ジョーダン のオリジナルでメディアム・テンポでジャム・セッション風の演奏がご機嫌\(^o^)/ ブルーノートでは珍しいレイ・ブライアントのピアノにも注耳。


John Jenkins with Kenny Burrell (BLP1573) Aug 11.1957
John Jenkins(as) Kenny Burrell(g) Sonny Clark(p) Paul Chambers(b) Dannie Richimond(ds)
 かなりマイナーなアルト奏者ジョン・ジェンキンスの唯一のリーダー・アルバム(らしい)、同じアルト奏者のジャッキー・マクリーンとのバトル?「アルト・マドネス」(NewJazz)位しか記憶がないのだが、チャーリー・パーカーの名曲「フロム・ジス・モーメント・オン」がご機嫌、ソニー・クラークの参加も貴重だが、ケニー・バレルのソロもなかなか良いです、実はケニー・バレルはリーダー作よりサイドメンの時の方が好みなんです(^_^;)


Blowing in from Chicago / Cliff Jordan and John Gilmore (BLP1549) Mar 3.1957
Cliff Jordan, John Gilmore (ts) Horace Silver(p) Curly Russell(b) Artr Blakey(ds)
先の「Cliff Jordan」(BLP1565)に先だって発表されたジョン・ギルモアとのテナー双頭コンボでのアルバム、バリバリ系テナー2人にこのリズム・セッションですから演奏は推して知るべし、個人的にはジジ・グライス作の「ブルー・ライツ」が好みなんですが、後ろでしっかりブレイキーしてくれています。 ギルモアのアルバムはBlueNoteにこの1枚、他には記憶がありません、メッセンジャーズの面子として来日した事あるらしいから、その辺りだけかな。
 折角LPをかけるのだからとCDで買い換えていないアルバムを引っ張りだしてきたが、奇しくも1957年のアルバムが3枚続いてしまった。 しかしLP聴くのは邪魔臭いわ(^_^;) CD-Rにでも焼けばと思うのだけど、アナログ音源は曲前後の処理とか億劫だしネ。



ちょっと胸焼けしそうだから、最後はお口直しに...
Bill Evans / I Will Say Goodbye


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D.I.Y.(続き)

 どうにも使い勝手が良くないのは机の左側のこの周辺なんです、引き出しになっている脇机の上で、とりあえず頻繁に使う2組のCPU切替器が載っかって、あり合わせの材料で写真下の様にしているのですが。 まあモニターの右側に持ってくれば使い勝手は良いのだけどケーブルの長さにも限界があるし...(もっと長いケーブルがオプションでありますが、8本となると莫大な投資が)


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「砂の女」

仕事でパソコンの前に長く座っているいるとさすがに肩などの痛みが酷くなってくる、だったらBlogも控えたらと云われそうだが、仕事だと集中力が続かなくってネ(^_^;)
 横になるとずっと楽になるので寝てしまえば良いのに目が冴えていけない、で久しぶりにビデオなんぞを引っ張りだして見ていたら、結局最後まで見てしまった。
 「砂の女」 岸田今日子と岡田英次が主演した勅使河原宏監督の1964年の白黒作品で、同年のキネマ旬報ベストテンで小林正樹監督の「怪談」を押さえて第1位に輝き、「飢餓海峡」が第5位となっている。 そしてカンヌでは審査員特別賞を受賞している。 さすがにロードショーは見ていないが、名画座か何かで映画館のスクリーンでも見た事がある。 余談だが「怪談」は岸恵子ファンの母親に連れられて見ている「黒髪」が怖かった事を鮮烈に覚えている、正直今見ても「リング」より怖い?。
 原作はもちろん安部公房、私の最も好きな作家である、「砂の女」は安部公房の作品の中で最も一般受けする作品なのかも知れないが、映画も同じ勅使河原宏監督の「他人の顔」程の難解さはなく、何よりも背景も背景だが白黒映画の美しさをこれ程感じさせる映画は数少ない、武満徹の音楽(ミュージック・コンクレート)も素晴らしい。 原作に忠実な作品で安部公房作品の一貫したテーマである「存在証明」、岸田今日子演ずる「女」と「村」の関係、そしてその構造に取り込まれてしまった主人公、そして最後の「溜水装置」の研究に希望を見いだす主人公と彼の「失踪宣告」が感動的に表現されている。 何度見ても新鮮で感動的だ、ただ原作に忠実と書いたが安部公房作品に一貫して流れるテーマの様なものはいささか希薄になっている様に思える。 しかしもうこんな日本映画って作られる事はないのかななぁと、つくづく思ってしまう、安部公房作品を4本映画化した勅使河原宏監督はその晩年「利久」「豪姫」を監督するが、安部公房作品で再びメガホンをとる事なく4年前に亡くなってしまった、後年の安部公房作品「箱男」なんぞを映画化してほしかった。


PS:なおロードショー時は147分の作品だっがカンヌ出品時に124分に編集された。 現在ではDVDで147分版も見る事ができ、断続的にカットされた部分は決して冗長になっていた訳ではなく「能登の御陣所太鼓」のシーンを始め各所で非常に作品の内容を色濃く表現している。

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D.I.Y.(続き)

 結局、雨が降っていたので隣駅まで電車に乗ってホームセンターまで歩いて行く事になってしまった(^_^;)
 いたってローカルなJR桜井線も「Jスルー」や「ICOCA」も使える様になったのかぁ、香久山駅にて、もう無人駅になって久しいがホームから一段下がった駅舎や花壇などに昔懐かしい国鉄ローカル駅の雰囲気が残っています。
 ホームセンターに行くと色々と物欲が... でも歩きでは何んにも買えないよ。 で肝心のスクリュー釘はステンレスとユニクロしかなかった。


