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余野公園キャンプツーリング(2日目)

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 これからの季節キャンプの朝は早いです、私は再び自走で帰るだけなのですが、一行はkobaさんと8時半に合流して旧長野隧道に走りに行くのだとか、残りものを片付けながら軽く朝食と撤収作業、今回も四阿が使えたので助かりました。ただ未開封の食材が余ってしまったのですが、クーラーボックスに入れて持ち帰る事に、気温もそう上がらないでしょうし、途中のスーパーで保冷用の氷を頂戴して… 便利な世の中です。

 ゆるゆるCCゆるキャン△メンバー、変わり映えしません、昨年6月の「淡路島キャンプ」と同じ面子です、新たな参加者お待ちしてます。

 さて私の出発準備が出来てしまったので、皆さんのお見送りを受けながら 0737 お先に出発させて貰います、伊賀上野、伊賀神戸、名張経由70数キロの道のりです。このルート一昨年5月の「志那1~島ヶ原キャンプツーリング」の帰りと云い、昨年6月の「ゆるキャン+ヴィンテージロード伊賀方面」の帰りと云い、何故かキャンプの帰りには雨模様になる事が多い様なのが…

 杣街道から大和街道と走り、上野市街の手前で南進して国道163号の手前で伊賀街道へ入り、0921 伊賀鉄道の茅町駅の裏手にあるイオン伊賀上野店へ。最近の郊外型のだだっ広い敷地の店より、ちょっと立ち寄るには便利なのですよね、保冷用の氷と暖かいコーヒーを調達して一息入れます。

 雨雲レーダーには怪しげな雨雲が幾つか、猪田道で木津川を渡り伊賀盆地の田園地帯を南下していたらついに雨が…  川べりの小さな公園?に沿った並木で15分ほど雨宿り、木陰で凌げる程度の雨で助かりました。


 10時丁度にはお約束の休憩ポイント無量山寿福寺、ただ手前の道が草刈りの真っ最中で迂回しましたが。

 県道57号上野名張に入り近鉄大阪線伊賀神戸駅の西寄りで線路をくぐります。この先で伊賀市と名張市の境を越えるのですが、短い片峠になっています。登りきった処で初瀬街道(阿保越伊勢街道)に入ります。

 名張市街に入り 1059 再びイオンに、3階のフードコートにあるsugakiyaでお昼にします、関西人にはあまり馴染みがないのですが中京圏には多いみたい、名張市は三重県ですからね、駅では中日スポーツ売ってましたもん。ただ次の雨雲が、この先奈良県に入って三本松の道の駅「宇陀路室生」まで適当な雨宿りの場所がありません、名張でお昼にせずいっきに三本松まで行けば良かったと… 1時間半程停滞。

 名張からは本来の初瀬街道ではないのですが赤目丈六から安部田へ、国道165号へ入って1248 県境を越えて奈良県へ。1255 道の駅に立ち寄った(写真右)あと初瀬街道海老坂峠へ、まだ時間の余裕もありますしもう暫くは雨も大丈夫そうですので、緑川半焼の坂を避けて室生ダ ム湖畔を走って帰る事にします。

 1353 室生ダムへ、ダム湖右岸側を走って宇陀市街へ。

 県道198号号粟原榛原線に入り 1458 桜井市域へ、後は女寄峠を下るだけ。 本日の走行77.8キロ、所要時間7時間56分、実走行時間5時間3分。雨宿りと休憩時間が長かったので前回より1時間程時間が掛かりましたが、殆ど濡れる事なく帰ってきました。

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余野公園キャンプツーリング(1日目)

 毎度の事で週間天気予報に一喜一憂させられましたが、ゆるゆるCCの「余野公園キャンプ」に1泊2日で向かいます。ただ私以外の参加者3名は車載で余野公園(三重県伊賀市)へ向かい両日は近くを周回するサイクリングと云う事に、昨年は私も1日目は車に便乗させて貰い2日目自走で帰ってきたのですが、今年は4サイド支度で往復自走を目指します、ただ火器類は一行にお任せして荷物は「衣」と「住」だけですので多少は軽いかと、実は今年初のキャンプツーリングなんです(^_^;)
 コースは名張経由が最短で70キロ程ですが、初っ端に交通量の多い西峠(353m)を登らなけらばならないのと復路の定番コースですので、奈良盆地を北上し木津~和束~信楽を経て御葉木(ごようのき)峠(350m)を越えて旧阿山村経由で伊賀市に入る約90キロ、無論信楽から国道422号で桜峠(320m)を経由した方が距離的にやや短くなるのですが、交通量が少なくないですからね。

 なかなか週末を挟んだ連休が取れないので、今日は勤務明けからのスタートです。昨日準備を済ませ4サイドで出勤してきています、今朝一旦自宅へ戻ると自転車や荷物を降ろしていると結構時間を取られてしまいますからね。

 0857 には職場を出発、飛鳥川を走りおふさ観音の近くから下ッ道(中街道)へ入り北上、二階堂から三郷橋へ抜け佐保川沿いの京奈和自転車道を走ります。

 順調に大和郡山まで来たので自転車道のルートをそのまま秋篠川沿いに入り、WAKAYAMA800スタンプラリーのチェックポイントになっている「平城宮跡歴史公園 天平みはらし舘」へ立ち寄ります、ここも少々判り難くて「みはらし舘」の北側のレンタサイクル入り口ですが、どうやらここは営業時間外はチェックインできない様ですね。

