朝、そろそろ明るくなるだろうと云う頃に起きだすと結構晴れていて、暫くすると朝日が登ってきます、相変わらず天気予報は午後から雨との予報を流していますが、どうなんでしょう。 集合場所の道の駅「宇陀路室生」までは約20キロ程の距離ですが、R165西峠を越えて行かなければなりません。 少し早いですが7時過ぎ出発しに、念のために断続的に天端道路で工事が行われている室生ダムに寄り道して今日のコースの確認にをして行きます。 気掛りなお天気の方ですが西峠を登りきる頃まで陽射しがあったのですが、榛原に入る頃には案の定曇ってきました。 後は降りだしが少しでも遅くなる事を祈るだけです。
室生ダムを経由しても道の駅には9時前に到着してしまいましたが、既に待っている方々もおられ、そうこうしている内に次々と自走、輪行、車載と様々な方法で集まってきます。 馴染みの顔ぶれの他にも初対面の方も何人かおられます。 さて予定の16名が揃いました。
集まった方々も様々ですが自転車の方も本当に様々です。 それに今回は初めてお目にかかる方が半数近くもあられます。 さて三本松を出発し阿保越伊勢街道を西へ、R165を見下ろしながら旧街道の街並みの中を走り、海老坂峠を越えて大野から室生ダムへ。
最初の休憩は室生ダム、 天気の事もありますので、少々まきぎみのペースですが、約40分。 ダム湖畔に入る頃から少し雨粒が。
10時17分室生ダムを出発、室生ダム湖を右に見ながら西へ、檜股から墨坂神社まで少しR369を走り榛原へ。
榛原からは宇陀川沿いの道を行きます。 専用自転車道ではありません、地元のサイクリングロードとして、小さな案内標識も設置されています。 ほぼ国道に出ずに榛原駅前近くから大宇陀まで、車に煩わされる事なく行く事ができます。
「 おごぽご」の対岸を走りますが、宮前橋から先の工事中看板が撤去されていたので、既に工事が終わったのか思っていたら、反対に先週はルーズだった通行止がしっかり固定されていて、担ぎ上げないと越えられません。 ちょっとシクロクロスみたいで、皆さん賑やかな事です。
松山街道に入り西門跡の休憩所で2度目の休憩、雨もひどくはありませんが、そろそろ途切れる事なく降りだしているので、ここで殆どの方がカッパやポンチョを着込みます。
11時50分に西門跡を出て、再び松山街道に戻ります、街道沿いは見処もいくつかあり、時間があればよって頂けるのですが残念です。 アナンダの前で臨時停車です。 なお4月から暫くの間休業されます。 菟田野松井橋のローソンは端折って一気に一谷峠へ向います、
さて「月うさぎ」で昼食をお願いしている時間が押してきているので、先に峠へ付いている方は鉄人児玉さんの先導で先に行って貰う事に。 「月うさぎ」に到着すると、バイクスタンドが、オーナーが朝から即席で準備してくださいました。 ブルーシートのターフで万全、感謝感激です。
今回は人数も多いので、2部屋を目一杯使わせて頂いて特別メニューをお願いしました。 五穀米ごはんに自家製野菜を使った料理に、少し鹿肉や猪肉をアレンジ。 美味しい料理の後は、薪スト-ブに癒し猫たちと、今回も色々とお世話になりました、ありがとうございました。
14時半に「月うさぎ」を後にします、滝野への峠で1台のRV車が、なんとどんパパさんがサポートに来て頂いたとの事です。 R166の佐倉峠区間が通行止めになって事もあって、日頃車が通わない一谷峠や染谷峠の狭い道にも車が入ってきて大変だったと思います。 15時15分全員が染谷峠に到着。 大内峠まで下った処で往復自走の鉄人児玉さんが離脱、R369で帰途に就かれます。 染谷峠から延々と下りが続きますので、結構皆さん寒い思いをされていた事とは思いますが、それにしては早かった事。 龍穴神社前で最後の休憩、予定では室生寺を経由して大野からR165を道の駅に戻って貰うプランでしたが、雨の中車の少なくない国道を走って貰うより、長くても室生トンネルでショートカットして頂いた方が得策だとコース変更をお願いしました。 ただトンネルを出ても先行した何人かがやまなみロードを突っ走っていったので、どんパパさんにフォローをお願いして、本隊は滝谷しょうぶ園を通って道の駅へ無事に戻りました。 60キロ余りのコース、雨も思っていた程には酷くならずに済みました、ただ大宇陀の古い街並みや室生とゆっくり見物して頂く時間を取って頂けなかったのが残念ですが、トラブルもなく終える事ができたので、コースリーダーとしては安堵しております。
輪行組と別れ、車載組は道の駅でコーヒーブレイク、帰りはワカメ(Liberty)さんの車に乗せて頂き桜井へ、本日の走行、往路自走を含めて85キロでした。 うちのHPの[ツーリングの記録]に写真をUPしました。 [BICYCLE]→[ツーリングの記録]→[2012]と辿って下さい。 集合写真他大きなサイズの画像のダウンロードも可能です。 なお認証が必要で、ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダーの奥付等をご覧下さい。 峠おやじナワールドさんのブログ「ぼやき日誌」 (動画もあります) ofはやまさんのブログ「自転車のある風景2」 乾さんの「ランドナー補完計画ブログ」
