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四国(中央構造線)ツーリング 1日目

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紀ノ川左岸を往く
 

 写真はいつもの「自撮り」ではなく9さんに撮って貰いました。 九度山以西は久しぶりに走りましたが、専用道ではないもののブルーラインも引かれてずいぶんと整備がすすんでいます。

 さて1日目は基本的に深夜に和歌山港から出る徳島行きの南海フェリーに乗るための移動みたいなものなんですが。 寄り道せずに行くと90キロ程のコースですので、あまり早く出発しても仕方がないどころか和歌山で時間潰しが大変ですので、九度山町で地元の自転車お友達9さんとお昼でもご一緒して、暗くなった頃に和歌山市街に入る様に考えて、朝9時頃に出発する事にしました。 旅支度はいつものキャンプと大して変わりませんが、食事は基本外食としてお湯を沸かす程度の準備だけにしました、テントもサイドバッグに押し込めるかなと思ったのですが、どうも寒暖の激しそうな予報なので、思いの他衣類や雨具、帰りの輪行袋と嵩張ってしまい、結局テントはパニア台の上に、まぁMoss Outlandは自転車ツーリング用としては大き過ぎるのですがね。 4つのサイドバッグ、フロント、サドル、テント、それに三脚と自転車以外で25キロ程に荷物になってしまったでしょうか。
 ところでタイトルの「中央構造線」とは西日本を東西に横断する巨大な断層(系)で、難しい話を抜きにしても渥美半島から櫛田川、紀ノ川、四国の吉野川、豊後水道に突き出た佐田岬半島と、地形図を見れば、誰しもが顕著な地形的特長が感じられるかと思います。 今回のコースはその一部をなぞってみようと云うもので。 きっかけになったのは、ブログ「神戸から自転車に乗って」で紹介された四国吉野川支流の銅山川を辿るコース、銅山川と云う名前から想像がつくかも知れませんが、住友財閥の基礎ともなった別子銅山が上流にあったのです。 四国は長年ヨサクことR439を辿るツーリングを画策しているのですが、コース的になかなか厳しいものがあるので、その予習として走ってみようかと云う気になった訳です。
 
20160321c.jpg 明日香村を抜け奈良県道120号へ入る五條方面への定番コースです、先日も和歌山へ向かわれたS氏を送ったりと2度ばかり走ったばかりです。 近鉄吉野線とJR和歌山線に沿って行きますので勾配もゆるく、道が狭いので車も少ない自転車向きのルートです。 重阪峠を越えて少し我慢してR24を走り五條市街は旧街道へ、古い街並みの残る五條新町を抜けます、写真左下は五新線の遺構です。 紀ノ川左岸に渡り県道55号線で和歌山県へ。
 
20160321d.jpg 1155南海高野線の九度山駅下に着いた処で9さんに電話を入れてみると、迎撃しようとして五條近くまで行ってしまった様です、走るコースは暗黙のうちに決まっているのですが、何処ですれ違ったのでしょうか。 ともかく九度山の道の駅で待つことにします、しかし「真田丸」効果は凄いですね、大変な人出です。 他に食事のできる処を求めてウロウロする事に。 食後に9さんの秘密基地に出向いて、とある部品を物色します。
 
20160321e.jpg その後も紀ノ川左岸を和歌山に向ってエスコートして頂く事に、ブルーラインが引かれていると云っても断続的で案内標識もありませんので、その辺は原住民の案内は心強いです、お陰で車と信号の少ない快適なコースを辿る事ができました。
 
20160321f.jpg 久しぶりに現在の紀の川市に残る麻生津村道路元標へ立ち寄ります、私が道路元標を巡りだした10年程前には和歌山県には橋本町道路元標しか現存が確認されていなかったのですが、ここは地元のウォーキングコースとして紹介されていて見つける事ができました。
 
20160321g.jpg 9さんには貴志川の合流点まで送って貰い、JR和歌山線の船戸駅で少々休憩した後、和歌山市街へ。 夕食は和歌山ラーメンにしようとFaceBookのお友達のY氏に2,3軒のお薦めを挙げて貰いました。 和歌山ラーメンは基本的にいわゆる「中華そば」の類なのですが、お薦めの中からルートからあまり離れない処に、私好みの豚骨系のお店「丸花」があったのでそこへ向う事に。 1人だったのですんなり入れたのですが、私が出る頃には行列が。 ちょっとエグ味が感じられなくもないですが、人気店だけの結構なお味、ほうれん草とうずらの玉子が特徴です。
 しかし夜行便の0240発の出航にはまだまだ時間があります、そこで今回考えたのはスーパー銭湯でのんびりしようと、港に近い「ユーバス」と云う処を選んだのですがこれが失敗。 待合室程度のシートしかなく、ゆっくりゴロゴロしてられそうなスペースがないのです。 結局は時間を持て余しつつも隣のオークワで少し買出しをしたりしながら、和歌山港フェリーターミナルへ移動する事に。
 