 先月8日の信楽行き同様のコースで 1142 木津川に架かる恭仁大橋を渡り、井平尾の交差点で国道163号を跨いで府道5号木津信楽線へ入ります。曇り空ですが来週には梅雨入りしようかと云う貴重な週末ですから結構ローディが走っています、4サイドで走っていると笑顔で挨拶をしてくれる方もおられれば、何か悪いものを見たみたいに視線を合わさないようにして通り過ぎて行く人も、そのあたりなかなか面白いです。

 時々陽射しが入ったりする様なお天気になってきたのですが、暑くならないのが救いです。和束ローソンを通過、1251 湯船まで来た処の四阿で休憩をしようと停まった途端に雨が、前後に雨宿りできる場所がないだけにグッドタイミング、ここで補給食を口にしながら暫し脚を休めます、雨雲レーダーを見ると青土ダム界隈を走っているだろうゆるゆる一行の方へ雨雲は向かっています。

 湯船森林公園を過ぎると勾配がややきつくなりますが、まぁ何度も漕ぎあげているルートですから。さて向こうからローディのペアが下ってきます、すれ違い様にこちらの事を何か云っている様で振り返ると、聞き覚えのある声が… さて誰でしょう(ヒントは雨予報に流れた「ゆるゆるしまなみ」あぶれ組のお二人です)。14時丁度に京都滋賀府県境の無名峠(356m)を越えます。

 信楽町の立石橋交差点から国道422号を少し走って県道50号伊賀信楽線へ、先月お昼に立ち寄った「森のカフェ」の前を通過、これより先は2005年3月以来かと、かつて御斎峠と組み合わせて何度か走った道です。

 今では拡幅されてしまっているのと思いきや「ノーザンファーム」への入り口を過ぎると以前と変わらない1.5車線路で嬉しくなります、1438 御葉木峠を越え、滋賀県と三重県の境を何度か跨ぎながら下って行きます。

 この後は木津川の支流の服部川の支流の柘植川の更に支流河合川に沿って下って行きます。

 伊賀盆地へと下りJR関西本線の新堂と佐那具の間に出てくるとタイミング良くキハ120の単行が。

 国道25号線沿いのオークワ伊賀新堂店で買い出しをしながらゆるゆる一行に連絡を取ろうとするのですがなかなか繋がりません、キャンプ場のサイトは確保できている旨は今朝SNSへの書き込みで知っているので適当に買い物を済ませクーラーボックスに詰めて余野公園へ向かいます。1708 殆ど濡れる事なく滋賀県境が目の前の余野公園の入り口に到着、週末と云う事もあって結構賑わっています。

 昨年同様に奥まった林間サイトの四阿のある処へ向かいます。大ちゃんの車とタープ他、小川を挟んでタックさんのソロテントが設営されていますので、のんびり準備をしているとそのうち一行は帰ってくるでしょう。しかし酒と食材を買ったものの、すぐに食べられるものを買わなかったのは誤算でした。

 1823 一行が帰ってきました、やっとビールが飲める。(写真右 : タックさん)


 早速、夕食の準備です、まぁこの面子ですから大した事もはしませんがね。(写真 : タックさん)

 夜は更けて11時位までやってたんですかね、記憶が曖昧です。(写真 : タックさん)
 本日の走行1府3県を跨いで96.4キロ、所要時間8時間18分、実走行時間5時間50分。距離的には20キロは遠回りとは云え信楽経由は大正解でした。

(翌日に続く)

5年ぶり6回目の「あらぎ島」(後半)

丹生都比売神社

 さて陽の長い季節とは云えここからどう走って輪行で帰るかが問題、既に15時を回っています。 このまま有田川沿いに国道480号を走り紀勢本線沿線に出るのが一番楽で、藤並駅なら34キロ程、最終は 2039、ただ天王寺〜鶴橋回りで勿体無い気がします。やはり和歌山線沿線へ出るのが良いのですが山越えの上に40数キロは走る事になります、明るいうちには紀の川側に出たい処。遠井辻峠を越えて貴志から抜けるプランも考えていたのですが、沼谷林道を地蔵峠へ、峠を旧美里村側へ下り天野経由で下ると云うWAKAYAMA800のチェックポイントを2つ回れそうなコースを。

 高野口駅からだと最終は2027で22時には帰宅できそうです。最近復旧した沼谷林道は2004年10月にO氏と下って以来と記憶が曖昧、写真の大沼隧道も確かにあった様な… 一旦下って再び登りに、スーパー地形アプリも圏外でデータがダウンロードできないのでピークがどこなのかはっきり読めないのです、とにかく400m近く登らなけらばならないかと、陽が傾くにつれてこのコース選択に後悔が…
 どうにか 1708 には毛原林道への分岐へ、2004年は毛原から登ってきて沼谷林道を「あらぎ島」へ下ったのでした、と云う事はここから地蔵峠までの間は未踏区間だったのかな?
 1714 やっとの事で県道115号花園美里線に合流、記録によると1991年7月以来と34年ぶり、2005年に開通した花園美里トンネル(2,018m)により旧道峠となっていますが、懐かしい四阿は今も綺麗に維持管理されている様です。人家が途絶えてから1台の車にも出合わなかったのですが、四阿で最後の補給食を口にしていると、沼谷からなのか毛原からなのか1台の軽乗用車が花園側へと下って行きました。

 峠の切り通しが先の四阿から少し美里よりにあり「老松昔日語 和歌山県知事 花園村 地蔵峠 美里村」と記された石碑があり(写真右)、トンネル開通と同じ年の10月1日に伊都郡花園村はかつらぎ町に、翌2005年1月1日に海草郡美里村は紀美野町となっています。処でおなじ伊都郡どうしで合併したかつらぎ町と花園村の間には直接行き来できる道が一切ないのです。(追記 : 地形図によりますと地蔵峠と記載のあるのは県道115号の峠ではなく、沼谷林道と毛原林道との分岐点付近になります。)