「asuka」タグアーカイブ
伊勢本街道ツーリング
昨日は一旦は晴れマークが少し出ていた三重県の天気予報、今朝になると再び悪くなってます。 相棒は既に現地で待機していますので、たとえ雪が降ろうともとにかく集合場所の榊原温泉口駅までは行かなくてはなりません。 雨仕度を少し強化して0754発の宇治山田行き快速急行に乗車します。
榊原温泉口0853着、既に鈴鹿のあびさん他3名の方が駅前に待っておられ、東京から始発の新幹線と近鉄特急を乗り継いで来られる田村氏の到着を待ちます。 輪行袋から出てきたのはシクロツーリスト誌でお馴染みのスポルティーフですね。
今日のコースのテーマは伊勢本街道なのですが、途中の多気宿から走りだすために、近鉄の榊原温泉口駅からのスタートとなっていて30キロ近く南下しなくてはなりません、一昨年の台風禍で不通になったままの、JR名松線が運休中でなければ終点の伊勢奥津駅からのスタートも考えられるのですが。 <28>亀山白山線を南下し、名松線沿いの<15>久居美杉線を走り、伊勢竹原駅付近から<29>松阪青山線に入り君ヶ野ダムへの登りへ、しかし日頃ご一緒していないメンバーですし、結構ええペースなんで大変です。
君ヶ野ダムの天端道路から暫く対岸路を走った以外は、いずれも走った事のある道で、ずいぶん久しぶりですが、八手俣川沿いの道はあまり変っていません。 お天気は小雨程度がが降ったり止んだりと云う感じで雨具を出す程でもない程度です、下之川の清水峠への分岐にある大清館の前で一服。
途中で少し雨が酷くなってきたので北畠神社前で少し雨宿りしたあといよいよ伊勢本街道へ、古い宿場の趣きを残す多気宿で写真を。 この後丁度良い時間ですので道の駅「美杉」でお昼にします。 食事の後も雨は止むこともなさそうなので、いよいよポンチョをかぶって雨仕度です。
伊勢本街道のこの辺りを走るのも随分久しぶりですが、仁柿峠まで道路改良がすすんでいて峠も大きく切り下げられる工事が始まっています。 ただ松阪市側は昔と変わらず延々と林間の下りが続きます。 おかげでブレーキシューがかなりちびってしまいました。
峠を下りたら少しは雨も収まっているかと淡い期待を持っていたのですが、そうは思い通りには。 R166に入り昨日走った立梅用水沿いの道のこちら側を黙々と走り、小片野から櫛田川寄りの道をとります。 今回はあびさんがコースリーダーで私はゲストなので、すべてはお任せして安心して後をついて行って楽させて貰っていたのですが、津留の渡しのところでコースミスをしかけたので、ついつい口をはさむ事に。 津田村道路元標の横を通り、四疋田の常夜灯から相可の道標広場へと伊勢本街道をなぞって行きます。
今日のあびさんはTOEIのパスハンターでの出撃だったのですが、道の駅でトップチューブに傷をつけた上に、フロントディレーラーとチェーンのトラブルに見舞われる事に。
途中からダートに入ります、伏拝坂と云う処で、私はまったく始めての道です。 濡れたダートにちびって効きの悪くなったブレーキとかなり厳しかったですが、お天気の良い日に再び走ってみたいルートです。
この後、田丸を過ぎてから信号でちぎれてしまった私が、予定のコースを忠実になぞってしまったために、どこかで待ってくれていた皆さんを抜かして先に度会橋に着いてしまうと云うアクシデントがありましたが、16時40分目的地の伊勢神宮外宮に無事到着しました。
伊勢市駅に到着、ここからそれぞれ輪行で帰途に就きますが、皆さん名古屋線方面なのでここでお別れに、今日は有難うございました。 本日の走行86.1キロ、昨日と合わせて227キロと久しぶりに連荘で良く走りました。
輪行で桜井駅に降り立つと土砂降り、いまさらドロドロの自転車を組み立てる気力もないので、10分とは掛かりませんが雨の中を輪行袋を担いで帰宅、今日一番の「濡れ場」でした。
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(総括)
遊び明けすぐの仕事から戻ってくると、中津から送った宅急便が。 この荷物を自転車に積んで走っていた訳、帰りの輪行を考えると箱代込で1,720円は決して高くはない。 昔チッキ(手荷物輸送)と云うのがあって、乗車券があると小荷物より安く荷物を送る事ができたが、北海道の国鉄バス長沼営業所から阪和線鳳駅まで送り、到着の連絡まで数日かかった記憶がある。
さて九州「4泊5日18切符輪行ツーリングの旅」総括。 走行324.3キロ、道路元標7基(累計950基)、交通費7,280円(2日目も18切符を使えば6,900円だった)、宿泊費18.091円4泊(内牧温泉五岳ホテル5,900円夕食含)、外食費、食費、飲料費12,048円、雑費(運送料等)2,380円、計39,799円