20160321h.jpg 関西から海路で四国へ渡るのは幾つかの航路があるのですが、南海フェリーが今月一杯まで自転車の航送料金が無料なのが、今回選んだ理由の一つなのですが、神戸~高松のジャンボフェリーに比べると所要時間が短く、それがかえって夜行便で休んで行こうと云う向きには辛いかも知れません、その上最寄駅の南海の和歌山港駅はなんと21時29着が最終なので、輪行で来ても和歌山市駅から走らざる得ないので、何度か使っているもののここの夜行便はあまり使い勝手の良いものではありません。 なお自転車の車両甲板への乗降は車より先に乗船し下船は後からでした。 本日の走行101.2キロ、平均速度16.4キロ。
 

 
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 2015年4月の「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」はこちらから
 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く」はこちらから
 2016年1月の「せとうちツーリング」はこちらから
 

道路元標とむらまさ君拿捕サイク

先月15日鹿児島をスタートし青森まで日本縦断中のツィッターのお友達むらまさ君(@che_ma2sa 静岡県在)。 ところが関西までやってきながら、ある京女の色香に迷い大阪~京都~滋賀~三重とけしからん事に奈良を避けて走りぬけ鳥羽から伊良湖にフェリーで渡ると云う、これでは今後の示しが付かないので伊勢まで拿捕に向かう事に。 とそれだけで飛び出して行くのも勿体無いので、きっちり未収の道路元標も拾って行こうと… 朝0600発の近鉄電車に乗車、名張、伊勢中川と乗り継いで伊勢市へ向います。
 今日は機動性重視でKHSの出動です。 斎宮駅から明星駅辺りから走り出せば良いのですが、M君の後ろへ回ってしまうと追いかけるのが大変、なにしろちょっと4サイドとも思えない時間で走っている時もあるので、伊勢市から戻り気味にコースをとりますが、北よりの風が大変です。 彼のツィッターへの書き込みを見ながら現在地を推定し、どうにか予定の北浜村道路元標までまわり、伊勢市街へ引き返します。 写真は神社町道路元標、伊勢市神社港、漁港の防波堤の内側にあります。 ちょっと首を傾げたくなる記述ですが、案内もあります。
 一度外宮前の信号で待っていたのですが、どうやらニアミスしていた様で、外宮を端折って内宮に向ったのかと御木本道路を爆走して内宮へ、宇治橋前で待つ事にします。 12時11分やってきました、実は彼と会うのは初めて、私の事は天五さんのブログでツィッターでやりとりする以前から良く知っていたそうです。
 さすが日本縦断キャンピング4サイド仕様、凄い荷物ですこれにまだデイバッグを担いでます(中身はくまもんのぬいぐるみ)。 深谷DAVOSに私と同じ日東キャンビー、オルトリーブのサイドバッグ、タイヤはパナのコルデラビィ、鹿児島からノーパンクと云いますが、ブロックタイヤですよ。
 せっかくですので内宮へお参りに行ってもらいます、まぁ日本では誰もこの自転車持っては行きませんが、その間お守りを。 しかし「鹿児島~青森 日本縦断 ブログ『銀輪記』」なんて貼ってあるもんですから、それでなくても観光客の多いお伊勢さん、待っている間に3回も声を掛けられましたよ。 ちなみに関西圏に入って声を掛けられる事が格段に増えたそうです。
 ところでM君は「伊勢うどん」は知っているのかなと尋ねたら、意外と知らないそうで、こんなもんやと説明して「おかげ横丁」の一軒のお店へ。  時間も時間なので満員でしたが、タイミング良く少し待って座れました、てごね寿司とのセットを注文。
 平日と云うのに「おかげ横丁」は人で一杯、どうにか押して行けるものの、土日はとても無理でしょうね。 ここの松阪牛コロッケ、一個300円もするんですよ。