 沼谷毛谷方面への道があるためにこの旧道は健在だと思っていたのですが、美里側は大荒れで路面が柴に覆われています、どうやら美里側は殆ど使われていない様な、ここでバーストでもしたら万事休すだと慎重に下りますが、柴に隠れた小石を弾いてしまう事も何度か、どうにか 1744 花園美里トンネルの美里側に出る事が。1749 長谷宮まで下り国道370号へ、途中でチェックポイントの「たまゆらの里」に立ち寄り花坂西へ、後1キロ走れば矢立へ出る事ができるのですが、志賀高野山トンネル(1,070m)に入り天野へ向かいます、志賀側からだと真国川に沿って楽に「天空の里 天野」へ行く事ができます。

 1847 「丹生都比売神社」のチェックポイントに到着、場所が移動していて少々探しましたが、とにかく日が暮れるまでに目的を果たす事ができました。

 天野の里から少し行った処にある笠松峠(555m)を越えると後は下るだけ、紀の川左岸の県道13号和歌山橋本線まで距離5.6キロ/標高差544m、平均斜度10%の下りが、一度登った事がありますが…

 JR和歌山線の高野口駅まで走るつもりでいたのですが、紀の川に架かる三谷橋を渡る頃にはすっかり暗くなってしまったので、二駅手前の妙寺駅から帰途に就く事に。妙寺駅からの輪行は初めてなので少々迷ってしまいましたが1937無事到着、本日の走行142.2キロ也。三谷橋は県道110号三谷妙寺停車場線なので国道24号を跨いで真っ直ぐ行けば良いかと思ったのが間違い、駅はやや西寄りになります。駅近くにコンビニがあって便利なのですが、橋本・五条方面への列車は跨線橋を渡らなくてはなりません。2019 発王寺行に乗車、JRだけで桜井に帰る事のできる最終のスジになるのですが、高田駅での接続が悪くて30分以上待たされ桜井駅 2217 着。無事には帰ってきましたが、些か無茶をし過ぎて疲れました。

(前半へ戻る)

5年ぶり6回目の「あらぎ島」(前半)

 昨日今日と連休、梅雨入り前の貴重なお天気、この週末には「余野公園キャンプ」が控えているのですが、今日走らんでいつ走るねん! と云う事に。さて目的地ですが先日田圃に水が入ったと云う情報を受けて和歌山県有田川町の「あらぎ島」へ向かう事に、WAKAYAMA800スタンプラリーのチェックポイントにもなっていますので、付近のポイントも含めて回る事にします。コースにもよりますが「あらぎ島」まででも100キロ前後になりますので、帰りは輪行と云う事で。

 明るくなったらスタートするつもりでいたのですが、週末のキャンプツーリングの準備で夜更かししていまい、起き出したのは5時過ぎ、スタートは0620になってしまいました、ただ昨日の様な風もなく最高のサイクリング日和です。0720 日曜に来たばかりの吉野口駅前を通過、0741 重阪峠を越えて五條市へ。

 紀の川左岸の県道55号橋本五條線に入り 0822 県境を越え(写真左)、橋本橋南詰を過ぎた処から京奈和自転車道の専用区間へ、学文路駅の手前まで続いています、途中の四阿で10分ばかり休憩(写真右)。

 九度山町に入った処のローソンで補給の後 0921 九度山駅にトイレを借りに立ち寄ってから高野山への国道370号へ。

 ただ国道370号をそのまま矢立へは上がらずに九度山から10キロ程にある細川方面への分岐を入ります。なお現在この分岐の手前で道路の拡幅工事が行われていて交互通行になっているのですが、呑気に走っていると間に合わずに対向車が入ってくるのでご注意を、っか待ち時間が短すぎなんですよ。分岐を下ると南海高野線の極楽橋駅の手前まで線路と並行していて、時々カーブで車輪が軋む音が谷間をこだまします。

 高野森脇林道を経て鶯谷から高野町役場へ。山内のチェックポイント「高野山観光情報センター」とファミマに立ち寄った後1220大門へ。この時はタイミング良く写真が撮れたのですが、この後観光バスがやってきて、インバウンドの人達に占領されてしまいました。

 大門を後にし南へ、現在は途中まで国道480号になって別れていますが、元来は昔からある旧花園村へ抜ける町道でした。国道で行くとやや遠回りになるのと登り返しがあります。この町道は高野山から南に延びる稜線に沿って緩やかに登った後一気に下ります。ただコンクリート舗装があったり柴が散乱していたりと路面状態は決してよくありません。
 1309 今は伊都郡かつらぎ町ですが花園村の標識が残る高野町との境界へ、ここから金剛寺へ一気に下るのですが、梁瀬への分岐がある事は知っていたのですが未踏、ショートカットになるだろうと踏み込んだのが間違いの元。

 下る処か15%以上の上り下りがある難路、舗装はしてあるとは云え柴が散乱している上にロードバイク、それもおニューのタイヤで踏み込む様な処ではありません、写真は到ってマシな部分。結局梁瀬へ下るのに40分掛かってしまいました。

 花園梁瀬のチェックポイント「はなぞの温泉 花園の里」を経て、結局「あらぎ島」に着いたのは 1506、2004年7月2004年10月2018年4月2018年8月、2019年6月と訪れていて今回が6回目ですが、田植え前の水鏡になっている季節に来るのは初めてです、光の反射する時間帯もあると思いますが、私的には全ての田植えが済んで、少し延びてきた位が一番良い様に思えます。WAKAYAMA800のチェックポイントは以前は数100m先の「道の駅 あらぎの里」だったのですが、現在はこちちらの「あらぎ島展望所」に移っています。