今回は複数のプランを天気予報を睨みながら、直前まで行き先を決めあぐねていたので、準備不足だったのは否めない。 ツーリングマップル九州もあるのに持って行かなかったし、GPSやスマホでグーグルマップが見られるとは云え、どこまで登るか詳しく判らないのは結構つらくて、かなり調子を乱してしまった。 しかし針金を持っていたのだけはガードの補修に役立った。
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(5日目)
緊急の呼び出しで急遽帰らなくてはならないなんて事もなく、無事に5日目の朝を迎え、18切符で帰途に就きます。 大分県と云っても一番端の中津、始発は0454ですが、そこまでしなくても余裕で帰る事ができます。 ただ0550の小倉行きに乗車しましたが、平日とあって小倉近辺までくると朝の通勤時間帯にかかってしまいましたが。
外せるもの、不要なもの極力宅急便にしてしまったので、輪行袋もコンパクトで軽く、ロード並みとは云いませんが。 ハンドルは抜きましたが、フロントキャリアは付けたままですので、フォークを90度ひねっても意味がありませんので、全長はあまり短くはなってません。
中津0550→0656小倉0711→0725下関0752→0859新山口901→1109岩国1124→1335糸崎1341→1617相生 と予定では相生で1618発の野洲行き新快速に乗り継ぐつもりが、東岡山の手前で遅れ相生に着く頃には8分遅れて、以降の乗り継ぎ予定が白紙に、とは云っても順調に行けば静岡あたりまで行けるスジなんで、時間的には問題はなし、ただ夕方の通勤時間帯にうまく大阪を抜けるかが課題。 結局、尼崎1823発の東西線~おおさか東線経由の奈良行き直通快速まで少し待って乗車、久宝寺、高田と乗り換えで20時過ぎに無事帰宅できました。 この間、座れなかったのはダイヤの乱れた相生―姫路―尼崎間、乗換えで階段を利用したのは小倉駅だけ。 18きっぷで中津―桜井間14時間あまり9,700円分乗車してきました。
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(4日目)
今日は阿蘇内牧温泉を出発しR212で阿蘇外輪山を越え、日田から中津へ抜ける計画です。 阿蘇から大分方面へ抜けるなら、湯布院から別府と云う「やまなみ」ルートが定番でしょうが、今回は大分交通廃線跡の「メイプル耶馬サイクリングロード」を走ってみたいので、こちらのルートを選びました、約120キロの行程です。
R212の外輪山を越える鞍部との標高差は約400m、車が増えて来る前に登りきってしまおうと、6時には出発する旨を伝えておいたのですが、ロビーに下りてみても玄関は施錠されたまま、電話で呼び出して開けて貰ってコンビニへ立ち寄って大観峰への登りへ取り付いたのは7時近くになってしまいました。 平日とあって通勤や仕事の車が時間とともに増えてきます。 結局は観光バスこそ来ないものの結構混む時間帯を走っていた様も気がしないでもないです。
R212は日田市街に向かって南小国町、小国町と下りが続き9時過ぎには杖突温泉に。 対岸に観音岩温泉とやらが見えて24時間営業とありますが、この時間から温泉に浸かるのもと思っていたら、無料の足湯があるそうなので、少し休憩に寄ってみる事にします。
足湯の奥には色々と趣向を凝らした個室浴槽が26もあって平日なら800円から2000円程度で入れる様です、でも一人じゃ勿体無いですので、タダの足湯でゆっくりさせて貰います。
松原ダムの手前で少し登り返しがありますが、下り基調の道が続きます、ただ交通量は徐々に増えてきます。 途中から旧道とおぼしき<9>日田鹿本線に逃げ込み11時には日田駅前に到着。 駅前の観光案内所で案内を貰って、古い街並みが整備された豆田町を少し行き、食事でもしようかと思いつつ、自転車を押してでは、適当な処を見つけられずに、結局は街外れのコンビニで食料を補給して、日田を離れる事に。
日田から中津にかけてもR212ですが、大型車を含めて交通量は少なくなく、奥耶馬トンネルで峠を越えています、旧道はマニアには有名な大石トンネルが南側に残っていますが、限りなく廃に近いトンネルに向かうより、北側を迂回する<720>日田山国線で伏木(ふしぎ)峠を越える事にします。 石畳の峠道も残っている様ですが、車道は高原状の伏木集落で400m程のピークで九州の分水を越えます。 伏木はキャンプ場があるものの、公民館の横に自販機が1台あるだけの何もない処ですが、このルートをとったおかげでのんびりとツーリング気分を満喫する事ができました。
日田市と中津市の境は中津側に少し下った処にあり、さらに行くと右手にR212が見えてきて暫く平行に集落の中を走り合流しますが、すぐに反対側に旧道が繋がっており、日田から車に煩わされる事なく旧山国町へ入り、そのまま自転車道で中津まで行く事ができる、なかなかのお勧めルートです。