 赤福本店も相変わらず満員、赤福は乗船前に買ってもらう事にして写真だけ。 「おかげ横丁」を後にして鳥羽へ向います。 二見ヶ浦へ寄るつもりはないそうなんで、近鉄志摩線沿いにショートカットできる松阪鳥羽線を案内します、こちら小さな峠越えですが、線路が平行している位ですから大した事はありませんし、何しろ信号が殆どないのが4サイドには有難いのです。
 14時過ぎに鳥羽に到着、1510の便に乗船できそうです。 私も2度ばかりこのフェリーを利用した事があり、一度は桜井から自走でお昼の便に乗り浜松まで200キロ走った事があります。 今回も午前中の便に乗れるのなら、一緒に伊良湖へ渡り、渥美半島に残る未収の道路元標1基をゲットして三河田原から輪行で帰ってくる事も考えてはいたのですが、さすがにこの時間では帰ってこれなくなりますんで。
 2サイドの先客が1台、富山大学の自転車部?のクラブランのアフターで実家の浜松に帰るそうです、浜松までは75キロ程でしょうが、M君の方はナイトラン承知の上で、静岡までの約150キロを走り抜くつもりでいます。 そして静岡で用事を済ませた後、再び青森目指して北上します、もし見かける機会がありましたら、応援してやって下さい、なかなかの好青年ですよ。
 乗船する彼を見送って、さて私は帰途に就きます。 まだ陽も高いのでもう少し走っていたいのですが、何しろ北よりの強い風にめげてしまい、早々に輪行で帰途に就きました、本日の走行約55キロ也。 

【981】 2012/03/13 三重県 度会郡 神社町 (現 伊勢市)
【982】 2012/03/13 三重県 度会郡 大湊町 (現 伊勢市)
【983】 2012/03/13 三重県 度会郡 豊浜村 (現 伊勢市) 
【984】 2012/03/13 三重県 度会郡 北浜村 (現 伊勢市)

ブログ「銀輪記」自転車旅の記録

伊勢湾フェリーも

 どうやら鳥羽と伊良湖をむすんでいる伊勢湾フェリーも今年9月末での廃止を発表したらしい。 2度ばかり乗船しているが、一度は2001年に2サイドキャンプ装備で信州まで行くために、1日目として鳥羽まで走って伊良湖へ、その日に浜松まで200キロあまりを走り、翌日から秋葉街道をひたすら北上した。 二度目は渥美半島の道路元標を巡る為にお世話になった。

 運賃は自転車(大人)2,500円、所要55分だからあまり安くもないが、ツーリングの途中で丁度休憩にもなるし、航路から神島なども望めて一度は乗船してみる価値はある。 なお鳥羽のフェリー乗り場は鳥羽駅よりも池の浦駅が最寄りとなる。
 
ところで紀伊半島を一周するR42の起点は、R1が浜名湖を渡った辺りから分岐し伊良湖から海上区間を経て鳥羽へ渡っている。

道路元標蒐集サイク (三河篇 1日目)

 今回は近鉄で鳥羽(下之郷駅)まで輪行し伊勢湾フェリーで伊良湖へ渡り、愛知県は三河地方の道路元標を回ります。 伊良湖から渥美半島を走るのは二度目ですが、前回は秋葉街道へ入るためにR42からR1ととりましたが今回はR259を。

 途中海岸沿いの旧道区間があって、車はいないしご機嫌で走っていたのですがパンク、早速チューブ交換をば… ところがサドルバックに入っていたスペアチューブはなんと’700C、とにかくパンク修理はしたものの、今日明日とスペアチューブなしで走るのもと、岡崎市在のK氏に連絡して、豊橋あたりで20吋フレンチバルブのチューブを置いてそうな店を教えて貰います。

 とにかく無事に豊橋まで走り、東海道本線で浜松まで往復して、静岡県で唯一の現存情報のある浜名郡中ノ町村元標へ、豊橋へ戻って教えて貰ったショップを探して、無事にスペアチューブを手に入れる事ができました。

 今日の宿は「東横イン」、色々と物議をかもしている会社ですが、最近良く利用しています、携帯やPCから予約できますし、会員なら10泊で1泊タダとか、休日なら安いとか色々メリットがあります、豊橋駅東口店はOPENしたてでWeb予約なら\3,950とお得なモニターキャンペ?ン期間。 もちろん部屋でLANが使えますし、ロビーではプリンタも使えますし、最近貸出パソコンを用意している店もある様です。 夏場は早朝から動くので7時からの「朝食無料サービス」の恩恵にはあまり預かれませんが、陽の短い今どきならば。

FI2613204_5E.jpg 本日の実績走行 63キロ【593】 愛知県 渥美郡 野田村 (現 田原市)【594】 愛知県 渥美郡 田原町 (現 田原市)【595】 愛知県 渥美郡 杉山村 (現 田原市)【596】 愛知県 渥美郡 老津村 (現 豊橋市)【597】 愛知県 渥美郡 牟呂吉田村 (現 豊橋市)【598】 静岡県 浜名郡 中ノ町村 (現 浜松市)