(後半へつづく)

遠回り通勤「芋さ行くべ!」

 はっきりしない天気予報が続きますが、、今日は朝から良いお天気、でも大気が不安定で午後は雷雨も… なんて云われたら足を伸ばせないやないですか、でも今月は今日走らないと走れる日がなさそう、遠回り通勤はとりあえず芋ヶ峠へ向かいます。

 0903橿原市の職場をsyっ発、栢森で10分程休憩して0956再スタート、1014行者辻通過、1024芋ヶ峠通過、速くはないですが1037吉野町千股の水辺公園へ、まだまだお天気の心配はないので津風呂湖畔へ向かいます。

 津風呂湖畔に出て1111みかえり橋を渡り北岸を東へ、平日とあって1台の車も入って来ず、逃げて行くとは云え鹿の集団には、入野1154着、三茶屋から関戸峠を越えて宇陀へ向かうか、入野峠を下って東吉野へ向かうか。

 少し曇ってきましたが窪垣内から県道16号吉野東吉野線に、走っていて気持ちの良いルートです、特に新緑の今が一番、日陰は気温低め。

 例によって小川から小(おむら)までは高見川左岸を遡ります。「ひなたや」が営業していましたのでお昼に、平日にもかかわらず結構賑わっています、唐揚げ定食をば。東吉野で平日に食事のできる店は有難いです。

 蟻通橋から県道221号小村木津線へ、国道166 号に入る直前、高見山を見上げるポイントまですれ違った車は1台。空模様を見ながらここまで走ってきましたが、一谷峠を越えるか染谷峠まで足を伸ばして室生ダムまで下るか。陽射しがあれば木漏れ日の染谷峠やキラキラ輝く室生ダム湖が心地良いのですが…

 で県道251号谷尻木津線に入ったのですが、ここへ来て陽射しが…  1444一谷峠へ。

 菟田野岩端へ下れば、あとはほぼ何時ものコースを走って篠楽から女寄方面へ、1620には宇陀市と桜井市の境界を越えます。結局天気が崩れる事なく1646には無事帰宅、本日の走行87.2キロ。

今日の遠回り通勤「五條~吉野山」

御所市鴨神 風の森にて

 明日明後日と連休なのですが明日は所用、明後日はお天気が悪そうで走れそうないので、勤務明けの今日は少し走っておこうと。しかし晴れマークの割にはスカっとしない空なんですが… ところで今年のWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーでは京奈和自転車道賞と奈良県と京都府にそれぞれ5ヶ所のチェックポイントが設定されています、と云う訳で今日は南の方角へ。

 まずは御所駅前の「ohisama cafe & shop」へ、京奈和自転車道賞と云いながら先日の「河合町役場」と云い京奈和自転車道から離れたチェックポイントは如何なものでしょうかねぇ。カフェですので折角ですからモーニングを… ただ御所市HP掲載の500円より値上がりして600円也、中身もコスパ悪し、今時こんなものなんでしょうかね…

 国道24号を走り小殿交差点から旧街道へ。写真左で正面に見えている築堤上が現在の国道24号線です。「風の森」バス停のある峠鞍部の信号を西に渡り登って行って開けた処がいわゆる「風の森」で金剛山の裾野にあたります。

 風の森に立ち寄った後、次のチェックポイント「モンベル五條店」へ、こちらは京奈和自転車道沿いで、昨年で終了したモバイルグランドフォンド奈良・吉野でもチェックポイントになっていた処です。

 モンベルから県道を吉野方面へ少し行った処から川べりの道へ、先日K君がウリ坊と出遭ったそうですが、こんな狭い処で親が出てきたら怖いですね。阿太橋を渡り再び県道に入り下市へ、お昼になりましたがもう少し足を延ばしてみようとAコープでお弁当と飲み物をを調達します。

 下市からは県道48号洞川下市線へ、今では洞川すなわち天川村へは広橋、笠木と越えて行く国道309号がメインルートですが、かつては天川街道と呼ばれたこちらがメインルートでした。(写真左) 以前から気になっていたのですが、 見たところ昭和25年3月の道路標識令による様式の様なのですが、昭和35年12月には現在の様式に改正されています。

 1256 下市町才谷に到着、追っかけるように平日のみ2往復の奈良交通のバスがやってきました、ここで折り返すので時間待ちをするのですが、降りる人も乗る人もいません。

 才谷から県道257号才谷吉野山線へ、遠回りですが一番楽に吉野山へ行けるルートなんです、交通量も少なく今日は吉野山まで1台の車にも出遭わず。

 1327 吉野山へ、県道257号は中千本勝手神社の角に出てきます、シーズオフの静かな吉野山、ちょっと静かすぎ。左折して金峯神社の方へ下ると楽に吉野川べりに下る事ができるのですが、右折して如意輪寺の方へ向かいます、先にお弁当を買ってしまったので「静亭」は通過、すいません。

 如意輪寺の駐車場まで来た処で県道37号桜井吉野線を離れ磯貝へ下る道へ、県道39号五條吉野線沿いの吉野高校の前に出る事ができます。

 磯貝集落まではこんな感じの道が続きます。

 その後桜橋で吉野川を渡り芋ヶ峠への道県道15号桜井明日香吉野線へ入り1418千股へ。

 週末に行われた「ラリー飛鳥」のお陰で散乱していた柴や路肩の堆積物は綺麗に取り除かれていて、いつもを知っている者にはメチャ綺麗。

 今日は気温が上がらず涼しかった事もあって、殆ど汗をかく事もなく1506 芋ヶ峠(488m)に到着。

 もちろん明日香村側もご覧の通り、ただ路面そのものは傷んだままですので。結局78.2キロ走って16時過ぎに帰投、今月の走行距離は631キロに。

 