山国からは「メイプル耶馬サイクリングロード」へ入ります。 1975年に廃止された大分交通耶馬溪線の廃線跡を利用したもので、私自身は乗った事はありませんが、廃止前の中津駅と思われる写真を撮っていたり、車両が和歌山の紀州鉄道に譲渡され最近まで現役で活躍していて、何度か乗る機会もありました。
おすすめサイクリングロードの1位にもなったことがあるそうですが、耶馬溪の風景や、幾つものトンネル、近代土木遺産に選ばれている第二山国川橋梁と、見所も少なくないですが、全体の1/3は幹線道路の歩道部分だったりと、期待する程ものでは。 路面状態はロードでは少し辛いかも知れません、山国寄りには暗い上に落ち葉や枝が散乱し、濡れている区間もあります、ツーリング車には心地良い位の感触かも知れませんが。
耶馬溪で有名な青の洞門、国道や自転車道の対岸にあたりますので、うっかりしていると通り過ぎてしまいます。
後半、歩道と併用の自転車道と西日に少々参ってきますが、明るい内に大分中津駅前の東横インに到着、明朝18切符で帰途に就きますので、先に輪行準備と不要になる荷物を宅急便にする作業を済ませてしまう事にします。 東横イン大分中津駅前は訳ありシングルプランで3,480円の格安、訳ありと云ってもエレベ-タシャフトの隣で室数限定と云うだけ、私には全く気になりません。 ただ決済が現金のみと云うのに、フロントが一旦カード決済を受け付けてから、後から現金で精算し直してほしいと云う事に。 まぁ格安だったり宅急便の箱が幾つか常備してあったり、熊本駅前の事を思えば応対も良かったので良しと。
本日の走行121.5キロ
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(3日目)
今日の予定はゆうかファミリーロード(熊本山鹿自転車道)を走り、山鹿町道路元標を回って菊池渓谷から阿蘇外輪山へ登り、話題の通称「ラピュタの道」を下る約100キロの行程です。
東横イン熊本駅前から見下ろす、新しくなった熊本駅と駅前ターミナル。
熊本駅前から「ゆうかファミリーロード」の入り口へは2キロ程離れているので、あらかじめ市内の道順を頭に入れておかねばなりません、よそ者には決して判りやすいところではありませんが、段山橋東詰と云えば教えて貰えるような処だとは思います。
自転車道は井芹川と鹿児島本線を縫うように北上し、崇城大学の前辺りを除けばほぼ専用道ですが、時間的な事もあったのでしょうが、近所の人のジョギングコースや犬の散歩コースと云った雰囲気で、路面状態も決して良くない上に階段区間、鹿児島本線を見下ろすので鉄な方はよろしいかも。
自転車道はJR植木駅の手前でスイッチバックするように、昭和40年に廃止された山鹿温泉鉄道の廃線跡に入りますので、これまでとは雰囲気が一変します。
県道330号熊本山鹿自転車道線のヘキサもあったり、かつては踏み切りだっただろう一般道路との交差があったりと、廃線跡の雰囲気満点、そして元は駅のあった場所の幾つかが休憩所として整備されています。
目的地の山鹿町道路元標へは行き過ぎですが、せっかくですので自転車道の終点まで行って見ます。 山鹿町道路元標の後、菊池市へ向かいますが、平野部とは云え50キロ余りを走って、まだ10時前とかなりハイペースで走ってしまいましたが、菊池市街で標高は100mにも届きませんから、この先阿蘇外輪山のミルクロードまで標高差で900m近く登らなくてはなりません。
菊池市街を東に進むと一気に勾配がきつくなり、日田往還R387の交通量も結構あります。 前半調子に乗って飛ばしすぎたのが災いしたのか、昨日に続いて調子が崩れ始めてきた上に、リアガートのステーを取り付ける孔が開いて外れてしまいました、とにかう応急処置もかねて大休止です。 菊池市重見の廃校跡の公園、自販機やトイレがあり貴重な休憩ポイントです。
菊池渓谷、R387から県道48号阿蘇公園菊池線へ入り、菊池渓谷を過ぎると徐々に車は少なくなります、菊池阿蘇スカイラインと名前がついているものの、阿蘇外輪山に登りつくまで展望はありません。 どうにも具合の良くないガードは、結局は手持ちの針金で固定してどうにかまともに走れる様に。
結局は菊池渓谷からの標高差450m程を2時間以上かけてミルクロードにたどり着きますく、今にも降り出しそうな時もあっただけに展望は期待してなかったのですが、どうにか阿蘇山を確認できる位の視界が。
ミルクロードを少し南下し、「ラピュタの道」の入り口に、ところが非情にも「全面通行止」の看板が、全面通行止で自転車すら通れなかった経験はそうはありませんが、標高500m近くを下って戻らなければならないなんて事になっては、この時間からでは笑い話にもなりませんが、とりあえず覗くだけは覗いてみようと少し下ってみる事にします。
はるばるやってきました「ラピュタの道」、視界が今一つなのは残念ですが、目を見張る風景です。 ところで「全面通行止」にもかかわらず、軽自動車からトラックまで地元車とおぼしき車が何台も下りて行きます。 それらの車が一向に戻ってきませんので、「全面通行止」の看板は観光の車への牽制?