とりあえず今日はここまで進んだよ(^o^) 
 ケースの両側に空間ができたのでサイドパネルにファンを付ける事ができるし、19吋ラック対応の機器がやってきても棚に収まります。 総工費\4,000弱。


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SPREAD Ver.7.0J

次期案件で必要になる表計算OCX、グレープシティの「SPREAD Ver.7.0J」(\92,400)が届いたのだが、荷物が妙に軽いので怪訝に思ったら製本されたマニュアルが付いていない、手持ちの同社製品には全てパッケージ版でマニュアルが付いていたのに、これでは確か2万近く安いダウンロード版を買っても変わらないではないか(▼、▼メ) 第一「SPEAD7.0J」はファースト・リリースに酷いバグがあるときている。 早速、文句の電話をかけるがサポートの女の子ではラチがあかないので、追って回答せよと怒鳴って電話を切る。
 で...
>SPREAD 7.0Jを含む最新ActiveX製品及び.NET製品は、すべて
>製本マニュアルが付属となりません。 マニュアル自体の作成も
>行っておりませんので、今回のご希望に関しましてご対応させて
>いただくことができません。
>マニュアルをご所望のお客様にはご迷惑をお掛けする結果となり
>誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますよう
>お願い申し上げます。

 ご理解もご納得せんゾ!!

>また、マニュアル作成につきまして、規制など特に設けておりませんが、
>予てより営業チームとしてユーザーの皆様のお声を伺って参りましたところ、
>製品の使い方を調べる際はマニュアルより製品ヘルプを使用するという方の
>割合が圧倒的に多いという結果が得られました。
>このような背景もあり、弊社といたしましては今後はマニュアルの
>ご提供は行わず、製品ヘルプの更なる充実に尽力する方向で進めて
>参る所存でございます。

 そんな事もわいの預かり知らん事や!! まあ最近の傾向だとは理解できるけど、決して「製品ヘルプの更なる充実」してる様には思えんゾ!!

>また、今回お客様のご要望にお応えできるかを弊社にて検討いたしました
>結果、旧バージョンVer.6.0Jの製本マニュアルの在庫が残っておりましたので、
>こちらをご提供させていただくことは可能です。
?? (中略) ??
>?@お手持ちのSPREAD 7.0Jのユーザー登録を行っていただくことが必須
> となります。 下記Webサイトよりお手続きください。
>?ASPREAD 6.0Jの製本マニュアルを1ヶ月間無償にて貸し出しをいたします。
> 内容がSPREAD 7.0Jとそぐわない場合には、ご返品いただいてかまいません。
> SPREAD 6.0Jの製本マニュアルでも十分に対応可能であるとご判断いただいた
> 場合には、4,200円(税込み)にてご提供させていただきます。
> 無償でのご提供はさせていただいておりませんので、何卒ご了承ください。

 ここの製本されたマニュアルはA5サイズで結構使いやすかったのにね、オンラインヘルプは印刷するのが大変だし思い通りに上手く印刷できないのが。 結局、パッケージ版を返品してダウンロード版を買ってマニュアルを買うのが落とし処かな...
 しかし正直云ってオンラインヘルプが嫌いなのである、なにかその場しのぎで身に付かない様な気がするし、極力モニターを見る時間を少なくしたいしネ。



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去年の今日は... 最終回(^_^)

...このタイトルも来週にもBlog一周年を迎えるのでネタ切れになります(^_^;) 「一昨年の今日は...」って手もあるけどネ。
 尾鷲泊の翌日はR42で矢の川(やのこ)トンネルを越え<70>賀田港中山線で海岸沿いに下り、先年全通したR311で熊野市へ向かい、R42を避けながら幾つかの県道で鵜殿村へ、熊野川(新宮川)を渡れば新宮市なのですが、熊野川左岸路の<740>小船紀宝線を走り紀和町へ、三和大橋を渡って熊野川町へ入り今度は対岸のR168を走って新宮へ戻り、未踏区間探索の1泊2日ツーリングを終えました。 走行122キロ也。
(写真左上) 朝早い時間なので比較的マシなのですが、R42矢の川トンネルを自転車でくぐるのは命がけです。
(写真右上) 長年未開通だったR311の尾鷲市?熊野市境界前後のトンネル、新しく開通した区間は立派ですが、従来区間がとってもお粗末(^o^)/なので交通量は非常に少ないです、自転車天国(^o^)/
(写真左下) 熊野市甫母町、国道とは云えご覧の様な波にさらわれそうな1車線路です。
(写真右下) <740>小船紀宝線、対岸のR168が見えるのですが紀和町までの10数キロ橋がないので渡る事ができません、ここも自転車天国(^o^)/



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去年の今日は...

R166高見峠を越え三重県尾鷲市まで走行177.1キロ。
(写真左上) 大台町からR42を避けJR紀勢線沿いのひなびた県道を継いで走ります。
(写真右上) 紀勢町にあるうどん屋で昼食、結構旨いのですが「伊勢うどん」はありません、高速の工事と道路の付け替えで風景が一変してしまいました。
(写真左下) 荷坂峠は越えず<68>紀勢インター線で海岸沿いに出てR260で紀伊長島へ。
(写真右下) 尾鷲駅前、この日は尾鷲のビジホ泊。


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古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。