18年ぶりの大坂峠から鳴門へ(後半)

鳴門市瀬戸町室深ケ谷にてにて

 無事に国道11号を走り抜け 0941 鳴門市北灘町櫛木井ノ尻の交差点を左折して鳴門スカイライン(県道183号亀浦港櫛木線)に入ります。


 判っていた事とは云えスカイラインに入ると待ち構えていたのは上り坂、まずは小鳴門新橋へ。鳴門海峡の四国側は大毛島と島田島と云う2つの島で、四国本土とは狭い水道で隔てられているものの、を橋で地続きになっているためにあまり島と云う感覚はありません、写真右は内陸側を見下ろした風景、小鳴門水道がウチノ海に繋がって行きます。長玉で「自撮り」をしてみたいロケーションですが、あそこへ往復するのに何10分かかるやら。


 さて小鳴門新橋で島田島に渡りスカラインを離れて北岸の田尻地区へ下ります。特に情報があった訳でもないのですが、地図から大鳴門橋を横から望む事ができるかもと、アップダウンの多いスカイランを走り抜けるだけでは面白くありませんからね。海岸線まで下りますと海岸沿いに室地区へ抜ける小径には通行止の看板が、バリケード等で閉鎖されている訳でもありませんし、ここが通れないと今下って来た道を戻ってスカイラインに戻るしかありません、幸い2輪の轍が残っていて通れそうです。


 次の岬(思崎)を回ると正面に大鳴門橋が、なかなかのビューポイントです、一応「自撮り」の出来る機材を持ってきているのですが、三脚はかさ張るのでゴリラポッドしか、高さが稼げない場所もありませんが、幸い海側に障害物がないのと通行止で車がやってくる心配がないので道路に立てて腹這いになって設定します、単車や自転車が入ってこない事を願って。高さ的に走っている自転車と大鳴門橋が同じ高さに来るのでSNSやブログのヘッダー向けの横長に相応しいショットを狙う事できます。TZ85ですのでセルフタイマーとタイムラプス機能を使って3テイク程、手応えあり。


 ​どうやら通行止の訳は… 波と大潮のせいでしょうかね、山側に踏みあとができている位ですから、長い事ほったらかしになっている様です、この幅員ですから地元の人しか使わないでしょうが。一部にガードレールの残骸?が残っています。

 無事に室地区へ抜ける事が、ただここからスカイラインまで100m近く登らなければいけません。些か押しも入って1117スカイラインへ。出た処に休憩所がありますので小休止し堀越橋へ下ります、大鳴門橋は主塔が少し見えるだけです、反対側のウチノ海側を見下ろすと瀬戸ができています、ここを渡ると大毛島です。

 堀越橋を渡ってから登り返しがありますが、そこを下ると大鳴門橋に取り付く高架橋の下へ、ここで鳴門スカイライン(県道183号亀浦港櫛木線)が終り徳島県道11号鳴門公園線に入りますすが、鳴門公園へは60m近く登らなくてはなりません。ところで県道183号って起点側が国道11号、終点側が県道11号と云う紛らわしい事になっているのです、まぁ国道25号と接続している奈良県道25号月瀬針線とか国道42号と接続している和歌山県道42号新宮停車場線とかありますけど。

 鳴門公園まで往復する余裕があるかどうか自信がなかったのと、あまり観光地は好みじゃないのでロクに下調べもしてこなかったのですが、取り敢えず大鳴門橋を両側から観る事が、2年後にはあそこを自転車で渡れるのですよね。千畳敷(写真左)、お茶園展望台(写真右)
 千畳敷で大鳴門橋の下を行き交う観潮船を暫し見ながらゆっくりしてからお正午には鳴門公園を後にします、トンネルとか車道一方通行があって些か判り難いのですが時計回りするのが正解なのかな。

 鳴門公園を一回りして県道11号を東海岸に出て南下します、思っていたより車が多いのが。この先でウチノ海に繋がる水道を渡らなくてはならないのですが、小鳴門橋を敬遠(自転車は通行可能ですが危ないとか)して小鳴門大橋まで10キロも遠回りしてしまったのですが、この間には鳴門市営の岡崎渡船と黒崎渡船と云う渡船があったのです、特に岡崎渡船を利用すると小鳴門橋を登らなくて済む上にショートカットする事ができます、ただ何処も渡船乗り場は判り難いので。しかし小鳴門新橋(アーチ橋)、小鳴門橋(4径間吊橋)、小鳴門大橋(斜張橋)とややこしい事です。

 小鳴門大橋まで無駄に遠回りして更に撫養川大橋と云うのを渡り1323岡崎海岸へ、ここから県道401号鳴門徳島自転車道線へ入る事ができ、直線距離で6キロ程ありますが南側から大鳴門橋を望む事ができます。遠回りにはなりますが全長40キロ弱の自転車道を利用する事で吉野川に架かる阿波しらさぎ大橋まで車に煩わされる事なく走る事ができます。

 徳島側から走ると林の中の切通しを抜けると正面に大鳴門橋を望む事ができるは感動ものかと。自転車道に階段があるのはご愛敬と云う事で… 太平洋岸自転車道の何処かに比べると可愛いものです。その後大手海岸沿いを南下、ただ防潮堤が高くて海側の眺望が聞かないのとコンクリート舗装の継ぎ目がうざい事。