撮影ポイントには事欠きませんし、時間をかけてのんびり下ります、いわゆる「ラップサイロ」と云うやつを乗せたトラックまでユッサユッサと下って行きます。
下から見上げると… 結局は通行止となっていた箇所も判らず下りきってしまいました。 なお上2/3は日影も水場もないコースですので、炎天下に登られる時はそのつもりで。
今夜の宿は阿蘇内牧温泉の五岳ホテル、ライダー向けの宿泊コースも用意してホームページで案内している処なので、自転車の一人旅でも気軽に泊まれそうなので、ネットで予約しておきました、まぁ地方都市のちょっと古いビジネスホテルと云う感じでしょうか、2食付き入湯税混み5,900円、24時間入れる源泉かけ流しが売りの温泉もあります。
本日の走行101.5キロ
【950】 熊本県 鹿本郡 山鹿町 (現 山鹿市)
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(2日目)
今日の予定は佐賀県下の道路元標を幾つか回って熊本まで移動の予定、最初は長崎本線の三間坂駅まで移動して走りだそうかと思ったのですが、後の行程が読みにくい事もあって唐津まで北上し筑肥線の浜崎駅から走り出す事にしました。 浜崎までの運賃は1,080円、今日は18切符を使うかどうかを悩んだのですが、熊本までは無理としても大牟田あたりまで走り抜けられるかと踏んで使わない事にしたのですが。
ところで昨夜で東横インの宿泊が50泊目、だからと云って何か頂ける訳でもないのですが、メンバー特典で10泊毎1泊無料とか、各種割引を日頃からフルに利用させて貰っています。 なんと50泊目の洗礼は部屋のキーのプレートが落としただけで真っ二つに。 このプレートは部屋内の照明のスイッチにもなっているので、そんなに頑丈なものでもありませんし、逆に頑丈すぎるとスイッチ側を壊してしまうかも知れませんが、落としただけで折れたりするものでもありません。 フロントで弁償と云う事で1,000円也を要求される事に、取り扱い上に手落ちがあったとも思えないし、まして紛失した訳でもない、1,000円と云う金額の根拠があまりに曖昧と云うかテキトーすぎるので、本社から請求書を出してくれと迫ったら無料と云う事に、と云う事は費用と云うより手続き上の煩雑さが上回ったのでしょうね。 しかしこれがケチのつき始めで続きがあるのです。
しかし佐賀県と云う処は関西人に限らず、今一つ印象に残らないと云えば、昨晩ご一緒したのそーつく氏に申し訳ないのですが、九州での道路元標の宝庫でもなければ、私もこう何度も訪れる事はなかっただろうと思います。 関西芸人島田洋七のがばいばあちゃんと、桜井市民としては卑弥呼がらみでライバル九州説の吉野ヶ里遺跡、最近では玄海原発と云う処なんでしょうか。 でもこうやって通ってみると色々と見所もある様なんですよ、甘党の私が驚いたのは羊羹屋が30何軒も並んでいる小城の街並み 。
唐津駅にて、筑肥線が電化(九州なのに直流)され、大幅なルートの変更や高架化でSL時代の印象派はまったくありません。 左の赤い電車筑肥線なんと103系です、ディーゼル車の乗り入れるこの駅では乗車口の段差が極端に大きいのが。 福岡地下鉄との相互乗り入れで快速なら博多まで1時間と沿線は通勤圏内、福岡県に囲まれた鳥栖市とか、佐賀県域のイメージの希薄なところでしょうか。
筑肥線浜崎駅、無事部品等の紛失や不具合もなく組み上げて出発準備完了、しかし今回は直前まで行き先が決まっていなかったので準備不足、ツーリングマップル九州も忘れてくる始末。 とにかくGPS頼りに道路元標目指して走るだけなのですが、一体どんな道をどんだけ登ったら良いのやら。
とにかくR323を東へ走りまずは七山村道路元標へ、しかしR323と云う道がこんなに交通量が多いとは想像してませんでした、とにかく峠を越えて佐賀市側へ出なければならない訳です。 旧道と思しき道を発見、これなら車に追われる事もなく快適、下の国道を見下ろすと1台のローディが車に追われながら辛そうに登っています。 と旧道のある内は良かったのですが、結局は現道に吸収され、その先にはヘアピンカーブの急坂が待ち構えていました。
完全に調子を乱してしまって、数度の休憩の後、ほうほうの体で標高448mの観音峠に到着します。 しかしローディの多い事、集団でで登ってきたり、峠の前後で休憩していたり、有難い事にサインを送ってくれますが、どうやら此処は近隣のローディのメッカの様で、ツーリストの走る道ではなかった様です。
蓄えた位置エネルギーを放出して、あっと云う間に北山(ほくざん)村道路元標の残るとされる場所に下ってきましたが、それらしきものが見当たりません。 そこに杖をついて現れたおばあちゃんに尋ねると、道路拡幅の際に車に倒されて折れてしまって、ここに置いてあると教えて貰います。 元標は無残にも真っ二つ、しかし道路上の元あった場所には印が入れられ、近々には再建との事です。 この昭和2年生まれの和代おばあちゃんとは道路元標の事を色々とお話しする事ができました。