 海岸沿いをなぞる自転車道は河口の度に橋の架かっている処まで遠回りする事に、旧吉野川では大津橋まで遡り再び対岸を走ります。ここで前輪に違和感が、どうやらスローパンクの様で、タイヤの件があるので気持ち圧が低かったのが災いしたかも、サイドには問題なさそうなので一安心。近くにトイレもある大きな公園(松茂工業団地松茂東部公園)があったので休憩を兼ねてチューブ交換を、ここは徳島空港の北側にあたる様です。

 その徳島空港は地下道で。

 次の今切川は加賀須野橋まで3キロ程遡る必要がありますが、徳島市営の長原渡船があります、こちらは事前に把握していたのですが乗り場が見当たりません、行き過ぎたかなと思った処に交番があってタイミング良くスクーターに跨った婦人警官がいたので尋ねると「渡船乗り場?知りません」って、おいおい。とにかく引き返してみると漁港の中に小屋が建っているいるので行ってみると、正解。運行は30分置きの様ですが、直ぐ渡して貰えました。加賀須野橋まで往復すると7キロはありますし途中に見所がある訳でもないので、この渡船は有難いです。

 再び自転車道は海水浴場のある小松海岸に沿って南下。

 1601 吉野川河口に、写真左は2022年3月に開通したばかりの徳島南部道の吉野川サンライズ大橋。(写真右)追い風の中吉野川左岸を阿波しらさぎ大橋まで2キロ近く、もちろん徳島市のシンボル眉山(びざん)を望む事が。ただ一般道に下りる処が見つけられず逆風の中を少し引き返す事に。

 1620 には阿波しらさぎ大橋を渡り徳島市市街地に、1855発の南海フェリー8便には余裕ですのでどこかで食事でもと思っていたものの沖州川沿いの道を抜けて行ったらあったのはコンビニだけ、まぁいいや。

 コンビニで買い物を済ませて1650には無事にバーストする事なく徳島港南海フェリー乗り場へ、本日の走行110.2キロ、2日連続の100キロ超となりましたが、小鳴門大橋まで往復しなければ100キロに届かなかったかも。さて早速輪行支度を始めますが、風が強く輪行袋が暴れ、これは店を拡げる場所を間違えたなと苦戦している処に、徳島在住のサイクリストM氏がお見送りに来てくれました、お目にかかるのは2018年2月の「御前崎オフ」以来。(写真右 : T.M氏)

 1830 には折り返しになる7便が到着、昨日乗ってきた便なので同じく新造船の「あい」です。

 なお上りの便では「好きっぷ」は自販機ではなく窓口のみの様で料金は変わりませんが南海電車の降車駅を尋ねられます、なお難波駅まで買って新今宮駅で乗り換えましたが。2115 和歌山港着(平日ダイヤ)、2125の難波行特急に無事乗り継ぐ事が、これに乗れないと大阪へすら帰れなくなります(土日便は異なります)。日付の変わる前に奈良桜井に無事帰投1泊2日のツーリングを終える事が。

前夜 / 13日 / 14日(前半) / 14日(後半)

18年ぶりの大坂峠から鳴門へ(前半)

 大坂峠(香川県東かがわ市)からの展望

 今日も5時半のスタートです、徳島市中心部の宿をスタートしてまずは大坂峠へ向かいます。

 概ね徳島県道1号徳島引田線或いは旧道と思しき道を行きます、交通量が多くて快適とは云い難いのですが、鮎喰川、吉野川、旧吉野川と橋を渡らなければならないので仕方がありません。 0629 には吉野川に架かる名西橋を。
 讃岐街道と呼ばれた県道1号は徳島香川を結ぶ最短ルートになる訳ですが険しい大坂峠がある為に国道11号は海岸寄りの鳴門市経由となっています。ただトンネルで県境を越えているJR高徳線と高速の高松自動車道は大坂峠のやや西寄りを経由しているのは良くあるパターン。県道1号って国道昇格で無くなってしまった府県もあるのですが、2022年3月に走った長野、愛知、静岡3県に跨がる県道1号飯田富山佐久間線の様な険道も結構あったりするのです。なお今日の予定コースですとこの先徳島市に戻ってくるまでにコンビニの類はありませんのでこの付近で携行食等を調達しておきます。

 一旦県道1号から離れ板野駅の東側で高徳線の線路を跨ぎます、四国色のキハ47系が健在。踏切を渡り右側が讃岐街道かな、この板野では讃岐街道と撫養街道が交差しています。前回の2007年10月の大坂峠越えではこちらへ単身赴任したばかりのO氏と板野駅で落ち合ったのですが、どのルートを走ったのか記憶が曖昧です。

 板野の街を外れ暫く高徳線沿いの旧道を行きますが、再び県道1号に合流。

 高徳線と交差するポイントがありましたので、写真を撮ろうと列車時刻を確認して待つ間に朝食のおにぎりを頬張ります。高徳線の引田板野間って特急うずしおが15往復以上走っているのに普通列車は5往復しか走っていないのです、土讃線の事を思えばマシだとは云えますが。

 現在の県道は右側の斜面に取り付く様に登って行き谷を詰めて左側へと巻いて行きます、この辺りから幅員が狭くなります。途中1ヶ所谷あいの集落を見下ろす事のできるポイントがあり、この時間では日影になっていますが高徳線を見下ろす事ができます、前回もここで写真を撮っていた様で。

 0805 板野町と鳴門市の境界となる大坂越(264m)へ、県道1号のピークはここで、盟友峠おやじナワールド氏も「県境のものを大坂峠いい、阿讃山脈を越えるものは大坂越というようだ」として2つにカウントしています。


 大坂越から緩やかに下っていくと切通しがあって 0814 T字路に出ます(写真左)、ここが県道の大坂峠(185m)で徳島県と香川県の県境となります。ここを右折するとすぐに大坂峠展望台の駐車場(写真右)があります。なお古道の大坂峠は県道の切通しより数100m南の鞍部にあった様です。


 階段ですので担ぐ必要がありますが、展望台からは西から北方向へのパノラマが拡がります。小豆島はかすんで些か見えにくいですが昨年5月に走った東かがわ市の海岸線を眼下に望む事ができます。


 タイミング良く貴重な高徳線の普通列車がやってきたり、東側にはこれから走る海岸沿いの国道11号を見下ろしたり、展望台には四阿もあってのんびりしたい処なのですが、回りを蜂が飛び回って威嚇するので早々に退散する事に、今度は空気も澄んでいるだろう冬に来てみたいですね。


 香川県側は標高差180m九十九折れのダウンヒル、半分くらい下って展望が開けてもまだまだ九十九折れの道筋が眼下に。

 下から見上げてみると… 正直云って香川県側からは登りたくないです。国道11号に出て少し鳴門寄りに走った処にある「大坂峠古道」の案内板。
 大坂峠で一旦香川県側に下った後は海岸沿いに国道11号を走る訳ですが県道183号亀浦港櫛木線(鳴門スカイライン)に入るまでの約13キロ、昨年5月に反対方向に走っているのものの大型車の通行も多くてあまり走りたい区間とは、断続的に歩道もあるにはあるのですが、その上昨年4月頃から海岸沿いの旧道「うずしおロマンチック海道」も通行は危険と云う事で閉鎖されてしまっています。そんなこんなで早く通り抜けたい一心で1枚も写真を撮らずに鳴門へ…

前夜 / 13日 / 14日(前半) / 14日(後半)

「西の海へ」2025

太平洋岸自転車道ゴール地点

 爆弾を抱えて0530のスタートです、まだまだ早朝は気温が低いので先日の信楽行き同様ベストを着込んで出たのですか…

 明日香村の田園風景を抜けて近鉄飛鳥駅前から高取町へ、県道120号五條高取線に入る定番コース、平日ですが1台のローディが颯爽と追い越して行きます、追い越しざまに声を掛けて貰うと嬉しいものです。

 0634吉野口駅へ、今日は気温が上がるのが早い様で早々にベストを脱いでしまいます、荷物を背負いたくないのでマウンテンスミスのヒップバッグとロード故に小ぶりなフロントバッグとサドルバッグ、収納力に限りがあるので余計な荷物になってしまった様です。

 重阪(へいさか)峠を越えて五條市へ、国道24号に入り暫く下って今井の交差点で旧道へ、二見の手前で再び国道へ入り真土峠の手前を左に入り上野公園を過ぎた処で紀の川を渡らずに右折して小径へ、JR和歌山線の脇を抜けて行きますと、踏切とダートがありますが隅田駅に抜ける事ができます。


 0738 JR和歌山線隅田(すだ)駅に、紀の川自転車道の終点になっていてWAKAYAMA800のチェックポイントにもなっています。以前の木造駅舎は綺麗にと云うかシンプルに建て替えられトイレは廃止されています。

 0822 橋本橋南詰を過ぎて歩行者自転車専用道の区間へ、向こうに見えている橋本高野大橋はアンダーパスできます。

 南海学文路駅の手前で専用道は一旦終わり国道370号へ、0840 九度山駅下を通過し道の駅「柿の郷くどやま」へ、2つ目のチェックポイントです。

 かつらぎ町に入った辺りから川べりに、前方に曲弦ワーレントラス橋の三谷橋が見えます(写真左)、紀の川自転車道(和歌山県道803号紀の川自転車道線)としてはその三谷橋を右岸へ渡りますが。左岸側も整備されていますので次の大門口大橋まで走り右岸へ渡ります。

 大門口大橋北詰から2キロ程右岸を走り、3つ目のチェックポイントのある道の駅「紀の川万葉の里」へ。この後JR西笠田駅付近が判り難いのですが、国道24号線を北側に跨いで旧の妹背橋で新妹背橋をくぐって紀の川右岸に戻ります、添付図(Ride with GPS)56キロ付近。

 麻生津橋を渡り再び左岸へ、見えるのは藤崎頭首工。

 竹房橋を過ぎて河川敷に下りる処から井阪橋をくぐり築堤上に上がる処までが新しく自転車道として供用された区間です。以前は井阪橋南詰が渡りにくい上にそのまま真っ直ぐ行ってしまうとたま駅長の貴志川へ行ってしまい間違える人が多かったのですが(たまトラップ)、今は井阪橋を潜って向きを変えてスロープを上がる様になっています。和歌山市方面へ向かうには井阪橋を再び右岸に渡る必要があります。

 井阪橋から新しく供用された区間とスロープを見下ろします、この先で貴志川が紀の川へ合流し紀の川左岸の堤は大きく左にカーブし貴志川右岸へと繋がります。この風景を見ると土地勘がないと左方向が紀の川河口方面と勘違いしてしまうのも判る気がします。

 井阪橋を右岸に渡りますと、河川敷にはまだ供用されていませんが、専用道に真新しいとブルーラインが。この先で 4つ目のチェックポイントになる「いわで御殿」で15分ばかり休憩を、幸いにもタイヤの方はこのまま走れそうな按配。乗船予定のフェリーは和歌山港1620発ですから加太駅1539発に乗れば良い訳ですから、もっとのんびり走ってくれば良かったと、さりとて1便前は和歌山港1340発ですからさすがに間に合わないでしょう。