この後、GoogleMapにもまだ載っていない試験湛水中の嘉瀬川ダムの横を通り南山村道路元標のある古湯温泉へ、ここで温泉にでも浸かって引き上げたいのが山々なんですが、とにかく下界へ。 しかし佐賀平野まで下りてくると暑いこと、このまま熊本方面へ向かうか三養基郡に残る道路元標へ向かうか悩ましいところですが、折角ここまで来たのですからみやき町へ向かう事にします。
三養基郡の3つの道路元標を巡った後、鳥栖駅から再び輪行で熊本へ向かう事に。 熊本まで1,600円ですから「18切符」を使った方が得だった計算になってしまいましたが、これ以上走る余力も時間の余裕も残っていません。 乗り換えもなしですのでハンドルは外さず輪行袋に押し込みます。 熊本駅は今年1月にも来ていますが、新幹線開業ですっかり駅前は綺麗に、そのまま東横インの熊本駅前店まで担いで行っても良かったのですが、明日はここからスタートなので、適当な場所もあるので先に輪行袋をといておく事にします。 ところそれがある意味裏目に…
東横イン熊本駅前では、自転車は駅前の無料駐輪場に置いてくれとの事、しかしそこは雨ざらしでみるからに無用心。 社員用の自転車置き場に置かせてくれとお願いするが、一向にラチがあかない。 こちらも新潟駅前や富山駅前の様にロビーが一階にないテナントの様になっている店なら予め考えもしようものだが。 それよりフロントの女性が「全員お断りしてます」と云う表現や発音からどうも日本人ではなさそうな感じ、こちらの言い分が通じないのか柔軟な対応がとれないのか、結局他の人に代わって貰って、置き場所を確保する事ができた。
熊本の中心街はJR熊本駅前から離れているし、今夜は10時半からRKKラジオ熊本の三村さんの番組を聴きながら休む事にします、熊本へ来て3本録りだった様で今夜が最後の放送ではない様ですが、特集は日本のJAZZレーベル、スリーブラインドマイスだった、私には中本マリのデビューアルバムや、笠井紀美子のイエロ-・カ-カス・イン・ザ・ブルーが記憶に残る。 期せずしてと云う言い方はおかしいが、三村さんのお葬式の日、たまたま訪れる事になった熊本で三村さんの番組を聴く事になるとは、なんか因縁があったのだろうか。 最後に店で買ったのはCDで再発されたまま残っていたリッチー・バイラークのナーデイス、いつもと趣の違う買い物が不思議そうだった三村さんが記憶にある。 最近はCD等も通販で買う機会も少なくない、レコード屋の店主が、客の好みや興味を考えて、新しいものや面白いものを勧めてくれる店が無くなってしまったのが残念で堪らない、もっと出掛けていれば新しい発見や出会いがあったかも知れなかった。本日の走行80.0キロ
【944】 佐賀県 東松浦郡 七山村 (現 唐津市)
【945】 佐賀県 小城郡 北山村 (現 佐賀市)
【946】 佐賀県 小城郡 南山村 (現 佐賀市)
【947】 佐賀県 三養基郡 北茂安村 (現 みやき町)
【948】 佐賀県 三養基郡 中原村 (現 みやき町)
【949】 佐賀県 三養基郡 田代村 (現 鳥栖市)
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(1日目)
今日は丸一日かけて九州佐賀まで「18切符」で移動、常人ではちょっと考えられない旅です、でも昔は33時間かけて「きたぐに」~連絡船~「すずらん」で札幌行きましたよ、今では携帯音楽プレーヤーやスマホでTwitterとか退屈しのぎには事欠きませんし、その上元鉄ですからね。 ただ今回は土日ダイヤの日と云う事で、西行き定番の大阪0652始発の姫路行き新快速が使えません、従って奈良の桜井からだと大阪0800発しか使えません。 これでも佐賀へは行けなくもありませんが、輪行袋を担いでいると云うハンディでは、混雑する駅やタイトな時間、階段の上り下りは避けたいのです。 実は関西本線の王寺駅まで約20キロを自走する事で、大阪0600発のスジを利用する事ができます、それでも姫路の乗り換えは2分、同じホーム向かい側ですが、おそらく座れないですし輪行袋の置き場所に難渋する事は必須。 ところが王寺0430に始発に乗り、大阪駅から東海道山陽緩行線と呼ばれる京都~西明石間の普通電車のスジを使えば、先のスジより姫路へ10分先回りする事ができます。 なおこれは「乗換案内NEXT」等のソフトでは普通には検索できません。 未明に20キロ余りを走ってガード付の自転車を輪行仕度して王寺駅0430に乗車するのですから、安全を見て3時前には桜井を出発します。 以前は<14>桜井田原本王寺線を利用したのですが、信号も多く夜中でも結構車が走ってますし、夏の土曜の未明なんてアホな車もいますので、最近走りなれている大和川河畔の道を走る事にします、ただし照明のない川の土手の道ですから、夜間走行はご注意を。 21.3キロを無事に1時間2分で走って王寺駅に到着しました。