 高速の阪和道を過ぎる辺りから紀ノ川の川幅は拡がります、河川敷の専用道は単調で向かい風が鬱陶しいねが。向こうに見えるトラス橋はJR阪和線の紀ノ川橋梁。

 1116 5つ目のチェックポイント「市民スポーツ広場」へ、この先通行止なんちゃらと看板が立っていたのですが、看板の向きが違うので気にも止めなかったのですが…

 なんと河川敷上の自転車道は河西橋の架け替え工事の為に現在自転車道は終日通行止め、少し戻り砂利道を堤防上の県道148号和歌山港北島線へ押し上げて次の紀の川大橋まで。なお資料によりますと通行止は令和7年6月中旬までとなっています。紀の川大橋北詰交差点を渡ってから再び自転道に下りる事ができる様ですが、今回は加太方面へ向かうために紀の川大橋北詰で右折します 1125。加太まで後10キロ少々の距離です、なお加太のコンビニの類がありませんので、途中で補給しておく事に。

 1211「太平洋岸自転車道ゴール地点」に到着、一応「西の海」到達と云う事で本日のミッション完了、加太のチェックポイントは以前は「加太海水浴場管理事務所」だったのですが、現在は少し南へ淡島神社よりにあります。太平洋岸自転車道1,400キロ、立派なゴールですが自転車道として快適に走れる区間は1/3もあるのでしょうかネェ…
 ところで結果早く着いてしまい、急ぎ輪行支度を整え加太駅1259に乗車すれば1340の便に乗れなくもないのですが、徳島に早く着きすぎても仕方がないので西の海を見ながらのんびりする事に、深日港まで走る事もできそうですが、既に100キロ超で乗換も増えますしね。

 加太駅で「徳島好きっぷ」を購入、和歌山港までの370円分が実質無料になります、ただ和歌山市駅で途中下車もできませんので、駅前のカフェで軽く食事をしてのんびりして1459発に乗車。加太線の車両は「めでたいでんしゃ」としてこんな意匠が凝らされています、車内ではつり革までが… 異なる意匠で4編成ある様でネタ車は7100系。

 和歌山市駅で和歌山港線へ、こちらも「めでたいでんしゃ」の兄貴分「かしら」、なお和歌山港直通ではなく、加太線やJRから和歌山港に乗り継ぐ物好きは少ないしょうが、和歌山市駅では階段を挟んで反対側になりますので乗り継ぎに多少余裕が必要です。また和歌山港での乗り継ぎも慣れないと時間を食ったりするかも、歩く歩道があるのでデモンタを転がす人は注意。

 和歌山港1620出港、昨年6月15日以来の船の旅、四国へは同じく昨年5月10日以来になります。最近明るい内の便に乗る機会が多いですが、昼間の船の旅は良いものです。

 1820徳島港着、輪行なら下船で待たされる事もありませんし、今の時期なら明るい内に輪行支度を解く事ができます。市街地へは新町川に沿って西へ、写真は徳島県庁と前のヨットハーバー、40年前に「徳島レース(阿波踊りレース)」に参加した時に停泊した事が、淡路島の「サントピアマリーナ」をパロって県庁前なので’ケンチョピア’と呼んでいました。
 本日の走行、桜井の自宅から加太駅まで105.8キロ、徳島港から秋田町の今夜の宿まで3.8キロ、計109.6キロ。そして大きな街へ一人で来た折は恒例のJAZZ屋探索は老舗「Swing」へ、ママとは谷九「サブ」の先代西山満さんと云う共通の知人がいたりして…

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「西の海へ」から徳島へ 前夜

 明日明後日のお休み、お天気に恵まれそうですので計画通り「西の海へ」と「四国の右上」へ1泊2日で向かいます。1日目は主に京奈和自転車道(紀の川自転車道)を走って西の海を見て南海加太駅まで約102キロ、途中WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリーのチェックポイントを6ヶ所拾います。
 相変わらず徳島へ渡る南海フェリーは自転車にまで燃油調整金を課すのでそのままでは往復1万円超となりますので乗船は輪行で、走行距離を考えると機材はerbaロードで、ただ南海電車と南海フェリーのセット割引「好きっぷ」で南海電車が実質タダになりますので加太駅で輪行支度を済ませて和歌山港に移動します。
 和歌山港1620の便に乗船し徳島泊し、翌14日に2007年10月5日以来18年ぶりの大坂峠を越えて一旦香川県側に入った後、海岸沿いを時計回りに鳴門スカイラインと鳴門徳島自転車道を経由して徳島港まで戻ってくる約104キロのプラン。
 徳島港1855の便で和歌山港、新今宮、鶴橋経由で帰途に、もちろん「好きっぷ」で節約、大阪からですと2,500円で徳島まで輪行できますのでお得感があります、ただフェリーの深夜便と接続する和歌山港駅発着のスジはなく、「好きっぷ」の有効期間も1日です。

 さて明朝早くの出発ですので準備をしていますと、なんとerba号の前輪がパンクしているではありませんか、早速チューブ交換を始め様とした処なんとサイドカットを発見、良く見るとリムにも少しダメージが、いつからなのか記憶は… 1月24日のグレーチングでの転倒しか思い付きませんが、以来4ヶ月半も気づかずに300キロ以上も走っていたとは思えないのですが、タイヤは一昨年7月1日に交換したIRCのJETTY PLUS 700X25C、今回のツーリングで3,000キロを超える計算になるのでそろそろ変え時ではあったのですが。

 さて善後策を、手持ちや代わりもありませんし、現地でAMAZONのコンビニ受け取りも間に合いそうにありませんが、700Cですから和歌山市か徳島市のショップなら手に入るでしょう、あと割高な航送料金+燃油調整金を払ってasuka号で行くかとも考えてもみたものの、結論としてゴム板と布テープで裏打ちして、加太まで走る途中で耐えられない様ならショップへ走ると云う事に、些か博打かな。

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