乗換10回、約13時間半の長丁場ですからできるだけコンパクトに担ぎやすい様に、ペダルもハブシャフトもハンドルも抜きます。 前後ガード付きですからネジ類も一杯、無くしたり忘れたりすると、すごすごと走れずに帰ってこなければならない事になるので、確認を怠らず慎重に。 ガラガラの始発電車に乗り込み、20キロブッ飛ばして輪行仕度で汗だくになった訳ですから、顰蹙を買わない」様に着替えれば、後はひたすら乗り換えをこなして九州を目指すだけです。
王寺0430→0503新今宮0512→0529大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→0901高島0927→1040糸崎1054→1305岩国1344→1651下関1709→1721小倉1729→1914鳥栖1932→1958佐賀
ポイントは姫路で乗車した新見行きから、赤穂線からやってくる三原行きに乗り換える駅ですが、岡山駅はホームが違う上に混雑します、東岡山はホームが異なります、その間の高島駅か西川原駅で乗り換えるのが正解です、混んでいても岡山で座れませす。 ちなみにホームや階段をダッシュするのが好きな鉄ちゃんは東岡山で乗り換える様です。 なお実際は尾道で下車し1本後のスジに乗車し岩国で予定のスジに追いついています。 尾道駅では階段を通らずにトイレに行けるからだけの理由ですが、18分あればラーメンも食べられるかな。 この辺は結構臨機応変ですが頼りの「乗換案内NEXT」はスマホ(android)になってからハングしまくりです、一体何が悪いのやら。 しかし輪行袋を担いでいると色々と制約がでてきます、高級軽量ロードならさっと持ち逃げされるかも知れません、まぁ私のは持った瞬間諦めると思いますが。 飲み物類は殆どの駅ホームに自販機がありますが、食い物を買える駅は限られていますので、事前の調査と準備を。 山陽本線相生以西はほぼ3扉クロスシートの115系です、下関寄り先頭車両の運転席後ろが輪行袋の特等席、ショックコード等なんらかの固定方法があれば、それとトイレ付き弱冷車になります。 今回は高島から117系で、輪行袋がなければ快適な車なんですが、戸袋部が浅いので置くスペースに難儀します、JR東海の米原口や、和歌山線和歌山口に出没する2扉両開クロスシートのやつです。 なお写真右は九州に入ってからJR九州の813系200番台です、こちらは余裕があります。 結果的には今回乗換えで階段(エレベーター等を含む)を利用したのは、大阪駅、小倉駅と鳥栖駅だけで、座れなかったのは高島~岡山の2駅間と、途中下車した尾道~糸崎の1駅間だけでした。
今回は佐賀駅着が程々の時間になりそうなので、佐賀市在住のそーつく氏に連絡を入れておきましたら、改札まで来て頂き、夕食をご一緒して頂きました、有難うございました。
本日の走行21.3キロ
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(出発前夜)
「青春18切符」の季節が、春のシーズンこそ行けませんでしが、この夏のシーズンはどこへ行こうかと幾つかのプランを用意しながら、週間天気予報と仕事の都合を睨み合わせて、7/30~8/3の4泊5日で九州方面しかないと決定。 18きっぷ利用で九州まで行くのですから、4泊5日と云っても行き帰りで丸一日づつ取られる訳ですから、行動できるのは実質3日、でも新幹線で往復すると3万円はかかってしまう訳ですから、ヒマ人の究極の貧乏旅行な訳です。 もちろん宿泊も4泊中3白は東横インでメンバー割引、休日割引、訳ありプランフル活用です。 当然ライフワークの道路元標も織り込み済みで、佐賀県下の幾つかと熊本県山鹿市の鹿本郡山鹿町道路元標を巡る予定にして、その後ネットで話題になっている阿蘇外輪山の「ラピュタの道」とメイプル耶馬サイクリングロードを走る予定にしています。
30日(土)佐賀、31日(日)熊本、1日(月)阿蘇、2日(火)大分中津の宿泊予定なので31日(日)の夜は現地で三村さんのRKKラジオ熊本「ジャズの専門店」の放送が聴けるので、携帯ラジオ持って行こうと思っていたのです、前回も期せずして1/10(日)に熊本の八代でした、生番組でもありませんし音楽抜きならポットキャストでも聞けますので、別にミムラさんの番組を聴きに熊本へ行っている訳ではないのですが… ところが昨夜その三村さんが京阪電車の中で倒れられ、今朝亡くなった事を自転車仲間の天五さんのTwitterへの書き込みで知る事に。 大阪キタのJAZZ専門店ミムラの店主三村さんとjは天五さんを通じて教えて頂いたので、そんな古い付き合いでもありませんし、お店の方へも何度かお伺いしただけですが、私とは世代も近くて元ワルツ堂におられたので、その頃にもお目にかかっているかも知れませんし、それに話をしてみると一時代昔ですが、大阪のあちこちのレコード屋のJAZZ担当者とかJAZZ喫茶のマスターとか、共通の知り合いが非常に多くて同じ様なシーンを過ごしていただけにショックです、しかし年下の知人を亡くすというのは辛いものです。 三村晃夫さんのご冥福をお祈りします。
出発前夜へ 1日目へ 2日目へ 3日目へ 4日目へ 5日目へ 総括へ
伊勢まで、道路元標。
日帰り範囲で未踏の道路元標が殆んどなくなってしまったとボヤいていたら三重県伊勢市周辺で新たに5基の現存情報が、近鉄電車にKHSを担いで乗って行けば楽勝なんですが、暫く伊勢方面に走っていない事ですし、久しぶりに高見越えで向かう事にしました。
朝4時過ぎ暗いうちに出発し、R165西峠経由で榛原に下り、朝もやの芳野川沿いに菟田野へ、今まで高見越えの場合、菟田野からは佐倉峠~木津峠と素直にR166を走っていたのですが、最近「月うさぎ」行きで走り慣れている一谷峠経由で東吉野入りする事に、距離的には3キロ程遠くなりますが、なにより車が来ないし、谷尻からは快適な林間コースです。
高見登山口のバス停で少し休憩、今日は旧高見峠へ登るつもりはありませんので気楽なもんです、2470mの高見トンネルを抜けると三重県、以前は飯高町だったのですが、平成の大合併で松阪市になってしまったのは、ちょっとね。
高見ループを下り、後は宮本まで下り基調のR166を走って行けば良いのですが、時間の余裕もあるので久しぶりに加杖坂峠から蓮ダム経由を走ってみる事にしました。 以前2003年に加杖坂峠を越えた時はSORAさんとダートの旧道を越えたのですが、今回はトンネルを。 ところでこのお地蔵さんの祠、旧道峠から移設されたとあり、帰って古い写真を見てみると、確かに祠は旧道峠にあり、トンネル脇には祠はありません、そう思うと先週のサンギリ林道と云い、自転車遊びにも年季が入ってきたもんです。
奥香肌湖に架かる現在の辻堂橋、このダム湖に沈んだ飯南郡森村の道路元標は辻堂橋東詰に設置した旨の記録がありますが、今も沈んでいるのでしょうかね。
辻堂橋から先は県道<569>蓮峡線に入りますが、辻堂橋より上には廃村しかありません。
R422に入り湯谷峠へ、そろそろ暑くなってきたし湯谷トンネルで涼みながら休憩しようかと思っていたのですが、トンネルは何か工事をしていて交互通行になっていて、少し下ったいつもの不動明王の水場で一服。
大台宮川線を西へ、R42に出る少し手前、以前の宮川村に入り口にあたる処にあるふるさとプラザ「もみじ館」で軽く昼食、伊勢うどんを戴きます、別に専門店でもないのですが、ここの太めでしっかりしたうどんの伊勢うどんが好きです。
三瀬谷ダム、手前が紀勢本線です。 妙な感じの風景ですが、三瀬谷ダムの堰堤の下流側200m程の処で紀勢本線が宮川を渡っています。
宮川右岸の県道<747>打見大台線を行きます、前後から徐々に拡幅工事が進んできていますが、木々の間から宮川を垣間見ながら、自転車にとってとても快適なコースです。
大宮町に入ったあたりで急に雲行きが怪しくなってきて、JAショップでアイスキャンデーを買ってかじりながら軒先で様子見をしていると、雷が鳴り出して本降りに、そのうちに店や自販機はもちろん、信号まで停電してしまいます、しかし良いタイミングで、濡れずにはすみました。
ところで今日はM氏も吉野から尾鷲まで走る予定にしていたはず、雨雲レーダーによると三重県南部でもこちらと同様に相当降っている様子、実は昔、輪行で紀勢線の多気行き最終に乗り、沿線の大雨でダイヤが乱れ、そうなるとJRは乗客の多い下りと、払い戻しの発生する特急、はて貨物列車まで優先させ、私の乗る上り最終は2時間以上遅れて松阪へ、接続の近鉄に乗れなくなってしまって松阪泊まりになった事があります。 さて氏は帰ってこれたのでしょうか。
雷雨もどうやらおさまり、雷も遠くへ行ってしまった様です、、そろそろ時間も押してくるので、ポンチョをかぶって出発、再び宮川右岸を進みます。 ところが麻加江で再び雷雨に、今度は無人精米所にもぐりこんで雨宿り、しかし二度目の雨宿りをしている内に時間は16時半に。
どうにか度会大橋まで下ってきたものの、2度の雨宿りが響いて、伊勢市域の4基を巡る事は諦めて玉城町に残る田丸町道路元標へ、それでも18時を回ってしまいました。
その後、旧街道を走ったりしながら松阪へ、途中の参宮線の踏み切りでは遮断機が降りたままで大渋滞、やはりJRもおかしくなっている様です。 陽が長いとは云え19時を回り真っ暗にになってしまったので、近鉄松阪駅の2sつ手前の櫛田駅から輪行で帰途に就く事にしました。 本日の走行156.2キロ、センチュリーランに後一歩だったのですが。
【943】 三重県 度会郡 田丸町 (現 玉城町)